JP2008137277A - シーリング・ポンプアップ装置の空気圧表示機構 - Google Patents

シーリング・ポンプアップ装置の空気圧表示機構 Download PDF

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Abstract

【課題】表示部を覗き込まなくても、圧縮空気流路の圧力を把握することができるシーリング・ポンプアップ装置の空気圧表示機構を提供する。
【解決手段】シーリング・ポンプアップ装置の装置本体に設けられ、車両用のタイヤに圧縮空気Mを供給する圧縮空気流路80に、第1のフロート64と第2のフロート74とを並べて配置し、圧縮空気流路80の圧力が第1の設定値になると第1のフロート64を表示部85から上方に突出させ、圧縮空気流路80の圧力が第2の設定値になると第2のフロート74を表示部85から上方に突出させ、第1のフロート64と第2のフロート74との突出状況を視認することで圧縮空気流路80の圧力を把握する。
【選択図】図6

Description

本発明は、パンクしたタイヤをシールするためのシーリング剤をタイヤ内へ注入すると共に、タイヤ内に圧縮空気を供給してタイヤの内圧を昇圧させるシーリング・ポンプアップ装置の空気圧表示機構に関する。
近年、空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という。)がパンクした際に、タイヤ及びホイールを交換することなく、タイヤをシーリング剤により補修して車両指定のタイヤ空気圧まで内圧をポンプアップするシーリング・ポンプアップ装置が普及している。この種のシーリング・ポンプアップ装置としては、例えば、特許文献1に記載されているものが知られている。
このシーリング・ポンプアップ装置は、圧縮空気を供給するエアコンプレッサ、パンクシーリング剤を収容した液剤容器、パンクシーリング剤や圧縮空気をタイヤに供給するために使用するジョイントホース、運転用スイッチ、運転時の圧力状況を表示する表示部、等を備えている。
タイヤのパンクを修理する場合には、ジョイントホースのアダプタをタイヤバルブにねじ止めし、エアコンプレッサを作動させて、圧縮空気でパンクシーリング剤を液剤容器から押出し、タイヤの内部に注入し、パンク部のシーリングを行う。その後、予備走行を行い、最後に圧縮空気をタイヤの内部に充填させて修理が終了する。
この、圧縮空気をタイヤに充填する場合に、車両指定の適正なタイヤ空気圧に充填することが大切であり、そのためには、充填している途中で圧縮空気の圧力を時折チェックしながら作業を進める必要がある。
しかしながら、従来、シーリング・ポンプアップ装置の圧縮空気の圧力表示はブルドン管式の圧力計が用いられており、圧力の値は圧力計の指針で表示部に表示されていた。このため、圧力を知るには、表示部を覗き込み、圧力計の指針の位置を目盛上で読み取らなければならず、夜間や雨天等の作業環境が悪い条件下での修理時には、圧縮空気の圧力を把握しづらいという問題があった。
特開2005−199618号
本願発明は、上記事実を考慮して、表示部を覗き込まなくても、圧縮空気流路の圧力を把握することができるシーリング・ポンプアップ装置の空気圧表示機構を提供することとした。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の本願発明は、シーリング・ポンプアップ装置の装置本体に設けられ、車両用のタイヤに圧縮空気を供給する圧縮空気流路と、前記装置本体の表示部に設けられ、前記圧縮空気流路の圧力が第1の設定値になると圧力で移動する第1の圧力表示手段と、前記装置本体の表示部に設けられ、前記圧縮空気流路の圧力が第2の設定値になると圧力で移動する第2の圧力表示手段と、を有することを特徴としている。
上記構成によれば、シーリング・ポンプアップ装置の装置本体に設けられた圧縮空気流路を通じて、タイヤに圧縮空気が供給される。圧縮空気流路の圧力が第1の設定値になると第1の圧力表示手段が圧力で移動し、第2の設定値になると第2の圧力表示手段が圧力で移動する。
このため、第1の圧力表示手段の移動を視認することで圧縮空気流路の圧力が第1の設定値に達しているか否かを、第2の圧力表示手段の移動を視認することで圧縮空気流路の圧力が第2の設定値に達しているか否かを知ることができる。
即ち、例えば、第1の設定値より第2の設定値を高く設定した場合には、圧縮空気流路の圧力が「第1の設定値に達していない」、「第1の設定値には達しているが第2の設定値には達していない」、「第2の設定値に達している」、の3段階に区分された圧力状態の中のいずれの状態であるかを知ることができる。
