JPH081247A - 均圧クッション装置の調整方法および装置 - Google Patents

均圧クッション装置の調整方法および装置

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JPH081247A
JPH081247A JP6138913A JP13891394A JPH081247A JP H081247 A JPH081247 A JP H081247A JP 6138913 A JP6138913 A JP 6138913A JP 13891394 A JP13891394 A JP 13891394A JP H081247 A JPH081247 A JP H081247A
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cushion
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政弘 品部
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千俊 河野
Kazunari Kirii
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 均圧用の油圧シリンダのピストン追込み寸法
がプレス機械毎に相違することにより、適正なしわ押え
荷重が得られるようになるまでのしわ押え型の下降スト
ロークがばらつき、プレス素材の流入量が変化してプレ
ス品質が損なわれることを防止する。 【構成】 プレス加工時に中立状態とされることにより
しわ押え荷重を均等に分配する油圧シリンダ32のピス
トンの追込み寸法が、適正なプレス品質が得られるよう
にプレス金型12,18,30に応じて予め定められた
設定寸法となるように、ポンプ34および開閉弁36に
より作動油の供給,排出制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレス機械の均圧クッシ
ョン装置に係り、特に、均圧用の油圧シリンダのピスト
ン追込み寸法をプレス金型に応じて調整するようにした
均圧クッション装置の調整方法および装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】(a)しわ押え荷重付与手段によりしわ
押え荷重が作用させられるクッションパッドと、(b)
そのクッションパッドに配設されるとともに油室が互い
に連通させられた複数の油圧シリンダと、(c)その油
圧シリンダ上にそれぞれ配設されるとともに上端部でし
わ押え型を支持している複数のクッションピンとを備
え、プレス加工時に前記しわ押え荷重によって前記複数
の油圧シリンダのピストンがそれぞれ追い込まれて中立
状態とされることにより、その油圧シリンダを介してし
わ押え荷重を前記複数のクッションピンに均等に分配す
るプレス機械の均圧クッション装置が知られている。特
開平5−69050号公報に記載されている装置はその
一例であり、このようなプレス機械においては、クッシ
ョンピンの長さ寸法のばらつきやクッションパッドの傾
き等に拘らず、しわ押え荷重が略均等にしわ押え型に作
用させられるようになり、しわ押えの面圧分布が略一定
となって良好なプレス加工が行われるようになる。
【0003】ここで、上記のようにしわ押え荷重を均等
に分配するためには、クッションピンの長さ寸法のばら
つき等に拘らずプレス加工時に総ての油圧シリンダのピ
ストンがシリンダ内へ追い込まれるとともにストローク
端に達することがないように、言い換えればピストンが
中立状態に保持されるようにする必要がある。このた
め、例えば特開平5−285557号公報に記載の均圧
クッション装置では、油圧シリンダの均圧ピストン追込
み寸法Xav、油圧シリンダの受圧面積As、使用する作
動油の体積弾性係数K、油容積V、適正しわ押え荷重F
so、クッションピンの使用本数nに基づいて、油圧シリ
ンダの適正初期油圧Psso すなわち均等にしわ押え荷重
を分配できる非プレス加工時の油圧を、次式(1)を満
足するように定めている。上記均圧ピストン追込み寸法
Xavは、総てのクッションピンをしわ押え型に当接させ
るためのピストン追込み寸法の平均値で、クッションピ
ンの長さ寸法のばらつきやクッションパッドの傾き等に
拘らず、総てのピストンがクッションピンによってシリ
