JP4797047B2 - レンズ鏡胴 - Google Patents

レンズ鏡胴 Download PDF

Info

Publication number
JP4797047B2
JP4797047B2 JP2008181140A JP2008181140A JP4797047B2 JP 4797047 B2 JP4797047 B2 JP 4797047B2 JP 2008181140 A JP2008181140 A JP 2008181140A JP 2008181140 A JP2008181140 A JP 2008181140A JP 4797047 B2 JP4797047 B2 JP 4797047B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens group
housing
movable lens
optical axis
position sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008181140A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010020143A (ja
Inventor
晴樹 大江
良基 藤原
清 當摩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Copal Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Copal Corp filed Critical Nidec Copal Corp
Priority to JP2008181140A priority Critical patent/JP4797047B2/ja
Publication of JP2010020143A publication Critical patent/JP2010020143A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4797047B2 publication Critical patent/JP4797047B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Description

本発明は、携帯電話機等に搭載される小型のデジタルカメラ(モバイルカメラ)に適用されるレンズ鏡胴に関し、特に、レンズ群を光軸方向に移動させる駆動機構及び位置センサ並びにフレキシブル配線板等を備えたレンズ鏡胴に関する。
従来のレンズ鏡胴(デジタルカメラ)としては、複数のレンズ枠が配列される第1筐体及び第2筐体と、第2筐体に取り付けられた撮像素子と、複数のレンズ枠を光軸方向に往復動自在にガイドするべく第1筐体及び第2筐体に嵌合された複数のガイドシャフトと、第1筐体又は第2筐体に配置された複数の駆動機構(モータ、リードスクリュー、保持プレート等)等を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このレンズ鏡胴においては、第1筐体及び第2筐体にそれぞれガイドシャフト及びレンズ枠を組込んだ後に第1筐体と第2筐体を連結しているため、複数のレンズ枠(レンズ)同士の光軸合わせ(軸芯合わせ)が困難であり、又、複数の駆動機構はお互いが離れて筐体の内部に配置(固定)されており、さらに、駆動機構を電気的に接続するフレキシブル配線板は第1筐体及び第2筐体の厚み方向における前面及び背面を覆うように配設されているため、その分だけ幅寸法及び厚み寸法が増加して大型化を招き、小型化、薄型化が要求される携帯電話機等に搭載するには不向きであった。
また、他のレンズ鏡胴(デジタルカメラ)としては、略直方体形状の筐体(カメラ本体)、筐体内に配置されたプリズムを含むズームレンズ光学系、ズームレンズ光学系の後方に配置された撮像素子、筐体の内部でかつズームレンズ光学系に隣接して配置された複数のモータ、筐体の厚み方向においてズームレンズ光学系の背後に配置された配線基板等を備えたものが知られている。
しかしながら、このレンズ鏡胴においては、フレキシブル配線板は採用していないものの、配線基板を筐体の内部でかつズームレンズ光学系の背後に配置しているため、厚み方向の寸法が増加し大型化を招く構成であり、この構成を流用して携帯電話機等に搭載し得る小型で薄型のレンズ鏡胴を得ることは困難であった。
特開2007−271649号公報 特開2007−316528号公報
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、構造の簡素化、組付け作業性の向上、組付け精度の向上等を図りつつ、電気的接続を行うフレキシブル配線板の配置を工夫して、携帯電話機等に搭載されるのに適した小型化で薄型化のレンズ鏡胴を提供することにある。
本発明のレンズ鏡胴は、光を通す撮影窓が形成された正面壁,正面壁と対向する背面壁,正面壁及び背面壁を連結する側壁を画定する筐体と、筐体内に配置されると共に撮影窓から進入する光を屈曲させる屈曲要素及び屈曲要素よりも光路の後方に配置され光軸方向に移動自在に支持された可動レンズ群を含むレンズ光学系と、可動レンズ群を光軸方向に駆動するモータを含む駆動機構と、可動レンズ群の位置を検出する位置センサと、モータ及び位置センサに電気的に接続されるフレキシブル配線板と、を備えたレンズ鏡胴であって、上記モータ及び位置センサは、レンズ光学系を挟んで筐体の両側に配置され、上記駆動機構は、モータを保持すると共に側壁の一部を画定するように筐体の開口部を覆う保持プレートを含み、上記フレキシブル配線板は、筐体の外側において、保持プレート、屈曲要素を覆う領域に位置する側壁、保持プレートと対向する領域に位置する側壁に沿うように配設されている、ことを特徴としている。
この構成によれば、フレキシブル配線板が、筐体の外側において正面壁及び背面壁を除く側壁に沿うように配設されてモータ及び位置センサに対して電気的に接続されるため、正面壁及び背面壁が配列する厚み方向の寸法を低くして薄型化を達成することができ、又、一つのフレキシブル配線板がモータと位置センサに接続されるため、部品点数を削減して、構造を簡素化、低コスト化等を達成することができる。その結果、小型で薄型化が要求される携帯電話機等に搭載されるデジタルカメラ(モバイルカメラ)に好適なレンズ鏡胴が得られる。
