JP2006055873A - ダイクッション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
偏心荷重によってクッションパッド下の機構に発生する軸方向以外に作用する力を低減する。
【解決手段】
クッションパッドとボールねじのねじ部(直動部)の間には、プランジャロッド(ロッド部材)が介在される。ねじ部にはナット部(回転部)が螺合され、ナット部は電動サーボモータの回転軸に連結される。プランジャロッド(ロッド部材)はプランジャガイド(ガイド部材)によって昇降方向にガイドされる。プランジャガイド(ガイド部材)はベッドに直接的又は間接的に固定される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電動式のサーボモータでクッションパッドを昇降動作させるダイクッション装置に関する。
図1はプレス機械の構成を示す模式図である。
プレス機械においては、上部に位置するスライド2と下部に位置するボルスタ8とが互いに対向するように設けられる。スライド2は上方のスライド駆動機構1から動力を受けて昇降動作する。スライド2の下部には上型3aが取り付けられる。一方、ボルスタ8はベッド9の上部に固定されており、ボルスタ8の上部には下型3bが取り付けられる。ボルスタ8及び下型3bには上下方向に貫通する複数の孔が設けられ、この孔にはクッションピン7が挿通される。クッションピン7の上端は下型3bの凹部分に設けられたブランクホルダ5の下部に当接し、クッションピン7の下端はベッド9内に設けられたダイクッション10のクッションパッド11に当接する。ベッド9の内壁面間にはビーム6が設けられ、ビーム6でダイクッション10が支持される。
プレス加工の際にはブランクホルダ5上にワーク(ブランク)4が載置される。スライド2と共に上型3aが下降すると、上型3aの凸部とワーク4が当接する。上型3aの凸部とブランクホルダ5でワーク4が狭持されてしわ押さえがなされる。さらにスライド2及び上型3aが下降すると、ワーク4は上型3aと下型3bによって絞り成形がなされる。この際、クッションパッド11、クッションピン7及びブランクホルダ5は一体となって上方への付勢力を発生させつつ下降する。
例えば下記特許文献1で示されるように、クッションパッド11は電動式のサーボモータ16の駆動力を受けて上方への付勢力を発生させる。クッションパッド11とサーボモータ16との間にはボールネジ62が設けられる。ボールねじ62のねじ部62bはクッションパッド11の下面に連結される。一方ボールねじ62のナット部62aはサーボモータ16の回転軸に連結される。サーボモータ16の回転軸が回転するとナット部62aが回転する。ボールねじ62では、ナット部62aの回転動作がねじ部62bの直線動作すなわちクッションパッド11の昇降動作に変換される。
クッションパッド11の各側面にはガイドプレートが設けられ、ベッド9の内壁面にもガイドプレートが設けられる。クッションパッド11側のガイドプレートとベッド9側のガイドプレートは互いに摺動自在になっている。ベッド内に二つのクッションパッド11が隣接して設けられ互いの側面が対向する場合は、それぞれのガイドプレートが互いに摺動自在になっている。このようにクッションパッド11の四側面に設けられたガイドプレートによって、クッションパッド11はベッド9の内壁面に沿って昇降方向に案内される。
特開平6−544号公報
上方から各クッションピン7に作用する力はそれぞれ異なることがある。このため上方からクッションパッド11の上面に作用する力は部分的に異なることがある。こうした場合、ダイクッション10にはクッションパッド11を傾ける力が発生する。スライド側からのこのような荷重を偏心荷重という。
偏心荷重が発生した場合、クッションパッド11の下方に位置する機構、例えばボールねじ62には垂直下方向への力の他に水平方向への力が作用する。ボールねじ62は、ねじ部62bの軸方向に作用する力には強靱であるが、軸方向以外に作用する力には脆弱である。したがって偏心荷重はボールねじ62を損傷させる原因となる。
本発明はこうした実状に鑑みてなされたものであり、偏心荷重によってクッションパッド下の機構に発生する軸方向以外に作用する力を低減することを解決課題とするものである。
第1発明は、
駆動力を受けてベッド内で昇降動作するクッションパッドと、前記クッションパッドの駆動源である電動式のサーボモータと、前記サーボモータの駆動力を受けて回転動作する回転部と、前記回転部に螺合され該回転部の回転動作に応じて昇降方向に直線動作する直動部と、を備え、前記サーボモータの駆動力を前記回転部及び前記直動部を介して前記クッションパッドに伝達し、該クッションパッドを昇降動作させるダイクッション装置において、