ンダ内へ押し込まれるとともに、プレス加工時の衝撃等
に拘らずストローク端に達することがないように、予め
実験的に、或いはクッションピンの長さ寸法のばらつき
や油圧シリンダのピストンの最大ストロークなどをパラ
メータとする演算式などによりプレス機械毎に定められ
る。油容積Vは、総ての油圧シリンダのピストンが突き
出し端に位置させられた状態において、その油圧シリン
ダの油室やその油室に連通している一連の油圧回路内の
作動油の全容積であり、この油容積Vや受圧面積As、
体積弾性係数Kについてもプレス機械に応じて定められ
るが、適正しわ押え荷重Fsoおよびクッションピンの使
用本数nについては、適正なプレス品質が得られるよう
に試し打ちなどによりプレス金型毎に設定される。 Xav=(Fso−n・As・Psso )V/n2 ・As2 ・K ・・・(1)
【0004】なお、総ての油圧シリンダのピストンが中
立状態となるピストン追込み寸法Xは一定値でなく所定
の範囲として求められ、その範囲内であれば均圧状態と
なるが、油圧等の制御誤差,変動などに拘らず安定して
均圧状態が得られるようにするため、均圧ピストン追込
み寸法Xavとしては均圧状態が得られるストローク範囲
内の中央値が定められるのが普通である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに均圧状態が得られるように均圧クッション装置の初
期油圧Pssなどを調整し、プレス金型毎に適正なプレス
品質が得られるように定められた適正しわ押え荷重Fso
でしわ押えを行いながらプレス加工を行っても、プレス
機械によって所望するプレス品質が得られないことがあ
った。すなわち、上記均圧ピストン追込み寸法Xavはプ
レス機械側の事情によって定められるためプレス機械毎
に異なるが、この均圧ピストン追込み寸法Xavは、しわ
押え型が適正しわ押え荷重Fsoでプレス素材を挟圧する
までのしわ押え型の下降ストロークに相当し、その間は
十分なしわ押え荷重が得られず、プレス素材がポンチ型
と係合させられることにより比較的自由に引き込まれる
ため、均圧ピストン追込み寸法Xavが異なるとプレス素
材の流入量、更にはプレス加工時にプレス素材に生じる
張力が変化し、プレス機械によって所望するプレス品質
が得られないことがあるのである。例えば、図6はしわ
押え型30がダイス型18によって均圧ピストン追込み
寸法Xavだけ下降させられ、適正しわ押え荷重Fsoでプ
レス素材29の周縁部が挟圧された状態であるが、左半
分に示すように均圧ピストン追込み寸法Xavが小さい場
合は、右半分に示すように均圧ピストン追込み寸法Xav
が大きい場合に比較してプレス素材29の流入量が少な
いため、プレス加工時の変形量(歪)が大きくなってプ
レス品質が異なる。特に、プレス素材の流入を阻止して
絞り加工を行うロック絞りの場合は、適正しわ押え荷重
Fsoが得られるまでのプレス素材の流入量の相違が、プ
レス加工時の塑性変形量にそのまま影響し、プレス品質
が大きく変化する。
【0006】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、油圧シリンダのピス
トン追込み寸法の相違に起因するプレス品質のばらつき
を防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための第1の手段】かかる目的を達成
するために、第1発明は、(a)しわ押え荷重付与手段
によりしわ押え荷重が作用させられるクッションパッド
と、(b)そのクッションパッドに配設されるとともに
油室が互いに連通させられた複数の油圧シリンダと、
(c)その油圧シリンダ上にそれぞれ配設されるととも
に上端部でしわ押え型を支持している複数のクッション
ピンとを備え、プレス加工時に前記しわ押え荷重によっ
て前記複数の油圧シリンダのピストンがそれぞれ追い込
まれて中立状態とされることにより、その油圧シリンダ
を介してしわ押え荷重を前記複数のクッションピンに均
等に分配するプレス機械の均圧クッション装置の調整方
法であって、プレス加工時における前記油圧シリンダの
ピストン追込み寸法が、適正なプレス品質が得られるよ
うにプレス金型に応じて予め定められた設定寸法となる
ように調整することを特徴とする。
【0008】
【作用】すなわち、適正なプレス品質が得られる場合の
