JP2010012491A - ダイクッション装置及びそれを備えるプレス機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】サージ圧力を十分に抑制でき、サージ圧力に伴うプレス機械の故障を確実に防止できるダイクッション装置及びそれを備えるプレス機械を提供すること。
【解決手段】本発明は、プレス機械でワークをプレスする際のワークに伝わる下方への押圧力に対応してワークを上方に付勢するクッション力をワークの周縁に付加するためのダイクッション装置100において、クッションパッド11と、該クッションパッド11の下面に設けられた油圧室16と、該油圧室16に連結された支柱12を介してクッションパット11にクッション力を付勢する付勢装置と、油圧室16に充填された油Lが流出入可能となるように連通された緩衝装置20と、を備え、緩衝装置20が、ワークをプレスする際に生じるサージ圧力を吸収するダイクッション装置100である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ダイクッション装置及びそれを備えるプレス機械に関する。
一般にワークをプレス加工するプレス機械においては、プレス中、ワークにシワが発生しないように、ダイクッション装置が設けられる。
かかるダイクッション装置は、プレス機械でワークをプレスする際のワークに伝わる下方への押圧力に対応してワークを上方に付勢するクッション力をワークの周縁に付加するものである。
ところで、プレス機械のプレス時においては、押圧力に対応してクッション力が発揮される際に、瞬間的に押圧力がクッション力を超えたサージ圧力が生じる。
図7は、従来のダイクッション装置におけるサージ圧力の発生状態を示すグラフである。
図7に示すように、プレス機械がブランクホルダにタッチした時刻T1から押圧力が発生し、静定時間経過後の時刻T2に解消する。
このとき、押圧力に対応するようにクッション力が設定されているものの、押圧力がかかる瞬間においては、クッション力Fを超えたサージ圧力S1が生じることになる。
また、これを正のサージ圧力S1とすると、正のサージ圧力S1の反動で、負のサージ圧力S2も生じる。
このため、プレス機械には大きな負担がかかり、場合によっては、プレス機械が故障する恐れがある。また、ワークの成形に悪影響を及ぼすことがある。
これに対し、上記サージ圧力S1及びS2を軽減するために、クッションパッドと支持手段との間で油が充填された油圧室を備えたダイクッション装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−15407号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のダイクッション装置では、サージ圧力を十分に抑制できない。すなわち、油が充填された油圧室によるサージ圧力の緩和のみでは、十分とはいえない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、サージ圧力を十分に抑制でき、サージ圧力に伴うプレス機械の故障を確実に防止できるダイクッション装置及びそれを備えるプレス機械を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討したところ、クッションパッドと付勢装置との間に油圧室を設け、かかる油圧室に充填された油を油圧室から流出可能、及び、油を油圧室に流入可能とすることで、意外にも、上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、(1)プレス機械でワークをプレスする際のワークに伝わる下方への押圧力に対応してワークを上方に付勢するクッション力をワークの周縁に付加するためのダイクッション装置において、クッションパッドと、該クッションパッドの下面に設けられた油圧室と、該油圧室に連結された支柱を介してクッションパッドにクッション力を付勢する付勢装置と、油圧室に充填された油が流出入可能となるように連通された緩衝装置と、を備え、緩衝装置が、ワークをプレスする際に生じるサージ圧力を吸収するダイクッション装置に存する。
本発明は、(2)緩衝装置が、油を収容可能な油貯留室と、該油貯留室を付勢可能な緩衝用エアーシリンダと、を備え、緩衝用エアーシリンダが、緩衝用シリンダと、該緩衝用シリンダの側壁に沿ってスライド可能な緩衝用ピストンと、からなる上記(1)記載のダイクッション装置に存する。
