JP2010015421A - ナビゲーション装置、車両、及びナビゲーションプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ナビゲーション装置は、ユーザが検索語を入力すると、当該検索語を用いて地点情報を検索し、ユーザに提示する。ユーザは、提示された地点情報を選択して目的地を設定する。地点情報には、検索語をヒットさせるための検索キーが設定されており、当該検索キーは意味単位を分割単位として区分されている。ナビゲーション装置は、目的地として設定した地点情報の検索キーの区分を用いてユーザが入力した検索語を区分し、これを学習キーワードとして記憶して学習する。このように、ナビゲーション装置は、ユーザが選択した地点情報の検索キーに倣ってユーザが入力した検索語を区分することにより、意味単位に区分された学習キーワードを生成することができる。
【選択図】図10
Description
ナビゲーション装置は、出発地から目的地までの経路を探索する機能、GPS(Global Positioning System)衛星やジャイロなどのセンサを用いて自車両の位置を検出する機能、及び目的地までの経路と自車両の現在位置を地図上に表示する機能などを備えている。
これによって、ナビゲーション装置の提供元が用意したキーワードを学習したキーワードで拡張することができる。
なお、以下では、ナビゲーション装置の提供元が用意したキーワードを通常キーワードと呼び、学習したキーワードを学習キーワードと呼ぶことにする。
例えば、表示できる最大文字数が7文字であり、学習したキーワードが「すきやばししょうてんかいれきしかいかん」であった場合、未公開の技術では、「すきやばししょ/うてんかいれき/しかいかん」と7文字単位で区分していた。
このため、これを次回キーワードとして表示する場合、「すきやばししょ」、「うてんかいれき」、「しかいかん」と意味が不明な文字列となってしまうという問題があった。
(2)請求項2に記載の発明では、前記検索した地点情報をリスト表示するリスト表示手段と、前記リスト表示した地点情報の選択を受け付ける地点情報選択手段と、を具備し、前記案内対象設定手段は、前記選択を受け付けた地点情報を案内対象に設定することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置を提供する。
(3)請求項3に記載の発明では、前記キーワード更新手段は、前記確定した検索語の文字列が前記被検索語の区分に満たない場合、前記被検索語の区分に従って文字列を補完することを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のナビゲーション装置を提供する。
(4)請求項4に記載の発明では、前記キーワード更新手段は、前記確定した検索語の文字列が前記被検索語の区分に満たない場合、前記被検索語の区分に従って文字列から文字を除外することを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のナビゲーション装置を提供する。
(5)請求項5に記載の発明では、請求項1から請求項4までのうちの何れか1の請求項に記載のナビゲーション装置を備えた車両を提供する。
(6)請求項6に記載の発明では、意味単位で区分された被検索語を含む地点情報を記憶する地点情報記憶手段と、意味単位で区分されたキーワードを記憶するキーワード記憶手段と、を備えたコンピュータにおいて、文字の入力を受け付ける文字入力機能と、前記入力した文字に対応するキーワードを前記キーワード記憶手段から取得して意味単位で表示するキーワード表示機能と、前記表示したキーワードの選択を受け付けるキーワード選択機能と、前記入力を受け付けた文字とキーワードを保持する保持機能と、前記保持した文字とキーワードを検索語として確定する確定機能と、前記確定した検索語を用いて前記記憶した地点情報を検索する検索機能と、前記検索した地点情報から案内対象を設定する案内対象設定機能と、前記確定した検索語を構成する文字列をキーワードとして前記キーワード記憶手段に記憶するキーワード更新機能と、をコンピュータで実現し、前記キーワード更新機能は、前記案内対象に設定した地点情報が含む被検索語の区分に従って、前記文字列を区分して記憶することを特徴とするナビゲーションプログラムを提供する。
(2)請求項2に記載の発明では、地点情報をリスト化して選択させることにより、ユーザがキーワードで意図した地点情報を特定し、当該地点情報の被検索語に倣ってキーワードを区分することができる。
(3)請求項3に記載の発明では、キーワードを構成する文字列を、被検索語に倣って補完することができる。
