JP5120711B2 - ナビゲーション装置、車両、及びナビゲーションプログラム - Google Patents
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ナビゲーション装置は、出発地から目的地までの経路を探索する機能、GPS(Global Positioning System)衛星やジャイロなどのセンサを用いて自車両の位置を検出する機能、及び目的地までの経路と自車両の現在位置を地図上に表示する機能などを備えている。
これによって、ナビゲーション装置の提供元が用意したキーワードを学習したキーワードで拡張することができる。
なお、以下では、ナビゲーション装置の提供元が用意したキーワードを通常キーワードと呼び、学習したキーワードを学習キーワードと呼ぶことにする。
そのため、ユーザを目的地に案内した後にユーザが次の目的地を設定しようとした場合、前回目的地として設定した地点情報(施設)のキーワードが優先的に表示されるため、他の目的地を設定したい場合に不便であるという問題があった。
(2)請求項2記載の発明では、案内対象の地点情報を記憶する地点情報記憶手段と、キーワードを記憶するキーワード記憶手段と、文字の入力を受け付ける文字入力手段と、前記入力した文字に対応するキーワードを前記記憶したキーワードから取得して表示するキーワード表示手段と、前記表示したキーワードの選択を受け付けるキーワード選択手段と、前記入力を受け付けた文字又は前記選択を受け付けたキーワードを用いて前記記憶した地点情報を検索する地点情報検索手段と、前記検索した地点まで移動体を案内する案内手段と、前記案内した地点から前記移動体が移動したか否かを判断する判断手段と、前記案内した地点に前記移動体が停止している時間を計測する時間計測手段と、を具備し、前記キーワード表示手段は、前記移動体が移動していないと前記判断手段が判断し、かつ、前記計測した時間が所定時間以上であり、かつ、前記案内した地点の地点情報を検索するキーワードが単数の地点情報を検索する場合には、当該キーワードを表示しないことを特徴とするナビゲーション装置を提供する。
(3)請求項3記載の発明では、前記検索した複数の地点情報をリスト表示するリスト表示手段と、前記表示した地点情報の選択を受け付ける地点情報受付手段と、前記選択を受け付けた地点情報を案内対象に設定する案内対象設定手段と、を具備し、前記リスト表示手段は、前記移動体が移動していないと前記判断手段が判断した場合、前記案内した地点の地点情報の表示を規制することを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のナビゲーション装置を提供する。
(4)請求項4記載の発明では、前記表示の規制は、前記案内した地点の地点情報の優先度を下げて表示することにより行うことを特徴とする請求項3に記載のナビゲーション装置を提供する。
(5)請求項5記載の発明では、請求項1から請求項4までのうちの何れか1の請求項に記載のナビゲーション装置を備えた車両を提供する。
(6)請求項6記載の発明では、案内対象の地点情報を記憶する地点情報記憶手段と、キーワードを記憶するキーワード記憶手段と、を備えたコンピュータにおいて、文字の入力を受け付ける文字入力機能と、前記入力した文字に対応するキーワードを前記記憶したキーワードから取得して表示するキーワード表示機能と、前記表示したキーワードの選択を受け付けるキーワード選択機能と、前記入力を受け付けた文字又は前記選択を受け付けたキーワードを用いて前記記憶した地点情報を検索する地点情報検索機能と、前記検索した地点まで移動体を案内する案内機能と、前記案内した地点から前記移動体が移動したか否かを判断する判断機能と、を実現するナビゲーションプログラムであって、前記キーワード表示機能は、前記移動体が移動していないと前記判断機能が判断し、かつ、前記案内した地点の地点情報を検索するキーワードが単数の地点情報を検索する場合には、当該キーワードを表示しないことを特徴とするナビゲーションプログラムを提供する。
(7)請求項7記載の発明では、案内対象の地点情報を記憶する地点情報記憶手段と、キーワードを記憶するキーワード記憶手段と、を備えたコンピュータにおいて、文字の入力を受け付ける文字入力機能と、前記入力した文字に対応するキーワードを前記記憶したキーワードから取得して表示するキーワード表示機能と、前記表示したキーワードの選択を受け付けるキーワード選択機能と、前記入力を受け付けた文字又は前記選択を受け付けたキーワードを用いて前記記憶した地点情報を検索する地点情報検索機能と、前記検索した地点まで移動体を案内する案内機能と、前記案内した地点から前記移動体が移動したか否かを判断する判断機能と、前記案内した地点に前記移動体が停止している時間を計測する時間計測機能と、を実現するナビゲーションプログラムであって、前記キーワード表示機能は、前記移動体が移動していないと前記判断機能が判断し、かつ、前記計測した時間が所定時間以上であり、かつ、前記案内した地点の地点情報を検索するキーワードが単数の地点情報を検索する場合には、当該キーワードを表示しないことを特徴とするナビゲーションプログラムを提供する。
