JP2010013306A - 単結晶シリコンウェーハのcop発生要因の判定方法 - Google Patents

単結晶シリコンウェーハのcop発生要因の判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】より実情に適合した基準のもとで非結晶起因のCOPと結晶起因のCOPとを切り分ける判定方法を提供する。
【解決手段】下記の手順1〜手順3によりCOPの分布がリング状またはディスク状ではないと判定した場合は、結晶起因のCOPではないとする。
手順1:全面のCOPの個数が下限値(例えば100個)以下のウェーハを対象とする。
手順2:ウェーハを半径方向に分割し、各分割領域のCOPの個数が下限値を超える領域を複数(例えばA〜Hの8個が望ましい)の扇形に分割し、互いに隣接する複数個(例えば2個)の扇形中のCOPの個数の少なくとも1つが設定値(例えば2個)未満である場合は、リング状ではないとする。
手順3:ディスク領域を複数個(例えば4個)の扇形に分割し、少なくとも1つの扇形領域においてCOPの個数が設定値(例えば1個)未満である場合は、ディスク状ではないとする。
【選択図】図2

Description

本発明は、単結晶シリコンウェーハを対象として適用するCOP(Crystal Originated Particle)発生要因の判定方法に関する。
半導体デバイスの基板としての単結晶シリコンウェーハは、シリコンの単結晶インゴットから切り出され、数多くの物理的、化学的、さらには熱的処理を施され、製造される。シリコンの単結晶インゴットは、一般に、石英るつぼ内の溶融したシリコンに種結晶を浸漬させて引き上げ、単結晶を成長させるチョクラルスキー法(以下、「CZ法」という)により得られが、単結晶育成時にGrown−in欠陥と称される微細欠陥が結晶内に導入される。
このGrown−in欠陥は、単結晶育成の際の引上げ速度と、凝固直後の単結晶内温度分布(引上げ軸方向の結晶内温度勾配)に依存して、COP(Crystal Originated Particle)などと呼ばれる大きさが0.1〜0.2μm程度の空孔凝集欠陥、転位クラスターと呼ばれる大きさが10μm程度の微小転位からなる欠陥などとして単結晶内に存在する。
また、CZ法によって製造されたシリコン単結晶ウェーハは、高温の酸化熱処理を受けたとき、リング状に現れる酸化誘起積層欠陥(以下、「OSF」−Oxidation Induced Stacking Fault−という)が発生する場合がある。このOSFリングが潜在的に発生する領域は、育成中の結晶の熱履歴に依存し、特に育成中の引き上げ速度の影響を受け、引き上げ速度を小さくしていくと、OSFリングが現われる領域が結晶の外周側から内側に収縮していく。言い換えると、高速で単結晶を育成するとOSFリングの内側領域がウェーハ全体に広がることになり、低速で育成するとOSFリングの外側領域がウェーハ全体に広がる。
OSFがデバイスの活性領域であるウェーハ表面に存在する場合には、リーク電流の原因になりデバイス特性を劣化させる。また、COPは初期の酸化膜耐圧性を低下させる因子であり、転位クラスターもそこに形成されたデバイスの特性不良の原因になる。
これらの欠陥の中で、COPは転位クラスターほどの悪影響を及ぼさないことや、生産性向上の効果もあることなどから、従来は、リング状OSFの発生領域が結晶の外周部に位置するように引き上げ速度を速くして、単結晶育成が行われてきた。しかし、近年における半導体デバイスの小型化、高集積化に対応してデバイスの微細化が進むに伴い、極めて小さいCOPをも極力減少させた、Grown−in欠陥の極めて少ない単結晶シリコンウェーハ(以下、「無欠陥結晶のシリコンウェーハ」ともいう)が製造されるようになってきている。
それに伴い、無欠陥結晶のシリコンウェーハではCOP評価が実施され、欠陥(COP)の個数と欠陥分布パターンの有無により結晶性(無欠陥性)を保証する合否判定が行われている。なお、COP評価に際しては、COPの検出方法として、一般に、表面欠陥検査装置(例えば、SP2:KLA−Tencor社製)を用いる方法や、ウェーハの表面に所定厚さの酸化膜を形成させた後、外部電圧を印加して、前記ウェーハ表面の欠陥部位で酸化膜を破壊するとともに銅を析出させ、この析出した銅を肉眼で観察することにより、あるいは透過電子顕微鏡(TEM)、走査電子顕微鏡(SEM)を用いて観察することにより欠陥(COP)を検出する銅析出法(銅デコレーション法)と称される方法などが用いられている。
