JP5234408B2 - 検索装置及び検索プログラム - Google Patents
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例えば、ナビゲーション装置の場合、特許文献1で提案されているように、目的地の地名・施設名などを検索する場合に、その名称の読みや、住所、電話番号等をタッチパネルから入力することで、候補地点を絞り込むようになっている。
そのため、検索用の施設名称の読みに含まれる濁音や半濁音を清音に置き換えた検索キーを使用するようにしている。例えば、上記「ダプリン渋谷」の検索キーとして「たふりんしふや」としている。
そして、入力された文字に濁音等が含まれる場合には清音に置き換えて検索をしている。例えば、実際の入力文字「だふりんしぶや」を「たふりんしふや」に置き換えて検索をしている。
これにより施設「ダプリン渋谷」は、その読みが正確に「だぷりんしぶや」と入力された場合だけでなく、「たぷりんしぶや」や、「だふりんしふや」と入力された場合であっても検索されるようになっている。
このため、ユーザが敢えて濁音等の特定文字を入力している場合、その特定文字の入力操作が無駄になったり、入力した特定文字を含む所望の施設がリストの下位に表示される場合もあった。
(2)請求項2に記載の発明では、前記絞り込み手段は、前記入力された文字を濁音及び半濁音を清音に置き換えた検索キーに基づいて候補施設を絞り込む、ことを特徴とする請求項1に記載の検索装置を提供する。
(3)請求項3に記載の発明では、前記絞り込み手段は、前記入力された文字が長音であるとき、長音を直前の文字の母音に置き換えた検索キーに基づいて候補施設を絞り込む、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の検索装置を提供する。
(4)請求項4に記載の発明では、前記表示手段は、更に長音、拗音、促音を含めた特定文字の一致率が高い順に候補施設を表示する、ことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の検索装置を提供する。
(5)請求項5に記載の発明では、前記表示手段は、一致率が同一である候補施設は、先頭文字から連続して一致する特定文字の数が多い順に表示する、ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1の請求項に記載の検索装置を提供する。
(6)請求項6に記載の発明では、複数の施設情報を記憶する施設情報記憶機能と、文字を入力する入力機能と、前記入力された文字に基づいて、候補施設を前記施設情報記憶機能から絞り込む絞り込み機能と、前記絞り込まれた候補施設を表示する表示機能と、をコンピュータに実現させるための検索プログラムであって、前記表示機能は、前記候補施設と前記入力された文字列との、少なくとも濁音、半濁音を含む特定文字の一致率が高い順に候補施設を表示することを特徴とする検索プログラムを提供する。
(1)実施形態の概要
本実施形態の検索装置及び検索プログラムでは、入力された濁音等に限定されずに広く対象を絞り込み、候補施設をリスト表示する際に、入力された特定文字を踏まえてリスト表示順を決定する。すなわち、入力された特定文字と、候補施設の特定文字の一致率を算出し、一致率が高い順にリスト表示する。
また、施設の読みに対応する特定文字、通常文字(特定文字以外の文字)の配列を、検索キーの補完情報として保存する。
候補文字をリスト表示する場合、入力文字列から特定文字、通常文字の配列を作成し、補完情報との一致率を算出し、高い順に表示する。
以上により、正しく濁音、半濁音、長音を入力すれば目的とする施設が上位に表示され、不適切な施設が上位に表示されることを回避するための操作が不要になる。
図1は本実施形態が適用されるナビゲーション装置のシステム構成図である。
このナビゲーション装置は、車両に搭載され、この図1に示すように、現在位置検出装置10、情報処理制御装置20、入出力装置40及び情報記憶装置50とを備えている。
まず、現在位置検出装置10は、以下のような構成を有している。絶対方位センサ11は、例えば、磁石に基づいてN方向の検出から、車両がいずれの方向に位置するかを検出する地磁気センサであり、絶対方位を検出する手段であればよい。
また、角速度を利用して角度の変化を検出するジャイロセンサを用いてもよい。つまり、基準角度(絶対方位)に対して、相対的に変化した角度を検出することができる手段であればよい。