(2)請求項1に記載の発明によれば、当該キーワードが当該案内地点以外の地点情報を検索しないものである場合に、当該キーワードを表示しないようにすることができる。
(3)請求項2に記載の発明によれば、移動体が案内地点に停止していた時間を更にキーワード表示の条件とすることができる。
(4)請求項3に記載の発明によれば、移動体が案内地点から移動していない場合で、検索した地点情報が当該案内地点を示す場合に、当該地点情報のリスト表示を規制することができる。
(5)請求項4に記載の発明によれば、リスト表示の際に、前回目的地に設定した地点情報の優先度を下げることができる。
(6)請求項5に記載の発明によれば、請求項1から請求項4までのうちの何れか1の請求項に記載のナビゲーション装置を搭載した車両を提供することができる。
(7)請求項6に記載の発明によれば、請求項1のナビゲーション装置の機能をコンピュータで発揮するナビゲーションプログラムを提供することができる。
(8)請求項7に記載の発明によれば、請求項2のナビゲーション装置の機能をコンピュータで発揮するナビゲーションプログラムを提供することができる。
ナビゲーション装置1は、車両を目的地に案内した後、車両が当該目的地から移動したか否か(即ち、当該目的地に停車しているか否か)を判断することができる。
ユーザが検索語入力画面100で文字を入力するとナビゲーション装置1は、当該文字に対応するキーワードをキーワードボタン104などに表示するが、その際に、車両が前回目的地から移動していないか判断し、車両が前回目的地から移動していない場合、当該目的地の地点情報を検索し、当該地点情報を検索し、かつ、他の地点情報を検索しないキーワードを表示しないようにする。
これによって、ナビゲーション装置1は、現在停車している地点の地点情報を選択することになるキーワードを表示せず、キーワードによる検索語入力の利便性を高めることができる。
まず、図1を用いてナビゲーション装置が目的地候補の絞り込みを支援する仕組みについて説明する。
ナビゲーション装置は、学習キーワードデータファイル60や通常キーワードデータファイル58などを用いて検索語入力画面100を構成して検索語の設定を支援し、目的地データファイル56を用いて検索結果画面200を構成して検索語にヒットする目的地をユーザに選択させる。
この支援処理は、図中に括弧で示した英小文字の順に従って行われる。
文字ボタン群では、「あ」「い」、・・・など、個別の1文字を入力できるようになっており、キーワードボタンでは、「えき」、「りぞーと」、・・・などと、ユーザが入力すると思われる一連の文字列を入力できるようになっている。
(b)次いで、ナビゲーション装置は、同様に通常キーワードデータファイル58でキーワードを検索してキーワードボタンに表示する。
そして、ナビゲーション装置は、キーワードボタンを表示するに際して、上記(a)、(b)のように、学習キーワードデータファイル60を通常キーワードデータファイル58に優先して使用する。
(d)完了ボタン107が選択されると、ナビゲーション装置は、検索語設定欄101に入力された検索語を確定し、これを学習キーワードデータファイル60に格納して、新たな学習キーワードとする。
なお、キーワードボタンの表示が7文字単位であるため、ナビゲーション装置は、確定した検索語を7文字単位に区分してから学習キーワードデータファイル60に格納する。
次いで、ナビゲーション装置は、ユーザが検索結果表示欄201に表示された地点名称を選択すると、当該地点を目的地に設定する。
このナビゲーション装置1は、車両に搭載され、この図2に示すように、現在位置検出装置10、情報処理制御装置20、入出力装置40及び情報記憶装置50とを備えている。ここで、車両は移動体として機能している。
まず、現在位置検出装置10は、以下のような構成を有している。絶対方位センサ11は、例えば、磁石に基づいてN方向の検出から、車両が何れの方向に位置するかを検出する地磁気センサであり、絶対方位を検出する手段であればよい。
また、角速度を利用して角度の変化を検出するジャイロセンサを用いてもよい。つまり、基準角度(絶対方位)に対して、相対的に変化した角度を検出することができる手段であればよい。
