JP2776296B2 - プレス加工方法、プレス加工装置、およびピン伝達荷重検出装置 - Google Patents
プレス加工方法、プレス加工装置、およびピン伝達荷重検出装置Info
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- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B15/00—Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
- B30B15/0094—Press load monitoring means
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D24/00—Special deep-drawing arrangements in, or in connection with, presses
- B21D24/02—Die-cushions
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D24/00—Special deep-drawing arrangements in, or in connection with, presses
- B21D24/10—Devices controlling or operating blank holders independently, or in conjunction with dies
- B21D24/14—Devices controlling or operating blank holders independently, or in conjunction with dies pneumatically or hydraulically
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
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- Control Of Presses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絞り加工時にしわ押え
が適正に行われているか否かを高い精度で診断できるプ
レス加工方法およびプレス加工装置、並びにその方法や
装置に好適に用いられるピン伝達荷重検出装置に関する
ものである。
が適正に行われているか否かを高い精度で診断できるプ
レス加工方法およびプレス加工装置、並びにその方法や
装置に好適に用いられるピン伝達荷重検出装置に関する
ものである。
【0002】
(a)所定の移動抵抗が付与されるクッションパッド
と、(b)そのクッションパッドとしわ押えリングとの
間に並列に介在させられた複数のクッションピンとを備
え、前記移動抵抗に基づいて前記しわ押えリングとダイ
ス型との間でプレス素材の周縁部をしわ押えするととも
に、その状態でそのしわ押えリングおよびダイス型が前
記クッションパッドと共に前記移動抵抗に抗してポンチ
型に対してプレス方向へ相対移動させられることによ
り、そのポンチ型の成形面に沿って前記プレス素材を絞
り加工するプレス加工装置が広く用いられている。上記
クッションパッドは略水平な姿勢で前記移動抵抗に抗し
て下降させられようになっており、前記ポンチ型はその
クッションパッドの上方に配設されるボルスタ上に位置
決め固定されるようになっており、前記複数のクッショ
ンピンはそのポンチ型およびボルスタを上下に貫通して
設けられた貫通孔内を貫通させられて前記クッションパ
ッド上に載置され、上端部において前記しわ押えリング
を支持するようになっており、そのポンチ型およびしわ
押えリングの上方において上下駆動手段によってダイス
型が上下駆動されることにより絞り加工を行うようにな
っているのが普通である。
と、(b)そのクッションパッドとしわ押えリングとの
間に並列に介在させられた複数のクッションピンとを備
え、前記移動抵抗に基づいて前記しわ押えリングとダイ
ス型との間でプレス素材の周縁部をしわ押えするととも
に、その状態でそのしわ押えリングおよびダイス型が前
