JP2010018005A - タイヤの一体型パンク修理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シーリング剤を加温して流動性を高め、コンプレッサへの負担を軽減してコンプレッサの故障や破損を抑制する。
【解決手段】収納ケース2に、圧縮空気を発生させるコンプレッサ3と、コンプレッサ3の過圧を逃がすリリーフバルブ9と、シーリング剤を収容した容器本体4の口部4Aにキャップ体5を取り付けたシーリング剤容器6とを少なくとも収納する。キャップ体5は、コンプレッサ3からの圧縮空気を容器本体4へ送り込む空気取入れ口部7と、容器本体4からパンクシーリング剤と圧縮空気とを順次取り出すシーリング剤・圧縮空気取出し口部35とを有する。前記リリーフバルブ9に、該リリーフバルブ9からの圧縮空気をキャップ体5の近傍に排気することにより該キャップ体5を加温する排気パイプ11を連結した。
【選択図】図5

Description

本発明は、パンクしたタイヤを応急的に修理するためのパンク修理装置において、シーリング剤を充填する際のコンプレッサへの負荷を軽減しうるタイヤの一体型パンク修理装置に関する。
パンクしたタイヤを応急的に修理するためのパンク修理装置として、例えば図10に示すように、シーリング剤容器aに、タイヤbとコンプレッサcとをホースdを用いて接続し、前記コンプレッサcからの圧縮空気をシーリング剤容器aに送り込むことで、このシーリング剤容器aのシーリング剤をタイヤb内に圧送せしめ、その後、引き続いて流れる圧縮空気によってタイヤbを自動的にポンプアップするものが提案されている。しかしこの種のものは、パンク修理現場において装置の組立やホースの取り付け(配管)等が行われるなど作業工数が多く、取扱い性に劣るという問題がある。
そこで本発明者は、収納ケースに、コンプレッサ、切り替えスイッチ、シーリング剤容器などを配管した状態で収納した一体型パンク修理装置を提案した。この一体型パンク修理装置では、装置のコンパクト化のために、できるだけ小型のコンプレッサを用いることが望まれる。
又図9に、パンク修理における、コンプレッサの圧力計の読みと、圧縮空気の充填時間との関係を示す。この図9に示されるように、コンプレッサからの圧縮空気の圧力は、コンプレッサの始動時からリリーフバルブによって制限される最大圧力p5まで時間の経過ともに上昇する第1の圧力領域Yaと、前記最大圧力p5で一定となる第2の圧力領域Ybと、前記最大圧力p5から圧力p2まで低下する第3の圧力領域Ycと、前記圧力p2で略一定となる第4の圧力領域Ydと、前記圧力p2から圧力p4まで上昇する第5の圧力領域Yeとを含んで変化している。
ここで、第1の圧力領域Yaにおける圧力変動点q1は、シーリング剤容器a内でシーリング剤を密封する中蓋が、コンプレッサからの圧縮空気によって外れた時を示している。そして、この中蓋の外れによって、圧縮空気は、実質的にシーリング剤容器内に供給され、シーリング剤のタイヤ側への押し出し充填が開始する。又第2の圧力領域Ybでは、最大圧力p5にて、シーリング剤の押し出し充填が行われ、又第3の圧力領域Ycは、シーリング剤の充填終了と、その後の圧縮空気の充填開始との過渡領域である。なお前記最大圧力p5は、安全率を考慮して設定されるパンク修理装置の安全圧力であって、コンプレッサに付設のリリーフバルブによって、圧縮空気は、この安全圧力以下にコントロールされる。又第4、5の圧力領域Yd、Yeでは、タイヤ内に圧縮空気が充填され、タイヤが指定内圧までポンプアップされる。なお前記圧力p4は、コンプレッサ側で測定される見かけのタイヤ内圧であって、コンプレッサを停止q2させて装置内の圧力を均一化させた時の圧力p3である実際のタイヤ内圧p3よりも20〜50kPa程度高くなる。なお乗用車用のパンク修理装置の場合、通常、前記圧力変動点q1での圧力p1は50〜150kPa、前記圧力p2は、130〜180kPa、圧力p3はタイヤの指定内圧、圧力p4は前記指定内圧+20〜50kPa、最大圧力p5は330〜350kPaの範囲である。