また、第1の圧力表示手段の移動、第2の圧力表示手段の移動はいずれも動きのある変化であり、表示部から離れていても確認できるため、表示部を覗き込まなくても、圧縮空気流路の圧力を把握することができる。
請求項2に記載の本願発明は、前記第1の圧力表示手段は、前記圧縮空気が流入可能な第1のフロート室と、前記第1のフロート室へ前記圧縮空気が流入すると上方に移動し前記表示部から突出する第1のフロートと、前記圧縮空気流路と前記第1のフロート室とを連通させる第1の連通路と、前記第1の連通路と前記第1のフロート室との間に設けられた第1のリリーフバルブと、前記第1の連通路の圧力が前記第1の設定値になると前記第1のリリーフバルブの開放を許容する第1のバルブ操作手段と、を有し、前記第2の圧力表示手段は、前記圧縮空気が流入可能な第2のフロート室と、前記第2のフロート室へ前記圧縮空気が流入すると上方に移動し前記表示部から突出する第2のフロートと、前記圧縮空気流路と前記第2のフロート室とを連通させる第2の連通路と、前記第2の連通路と前記第2のフロート室との間に設けられた第2のリリーフバルブと、前記第2の連通路の圧力が前記第2の設定値になると前記第2のリリーフバルブの開放を許容する第2のバルブ操作手段と、を有することを特徴としている。
上記構成によれば、第1の圧力表示手段は、圧縮空気流路の圧力が第1の設定値になり、続いて第1の連通路の圧力も第1の設定値になると、第1のバルブ操作手段が第1のリリーフバルブの開放を許容する。この結果、第1の連通路から圧縮空気流路の圧縮空気が第1のフロート室へ流入し、第1のフロートが上方に移動して表示部から突出する。同様に、第2の圧力表示手段は、圧縮空気流路の圧力が第2の設定値になり、続いて第2の連通路の圧力も第2の設定値になると、第2のバルブ操作手段が第2のリリーフバルブの開放を許容する。この結果、第2の連通路から圧縮空気流路の圧縮空気が第2のフロート室へ流入し、第2のフロートが上方に移動して表示部から突出する。
即ち、圧縮空気流路の圧力が、第1の設定値になると第1のフロートが上方へ移動して表示部から突出し、第2の設定値になると第2のフロートが上方へ移動して表示部から突出する。第1のフロートと第2のフロートの表示部からの突出状況は、表示部から離れた場所からでも視認することができるため、表示部を覗き込まなくても、圧縮空気流路の圧力を把握することができる。
請求項3に記載の本願発明は、前記第2の圧力表示手段は、前記第2のフロート室の圧力が前記第2の設定値を超えないよう、前記第2のフロート室の圧力を前記第2の設定値に維持する圧力維持手段を有していることを特徴としている。
上記構成によれば、第2のフロート室の圧力を、第2の設定値を超えないよう圧力維持手段で第2の設定値に維持することができる。
このため、第2の設定値を適切に選定すれば、第2のフロート室の圧力を適切な圧力値で維持できるため、操作ミス等で連続して圧縮空気が供給されても、第2のフロート室の圧力は上昇し過ぎることはない。
請求項4に記載の本願発明は、請求項3に記載の発明において、前記圧力維持手段が、前記第2のフロート室に形成した空気抜き穴であることを特徴としている。
上記構成によれば、第2のフロート室に形成した空気抜き穴で、フロート室の圧力を第2の設定値で維持することができる。
このため、圧力維持がフロート室に形成した空気抜き穴で実現できるため、安価に圧力維持手段を提供できる。
請求項5に記載の本願発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明において、前記第2の設定値を車両指定のタイヤの空気圧とし、前記第1の設定値を前記第2の設定値の65%としたことを特徴としている。
上記構成によれば、圧縮空気流路の圧力が車両指定のタイヤの空気圧の65%になれば第1の設定値に達し、圧縮空気流路の圧力が車両指定のタイヤの空気圧になれば、第2の設定値に達する。
このため、第1の圧力表示手段が上方に移動し表示部から突出すれば、圧縮空気流路の圧力が車両指定のタイヤの空気圧の65%に達しており、車両が走行可能な下限状態にあることを知ることができる。また、第2の圧力表示手段が上方に移動し表示部から突出すれば、圧縮空気流路の圧力が車両指定のタイヤの空気圧に達したことを知ることができる。更に、誤って連続して圧縮空気を供給しても、圧縮空気流路の圧力は第2の設定値である車両指定のタイヤの空気圧で維持されるため、圧力が高くなり過ぎることはない。
