JP2010017249A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない装飾部材で高い装飾効果が得られる遊技機を提供する。
【解決手段】裏セット盤14の左枠部42に、透明板との間に左側部装飾部材46が配設されると共に、裏セット盤14の右枠部44に、透明板との間に右側部装飾部材50が配設される。左枠部42には、左端縁から前方に延出する左側壁42aが形成され、右枠部44には、右端縁から前方に延出する右側壁44aが形成される。左枠部42の左側壁42aにおける内面に、左側部装飾部材46を映し出し得る左鏡面62が設けられる。右枠部44の右側壁44aにおける内面に、右側部装飾部材50を映し出し得る右鏡面64が設けられる。
【選択図】図2

Description

この発明は、透明板および透明板の裏側に配設される裏セット盤から遊技盤を構成した遊技機に関するものである。
遊技機の代表例の一つであるパチンコ機では、遊技盤を合成樹脂製の透明板と、この透明板の裏側に取り付けた裏セット盤で構成した、所謂「透明遊技盤」が設けられたものがある(例えば、特許文献1参照)。この透明遊技盤では、透明板の前側に遊技領域が形成されているから、透明板の裏側、すなわち裏セット盤の前面には、遊技領域を流下するパチンコ球の動きに影響を与えることなく各種の装飾体や発光装置等の装飾部材を自由に配置することができる。
特開平10−179854号公報
前述した透明遊技盤を採用したパチンコ機では、透明板の裏側に、各種装飾部材を配置する広い設置スペースが確保できる反面、広い設置スペースの全体に多数の装飾部材を配置することは、部品点数の増加および製造コストの高騰に繋がる問題があった。また逆に、広い設置スペースに対して配置する装飾部材を少なく抑えると、設置スぺースが広いために装飾されていない部分が多くなって目立ち、装飾効果が低下する難点がある。
すなわち本発明は、従来の技術に係る遊技機に内在する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、少ない装飾部材で高い装飾効果が得られる遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、
前側に遊技領域(12a)が設けられる透明板(12)と、該透明板(12)の裏側に取り付けられる裏セット盤(14)とを有する遊技盤(10)を備える遊技機において、
前記透明板(12)の裏面に対向する裏セット盤(14)の前面に配設され、所定の奥行き寸法を有して透明板(12)を介して前側から視認可能な装飾部材(46,50)と、
前記装飾部材(46,50)の側方に隣接して臨んで前記裏セット盤(14)に設けられると共に、前記透明板(12)を介して前側から視認可能で、前記装飾部材(46,50)を映し出し得る鏡面(62,64)とから構成したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、装飾部材に隣接して該装飾部材を映し出し得る鏡面を裏セット盤に設けることで、少ない装飾部材で高い装飾効果が得られる。すなわち、装飾部材の配設数を低減すると共に製造コストを低廉に抑えることができる。
請求項2に係る発明では、前記鏡面(62,64)は、裏側から前側に向かうにつれて前記装飾部材(46,50)から離間するよう傾斜することを要旨とする。
請求項2の発明によれば、鏡面を裏側から前側に向かうにつれて装飾部材から離間するよう傾斜することで、該鏡面に映し出された装飾部材の前側からの視認性が向上する。
請求項3に係る発明では、前記鏡面(62,64)は、傾斜角度の異なる複数の鏡面部(62a,62b,62c,64a,64c)を有することを要旨とする。
請求項3の発明によれば、鏡面に傾斜角度の異なる複数の鏡面部を設けることで、同一の装飾部材を多様な態様で映し出すことができ、装飾性を高めると共に興趣の向上を図り得る。
請求項4に係る発明では、前記装飾部材(46,50)は発光手段(54)により発光するよう構成されることを要旨とする。
請求項4の発明によれば、発光手段により発光する装飾部材からの光が鏡面で反射することで、発光による装飾効果を向上し得る。
請求項5に係る発明では、前記裏セット盤(14)は、前記透明板(12)と対向する板状本体(36)の外周縁に、透明板(12)に向けて延出する側壁(42a,44a)が形成され、
前記装飾部材(46,50)は、前記裏セット盤(14)の左右の両側壁(42a,44a)に沿って夫々配設され、