また、モータ及び位置センサが、レンズ光学系を挟んで筐体の両側に配置され、駆動機構が、モータを保持すると共に側壁の一部を画定するように筐体の開口部を覆う保持プレートを含み、フレキシブル配線板は、保持プレート、屈曲要素を覆う領域に位置する側壁、保持プレートと対向する領域に位置する側壁に沿うように配設されているため、モータと位置センサがレンズ光学系を挟んで両側に配置されることで、モータと位置センサが近くに配置された場合にフレキシブル配線板を接続する関係上生じ得る無駄な空間を解消でき、モータと位置センサをそれぞれ必要最小限の空間に収めることができ、又、フレキシブル配線板の取り回し及び結線も容易に行うことができ、全体として小型化を達成することができる。また、駆動機構の一部をなす保持プレートが、筐体の側壁を画定する(筐体の開口部を塞ぐ)ように、駆動機構が筐体に組み付けられるため、その組み付けが容易であり、又、一旦組み付けた後でも内部の点検又は修理等の際に容易に取り外すことができる。
上記構成において、筐体は、正面壁の一部を画定すると共に着脱自在に取り付けられた平板状のカバーを含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、正面壁上にはフレキシブル配線板が配設されていないため、カバーの取り外し又は取り付けを容易に行うことができ、又、正面壁にカバーで覆れる開口部を設けたことにより、レンズ光学系の可動レンズ群等を筐体内に挿入して容易に配置することができる。
上記構成において、可動レンズ群は、光軸方向において配列された複数の可動レンズ群を含み、駆動機構は、複数の可動レンズ群をそれぞれ駆動するべく隣接して配列された複数の駆動機構を含み、位置センサは、複数の可動レンズ群に対応して配列された複数の位置センサを含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、複数の駆動機構及び位置センサを備える構成においても、これらがレンズ光学系を挟んで両側にそれぞれ配置されるため、ズーミング機能等を搭載しつつも、小型化、薄型化等を達成することができる。
上記構成をなすレンズ鏡胴によれば、構造の簡素化、組付け作業性の向上、組付け精度の向上等を達成しつつ、電気的接続を行うフレキシブル配線板を筐体の正面壁及び背面壁から外れた領域(側壁)に配設したことによって、携帯電話機等に搭載されるのに適した小型化で薄型化のレンズ鏡胴を得ることができる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図17は、本発明に係るレンズ鏡胴の一実施形態を示すものであり、図1はレンズ鏡胴Mが携帯電話機Pに搭載された状態を示す斜視図、図2及び図3はレンズ鏡胴Mの斜視図、図4はカバーを外した状態でのレンズ鏡胴の斜視図、図5はカバー及び駆動機構を外した状態でのレンズ鏡胴の斜視図、図6はレンズ鏡胴の分解斜視図、図7及び図8はレンズ鏡胴の筐体を示す斜視図、図9及び図10は筐体の内部を示す断面図及び平面図、図11はレンズ鏡胴の外側面及び内部を示す断面図、図12はレンズ鏡胴の光軸を含む面での断面図、図13は押えカバーの斜視図、図14は駆動機構を示す斜視図、図15及び図16はフレキシブル配線板の配設状態を示す平面図及び側面図、図17は可動レンズ群の動作を説明する断面図である。
尚、ここでは、レンズ鏡胴Mは、図1に示すように、携帯電話機Pのモニタを有する蓋体P1に内蔵されており、被写体光の光軸Lが蓋体P1の外面に垂直に進入した後に直角に屈曲して、レンズ鏡胴Mの後方側に連結されたCCD等の撮像素子に入り込むように形成されている。
このレンズ鏡胴Mは、図2ないし図5に示すように、外輪郭を画定する筐体10、ガイドシャフト21,22及び回転止めガイドシャフト23、複数の可動レンズ群としての前側可動レンズ群30及び後側可動レンズ群40、前側レンズ群30と後側レンズ群40を光軸方向Lにおいて互いに引き寄せるコイルスプリング50、固定レンズ群としての前側固定レンズ群60及び後側固定レンズ群70、屈曲要素としてのプリズム80、駆動機構90、前側可動レンズ群30の光軸方向Lにおける位置を検出する第1位置センサ101、後側可動レンズ群40の光軸方向Lにおける位置を検出する第2位置センサ102、フレキシブル配線板110等を備えている。
ここでは、プリズム80、プリズム80よりも光路(光軸方向L)の後方において順次配列された、前側固定レンズ群60、前側可動レンズ群30、後側可動レンズ群40、後側固定レンズ群70により、レンズ光学系が構成されている。
筐体10は、図2ないし図8に示すように、樹脂材料を用いて略矩形の断面をなす空洞でかつ光軸方向Lに伸長するように形成され、光軸方向Lの前方に位置する前壁11、光軸方向Lの後方に位置する後壁12、光軸方向Lに垂直な方向に面する側壁13及び底壁14、開口部15,16、前壁11から略三角形状に延出する延出側壁17、開口部15を覆うべく着脱自在に形成されたカバー18、プリズム80を押えるべく着脱自在に形成された押えカバー19等を備えている。
そして、筐体10においては、図2及び図3に示すように、延出側壁17及び押えカバー19の縁部並びにカバー18等により正面壁S1が画定され、延出側壁17及び押えカバー19並びに前壁11の縁部により正面壁S1内において略矩形の撮影窓S1´が画定され、正面壁S1と対向する底壁14により背面壁S2が画定され、側壁13及び延出側壁17によりレンズ光学系を挟んで一方側に位置する側壁S3、押えカバー19により傾斜した側壁S4、延出側壁17及び後述する駆動機構90の保持プレート93によりレンズ光学系を挟んだ他方側に位置し側壁S3と対向する側壁S5が画定されている。
また、筐体10は、図7及び図8に示すように、光軸方向Lの前方から前側固定レンズ群60を挿入して固定し得る前側環状固定部11a、3つの嵌合孔11b、ネジ穴11c、位置決め突起11d、第1位置センサ101を取り付ける凹部11e、駆動機構90の一部を嵌め込む凹部11f、光軸方向Lの後方から後側固定レンズ群70を挿入して固定し得る後側環状固定部12a、3つの嵌合孔12b、ネジ穴12c、位置決め突起12d、第2位置センサ102を取り付ける凹部12e、駆動機構90の一部を嵌め込む凹部12f、凹部12fに連続する略U字状のフランジ部12g、CCD等の撮像素子を収容する略矩形の凹部12h、カバー18を掛止する掛止爪12i,13a、駆動機構90を位置決めする位置決め突起14a、ネジBを通す円孔14b、ネジ穴17a、押えカバー19を掛止する4つの掛止爪17b、プリズム80を位置決めする位置決め部17c等を備えている。