(4)請求項4に記載の発明では、キーワードを構成する文字列の一部を、被検索語に倣って除外することができる。
(5)請求項5に記載の発明では、請求項1〜請求項4に記載のナビゲーション装置を搭載した車両を提供することができる。
(6)請求項6に記載の発明では、請求項1に記載のナビゲーション装置の機能をコンピュータで実現するコンピュータプログラムを提供することができる。
ナビゲーション装置1は、ユーザが検索語を入力すると、当該検索語を用いて地点情報を検索し、ユーザに提示する。ユーザは、提示された地点情報を選択して目的地を設定する。
地点情報には、検索語をヒットさせるための検索キーが設定されており、当該検索キーは意味単位を分割単位として区分されている。
ナビゲーション装置1は、目的地として設定した地点情報の検索キーの区分を用いてユーザが入力した検索語を区分し、これを学習キーワードとして記憶して学習する。
このように学習キーワードは意味単位で区分されているため、ナビゲーション装置1は、次回より、記憶した学習キーワードを意味単位でユーザに提示して選択させることができる。
まず、図1を用いてナビゲーション装置が目的地候補の絞り込みを支援する仕組みについて説明する。
ナビゲーション装置は、学習キーワードデータファイル60や通常キーワードデータファイル58などを用いて検索語入力画面100を構成して検索語の設定を支援し、目的地データファイル56を用いて検索結果画面200を構成して検索語にヒットする目的地をユーザに選択させる。
この支援処理は、図中に括弧で示した英小文字の順に従って行われる。
文字ボタン群では、「あ」「い」、・・・など、個別の1文字を入力できるようになっており、キーワードボタンでは、「えき」、「りぞーと」、・・・などと、ユーザが入力すると思われる一連の文字列を入力できるようになっている。
(b)次いで、ナビゲーション装置は、同様に通常キーワードデータファイル58でキーワードを検索してキーワードボタンに表示する。
そして、ナビゲーション装置は、キーワードボタンを表示するに際して、上記(a)、(b)のように、学習キーワードデータファイル60を通常キーワードデータファイル58に優先して使用する。
(d)完了ボタン107が選択されると、ナビゲーション装置は、検索語設定欄101に入力された検索語を確定し、これを学習キーワードデータファイル60に格納して、新たな学習キーワードとする。
なお、キーワードボタンの表示が7文字単位であるため、ナビゲーション装置は、確定した検索語を7文字単位に区分してから学習キーワードデータファイル60に格納する。
次いで、ナビゲーション装置は、ユーザが検索結果表示欄201に表示された地点名称を選択すると、当該地点を目的地に設定する。
このナビゲーション装置1は、車両に搭載され、この図2に示すように、現在位置検出装置10、情報処理制御装置20、入出力装置40及び情報記憶装置50とを備えている。
まず、現在位置検出装置10は、以下のような構成を有している。絶対方位センサ11は、例えば、磁石に基づいてN方向の検出から、車両が何れの方向に位置するかを検出する地磁気センサであり、絶対方位を検出する手段であればよい。
また、角速度を利用して角度の変化を検出するジャイロセンサを用いてもよい。つまり、基準角度(絶対方位)に対して、相対的に変化した角度を検出することができる手段であればよい。
距離センサ13は、例えば、車輪の回転を検出して計数するものや、加速度を検出して2回積分するものでもよい。つまり、車両の移動距離を計測できる手段であればよい。
ビーコン受信装置15は、特定の地点に設置された送信装置より発信された信号を受信する装置である。特に、VICS情報を入手することができ、渋滞情報、現在位置情報、駐車場情報等車両の走行に関する情報を入手することができる。
例えば、自動車電話、ATIS、VICS、GPS補正、車両間通信など様々な利用方法があり、走行に関する情報を入出力することが可能である。
中央処理装置(CPU)21は、ナビゲーション装置1全体の総括的な演算及び制御を行う。
本実施の形態では、ユーザが入力した検索語を学習キーワードとして学習したり、学習キーワードを地点情報の検索キーに倣って意味単位で区分したりする。
CPU21は、ナビゲーションに関するプログラムに従って動作することにより、上記の案内処理やキーワード表示処理などを行うことができる。
RAM24は、CPU21が情報処理を行うためのワーキングメモリを提供し、例えば、CPU21が各種画面を表示するためのデータや各種センサの出力値やユーザが入力した情報などを記憶する。