前記裏セット盤(14)における左右の側壁(42a,44a)の内面に前記鏡面(62,64)が夫々形成されることを要旨とする。
請求項5の発明によれば、裏セット盤の左右の側壁に鏡面を形成することで、遊技者(前側)からは鏡面に映し出される装飾部材によって実際より広い範囲に装飾部材が配置されているように見え、高い装飾効果が得られる。
請求項6に係る発明では、前記装飾部材(46,50)の前面は、前記鏡面(62,64)に近接する端部から前側に向かうにつれて該鏡面(62,64)から離間する形状に形成されることを要旨とする。
請求項6の発明によれば、装飾部材の前面を、鏡面に近接する端部から前側に向かうにつれて該鏡面から離間する形状に形成することで、鏡面に映し出される装飾部材の視認性が向上する。
請求項7に係る発明では、前記透明板(12)の前面に、前記遊技領域(12a)の上部に遊技球を案内する円弧状のレール部材(16)が該透明板(12)の左右何れか一方の側縁に偏って配置され、
前記レール部材(16)が偏る一方の側縁に対応する前記鏡面(62,64)は、裏側から前側に向かうにつれて対応する装飾部材(46,50)から離間する傾斜角度が、他方の側縁に対応する前記鏡面(62,64)の傾斜角度より大きく設定されることを要旨とする。
請求項7の発明によれば、遊技領域の上部に遊技球を案内するレール部材が偏って配置される側の鏡面の傾斜角度を大きくしたから、遊技者が注目するレール部材側での鏡面に映し出される装飾部材の視認性をより良好にすることができ、興趣を向上し得る。
本発明に係る遊技機によれば、少ない装飾部材で高い装飾効果が得られ、部品点数を低減し得ると共に製造コストを低廉に抑えることができる。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技を行なうパチンコ機を例に挙げて説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」とは、特に断りのない限り、図1に示すようにパチンコ機の遊技盤10を前側(遊技者側)から見た状態で指称する。
実施例に係るパチンコ機の遊技盤10は、図1に示すように、略正方形に形成されたアクリルやポリカーボネート等の光透過性の合成樹脂材からなる平板状の透明板12と、該透明板12の裏面に組み付けられる不透明な材料で形成された裏セット盤14とから構成される。裏セット盤14の裏側に対して、各種図柄を変動表示可能な液晶表示装置(図示せず)が着脱自在に取り付けられるよう構成されると共に、裏セット盤14に形成された前後に開口する可視表示部36aを介して液晶表示装置の表示面を前面側から視認し得るようになっている。
(透明板について)
図1に示すように、前記透明板12の前面には、内レール(レール部材)16と外レール(レール部材)18が半円弧状に配設されて、両レール16,18によりパチンコ球が流下可能な遊技領域12aが透明板前面に画成され、図示しない打球発射装置から発射されたパチンコ球が遊技領域12a内に打ち出されるようになっている。なお、内レール16は、透明板12の左側の上部に開放端を臨ませるよう構成され、打球発射装置から発射されたパチンコ球は、透明板12の下側から左側に両レール16,18で案内され、内レール16の開放端から遊技領域12aの上部に打ち出される。すなわち、打球発射装置から発射されたパチンコ球を遊技領域12aに案内するための両レール16,18により形成される球通路19は、遊技領域12a(透明板12)の左側の側縁に偏って位置するように構成される。
前記透明板12の前面には、前記液晶表示装置において主に図柄変動ゲームが展開される領域を囲むセンター役物20が配設されている。このセンター役物20の上縁部には、円弧状の庇部20aが形成され、前記遊技領域12aに打ち出されたパチンコ球が液晶表示装置における図柄変動ゲームが展開される領域を横切って流下するのを該庇部20aで規制するよう構成される。また透明板12の前面には、前記センター役物20の配設位置より下方位置に、図1に示す如く、前記遊技領域12aを流下するパチンコ球が入賞可能な始動入賞装置22や特別入賞装置24が配設されており、該始動入賞装置22にパチンコ球が入賞することで、前記液晶表示装置において図柄変動ゲームが展開され、該図柄変動ゲームの結果、液晶表示装置に所定の図柄組合わせで図柄が停止表示されると、前記特別入賞装置24の入賞口が開放して所謂大当りが発生し、多数の賞球を獲得し得るよう構成されている。