3つの嵌合孔11b及び3つの嵌合孔12bは、図7及び図8に示すように、光軸方向Lの後方から、ガイドシャフト21,22及び回転止めガイドシャフト23をそれぞれ挿入してそれぞれの両端部を嵌合させる(前端部を嵌合孔11bに嵌合させ、後端部を嵌合孔12bに嵌合させる)ように形成されている。
このように、筐体10が3つのガイドシャフト21,22,23の両端部を嵌合させて固定するため、光軸Lと平行になるように3つのガイドシャフト21,22,23を高精度に組み付けることができ、それ故に、3つのガイドシャフト21,22,23にガイドされる複数の可動レンズ群(前側可動レンズ群30及び後側可動レンズ群40のレンズGの)光軸合わせを高精度に行うことができる。
開口部15は、図5及び図6に示すように、略矩形に開口するように形成され、3つのガイドシャフト21,22,23が挿着される前の状態で、前側可動レンズ群30及び後側可動レンズ群40を筐体10内に挿入し又は筐体10から取り出し得る大きさに形成されている。このように、開口部15を設けたことにより、前側可動レンズ群30及び後側可動レンズ群40を筐体10内に容易に挿入して組み付けることができ、全体としての組み付け作業性を向上させることができる。
開口部16は、図5及び図6に示すように、開口部15と略90度異なる方向において側壁13と対面する側壁を取り除いて開口部15と隣接するように略矩形に形成され、筐体10に外側から近付けられて取り付けられる後述する駆動機構90の保持プレート93で覆われるようになっている。このように、開口部15に加えて開口部16を設けることで、前側可動レンズ群30及び後側可動レンズ群40の組み付け及び取り外しを一層容易に行うことができる。
カバー18は、図4ないし図6に示すように、薄板状の金属板を用いて、平板状でかつ開口部15を閉塞し得るように略矩形の外輪郭をなすように形成され、ネジBを通す円孔18a、位置決め突起11d,12dを嵌合させる円孔18b、掛止爪13a,12iに掛止される掛止片18c等を備えている。
そして、カバー18は、図2に示すように、正面壁S1を画定すると共に、筐体10の内部に収容する部品(ガイドシャフト21,22,23、前側可動レンズ群30、後側可動レンズ群40、コイルスプリング50等)の組み付けが完了した後に、開口部15を覆うようにネジBを用いて筐体10に結合されるようになっている。
このように、筐体10に対して着脱自在なカバー18を設けたことにより、内部の確認及び必要に応じた分解作業を容易に行うことができる。また、カバー18を平板状に形成したことにより、カバー18に垂直な方向(光軸Lに垂直な厚み方向)の薄型化を達成することができる。
押えカバー19は、樹脂材料を用いて形成されており、図13に示すように、筐体10の傾斜した側壁S4を画定すると共に、筐体10の掛止爪17bに掛止される4つの掛止片19a、プリズム80に当接させられる4つの当接部19b等を備えている。
そして、押えカバー19は、図6及び図12に示すように、プリズム80を2つの延出側壁17の間に挟み込むように挿入した後に、プリズム80を位置決め部17cに向けて押えつつ固定するように、掛止片19aを掛止爪17bに掛止して筐体10に結合されるようになっている。ここで、掛止片19aは掛止爪17bに対してスナップフィットにより結合されるため、掛止片19aを外側に撓ませれば、押えカバー19を筐体10から容易に取り外すことができる。
ガイドシャフト21,22及び回転止めガイドシャフト23は、それぞれ円形断面をなし光軸方向Lに伸長するように形成され、それらの前端部が対応する嵌合孔11bにそれぞれ嵌合され、それらの後端部が対応する嵌合孔12bにそれぞれ嵌合されて、光軸方向Lに平行な状態で筐体10に固定されている。
そして、ガイドシャフト21は、後述する前側可動レンズ群30の連結部32を摺動自在に連結させて光軸方向Lにガイドするようになっている。
また、ガイドシャフト22は、後述する後側可動レンズ群40の連結部42を摺動自在に連結させて光軸方向Lにガイドするようになっている。
さらに、回転止めガイドシャフト23は、後述する前側可動レンズ群30の連結部33及び後側可動レンズ群40の連結部43を摺動自在に連結させて光軸L回りの回転を一緒に規制しつつ光軸方向Lにガイドするようになっている。
前側可動レンズ群30は、図5、図6、図9、図11(b)に示すように、一つのレンズGを保持するレンズ枠31、レンズ枠31から延出してガイドシャフト21に摺動自在に連結される嵌合孔を有する連結部32、レンズ枠31から延出して回転止めガイドシャフト23に摺動自在に連結される略U字状の連結部33、レンズ枠31から延出して第1位置センサ101により検出され得る検出片34、レンズ枠31から延出して駆動機構90の一部をなす第1ナット91cに係合させられる略U字状の係合片35、係合片35の近傍に設けられてコイルスプリング50の端部が掛止される掛止部36等を備えている。
後側可動レンズ群40は、図5、図6、図10、図11(b)に示すように、3つのレンズGを保持するレンズ枠41、レンズ枠41から延出してガイドシャフト22に摺動自在に連結される嵌合孔を有する連結部42、レンズ枠41から延出して回転止めガイドシャフト23に摺動自在に連結される略U字状の連結部43、レンズ枠41から延出して第2位置センサ102により検出され得る検出片44、レンズ枠41から延出して駆動機構90の一部をなす第2ナット92cに係合させられる略U字状の係合片45、レンズ枠41から延出してコイルスプリング50の端部が掛止される掛止部46等を備えている。
コイルスプリング50は、図10に示すように、その一端部が前側可動レンズ群30の掛止部36に掛止され、その他端部が後側可動レンズ群40の掛止部46に掛止されて、前側可動レンズ群30と後側可動レンズ群40とを光軸方向Lにおいて互いに近づけるように付勢力を及ぼすようになっている。
前側固定レンズ群60は、図6及び図9に示すように、レンズG単体からなり、筐体10の前側環状固定部11aに対して、光軸方向Lの前方から挿入して固定されるように形成されている。
後側固定レンズ群70は、図6及び図9に示すように、レンズG単体からなり、筐体10の後側環状固定部12aに対して、光軸方向Lの後方から挿入して固定されるように形成されている。