ピストン追込み寸法を設定寸法としてプレス金型に応じ
て予め求めておき、そのプレス金型が取り付けられて実
際のプレス加工に使用されるプレス機械の均圧クッショ
ン装置のピストン追込み寸法を上記設定寸法に調整して
プレス加工を行うのである。
【0009】ここで、上記設定寸法は、適正なプレス品
質が得られる場合のピストン追込み寸法であるため、一
般には総ての油圧シリンダのピストンが中立状態となっ
てしわ押え荷重が複数のクッションピンに均等に分配さ
れる均圧状態が得られる範囲内で定められる。この設定
寸法の求め方としては、例えばトライプレスを用いて試
し打ちを行い、皺や割れなどの不具合が無い適正なプレ
ス品質が得られるようにプレス金型を修正するトライア
ウト段階で、実際に油圧シリンダの初期油圧を変更して
ピストン追込み寸法を変えながら試し打ちを行うことに
より求めることができるが、プレス金型やしわ押え面の
形状などに基づいて有限要素法(FEM;Finite Eleme
nt Method)等の演算処理によりプレス加工の進行状況を
シミュレーションし、適正なプレス品質が得られる最適
なピストン追込み寸法、言い換えれば所定のしわ押え荷
重が得られるまでのしわ押え型の下降ストロークを算出
するようにしても良い。
【0010】一方、実際のプレス加工に使用するプレス
機械の均圧クッション装置のピストン追込み寸法の調整
は、例えば上記設定寸法を前記(1)式の均圧ピストン
追込み寸法Xavに代入して適正初期油圧Psso を求め、
油圧シリンダの初期油圧Pssをその適正初期油圧Psso
に調圧するようにすれば良い。油容積Vやクッションピ
ンの使用本数nなど、(1)式に含まれている他の物理
量を変更できる場合は、それらを変更してピストン追込
み寸法を設定寸法に調整することも可能である。また、
体積弾性係数Kは空気の混入や作動油の劣化によって変
化するなど、前記(1)式は必ずしも絶対的なものでは
ないため、初期油圧Pss等を変更しながら試し打ちを行
ったり、プレス機械を下死点に保持した状態で油圧制御
を行ったりしながら変位センサなどでピストン追込み寸
法を測定し、設定寸法となるように調整するようにして
も良い。
【0011】なお、実際のプレス加工に使用するプレス
機械の均圧クッション装置において均圧状態が得られる
ピストン追込み寸法の範囲は、クッションピンの長さ寸
法のばらつきや油圧シリンダのピストンの最大ストロー
クなどによって異なるため、プレス金型に応じて求めら
れた設定寸法では均圧状態が得られない場合が考えられ
るが、その場合は均圧状態が得られる範囲内でピストン
追込み寸法を調整することが望ましい。但し、適正なプ
レス品質を得るためには、所定のしわ押え荷重が得られ
るようになるまでのプレス素材の流入量が同じであれば
良いため、プレス金型に応じて求められた設定寸法が小
さい場合は、クッションパッドの位置調整などでしわ押
え型の初期高さを高くするなどして対処することも可能
である。
【0012】
【第1発明の効果】このような本発明の調整方法によれ
ば、プレス機械の個体差に拘らずプレス加工時における
ピストン追込み寸法がプレス金型に応じて一定に調整さ
れるため、所定のしわ押え荷重が得られるようになるま
でのプレス素材の流入量が略一定となり、流入量の相違
に起因するプレス品質のばらつきが回避され、常に適正
なプレス品質が得られるようになる。
【0013】なお、プレス素材の流入量は、所定のしわ
押え荷重が得られるようになった時のポンチ型に対する
しわ押え型の高さによって定まり、この高さはピストン
追込み寸法が同じでもクッションピン等の寸法誤差によ
って多少変化するが、クッションピン等の寸法誤差はプ
レス素材の流入量に影響する程大きくない。すなわち、
均圧状態を得る上では、クッションピン等の寸法誤差が
極めて小さい場合でも大きく影響するため、油圧シリン
ダを配置して均圧化を図る必要があるが、その寸法誤差
に起因してプレス素材の流入量に影響する程しわ押え型
の高さが変化することはないのである。
【0014】
【課題を解決するための第2の手段】第2発明は、前記
(a)クッションパッドと、(b)複数の油圧シリンダ
と、(c)複数のクッションピンとを備え、プレス加工
時にしわ押え荷重によって複数の油圧シリンダのピスト
ンがそれぞれ追い込まれて中立状態とされることによ
り、その油圧シリンダを介してしわ押え荷重を複数のク
ッションピンに均等に分配するプレス機械の均圧クッシ