前記透明板12の下方位置の前面には、前記特別入賞装置24を挟む左右両側に、電飾装置26および普通入賞具28が対称となる位置関係で夫々配設されている。各電飾装置26は、不透明な材料で形成された装飾部品26aと、該装飾部品26aの裏側に配設された基板(図示せず)から構成され、該基板に実装した複数のLED26bを、装飾部品26aに形成した対応する通孔を介して夫々前側に臨ませている。基板は図示しない配線を介して制御装置(図示せず)に電気的に接続され、該制御装置からの制御信号に基づいてLED26bを発光演出するよう構成される。
前記透明板12において外レール18の外側の領域には、当該領域を前面から覆う透視不能な合成樹脂材から形成されたコーナー飾り30が夫々設けられている。各コーナー飾り30は、図1に示すように、前記遊技領域12aに臨む内周面が前記外レール18に沿って湾曲形成されている。すなわち、実施例の遊技盤10は、コーナー飾り30が配設されている部分を除く略全ての領域において、前記透明板12を介して裏側が視認し得るよう構成されている。
(センター役物について)
前記センター役物20は、略全体が透明な材料を材質として、図1に示す如く、左右方向の中央を上下に通る中央線を挟んで左右対称の形状に形成される。このセンター役物20には、前記庇部20aの下側に大型の上部装飾体32が配設され、該上部装飾体32は、前記裏セット盤14に配設された発光装置34によって裏側から照明されるようになっている。
(裏セット盤について)
前記裏セット盤14は、透視不能な合成樹脂材(例えばABS樹脂)から、外郭形状が前記透明板12と略整合する大きさおよび形状に形成された枠状本体36を有し、該枠状本体36の略中央位置に前記可視表示部36aが開設されている。前記可視表示部36aは矩形状に開口しており、枠状本体36について、図2において可視表示部36aより上側の部位を上枠部38と指称し、該可視表示部36aより下側の部位を下枠部40と指称し、可視表示部36aより左側の部位を左枠部42と指称し、可視表示部36aより右側の部位を右枠部44と指称するものとする。
前記枠状本体36の上枠部38には、上端縁から前方に延出する上壁38aが形成されると共に、下枠部40には、下端縁から前方に延出する下壁40aが形成されている。また枠状本体36の左枠部42には、左端縁から前方に延出する左側壁(側壁)42aが形成されると共に、右枠部44には、右端縁から前方に延出する右側壁(側壁)44aが形成されており、前記裏セット盤14は、全体として前方に開放する箱状に形成される。そして、前記透明板12は、裏セット盤14の上下および左右の壁38a,40a,42a,44aの前端に裏面を当接した状態で配設されて、該透明板12の裏面と裏セット盤14における各枠部38,40,42,44との間に所定寸法の隙間が画成されるよう構成してある(図3および図4参照)。
前記裏セット盤14の左枠部42に、前記透明板12との間に左側部装飾部材(装飾部材)46と左側部基板部材(基板部材)48とが前後に重なる状態で配設されると共に、該裏セット盤14の右枠部44に、前記透明板12との間に右側部装飾部材(装飾部材)50と右側部基板部材(基板部材)52とが前後に重なる状態で配設されている。なお、左枠部42に配設される左側部装飾部材46および左側部基板部材48と、右枠部44に配設される右側部装飾部材50および右側部基板部材52は左右対称であるので、左枠部42に配設される左側部装飾部材46および左側部基板部材48について詳細に説明し、右枠部44に配設される右側部装飾部材50および右側部基板部材52については、同一部材に同じ符号を付して詳細説明は省略する。
(左側部装飾部材について)
前記左側部装飾部材46は、図2に示す如く、前記左枠部42の上下方向の略全長に亘って延在する部材であって、前記透明板12の裏面に臨む前面部(前面)46a(右側部装飾部材50では前面部を符号50aで示す)が、図3に示すように、前記左側壁42aから可視表示部36aに向かうにつれて前方に膨出する弧状に形成されて、所定の奥行き寸法を有している。すなわち、左側壁42aと左側部装飾部材46の前面部46aとの隙間が、奥側から手前側に向かうにつれて拡開するように構成してある。また、左側部装飾部材46は裏面側が略全面的に開放して、前記左側部基板部材48の前面に、該左側部基板部材48を覆うように配設される。左側部装飾部材46は、光透過性を有する半透明な材料から形成されると共に、前面部46aには各種の色彩によって模様が施されて、裏側の左側部基板部材48が透かして見え難くしてある。すなわち、遊技盤10の前面側からは、前記透明板12を介して左側部装飾部材46のみが視認し得るよう構成される。但し、左側部装飾部材46は光透過性を有しており、前記左側部基板部材48の後述する発光部品 から照射された光によって発光演出を行ない得るようになっている。