本発明は、(3)緩衝装置が、油を収容可能な油貯留室と、該油貯留室を付勢可能な緩衝用エアーシリンダと、を備え、緩衝用エアーシリンダが、緩衝用シリンダと、該緩衝用シリンダの側壁に沿ってスライド可能な緩衝用ピストンと、該緩衝用ピストンに連結された直動機構と、からなる上記(1)記載のダイクッション装置に存する。
本発明は、(4)緩衝用エアーシリンダのエアー圧が、下記式で表される値に設定されている上記(2)又は(3)に記載のダイクッション装置に存する。
P2=(F1×A2)/(A1×A3)
[式中、P2はエアー圧を示し、F1は押圧力を示し、A1は油圧室が油圧を受ける面の面積を示し、A2は油貯留室が油圧を受ける面の面積を示し、A3は緩衝用ピストンがエアー圧を受ける面の面積を示す。]
本発明は、(5)緩衝用ピストンの過下降を防止するための下限ストッパーが緩衝用シリンダの下底に立設されている上記(2)又は(3)に記載のダイクッション装置に存する。
本発明は、(6)緩衝装置が、緩衝用エアーシリンダのエアー圧を一定にするエアー圧設定装置を更に備える上記(2)又は(3)に記載のダイクッション装置に存する。
本発明は、(7)付勢装置が、付勢用エアーシリンダ及びラックピニオン機構であり、付勢用エアーシリンダが支柱の中腹に設けられ、ラックピニオン機構が支柱の下端に設けられている上記(1)記載のダイクッション装置に存する。
本発明は、(8)上記(1)〜(7)のいずれか一つに記載のダイクッション装置を備えるプレス機械に存する。
なお、本発明の目的に添ったものであれば、上記(1)〜(8)を適宜組み合わせた構成も採用可能である。
本発明のダイクッション装置は、油圧室を備えるので、サージ圧力が緩和される。
これに加え、上記ダイクッション装置には、油圧室に緩衝装置が設けられており、かかる油圧室と緩衝装置とにより、油圧室に充填された油を油圧室から流出可能、及び、油を油圧室に流入可能とすることで、油圧室の体積変化を大きくできる。
これにより、サージ圧力が緩衝装置に伝達され、かかる緩衝装置により確実に吸収される。
したがって、上記ダイクッション装置によれば、サージ圧力に伴うプレス機械の故障を防止できる。
このとき、上記緩衝装置が、油を収容可能な油貯留室と、該油貯留室を付勢可能な緩衝用エアーシリンダと、を備えると、油を確実に収容できると共に、油が過剰に油貯留室に流出入することが抑制される。
また、かかる緩衝用エアーシリンダは、緩衝用シリンダと、該緩衝用シリンダの側壁に沿ってスライド可能な緩衝用ピストンとを備えているものであることが好ましく、緩衝用ピストンに連結された直動機構を更に備えているものであることがより好ましい。
この場合、簡単な装置でサージ圧力を十分に抑制できる。特に、直動機構を備えていると、緩衝用ピストンの昇降移動を微調整することができる。
上記ダイクッション装置においては、緩衝装置である緩衝用エアーシリンダのエアー圧が、上記式で表される値に設定されていると、瞬間的に生じる正のサージ圧力のみならず、その反動で生じる負のサージ圧力も防止できる。なお、緩衝装置に、かかるエアー圧を一定にするためのエアー圧設定装置が設けられていることが好ましい。
上記ダイクッション装置においては、緩衝用ピストンの過下降を防止するための下限ストッパーが緩衝用シリンダの下底に立設されていると、サージ圧力が大きすぎる場合に、緩衝装置が破損することが抑制される。
上記ダイクッション装置においては、付勢装置が、付勢用エアーシリンダ及びラックピニオン機構であり、付勢用エアーシリンダが支柱の中腹に設けられ、ラックピニオン機構が支柱の下端に設けられていると、付勢用エアーシリンダにクッション力の一部を発揮させ、付勢装置に残りのクッション力を発揮させることにより、プレス時のワークに伝わる下方への押圧力に対応させる。
このため、上記ダイクッション装置においては、付勢装置に必要なクッション力が小さくなるので、十分なクッション力を発揮できる。なお、この場合、付勢装置や駆動源の小型化が可能となり、メンテナンスも容易となる。
本発明のプレス機械は、上述したダイクッション装置を備えているので、サージ圧力を十分に抑制でき、サージ圧力に伴う故障が確実に防止される。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。更に、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
[第1実施形態]