記クッションパッドと共に前記移動抵抗に抗してポンチ
型に対してプレス方向へ相対移動させられることによ
り、そのポンチ型の成形面に沿って前記プレス素材を絞
り加工するプレス加工装置が広く用いられている。上記
クッションパッドは略水平な姿勢で前記移動抵抗に抗し
て下降させられようになっており、前記ポンチ型はその
クッションパッドの上方に配設されるボルスタ上に位置
決め固定されるようになっており、前記複数のクッショ
ンピンはそのポンチ型およびボルスタを上下に貫通して
設けられた貫通孔内を貫通させられて前記クッションパ
ッド上に載置され、上端部において前記しわ押えリング
を支持するようになっており、そのポンチ型およびしわ
押えリングの上方において上下駆動手段によってダイス
型が上下駆動されることにより絞り加工を行うようにな
っているのが普通である。
【0003】また、(c)前記クッションパッドに配設
されるとともに前記複数のクッションピンがそれぞれ載
置される一方、圧力室が互いに連通させられた複数の流
体圧シリンダを備え、しわ押えを行う際に複数の流体圧
シリンダのピストンがそれぞれ中立状態とされることに
より、複数のクッションピンを介してしわ押え荷重を均
等にしわ押えリングに作用させるようにしたプレス加工
装置も知られている。特開平6−304800号公報に
記載されている装置はその一例であり、このようなプレ
ス加工装置においては、クッションピンの長さ寸法のば
らつきやクッションパッドの傾き等に拘らず、流体圧シ
リンダの流体を介してしわ押え荷重が均等にしわ押えリ
ングに作用させられるようになり、クッションピンの配
設形態に応じて所望するしわ押えの荷重分布が得られる
ようになる。
されるとともに前記複数のクッションピンがそれぞれ載
置される一方、圧力室が互いに連通させられた複数の流
体圧シリンダを備え、しわ押えを行う際に複数の流体圧
シリンダのピストンがそれぞれ中立状態とされることに
より、複数のクッションピンを介してしわ押え荷重を均
等にしわ押えリングに作用させるようにしたプレス加工
装置も知られている。特開平6−304800号公報に
記載されている装置はその一例であり、このようなプレ
ス加工装置においては、クッションピンの長さ寸法のば
らつきやクッションパッドの傾き等に拘らず、流体圧シ
リンダの流体を介してしわ押え荷重が均等にしわ押えリ
ングに作用させられるようになり、クッションピンの配
設形態に応じて所望するしわ押えの荷重分布が得られる
ようになる。
【0004】ここで、上記のようにしわ押え荷重を均等
に作用させるためには、クッションピンの長さ寸法のば
らつき等に拘らず絞り加工時に総ての流体圧シリンダの
ピストンがシリンダ内へ追い込まれるとともにストロー
ク端に達することがないように、言い換えればピストン
が中立状態に保持されるようにする必要がある。このた
め、流体圧シリンダとしての油圧シリンダのピストンの
平均追込み寸法Xav、油圧シリンダの受圧面積As、使
用する流体の体積弾性係数K、流体の初期容積V、しわ
押え荷重Fs、クッションピンの使用本数すなわちしわ
押えに関与する油圧シリンダの数nに基づいて、油圧シ
リンダの初期油圧Psoすなわち絞り加工前の油圧を、次
式(1)を満足するように定めている。上記平均追込み
寸法Xavは、総てのクッションピンをしわ押えリングに
当接させるためのピストンの追込みストロークであり、
クッションピンの長さ寸法のばらつきやクッションパッ
ドの傾き等に拘らず、総てのクッションピンによってシ
リンダ内へ押し込まれるとともに、絞り加工時の衝撃等
に拘らずストローク端に達する(胴突きする)ことがな
いように、予め実験等によって定められる。また、流体
の初期容積Vは、総ての油圧シリンダのピストンが突き
出し端に位置させられた状態において、その油圧シリン
ダの圧力室やその圧力室に連通している一連の油圧回路
内の流体の全容積である。 Xav=(Fs−n・As・Pso)V/(n 2 ・As 2 ・K) ・・・(1)
に作用させるためには、クッションピンの長さ寸法のば
らつき等に拘らず絞り加工時に総ての流体圧シリンダの
ピストンがシリンダ内へ追い込まれるとともにストロー
ク端に達することがないように、言い換えればピストン