ところで、COPの発生要因は結晶起因と非結晶起因の二つに分けることができる。結晶起因のCOPとは、前述の単結晶育成時に結晶内に導入されるGrown−in欠陥を指し、面検器では見つけることができない微細なCOPであると考えられている。
この結晶起因のCOPの発生パターンは、これまでの調査により次の4つに区分されることが分かってきた。すなわち、
(1)ウェーハ中心にディスク状に現れる。
(2)ウェーハ外周に沿うようにリング状に現れる。
(3)前記(1)と(2)が同時に、すなわちディスクリング状に現れる。
(4)ウェーハ全面に高密度(直径300mmウェーハで300個以上)に現れる。
一方、非結晶起因のCOPとは、シリコンウェーハのハンドリング時にウェーハ表面に生じる微細な傷や引っかき傷に起因するもので、線状に発生するものや、局所的にまたはウェーハ全面に斑点状に発生するものなどがある。
非結晶起因のCOPはウェーハを構成するシリコンの単結晶そのものに由来する本質的な欠陥ではないので、COP評価では除外されるべきであり、現在行われているCOP評価でも、非結晶起因と容易に判断できるCOPは評価から除外されている。
例えば、本出願人は、ウェーハを半径方向に同心円状に分割し、またはさらに円周方向に分割し、分割した領域ごとに求めた欠陥サイズが極めて小さいCOPの密度に基づいて、あるいはCOPの発生位置を考慮して非結晶起因のCOPと結晶起因のCOPとを切り分ける方法を提案した(特許文献1参照)。この方法によれば、明確な基準のもとでCOP発生要因の判定を行うことができるので、非結晶起因のCOPであるにもかかわらず結晶起因のCOPであるとする誤判定を回避することができ、また、判定基準の明確化により安定した品質のウェーハの提供が可能となる。
しかしながら、シリコン単結晶の引上げ技術の向上等に伴い、COPのウェーハ全面における現れ方が少なくなるとともに、その分布状態が変化したこともあって、より実情に適合したCOP発生要因の判定方法の確立が望まれている。
特願2006−158488
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、COPの評価を適正に行うために、より実情に適合した合理的な基準のもとで非結晶起因のCOPと結晶起因のCOPとを切り分ける単結晶シリコンウェーハのCOP発生要因の判定方法を提供することを目的としている。
本発明者は、上記の課題を解決するために検討を重ねた結果、ウェーハを半径方向に同心円状に分割し、あらかじめ定めた下限値を超える領域(リング)をさらに複数の扇形に分割し、前記下限値を超える領域(リング)ごとに、互いに隣接する複数の扇形(隣接扇形)中のCOPの個数をカウントする作業を、そのリング全周にわたって行い、それぞれのCOPの個数をあらかじめ設定した基準値(設定値)と照合することにより、それらCOPが結晶起因と判断できるリング状分布になっているか否かを判定する方法がより実情に合っていることを確認した。ディスク状分布についても、ウェーハのディスク領域を複数の扇形に分割し、それぞれの扇形中のCOPの個数をあらかじめ設定した基準値(設定値)と照合して同様の判定を行う。
このように、COPの分布がリング状か、ディスク状かを判定することによって、ウェーハに発生したCOPの発生要因が結晶育成時に導入された欠陥によるものか否かを判定することができる。
本発明の要旨は、下記の単結晶シリコンウェーハのCOP評価方法にある。
すなわち、単結晶シリコンウェーハのCOP発生要因の判定方法であって、前記ウェーハのCOPについて下記の手順1〜手順3に定める判定をした場合は、COPの発生要因が結晶育成時に導入された欠陥以外の要因によるものであるとすることを特徴とする判定方法である。
手順1:
ウェーハ全面のCOPの個数を数え、当該個数があらかじめ定めた下限値以下のウェーハを手順2、手順3で行う判定の対象とする。