まず、本発明のダイクッション装置の第1実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るダイクッション装置の一例を概略的に示す正面図である。
図1に示すように、本実施形態に係るダイクッション装置100は、クッションパッド11と、該クッションパッド11の下面に設けられた油圧室16と、該油圧室16に連結された支柱12を介してクッションパット11にクッション力を付勢する付勢装置と、油圧室16に連通され、押圧力がクッション力を瞬間的に超えたときに生じるサージ圧力を吸収する緩衝装置(以下便宜的に「第1緩衝装置」という。)20と、を備える。
ここで、本発明において、「押圧力」とは、プレス機械でワークをプレスする際のワークに伝わる下方への力を意味する。
また、「クッション力」とは、プレス機械でワークをプレスする際のワークに伝わる下方への押圧力に対応してワークを上方に付勢する力を意味する。
さらに、「サージ圧力」とは、プレス機械でワークをプレスする際、押圧力がクッション力を瞬間的に超える現象が生じ、この超えた分の力を意味する。
本実施形態に係るダイクッション装置に100において、油圧室16は、クッションパッド11の下面に設けられる。換言すると、上記ダイクッション装置100においては、クッションパッド11と支柱12との間に、油圧室16が設けられている。
かかる油圧室16は、下方に開放された中空円筒状の油圧室用シリンダ15aと、油圧室用シリンダ15a内を摺動可能となるように支柱12の上端に設けられ、球面座となっている油圧室用ピストン15bと、の間に形成されている。
上記ダイクッション装置100においては、油圧室16が設けられているので、クッションパッド11と支柱12との動きの自由度が担保され、プレス時の下方への押圧力が支柱12に正確に伝達される。
このため、付勢装置によるクッション力がより確実に発揮される。
また、油が緩衝材としても機能するので、プレス時の押圧力によるクッションパッド11と支柱12との衝突を防止する。
さらに、支柱12の上端の形状が球面座であるので、金型の偏心配置などによりクッションパッド11に傾きが生じた場合でも問題なく支柱12の軸方向に押圧力を伝達することができる。
本実施形態に係るダイクッション装置100において、付勢装置は、油圧室16に連結された支柱12を介してクッションパット11にクッション力を付勢するものである。
かかる付勢装置としては、支柱12の中腹に設けられた付勢用エアーシリンダ13及び支柱12の下端に設けられたラックピニオン機構14が用いられる。なお、ラックピニオン機構14とは、上下移動する平板状のラック杆に回転するピニオン軸である歯車を噛み合わせて力を伝達する機構である。
上記ダイクッション装置100においては、付勢用エアーシリンダ13を用いるので、ダイクッション装置100(例えば、ラックピニオン機構14、サーボモータ17、減速機18)を小型化できる。すなわち、付勢用エアーシリンダ13は、単に、シリンダとピストンとからなる構造であるので、油圧シリンダのような大型の装置が不要である。なお、付勢用エアーシリンダ13は構造が簡便であるので、メンテナンスが容易である。
付勢用エアーシリンダ13のシリンダの内部は、空気が充填され、密閉された状態となっており、内部の空気が、流出入可能となるように図示しないエアータンクが設けられている。
これにより、付勢用エアーシリンダ13のシリンダクッション力が略一定に調整される。
上記ダイクッション装置100においては、ラックピニオン機構14を用いるので、ボールネジのように軸が回転せず、回転慣性力が小さくて済む。
また、加減速性能に優れるので、正確なクッション力を瞬間的に発揮できる。
さらに、この場合、支柱と駆動源を兼ねているボールネジとは異なり、支柱と減速機等を分離できるので、各々最適な構造にできるという利点もある。
上記ダイクッション装置100においては、付勢用エアーシリンダ13及びラックピニオン機構14が支柱に設けられているので、付勢用エアーシリンダ13によるクッション力(以下「シリンダクッション力」という。)と、ラックピニオン機構14によるクッション力(以下「ラックピニオンクッション力」という。)と、が同一軸上に発生する。
このため、付勢用エアーシリンダ13にクッション力の一部を発揮させ、ラックピニオン機構14に残りのクッション力を発揮させることにより、それぞれの付勢装置の負担を軽減できる。なお、この場合、ラックピニオン機構14や後述する駆動源の小型化が可能となり、メンテナンスも容易となる。