他方、パンク修理装置は、例えば冬季などの低温時に使用される場合もある。係る場合、シーリング剤容器a内のパンクシーリング剤も低温度となるため、その粘度は上昇し流動性は低下する。従って、低温時にパンク修理を行う場合、パンクシーリング剤をタイヤに充填する際の充填時間、即ち前記第2の圧力領域Ybにおける運転時間が長くなるなど、前記最大圧力p5による過酷な連続運転が長く強いられることとなる。これによりコンプレッサへの負担が増して故障や破損を招くなど、コンプレッサの小型化への大きな妨げとなっている。
なお一体型パンク修理装置として、下記の特許文献1のものも知られている。
特開2001−212883号公報
そこで本発明は、リリーフバルブからの高温の圧縮空気を、シーリング剤容器側に排気させることを基本として、この排気圧縮空気によってシーリング剤を加温してその流動性を高めることができ、コンプレッサへの負担を軽減してコンプレッサの故障や破損を抑制しうるとともに、コンプレッサの小型化、ひいては装置の小型化に貢献しうるタイヤの一体型パンク修理装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、収納ケースに、
圧縮空気を発生させるコンプレッサ、
前記コンプレッサの過圧を逃がすリリーフバルブ、
及び、パンクしたタイヤをシールするシーリング剤を収容した容器本体の口部に、前記コンプレッサからの圧縮空気を前記容器本体へ送り込む空気取入れ口部と、この圧縮空気の送り込みにより前記容器本体からパンクシーリング剤と圧縮空気とを順次取り出すシーリング剤・圧縮空気取出し口部とを有するキャップ体を取り付けたシーリング剤容器を少なくとも収納するとともに、
前記リリーフバルブに、該リリーフバルブからの圧縮空気を前記キャップ体の近傍に排気することにより前記キャップ体を加温する排気パイプを連結したことを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記収納ケースは、縦型偏平な矩形箱状のケース本体を具え、かつ該ケース本体の内部に上下にのびる隔壁体を設けることにより、該ケース本体は、前記シーリング剤容器がそのキャップ体を下方に向けて収納される巾方向一方側の第1の収納スペースを有する第1の箱部分、及び前記コンプレッサとリリーフバルブとが収納される巾方向他方側の第2の収納スペースを有する第2の箱部分に区画されるとともに、
前記排気パイプは、前記第1の収納スペースに、前記リリーフバルブからの圧縮空気を排気することを特徴としている。
本発明は叙上の如く、リリーフバルブに、該リリーフバルブからの圧縮空気をキャップ体の近傍に排気する排気パイプを接続している。この排気圧縮空気の温度はおよそ100℃にも及ぶため、前記キャップ体の内部を通るシーリング剤を加温してその流動性を高めることができる。従って、コンプレッサへの負担を軽減でき、コンプレッサの故障や破損を抑制しうるとともに、コンプレッサの小型化、ひいては装置の小型化に貢献できる。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。図1は本発明のタイヤの一体型パンク修理装置を概念的に示す線図、図2は前記パンク修理装置の斜視図、図3は前ケース部を取り外した分解斜視図、図4は前ケース部を取り外した状態の正面図である。
図1に概念的に示すように、本実施形態の一体型パンク修理装置1は、収納ケース2に、圧縮空気を発生させるコンプレッサ3、前記コンプレッサ3の過圧を逃がすリリーフバルブ9、シーリング剤を収容した容器本体4の口部4Aにキャップ体5を取り付けたシーリング剤容器6、前記コンプレッサ3側からのび一端がキャップ体5の空気取入れ口部7に連結された接続ホース75、及びパンクしたタイヤTに接続可能な接続口部76を一端に有しかつ他端がキャップ体5のシーリング剤・圧縮空気取出し口部35に連結されたパンク修理専用ホース77を含む装置構成部材が収納されている。
そして本発明においては、前記装置構成部材として、前記リリーフバルブ9に一端が接続され、前記リリーフバルブ9からの圧縮空気を他端から排気する排気パイプ11が少なくとも含まれる。