ョン装置の調整装置であって、(d)プレス加工時にお
ける前記油圧シリンダのピストン追込み寸法に関して、
適正なプレス品質が得られるようにプレス金型に応じて
予め定められた設定寸法を入力する入力手段と、(e)
前記ピストン追込み寸法が前記設定寸法となるように前
記均圧クッション装置を自動調整する調整手段とを有す
ることを特徴とする。
【0015】
【作用および第2発明の効果】すなわち、この第2発明
は前記第1発明の調整方法に従って均圧クッション装置
を自動調整する調整装置に関するもので、プレス金型に
応じて予め定められた設定寸法が入力手段によって入力
されることにより、ピストン追込み寸法がその設定寸法
となるように調整手段によって均圧クッション装置が自
動調整されるのであり、第1発明と同様にプレス素材の
流入量の相違に起因するプレス品質のばらつきが回避さ
れ、常に適正なプレス品質が得られるようになる。ま
た、本発明の調整装置は、設定寸法が入力されることに
よりピストン追込み寸法がその設定寸法となるように均
圧クッション装置を自動調整するようになっているた
め、作業者が手動操作などで調整する場合に比較して作
業者の負担が軽減されるとともに作業ミスなどによる調
整不良が防止される。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1のプレス機械10において、ポンチ型
12が取り付けられるボルスタ14はベッド16上の所
定位置に位置決め固定される一方、ダイス型18が取り
付けられるスライドプレート20は、4本のプランジャ
22を介して図示しない昇降駆動手段により上下移動さ
せられるようになっている。ボルスタ14には、クッシ
ョンピン24を配設するために多数の貫通孔26が設け
られており、ボルスタ14の下方には、それ等のクッシ
ョンピン24を支持するクッションパッド28が配設さ
れている。クッションピン24は、上記ポンチ型12と
共に配設されるしわ押え型30を支持するもので、その
しわ押え型30の形状等に応じて予め定められた所定の
位置に任意の数だけ配設される。上記ポンチ型12,ダ
イス型18,およびしわ押え型30によってプレス金型
が構成されており、プレス機械10に着脱可能に取り付
けられて使用され、ダイス型18およびしわ押え型30
によってプレス素材29の周縁部をしわ押えしつつ、ポ
ンチ型12およびダイス型18によって絞り加工が行わ
れる。しわ押え型30の上面すなわちしわ押え面には、
プレス素材29にビードを形成して流入抵抗を付与する
突起31が設けられている。
【0017】上記クッションパッド28は、貫通孔26
に対応して多数の油圧シリンダ32を備えており、クッ
ションピン24の下端部はそれぞれその油圧シリンダ3
2のピストンロッドに当接させられるようになってい
る。それ等の油圧シリンダ32の油室は互いに連通させ
られており、ポンプ34から逆止弁39を介して作動油
が供給されるとともに電磁式の開閉弁36が開閉制御さ
れることにより、その油室内の油圧Psが調整されるよ
うになっている。この油圧Psは油圧センサ38によっ
て検出されるとともに、複数のクッションピン24にし
わ押え荷重Fsが均等に作用するように、言い換えれば
しわ押えに関与する総ての油圧シリンダ32のピストン
が中立状態となるように調整される。クッションパッド
28はまた、ガイド40に案内されつつ上下方向へ移動
できるようになっているとともに、常にはエアシリンダ
42によって上方へ付勢されている。エアシリンダ42
のエア室はエアタンク44に連通させられているととも
に、そのエアタンク44は電磁式のON,OFF給排気
バルブ46を介して工場内の圧力エア源48に接続され
ており、ON,OFF給排気バルブ46が切換制御され
ることにより、エア室内やエアタンク44内のエア圧P
aが調整されるようになっている。このエア圧Paはエ
ア圧センサ50によって検出されるとともに、しわ押え
荷重Fsに応じて調整される。上記エアシリンダ42は
しわ押え荷重付与手段に相当し、そのエアシリンダ4
2,クッションパッド28,油圧シリンダ32,クッシ
ョンピン24等を含んで均圧クッション装置52が構成
されている。
【0018】かかるプレス機械10は、図2に示されて
いるコントローラ60を備えており、前記エア圧センサ
50,油圧センサ38から出力されるエア圧Pa,油圧