プリズム80は、図5、図6、図12に示すように、筐体10において被写体から発せられた被写体光(光軸L)を、90度屈曲させて、筐体10内に配置されたレンズ群(前側固定レンズ群60、前側可動レンズ群30、後側可動レンズ群40、後側固定レンズ群70)に導き、さらに筐体10の後端部に配置される撮像素子に導くように形成されている。そして、プリズム80は、2つの延出側壁17の間に挟み込むように挿入されて、位置決め部17cにより所定位置に位置決めされ、その外側から押えカバー19が延出側壁17に結合されることにより、筐体10の一部として固定されるようになっている。
すなわち、このレンズ鏡胴におけるレンズ光学系は、図12に示すように、光軸方向Lの前方から後方に向けて、プリズム80、前側固定レンズ群60、前側可動レンズ群30、後側可動レンズ群40、後側固定レンズ群70が順に配列された、4群6枚の構成となっており、前側可動レンズ群30及び後側可動レンズ群40が駆動機構90により適宜駆動されて光軸方向Lに相対的に移動して変倍動作(ズーミング)を行うと共に、前側レンズ群30が合焦動作及び補正動作を行うようになっている。
駆動機構90は、図5、図6、図9、図10、図14に示すように、前側可動レンズ群30を駆動する第1駆動機構91、後側可動レンズ群40を駆動する第2駆動機構92、第1駆動機構91及び第2駆動機構92を一体的に連結して保持する保持プレート93等を備えている。
第1駆動機構91は、図9に示すように、第1モータ91a、第1モータ91aに直結された第1リードスクリュー91b、第1リードスクリュー91bに螺合されると共に前側可動レンズ群30の係合片35に光軸方向Lの後側から係合する第1ナット91c、第1リードスクリュー91bの先端に嵌合された第1軸受部材91d、第1モータ91a及び第1軸受部材91dを保持する第1保持プレート91e等を備えている。ここで、第1モータ91aとしてはステッピングモータ等が採用される。
第1保持プレート91eは、コ字状に両端が屈曲して形成され、その主面においてネジBを捩じ込むネジ孔91e´を有し、一端側で第1モータ91aを保持し、他端側で第1軸受部材91dを保持するようになっている。
そして、第1駆動機構91は、第1モータ91aの起動により第1リードスクリュー91bが回転すると、第1ナット91cが光軸方向Lに移動し、第1ナット91cに追従する係合片35を介して、前側可動レンズ群30を光軸方向Lの所望の位置に移動させる。
第2駆動機構92は、図10に示すように、第2モータ92a、第2モータ92aに直結された第2リードスクリュー92b、第2リードスクリュー92bに螺合されると共に後側可動レンズ群40の係合片45に光軸方向Lの前側から係合する第2ナット92c、第2リードスクリュー92bの先端に嵌合された第2軸受部材92d、第2モータ92a及び第2軸受部材92dを保持する第2保持プレート92e等を備えている。ここで、第2モータ92aとしてはステッピングモータ等が採用される。
第2保持プレート92eは、第1保持プレート91eと同一形状をなすようにコ字状に両端が屈曲して形成され、その主面においてネジBを捩じ込むネジ孔92e´を有し、一端側で第2モータ92aを保持し、他端側で第2軸受部材92dを保持するようになっている。
そして、第2駆動機構92は、第2モータ92aの起動により第2リードスクリュー92bが回転すると、第2ナット92cが光軸方向Lに移動し、第2ナット92cに追従する係合片45を介して、後側可動レンズ群40を光軸方向Lの所望の位置に移動させる。
保持プレート93は、図14に示すように、筐体10の側壁S5を画定するように略矩形の平板状に形成されると共に2つの屈曲片を画定するように形成され、第1保持プレート91eのネジ孔91e´に捩じ込むネジBを通す円孔93a、第2保持プレート92eのネジ孔92e´に捩じ込むネジBを通す円孔93b、筐体10の延出側壁17に形成されたネジ穴17aに捩じ込むネジBを通す円孔93c、筐体10の底壁14に形成された位置決め突起14aが嵌合される円孔93d、円孔14bを通されたネジBが捩じ込まれるネジ孔93eを画定している。
そして、第1駆動機構91及び第2駆動機構92は、図14に示すように、第1モータ91aに直結されかつ第1ナット91cを螺合させた第1リードスクリュー91bと第2モータ92aに直結されかつ第2ナット92cを螺合させた第2リードスクリュー92bとを平行に配列させるように、第1保持プレート91eと第2保持プレート92eを隣接させ、ネジBにより、一つの保持プレート93に対して一体的に連結される。これにより、モジュール化された一つの駆動機構90が形成される。
また、駆動機構90は、図14に示すように、円孔93cを通したネジBをネジ孔17aに捩じ込みかつ円孔14bを通したネジBをネジ孔93eに捩じ込むことにより、その一部(第1保持プレート91e、第2保持プレート92e、及び保持プレート93)により筐体10の開口部16を塞ぐように、着脱自在に取り付けられるようになっている。
このように、駆動機構90を筐体10の外側から近づけて開口部16を覆うように組み付けることで、その組み付けを容易に行うことができ、又、一旦組み付けた後でも内部の点検又は修理等の際に容易に取り外すことができる。
尚、保持プレート93と第1モータ91a及び第2モータ92aの間に、エポキシ樹脂等の接着剤94を充填することにより、隙間を完全に密閉でき、筐体10内部へのゴミ等の侵入を防止することができる。
第1位置センサ101は、投光素子及び受光素子を備えた透過型の光センサであり、図4、図9、図11(a)に示すように、筐体10の側壁13にて開口する凹部11eに取り付けられている。そして、第1位置センサ101は、検出片34が投光素子から受光素子に向う検出光を遮ることで、前側可動レンズ群30の初期位置を検出するようになっている。
第2位置センサ102は、投光素子及び受光素子を備えた透過型の光センサであり、図4、図9、図11(a)に示すように、筐体10の側壁13にて開口する凹部12eに取り付けられている。そして、第2位置センサ102は、検出片44が投光素子から受光素子に向う検出光を遮ることで、後側可動レンズ群40の初期位置を検出するようになっている。
ここで、第1位置センサ101と第2位置センサ102は、図4及び図11に示すように、レンズ光学系を挟んで駆動機構90と反対側に配置され、かつ、光軸方向Lに配列されている。