請求項6に記載の本願発明は、請求項2乃至5のいずれか1項に記載のシーリング・ポンプアップ装置において、前記第1のフロート及び前記第2のフロートに蛍光塗料を塗布したことを特徴とする。
上記構成によれば、第1のフロート及び第2のフロートのそれぞれに蛍光塗料が塗布されており、夜間でも、蛍光塗料の明かりを目印に、第1のフロート及び第2のフロートの移動状態を視認することができる。
即ち、夜間に、表示部から離れていても、第1のフロート及び第2のフロートの移動を知ることができるため、表示部を覗き込まなくても、圧縮空気流路の圧力を把握することができる。
請求項7に記載の本願発明は、請求項2乃至6のいずれか1項に記載のシーリング・ポンプアップ装置において、前記第1のフロートの色と前記第2のフロートの色とを異なる色としたことを特徴としている。
上記構成によれば、第1のフロート及び第2のフロートの色をそれぞれ異なる色彩としてある。
即ち、表示部にあるフロートの色が異なるため、表示部から離れていても、第1のフロートと第2のフロートとの区別ができ、かつ、各フロートの表示部からの突出も視認することができる。このため、表示部を覗き込まなくても、圧縮空気流路の圧力を把握することができる。
本発明によれば、表示部を覗き込まなくても、圧縮空気の圧力を把握することができる。
以下、本発明のシーリング・ポンプアップ装置の空気圧表示機構について説明する。
図1乃至図4に示すように、シーリング・ポンプアップ装置10は、自動車等の車両に装着されたタイヤ100がパンクした際、そのタイヤ100及びホイールを交換することなく、タイヤ100をパンクシーリング剤により補修して、車両指定のタイヤの空気圧までタイヤの内圧を再加圧(ポンプアップ)するものである。
このため、図1、2に示すように、シーリング・ポンプアップ装置10の各構成部品は、ケーシング11にコンパクトに収納され、容易に持ち運びができる構成となっている。
なお、シーリング・ポンプアップ装置10は、図3に示すように、タイヤ100にパンクシーリング剤32を注入するシーリング運転を行う機能と、図4に示すように、タイヤ100に圧縮空気Mのみを供給するポンプアップ運転を行う機能とを有しており、付属しているホースの中から必要なホースを選択し、選択したホースを所定の位置に接続した後に目的とする運転をさせる構成である。
ケーシング11の内部には、圧縮空気Mを生成するコンプレッサユニット12が収納されており、コンプレッサユニット12には圧縮空気Mをタイヤ100に供給する圧縮空気流路80の一端が接続されている。圧縮空気流路80の他端は圧縮空気Mを搬送する接続ホース50に接続され、接続ホース50は圧縮空気流路80に一端を接続した状態でケーシング11の前側壁面11Fの収納用の溝23に収納されている。なお、接続ホース50の他端にはバルブアダプタ22が設けられている。
更に、ケーシング11の内部には、パンクシーリング剤32を収容した液剤容器18、この液剤容器18が装着される注入ユニット20、注入ユニット20に一端を接続した固定ホース24が収納されている。固定ホース24は、他端をケーシング11の上面に配置した接続口21に接続されている。また、注入ユニット20にはタイヤ100にパンクシーリング剤32を注入するジョイントホース28の一端が接続されている。ジョイントホース28は、一端を注入ユニット20に接続した状態でケーシング11の後側壁面の収納用の溝(図示せず)に収納されている。なお、ジョイントホース28の他端にはタイヤ100のバルブ102と接続するためのバルブアダプタ23が設けられている。
また、液剤容器18は、口部を下に向けて直立した状態で注入ユニット20に装着されており、口部はアルミシールで密封されている。アルミシールの近傍には内栓が配置されており、内栓を押圧治具82で押し上げることでアルミシールを破る構成となっている。
ケーシング11の上面11Uには、運転操作のための操作部84や運転状況の表示部85等が配置されている。具体的には、操作部84にはコンプレッサユニット12の運転をON、OFFする電源スイッチ13が、表示部85には圧縮空気流路80の圧力を表示する第1の圧力表示手段として第1のフロート60が、同じく圧縮空気流路80の圧力を表示する第2の圧力表示手段として第2のフロート70が設けられている。
更に、ケーシング11の上面11Uには、シーリング・ポンプアップ装置10の操作手順を記載した操作マニュアル17、固定ホース24の一端と接続された接続口21、内栓を押してアルミシールを破り、パンクシーリング剤32を圧縮空気Mで押出せる状態にする押圧治具82等が配置されている。