Psを表す信号が供給されるようになっている。コント
ローラ60は、CPU,RAM,ROM,入出力インタ
フェース回路,A/Dコンバータ等を有するマイクロコ
ンピュータを含んで構成されており、RAMの一時記憶
機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに
従って信号処理を行い、前記ON,OFF給排気バルブ
46,開閉弁36を切り換えたりポンプ34の作動状態
を変更したりする駆動信号を出力する。また、コントロ
ーラ60はマシン情報メモリ62,金型情報メモリ64
を備えており、マシン情報メモリ62にはプレス機械固
有のマシン情報が予め記憶されている一方、金型情報メ
モリ64には、前記ポンチ型12に取り付けられたID
カード等の記憶媒体66(図1参照)から送受信機など
の読込装置68によって読み込まれた金型固有の金型情
報が記憶されるようになっている。マシン情報および金
型情報は、適正なプレス加工を行うことができる前記エ
ア圧Paや油圧Psを決定するために必要な情報で、例
えば以下のようなものである。 (マシン情報) ・クッションパッド28の重量Wa ・クッションピン24の重量Wp ・エアシリンダ42の受圧面積Aa ・油圧シリンダ32の受圧面積As ・作動油の体積弾性係数K ・油容積V ・均圧ストローク範囲Xmax ,Xmin (金型情報) ・しわ押え型30の重量Wr ・適正しわ押え荷重Fso ・クッションピン24の使用本数n ・適正ピストン追込み寸法Xo
【0019】ここで、上記均圧ストローク範囲Xmax ,
Xmin は、均圧状態が得られるピストン追込み寸法の最
大値および最小値で、使用するクッションピン24の長
さ寸法のばらつきや油圧シリンダ32のピストンの最大
ストロークなどに応じて、実験や誤差測定などにより設
定される。また、適正しわ押え荷重Fsoは、ポンチ型1
2やダイス型18,しわ押え型30を例えば図1に示す
プレス機械10と同様に構成されたトライプレスに取り
付けて、エア圧Paを変更しながらプレス加工を行い、
適正なプレス品質が得られる場合のしわ押え荷重をプラ
ンジャ22に取り付けた歪ゲージなどによって測定した
ものであり、機枠70とスライドプレート20との間に
設けたバランサ用エアシリンダ72による持ち上げ力が
スライドプレート20およびダイス型18と釣り合うよ
うにしてプレス加工を行えば、プレス素材29を挟圧す
る純粋な適正しわ押え荷重Fsoを求めることができる。
エア圧Paおよび受圧面積Aaからエアシリンダ42の
発生荷重を求め、油圧シリンダ32を含むクッションパ
ッド28の重量Wa,クッションピン24の重量Wp,
しわ押え型30の重量Wrを引き算して適正しわ押え荷
重Fsoを求めることも可能である。
【0020】適正ピストン追込み寸法Xoは請求項1の
設定寸法に相当するもので、適正なプレス品質が得られ
る場合のピストン追込み寸法Xであり、例えば図1に示
すプレス機械10と同様に構成されたトライプレスを用
いて試し打ちを行うトライアウトの段階で、上記適正し
わ押え荷重Fsoでしわ押えが行われるようにエア圧Pa
を調圧した後、実際に初期油圧Pssを変更してピストン
追込み寸法Xを変えながら試し打ちを行うことにより、
最適なプレス品質が得られる場合の寸法Xoを求めれば
良い。前記体積弾性係数Kは、初期油圧Pss,プレス加
工時の発生油圧Psx,油容積V,油容積の変化量ΔVを
用いて次式(2)で表され、変化量ΔVはピストン追込
み寸法Xを用いて次式(3)で表されるため、結局ピス
トン追込み寸法Xは次式(4)で表され、最適なプレス
品質が得られる時の初期油圧Pss,発生油圧Psxを油圧
センサ38によって検出すれば、(4)式に従って適正
ピストン追込み寸法Xoを求めることができる。 K=(Psx−Pss)/(ΔV/V) ・・・(2) ΔV=n・As・X ・・・(3) X=(Psx−Pss)・V/n・As・K ・・・(4)
【0021】また、初期油圧Pssと発生油圧Psxは図3
に示すような関係を有し、初期油圧Pssが最も高い領域
Aでは総ての油圧シリンダ32のピストンが全く作動し
ないが、それより低圧のBの領域では、クッションピン
24の長さ寸法のばらつき等により一部の油圧シリンダ
32のピストンがシリンダ内へ追い込まれるようにな
る。初期油圧Pssの低下に伴ってピストン追込み寸法が
大きくなると、作動する油圧シリンダ32の数が増加す