このように、第1位置センサ101及び第2位置センサ102と駆動機構90とは、レンズ光学系(プリズム80、前側固定レンズ群60、前側可動レンズ群30、後側可動レンズ群40、後側固定レンズ群70)を挟んで両側にそれぞれ配置されるため、ズーミング機能等を搭載しつつも、小型化、薄型化等を達成することができ、又、第1位置センサ101と第2位置センサ102とが、光軸方向Lに配列されているため、フレキシブル配線板110を小型で小さい面積にすることができ、その結果、薄型化、小型化等を達成することができる。
フレキシブル配線板110は、図2、図3、図15、図16に示すように、駆動機構90の第1モータ91a及び第2モータ92aの接続端子に接続される配設部111、カバー19の外側に配設される配設部112、第1位置センサ101及び第2位置センサ102の接続端子に接続される配設部113、外部の制御回路等に連結される延出部114等を一体的に備えている。
そして、フレキシブル配線板110は、筐体10の外側において、保持プレート93及び延出側壁17により画定される側壁S5、押えカバー19により画定される側壁S4、側壁S5とレンズ光学系を挟んで対向する側壁S3に沿うように、配設されている。
このように、フレキシブル配線板110が、筐体10の外側において正面壁S1及び背面壁S2を除く側壁S3,S4,S5に沿うように配設されて、第1モータ91a及び第2モータ92aと第1位置センサ101及び第2位置センサ102に対して電気的に接続されるため、正面壁S1及び背面壁S2が配列する厚み方向の寸法を低くして薄型化を達成することができる。
また、一つのフレキシブル配線板110が、第1モータ91a及び第2モータ92aと第1位置センサ101及び第2位置センサ102に接続されるため、部品点数を削減して、構造を簡素化、低コスト化等を達成することができる。その結果、小型で薄型化が要求される携帯電話機等に搭載されるデジタルカメラ(モバイルカメラ)に好適なレンズ鏡胴を得ることができる。
また、駆動機構90(第1モータ91a,第2モータ92a)と第1位置センサ101及び第2位置センサ102とは、レンズ光学系を挟んで筐体10の両側(保持プレート93、側壁13)に配置されているため、第1モータ91a及び第2モータ92aと第1位置センサ101及び第2位置センサ102をそれぞれ必要最小限の空間に収めることができ、フレキシブル配線板110の取り回し及び結線も容易に行うことができ、全体として小型化を達成することができる。さらに、フレキシブル配線板110は、正面壁S1上に配設されていないため、組付け後においても、カバー18の取り外しを容易に行うことができる。
次に、このレンズ鏡胴Mの組み付けについて説明する。
組み付けに先立って、筐体10、カバー18、押えカバー19、3つのガイドシャフト21,22,23、前側可動レンズ群30、後側可動レンズ群40、コイルスプリング50、前側固定レンズ群60、後側固定レンズ群70、プリズム80、モジュール化された駆動機構90、第1位置センサ101及び第2位置センサ102、フレキシブル配線板110等を準備する。
先ず、第1位置センサ101が筐体10の凹部11eに嵌め込まれ、第2位置センサ102が筐体10の凹部12eに嵌め込まれる。
そして、前側可動レンズ群30及び後側可動レンズ群40が開口部15から筐体10内に挿入されて所定位置に保持され、ガイドシャフト21,22及び回転止めガイドシャフト23が、光軸方向Lの後方から筐体10に近づけられて対応する嵌合孔12bにそれぞれ挿入され、ガイドシャフト21が前側可動レンズ群30の連結部32に挿入され、ガイドシャフト22が後側可動レンズ群40の連結部42に挿入され、回転止めガイドシャフト23が後側可動レンズ群40の連結部43に挿入されかつ前側可動レンズ群30の連結部33に挿入され、さらに、筐体10の対応する嵌合孔11bにそれぞれ挿入される。
これにより、ガイドシャフト21,22及び回転止めガイドシャフト23は、それぞれの両端部が筐体10の嵌合孔11b,12bに嵌合されて固定された状態となり、光軸方向Lと平行に高精度に固定される。
また、前側可動レンズ群30は、回転止めガイドシャフト23により光軸L回りの回転が規制されつつガイドシャフト21により光軸方向Lに移動自在にガイドされる状態となり、後側可動レンズ群40は、回転止めガイドシャフト23により光軸L回りの回転が規制されつつガイドシャフト22により光軸方向Lに移動自在にガイドされる状態となる。
このように、光軸方向Lにガイドする専用のガイドシャフト21,22と光軸L回りの回転を規制する共通のガイドシャフト23を採用することで、構造の簡素化、部品点数の削減が達成され、前側可動レンズ群30及び後側可動レンズ群40は光軸方向Lに高精度にガイドされ得る。
続いて、コイルスプリング50が、前側可動レンズ群30の掛止部36と後側可動レンズ群40の掛止部46に掛止されて張設される。尚、コイルスプリング50の組み付けは、この順番に限定されず、後に組み付けられてもよい。
続いて、前側固定レンズ群60が、光軸方向Lの前方から筐体10に近づけられて、前側環状固定部11aに挿入され適宜接着剤等を用いて固定される。
続いて、後側固定レンズ群70が、光軸方向Lの後方から筐体10に近づけられて、後側環状固定部12aに挿入され適宜接着剤等を用いて固定される。
尚、後側固定レンズ群70が先に組み込まれ、続いて、前側固定レンズ群60が組み込まれてもよい。
続いて、第1ナット91cが係合片35に光軸方向Lの後側から当接し、第2ナット92cが係合片45に光軸方向Lの前側から当接するようにして、モジュール化された駆動機構90が、光軸方向Lに垂直な方向から筐体10に近づけられて、開口部16を塞ぐように筐体10に組み付けられる。
ここで、駆動機構90まで組み付けられたレンズ鏡胴が所定の検査装置にセットされて、前側固定レンズ群60、前側可動レンズ群30、後側可動レンズ群40、及び後側固定レンズ群70からなる光学系の特性検査が行われる。
ここで、特性検査で合格すると、プリズム80が筐体10に嵌め込まれ、その外側から押えカバー19が組み付けられる。尚、特性検査で不合格になると、適宜手直し工程に移行される。続いて、カバー18が開口部15を塞ぐように筐体10に組み付けられる。
尚、カバー18は、プリズム80及び押えカバー19の組み付け前に組み付けられてもよい。