距離センサ13は、例えば、車輪の回転を検出して計数するものや、加速度を検出して2回積分するものでもよい。つまり、車両の移動距離を計測できる手段であればよい。
ビーコン受信装置15は、特定の地点に設置された送信装置より発信された信号を受信する装置である。特に、VICS情報を入手することができ、渋滞情報、現在位置情報、駐車場情報等車両の走行に関する情報を入手することができる。
例えば、自動車電話、ATIS、VICS、GPS補正、車両間通信など様々な利用方法があり、走行に関する情報を入出力することが可能である。
中央処理装置(CPU)21は、ナビゲーション装置1全体の総括的な演算及び制御を行う。
本実施の形態では、キーワードを用いるなどしてユーザから目的地の設定を受け付けて経路探索し、車両を目的地まで案内したり、当該案内処理に係る案内履歴を案内履歴データファイル61に記録したり、案内語に車両が目的地から移動したか否かを判断して、当該判断に基づいてキーワードの表示処理を制御したりする。
CPU21は、ナビゲーションに関するプログラムに従って動作することにより、上記の案内処理やキーワード表示処理などを行うことができる。
RAM24は、CPU21が情報処理を行うためのワーキングメモリを提供し、例えば、CPU21が各種画面を表示するためのデータや各種センサの出力値やユーザが入力した情報などを記憶する。
より詳細には、後述する入力装置41により入力された目的地の情報、通過地点の情報等の利用者が入力した情報を記憶すると共に、利用者の入力情報に基づいてCPU21により演算された結果や、経路探索された結果、又は情報記憶装置50から読み込まれた地図情報を格納するための記憶手段である。
通信インターフェイス25は、現在位置検出装置10からの情報、特に外部から得られる情報を入出力するための手段である。
画像プロセッサ27は、CPU21で処理されたベクトル情報を画像情報に処理するための処理手段である。
画像メモリ29は、画像プロセッサ27により処理された画像情報を格納する手段である。
音声プロセッサ30は、情報記憶装置50から読み込まれた音声情報を処理し、スピーカ44に出力する。
ディスプレイ42には、現在地周辺の地図や、目的地までの走行経路が表示される。
情報記憶装置50は、地図データファイル51、交差点データファイル52、ノードデータファイル53、道路データファイル54、写真データファイル55、目的地データファイル56、案内地点データファイル57、通常キーワードデータファイル58、オフセットデータファイル59、学習キーワードデータファイル60、案内履歴データファイル61、及び図示しないその他のデータファイルを格納している。
なお、書き換えが必要な情報については、書き換え可能なハードディスク、フラッシュメモリなどで構成し、その他の固定的な情報についてはCD−ROM、DVD−ROMなどのROMを使用するようにしてもよい。
このように、情報記憶装置50は、目的地データファイル56を記憶しており、案内対象の地点情報を記憶する地点情報記憶手段として機能している。
案内地点データファイル57には、道路に設置されている案内表示板の内容や分岐点の案内等、案内が必要とされる地点の案内データが記憶されている。
オフセットデータファイル59には、通常キーワードデータファイル58のキーワードが選択された場合に、更に、それに続くキーワードをキーワードボタンに表示するためのオフセットキーワードが記憶されている。
学習キーワードデータファイル60には、ユーザが確定した検索語を学習した学習キーワードが記憶されている。
なお、ナビゲーション装置1でキーワードの学習機能を発揮するのは学習キーワードデータファイル60であるため、以下では、学習キーワードデータファイル60を対象に処理を行う場合について説明するが、通常キーワードデータファイル58やオフセットデータファイル59に対しても同様の処理を行うことが可能である。
例えば、車両を目的地に案内したという事実を記憶しておき、その後エンジンが駆動していないとか、車輪が回転していないといった車両状態を用いて、車両が前回目的地から移動していないことを判断することも可能である。
また、情報記憶装置50には、図示しないその他のデータファイルも記憶されている。
ナビゲーション装置1は、現在位置検出装置10で現在位置を検出し、情報記憶装置50の地図データファイル51から現在位置周辺の地図情報を読み込みディスプレイ42に表示する。
そして、ナビゲーション装置1は、ディスプレイ42に検索語入力画面100や検索結果画面200などを表示し、入力装置41から目的地の入力を受け付ける。
入力装置41は、ディスプレイ42上に配置されたタッチパネルを備えており、ユーザがディスプレイ42に表示された操作ボタンをタッチすると、当該操作ボタンの選択を検出し、ユーザから目的地の設定を受け付けるようになっている。