前記クッションパッドの昇降方向と自身の軸が平行するようにして該クッションパッドの下端と前記直線部の上端との間に介在されるロッド部材と、
ベッドに対して直接的又は間接的に固定され、前記ロッド部材を昇降方向にガイドするガイド部材と、を備えたこと
を特徴とする。
クッションパッドとボールねじのねじ部(直動部)の間には、プランジャロッド(ロッド部材)が介在される。ねじ部にはナット部(回転部)が螺合され、ナット部は電動サーボモータの回転軸に連結される。プランジャロッド(ロッド部材)はプランジャガイド(ガイド部材)によって昇降方向にガイドされる。プランジャガイド(ガイド部材)はベッドに直接的又は間接的に固定される。
サーボモータの回転軸が回転するとナット部が回転する。ボールねじでは、ナット部の回転動作がねじ部の直線動作すなわちクッションパッドの昇降動作に変換される。クッションパッド及びねじ部の昇降動作に伴いプランジャロッドは昇降動作する。この際、プランジャガイドは昇降方向にプランジャロッドを案内する。
クッションパッドがスライド側からの押圧力を受けて下降する場合は、プランジャガイドは下降方向にプランジャロッドを案内する。この時に偏心荷重が発生するとプランジャロッドには垂直下方向への力の他に水平方向への力が作用する。この水平方向の力はプランジャガイドに作用する。ベッドに固定されたプランジャガイドはこの力に抗する。よってプランジャロッドは垂直下方向への力のみを下方のボールねじに伝達することになる。したがってボールねじには垂直下方向への力のみが作用する。
第2発明は、
駆動力を受けてベッド内で昇降動作するクッションパッドを備えたダイクッション装置において、
前記クッションパッドの昇降方向と自身の軸が平行するようにして該クッションパッドの下端に接続されるロッド部材と、
ベッドに対して直接的又は間接的に固定され、前記ロッド部材を昇降方向にガイドするガイド部材と、を備えたこと
を特徴とする。
クッションパッドの下端には軸がクッションパッドの昇降方向と平行するプランジャロッド(ロッド部材)が接続される。このプランジャロッド(ロッド部材)はプランジャガイド(ガイド部材)によって昇降方向にガイドされる。プランジャガイド(ガイド部材)はベッドに直接的又は間接的に固定される。
クッションパッドの昇降動作に伴い、プランジャロッドも昇降動作する。この際プランジャガイドは昇降方向にプランジャロッドを案内する。
本発明によれば、偏心荷重によってクッションパッド下の機構に発生する軸方向以外に作用する力は、ロッド部材を介してガイド部材で吸収される。したがってクッションパッド下の機構、例えばボールねじなどの損傷を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図2は第1の実施形態に係るダイクッションの模式図である。プレス機械の全体の構成については図1を用いて説明したため、ここではそのうちのダイクッションについてを説明する。以下の説明で使用される“上下”とは、図1及び図2における上下方向すなわちクッションパッドの昇降方向と同一であるとする。
ダイクッション60においては、クッションパッド11はプランジャロッド63とピストン64とボールねじ62と連結部材65と大プーリー13とベルト14と小プーリー15を介してサーボモータ16の回転軸に連結される。クッションパッド11とサーボモータ16との間では互いの動力が伝達自在である。
クッションパッド11の下部には柱状のプランジャロッド63が設けられる。プランジャロッド63は軸方向がクッションパッド11の昇降方向と平行するようにしてクッションパッド11に接続される。さらにプランジャロッド63はクッションパッド11の昇降方向と平行する壁面を有し、その壁面は筒状のプランジャガイド66で摺動自在に支持される。プランジャガイド66はビーム6に取付自在である。プランジャガイド66がビーム6に固定されると、プランジャロッド63はプランジャガイド66に支持されつつ昇降動作自在である。プランジャガイド66はプランジャロッド63を昇降方向に案内する。