ケーシング11の前側壁面11Fには、接続ホース50が溝23に収納されている。この接続ホース50は、他端に設けたバルブアダプタ22でシーリング運転時には固定ホース24の接続口21に接続され、圧縮空気Mを液剤容器18に供給する(図3参照)。一方、ポンプアップ運転時にはタイヤ100のタイヤバルブ102に接続され、タイヤ100に圧縮空気Mを供給する(図4参照)。
なお、エアコンプレッサは、修理すべきタイヤ100の種類毎に規定されたタイヤの指定圧よりも高圧(例えば、300kPa以上)の圧縮空気を発生可能とされている。
更に、ケーシング11の前側壁面11Fには、一端をコンプレッサユニット12の電源回路へ接続した電源ケーブル14が収納されている。この電源ケーブル14の他端部には車両に設置されたシガレットライターのソケット(図示せず)に差込み可能なプラグ15が設けられており、車両のバッテリからコンプレッサに電力を供給する構造である。
更に、ケーシング11の前側壁面11Fには、内部をのぞき見るための、のぞき窓19が設けられている。のぞき窓19の奥には液剤容器18が位置しており、のぞき窓19を通してパンクシーリング剤32の液面の高さが目視できる構造となっている。
以上説明した構成とすることにより、シーリング運転においては、図3に示すように、コンプレッサユニット12から供給された圧縮空気Mは、圧縮空気流路80、接続ホース50、固定ホース24を通って液剤容器18の上部に送られ、液剤容器18内のパンクシーリング剤32は、液剤容器18の上部から圧縮空気Mにより押し下げられることで、液剤容器18の下部から押し出され、ジョイントホース28を通ってタイヤ100に注入される。
一方、ポンプアップ運転においては、図4に示すように、コンプレッサユニット12から供給された圧縮空気Mは、圧縮空気流路80、接続ホース50を通ってタイヤ100に充填される。
次に、図3、4を用いて、シーリング・ポンプアップ装置10を用いてパンクを修理する手順の概要を説明する。
(1)作業者は、先ず、シーリング作業を行うため、ハウジング11の上部11Uから押圧治具82を取り外し、ハウジング11の下部から注入ユニット20の凹部(図示せず)内へ圧入する。凹部の奥には内栓が設けられており、押圧治具82でこの内栓を、内栓の上部にあるアルミシールに向けて押し上げることで、アルミシールが破られる。パンクシーリング剤32を密封していたアルミシールが破られたことで、液剤容器18の上部から圧力を加えることで、パンクシーリング剤32を下方へ押出すことができる。
(2)次に、接続ホース50を溝23から取り出し、バルブアダプタ22をケーシング11の上面11Uに設けた固定ホース24の接続口21に接続する。
(3)次に、ジョイントホース28をケーシング11の後側壁面から取り出し、バルブアダプタ23をタイヤ100のタイヤバルブ102に接続する。
(4)次に、電源ケーブル14をケーシング11の前側壁面から取り出し、プラグ15を車両に設置されたシガレットライター等のソケットに差込む。
(5)車両のエンジンをかける。
(6)電源スイッチ13をONにしてコンプレッサユニット12を作動させる。コンプレッサユニット12により生成された圧縮空気Mは、前述した経路を経て液剤容器18内に供給され、圧縮空気Mにより液剤容器18から押し出されたパンクシーリング剤32は、前述した経路を経てタイヤ100内へ注入される。
コンプレッサユニット12の作動により、後述する第1のフロート64が突出するとタイヤ100内へ所定量のパンクシーリング剤32が注入されたと判断して、電源スイッチ13をOFFにしてコンプレッサユニット12を停止させ、ジョイントホース28をタイヤバルブ102から取り外す。
次に、パンクシーリング剤32の注入後一定時間内に、一定距離(例えば、10km)の予備走行をする。このとき、タイヤ100の内圧は車両指定のタイヤの空気圧の65%となっている。これにより、タイヤ100の内部にパンクシーリング剤32が均一に拡散し、パンク穴に充填されてパンク穴が閉塞される。
(8)予備走行終了後に、図4に示すように、接続ホース50のバルブアダプタ22をタイヤ100のタイヤバルブ102に接続し、コンプレッサユニット12を再作動させて、後述する第2のフロート74が突出するまでタイヤ100に圧縮空気Mを供給する。これにより、タイヤ100のパンク修理が完了する。
次に、本発明のシーリング・ポンプアップ装置の空気圧表示機構の構造について説明する。