より詳細には、後述する入力装置41により入力された目的地の情報、通過地点の情報等の利用者が入力した情報を記憶すると共に、利用者の入力情報に基づいてCPU21により演算された結果や、経路探索された結果、又は情報記憶装置50から読み込まれた地図情報を格納するための記憶手段である。
通信インターフェイス25は、現在位置検出装置10からの情報、特に外部から得られる情報を入出力するための手段である。
画像プロセッサ27は、CPU21で処理されたベクトル情報を画像情報に処理するための処理手段である。
画像メモリ29は、画像プロセッサ27により処理された画像情報を格納する手段である。
音声プロセッサ30は、情報記憶装置50から読み込まれた音声情報を処理し、スピーカ44に出力する。
ディスプレイ42には、現在地周辺の地図や、目的地までの走行経路が表示される。
情報記憶装置50は、地図データファイル51、交差点データファイル52、ノードデータファイル53、道路データファイル54、写真データファイル55、目的地データファイル56、案内地点データファイル57、通常キーワードデータファイル58、オフセットデータファイル59、学習キーワードデータファイル60、及びその他のデータファイル61を格納している。
なお、書き換えが必要な情報については、書き換え可能なハードディスク、フラッシュメモリなどで構成し、その他の固定的な情報についてはCD−ROM、DVD−ROMなどのROMを使用するようにしてもよい。
後述するように、地点情報には検索語で検索するための被検索語である意味単位に区分された検索キーが設定されている。
このように、情報記憶装置50は、目的地データファイル56を記憶しており、意味単位で区分された被検索語を含む地点情報を記憶する地点情報記憶手段として機能している。
案内地点データファイル57には、道路に設置されている案内表示板の内容や分岐点の案内等、案内が必要とされる地点の案内データが記憶されている。
オフセットデータファイル59には、通常キーワードデータファイル58のキーワードが選択された場合に、更に、それに続くキーワードをキーワードボタンに表示するためのオフセットキーワードが記憶されている。
学習キーワードデータファイル60には、ユーザが確定した検索語を学習し、意味単位で区分された学習キーワードが記憶されている。
このように、情報記憶装置50は、学習キーワードデータファイル60を記憶しており、意味単位で区分されたキーワードを記憶するキーワード記憶手段として機能している。
ナビゲーション装置1は、現在位置検出装置10で現在位置を検出し、情報記憶装置50の地図データファイル51から現在位置周辺の地図情報を読み込みディスプレイ42に表示する。
そして、ナビゲーション装置1は、ディスプレイ42に検索語入力画面100や検索結果画面200などを表示し、入力装置41から目的地の入力を受け付ける。
入力装置41は、ディスプレイ42上に配置されたタッチパネルを備えており、ユーザがディスプレイ42に表示された操作ボタンをタッチすると、当該操作ボタンの選択を検出し、ユーザから目的地の設定を受け付けるようになっている。
また、自宅等のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置を使用して、出発地から目的地までの走行経路を探索し、USBメモリ等の記憶媒体に格納し、該記憶媒体読取り装置を介して取得するようにしてもよい。この場合の記憶媒体読み取り装置は伝送路45を介して情報処理制御装置20に接続される。
経路案内は、探索した走行経路に対応する道路データと現在位置検出装置10で検出される現在位置とのマップマッチングにより、地図上の車両位置を特定し、車両現在位置周辺の地図をディスプレイ42に表示すると共に、探索した走行経路と現在位置とを地図上に表示する。
また、探索した走行経路と現在位置との関係から、案内の必要性、即ち直進が所定距離以上続く場合、所定の進路変更地点等の走行経路の案内、及び方面案内が必要か否か等について判断し、必要である場合にはディスプレイ42の表示及び音声による案内を実行する。
目的地データファイル56は、経路案内対象である地点に関する地点情報を記憶したデータベースであり、「検索キー」、「地点名称」、「座標」、「電話番号」などの項目から構成されている。
また、図示しないが、各地点情報には、CPU21がこれを一意に識別するためのIDを付与することも可能である。
検索キーは、ユーザが検索語入力画面100で入力した検索語を検索するキーとして使用される被検索語であって、例えば、意味単位による一致により検索語をヒットさせることができる。
例えば、検索語が「せぎわーるど」の場合、最初の意味単位の一致による「せぎわーるど/おかざきてん」のほか、2番目の意味単位の一致による「ゆのまち/せぎわーるど」をヒットさせることができる。