クッションパッド11がスライド側からの押圧力を受けて下降する場合は、プランジャガイド66は下降方向にプランジャロッド63を案内する。この時に偏心荷重が発生するとプランジャロッド63には垂直下方向への力の他に水平方向への力が作用する。この水平方向の力はプランジャガイド66に作用する。ビーム6を介してベッドに固定されたプランジャガイド66はこの力に抗する。よってプランジャロッド63は垂直下方向への力のみを下方のボールねじ62に伝達することになる。したがってボールねじ62には垂直下方向への力のみが作用する。
プランジャロッド63の下部には下方向に開口を有するシリンダ63aが形成され、シリンダ63aの内部にはピストン64が摺動自在に収容される。シリンダ63aの内壁面及びピストン64の上面で油圧室67が形成され、この油圧室67には圧油が充填される。油圧室67の軸心はプランジャロッド63及びボールねじ62の軸心と同一である。油圧室67には圧油ポートが形成されている。この圧油ポートは図示しない油圧回路に接続され、油圧室67と油圧回路との間で圧油の授受が行われる。油圧室67の圧油は、上型とワークとが接する際に生ずる衝撃を緩和すると共に、油圧が所定値以上になるとタンクに排出される。油圧室67の圧油はこうした過負荷保護機能を有する。
ピストン64の下端はボールねじ62のねじ部62bの上端に当接する。ピストン64の下端64aには球面状の凹面が形成され、この凹面に対向するねじ部62bの上端62cには球面状の凸面が形成される。逆にピストン64の下端64aに凸面が形成され、ねじ部62bの上端62cに凹面が形成されていてもよい。ねじ部62bのような棒状の部材は端部に働く軸方向の力には強いものの、曲げモーメントには弱い。ねじ部62bの上端62cが球面形状であると、仮にクッションパッド11が傾いてねじ部62bの上端に曲げモーメントが発生したとしても、ねじ部62b全体には軸方向の力のみが働く。このような構造によって偏心荷重によるねじ部62bの損傷を防止できる。
このように、本実施形態ではプランジャロッド63及びプランジャガイド66の他にも偏心荷重に対応する構造が採用されている。
ボールねじ62のナット部62aと大プーリー13は連結部材65を介して連結される。連結部材65はビーム6にベアリングなどで軸支される。サーボモータ16の回転軸には小プーリー15が接続される。大プーリー13と小プーリー15にはベルト14が巻架され、互いの動力が伝達自在である。
回転式のサーボモータ16は回転軸を有し、電流の供給によって回転軸が正逆回転する。サーボモータ16に電流が供給され回転軸が回転すると、小プーリー15、大プーリー13が回転動作する。大プーリー13と連結部材65とナット部62aは一体であるため、大プーリー13の回転と共にナット部62aが回転動作する。ナット部62aの回転動作に伴い、ねじ部62bがナット部62aに沿って上下方向すなわち昇降方向に直線動作する。するとねじ部62b、ピストン64、プランジャロッド63と共にクッションパッド11が昇降動作する。なおねじ部62bの昇降動作に関わりなく、ねじ部62bの下端は連結部材65の下端よりも上方に保持される。サーボモータ16の電流制御によってクッションパッド11に与えられる付勢力すなわちクッションパッド11に生ずるクッション圧が制御される。
本実施形態では、サーボモータ16の回転動をクッションパッド11の直線動に変換すると共にクッションパッド11の直線動に関わる機構、すなわちボールねじ62、プランジャロッド63及びプランジャガイド66を動力変換機構73といい、この動力変換機構73にサーボモータ16の回転動を伝達する機構、すなわち連結部材65、大プーリー13、ベルト14及び小プーリー15を動力伝達機構74という。
次にクッションパッド11とサーボモータ16等からなる駆動機構の位置関係を説明する。
まずクッションパッド11の垂直上方から下方水平面へ投影した場合の第1投影像71を想定する。同様にサーボモータ16、動力変換機構73及び動力伝達機構74の垂直上方から下方水平面へ投影した場合の第2投影像72を想定する。そして第2投影像72の全てが第1投影像71内に含まれるようにクッションパッド11とその駆動機構が配置される。こうした配置によれば、ダイクッション60の水平方向の場積は、クッションパッド11の上面面積よりも大きくなることがない。つまりクッションパッド11が互いに隣接して設けられたとしても、各クッションパッド11の下部の駆動機構同士が干渉することがなくなり、複数のダイクッション60を1加工ステーションに隣接して設けることが可能となる。