図5、6、7に示すように、表示部85には開口部87、89が形成されている。この開口部87、89から第1のフロート64と第2のフロート74とが上方に突出するよう配置されている。
第1の開口部87は、第1のフロート64を収納するための第1のフロート収納室63と連通している。第1のフロート収納室63の底壁には、第1の貫通口35が形成されている。この第1の貫通口35には筒状の第1のバルブ容器69が嵌め込まれている。
第1のバルブ容器69は、筒状に成形され、底部の中央部には、円錐台状の第1のリリーフバルブ66が挿入される第1の貫通孔96が設けられている。また、第1のバルブ容器69の内部には第1のバルブ操作手段であるバネ67の上端部を固定する固定部94が設けられている。
更に、第1のバネ67の下端は、第1のリリーフバルブ66に連結され、第1のリリーフバルブ66を第1の貫通孔96に向けて付勢している。第1のバルブ容器69の底部は、圧縮空気流路80と連通する第1の連通路65に接続されている。
なお、第1のバネ67の付勢力は、車両指定のタイヤの空気圧の65%としてあり、これ以上の空気圧が第1のリリーフバルブ66に作用すると第1のリリーフバルブ66が第1の貫通孔96から抜けるのを許容する。
また、第1のバルブ容器69には、ハット形状の第1のフロート64がかぶさっており、第1のフロート64が上下方向に移動可能に支持されている。
第1のフロート64は、上部64Dを閉じ、下部を開いたハット形状に成形されており、下端64Cには径方向の外側に広がる鍔部64Bが設けられている。 鍔部64Bの上部にはOリング68が装着されている。このOリング68は、第1のバルブ容器69に流入した圧縮空気Mが、第1のフロート64の内部へ入り、第1のフロート64が浮上したとき、天井部86に当たって、開口部87をシールする構成となっている。
このため、第1のフロート64は、圧縮空気Mが第1のバルブ容器69へ流入していないときには、図5に示すように、自重で下がり、第1のフロート64の上部64Dが表示部85と同一の平面に位置している。
なお、Oリング68で圧縮空気Mを逃がさない構成となっているため、コンプレッサユニット12の運転をOFFさせない限り、第1のフロート室62の圧力が車両指定のタイヤ100の空気圧の65%以上であれば、第1のフロート64は、表示部85から突出した状態が維持される。
即ち、第1の連通路65の圧力が車両指定のタイヤの空気圧の65%になると、圧縮空気Mの空気圧で、第1のバネ67の付勢力に抗して第1のリリーフバルブ66は第1のバルブ容器69の内部に押し上げられ、第1の貫通孔96を開放する。この結果、圧縮空気Mは、第1の連通路65、第1の貫通孔96を通り、上方に抜ける。これにより、第1のバルブ容器69から流出した空気圧で第1のフロート64が上昇し、また、第1のフロート64を通じて第1のフロート室62へ流入する。
一方、第2の開口部89は、第2のフロート74を収納するための第2のフロート収納室73と連通している。第2のフロート収納室73の底壁には、第2の貫通口37が形成されている。この第2の貫通口37には筒状の第2のバルブ容器79が嵌め込まれている。
第2のバルブ容器79は、筒状に成形され、底部の中央部には、円錐台状の第2のリリーフバルブ76が挿入される第2の貫通孔97が設けられている。また、第2のバルブ容器79の内部には第2のバルブ操作手段であるバネ77の上端部を固定する固定部95が設けられている。
更に、第2のバネ77の下端は、第2のリリーフバルブ76に連結され、第2のリリーフバルブ76を第2の貫通孔97に向けて付勢している。第2のバルブ容器79の底部は、圧縮空気流路80と連通する第2の連通路75に接続されている。
なお、第2のバネ67の付勢力は、車両指定のタイヤの空気圧としてあり、これ以上の空気圧が第2のリリーフバルブ76に作用すると第2のリリーフバルブ76が第2の貫通孔97から抜けるのを許容する。
また、第2のバルブ容器79には、ハット形状の第2のフロート74がかぶさっており、第2のフロート74が上下方向に移動可能に支持されている。
第2のフロート74は、上部74Dを閉じ、下部を開いたハット形状に成形されており、下端74Cには径方向の外側に広がる鍔部74Bが設けられている。
ここに、第2のフロート74は第1のフロート64同様に、圧縮空気Mが第2のバルブ容器79へ流入していないときには、図5、6に示すように、自重で下がり、第2のフロート74の上部74Dが表示部85と同一の平面に位置している。