最後に、フレキシブル配線板110が、筐体10の外側において側面S5,S4,S3に沿うように配設されて、第1モータ91a及び第2モータ92aの接続端子、第1位置センサ101及び第2位置センサ102の接続端子にそれぞれ接続される。
これにより、レンズ鏡胴が完成する。
その後、必要に応じて、筐体10の後方に位置する凹部12hに撮像素子が嵌め込まれる。
次に、レンズ鏡胴の動作について、図17を参照しつつ簡単に説明する。
先ず、被写体光は、プリズム80に垂直な方向から進入し、プリズム80により90度光路が屈曲させられ、直線上に並ぶ前側固定レンズ群60→前側可動レンズ群30→後側可動レンズ群40→後側固定レンズ群70を順次通過し、さらに後方に配置される撮像素子に入射するようになっている。
そして、休止状態においては、前側レンズ群30は光軸方向Lの最も前方に停止し、後側可動レンズ群40は光軸方向Lの最も後方に停止した状態にある。
そして、第1駆動機構91により、前側可動レンズ群30が光軸方向Lに駆動され、第2駆動機構92により、後側可動レンズ群40が光軸方向Lに駆動され、図17(a)に示す広角端撮影位置から、図17(b)に示す中間撮影位置を経て、図17(c)に示す望遠端撮影位置に至るようになっている。
上記構成をなすレンズ鏡胴Mによれば、構造の簡素化、組付け作業性の向上、組付け精度の向上等が達成されつつ、電気的接続を行うフレキシブル配線板110を筐体10の正面壁S1及び背面壁S2から外れた領域(側壁S5,S4,S3)に配設したことによって、携帯電話機P等に搭載されるのに適した小型で薄型のレンズ鏡胴が得られる。
上記実施形態においては、複数の可動レンズ群として二つの可動レンズ群30,40と、駆動機構として二つの駆動機構91,92(第1モータ91a,第2モータ92a)、位置センサとして二つの位置センサ101,102を備えた場合を示したが、これに限定されるものではなく、3つ以上の可動レンズ群及び駆動機構並びに位置センサを含む構成において、本発明を適用してもよい。
上記実施形態においては、前側固定レンズ群60及び後側固定レンズ群70を含むレンズ光学系において、本発明を適用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、固定レンズ群が無い可動レンズ群だけのレンズ光学系において本発明を適用してもよい。
上記実施形態においては、駆動機構90が第1駆動機構91及び第2駆動機構92を含みかつ一体的にモジュール化された場合を示したが、これに限定されるものではなく、第1駆動機構91及び第2駆動機構92が別々に筐体10に組み付けられる構成において、本発明を採用してもよい。
以上述べたように、本発明のレンズ鏡胴は、構造の簡素化、組付け作業性の向上、組付け精度の向上、小型化、薄型化等を達成することができるため、小型で薄型が要求される携帯電話機等に搭載されるデジタルカメラ等に適用できるのは勿論のこと、携帯電話機に限らず、その他の携帯情報端末機又はデジタルカメラ、あるいは、設置型のデジタルカメラ等のレンズ鏡胴としても有用である。
本発明に係るレンズ鏡胴を携帯電話機に搭載した状態を示す斜視図である。 本発明に係るレンズ鏡胴の一実施形態を示す斜視図である。 本発明に係るレンズ鏡胴の一実施形態を示す斜視図である。 レンズ鏡胴において、カバーを筐体から外した状態を示す斜視図である。 レンズ鏡胴において、カバー及び駆動機構を筐体から外した状態を示す斜視図である。 レンズ鏡胴の分解斜視図である。 レンズ鏡胴の一部をなす筐体を示す斜視図である。 レンズ鏡胴の一部をなす筐体を示す斜視図である。 レンズ鏡胴の内部を示す断面図である。 レンズ鏡胴の内部を示す平面図である。 (a)はレンズ鏡胴の外側面図、(b)はレンズ鏡胴の内部を示す断面図である。 レンズ鏡胴の光軸Lを含む面での断面図である。 レンズ鏡胴の筐体の一部をなす押えカバーを示す斜視図である。 レンズ鏡胴において、駆動機構を筐体から外した状態を示す斜視図である。 レンズ鏡胴の一部をなすフレキシブル配線板の配設状態を示すものであり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 レンズ鏡胴の一部をなすフレキシブル配線板の配設状態を示すものであり、(a)は側面図、(b)は側面図である。 レンズ鏡胴に含まれる可動レンズ群の動作を説明するものであり、(a)は広角端撮影位置にある状態を示す断面図、(b)は中間撮影位置にある状態を示す断面図、(c)は望遠端撮影位置にある状態を示す断面図である。
符号の説明
M レンズ鏡胴
P 携帯電話機
P1 蓋体
L 光軸方向
10 筐体
S1 正面壁
S1´ 撮影窓
S2 背面壁
S3,S4,S5 側壁
11 前壁
11a 前側環状固定部
11b 嵌合孔
11c ネジ穴
11d 位置決め突起
11e,11f 凹部
12 後壁
12a 後側環状固定部
12b 嵌合孔
12c ネジ穴
12d 位置決め突起
12e,12f 凹部
12g フランジ部
12h 凹部
12i,13a 掛止爪
13 側壁
14 底壁
14a 位置決め突起
14b 円孔
15,16 開口部
17 延出側壁
17a ネジ穴
17b 掛止爪
17c 位置決め部
18 カバー
18a,18b 円孔
18c 掛止片
19 押えカバー
19a 掛止片
19b 当接部
21,22 ガイドシャフト
23 回転止めガイドシャフト
30 前側可動レンズ群
31 レンズ枠
G レンズ
32,33 連結部
34 検出片
35 係合片
36 掛止部
40 後側可動レンズ群
41 レンズ枠
G レンズ
42,43 連結部
44 検出片
45 係合片
46 掛止部
50 コイルスプリング
60 前側固定レンズ群
G レンズ
70 後側固定レンズ群
G レンズ
80 プリズム(屈曲要素)
90 駆動機構
91 第1駆動機構
91a 第1モータ
91b 第1リードスクリュー
91c 第1ナット
91d 第1軸受部材
91e 第1保持プレート
91e´ ネジ孔
92 第2駆動機構
92a 第2モータ
92b 第2リードスクリュー
92c 第2ナット
92d 第2軸受部材
92e 第2保持プレート
92e´ ネジ孔
93 保持プレート
93a,93b,93c,93d 円孔
93e ネジ孔
94 接着剤
101 第1位置センサ
102 第2位置センサ
110 フレキシブル配線板
111,112,113 配設部
114 延出部