距離センサ13は、例えば、車輪の回転を検出して計数するものや、加速度を検出して2回積分するものでもよい。つまり、車両の移動距離を計測できる手段であればよい。
ビーコン受信装置15は、特定の地点に設置された送信装置より発信された信号を受信する装置である。特に、VICS情報を入手することができ、渋滞情報、現在位置情報、駐車場情報等車両の走行に関する情報を入手することができる。
例えば、自動車電話、ATIS、VICS、GPS補正、車両間通信など様々な利用方法があり、走行に関する情報を入出力することが可能である。
中央処理装置(CPU)21は、ナビゲーション装置全体の総括的な演算及び制御を行う。
第1ROM22はナビゲーションに関するプログラム、特に、現在位置の検出、経路の探索、表示案内などに関するナビゲーションプログラムを格納している。
入力インターフェイス23は、現在位置検出装置10からの情報を受け取る手段である。
通信インタフェース25は、現在位置検出装置10からの情報、特に外部から得られる情報を入出力するための手段である。
画像プロセッサ27は、CPU21で処理されたベクトル情報を画像情報に処理するための処理手段である。
時計28は、時刻を刻む。
画像メモリ29は、画像プロセッサにより処理された画像情報を格納する手段である。
音声プロセッサ30は、情報記憶装置50から読み込まれた音声情報を処理し、スピーカ44に出力する。
ディスプレイ42には、現在地周辺の地図や、目的地までの走行経路が表示される。
情報記憶装置50は、地図データファイル51、交差点データファイル52、ノードデータファイル53、道路データファイル54、写真データファイル55、目的地データファイル56、案内地点データファイル57、詳細目的地データファイル58、目的地読みデータファイル59、その他のデータファイル60を格納している。
この情報記憶装置50は、一般的には、光学的記憶媒体であるDVD−ROM、CD−ROMや磁気的記憶媒体であるハードディスクなどで構成されるが、光磁気ディスク、各種半導体メモリなどの各種情報記憶媒体で構成してもよい。
なお、書き換えが必要な情報については、書き換え可能なハードディスク、フラッシュメモリなどで構成し、その他の固定的な情報についてはCD−ROM、DVD−ROMなどのROMを使用するようにしてもよい。
案内地点データファイル57には、道路に設置されている案内表示板の内容や分岐点の案内等、案内が必要とされる地点の案内データが記憶されている。
詳細目的地データファイル58には、上記目的地データファイル56に記憶されている目的地に関する詳細なデータが記憶されている。
この図2に示されるように、施設情報には、施設IDと、施設名、検索キー情報、住所が保存され、更に図示しないが、電話番号、施設座標、案内点座標等のデータが保存されている。
保存対象であるデータのうち、施設IDは各施設を区別するためのID番号である。
施設座標は、緯度、経度からなる座標値である。
案内店座標は、その施設を案内するための座標で、例えば、駐車場の入口等の座標(緯度、経度)が、施設座標と別に保存される。
なお、図2の検索キーはカタカナで表記されているが、説明の都合上の表記であり、ひらがなであってもよい。実際には、カタカナ又はひらがなに対応するコード情報が保存される。
また拗音と促音を表記する小文字(以下、単に小文字という)は、直音に変換する。すなわち、拗音を構成する「ゃ」「ゅ」「ょ」「ゎ」「ぁ」「ぃ」「ぅ」「ぇ」「ぉ」、及び促音「っ」は、それぞれ直音「ヤ」「ユ」「ヨ」「ワ」「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」及び「ツ」に置き換えられている。
更に、長音については、直前の単音をのばした母音に置き換えられている。例えば、「こーるせんたー」は「コオルセンタア」となる。
図2では、「濁」は原型が濁音であることを、「半」は原型が半濁音であることを、「小」は原型が小文字であることを、「長」は長音であることを表している。
また「−」は置き換えられていない原型のままの文字であることをあらわしている。
例えば、施設情報「ジャズ喫茶斉藤」の検索キー「シヤスキツササイトウ」は、その原型の文字列が「濁小濁−小−−−−−」の順序で配列されていることが表されている。
なお、施設情報欄に表示されている「×」は対応する検索キーの文字が存在しないことを表している。
図3は、検索処理の際に、検索キーとしての文字列を入力するディスプレイ42の文字列入力画面を表したものである。