また、シリンダクッション力及びラックピニオンクッション力から実際のプレス時の押圧力を検出することができる。
これにより、上記ダイクッション装置においては、正確なフルクローズトループ制御が可能となるので、ダイクッション装置の応答性が向上する。
上記ダイクッション装置100においては、付勢用エアーシリンダ13が、支柱から上方の可動部の重量に対応するクッション力を発揮することが好ましい。
この場合、支柱から上方の可動部の重量に伴う慣性モーメントが小さくなるので、ダイクッション装置100の応答性がより向上する。
ここで、「支柱から上方の可動部」とは、例えば、クッションパッド及び支柱が挙げられる。
上記ラックピニオン機構14は、駆動源がサーボモータ17である。
このため、ラックピニオンクッション力の大きさをサーボモータ17により適宜コントロールすることが可能である。
かかるサーボモータには、減速機18が取り付けられている。
このため、モータ等の駆動源の回転速度または回転トルクをダイクッション装置100にとって必要な範囲に入るように変換することができる。
本実施形態に係るクッション装置100において、第1緩衝装置20は、油圧室16に連通され、押圧力がクッション力を瞬間的に超えたときに生じるサージ圧力を吸収する。
図2は、本実施形態に係るダイクッション装置に設けられた第1緩衝装置を示す断面図である。
図2に示すように、第1緩衝装置20は、油を収容可能な油貯留室21と、該油貯留室21を付勢可能な緩衝用エアーシリンダ22と、を備える。
上記緩衝用エアーシリンダ22は、緩衝用シリンダ22aと、該緩衝用シリンダ22aの側壁Hに沿ってスライド可能な緩衝用ピストン22bと、を備える。
上記第1緩衝装置20において、緩衝用エアーシリンダ22には、緩衝用ピストン22bの過上昇を防止するための上限ストッパー24が緩衝用シリンダ22aの上底Xに設けられており、緩衝用ピストン22bの過下降を防止するための下限ストッパー23が緩衝用シリンダ22aの下底Yに立設されている。なお、かかる上限ストッパー24は中空円筒状であり、下限ストッパー23は棒状になっている。
上記第1緩衝装置20において、緩衝用シリンダ22aと緩衝用ピストン22bとにより形成される上側の上側空間A1は、外気に通じており、大気圧となっている。
一方、緩衝用シリンダ22aと緩衝用ピストン22bとにより形成される下側の下側空間A2には、エアー圧設定装置25が設けられており、緩衝用エアーシリンダ22のエアー圧が一定に維持されている。
上記ダイクッション装置100においては、上記緩衝用エアーシリンダ22が所定のエアー圧で油貯留室21を付勢している。
ここで、上記エアー圧は、押圧力又はクッション力に対応する圧力に設定される。
具体的には、下記式で表される値に設定される。
P2=(F1×A2)/(A1×A3)
式中、P2はエアー圧を示し、F1は押圧力を示し、A1は油圧室16が油圧(押圧力)を受ける面36の面積を示し、A2は油貯留室21が油圧を受ける面31の面積を示し、A3は緩衝用ピストン22bがエアー圧を受ける面32の面積を示す。
すなわち、エアー圧は、押圧力を、油圧を受ける面31,36及びエアー圧を受ける面32の面積比で割った値に調整される。
この場合、第1緩衝装置20は、正のサージ圧力のみならず、その反動で生じる負のサージ圧力も確実に吸収できる。
次に、本実施形態に係るダイクッション装置100をプレス機械に用いた場合の作用について説明する。
図1に戻り、まず、図示しないワークがプレスされる。
その時の押圧力がダイクッション装置100に伝わると、ダイクッション装置100の可動部であるクッションパッド11及び支柱12が下方に移動しようとする。
このとき、上記プレス機械においては、クッションパッド11と支柱12との間に油が充填された油圧室16が設けられているので、押圧力は、クッションパッド11から油圧室16内の油に伝わり、油圧に変換され、次いで、この油圧が支柱12に伝わることになる。なお、かかる油圧を測定することにより、押圧力を求めることができる。また、押圧力の測定は、ひずみセンサー等の圧力センサーを用いればよい。
一方、ダイクッション装置100においては、支柱12に設けられた付勢用エアーシリンダ13及びラックピニオン機構14により、プレス時の下方への押圧力に対応して、上方にクッション力が発揮される。すなわち、付勢用エアーシリンダ13においては、支柱12から上方の重量に対応する上向きのシリンダクッション力が働き、ラックピニオン機構14においては、油圧の測定値に基づいて、上向きのラックピニオンクッション力が働く。なお、サーボモータ17が、ラックピニオン機構14を駆動させるときの上方付勢クッション力の設定は、油圧の測定値から導かれる押圧力の値から、付勢用エアーシリンダ13のシリンダクッション力の値を引いた値である。