Claims (3)

  1. 光を通す撮影窓が形成された正面壁,前記正面壁と対向する背面壁,前記正面壁及び背面壁を連結する側壁を画定する筐体と、前記筐体内に配置されると共に,前記撮影窓から進入する光を屈曲させる屈曲要素及び前記屈曲要素よりも光路の後方に配置され光軸方向に移動自在に支持された可動レンズ群を含むレンズ光学系と、前記可動レンズ群を光軸方向に駆動するモータを含む駆動機構と、前記可動レンズ群の位置を検出する位置センサと、前記モータ及び位置センサに電気的に接続されるフレキシブル配線板と、を備えたレンズ鏡胴であって、
    前記モータ及び位置センサは、前記レンズ光学系を挟んで前記筐体の両側に配置され、
    前記駆動機構は、前記モータを保持すると共に前記側壁の一部を画定するように前記筐体の開口部を覆う保持プレートを含み、
    前記フレキシブル配線板は、前記筐体の外側において、前記保持プレート、前記屈曲要素を覆う領域に位置する前記側壁、前記保持プレートと対向する領域に位置する前記側壁に沿うように配設されている、
    ことを特徴とするレンズ鏡胴。
  2. 前記筐体は、前記正面壁の一部を画定すると共に着脱自在に取り付けられた平板状のカバーを含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡胴。
  3. 前記可動レンズ群は、光軸方向において配列された複数の可動レンズ群を含み、
    前記駆動機構は、前記複数の可動レンズ群をそれぞれ駆動するべく隣接して配列された複数の駆動機構を含み、
    前記位置センサは、前記複数の可動レンズ群に対応して配列された複数の位置センサを含む、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ鏡胴。
JP2008181140A 2008-07-11 2008-07-11 レンズ鏡胴 Active JP4797047B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008181140A JP4797047B2 (ja) 2008-07-11 2008-07-11 レンズ鏡胴