前記収納ケース2は、図2〜4に示すように、上板2aと底板2bとの間を、両側の側板2c、2cと前板2dと後板2eとで継いだ縦型偏平な矩形箱状のケース本体10を具える。
又ケース本体10は、その内部に、上下にのびる隔壁体14を具え、これにより該ケース本体10は、前記シーリング剤容器6がそのキャップ体5を下方に向けて収納される巾方向一方側の第1の収納スペース15Aを有する第1の箱部分10A、及び前記コンプレッサ3とリリーフバルブ9とが収納される巾方向他方側の第2の収納スペース15Bを有する第2の箱部分10Bに区画される。なお前記ケース本体10は、前記前板2dを有する前ケース10Fと、後板2eを有する後ケース10Rとに分割できる。
又第1の箱部分10Aの底部には、前記シーリング剤容器6を出し入れしうる開口部10A1と、この開口部10A1を開閉しうる底蓋12とが設けられる。この底蓋12は、前記シーリング剤容器6の出し入れ方向、即ち上下方向とは直角な前記巾方向にスライドしうるように、例えばガイド溝(図示しない)などによって案内されるとともに、閉止状態においては、例えば爪状フックによって前記ケース本体10に着脱容易に固定される。
次に、前記コンプレッサ3は、図5に示すように、モータMにより回転駆動される回転軸51にクランク52を介して取り付けられるロッド53と、そのロッド端に配されるピストン54と、該ピストン54を往復動可能に収容するとともに前記ピストン54との間で空気を圧縮するシリンダ室55を形成するシリンダ56とを具える。前記モータMと回転軸51との間には、例えばギヤー、プーリなどを用いた周知の減速機構57が介在し、モータMの回転を1/3〜1/8程度に減速して回転軸51に伝達している。
又前記クランク52には、支持ピン58を介して前記ロッド53の一端が回転自在に枢支され、又ロッド53の他端には、ピストン54が配される。本例では、前記ロッド53とピストン54とはFRPからなる一体成形体として形成される。又本例では、ピストン54には、図5、6に示すように、該ピストン54をその軸芯方向に貫通してのびる吸気孔59Aと、この吸気孔59Aをピストン前面側からバネ性を有して閉じる弁体59Bとを用いた吸気弁59が形成される。このピストン54は、前記シリンダ56の内腔内に収納され、該ピストン54との間で空気を圧縮しうるシリンダ室55を形成する。このコンプレッサ3は、前記ピストン54がシリンダ室55の容積を増加させる向きに後退移動するとき、前記吸気弁59が開いて吸気孔59Aからシリンダ室55内に空気を流入させるとともに、前記ピストン54が前進移動するとき、前記吸気弁59を閉じて前記シリンダ室55内の空気を圧縮せしめ、圧力を高める。
又前記シリンダ56には、シリンダ室55に、小径な圧縮空気流入口62を介して連なるサージタンク室61Hを有するサージタンク61が隣設される。このサージタンク室61Hは、前記シリンダ室55からの圧縮空気を貯留し、前記ピストン54による圧力の脈動を抑える。なお前記圧縮空気流入口62に逆止弁を設けることができ、又前記吸気弁59をシリンダ56に形成することもできる。
又前記サージタンク61には、シーリング剤容器6側に接続されるニップル状の第1の接続部60Aと、圧力計18に接続されるニップル状の第2の接続部60Bと、サージタンク61内の圧縮空気が安全圧力p5を超えた過圧状態となったときに該圧縮空気を排気する前記リリーフバルブ9とが形成される。
前記リリーフバルブ9は、図7(A)に示すように、サージタンク室61Hに一端が通じかつ他端に排気口63を設けたバルブ流路64と、このバルブ流路64に介在し圧縮空気の圧力が安全圧力p5を超えた過圧状態となったとき該バルブ流路64を開放させて前記排気口63から排気させるリリーフ弁部65とを少なくとも有する。