また、自宅等のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置を使用して、出発地から目的地までの走行経路を探索し、USBメモリ等の記憶媒体に格納し、該記憶媒体読取装置を介して取得するようにしてもよい。この場合の記憶媒体読取装置は伝送路45を介して情報処理制御装置20に接続される。
経路案内は、探索した走行経路に対応する道路データと現在位置検出装置10で検出される現在位置とのマップマッチングにより、地図上の車両位置を特定し、車両現在位置周辺の地図をディスプレイ42に表示すると共に、探索した走行経路と現在位置とを地図上に表示する。
また、探索した走行経路と現在位置との関係から、案内の必要性、即ち直進が所定距離以上続く場合、所定の進路変更地点等の走行経路の案内、及び方面案内が必要か否か等について判断し、必要である場合にはディスプレイ42の表示及び音声による案内を実行する。
目的地データファイル56は、経路案内対象である地点に関する地点情報を記憶したデータベースであり、「検索キー」、「地点名称」、「座標」、「電話番号」などの項目から構成されている。
また、図示しないが、各地点情報には、CPU21がこれを一意に識別するためのIDを付与することも可能である。
検索キーは、ユーザが検索語入力画面100で入力した検索語を検索するキーとして使用され、例えば、意味単位による一致により検索語をヒットさせることができる。
例えば、検索語が「せぎわーるど」の場合、最初の意味単位の一致による「せぎわーるど/おかざきてん」のほか、2番目の意味単位の一致による「ゆのまち/せぎわーるど」をヒットさせることができる。
ナビゲーション装置1は、検索語によって検索キーがヒットすることにより、検索語に対応する地点情報を特定することができる。
また、意味単位ではなく、検索語に該当する文字列を含む検索キーがヒットするように構成することもできる。この場合、例えば、検索語が「せぎわ」の場合、「いせぎわかやま」は文字列「せぎわ」を含むため、これをヒットさせることができる。
項目「電話番号」は、地点情報に係る施設の電話番号である。
この他、目的地データファイル56は、地点情報に係る施設の住所や、例えば、「関東地方」といったエリア情報や「レストラン」といったジャンル情報などを格納するように構成することができる。
通常キーワードは、意味単位で7文字以下(キーワードボタンの最大文字数が7文字であるため)の文字列に区分されており、ここでは、最初の区分を前方キーワードと呼び、これに続く区分をオフセットキーワードと呼んでいる。
項目「前方キーワード」は、通常キーワードの最初の区分に該当する文字列である。
項目「関連項目数」は、前方キーワードに後続するオフセットキーワードの個数である。
例えば、前方キーワード「みえれいんぼー」に対して、オフセットキーワードは、「らんど」、「しー」、「すとあ」の3つがあり、前方キーワード「みえれいんぼー」の関連項目数は3となっている。
そして、オフセットデータファイル59でのオフセットキーワードのアドレスとして機能している。
次に説明する、オフセットデータファイル59で、オフセット番号「25」〜「27」のオフセットキーワードは、それぞれ「らんど」、「しー」、「すとあ」となっており、前方キーワードとオフセットキーワードを結合して、「みえれいんぼーらんど」、「みえれいんぼーしー」、「みえれいんぼーすとあ」なるキーワードが形成される。
オフセットデータファイル59には、前方キーワードに後続する文字列が格納されている。
項目「オフセット番号」は、オフセットキーワードのオフセット番号である。
項目「オフセットキーワード」は、前方キーワードに後続するオフセットキーワードであり、7文字以内の文字列となっている。
例えば、キーワード「いせゆにばーさるすたじおとうきょう」は、前方キーワードが「いせゆにばーさ」であり、オフセットキーワードは、意味の区切りが分かり易い「る」、「すたじお」、「とうきょう」に設定されており、「る」は前方キーワードから数えて2番目、「すたじお」は3番目となる。
例えば、キーワード「みえれいんぼーらんど」のオフセットキーワード「らんど」には、後続するオフセットキーワードがないため0となり、キーワード「いせゆにばーさるすたじおとうきょう」のオフセットキーワード「る」には、後続するオフセットキーワードである「すたじお」が存在するため1となっている。
このため、前記キーワードで「いせゆにばーさ」を選択すると、オフセットキーワード「る」、「すたじお」、「とうきょう」が得られ、キーワード「いせゆにばーさるすたじおとうきょう」が形成される。