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008181140A JP4797047B2 (ja) 2008-07-11 2008-07-11 レンズ鏡胴

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010020143A JP2010020143A (ja) 2010-01-28
JP4797047B2 true JP4797047B2 (ja) 2011-10-19

Family

ID=41705098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008181140A Active JP4797047B2 (ja) 2008-07-11 2008-07-11 レンズ鏡胴

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4797047B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112616005B (zh) * 2020-12-30 2022-05-20 维沃移动通信有限公司 摄像头模组及电子设备

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004133053A (ja) * 2002-10-08 2004-04-30 Olympus Corp レンズ鏡筒
JP2007256443A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Konica Minolta Opto Inc レンズ鏡胴及び撮像装置
JP2009109904A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Sony Corp レンズ鏡筒及び撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010020143A (ja) 2010-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8554069B2 (en) Imaging unit
JP5040412B2 (ja) 撮像素子パッケージ、撮像素子モジュールおよびレンズ鏡筒並びに撮像装置
US8836856B2 (en) Imaging unit with prisms and image sensor
JP4923535B2 (ja) レンズユニットおよび撮像ユニット
JP2007108434A (ja) レンズ・シャッタ結合ユニット
KR20050067081A (ko) 카메라 모듈 및 이 카메라 모듈을 구비한 휴대 단말기
JP4980310B2 (ja) レンズ鏡胴
JP2008090273A (ja) 撮像装置およびその製造方法
US7826158B2 (en) Lens drive unit installation structure and lens drive unit
JP4797047B2 (ja) レンズ鏡胴
KR101076492B1 (ko) 카메라 모듈 및 휴대 단말기
JP4856129B2 (ja) レンズ鏡胴
US7660046B2 (en) Lens barrel and image pickup device
JP2010020175A (ja) レンズ鏡胴
US9063392B2 (en) Imaging unit
JP4906802B2 (ja) ズームレンズ鏡胴
JP5157877B2 (ja) 撮像素子の取付構造及び撮像装置
JP4923575B2 (ja) カメラ
JP4797048B2 (ja) レンズ鏡胴
JP4765443B2 (ja) 鏡胴間部材の固定方法およびレンズユニット並びに撮像装置
JP2001042194A (ja) レンズ装置および光学機器
JP4619737B2 (ja) プリズムの固定方法
JP2012185246A (ja) 撮像ユニット
JP2006215443A (ja) レンズ装置のレンズ枠固着方法とこれを用いた撮像装置及び光学装置
JP5026358B2 (ja) 撮像素子支持機構

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110412

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110705

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110801

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4797047

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140805

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250