るとともに、しわ押え荷重Fsはそれ等の油圧シリンダ
32に分配されるため、領域Bでは初期油圧Pssの低下
に伴って発生油圧Psxが小さくなる。Cの領域では、ク
ッションピン24が配置されてしわ押えに関与する総て
の油圧シリンダ32のピストンがシリンダ内へ追い込ま
れるとともにストローク端に達することのない中立状態
に保持され、しわ押え荷重Fsは、それ等の油圧シリン
ダ32の油圧を介して均等に各クッションピン24に分
配される。このC領域が均圧ストローク範囲で、この範
囲では初期油圧Pssの低下に伴ってピストン位置が少し
ずつストローク端側へ移動するのみで、発生油圧Psxは
略一定である。D領域では、一部の油圧シリンダ32の
ピストンがストローク端に達する胴突き状態となり、油
圧を介することなくしわ押え荷重Fsが伝達されるよう
になるため、初期油圧Pssの低下に伴って発生油圧Psx
は小さくなる。したがって、初期油圧Pssを変化させな
がら試し打ちを行って均圧状態となるC領域の両端の初
期油圧Pss1およびPss2を求めるとともに、適正なプ
レス品質が得られる場合の初期油圧Pss3を求め、油圧
シリンダ32のピストンの最大ストロークXstから次式
(5)に従って適正ピストン追込み寸法Xoを近似的に
定めることができる。 Xo=Xst・(Pss2−Pss3)/(Pss2−Pss1) ・・・(5)
【0022】なお、しわ押え型30およびクッションパ
ッド28のプレス加工に伴う変位量を加速度計や変位セ
ンサなどによりボルスタ14等を基準としてそれぞれ測
定し、その変位量の差をピストン追込み寸法Xとして算
出するようにしても良い。また、ポンチ型12の成形面
やしわ押え型30のしわ押え面の形状などに基づいてプ
レス加工の進行状況をシミュレーションし、適正なプレ
ス品質が得られる最適なピストン追込み寸法、言い換え
れば適正しわ押え荷重Fsoが得られるまでのしわ押え型
30の下降ストロークを算出することも可能である。
【0023】前記均圧ストローク範囲Xmax ,Xmin を
実験的に求める場合は、図3のような特性を求めて初期
油圧Pss1,Pss2およびその時の発生油圧Psxから前
記(4)式に従って算出したり、初期油圧Pss1,Pss
2の時のピストン追込み寸法Xを変位センサなどで測定
したりして求めることが可能である。但し、その場合は
必ずしも実際のプレス金型を取り付けて試し打ちを行う
必要はなく、スライドプレート20の上下動に伴って油
圧シリンダ32のピストンが追い込まれるように、クッ
ションピン24上に何らかの部材を載置して行うように
しても良い。
【0024】次に、上記マシン情報および金型情報に基
づいて、適正なプレス品質が得られるように前記エア圧
Paおよび油圧Psをコントローラ60によって自動調
整する際の作動を説明する。先ず、エア圧Paについて
は、前記マシン情報メモリ62,金型情報メモリ64か
ら必要な情報を読み込んで次式(6)に従って適正エア
圧Paxを算出するとともに、エア圧センサ50によっ検
出されるエアタンク44内のエア圧Paが適正エア圧P
axとなるようにON,OFF給排気バルブ46を切換制
御すれば良く、これにより、プレス機械10毎のクッシ
ョンパッド28の重量Waの相違等に拘らず、金型情報
として設定された適正しわ押え荷重Fsoでしわ押えが行
われる。 Pax=(Fso+Wa+Wr+n・Wp)/Aa ・・・(6)
【0025】また、油圧シリンダ32の油圧Psは、例
えば図4に示すフローチャートに従って調圧される。図
4のステップS1では、前記マシン情報メモリ62から
受圧面積As,体積弾性係数K,油容積V,均圧ストロ
ーク範囲の最大値Xmax ,最小値Xmin を読み込むとと
もに、金型情報メモリ64から適正しわ押え荷重Fso,
使用本数n,適正ピストン追込み寸法Xoを読み込む。
ステップS2およびS3では、適正ピストン追込み寸法
Xoが最小値Xmin 以上で且つ最大値Xmax 以下か否か
を判断し、Xmin ≦Xo≦Xmax の場合は、ステップS
4で次式(7)のピストン追込み寸法Xに適正ピストン
追込み寸法Xoを代入して適正初期油圧Psso を算出す
る一方、Xo<Xmin の場合はステップS5で次式
(7)のピストン追込み寸法Xに最小値Xmin を代入し
て適正初期油圧Psso を算出し、Xmax <Xoの場合は
ステップS6で次式(7)のピストン追込み寸法Xに最