なお図2において、サーボモータ16、ベルト14及び小プーリー15の下方への投影像が第1投影像71外にある場合は、ベルト14の高さを違えたり、サーボモータ16の配置を互いに逆にしたりすることによって隣接するダイクッション60を接近させて設置することも可能になる。こうすることによって、各ダイクッション60のクッションパッド11の面積をさらに小さくすることが可能になり、ダイクッション60の配置が容易になると共に、配置の自由度が増す。
ここで1加工ステーションに四つのダイクッション60が設けられる場合を例にして、ダイクッション60の配置について説明する。
図3は1加工ステーションの平面図である。
1加工ステーションに一つのダイクッションを配置した場合に、クッションパッドの四側面とベッド部材との間にガイドプレートを介在させると、このガイドプレートでも偏心荷重を分担して受けることができるので、プランジャロッド63の径及びプランジャガイド66の長さを抑えることができる。
ところが、図3のように1加工ステーションに複数(図3では四つ)のダイクッションを配置すると一つのクッションパッド11の大きさが小さくなり、加工時に発生する偏心荷重が小さくなるので、プランジャロッド63の径及びプランジャガイド66の長さをさほど増やさなくても、プランジャガイド66だけでガイド部材の機能を果たす。よって図3で示されるように、クッションパッド11の側面のガイドプレートが不要になる。この構造によれば、ダイクッション60の配置の自由度が増す。またガイドプレートの機械加工が不要になるため、製造コストの上昇を抑えることができる。
勿論、1加工ステーションに複数のダイクッションを配置させた場合でも、それぞれクッションパッド11の四側面にガイドプレートを設けてもよい。
第1の実施形態によれば、偏心荷重によってクッションパッド下の機構に発生する軸方向以外に作用する力は、クッションパッドとクッションパッド下の機構との間に設けられたロッド部材を介してガイド部材で吸収される。クッションパッド下の機構、例えばボールねじなどの近傍で軸方向以外に作用する力を受けているので、クッションパッド下の機構の損傷を確実に防止することができる。
またプレス加工に伴い、クッションパッド側からボールねじなどに加工屑が落下し、ボールねじの動作に影響を与えることがあるが、ガイド部材とボールねじ周囲の覆いによってボールねじへの加工屑の落下が防止される。
またガイド部材はクッションパッドの側面に設けられるガイドプレートの役割を果たす。よって偏心荷重に対抗できるプランジャロッド63の径及びプランジャガイド66の長さが確保されれば、ガイドプレートを設ける必要がなくなる。二つのクッションパッドが隣接して設けられる場合に各クッションパッド間にガイドプレートが無いと、各クッションパッドは隣接するクッションパッドの動作に影響を受けることがなくなる。したがってクッションパッドの制御精度を向上させることができる。
図10は第2の実施形態に係るダイクッションの模式図である。
第2の実施形態の構造は第1の実施形態の構造と多くの点で共通する。そこで相違点のみを説明する。なお本実施形態のプランジャロッド63とプランジャガイド66についても第1の実施形態と同じであるため説明を省略している。
ダイクッション80においては、クッションパッド11はプランジャロッド63とピストン64とボールねじ62と連結部材65とカップリング81と減速機82を介してサーボモータ16の回転軸に直結される。クッションパッド11と減速機82との間では互いの動力が伝達自在である。
ボールねじ62のナット部62aとカップリング81は連結部材65を介して連結される。連結部材65はビーム6に対してベアリングなどで軸支される。カップリング81の下部には減速機82が接続され、減速機82はサーボモータ16の回転軸に接続される。なおサーボモータ16が減速機を内蔵し、カップリング81とサーボモータ16の回転軸が直接接続されもよい。こうした構造によって、ボールねじ62、連結部材65、カップリング81、減速機82の軸が同軸上に位置することになり、さらに減速機82の構造によっては、サーボモータ16の回転軸も同軸上に位置することになる。
サーボモータ16に電流が供給され回転軸が回転すると、減速機82内のギヤ等が回転し、減速機82の出力軸、カップリング81、連結部材65が回転動作する。連結部材65とナット部62aは一体であるため、ナット部62aが回転動作し、ナット部62aの回転に伴いねじ部62bがナット部62aに沿って上下方向すなわち昇降方向に直線動作する。するとねじ部62b、ピストン64、プランジャロッド63と共にクッションパッド11が昇降動作する。なおねじ部62bの昇降動作に関わりなく、ねじ部62bの下端は連結部材65の下端よりも上方に保持される。サーボモータ16への電流制御によってクッションパッド11に与えられる付勢力すなわちクッションパッド11に生ずるクッション圧が制御される。