手順2:
ウェーハを半径方向に同心円状に分割し、分割したリング状の領域ごとにCOPの個数を数え、当該個数があらかじめ定めた下限値以下の場合は、当該COPの分布がリング状ではないと判定し、前記下限値を超える場合は、当該下限値を超える領域を複数の扇形に分割し、前記下限値を超える領域ごとに、それぞれの扇形中のCOPの個数を数え、互いに隣接する複数個の扇形(隣接扇形)中のCOPの個数を、全ての隣接扇形についてそれぞれ合計し、各合計値の少なくとも1つが設定値未満である場合は、当該COPの分布がリング状ではないと判定する。
手順3:
手順2で半径方向に同心円状に分割したウェーハのディスク領域内のCOPの個数を数え、当該個数があらかじめ定めた下限値以下の場合は、当該COPの分布がディスク状ではないと判定し、前記下限値を超える場合は、ディスク領域を複数個の扇形に分割してそれぞれの扇形中のCOPの個数を数え、少なくとも1つの扇形領域においてCOPの個数が設定値未満である場合は、当該COPはディスク状の分布になっておらず結晶育成時に導入されたCOPではないと判定する。
本発明の単結晶シリコンウェーハのCOP評価方法において、手順1におけるあらかじめ定めた下限値を100個とし、手順2におけるあらかじめ定めた下限値を超える領域の扇形への分割数を8、隣接する複数の扇形の個数を2個、設定値を2個とし、手順3における扇形への分割数が4であり、設定値が1個であることとすれば、COPの分布状態等、現時点における実態に最も適合していると考えられ、望ましい。
本発明の単結晶シリコンウェーハのCOP発生要因の判定方法は、ウェーハを半径方向に同心円状に分割し、あらかじめ定めた下限値を超える領域(リング)をさらに複数の扇形に分割して、互いに隣接する例えば2個の扇形(隣接扇形)中のCOPの個数を前記領域(リング)の全周にわたってそれぞれカウントし、これらCOPの個数をあらかじめ設定した基準値と照合してCOPの発生要因を判定することを主体とする方法で、より実情に適合した判定基準である。
この方法によれば、非結晶起因のCOPであるにもかかわらず結晶起因のCOPであるとする誤判定を回避することができ、ウェーハの生産性を向上させるとともに、安定した品質のウェーハの提供が可能である。
一般に、結晶起因のCOPの発生分布はディスク状、リング状もしくはディスク−リング状に現れる。また、ウェーハ全面に高密度に現れることもある。COPがこのようにパターンを持って現れるのは、石英るつぼ内の溶融したシリコンに種結晶を浸漬させて引き上げる際の引上げ速度と単結晶育成時に導入されるGrown−in欠陥の分布が、以下に述べるように特定の関係にあるためである。
図1は、Grown−in欠陥の極めて少ないウェーハを製造することができる育成装置により引き上げたシリコン単結晶の断面の欠陥分布状態の一例を引上げ速度と対比させて模式的に示した図である。これは、成長させた単結晶を引上げ軸に沿って切断し、硝酸銅水溶液に浸漬させてCuを付着させ、熱処理後X線トポグラフ法により微小欠陥の分布状態を観察した結果を示している。
図1において、「V−rich」とはCOPの多い領域であり、「I−rich」とは単結晶育成時に取り込まれた格子間原子に起因する転位クラスター欠陥の多い領域である。また、「P−band」は酸素誘起積層欠陥(OSF)である。引上げ速度がそれより低速側の「PV」は酸素析出促進領域で、空孔が優勢な無欠陥領域であり、さらに低速側の「PI」は酸素析出抑制領域で、格子間原子が優勢な無欠陥領域である。
この無欠陥領域に相当する引上げ速度で単結晶を引き上げた場合は、Grown−in欠陥の極めて少ないウェーハが得られるが、引上げ速度がそれよりも高速側にずれた場合、特定のパターンを持ったCOPが発生する。例えば、シリコン単結晶の断面が図1に示したような欠陥分布状態のときに、引上げ速度Vdで引き上げると、中心部にディスク状にCOPが分布するウェーハとなる。