大値Xmax を代入して適正初期油圧Psso を算出する。
そして、それ等のステップS4,S5,またはS6で適
正初期油圧Psso が算出されると、ステップS7におい
て、スライドプレート20が上死点に保持された状態で
油圧センサ38によって検出される油圧Psすなわち初
期油圧Pssが上記適正初期油圧Psso となるように、ポ
ンプ34および開閉弁36を制御する。これにより、X
min ≦Xo≦Xmax であれば、金型情報として設定され
た適正ピストン追込み寸法Xoだけ油圧シリンダ32の
ピストンが追い込まれる状態でプレス加工が行われるよ
うになり、均圧状態でプレス加工が行われるとともに適
正なプレス品質が再現される。 X=(Fso−n・As・Psso )V/n2 ・As2 ・K ・・・(7)
【0026】このように、本実施例のプレス機械10に
おいては、プレス機械10の個体差に拘らずプレス加工
時におけるピストン追込み寸法Xがプレス金型に応じて
予め定められた適正ピストン追込み寸法Xoに調整され
るため、適正しわ押え荷重Fsoが得られるようになるま
でのプレス素材29の流入量が略一定となり、流入量の
相違に起因するプレス品質のばらつきが回避され、常に
適正なプレス品質が得られるようになる。
【0027】また、上記適正ピストン追込み寸法Xo
は、ポンチ型12に取り付けられた記憶媒体66に記憶
されており、読込装置68によって自動的にコントロー
ラ60に読み込まれる一方、コントローラ60は、プレ
ス加工時におけるピストン追込み寸法Xが適正ピストン
追込み寸法Xoとなるように、ポンプ34および開閉弁
36により油圧シリンダ32の油圧Ps、この実施例で
は初期油圧Pssを自動調整するようになっているため、
作業者が油圧メータなどを見ながらスイッチ操作などで
油圧調整する場合に比較し、作業者の負担が軽減される
とともに作業ミスなどによる調整不良が防止される。
【0028】本実施例では、上記適正ピストン追込み寸
法Xoを読み込む読込装置68が入力手段に相当し、コ
ントローラ60による一連の信号処理のうち図4のステ
ップS1,S4,およびS7を実行する部分が、ポンプ
34,開閉弁36,油圧センサ38と共に調整手段を構
成しており、それ等を含んで均圧クッション装置52の
調整装置が構成されている。
【0029】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、本発明は他の態様で実施することも
できる。
【0030】例えば、前記実施例では演算式(7)に従
って適正ピストン追込み寸法Xoとなる適正初期油圧P
sso を求めるようになっていたが、初期油圧Pssを変更
しながら試し打ちを行って発生油圧Psxを測定し、図3
のような発生油圧Psxの変化特性を求め、均圧領域Cの
両端の初期油圧Pss1,Pss2および適正ピストン追込
み寸法Xo,油圧シリンダ32の最大ストロークXstに
基づいて、前記(5)式の初期油圧Pss3を適正初期油
圧Psso として算出するようにしても良い。この場合
は、試打を含めて総て自動で行うことも可能であるが、
作業者のスイッチ操作などで試打を行って初期油圧Pss
と発生油圧Psxとの関係が求められた後、その関係に基
づいて調整手段により初期油圧Pssが自動調整されるよ
うにしても良い。
【0031】また、しわ押え型30およびクッションパ
ッド28のプレス加工に伴う変位量を加速度計や変位セ
ンサなどの変位量検出手段によりボルスタ14等を基準
としてそれぞれ測定するとともに、その変位量の差をピ
ストン追込み寸法Xとして算出し、そのピストン追込み
寸法Xが適正ピストン追込み寸法Xoとなるように、例
えばプレス機械10のスライドプレート20を下死点に
保持した状態でポンプ34,開閉弁36により作動油の
供給,排出制御を行うようにしても良い。この場合も、
自動調整することが可能である。
【0032】また、図5に示すような検定台76を用い
て油圧Psを調整することも可能である。検定台76
は、位置決め部材78および平板プレート80を備えて
おり、平板プレート80の下面に取り付けた変位センサ
82により変位検出用のピン84までの離間距離Dsiを
測定し、プレス作動に伴う離間距離Dsiの平均変化量Δ
Dsが適正ピストン追込み寸法Xoとなるように、ポン
プ34,開閉弁36により作動油の供給,排出制御を行