具体的には、リリーフバルブ9は、前記サージタンク61から突出する管状のハウジング66を具え、その中心孔66aには、その下端側に、先細コーン状の弁座部66a1が形成される。又上端側に形成する内ネジ部66a2には、調整ネジ67が螺着されるとともに、前記中心孔66a内には、前記弁座部66a1と圧接して該弁座部66a1を閉じる弁軸68が配される。又前記調整ネジ67と弁軸68との間には、前記弁軸68を下方に付勢する押しバネ69が配される。又前記調整ネジ67には、前記中心孔66aに一端が通じかつ他端が前記調整ネジ67上端面の排気口63で開口する導通孔67Aが形成される。従って、前記バルブ流路64Aは、前記中心孔66aと導通孔67Aとから形成され、又リリーフ弁部65は、前記弁座部66a1と弁軸68とから形成される。なお調整ネジ67の上端には、排気パイプ接続用のニップル状の接続部70を形成している。
このリリーフバルブ9は、図7(B)の如く、サージタンク室61H内の圧力が安全圧力p5を越えたとき、弁軸68を持ち上げでき、圧縮空気を、バルブ流路64を通って排気口63から排気させる。これにより圧縮空気圧を安全圧力p5以下にコントロールでき、過圧による装置の破損、故障を防止しうる。なお安全圧力p5は、前記調整ネジ67の螺進退によって調節される。
次に、前記シーリング剤容器6は、容器本体4と、その口部4Aに取り付くキャップ体5とからなり、該キャップ体5を下方に向けた倒立状態にて前記第1の収容スペース15A内に収納される。
前記容器本体4は、好ましくは1MPa以上の耐圧を有するボトル状の耐圧容器であって、図8に示すように、その首部4Bの先端に、前記口部4Aを開口させている。又前記キャップ体5は、例えば円柱状等の胴部32を具え、この胴部32の上端には、前記首部4Bを螺着する取付け凹部33を形成している。又取付け凹部33の底面には、前記容器本体4の口部4A内に至る例えば円柱状のボス部34が突出するとともに、このボス部34の外周面には、保管時等において、容器本体4内のパンクシーリング剤が流出するのを防止する中蓋30(一点鎖線で示す)を弾性的に嵌着している。この中蓋30は、コンプレッサ3からの圧縮空気の圧力によって、ボス部34から自動的に外れる。
又前記胴部32の下端側には、前記コンプレッサ3からの圧縮空気を容器本体4内に送り込むニップル状の空気取入れ口部7と、この圧縮空気の送り込みにより前記容器本体4からパンクシーリング剤と圧縮空気とを順次送り出すニップル状のシーリング剤・圧縮空気取出し口部35とが突設されている。前記空気取入れ口部7、及びシーリング剤・圧縮空気取出し口部35は、それぞれ前記胴部32内を通る第1、第2の流路36、37を介して前記容器本体4内と導通している。
次に、本例では、前記コンプレッサ3と前記空気取入れ口部7とは、切替スイッチ8を介して接続される。この切替スイッチ8は、図1の如く、弁軸の進退動によって、コンプレッサ3の前記第1接続部60Aに接続される流入ポートP0を、第1の流出ポートP1又は第2の流出ポートP2に切り替えて導通できる。そして、第1の流出ポートP1に導通した場合には、コンプレッサ3からの圧縮空気は、接続ホース75を介して前記空気取入れ口部7に供給され、パンク修理専用ホース77からパンクシーリング剤と圧縮空気とをタイヤTに順次送り出し、パンク修理できる。又第2の流出ポートP2に導通した場合には、圧縮空気のみを圧縮空気充填専用ホース78から送り出すことができ、例えば、空気圧が下がった非パンクのタイヤを標準内圧に昇圧させたり、或いはゴムボートや浮き袋などを膨張させるために使用することができる。
なお前記切替スイッチ8も、前記コンプレッサ3、リリーフバルブ9、圧力計18、及び電源スイッチ19と同様に、前記第2の収納スペース15B内に収納されており、前記第1の収納スペース15A内に収納されるシーリング剤容器6とは、前記隔壁体14に設ける切欠き部79(図4に示す)を通る前記接続ホース75を介して連結される。