ナビゲーション装置1は、検索語によって検索キーがヒットすることにより、検索語に対応する地点情報を特定することができる。
また、意味単位ではなく、検索語に該当する文字列を含む検索キーがヒットするように構成することもできる。この場合、例えば、検索語が「せぎわ」の場合、「いせぎわかやま」は文字列「せぎわ」を含むため、これをヒットさせることができる。
項目「電話番号」は、地点情報に係る施設の電話番号である。
この他、目的地データファイル56は、地点情報に係る施設の住所や、例えば、「関東地方」といったエリア情報や「レストラン」といったジャンル情報などを格納するように構成することができる。
通常キーワードは、意味単位で7文字以下(キーワードボタンの最大文字数が7文字であるため)の文字列に区分されており、ここでは、最初の区分を前方キーワードと呼び、これに続く区分をオフセットキーワードと呼んでいる。
項目「前方キーワード」は、通常キーワードの最初の区分に該当する文字列である。
項目「関連項目数」は、前方キーワードに後続するオフセットキーワードの個数である。
例えば、前方キーワード「みえれいんぼー」に対して、オフセットキーワードは、「らんど」、「しー」、「すとあ」の3つがあり、前方キーワード「みえれいんぼー」の関連項目数は3となっている。
そして、オフセットデータファイル59でのオフセットキーワードのアドレスとして機能している。
次に説明する、オフセットデータファイル59で、オフセット番号「25」〜「27」のオフセットキーワードは、それぞれ「らんど」、「しー」、「すとあ」となっており、前方キーワードとオフセットキーワードを結合して、「みえれいんぼーらんど」、「みえれいんぼーしー」、「みえれいんぼーすとあ」なるキーワードが形成される。
オフセットデータファイル59には、前方キーワードに後続する文字列が格納されている。
項目「オフセット番号」は、オフセットキーワードのオフセット番号である。
項目「オフセットキーワード」は、前方キーワードに後続するオフセットキーワードであり、7文字以内の文字列となっている。
例えば、キーワード「いせゆにばーさるすたじおとうきょう」は、前方キーワードが「いせゆにばーさ」であり、オフセットキーワードは、意味の区切りが分かり易い「る」、「すたじお」、「とうきょう」に設定されており、「る」は前方キーワードから数えて2番目、「すたじお」は3番目となる。
例えば、キーワード「みえれいんぼーらんど」のオフセットキーワード「らんど」には、後続するオフセットキーワードがないため0となり、キーワード「いせゆにばーさるすたじおとうきょう」のオフセットキーワード「る」には、後続するオフセットキーワードである「すたじお」が存在するため1となっている。
このため、前記キーワードで「いせゆにばーさ」を選択すると、オフセットキーワード「る」、「すたじお」、「とうきょう」が得られ、キーワード「いせゆにばーさるすたじおとうきょう」が形成される。
学習キーワードデータファイル60は、ユーザが検索語入力画面100で新たな検索語を入力した場合に、ナビゲーション装置1がこれを学習キーワードとして、意味単位で区分して格納したものである。
学習キーワードデータファイル60には、例えば、300件の学習キーワードを格納することができ、入力数が300件を越えた場合、ナビゲーション装置1は、最も古い学習キーワードを上書きすることにより新たな学習キーワードを格納する。又は、最も使用頻度が低いものを上書きしてもよい。
なお、キーワードボタンの最大文字数は、例えば、7文字であり、検索キーでは各意味単位が最大文字数以内になるように区分が設定されている。
このようにして、ナビゲーション装置1は、キーワードボタンに「すきやばし」を表示し、ユーザがこれを選択した場合に、引き続きキーワードボタンに「こうさてん」を表示し、更に「しょうてんかい」を表示することができる。
また、従来技術で説明した学習キーワードの「すきやばししょうてんかいれきしかいかん」は、「すきやばし/しょうてんかい/れきし/かいかん」などとなる。
図6(a)は、ディスプレイ42に表示された検索語入力画面100の態様の一例を示した図である。
ディスプレイ42の表面には、入力装置41(図2)を構成するタッチパネルが形成されており、ユーザがディスプレイ42に表示されたボタンなどをタッチして選択すると、当該ボタンに対応する情報をナビゲーション装置1に入力することができるようになっている。
検索語設定欄101は、ユーザが入力した検索語を表示する欄であり、入力済みの文字(仮名)の後に入力を催促するアンダースコアが表示される。
戻るボタン103は、検索語入力画面100に遷移する前の画面に戻るボタンである。