V−rich側の欠陥(COP、OSF等)の面内分布は、引上げ炉の熱履歴により、図1に示したような、中心部と外周部がほぼ均等に低速側に張り出した形状のほか、中心部が低速側に張り出した形状や、外周部が低速側に張り出した形状を採りうる。しかし、半径をrとして、r/2程度(つまり、中心から半径方向に1/2程度の距離)の部分が低速側に張り出すことはない。したがって、結晶起因のCOPはディスク状やリング状の分布を持つことになる。特にリングパターンはr/2程度の場所に発生することはなく、結晶の外周に沿うように発生する。
また、熱履歴が軸(引上げ軸)対象であることから、COPはθ方向(ウェーハの周方向)にも均等に発生する。したがって、リング状やディスク状の分布形態で発生したCOPの密度は周方向にほぼ均一となっている。
COPがウェーハ全面に高密度に現れるのは、引上げ速度が大きく高速側にずれた場合である。ただし、その場合に発生するCOP密度は高密度で、COPの個数は直径300mmのウェーハ全面で300〜400個以上となる。したがって、COPがウェーハ全面に現れていても、COP個数が200個程度以下である場合、その発生要因は引上げ速度が大きく高速側にずれたこと(結晶起因)によるものではないと考えるのが妥当である。
結晶起因のCOPは、以上述べたような発生挙動を示す。本発明のCOP発生要因の判定方法は、この発生挙動を利用してCOPが結晶起因であるか非結晶起因であるかの判定を行う方法である。
本発明のCOP発生要因の判定方法においては、まず、手順1で、ウェーハ全面のCOPの個数を数える。これは、実質的には、発生要因が結晶起因であるか非結晶起因であるかを問わず、欠陥の多いウェーハを不合格品として排除するためであるが、COP発生要因の判定という観点からみれば、ウェーハ全面に高密度に現れる結晶起因のCOPが存在するウェーハを排除するという意義を有している。
手順1により、ウェーハ全面のCOPの個数があらかじめ定めた下限値を超えるウェーハを手順2、手順3での判定の対象から排除する。前記の「あらかじめ定めた下限値」は、昨今におけるCOPの発生状況からみて、100個とするのが望ましい。
手順2では、まず、「ウェーハを半径方向に同心円状に分割し、分割したリング状の領域ごとにCOPの個数を数え、当該個数があらかじめ定めた下限値以下の場合は、当該COPの分布はリング状ではないと判定」する。前述のように、V−rich側の欠陥であるCOPのウェーハ面内分布は、引上げ炉の熱履歴により、ディスク状やリング状のパターンを持ち、また、熱履歴が軸(引上げ軸)対象であることから、ウェーハの周方向にほぼ均等に発生するので、その個数が少なすぎる場合は、当該COPはリング状(つまり、結晶起因のCOP)の分布ではないと推測できるからである。
前記のあらかじめ定めた下限値は、COPの分布状態等の実態や、判定実績等を踏まえ、半経験的手法で設定する。例えば、後述する図2に示すように、直径300mmのウェーハを半径方向に5分割(リング1〜リング4、および中心部のディスク)した場合、分割した領域(リング1〜リング4)についてのあらかじめ定めた下限値は、リング1から順に14個、14個、12個および8個とするのが望ましい。
手順2において、同心円状に分割した領域ごとのCOPの個数が「前記下限値を超える場合、当該下限値を超えるリング状の領域を複数の扇形に分割し、前記下限値を超える領域ごとに、それぞれの扇形中のCOPの個数を数える」のは、前述のように、COPはθ方向(ウェーハの周方向)に均等に発生するからである。なお、リング状の分布は結晶の外周に沿うように発生するので、前記の下限値を超える領域(リング)は、通常、同心円状に分割した最も外側のリングになる。
そして、「互いに隣接する複数個の扇形(隣接扇形)中のCOPの個数を、全ての隣接扇形についてそれぞれ合計し、各合計値の少なくとも1つが設定値未満である場合は、当該COPの分布がリング状ではないと判定する」。これは、以下に述べるように、判定を実情に即し、かつ的確に行うためである。
図2は、本発明のCOP発生要因の判定方法における手順2および手順3を説明する図である。この例では、COPの個数が前記下限値を超える領域(リング)は最も外側のリング1のみであり、このリング1をA〜Hの8個の扇形に分割している。