うようにすれば良い。この場合も、適正ピストン追込み
寸法Xoがキーボードなどの入力手段によって入力され
ることにより、調整手段によって自動で調整することが
可能である。入力手段は、このように作業者の手動操作
で設定寸法を入力するものであっても良い。
【0033】また、前記実施例ではポンプ34,開閉弁
36によって油圧制御を行うようになっていたが、作動
油の容積Vを変化させる調圧用油圧シリンダを設けるよ
うにしても良いなど、ピストン追込み寸法Xを調整でき
る他の種々の調整手段を採用することが可能である。
【0034】また、前記実施例ではエアシリンダ42の
エア圧Paに基づいてしわ押え荷重Fsが付与されるよ
うになっていたが、油圧シリンダのリリーフ圧やスプリ
ング等によってしわ押え荷重Fsを付与することもでき
る。
【0035】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の調整方法を好適に実施できる
請求項2に記載の調整装置を備えたプレス機械の一例を
説明する構成図である。
【図2】図1のプレス機械の制御系統を説明するブロッ
ク線図である。
【図3】図1のプレス機械における均圧用の油圧シリン
ダの初期油圧Pssと発生油圧Psxとの関係を説明する図
である。
【図4】図1のプレス機械における均圧用の油圧シリン
ダのピストン追込み寸法を調整する作動を説明するフロ
ーチャートである。
【図5】図1のプレス機械における均圧用の油圧シリン
ダのピストン追込み寸法を検出する手段の一例を示す図
である。
【図6】ピストン追込み寸法が異なる場合のプレス素材
の流入量の相違を説明する図である。
【符号の説明】
10:プレス機械 24:クッションピン 28:クッションパッド 32:油圧シリンダ 34:ポンプ 36:開閉弁 38:油圧センサ 42:エアシリンダ(しわ押え荷重付与手段) 52:均圧クッション装置 60:コントローラ 68:読込装置(入力手段) Xo:適正ピストン追込み寸法(設定寸法) ステップS1,S4,S7:調整手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 しわ押え荷重付与手段によりしわ押え荷
    重が作用させられるクッションパッドと、該クッション
    パッドに配設されるとともに油室が互いに連通させられ
    た複数の油圧シリンダと、該油圧シリンダ上にそれぞれ
    配設されるとともに上端部でしわ押え型を支持している
    複数のクッションピンとを備え、プレス加工時に前記し
    わ押え荷重によって前記複数の油圧シリンダのピストン
    がそれぞれ追い込まれて中立状態とされることにより、
    該油圧シリンダを介して該しわ押え荷重を前記複数のク
    ッションピンに均等に分配するプレス機械の均圧クッシ
    ョン装置の調整方法であって、 プレス加工時における前記油圧シリンダのピストン追込
    み寸法が、適正なプレス品質が得られるようにプレス金
    型に応じて予め定められた設定寸法となるように調整す
    ることを特徴とする均圧クッション装置の調整方法。
  2. 【請求項2】 しわ押え荷重付与手段によりしわ押え荷
    重が作用させられるクッションパッドと、該クッション
    パッドに配設されるとともに油室が互いに連通させられ
    た複数の油圧シリンダと、該油圧シリンダ上にそれぞれ
    配設されるとともに上端部でしわ押え型を支持している
    複数のクッションピンとを備え、プレス加工時に前記し
    わ押え荷重によって前記複数の油圧シリンダのピストン
    がそれぞれ追い込まれて中立状態とされることにより、
    該油圧シリンダを介して該しわ押え荷重を前記複数のク
    ッションピンに均等に分配するプレス機械の均圧クッシ
    ョン装置の調整装置であって、 プレス加工時における前記油圧シリンダのピストン追込
    み寸法に関して、適正なプレス品質が得られるようにプ
    レス金型に応じて予め定められた設定寸法を入力する入
    力手段と、 前記ピストン追込み寸法が前記設定寸法となるように前
    記均圧クッション装置を自動調整する調整手段とを有す
    ることを特徴とする均圧クッション装置の調整装置。
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