一方、圧縮空気流路80に連通する第2の連通路75の圧力が車両指定のタイヤの空気圧になると、圧縮空気Mの空気圧で、第2のバネ77の付勢力に抗して第2のリリーフバルブ76が第2のバルブ容器79の内部に押し上げられ、第2の貫通孔97を解放する。この結果、圧縮空気Mは、第2の連通路75、第2の貫通孔97を通り上方に抜ける。これにより、第2のバルブ容器79から流出した空気圧で第2のフロート74が上昇し、また、第2のフロート74を通じて第2のフロート室72へ流入する。
なお、第2のフロート74の側面74Aには、圧力維持手段である空気抜き穴78が開けられている。これは、流入した圧縮空気Mを空気抜き穴78から逃がし、第2のフロート室72の圧力を第2の設定値より上昇させないようにするためのものである。
また、鍔部74Bの上部にはOリング68は装着されていない。このように、鍔部74Bと天井部88との間のシールを行わないことで、第2の開口部89を通して圧縮空気Mを逃がし、前述した空気抜き穴78の働きと相俟って、第2のフロート室72の圧力を車両指定のタイヤの空気圧より上昇させないようにしている。
次に本発明の作用について図5乃至7を用いて説明する。
第1の設定値は車両指定のタイヤの空気圧の65%で、第2の設定値は車両指定のタイヤの空気圧としてあるため、コンプレッサユニット12の運転スイッチをONにした後、圧縮空気流路80の圧力が未だ車両指定のタイヤ100の空気圧の65%に達していない間は、図5に示すように、第1のリリーフバルブ66、第2のリリーフバルブ76は、いずれも第1の貫通孔96、第2の貫通孔97を閉じており、第1のフロート64、第2のフロート74はいずれも自重で下がった位置にあり、未だ予備走行ができないことを知ることができる。
次に、圧縮空気流路80の圧力が上昇し、車両指定のタイヤ100の空気圧の65%に達すると、図6に示すように、第1のフロート64が上昇し、表示部85から突出するため、車が予備走行できる状態となったことを知ることができる。
次に、予備走行後のポンプアップ運転時において、圧縮空気流路80の圧力が更に上昇し、車両指定のタイヤ100の空気圧に達したときには、図7に示すように、第1のフロート64は表示部85から突出したままの状態であり、第2のフロート74も上昇し、表示部85から突出するため、車両指定のタイヤ100の空気圧に達し、パンク修理が終了したことを知ることができる。
このように、第1のフロート64と第2のフロート74の位置を認識することで、第1のフロート64と第2のフロート74のいずれも上昇していないときには、車両指定のタイヤの空気圧の65%に達していないことを、第1のフロート64が上昇したときには、車両指定のタイヤの空気圧の65%に達したことを、第1のフロート64に加えて第2のフロート74も上昇することで、車両指定のタイヤの空気圧に達したことを知ることができ、パンク修理に有効に活用することができる。
また、本発明において、第1のフロート64の上面64Dや側面64A及び第2のフロート74の上面74Dや側面74Aに蛍光塗料を塗布すれば、夜間でも、蛍光塗料の明かりを目印に、第1のフロート64及び第2のフロート74の上下方向への移動状態を容易に視認することができる。
更に、本願発明において、第1のフロート64及び第2のフロート74に施した着色を、それぞれ異なる色彩とすることで、色を目印に第1のフロート64と第2のフロート74の識別ができ、視認性を高めることができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、その他種々の構成をとり得ることは勿論である。
例えば、本発明では、第1のバルブ操作手段67と第2のバルブ操作手段77とは、いずれもバネを用いた構成で示しているが、単なる重りなどの他の手段を用いてもよい。
また、第2のフロート74は、単なる筒状の構成で示しているが、例えば円筒状とし、側面74Aに設けた空気抜き穴78の中心軸を、径方向に対し斜めに傾けて開口させ、流入した圧縮空気Mを空気抜き穴78から斜め方向に逃がし、圧縮空気Mが逃げるときの反作用で第2のフロート74に回転力を与え、第2のフロート74を回転させるなど、他のより見易い構成としてもよい。
本発明の実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置を前面の上部から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置を上面から見た図である。 シーリング運転時のホース接続を示す要部の構成図である。 ポンプアップ運転時のホース接続を示す要部の構成図である。 本発明の実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置の空気圧表示機構の構成図である。 本発明の実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置の空気圧表示機構の構成図である。 本発明の実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置の空気圧表示機構の構成図である。