文字ボタン108は、50音文字や記号、濁音文字を入力するためのボタンであり、ナビゲーション装置1は、ユーザが選択した文字を検索語設定欄101に表示する。
キーワードボタン104〜106は、最大7文字表示することができる。
ナビゲーション装置1は、検索語設定欄101に文字が入力されると、これに対応するキーワードを表示する。
この際、ナビゲーション装置1は、学習キーワードデータファイル60を通常キーワードデータファイル58に優先して検索し、優先して検索された順にキーワードボタン104〜106に表示する。
ナビゲーション装置1は、完了ボタン107が選択されると、検索語設定欄101に入力された検索語を目的地データファイル56で検索すると共に、当該検索語を7文字単位に区分して学習キーワードデータファイル60に格納する。
なお、目的地データファイル56の検索は、完了ボタン107が選択される前であっても、検索語設定欄101で検索語の文字が入力されるたびに、これと並行して目的地データファイル56の地点情報を絞り込むように構成してもよい。
検索語設定欄101に入力された文字「せ」に対して、ユーザがキーワードボタン105の「せぎわーるど」を選択すると、ナビゲーション装置1は、文字「せ」をキーワードの「せぎわーるど」に置換する。
このため、ユーザは、1回の選択操作で「せぎわーるど」なる文字列を入力することができる。
なお、例えば、学習キーワード「せそみすとりー」が選択されると、ナビゲーション装置1は、これに続く「と」をキーワードボタンに表示する。
検索語設定欄101には、先に入力されていた「せぎわーるど」に続いて「ほんてん」がキーワード入力され、「せぎわーるどほんてん」が入力される。
キーワードボタン104〜106には、「ほんてん」に続くオフセットキーワード「えき」、「まえ」、「みなみ」が表示される。
このようにして、ナビゲーション装置1は、ユーザが入力した検索語を学習することができる。
検索結果表示欄201は、検索された地点名称を地点名称ボタンで一覧表示するための欄である。
図の例では、一度に5件まで表示することができ、「瀬木ワールド岡崎店」、「瀬木ワールド新宿店」など、検索上位5件の地点名称ボタンが検索順位順に表示される。各地点名称ボタンには、施設の内容が直感的に分かるようにアイコンが設定されている。
また、ナビゲーション装置1は、先にユーザが入力した検索語を、ユーザが選択した「瀬木ワールド岡崎店」の検索キー「せぎわーるど/おかざきてん」に倣って意味単位で区分する。
ジャンルボタン203は、検索結果表示欄201に表示される地点名称ボタンをジャンルで絞り込むためのボタンである。この図では、全ジャンルに設定されている。
前ボタン210、次ボタン214は、それぞれ、検索結果表示欄201の地点名称を1件ずつスクロールダウン、スクロールアップするためのボタンである。
スクロールバー217は、全検索結果のうち、現在表示している結果の位置を表すと共に、スクロールバー217をタッチしてドラッグすることにより、スクロールアップやスクロールダウンを行うことができる。
図9(a)は、検索キー「まくとなるひこなかしまじゃずどりーむ」を「/」記号によって意味単位に区分し、「まくとなるひこ/なかしま/じゃずどりーむ」としている。
項目「分割数」は、検索キーを分割した数である。「まくとなるひこなかしまじゃずどりーむ」は、第1区分の「まくとなるひこ」、第2区分の「なかしま」、第3区分の「じゃずどりーむ」の3つに区分されているため分割数は3である。
項目「分割位置」は、区分の最初の文字が先頭から何文字目かを表す数である。「まくとなるひこ」は1文字目、「なかしま」は8文字目、「じゃずどりーむ」は12文字目であるため、分割位置は、1、8、12となる。
以上、検索キーの区分を記録する態様について説明したが、他の方法を用いても良い。
図10(a)は、検索語の一例と、これに対してユーザが選択した地点情報の検索キーの一例を示した図である。
ユーザが完了ボタン107を選択して確定した検索語は「まくとなるひこなかし」にたいし、ユーザが選択した地点情報の検索キーが「まくとなるひこ/なかしま/じゃずどりーむ」であったとする。
この場合、検索語の区分には、例えば、次の4つの方法がある。何れの方法を採用しても学習キーワードを意味単位に区分することができる。
この場合は、単純に検索語と検索キーを比較し、検索キーで区分されている箇所で区分するものである。
このため、学習キーワードは、「まくとなるひこ/なかし」となる。
検索キーの第2区分は「なかしま」であるのに対し、検索語の第2区分は「なかし」であるため、ナビゲーション装置1は、検索語の第2区分に「ま」を補完し、「なかしま」とする。図では補完部分を下線で示している。