学習キーワードデータファイル60は、ユーザが検索語入力画面100で新たな検索語を入力した場合に、ナビゲーション装置1がこれを学習キーワードとして格納したものである。
学習キーワードデータファイル60には、例えば、300件の学習キーワードを格納することができ、入力数が300件を越えた場合、ナビゲーション装置1は、最も古い学習キーワードを上書きすることにより新たな学習キーワードを格納する。又は、最も使用頻度が低いものを上書きしてもよい。
例えば、学習キーワードが「すきやばしこうさてんしょうてんかい」の場合、ナビゲーション装置1は、これを「すきやばしこう/さてんしょう/てんかい」に区分する。
このようにして、ナビゲーション装置1は、キーワードボタンに「すきやばしこう」を表示し、ユーザがこれを選択した場合に、引き続きキーワードボタンに「さてんしょう」を表示することができる。
この場合、「あさくさにしに/っぽり」の場合には、2番目の区分の先頭の文字が「っ」と小文字になるため、「あさくさにし/にっぽり」と前方の文字列を6文字で区分する。
図6(a)は、ディスプレイ42に表示された検索語入力画面100の態様の一例を示した図である。
ディスプレイ42の表面には、入力装置41(図2)を構成するタッチパネルが形成されており、ユーザがディスプレイ42に表示されたボタンなどをタッチして選択すると、当該ボタンに対応する情報をナビゲーション装置1に入力することができるようになっている。
検索語設定欄101は、ユーザが入力した検索語を表示する欄であり、入力済みの文字(仮名)の後に入力を催促するアンダースコアが表示される。
戻るボタン103は、検索語入力画面100に遷移する前の画面に戻るボタンである。
文字ボタン108は、50音文字や記号、濁音文字を入力するためのボタンであり、ナビゲーション装置1は、ユーザが選択した文字を検索語設定欄101に表示する。
キーワードボタン104〜106は、最大7文字表示することができる。
ナビゲーション装置1は、検索語設定欄101に文字が入力されると、これに対応するキーワードを表示する。
この際、ナビゲーション装置1は、学習キーワードデータファイル60を通常キーワードデータファイル58に優先して検索し、優先して検索された順にキーワードボタン104〜106に表示する。
ナビゲーション装置1は、完了ボタン107が選択されると、検索語設定欄101に入力された検索語を目的地データファイル56で検索すると共に、当該検索語を7文字単位に区分して学習キーワードデータファイル60に格納する。
なお、目的地データファイル56の検索は、完了ボタン107が選択される前であっても、検索語設定欄101で検索語の文字が入力されるたびに、これと並行して目的地データファイル56の地点情報を絞り込むように構成してもよい。
検索語設定欄101に入力された文字「せ」に対して、ユーザがキーワードボタン105の「せぎわーるど」を選択すると、ナビゲーション装置1は、文字「せ」をキーワードの「せぎわーるど」に置換する。
このため、ユーザは、1回の選択操作で「せぎわーるど」なる文字列を入力することができる。
なお、例えば、学習キーワード「せそみすとりー」が選択されると、ナビゲーション装置1は、これに続く「と」をキーワードボタンに表示する。
検索語設定欄101には、先に入力されていた「せぎわーるど」に続いて「ほんてん」がキーワード入力され、「せぎわーるどほんてん」が入力される。
キーワードボタン104〜106には、「ほんてん」に続くオフセットキーワード「えき」、「まえ」、「みなみ」が表示される。
このようにして、ナビゲーション装置1は、ユーザが入力した検索語を学習することができる。
検索結果表示欄201は、検索された地点名称を地点名称ボタンで一覧表示するための欄である。
図の例では、一度に5件まで表示することができ、「瀬木ワールド岡崎店」、「瀬木ワールド新宿店」など、検索上位5件の地点名称ボタンが検索順位順に表示される。各地点名称ボタンには、施設の内容が直感的に分かるようにアイコンが設定されている。
ジャンルボタン203は、検索結果表示欄201に表示される地点名称ボタンをジャンルで絞り込むためのボタンである。この図では、全ジャンルに設定されている。
前ボタン210、次ボタン214は、それぞれ、検索結果表示欄201の地点名称を1件ずつスクロールダウン、スクロールアップするためのボタンである。
スクロールバー217は、全検索結果のうち、現在表示している結果の位置を表すと共に、スクロールバー217をタッチしてドラッグすることにより、スクロールアップやスクロールダウンを行うことができる。
この処理、及び以下に説明する他の処理は、CPU21が所定のプログラムに従って行うものである。