符号の説明
10 シーリング・ポンプアップ装置
60 第1の圧力表示手段
62 第1のフロート室
64 第1のフロート
65 第1の連通路
66 第1のリリーフバルブ
67 第1のバルブ操作手段
70 第2の圧力表示手段
72 第2のフロート室
74 第2のフロート
75 第2の連通路
76 第2のリリーフバルブ
77 第2のバルブ操作手段
78 圧力維持手段(空気抜き孔)
80 圧縮空気流路
85 表示部
100 タイヤ

Claims (7)

  1. シーリング・ポンプアップ装置の装置本体に設けられ、車両用のタイヤに圧縮空気を供給する圧縮空気流路と、
    前記装置本体の表示部に設けられ、前記圧縮空気流路の圧力が第1の設定値になると圧力で移動する第1の圧力表示手段と、
    前記装置本体の表示部に設けられ、前記圧縮空気流路の圧力が第2の設定値になると圧力で移動する第2の圧力表示手段と、
    を有することを特徴とするシーリング・ポンプアップ装置の空気圧表示機構。
  2. 前記第1の圧力表示手段は、
    前記圧縮空気が流入可能な第1のフロート室と、
    前記第1のフロート室へ前記圧縮空気が流入すると上方に移動し前記表示部から突出する第1のフロートと、
    前記圧縮空気流路と前記第1のフロート室とを連通させる第1の連通路と、
    前記第1の連通路と前記第1のフロート室との間に設けられた第1のリリーフバルブと、
    前記第1の連通路の圧力が前記第1の設定値になると前記第1のリリーフバルブの開放を許容する第1のバルブ操作手段と、を有し、
    前記第2の圧力表示手段は、
    前記圧縮空気が流入可能な第2のフロート室と、
    前記第2のフロート室へ前記圧縮空気が流入すると上方に移動し前記表示部から突出する第2のフロートと、
    前記圧縮空気流路と前記第2のフロート室とを連通させる第2の連通路と、
    前記第2の連通路と前記第2のフロート室との間に設けられた第2のリリーフバルブと、
    前記第2の連通路の圧力が前記第2の設定値になると前記第2のリリーフバルブの開放を許容する第2のバルブ操作手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のシーリング・ポンプアップ装置の空気圧表示機構。
  3. 前記第2の圧力表示手段は、前記第2のフロート室の圧力が前記第2の設定値を超えないよう、前記第2のフロート室の圧力を前記第2の設定値に維持する圧力維持手段を有していることを特徴とする請求項2に記載のシーリング・ポンプアップ装置の空気圧表示機構。
  4. 前記圧力維持手段が、前記第2のフロート室に形成した空気抜き穴であることを特徴とする請求項3に記載のシーリング・ポンプアップ装置の空気圧表示機構。
  5. 前記第2の設定値を車両指定のタイヤの空気圧とし、前記第1の設定値を前記第2の設定値の65%としたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシーリング・ポンプアップ装置の空気圧表示機構。
  6. 前記第1のフロート及び前記第2のフロートに蛍光塗料を塗布したことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載のシーリング・ポンプアップ装置の空気圧表示機構。
  7. 前記第1のフロートの色と前記第2のフロートの色とを異なる色としたことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載のシーリング・ポンプアップ装置の空気圧表示機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010018005A (ja) * 2008-07-14 2010-01-28 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤの一体型パンク修理装置

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