このため、学習キーワードは、「まくとなるひこ/なかしま」となる。
検索キーと検索語を比較すると、検索語は、第2区分の末尾の文字「ま」と第3区分が欠如しているため、ナビゲーション装置1は、当該欠如部分を補完して、第2区分を「なかしま」とすると共に第3区分「じゃずどりーむ」を追加して補完する。図では補完部分を下線で示している。
このため、学習キーワードは、「まくとなるひこ/なかしま/じゃずどりーむ」となる。
検索キーと検索語を比較すると、検索語の第2区分「なかし」は、検索キーの第2区分の「なかしま」に満たないため、ナビゲーション装置1は、検索語の「なかし」を学習キーワードから除外する。
このため、学習キーワードは、「まくとなるひこ」となる。
図11(a)に示したように、学習キーワードデータファイル60に項目「補完有無」を設け、補完した学習キーワードか否かを記録しておく。
なお、ここでは、補完した学習キーワードの表示状態を変化させたが、例えば、「まくとなるひこ/なかし」における「なかし」のように意味が不明な区分の表示状態を変化させるように構成することもできる。
以下の処理は、ナビゲーション装置1が備えるCPU21(図2)が所定のプログラムに従って行うものである。
なお、以下では、記憶媒体としてRAM24を用いるが、他の媒体を用いてもよい。
このように、ナビゲーション装置1は、文字の入力を受け付ける文字入力手段を備えている。
そして、CPU21は、RAM24に保持した当該文字を検索語設定欄101に表示する(ステップ15)。
そして、CPU21は、検索にヒットしたキーワードをRAM24に格納する。
このように、ナビゲーション装置1は、入力した文字に対応するキーワードをキーワード記憶手段から取得して意味単位で表示するキーワード表示手段を備えている。
CPU21は、ユーザから入力を受け付けると、当該入力内容を判断する(ステップ30)。
このように、ナビゲーション装置1は、表示したキーワードの選択を受け付けるキーワード選択手段と、入力を受け付けた文字とキーワードを保持する保持手段を備えている。
ここで、CPU21が検索語として確定する文字列(RAM24に保持されている文字列)は、文字ボタン108から入力された文字列である場合、キーワードボタン104〜106で選択されたキーワードに対応する文字列である場合(キーワードが連続して選択された場合を含む)、選択されたキーワードに対応する文字列とキーワード選択後に文字ボタン108から入力された文字列との組み合わせである場合が存在する。このように、CPU21は、入力された文字列と選択したキーワードの文字列から検索語を確定する。
このように、ナビゲーション装置1は、保持した文字とキーワードを検索語として確定する確定手段と、確定した検索語を用いて記憶した地点情報を検索する検索手段を備えている。
そして、CPU21は、RAM24に格納した画面データを用いてディスプレイ42に検索結果画面200を表示する(ステップ40)。
このように、ナビゲーション装置1は、検索した地点情報をリスト表示するリスト表示手段を備えている。
このように、ナビゲーション装置1は、リスト表示した地点情報の選択を受け付ける地点情報選択手段と、選択を受け付けた地点情報を案内対象に設定し、検索した地点情報から案内対象を設定する案内対象設定手段を備えている。
このように、ナビゲーション装置1は、確定した検索語を構成する文字列をキーワードとしてキーワード記憶手段に記憶するキーワード更新手段を備え、当該キーワード更新手段は、案内対象に設定した地点情報が含む被検索語の区分に従って、文字列(確定検索語)を区分して記憶する。
CPU21は、ユーザが完了ボタン107を選択すると、RAM24に記憶した入力文字列を検索語として確定する。
そして、CPU21は、ユーザが検索結果表示欄201で地点情報を選択すると、当該地点情報の検索キーを参照してRAM24に記憶し(ステップ105)、当該検索キーの区分を確認する(ステップ110)。
次に、CPU21は、区分した検索語に通常、補完、除外などの調節を施し、意味単位で区分された学習キーワードを生成する(ステップ125)。
そして、CPU21は、当該学習キーワードを学習キーワードデータファイル60に記憶して、これを更新する(ステップ130)。
しかしながら、ナビゲーション装置1が用いられる環境は、日本国内に限定されるものではない。入力装置41や各データの仕様を地域に対応させることにより、上述した画面表示を諸外国において使用することができる。