が中立状態に保持されるようにする必要がある。このた
め、流体圧シリンダとしての油圧シリンダのピストンの
平均追込み寸法Xav、油圧シリンダの受圧面積As、使
用する流体の体積弾性係数K、流体の初期容積V、しわ
押え荷重Fs、クッションピンの使用本数すなわちしわ
押えに関与する油圧シリンダの数nに基づいて、油圧シ
リンダの初期油圧Psoすなわち絞り加工前の油圧を、次
式(1)を満足するように定めている。上記平均追込み
寸法Xavは、総てのクッションピンをしわ押えリングに
当接させるためのピストンの追込みストロークであり、
クッションピンの長さ寸法のばらつきやクッションパッ
ドの傾き等に拘らず、総てのクッションピンによってシ
リンダ内へ押し込まれるとともに、絞り加工時の衝撃等
に拘らずストローク端に達する(胴突きする)ことがな
いように、予め実験等によって定められる。また、流体
の初期容積Vは、総ての油圧シリンダのピストンが突き
出し端に位置させられた状態において、その油圧シリン
ダの圧力室やその圧力室に連通している一連の油圧回路
内の流体の全容積である。 Xav=(Fs−n・As・Pso)V/(n 2 ・As 2 ・K) ・・・(1)
【0005】また、特開平6−312225号公報に
は、絞り加工時の油圧シリンダの油圧すなわち発生油圧
としわ押え荷重との関係から、総ての油圧シリンダのピ
ストンが中立状態となる均圧状態が得られるしわ押え荷
重領域を診断したり、発生油圧が予め定められた設定油
圧と略一致するか否かにより、均圧状態で絞り加工が行
われているか否かを監視したりすることが提案されてい
る。
は、絞り加工時の油圧シリンダの油圧すなわち発生油圧
としわ押え荷重との関係から、総ての油圧シリンダのピ
ストンが中立状態となる均圧状態が得られるしわ押え荷
重領域を診断したり、発生油圧が予め定められた設定油
圧と略一致するか否かにより、均圧状態で絞り加工が行
われているか否かを監視したりすることが提案されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は総
ての流体圧シリンダのピストンが中立状態であれば均圧
状態と判断しているが、各クッションピンを介してしわ
押えリングに伝達される実際の荷重が略等しいか否かは
判らないため、必ずしも高い信頼性が得られないととも
に、クッションピン毎に伝達荷重を極め細かく管理する
ことができない。また、発生流体圧を所定の設定流体圧
と比較して均圧状態か否かを監視する場合、例えば流体
圧シリンダのピストンの作動不良などで非均圧状態とな
った場合に、どの流体圧シリンダに原因があるかを知る
ことは不可能で、原因究明や修理が極めて面倒であっ
た。なお、これ等は均圧用の流体圧シリンダを備えてい
るプレス加工装置に関する問題であるが、均圧用の流体
圧シリンダを備えていないプレス加工装置においては、
しわ押えが適正に行われているか否かを調べる手段がな
いため、実際のプレス成形品を見てしわ押えの良否を判
断するしかなかった。
ての流体圧シリンダのピストンが中立状態であれば均圧
状態と判断しているが、各クッションピンを介してしわ
押えリングに伝達される実際の荷重が略等しいか否かは
判らないため、必ずしも高い信頼性が得られないととも
に、クッションピン毎に伝達荷重を極め細かく管理する
ことができない。また、発生流体圧を所定の設定流体圧
と比較して均圧状態か否かを監視する場合、例えば流体
圧シリンダのピストンの作動不良などで非均圧状態とな
った場合に、どの流体圧シリンダに原因があるかを知る
ことは不可能で、原因究明や修理が極めて面倒であっ
た。なお、これ等は均圧用の流体圧シリンダを備えてい
るプレス加工装置に関する問題であるが、均圧用の流体
圧シリンダを備えていないプレス加工装置においては、
しわ押えが適正に行われているか否かを調べる手段がな
いため、実際のプレス成形品を見てしわ押えの良否を判
断するしかなかった。
【0007】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、しわ押えの適否を高
い精度で診断できるとともにしわ押えの荷重分布を極め
細かく管理できる一方、しわ押えが適切でない場合にそ
の原因究明や修理を容易且つ迅速に行うことができるよ