本実施形態では、サーボモータ16の回転動をクッションパッド11の直線動に変換すると共にクッションパッド11の直線動に関わる機構、すなわちボールねじ62、プランジャロッド63及びプランジャガイド66を動力変換機構93といい、この動力変換機構93にサーボモータ16の回転動を伝達する機構、すなわち連結部材65、カップリング81及び減速機82を動力伝達機構94という。
次にクッションパッド11とサーボモータ16等からなる駆動機構の位置関係を説明する。
まずクッションパッド11の垂直上方から下方水平面へ投影した場合の第1投影像91を想定する。同様にサーボモータ16、動力変換機構93及び動力伝達機構94の垂直上方から下方水平面へ投影した場合の第2投影像92を想定する。そして第2投影像92の全てが第1投影像91内に含まれるようにクッションパッド11とその駆動機構が配置される。こうした配置によれば、ダイクッション80の水平方向の場積は、クッションパッド11の上面面積よりも大きくなることがない。つまりクッションパッド11が互いに隣接して設けられたとしても、各クッションパッド11の下部の駆動機構同士が干渉することがなくなり、複数のダイクッション80を1加工ステーションに隣接して設けることが可能となる。
本実施形態は駆動機構がほぼ同軸上に配置されるため、垂直上方から下方水平面へ投影した場合に想定される駆動機構の投影像が小さくなる。このためクッションパッド11自体を小さくすることができる。したがってさらにダイクッション80の組合せが容易になる。
ダイクッション80は、第1の実施形態のダイクッション60と同様に、図3で示されるように配置される。
第2に実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また第1の実施形態よりもクッションパッドを小さくすることが可能であり、ダイクッション80の配列に関して自由度が増す。
なお、上記各実施形態においてはクッションパッド11と動力変換機構93との間にプランジャロッド63を介在させているが、プランジャロッド63及びプランジャガイド66を動力変換機構93の軸線上に設けていなくてもよい。この場合、クッションパッド11には油圧室67を介した動力変換機構93とは別に、プランジャロッド63が連結されることになる。これによってプランジャロッド63の長さ分だけ動力変換機構93及びその下の動力伝達機構94の位置が上がり、浅いピットににに対応にある。
図1はプレス機械の構成を示す模式図である。 図2は第1の実施形態に係るダイクッションの模式図である。 図3は1加工ステーションの平面図である。 図4は第2の実施形態に係るダイクッションの模式図である。
符号の説明
60、80…ダイクッション
11…クッションパッド
13…大プーリー
14…ベルト
15…小プーリー
16…サーボモータ
62…ボールねじ
62a…ナット部
62b…ねじ部
63…プランジャロッド
64…ピストン
66…プランジャガイド

Claims (2)

  1. 駆動力を受けてベッド内で昇降動作するクッションパッドと、前記クッションパッドの駆動源である電動式のサーボモータと、前記サーボモータの駆動力を受けて回転動作する回転部と、前記回転部に螺合され該回転部の回転動作に応じて昇降方向に直線動作する直動部と、を備え、前記サーボモータの駆動力を前記回転部及び前記直動部を介して前記クッションパッドに伝達し、該クッションパッドを昇降動作させるダイクッション装置において、
    前記クッションパッドの昇降方向と自身の軸が平行するようにして該クッションパッドの下端と前記直線部の上端との間に介在されるロッド部材と、
    ベッドに対して直接的又は間接的に固定され、前記ロッド部材を昇降方向にガイドするガイド部材と、を備えたこと
    を特徴とするダイクッション装置。
  2. 駆動力を受けてベッド内で昇降動作するクッションパッドを備えたダイクッション装置において、
    前記クッションパッドの昇降方向と自身の軸が平行するようにして該クッションパッドの下端に接続されるロッド部材と、
    ベッドに対して直接的又は間接的に固定され、前記ロッド部材を昇降方向にガイドするガイド部材と、を備えたこと
    を特徴とするダイクッション装置。
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