更に、ドイツ語、スペイン語、フランス語、アラビア語、中国語、韓国語、ロシア語など任意の言語入力に対応した装置とするようにしてもよい。例えば、中国語入力に対応したナビゲーション装置1の場合、入力装置41は、中国語のピンイン入力に対応した入力キーボードを備える。
また、インドヨーロッパ語族のように、意味単位が単語単位となっている場合、ユーザが入力した文字列を単語単位で区分するように構成することができる。
また、目的地検索を行う際に検索対象とならないデータ、例えば、付加情報のデータは、入力言語に対応したデータを記憶する必要はない。検索対象とならないデータには、例えば、入力言語に対応したデータを記憶しても、使用対象となる国(地域)の言語に対応したデータを記憶しても、また、入力言語と使用対象となる国(地域)の言語の両方の言語に対応したデータを記憶してもよい。
10 現在位置検出装置
20 情報処理制御装置
40 入出力装置
41 入力装置
42 ディスプレイ
50 情報記憶装置
56 目的地データファイル
58 通常キーワードデータファイル
59 オフセットデータファイル
60 学習キーワードデータファイル
Claims (6)
- 意味単位で区分された被検索語を含む地点情報を記憶する地点情報記憶手段と、
文字の入力を受け付ける文字入力手段と、
意味単位で区分されたキーワードを記憶するキーワード記憶手段と、
前記入力した文字に対応するキーワードを前記キーワード記憶手段から取得して意味単位で表示するキーワード表示手段と、
前記表示したキーワードの選択を受け付けるキーワード選択手段と、
前記入力を受け付けた文字と前記選択を受け付けたキーワードから検索語を確定する確定手段と、
前記確定した検索語を用いて前記記憶した地点情報を検索する検索手段と、
前記検索した地点情報から案内対象を設定する案内対象設定手段と、
前記確定した検索語を構成する文字列をキーワードとして前記キーワード記憶手段に記憶するキーワード更新手段と、
を具備し、
前記キーワード更新手段は、前記案内対象に設定した地点情報が含む被検索語の区分に従って、前記文字列を区分して記憶することを特徴とするナビゲーション装置。
- 前記検索した地点情報をリスト表示するリスト表示手段と、
前記リスト表示した地点情報の選択を受け付ける地点情報選択手段と、
を具備し、
前記案内対象設定手段は、前記選択を受け付けた地点情報を案内対象に設定することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。 - 前記キーワード更新手段は、前記確定した検索語の文字列が前記被検索語の区分に満たない場合、前記被検索語の区分に従って文字列を補完することを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のナビゲーション装置。
- 前記キーワード更新手段は、前記確定した検索語の文字列が前記被検索語の区分に満たない場合、前記被検索語の区分に従って文字列から文字を除外することを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のナビゲーション装置。
- 請求項1から請求項4までのうちの何れか1の請求項に記載のナビゲーション装置を備えた車両。
- 意味単位で区分された被検索語を含む地点情報を記憶する地点情報記憶手段と、意味単位で区分されたキーワードを記憶するキーワード記憶手段と、を備えたコンピュータにおいて、
文字の入力を受け付ける文字入力機能と、
前記入力した文字に対応するキーワードを前記キーワード記憶手段から取得して意味単位で表示するキーワード表示機能と、
前記表示したキーワードの選択を受け付けるキーワード選択機能と、
前記入力を受け付けた文字とキーワードを保持する保持機能と、
前記保持した文字とキーワードを検索語として確定する確定機能と、
前記確定した検索語を用いて前記記憶した地点情報を検索する検索機能と、
前記検索した地点情報から案内対象を設定する案内対象設定機能と、
前記確定した検索語を構成する文字列をキーワードとして前記キーワード記憶手段に記憶するキーワード更新機能と、
をコンピュータで実現し、
前記キーワード更新機能は、前記案内対象に設定した地点情報が含む被検索語の区分に従って、前記文字列を区分して記憶することを特徴とするナビゲーションプログラム。
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JP2008175510A JP5240558B2 (ja) | 2008-07-04 | 2008-07-04 | ナビゲーション装置、車両、及びナビゲーションプログラム |
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