このとき、ダイクッション装置100においては、押圧力に対応してクッション力が発揮される際に、瞬間的に押圧力がクッション力を超えたサージ圧力が生じる。
そして、(正の)サージ圧力が生じると、油圧室16に充填された油が、図2に示す第1緩衝装置20に流出する。すなわち、上記ダイクッション装置100においては、緩衝用エアーシリンダ22が所定のエアー圧で油貯留室21を付勢しており、この状態から、油貯留室21に油Lが流入されると、緩衝用ピストン22bがスライドし、緩衝用エアーシリンダ22のエアー圧が徐々に高くなる。
そして、その後、高くなったエアー圧を解消するために、緩衝用ピストン22bが元の位置に戻ろうとし、それに伴って、油Lが油貯留室21から流出される。
この作用により、正のサージ圧力が第1緩衝装置20に伝達され、第1緩衝装置20において正のサージ圧力が吸収されると共に、正のサージ圧力が吸収された後、第1緩衝装置20から油が油圧室16に流入されることにより、負のサージ圧力が解消されることになる。
したがって、上記ダイクッション装置100によれば、サージ圧力が確実に吸収されるので、サージ圧力に伴うプレス機械の故障を防止できる。
なお、たとえサージ圧力が大きすぎて流入される油Lの量が過剰であっても、下限ストッパー23が緩衝用シリンダ22aの下底Yに立設されているので、緩衝用ピストン22bの急激な降下により第1緩衝装置20が破損することが防止される。
また、その反動で緩衝用ピストン22bが急激に上昇した場合であっても、上限ストッパー24が緩衝用シリンダ22aの上底Xに設けられているので、上述したことと同様に、第1緩衝装置20が破損することが防止される。
こうして、上記ダイクッション装置100においては、ワークがプレスされる度に、これらの作用が繰り返される。
次に、上記ダイクッション装置100を備えるプレス機械101について説明する。
図3は、本実施形態に係るプレス機械の一例を示す部分断面図である。
図3に示すように、本実施形態に係るプレス機械101は、上述したダイクッション装置100と、該ダイクッション装置100のクッションパッド11の上にクッションピン4を介して設けられたブランクホルダ3と、クッションパッド11の上にライナ6を介して固定されたボルスタ7と、ボルスタ7上に載置された下型2と、該下型2に対応する形状を有する上型1と、上型1が支持されたスライド5とを備える。なお、上述したクッションピン4は、ボルスタ7の内部を貫通している。
上記プレス機械101においては、下型2上にワークWが載置され、プレス加工が行われる。
このとき、ダイクッション装置100は、ワークWの周縁部にブランクホルダ3が接するように配置される。
そして、ワークWが上型1と下型2との間でプレスされると、押圧力がダイクッション装置100に伝達し、ダイクッション装置100は、上述したように、その押圧力に対応して、上方に付勢するクッション力を発揮する。
このように、本実施形態に係るプレス機械101は、上述したダイクッション装置100を備えるので、サージ圧力を十分に抑制でき、サージ圧力に伴う故障が確実に防止される。
[第2実施形態]
次に、本発明のダイクッション装置の第2実施形態について説明する。
本実施形態に係るダイクッション装置は、緩衝装置(以下便宜的に「第2緩衝装置」という。)50の構造が異なること以外は、第1実施形態に係るダイクッション装置100と同様である。
図4は、本実施形態に係るダイクッション装置に設けられた第2緩衝装置を示す断面図である。
図4に示すように、第2緩衝装置50は、油を収容可能な油貯留室51と、該油貯留室51を付勢可能な緩衝用エアーシリンダ52と、を備える。
上記緩衝用エアーシリンダ52は、緩衝用シリンダ52aと、該緩衝用シリンダ52aの側壁Hに沿ってスライド可能な緩衝用ピストン52bと、該緩衝用ピストン52bに連結された直動機構であるラックピニオン機構56と、を備える。なお、かかるラックピニオン機構は、サーボモータで付勢力が制御されている。
上記第2緩衝装置50において、緩衝用エアーシリンダ52には、緩衝用ピストン52bの過上昇を防止するための上限ストッパー54が緩衝用シリンダ52aの上底Xに設けられており、緩衝用ピストン52bの過下降を防止するための下限ストッパー53が緩衝用シリンダ52aの下底Yに立設されている。なお、かかる上限ストッパー54及び加減ストッパー53はいずれも中空円筒状になっている。