(左側部基板部材について)
前記左側部基板部材48は、左枠部42の上下方向の略全長に亘って延在するよう配設されると共に、該左側部基板部材48の前面に前記左側部装飾部材46の後面が接触する状態で配設されている。この左側部基板部材48は、図3に示す如く、前面にLEDやランプ等の発光部品(発光手段)54を複数配設した基板56と、該基板56の前面を覆うように配設された光透過性および光拡散性を有する基板カバー58とから基本的に構成される。そして、前記発光部品54から照射される光は、基板カバー58を通して前記左側部装飾部材46を裏側から照明するよう構成されている。
(下部装飾部材および下部基板部材について)
前記裏セット盤14における下枠部40には、図2に示す如く、左側部装飾部材46および右側部装飾部材50に連続するように位置する一対の下部装飾部材60,60が左右に離間して配設されている。また、一対の下部装飾部材60,60も左右対称となる形状および位置関係で配置してある。各下部装飾部材60の基本的な構成は左側部装飾部材46と同じであって、下枠部40に配設されて下部装飾部材60の裏側に位置する図示しない下部基板部材の前側を覆って、遊技盤10の前面側からは、前記透明板12を介して下部装飾部材60のみが視認し得るよう構成される。下部基板部材の基本的な構成は、前記左側部基板部材48と同じであって、発光部品から下部装飾部材60に向けて光を照射して発光演出を行ない得るようになっている。
なお、左側部装飾部材46および左側の下部装飾部材60に施される模様と、右側部装飾部材50および右側の下部装飾部材60に施される模様は、図2に示すように左右対称に形成されている。
(裏セット盤の鏡面について)
前記裏セット盤14の左側壁42aにおける内面に、前記左側部装飾部材46を映し出し得る左鏡面(鏡面)62が設けられている。この左鏡面62は、左側壁42aの内面にアルミ箔等の鏡面シートを貼着して形成される。また左鏡面62は、図2に示す如く、左側壁42aの上下方向に複数(実施例では3つであるが2つあるいは4つ以上であってもよい)に区分された鏡面部を有している。実施例では、上、中、下の3つに区分され、上鏡面部62a、中鏡面部62bおよび下鏡面部62cと指称するものとする。なお、鏡面の形成方法は、前記の方法に限らず、反射材を含む塗料のスプレー等による塗布、アルミ等の金属の蒸着等、その他各種の方法を採用できる。
前記左鏡面62における3つの鏡面部62a,62b,62cは、図3に示す如く、前記左側部装飾部材46の後端が臨む左側部基板部材48の前面を基準面(透明板12と平面な面)として、裏側から前側に向かうにつれて左側部装飾部材46から離間するように傾斜している。すなわち、左鏡面62は、遊技盤10の前側中央から見て奥側から手前側に向かうにつれて拡開するように傾斜し、パチンコ機の正面に位置している遊技者から左鏡面62が視認容易に構成されている。また、左鏡面62における上下の鏡面部62a,62cの前記基準面に対する内側(左側部装飾部材側)の傾斜角度は同一であるのに対し、中鏡面部62bの前記基準面に対する内側の傾斜角度は、上下の鏡面部62a,62cの傾斜角度より小さく設定されており、パチンコ機の正面に位置している遊技者からの上下の鏡面部62a,62cに映し出される左側部装飾部材46の見え方と、中鏡面部62bに映し出される左側部装飾部材46の見え方が異なるようにしてある。なお、実施例では、下鏡面部62cは、左側の下部装飾部材60の一部を映し出し得る位置に臨んでいる。
前記裏セット盤14の右側壁44aにおける内面に、前記右側部装飾部材50を映し出し得る右鏡面(鏡面)64が設けられている。この右鏡面64は、右側壁44aの内面に、前記左鏡面62と同様に、アルミ箔等の鏡面シートを貼着して形成されるが、前述したその他の方法で形成してもよい。また右鏡面64は、図2に示す如く、右側壁44aの上下方向に複数(実施例では3つであるが2つあるいは4つ以上であってもよい)に区分された鏡面部を有している。実施例では、上、中、下の3つに区分され、上鏡面部64a、中鏡面部64bおよび下鏡面部64cと指称する。