次に、CPU21は、RAM24に記憶した検索語を目的地データファイル56に記憶した地点情報の検索キーとマッチングし、当該検索語に対応する地点情報を検索し(ステップ10)、検索結果をRAM24に記憶する。
次いで、CPU21は、RAM24に記憶した順位を用いて、検索結果画面200の画面データを生成し、これをディスプレイ42に表示する。これにより、CPU21は、上位5番目までの地点情報を検索結果画面200の検索結果表示欄201にリスト表示する(ステップ15)。
すると、CPU21は、ユーザが選択した地点情報の施設を目的地に設定すると共に現在位置検出装置10を用いて自車両の現在位置を検出する。
そして、CPU21は、現在位置から目的地に至る経路を複数探索し、探索した経路をユーザに提示する。
このように、ナビゲーション装置1は、検索した地点に車両(移動体)を案内する案内手段を備えている。
CPU21は、現在位置検出装置10で検知される現在位置が目的地から所定距離以内となると「目的地付近です。案内を終了します」と音声案内するなどして、案内の終了を通知し、案内処理を終了する(ステップ30)。
そして、CPU21は、案内履歴を案内履歴データファイル61に記憶する(ステップ35)。
CPU21は、画面データを作成して検索語入力画面100をディスプレイ42に表示した後、入力装置41のタッチパネルを用いてユーザが文字ボタン108にタッチしたことを検知し、これによって検索語設定欄101への入力文字を受け付ける(ステップ50)。
このように、ナビゲーション装置1は、文字の入力を受け付ける文字入力手段を備えている。
次に、CPU21は、RAM24に記憶した文字に対応する学習キーワードを学習キーワードデータファイル60で検索し、ヒットしたものをRAM24に記憶する(ステップ60)。
CPU21は、通常キーワードに関しても同様に目的地データファイル56を検索し、ヒットしたものをRAM24に記憶する。
このように、ナビゲーション装置1は、前回案内した地点から車両が移動したか否かを判断する判断手段を備えている。
CPU21は、この判断のために、現在位置検出装置10で現在位置を検出し、これを前回目的地(RAM24に記憶した案内履歴に記録されている)の地点から所定距離以内であるか否かにより判断する。
この場合、案内履歴を用いなくても、車両が案内終了後に目的地から移動したか否かを判断することができる。
このように、ナビゲーション装置1は、入力した文字に対応するキーワードを学習キーワードデータファイル60に記憶したキーワードから取得して表示するキーワード表示手段を備えている。
例えば、前回目的地に設定した地点情報をヒットさせる学習キーワードを特定し、当該キーワードが当該地点情報以外の地点情報を目的地データファイル56で検索するか否かを確認する。
そして、当該地点情報以外の地点情報を検索しない場合には、当該学習キーワードを非表示に設定し、当該地点情報以外の地点情報を検索する場合には、当該学習キーワードを非表示に設定しないように処理することもできる。
そして、ユーザから入力されると(ステップ90)、CPU21は、当該入力内容を判断する(ステップ95)。
このように、ナビゲーション装置1は、表示したキーワードの選択を受け付けるキーワード選択手段を備えている。
例えば、先にRAM24に「せぎわーるど」が記憶されており、次に「おかざき」がキーワード入力された場合、CPU21は、RAM24に記憶した「せぎわーるど」を「せぎわーるどおかざき」に更新する。
例えば、先に「せぎわーるど」とキーワード入力し、次に、「おかざき」とキーワード入力した場合、CPU21は、これらを連結した「せぎわーるどおかざき」なるキーワードで前回目的地以外の地点情報が検索されるか否かを確認する。
このように、ナビゲーション装置1は、入力を受け付けた文字又は選択を受け付けたキーワードを用いて目的地データファイル56に記憶した地点情報を検索する地点情報検索手段を備えている。
ここで、当該案内した地点の地点情報を検索するキーワードが単数の地点情報を検索する場合とは、当該キーワードが当該地点情報のみにヒットする場合ということである。
そのため、ユーザが目的地に到達し、そこに入るにもかかわらず、当該目的地を設定するためのキーワードが表示されるのを防止することができ、ユーザの利便性を高めることができる。
この処理は、図10のフローチャートにステップ110を追加したものである。
即ち、ステップ75において、ステップ60でRAM24に記憶した学習キーワードで前回目的地以外の地点情報が検索されない場合(ステップ75;N)、図10の処理では、当該学習キーワードを表示対象から除外したが、この例では、更に、車両が目的地に到達して当該目的地に留まっている時間を考慮する。