図3に示されるように、ディスプレイ42には、目的地の設定画面や現在地周辺の地図画面など各種メニュー画面を表示すると共に、表示画面(ディスプレイ)上には、指で直接触れることでポインティングすることができるタッチパネルが設けられている。ユーザがディスプレイ42の各画面に表示されているボタン等をタッチすると、当該ボタンに対応する情報がタッチパネルで検出されてナビゲーション装置1に入力することができるようになっている。
ディスプレイ42の外周縁には、図示しない目的地設定キーが配置され、この目的地設定キーの押下により図3に示す文字列入力画面が表示され、本実施形態における目的地を検索対象とした検索処理が実行される。
この文字列入力画面では、入力キーボード84、入力文字欄81、修正キー82、戻るキー83、完了キー85が表示される。
入力キーボード84は、50音を入力するための各キーから構成されている。なお、テンキーや機能キーを表示するようにしてもよい。
入力キーボード84には、特殊文字を入力するためにの、濁音符84a、半濁音符84b、小文字84c、長音符84dが表示されている。
濁音、半濁音は1文字であるが、文字列入力画面からの入力では清音+濁音符/半濁音符の2入力による。
修正キー82は入力文字を修正する場合のキー、戻るキー83は最後の操作の前の状態に戻すためのキーである。
完了キー85は、入力文字を検索キーとしてを確定させるためのキーである。
図4は絞り込み処理の内容を表したフローチャートである。
情報処理制御装置20は、文字入力画面から入力された文字を取得し(ステップ10)、取得した文字による検索キーと補完情報を作成する(ステップ11)。入力文字に対応した検索キーと補完情報の作成については後述する。
基本的に検索キーも補完情報も、目的地データファイル56に保存されている施設情報の検索キー、補完情報(図2参照)と同様に作成される。
ただし、濁音、半濁音を清音に置き換えるが、文字入力画面からの濁音「だ」の入力は、は「た」と「゛」の2入力となる。このため、最初の文字「た」が入力された段階では、通常文字の入力か濁音、半濁音かの区別がつかない。
そこで、通常文字が入力された時点では、検索キーにその通常文字を保存し、補完情報も通常文字を表す「−」を保存する。例えば、「た」が入力された場合には検索キー「タ」を保存する。
そして、次の入力が濁音符84a又は半濁音符84bであれば、直前の入力文字に対して保存した、補完情報「−」を「濁」又は「半」に変更する。なお、直前の入力文字に対応して保存した検索キーは変更しない。
次の入力が通常文字であれば、直前の入力文字に対して保存した補完情報と検索キーは確定する。
また、入力文字が、長音符84d「ー」である場合には、検索キーとして直前の入力文字に対応する母音を保存し、補完情報として「長」を保存する。
検索キーは全て通常文字に置き換えられて「シヤスユ」となり、各検索キーに対応する補完情報としては「濁小濁−」となる。
なお、入力文字画面からの入力操作では、「し」「゛」「ゃ」「す」「゛」「ゆ」の順に入力され、図5に示した検索キーと補完情報が作成されるが、入力文字画面の入力文字欄81には、図3に例示されるように「じゃずゆ」と表示される。
図6は、候補施設の表示処理の内容を表したフローチャートである。
情報処理制御装置20は、絞り込まれた候補施設から1の候補施設を表示対象とし、その補完情報を取得する(ステップ21)。
次に情報処理制御装置20は、取得した表示対象の補完情報と、入力文字列に対応してステップ11(図4参照)で作成した補完情報との一致率を算出する(ステップ22)。
全部終了していれば(ステップ23;Y)、情報処理制御装置20は、一致率が高い順に表示候補を並び替え(ステップ24)、各候補をディスプレイ42にリスト表示し(ステップ25)、処理を終了する。
図7では、入力文字として「じゃずゆ」が入力され、その補完情報「濁小濁−」(補完情報数n=4)の場合について例示している。
この例では、入力文字に対応する検索キー「シヤスユ」から候補施設(表示対象)「しゃす湯本」「ジャス湯リラックス」「ジャズ夢中島」…が絞り込まれ、各候補施設の施設情報から読み込まれた補完情報と比較して算出した一致率が表示されている。
図7の表示候補は、図2の施設情報に示した50音順に表示しているが、算出した一致率は、「ジャズ夢中島」4/4、「ジャス湯リラックス」3/4、「しゃす湯本」2/4…の順となる。
入力文字列「じゃずゆ」に対して、上述したように、絞り込まれた各候補施設に対する補完情報の一致率が高い順に、「ジャズ夢中島」、「ジャス湯リラックス」、「しゃす湯本」、「四安夢心地」…が検索結果表示欄66にリスト表示される。検索結果表示欄66には、各施設情報の施設名が表示される。