上記第2緩衝装置50において、緩衝用シリンダ52aと緩衝用ピストン52bとにより形成される上側の上側空間B1は、外気に通じており、大気圧となっている。
一方、緩衝用シリンダ52aと緩衝用ピストン52bとにより形成される下側の下側空間B2には、エアー圧設定装置55が設けられており、緩衝用エアーシリンダ52のエアー圧が一定に維持されている。なお、上記エアー圧は、押圧力又はクッション力に対応する圧力に設定され、具体的には、上述した式で表される値に設定される。
本実施形態に係るダイクッション装置においては、(正の)サージ圧力が生じると、油圧室に充填された油が、図4に示す第2緩衝装置50に流出する。すなわち、上記ダイクッション装置においては、緩衝用エアーシリンダ52及びラックピニオン機構56が所定のエアー圧で油貯留室51を付勢しており、この状態から、油貯留室51に油が流入されると、緩衝用ピストン52bがスライドし、緩衝用エアーシリンダ52のエアー圧が徐々に高くなる。
このとき、上記第2緩衝装置50においては、ラックピニオン機構56を更に備えているので、押圧力がクッション力を瞬間的に超えたときに生じるサージ圧力を確実に吸収すると共に、緩衝用ピストン52bの昇降移動を微調整することも可能である。
そして、その後、高くなったエアー圧を解消するために、緩衝用ピストン52bが元の位置に戻ろうとし、それに伴って、油が油貯留室51から流出される。
この作用により、正のサージ圧力が第2緩衝装置50に伝達され、第2緩衝装置50において正のサージ圧力が吸収されると共に、正のサージ圧力が吸収された後、第2緩衝装置50から油が油圧室に流入されることにより、負のサージ圧力が解消される。
したがって、上記ダイクッション装置によれば、サージ圧力が確実に吸収されるので、サージ圧力に伴うプレス機械の故障を防止できる。
なお、たとえサージ圧力が大きすぎて流入される油の量が過剰であっても、下限ストッパー53が緩衝用シリンダ52aの下底Yに立設されているので、緩衝用ピストン52bの急激な降下により第2緩衝装置50が破損することが防止される。
また、その反動で緩衝用ピストン52bが急激に上昇した場合であっても、上限ストッパー54が緩衝用シリンダ52aの上底Xに設けられているので、上述したことと同様に、第2緩衝装置50が破損することが防止される。
こうして、上記ダイクッション装置においては、ワークがプレスされる度に、これらの作用が繰り返される。
[第3実施形態]
次に、本発明のダイクッション装置の第3実施形態について説明する。
図5は、本実施形態に係るダイクッション装置の一例を概略的に示す正面図である。
図5に示すように、本実施形態に係るダイクッション装置200は、クッションパッド11と、クッションパッド11の下面に取り付けられた2つの上方付勢機構10とを備える。なお、2つの上方付勢機構10は、クッションパッド11の中心線に対して、左右対称に同じものが取り付けられている。
ここで、上記上方付勢機構10は、クッションパット11の下面に設けられた油圧室16と、該油圧室16に連結された支柱12を介してクッションパット11にクッション力を付勢する付勢装置である付勢用エアーシリンダ13及びラックピニオン機構14と、油圧室16に連通され、押圧力がクッション力を瞬間的に超えたときに生じるサージ圧力を吸収する第1緩衝装置20と、を備える。すなわち、上方付勢機構10は、ダイクッション装置100からクッションパット11を除いたものを意味する。
本実施形態に係るダイクッション装置200は、クッションパット11の下面に、上方付勢機構10を2つ備える点で、第1実施形態に係るダイクッション装置100と異なる。なお、第1緩衝装置20は、上方付勢機構10同士の間に配置すると、コンパクトになる。
ダイクッション装置200においては、上方付勢機構10を備えるので、上述した第1実施形態に係るダイクッション装置100と同様に、サージ圧力を十分に抑制でき、サージ圧力に伴う故障が確実に防止される。
また、上記ダイクッション装置200は、上方付勢機構10がクッションパッド11の中心線に対応して、左右対称に設けられているので、上述した第1実施形態に係るダイクッション装置100の場合よりも、バランスよく上方に付勢することができ、更には大きなクッション力を発揮することができる。