前記右鏡面64における上下の鏡面部64a,64cは、図4に示す如く、前記右側部装飾部材50の後端が臨む右側部基板部材52の前面を基準面(透明板12と平行な面)として、裏側から前側に向かうにつれて前記右側部装飾部材50から離間するように傾斜するのに対し、中鏡面部64bは、前記基準面に対して直交するよう設定されている。すなわち、右鏡面64の上下の鏡面部64a,64cは、図4に示す如く、遊技盤10の前側中央から見て奥側から手前側に向かうにつれて拡開するように傾斜するのに対し、中鏡面部64bについては前側に向けて真っ直ぐに延在している。また、右鏡面64における上下の鏡面部64a,64cの前記基準面に対する内側(右側部装飾部材側)の傾斜角度は同一に設定してある。なお、前記左鏡面62における上下の鏡面部62a,62cの傾斜角度は、右鏡面64における上下の鏡面部64a,64cの傾斜角度より大きく設定されて、左鏡面62に映し出される左側部装飾部材46が、右鏡面64に映し出される右側部装飾部材50よりは視認し易くなるようにしてある。
〔実施例の作用〕
次に、前述した実施例に係るパチンコ機の作用につき説明する。
前記遊技盤10において、前記裏セット盤14に配設した左右の側部装飾部材46,50および下部装飾部材60,60は、前記透明板12を介して前側から視認可能となっている。また、裏セット盤14の左右の側壁42a,44aに設けた左右の鏡面62,64も、透明板12を介して前側から視認することができる。そして、左鏡面62には、左側部装飾部材46が映し出されると共に、右鏡面64には、右側部装飾部材50が映し出され、遊技者に対し、実物である左右の側部装飾部材46,50より更に左右側方に、恰も装飾部材が配設されているように見せることができる。すなわち、透明板12を介して前側から視認可能な裏側のスペースの全体に実物の装飾部材を配設することなく、恰も略全てのスペースに装飾部材が配設されている如く見せて装飾効果を向上し得る。この場合に、実物の装飾部材の配設数を少なく抑えることができるから、製造コストを低廉に抑え得る。
また、前記左右の鏡面62,64は、遊技盤10の左右の端部に位置する裏セット盤14の左右の側壁42a,44aに形成されているから、該左右の鏡面62,64に左右の側部装飾部材46,50が映し出されることで、実際の遊技盤10の横幅寸法より広い範囲に装飾部材が配置されているように見せることができ、高い装飾効果が得られる。
実施例では、左右の側部装飾部材46,50の形状および前面部46a,50aに施されている模様が左右対称となっているから、左鏡面62に映し出される左側部装飾部材46は、右側部装飾部材50を斜め右側から視た形態となり、逆に右鏡面64に映し出される右側部装飾部材50は、左側部装飾部材46を斜め左側から視た形態となり、興趣の向上を図り得る。更に、前記各側部基板部材48,52の各発光部品54を発光させることで、前記左右の側部装飾部材46,50が裏側から照明された際には、該側部装飾部材46,50から出てくる光が対応する鏡面62,64で反射するから、発光による装飾効果も向上する。
前記左鏡面62の全ての鏡面部62a,62b,62cおよび右鏡面64の上下の鏡面部64a,64cは、裏側から前側に向かうにつれて内側から外側に向けて拡開するように傾斜しているから、該鏡面部62a,62b,62c,64a,64cに映し出された側部装飾部材46,50のパチンコ機の正面に位置する遊技者からの視認性は向上する。なお、右鏡面64の中鏡面部64bは、前述したように基準面に対して直交するよう延在しているが、パチンコ機の正面に位置する遊技者は該中鏡面部64bを斜め前方から見ることになるから、中鏡面部64bに映し出される右側部装飾部材50も視認することができる。また、左側部装飾部材46の前面部46aは、図3に示す如く、左鏡面62に近接する左端部から前側に向かうにつれて遊技盤10の中央側に変化する曲面形状に形成され、また右側部装飾部材50の前面部50aは、図4に示す如く、右鏡面64に近接する右端部から前側に向かうにつれて遊技盤10の中央側に変化する曲面形状に形成されているから、パチンコ機の中央正面側に位置する遊技者からは、左右の側部装飾部材46,50に遮られることなく左右の鏡面62,64に映し出される左右の側部装飾部材46,50を容易に視認することができる。
更に、前記左鏡面62において、上下の鏡面部62a,62cの傾斜角度と中鏡面部62bの傾斜角度とが異なっているから、左側部装飾部材46を、各鏡面部62a,62b,62cに異なる態様で映し出すことができ、装飾性を高めることができる。同様に、前記右鏡面64においても、上下の鏡面部64a,64cの基準面に対する角度と中鏡面部64bの基準面に対する角度とが異なっているから、右側部装飾部材50を、各鏡面部64a,64b,64cに異なる態様で映し出すことができ、装飾性を高めることができる。