うにすることにある。
もので、その目的とするところは、しわ押えの適否を高
い精度で診断できるとともにしわ押えの荷重分布を極め
細かく管理できる一方、しわ押えが適切でない場合にそ
の原因究明や修理を容易且つ迅速に行うことができるよ
うにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための第1の手段】第1発明は、
(a)所定の移動抵抗が付与されるクッションパッド
と、(b)そのクッションパッドとしわ押えリングとの
間に並列に介在させられた複数のクッションピンとを備
え、前記移動抵抗に基づいて前記しわ押えリングとダイ
ス型との間でプレス素材の周縁部をしわ押えするととも
に、その状態でそのしわ押えリングおよびダイス型が前
記クッションパッドと共に前記移動抵抗に抗してポンチ
型に対してプレス方向へ相対移動させられることによ
り、そのポンチ型の成形面に沿って前記プレス素材を絞
り加工するプレス加工方法において、(c)前記絞り加
工時に前記複数のクッションピンの個々の伝達荷重をそ
れぞれ検出するピン伝達荷重検出工程と、(d)前記複
数のクッションピンの各伝達荷重の所定の特性値が予め
定められた判定基準を満足するか否かによってしわ押え
の適否を判断する診断工程とを有することを特徴とす
る。
(a)所定の移動抵抗が付与されるクッションパッド
と、(b)そのクッションパッドとしわ押えリングとの
間に並列に介在させられた複数のクッションピンとを備
え、前記移動抵抗に基づいて前記しわ押えリングとダイ
ス型との間でプレス素材の周縁部をしわ押えするととも
に、その状態でそのしわ押えリングおよびダイス型が前
記クッションパッドと共に前記移動抵抗に抗してポンチ
型に対してプレス方向へ相対移動させられることによ
り、そのポンチ型の成形面に沿って前記プレス素材を絞
り加工するプレス加工方法において、(c)前記絞り加
工時に前記複数のクッションピンの個々の伝達荷重をそ
れぞれ検出するピン伝達荷重検出工程と、(d)前記複
数のクッションピンの各伝達荷重の所定の特性値が予め
定められた判定基準を満足するか否かによってしわ押え
の適否を判断する診断工程とを有することを特徴とす
る。
【0009】
【作用および第1発明の効果】このようなプレス加工方
法においては、複数のクッションピンの伝達荷重をそれ
ぞれ検出し、その伝達荷重の所定の特性値が予め定めら
れた判定基準を満足するか否かによってしわ押えの適否
を判断するようになっている一方、クッションピンの伝
達荷重はそのクッションピンからしわ押えリングに加え
られるしわ押え荷重に直接対応しているため、均圧用の
流体圧シリンダを有するプレス加工装置は勿論そうでな
いプレス加工装置についても、判定基準によって定まる
所定のしわ押え荷重の分布でしわ押えが行われているか
否かを高い精度で診断できるとともに、しわ押えの荷重
分布をクッションピン毎に極め細かく管理できる。ま
た、複数のクッションピンの伝達荷重をそれぞれ検出
し、判定基準を満足するか否かによってしわ押えの適否
を判断しているため、クッションピンに対応して伝達荷
重を検出することにより、判定基準を満たしていない伝
達荷重のクッションピンを容易に特定することが可能
で、原因究明や修理を容易且つ迅速に行うことができる
ようになる。
法においては、複数のクッションピンの伝達荷重をそれ
ぞれ検出し、その伝達荷重の所定の特性値が予め定めら
れた判定基準を満足するか否かによってしわ押えの適否
を判断するようになっている一方、クッションピンの伝
達荷重はそのクッションピンからしわ押えリングに加え
られるしわ押え荷重に直接対応しているため、均圧用の
流体圧シリンダを有するプレス加工装置は勿論そうでな
いプレス加工装置についても、判定基準によって定まる
所定のしわ押え荷重の分布でしわ押えが行われているか
否かを高い精度で診断できるとともに、しわ押えの荷重
分布をクッションピン毎に極め細かく管理できる。ま
た、複数のクッションピンの伝達荷重をそれぞれ検出
し、判定基準を満足するか否かによってしわ押えの適否
を判断しているため、クッションピンに対応して伝達荷
重を検出することにより、判定基準を満たしていない伝
達荷重のクッションピンを容易に特定することが可能