次に、上記ダイクッション装置200を備えるプレス機械201について説明する。
図6は、本実施形態に係るプレス機械の一例を示す部分断面図である。
図6に示すように、本実施形態に係るプレス機械201は、上述したダイクッション装置200と、該ダイクッション装置200のクッションパッド11の上にクッションピン4を介して設けられたブランクホルダ3と、クッションパッド11の上にライナ6を介して固定されたボルスタ7と、ボルスタ7上に載置された下型2と、該下型2に対応する形状を有する上型1と、上型1が支持されたスライド5とを備える。なお、上述したクッションピン4は、ボルスタ7の内部を貫通している。
上記プレス機械201においては、下型2上にワークWが載置され、プレス加工が行われる。
このとき、ダイクッション装置200は、ワークWの周縁部にブランクホルダ3が接するように配置される。
そして、ワークWが上型1と下型2との間でプレスされると、押圧力がダイクッション装置200に伝達し、ダイクッション装置200は、上述したように、その押圧力に対応して、上方に付勢するクッション力を発揮する。
このように、本実施形態に係るプレス機械201は、上述したダイクッション装置200を備えるので、サージ圧力を十分に抑制でき、サージ圧力に伴う故障が確実に防止される。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、第1及び第3実施形態に係るダイクッション装置100,200においては、付勢装置として、付勢用エアーシリンダ13及びラックピニオン機構14を用いているが、これらに限定されるものではない。
これらの代わりに、ボールネジ、リニアモータ、油圧シリンダ等を用いてもよく、付勢用エアーシリンダ13又はラックピニオン機構14を単独で用いてもよい。
第1及び第3実施形態に係るダイクッション装置100,200を備えるプレス機械101,201においては、第1緩衝装置20を用いているが、第2緩衝装置50を用いてもよい。
第1及び第3実施形態に係るダイクッション装置100,200においては、駆動源として、サーボモータ17を用いているが、DCモータ、ACインバータモータ又は油圧モータ等であってもよい。
第1及び第3実施形態に係るダイクッション装置100,200においては、サーボモータ17に減速機18が取り付けられているが、モータ軸のトルクを増幅するため、モータ軸上に保持用ブレーキを備えていてもよい。
この場合、重量の大きいダイクッション装置の可動部を安全に保持する力を得るのに、一般的なトルクのブレーキを用いることができる。
また、減速機18の代わりに、変速機が取り付けられていても良い。この場合、プレス時の下方への押圧力の大きさが変わる場合であっても、変速機の変速比を切り替えることにより、クッション力を該押圧力に対応した大きさにすることができる。
第1及び第3実施形態に係るダイクッション装置100,200において、第1緩衝装置20には、上限ストッパー24及び下限ストッパー23が設けられているが、必ずしも必須ではない。また、第2実施形態に係るダイクッション装置において、第2緩衝装置50には、上限ストッパー54及び下限ストッパー53が設けられているが、必ずしも必須ではない。
また、第1及び第2緩衝装置20,50には、エアー圧設定装置25,55が設けられているが、必ずしも必須ではない。
第2実施形態に係るダイクッション装置において、第2緩衝装置50には、直動機構として、ラックピニオン56を用いているが、ボールネジ、リニアモータであってもよい。
第3実施形態に係るダイクッション装置200においては、2つの上方付勢機構10を備えているが、4つの上方付勢機構10を備えていてもよい。
この場合、よりクッション力が大きくなり、クッション力が発揮されるバランスにも特に優れる。
第1及び第3実施形態に係るダイクッション装置100,200において、予め、付勢用エアーシリンダ13に、必要なクッション力よりも大きなクッション力を付加させ、且つ、ラックピニオン機構14に支柱12を引き下げる方向に力を発生させておいてもよい。
この場合、必要なクッション力を得ることができるのみならず、ラックピニオン機構14にはバックラッシュは一切発生せず、更に超寿命化が可能となる。また、ダイクッション装置が上昇する過程で電力回生を行うことができる。