ただし、補完情報の一致率が同じ検索候補は、補完情報の先頭から連続して一致している数が多い順とし、連続一致している数も同一である場合に50音順とするようにしてもよい。
前ボタン74、次ボタン77は、それぞれ、検索結果表示欄66の候補施設を1件ずつスクロールダウン、スクロールアップするためのボタンである。
スクロールバー71は、全検索結果のうち、現在表示している候補施設の位置を表すと共に、スクロールバー71をタッチしてドラッグすることにより、スクロールアップやスクロールダウンを行うことができる。
いずれかの候補施設が選択されると、ナビゲーション装置に適用されている本実施形態の情報処理制御装置20は、選択された候補施設を目的地として設定する。
上述した絞り込み処理と表示処理により目的地が設定されると、情報処理制御装置20は、現在位置から目的地に至る走行経路の候補を複数探索(演算)し、ディスプレイ42に表示した地図上に表示し、運転者がいずれかの走行経路を選択すると、選択した走行経路をRAM24に格納することで、走行経路を取得する(走行経路取得手段)。
また、自宅等のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置を使用して、出発地から目的地までの走行経路を探索し、USBメモリ等の記憶媒体に格納し、該記憶媒体読取り装置を介して取得するようにしてもよい。この場合の記憶媒体読み取り装置は伝送路45を介して情報処理制御装置20に接続される。
経路案内は、探索した走行経路に対応する道路データと現在位置検出装置10で検出される現在位置とのマップマッチングにより、地図上の車両位置を特定し、車両現在位置周辺の地図をディスプレイ42に表示すると共に、探索した走行経路と現在位置とを地図上に表示する。
また、探索した走行経路と現在位置との関係から、案内の必要性、すなわち直進が所定距離以上続く場合、所定の進路変更地点等の走行経路の案内、及び方面案内が必要か否か等について判断し、必要である場合にはディスプレイ42の表示及び音声による案内を実行する。
一方、特定文字や通常文字の配置順による、入力文字と施設情報との一致率から表示の優先順位を決定することで、ユーザが入力した特定文字の配列に近い候補を優先して表示することができる。
20 情報処理制御装置
40 入出力装置
41 入力装置
42 ディスプレイ
50 情報記憶装置
Claims (6)
- 複数の施設情報を記憶する施設情報記憶手段と、
文字を入力する入力手段と、
前記入力された文字に基づいて、候補施設を前記施設情報記憶手段から絞り込む絞り込み手段と、
前記絞り込まれた候補施設を表示する表示手段と、を備え、
前記表示手段は、前記候補施設と前記入力された文字列との、少なくとも濁音、半濁音を含む特定文字の一致率が高い順に候補施設を表示する
ことを特徴とする検索装置。 - 前記絞り込み手段は、前記入力された文字を濁音及び半濁音を清音に置き換えた検索キーに基づいて候補施設を絞り込む、
ことを特徴とする請求項1に記載の検索装置。 - 前記絞り込み手段は、前記入力された文字が長音であるとき、長音を直前の文字の母音に置き換えた検索キーに基づいて候補施設を絞り込む、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の検索装置。 - 前記表示手段は、更に長音、拗音、促音を含めた特定文字の一致率が高い順に候補施設を表示する、
ことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の検索装置。 - 前記表示手段は、一致率が同一である候補施設は、先頭文字から連続して一致する特定文字の数が多い順に表示する、ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1の請求項に記載の検索装置。
- 複数の施設情報を記憶する施設情報記憶機能と、
文字を入力する入力機能と、
前記入力された文字に基づいて、候補施設を前記施設情報記憶機能から絞り込む絞り込み機能と、
前記絞り込まれた候補施設を表示する表示機能と、をコンピュータに実現させるための検索プログラムであって、
前記表示機能は、前記候補施設と前記入力された文字列との、少なくとも濁音、半濁音を含む特定文字の一致率が高い順に候補施設を表示することを特徴とする検索プログラム。
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