図1に示す如く、前記左鏡面62は、前記内レール16と外レール18とで画成される球通路19の裏側に位置しているから、該球通路19を移動するパチンコ球の動きに注目している遊技者に、左鏡面62に映し出されている左側部装飾部材46を視認させることができる。しかも、左鏡面62における上下の鏡面部62a,62cの傾斜角度は、右鏡面64における上下の鏡面部64a,64cの傾斜角度より大きく設定してあるから、左鏡面62の視認性はより良好になっている。また、左鏡面62の中鏡面部62bについても、右鏡面64の中鏡面部64bに対しては、手前側が拡開するよう傾斜しているから、当該中鏡面部62bの視認性も良好であり、遊技者が注目する側での鏡面全体の視認性は高く、興趣を向上し得る。
(変更例)
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 実施例では、左鏡面の上、中、下の鏡面部の基準面に対する角度と、右鏡面の上、中、下の鏡面部の基準面に対する角度とが異なる場合で説明したが、左右の対応する各鏡面部の角度が同一(左右対称)となる構成を採用することができる。
(2) 実施例では、左右の各鏡面において、上下の鏡面部の傾斜角度を同一としたが、複数に区分された全ての鏡面部の傾斜角度を異ならせた構成を採用し得る。
(3) 実施例では、左右の鏡面の夫々について、基準面に対する角度(傾斜角度)が異なる複数の鏡面部に区分した場合で説明したが、長手方向の全長に亘って一様な角度にしたものであってもよい。
(4) 遊技機としては、パチンコ機に限られるものではなく、アレンジボール機やスロットマシン、あるいはパチンコ球を用いたスロットマシン等、その他各種の遊技機であってもよい。
本発明の好適な実施例に係るパチンコ機の遊技盤を示す正面図である。 実施例に係る装飾部材を配設した状態の裏セット盤を示す正面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。
符号の説明
10 遊技盤
12 透明板
12a 遊技領域
14 裏セット盤
16 内レール(レール部材)
36 枠状本体
42a 左側壁(側壁)
44a 右側壁(側壁)
46 左側部装飾部材(装飾部材)
50 右側部装飾部材(装飾部材)
54 発光部品(発光手段)
62 左鏡面(鏡面)
62a 上鏡面部(鏡面部)
62b 中鏡面部(鏡面部)
62c 下鏡面部(鏡面部)
64 右鏡面(鏡面)
64a 上鏡面部(鏡面部)
64c 下鏡面部(鏡面部)

Claims (7)

  1. 前側に遊技領域が設けられる透明板と、該透明板の裏側に取り付けられる裏セット盤とを有する遊技盤を備える遊技機において、
    前記透明板の裏面に対向する裏セット盤の前面に配設され、所定の奥行き寸法を有して透明板を介して前側から視認可能な装飾部材と、
    前記装飾部材の側方に隣接して臨んで前記裏セット盤に設けられると共に、前記透明板を介して前側から視認可能で、前記装飾部材を映し出し得る鏡面とから構成した
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記鏡面は、裏側から前側に向かうにつれて前記装飾部材から離間するよう傾斜する請求項1記載の遊技機。
  3. 前記鏡面は、傾斜角度の異なる複数の鏡面部を有する請求項2記載の遊技機。
  4. 前記装飾部材は発光手段により発光するよう構成される請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機。
  5. 前記裏セット盤は、前記透明板と対向する板状本体の外周縁に、透明板に向けて延出する側壁が形成され、
    前記装飾部材は、前記裏セット盤の左右の両側壁に沿って夫々配設され、
    前記裏セット盤における左右の側壁の内面に前記鏡面が夫々形成される請求項1〜4の何れか一項に記載の遊技機。
  6. 前記装飾部材の前面は、前記鏡面に近接する端部から前側に向かうにつれて該鏡面から離間する形状に形成される請求項5記載の遊技機。
  7. 前記透明板の前面に、前記遊技領域の上部に遊技球を案内する円弧状のレール部材が該透明板の左右何れか一方の側縁に偏って配置され、
    前記レール部材が偏る一方の側縁に対応する前記鏡面は、裏側から前側に向かうにつれて対応する装飾部材から離間する傾斜角度が、他方の側縁に対応する前記鏡面の傾斜角度より大きく設定される請求項6記載の遊技機。
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