図2において、「互いに隣接する複数個の扇形」とは、例えば、扇形Aと扇形B(隣接扇形A+B)、扇形Bと扇形C(隣接扇形B+C)などである。この例では、「複数個」を「2個」としており、隣接扇形A+Bから順に隣接扇形H+Aまで、合計8個の隣接扇形が形成されている。これら互いに隣接する2個の扇形(隣接扇形)内に存在するCOPの個数を、全ての隣接扇形のそれぞれについて合計し(例えば、隣接扇形A+Bでは、扇形Aと扇形BのCOPの個数を合計する)、各合計値の少なくとも1つ(例えば、隣接扇形A+B)が設定値未満である場合は、この最外周のリング1内に存在するCOPは結晶育成時に導入されたリング状の分布をしているCOPではないと判定する。前述のように、結晶起因のCOPであればディスク状やリング状に分布するが、この最外周リング内に存在するCOPは隣接扇形A+Bの部分でリングが切れていてリング状の分布ではないと判断できるからである。
このように、A〜Hの扇形中のCOPを観察するに際して、2個の扇形を単位として隣接扇形を構成し、そのうちの1個の扇形を次の隣接扇形の一方の扇形とする、というように、観察範囲を広く、かつ重複させてとっているので、COPの発生個数が少なく、偶然に1つの扇形においてCOPの個数が設定値未満となっている場合に、誤った判断をする危険性を回避し、的確な判定を下すことができる。なお、隣接扇形を構成する領域(単位扇形)の個数は、2個とするのが望ましいが、必ずしもこれに限定されず、例えば、3個以上の複数個としてもよい。隣接扇形を構成する領域の個数を増やすことにより判定の的確性を向上させることも考えられるからである。
前記の設定値は、実情を踏まえ、判定の実績に基づいて設定することができる。例えば、2個とするのが、実情に適合しており、望ましい。
前記図2に示した例では、最外周のリング1を8個の扇形に分割しているが、これに限定されない。8個の扇形に分割した場合は、隣接扇形の角度(扇形の円弧の両端から延びてる2本の半径部分がなす角度をいう)は90度であるが、今後の品質の向上により変わりうるからである。例えば、12個の扇形に分割した場合は、2個の扇形からなる隣接扇形の角度は60度になり、16個の扇形に分割した場合は45度になる。
手順3では、最初に、「手順2で半径方向に同心円状に分割したウェーハのディスク領域内のCOPの個数を数え、当該個数があらかじめ定めた下限値以下の場合は、当該COPの分布はディスク状ではないと判定」する。前述のように、V−rich側の欠陥であるCOPの面内分布は、引上げ炉の熱履歴により、ディスク状やリング状の分布を持ち、また、熱履歴が軸(引上げ軸)対象であることから、ウェーハの周方向にほぼ均等に発生するので、ディスク領域内の個数が少なすぎる場合は、当該COPの分布はディスク状(つまり、結晶起因のCOP)ではないと推測することができる。
前記のあらかじめ定めた下限値は、COPの分布の実態や、判定実績等を踏まえて設定する。例えば、直径300mmのウェーハを半径方向に5分割(リング1〜リング4、および中心部のディスク)した場合、ディスクについてのあらかじめ定めた下限値は9個とするのが望ましい。
手順3においては、続いて「前記下限値を超える場合は、ディスク領域を複数個の扇形に分割してそれぞれの扇形中のCOPの個数を数え、少なくとも1つの扇形領域においてCOPの個数が設定値未満である場合は、当該COPはディスク状の分布になっておらず結晶育成時に導入されたCOPではないと判定する」。これは、前述のように、COPはウェーハの周方向に均等に発生するので、少なくとも1つの扇形領域においてCOPの個数が設定値未満である場合は、COPの発生状態がウェーハの周方向に均等ではないと言えるからである。
前記図2に示した例では、ウェーハ中心部のディスク領域はI〜Lの4個の扇形に分割されている。このディスク領域I〜Lについて、それぞれCOPの個数を数え、COPの存在の均等性をチェックする。前記の設定値は、実情に応じて経験的に設定することができるが、例えば1個とするのが、COPの分布の実態からみて望ましい。
また、ディスク領域の分割は、前記図2に例示したように4個とするのが望ましいが、これに限定されない。COPの分布状況によっては、的確な判断を下すために、分割数を例えば8個などとしてもよい。