そして本発明では、前記リリーフバルブ9からの圧縮空気を、前記キャップ体5の近傍に排気し該キャップ体5を加温する排気パイプ11を、前記リリーフバルブ9に連結している。この排気パイプ11は、例えばナイロンなどの耐熱性合成樹脂、或いはスチールなどの金属材からなり、一端11aが前記接続部70(図7(A))に示す)に接続されるとともに、その他端11bは、図4に示す如く、前記第1の収納スペース15A内かつ前記キャップ体5の近傍で開口している。なお前記「近傍」とは、前記キャップ体5との距離が5mm以下の範囲を意味する。なお排気パイプ11はキャップ体5に向けて開口するのが好ましい。
前記リリーフバルブ9から排出される圧縮空気は、100℃にも及ぶ高温度であるため、前記キャップ体5を充分に加温でき、その内部流路37を通るシーリング剤を加温し、その流動性を向上させることができる。特に前記内部流路37は小径であるため、加温による流動性アップにより流過抵抗を効果的に減じることができ、コンプレッサ3への負担を軽減できコンプレッサの故障や破損を抑制しうる。従って、より小型、低出力のコンプレッサの採用が可能となるなどコンプレッサの小型化、及び装置の小型化に貢献できる。
又本例では、前記排気パイプ11は、第1の収納スペース15A内で開口するため、キャップ体5に加え、前記容器本体4並びにその内部のシーリング剤をも同時に加温でき、シーリング剤の流過抵抗をよりいっそう低減しうる。なお排気パイプ11の内孔は、その内径が2〜5mm程度、若しくはそれに相当する断面積を有することが好ましい。
又リリーフバルブ9からの排出圧縮空気を、第1の収納スペース15Aに導くため、第2の収納スペース15Bに配される装置構成部材が、排出圧縮空気の熱によって破損や変形を起こすのを防止できるという利点を奏することもできる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
本発明のタイヤの一体型パンク修理装置の一実施例を概念的に示す線図である。 パンク修理装置の斜視図である。 前ケース部を取り外した状態を示す分解斜視図である。 前ケース部を取り外した状態の正面図である。 コンプレッサを示す分解斜視図である。 コンプレッサの作動状態を示す断面図である。 (A)、(B)はリリーフバルブを示す断面図である。 シーリング剤容器の主要部を示す断面図である。 パンク修理における、コンプレッサの圧力計の読みと、圧縮空気の充填時間との関係を示すグラフである。 従来のパンク修理装置を説明する斜視図である。
符号の説明
2 収納ケース
3 コンプレッサ
4 容器本体
4A 口部
5 キャップ体
6 シーリング剤容器
7 空気取入れ口部
9 リリーフバルブ
10 ケース本体
11 排気パイプ
14 隔壁体
15A 第1の収納スペース
15B 第2の収納スペース
35 シーリング剤・圧縮空気取出し口部

Claims (2)

  1. 収納ケースに、
    圧縮空気を発生させるコンプレッサ、
    前記コンプレッサの過圧を逃がすリリーフバルブ、
    及び、パンクしたタイヤをシールするシーリング剤を収容した容器本体の口部に、前記コンプレッサからの圧縮空気を前記容器本体へ送り込む空気取入れ口部と、この圧縮空気の送り込みにより前記容器本体からパンクシーリング剤と圧縮空気とを順次取り出すシーリング剤・圧縮空気取出し口部とを有するキャップ体を取り付けたシーリング剤容器を少なくとも収納するとともに、
    前記リリーフバルブに、該リリーフバルブからの圧縮空気を前記キャップ体の近傍に排気することにより前記キャップ体を加温する排気パイプを連結したことを特徴とするタイヤの一体型パンク修理装置。
  2. 前記収納ケースは、縦型偏平な矩形箱状のケース本体を具え、かつ該ケース本体の内部に上下にのびる隔壁体を設けることにより、該ケース本体は、前記シーリング剤容器がそのキャップ体を下方に向けて収納される巾方向一方側の第1の収納スペース、及び前記コンプレッサとリリーフバルブとが収納される巾方向他方側の第2の収納スペースに区画されるとともに、
    前記排気パイプは、前記第1の収納スペースに、前記リリーフバルブからの圧縮空気を排気することを特徴とする請求項1記載のタイヤの一体型パンク修理装置。
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