このように、ナビゲーション装置1は、案内した地点に車両が停車している時間を計測する時間計測手段を備えている。
即ち、車両が所定時間以上案内先の地点に停車している場合、ユーザは当該地点で、例えば、食事をするなど、用事を済ませたと考えられ、当該地点を検索する必要はないが、停車時間が所定時間未満の場合には、目的地の施設が認識できずに再度入力する場合などがあるためである。
この処理は、図11のフローチャートからステップ75を除いたものである。
この例は、ステップ60でRAM24に記憶した学習キーワードで前回目的地以外の地点の地点情報が検索されるか否かにかかわらず、車両が目的地に到達して当該目的地に留まっている時間によって学習キーワードを表示するか否かを判断する。
このように、この例では、前回目的地として設定した施設において所定の時間以下しか滞在していない場合には、学習キーワードの非表示設定を行わない。
このように、ナビゲーション装置1は、計測した時間が所定時間以上であり、かつ、案内した地点の地点情報を検索するキーワードが単数の地点情報を検索する場合には、当該キーワードを表示しない。
この処理は、車両が前回目的地に停車している場合に、前回目的地の地点情報を検索結果表示欄201で非表示にするものである。
例えば、車両を「瀬木ワールド岡崎店」に案内した後、ユーザが瀬木ワールド岡崎店にて学習キーワード「せぎわーるど」で地点情報の検索を行った場合、「瀬木ワールド岡崎店」、「瀬木ワールド新宿店」、・・・などが検索されるが、前回目的地である「瀬木ワールド岡崎店」(現在車両は瀬木ワールド岡崎店に停車している)は、検索結果表示欄201に表示しないようにする。
次に、CPU21は、車両が前回目的地から移動したか否かを判断する(ステップ155)。
このように、ナビゲーション装置1は、検索した複数の地点情報をリスト表示するリスト表示手段を備えている。
そして、前回目的地の地点情報が検索されていない場合(ステップ160;N)、CPU21はステップ170に移行する。
そして、CPU21は、RAM24に記憶した地点情報のうち、非表示に設定したものを除いてリストを作成し(ステップ170)、リスト表示する(ステップ175)。
この後、ユーザがリスト表示した地点情報を選択すると、ナビゲーション装置1は、地点情報を目的地に設定し、車両を案内する。
このように、ナビゲーション装置1は、リスト表示した地点情報の選択を受け付ける地点情報受付手段と、選択を受け付けた地点情報を案内対象に設定する案内対象設定手段を備えている。
なお、以上の例では、前回目的地の地点情報を非表示としたが、非表示とせず、当該地点情報をリスト表示する優先度を下位に設定して(下げて)表示するように構成することもできる。
このように、ナビゲーション装置1は、車両が移動していないと判断手段が判断した場合、案内した地点の地点情報の表示を非表示にしたり、優先度を下げたりして規制することができる。
更に、ナビゲーション装置1は、車両用として説明したが、例えば、歩行者用のナビゲーション装置に適用することも可能である。
しかしながら、ナビゲーション装置1が用いられる環境は、日本国内に限定されるものではない。入力装置41や各データの仕様を地域に対応させることにより、上述した画面表示を諸外国において使用することができる。
更に、ドイツ語、スペイン語、フランス語、アラビア語、中国語、韓国語、ロシア語など任意の言語入力に対応した装置とするようにしてもよい。例えば、中国語入力に対応したナビゲーション装置1の場合、入力装置41は、中国語のピンイン入力に対応した入力キーボードを備える。
また、目的地検索を行う際に検索対象とならないデータ、例えば、付加情報のデータは、入力言語に対応したデータを記憶する必要はない。検索対象とならないデータには、例えば、入力言語に対応したデータを記憶しても、使用対象となる国(地域)の言語に対応したデータを記憶しても、また、入力言語と使用対象となる国(地域)の言語の両方の言語に対応したデータを記憶してもよい。
10 現在位置検出装置
20 情報処理制御装置
40 入出力装置
41 入力装置
42 ディスプレイ
50 情報記憶装置
56 目的地データファイル
58 通常キーワードデータファイル
59 オフセットデータファイル
60 学習キーワードデータファイル
61 案内履歴データファイル
Claims (7)
- 案内対象の地点情報を記憶する地点情報記憶手段と、
キーワードを記憶するキーワード記憶手段と、
文字の入力を受け付ける文字入力手段と、
前記入力した文字に対応するキーワードを前記記憶したキーワードから取得して表示するキーワード表示手段と、
前記表示したキーワードの選択を受け付けるキーワード選択手段と、