本発明のCOP発生要因の判定方法を適用する主な対象ウェーハは直径300mmウェーハである。通常、外側の幅10mmのリング状の領域は評価の対象から除外するので、ウェーハの直径を300mmとすれば、評価の対象となる領域はウェーハの中心から半径140mmまでである。この範囲をリング状に分割する場合、その幅が15mmより狭いと領域が多くなりすぎて評価が煩雑になり、コスト高になる。また、幅が30mmより広いと評価が粗くなり、評価の精度が損なわれやすい。
ウェーハを半径方向に同心円状に分割する場合、通常は、前記図2に示したように、リング1〜リング4およびディスクの5領域程度に分割するのが適切であるが、5領域に分割した場合の各領域の幅(リングの外径および内径、ディスクの外径)の参考例(現時点で望ましいと考えられる値)は表1に示すとおりである。なお、外径、内径は半径で表示している。また、表1には、前述した手順2、手順3におけるあらかじめ定めた下限値(同じく、現時点で望ましいと考えられる値)も併せ示した。
Figure 2010013306
図3は、直径300mmのウェーハにおけるCOPの発生例を模式的に示す図で、本発明の判定方法でリング状COPであると判定された例である。この図は、COPの検出方法として一般に用いられている前述の銅析出法により析出させた銅をイメージスキャナー(ウェーハのマクロ検査画像入力装置)で撮影した画像に基づいて描写(スケッチ)した図であり、黒点はCOPの存在位置を表す。また、画像上の同心円、およびウェーハの中心を通る直線は、本発明でいう領域分割のための補助線である(後に示す図4、図5においても同じ)。なお、銅析出法により処理した後のウェーハ表面のCOPの個数カウントは目視検査で実施した。
図3に示したように、ウェーハは半径方向に同心円状に5分割(4個のリングとディスク)されている。前記図2に示した場合と同様である。幅10mmほどの外周部はハンドリングの際にウェーハを保持する部分で、判定の対象から除かれる。
図3において、同心円状に分割した領域ごとにCOPの個数を数えると、図2に示したリング1に該当する領域でCOPが15個であり、下限値(表1に示した望ましい下限値である14)を超えている。そこで、隣接扇形中のCOPの個数を、全ての隣接扇形についてそれぞれ合計すると、いずれの隣接扇形についても2以上で、2未満のものは一つもない。したがって、このウェーハに発生したCOPの分布はリング状であると判定される。
図3のリング1に該当する領域で発生しているCOPは、図2に示した扇形Aおよび扇形Dに該当する領域でリングがとぎれているように見えるが、本発明の判定方法で採用する隣接扇形の概念で分布状況を観察すると、リング状をなしていると判定される例である。
図4は、同じく直径300mmのウェーハにおけるCOPの発生例を模式的に示す図で、本発明の判定方法でCOPの分布がリング状ではないと判定された例である。ウェーハは半径方向に同心円状に5分割されており、前記図2に示した場合と同様である。
図4のリング1に該当する領域で発生しているCOPは21個で下限値(望ましい下限値14)を超えている。そこで、隣接扇形中のCOPの個数を、全ての隣接扇形についてそれぞれ合計すると、図2に示した扇形Cおよび扇形Dに該当する領域で構成される隣接扇形C+Dで、合計値が2未満であり、この部分でリングがとぎれている。したがって、このウェーハに発生したCOPの分布はリング状ではないと判定される。
図5も、同じく直径300mmのウェーハにおけるCOPの発生例を模式的に示す図で、本発明の判定方法でCOPの分布がリング状ではないと判定された例である。前記図2に示した場合と同様に、ウェーハは半径方向に同心円状に5分割されている。
COPは、図2に示したリング1〜リング4に該当する領域で望ましい下限値を超えている。隣接扇形中のCOPの個数を、全ての隣接扇形についてそれぞれ合計すると、リング1〜リング4のいずれの領域についても、COPの合計値が2未満の部分があり、このウェーハに発生したCOPの分布はリング状ではないと判定される。
本発明のCOP発生要因の判定方法では、ウェーハのCOPについて、上述した手順1〜手順3に定める判定を行い、COPの分布がリング状、ディスク状のいずれにも該当しないと判定された場合は、COPの発生要因が結晶育成時に導入された欠陥以外の要因によるものであると判定する。前述のように、結晶育成時に導入された結晶起因のCOPの発生パターンは、ウェーハ全面に高密度に現れる場合を除けば、リング状またはディスク状に現れるからである。