図1は、本実施形態に係るダイクッション装置の一例を概略的に示す正面図である。 図2は、本実施形態に係るダイクッション装置に設けられた緩衝装置を示す断面図である。 図3は、本実施形態に係るプレス機械の一例を示す部分断面図である。 図4は、本実施形態に係るダイクッション装置に設けられた緩衝装置を示す断面図である。 図5は、本実施形態に係るダイクッション装置の一例を概略的に示す正面図である。 図6は、本実施形態に係るプレス機械の一例を示す部分断面図である。 図7は、従来のダイクッション装置におけるサージ圧力の発生状態を示すグラフである。
符号の説明
1・・・上型
2・・・下型
3・・・ブランクホルダ
4・・・クッションピン
5・・・スライド
6・・・ライナ
7・・・ボルスタ
10・・・上方付勢機構
11・・・クッションパッド
12・・・支柱
13・・・付勢用エアーシリンダ
14,56・・・ラックピニオン機構
15a・・・油圧室用シリンダ
15b・・・油圧室用ピストン
16・・・油圧室
17・・・サーボモータ
18・・・減速機
20,50・・・緩衝装置
21,51・・・油貯留室
22,52・・・緩衝用エアーシリンダ
22a,52a・・・緩衝用シリンダ
22b,52b・・・緩衝用ピストン
23,53・・・下限ストッパー
24,54・・・上限ストッパー
25,55・・・エアー圧設定装置
31,32,36・・・面
100,200・・・ダイクッション装置
101,201・・・プレス機械
A1,B1・・・上側空間
A2,B2・・・下側空間
H・・・側壁
L・・・油
S1・・・(正の)サージ圧力
S2・・・負のサージ圧力
T1,T2・・・時刻
W・・・ワーク
X・・・上底

Claims (8)

  1. プレス機械でワークをプレスする際の前記ワークに伝わる下方への押圧力に対応して前記ワークを上方に付勢するクッション力を前記ワークの周縁に付加するためのダイクッション装置において、
    クッションパッドと、
    該クッションパッドの下面に設けられた油圧室と、
    該油圧室に連結された支柱を介して前記クッションパッドに前記クッション力を付勢する付勢装置と、
    前記油圧室に充填された油が流出入可能となるように連通された緩衝装置と、
    を備え、
    前記緩衝装置が、ワークをプレスする際に生じるサージ圧力を吸収することを特徴とするダイクッション装置。
  2. 前記緩衝装置が、
    前記油を収容可能な油貯留室と、
    該油貯留室を付勢可能な緩衝用エアーシリンダと、
    を備え、
    前記緩衝用エアーシリンダが、緩衝用シリンダと、該緩衝用シリンダの側壁に沿ってスライド可能な緩衝用ピストンと、からなることを特徴とする請求項1記載のダイクッション装置。
  3. 前記緩衝装置が、
    前記油を収容可能な油貯留室と、
    該油貯留室を付勢可能な緩衝用エアーシリンダと、
    を備え、
    前記緩衝用エアーシリンダが、緩衝用シリンダと、該緩衝用シリンダの側壁に沿ってスライド可能な緩衝用ピストンと、該緩衝用ピストンに連結された直動機構と、からなることを特徴とする請求項1記載のダイクッション装置。
  4. 前記緩衝用エアーシリンダのエアー圧が、下記式で表される値に設定されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のダイクッション装置。
    P2=(F1×A2)/(A1×A3)
    [式中、P2はエアー圧を示し、F1は押圧力を示し、A1は油圧室が油圧を受ける面の面積を示し、A2は油貯留室が油圧を受ける面の面積を示し、A3は緩衝用ピストンがエアー圧を受ける面の面積を示す。]
  5. 前記緩衝用ピストンの過下降を防止するための下限ストッパーが前記緩衝用シリンダの下底に立設されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のダイクッション装置。
  6. 前記緩衝装置が、前記緩衝用エアーシリンダのエアー圧を一定にするエアー圧設定装置を更に備えることを特徴とする請求項2又は3に記載のダイクッション装置。
  7. 前記付勢装置が、付勢用エアーシリンダ及びラックピニオン機構であり、
    前記付勢用エアーシリンダが前記支柱の中腹に設けられ、
    前記ラックピニオン機構が前記支柱の下端に設けられていることを特徴とする請求項1記載のダイクッション装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のダイクッション装置を備えることを特徴とするプレス機械。
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