前記入力を受け付けた文字又は前記選択を受け付けたキーワードを用いて前記記憶した地点情報を検索する地点情報検索手段と、
前記検索した地点まで移動体を案内する案内手段と、
前記案内した地点から前記移動体が移動したか否かを判断する判断手段と、
を具備し、
前記キーワード表示手段は、前記移動体が移動していないと前記判断手段が判断し、かつ、前記案内した地点の地点情報を検索するキーワードが単数の地点情報を検索する場合には、当該キーワードを表示しないことを特徴とするナビゲーション装置。
- 案内対象の地点情報を記憶する地点情報記憶手段と、
キーワードを記憶するキーワード記憶手段と、
文字の入力を受け付ける文字入力手段と、
前記入力した文字に対応するキーワードを前記記憶したキーワードから取得して表示するキーワード表示手段と、
前記表示したキーワードの選択を受け付けるキーワード選択手段と、
前記入力を受け付けた文字又は前記選択を受け付けたキーワードを用いて前記記憶した地点情報を検索する地点情報検索手段と、
前記検索した地点まで移動体を案内する案内手段と、
前記案内した地点から前記移動体が移動したか否かを判断する判断手段と、
前記案内した地点に前記移動体が停止している時間を計測する時間計測手段と、
を具備し、
前記キーワード表示手段は、前記移動体が移動していないと前記判断手段が判断し、かつ、前記計測した時間が所定時間以上であり、かつ、前記案内した地点の地点情報を検索するキーワードが単数の地点情報を検索する場合には、当該キーワードを表示しないことを特徴とするナビゲーション装置。
- 前記検索した複数の地点情報をリスト表示するリスト表示手段と、
前記表示した地点情報の選択を受け付ける地点情報受付手段と、
前記選択を受け付けた地点情報を案内対象に設定する案内対象設定手段と、
を具備し、
前記リスト表示手段は、前記移動体が移動していないと前記判断手段が判断した場合、前記案内した地点の地点情報の表示を規制することを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のナビゲーション装置。
- 前記表示の規制は、前記案内した地点の地点情報の優先度を下げて表示することにより行うことを特徴とする請求項3に記載のナビゲーション装置。
- 請求項1から請求項4までのうちの何れか1の請求項に記載のナビゲーション装置を備えた車両。
- 案内対象の地点情報を記憶する地点情報記憶手段と、キーワードを記憶するキーワード記憶手段と、を備えたコンピュータにおいて、
文字の入力を受け付ける文字入力機能と、
前記入力した文字に対応するキーワードを前記記憶したキーワードから取得して表示するキーワード表示機能と、
前記表示したキーワードの選択を受け付けるキーワード選択機能と、
前記入力を受け付けた文字又は前記選択を受け付けたキーワードを用いて前記記憶した地点情報を検索する地点情報検索機能と、
前記検索した地点まで移動体を案内する案内機能と、
前記案内した地点から前記移動体が移動したか否かを判断する判断機能と、
を実現するナビゲーションプログラムであって、
前記キーワード表示機能は、前記移動体が移動していないと前記判断機能が判断し、かつ、前記案内した地点の地点情報を検索するキーワードが単数の地点情報を検索する場合には、当該キーワードを表示しないことを特徴とするナビゲーションプログラム。
- 案内対象の地点情報を記憶する地点情報記憶手段と、キーワードを記憶するキーワード記憶手段と、を備えたコンピュータにおいて、
文字の入力を受け付ける文字入力機能と、
前記入力した文字に対応するキーワードを前記記憶したキーワードから取得して表示するキーワード表示機能と、
前記表示したキーワードの選択を受け付けるキーワード選択機能と、
前記入力を受け付けた文字又は前記選択を受け付けたキーワードを用いて前記記憶した地点情報を検索する地点情報検索機能と、
前記検索した地点まで移動体を案内する案内機能と、
前記案内した地点から前記移動体が移動したか否かを判断する判断機能と、
前記案内した地点に前記移動体が停止している時間を計測する時間計測機能と、
を実現するナビゲーションプログラムであって、
前記キーワード表示機能は、前記移動体が移動していないと前記判断機能が判断し、かつ、前記計測した時間が所定時間以上であり、かつ、前記案内した地点の地点情報を検索するキーワードが単数の地点情報を検索する場合には、当該キーワードを表示しないことを特徴とするナビゲーションプログラム。
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2008
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