図6は、本発明のCOP発生要因の判定方法の概略工程例を示す図である。なお、図6において、手順2の設定値は2個とし、手順3のディスク領域の分割数は4、設定値は1個とした。手順1を経た後、手順2、手順3は、いずれを先に行ってもよい。
以上述べたように、本発明のCOP発生要因の判定方法は、シリコン単結晶の引上げ技術の向上等に伴うCOPの発生の減少、分布状態の変化など、実情により適合した方法であり、この判定方法によれば、ウェーハのCOPについて、その発生要因が結晶起因であるか否かについての的確な判断を下すことができる。
本発明のCOP発生要因の判定方法は、ウェーハを半径方向に、またはさらに周方向に分割して、分割された各領域内のCOPの個数をあらかじめ設定した基準値と照合することを基本とする判定方法である。この方法によれば、例えば非結晶起因のCOPを結晶起因のCOPであるとする誤った判定を回避して、安定した品質のウェーハの提供が可能であり、より実情に適合した判定を行うことができる。
したがって、本発明の判定方法は、単結晶シリコンウェーハの製造、半導体デバイス製造に好適に利用することができる。
Grown−in欠陥の極めて少ないウェーハを製造することができる育成装置により引き上げたシリコン単結晶の断面の欠陥分布状態の一例を引上げ速度と対比させて模式的に示した図である。 本発明のCOP発生要因の判定方法における手順2および手順3を説明する図である。 直径300mmのウェーハにおけるCOPの発生例を模式的に示す図である。 直径300mmのウェーハにおけるCOP発生の他の例を模式的に示す図である。 直径300mmのウェーハにおけるCOP発生のさらに他の例を模式的に示す図である。 本発明のCOP発生要因の判定方法の概略工程例を示す図である。

Claims (2)

  1. 単結晶シリコンウェーハのCOP発生要因の判定方法であって、
    前記ウェーハのCOPについて下記の手順1〜手順3に定める判定をした場合は、COPの発生要因が結晶育成時に導入された欠陥以外の要因によるものであるとすることを特徴とする単結晶シリコンウェーハのCOP発生要因の判定方法。
    手順1:
    ウェーハ全面のCOPの個数を数え、当該個数があらかじめ定めた下限値以下のウェーハを手順2、手順3で行う判定の対象とする。
    手順2:
    ウェーハを半径方向に同心円状に分割し、分割したリング状の領域ごとにCOPの個数を数え、当該個数があらかじめ定めた下限値以下の場合は、当該COPの分布がリング状ではないと判定し、
    前記下限値を超える場合は、当該下限値を超える領域を複数の扇形に分割し、前記下限値を超える領域ごとに、それぞれの扇形中のCOPの個数を数え、互いに隣接する複数個の扇形(隣接扇形)中のCOPの個数を、全ての隣接扇形についてそれぞれ合計し、各合計値の少なくとも1つが設定値未満である場合は、当該COPの分布がリング状ではないと判定する。
    手順3:
    手順2で半径方向に同心円状に分割したウェーハのディスク領域内のCOPの個数を数え、当該個数があらかじめ定めた下限値以下の場合は、当該COPの分布がディスク状ではないと判定し、
    前記下限値を超える場合は、ディスク領域を複数個の扇形に分割してそれぞれの扇形中のCOPの個数を数え、少なくとも1つの扇形領域においてCOPの個数が設定値未満である場合は、当該COPはディスク状の分布になっておらず結晶育成時に導入されたCOPではないと判定する。
  2. 前記手順1におけるあらかじめ定めた下限値が100個であり、
    前記手順2におけるあらかじめ定めた下限値を超える領域の扇形への分割数が8であり、隣接する複数の扇形の個数を2個とし、設定値が2個であり、
    前期手順3における扇形への分割数が4であり、設定値が1個であることを特徴とする請求項1に記載の単結晶シリコンウェーハのCOP発生要因の判定方法。
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