で、原因究明や修理を容易且つ迅速に行うことができる
ようになる。
【0010】ここで、上記伝達荷重の特性値は、1回の
絞り加工における伝達荷重の変化波形やピーク値、平均
値、荷重振動の周波数、減衰係数などである。また、判
定基準は、所望するプレス品質が得られるようにしわ押
え荷重などに応じて設定される基準特性値、すなわち基
準波形、基準ピーク値、基準平均値、基準周波数、基準
減衰係数など、或いは複数のクッションピンの伝達荷重
の特性値のばらつきが所定の許容範囲内か否かなどであ
る。判定基準が基準特性値である場合には、1つの判定
基準に従って総てのクッションピンの伝達荷重の適否を
診断する場合であっても、クッションピン毎に異なる判
定基準が設定される場合であっても良い。
絞り加工における伝達荷重の変化波形やピーク値、平均
値、荷重振動の周波数、減衰係数などである。また、判
定基準は、所望するプレス品質が得られるようにしわ押
え荷重などに応じて設定される基準特性値、すなわち基
準波形、基準ピーク値、基準平均値、基準周波数、基準
減衰係数など、或いは複数のクッションピンの伝達荷重
の特性値のばらつきが所定の許容範囲内か否かなどであ
る。判定基準が基準特性値である場合には、1つの判定
基準に従って総てのクッションピンの伝達荷重の適否を
診断する場合であっても、クッションピン毎に異なる判
定基準が設定される場合であっても良い。
【0011】
【課題を解決するための第2の手段】第2発明は、
(a)所定の移動抵抗が付与されるクッションパッド
と、(b)そのクッションパッドに配設されるとともに
圧力室が互いに連通させられた複数の流体圧シリンダ
と、(c)その複数の流体圧シリンダとしわ押えリング
との間に介在させられた複数のクッションピンとを備
え、前記移動抵抗に基づいて前記しわ押えリングとダイ
ス型との間でプレス素材の周縁部をしわ押えする際に、
前記複数の流体圧シリンダのピストンがそれぞれ中立状
態とされることによりしわ押え荷重を均等にそのしわ押
えリングに作用させるとともに、その状態でそのしわ押
えリングおよびダイス型が前記クッションパッドと共に
前記移動抵抗に抗してポンチ型に対してプレス方向へ相
対移動させられることにより、そのポンチ型の成形面に
沿って前記プレス素材を絞り加工するプレス加工方法に
おいて、(d)前記絞り加工時に前記複数のクッション
ピンの個々の伝達荷重をそれぞれ検出するピン伝達荷重
検出工程と、(e)前記複数のクッションピンの各伝達
荷重の所定の特性値が予め定められた判定基準を満足す
る場合に、各クッションピンを介して前記しわ押え荷重
が均等に伝達される均圧状態と判断する診断工程とを有
することを特徴とする。
(a)所定の移動抵抗が付与されるクッションパッド
と、(b)そのクッションパッドに配設されるとともに
圧力室が互いに連通させられた複数の流体圧シリンダ
と、(c)その複数の流体圧シリンダとしわ押えリング
との間に介在させられた複数のクッションピンとを備
え、前記移動抵抗に基づいて前記しわ押えリングとダイ
ス型との間でプレス素材の周縁部をしわ押えする際に、
前記複数の流体圧シリンダのピストンがそれぞれ中立状
態とされることによりしわ押え荷重を均等にそのしわ押
えリングに作用させるとともに、その状態でそのしわ押
えリングおよびダイス型が前記クッションパッドと共に
前記移動抵抗に抗してポンチ型に対してプレス方向へ相
対移動させられることにより、そのポンチ型の成形面に
沿って前記プレス素材を絞り加工するプレス加工方法に
おいて、(d)前記絞り加工時に前記複数のクッション
ピンの個々の伝達荷重をそれぞれ検出するピン伝達荷重
検出工程と、(e)前記複数のクッションピンの各伝達
荷重の所定の特性値が予め定められた判定基準を満足す
る場合に、各クッションピンを介して前記しわ押え荷重
が均等に伝達される均圧状態と判断する診断工程とを有
することを特徴とする。
【0012】
【作用および第2発明の効果】すなわち、この第2発明
は前記第1発明の一実施態様に相当するもので、均圧用
の流体圧シリンダを有するプレス加工装置に第1発明が
適用され、しわ押えの適否として均圧状態か否かを診断
するものであり、第1発明と同様の効果が得られる。
は前記第1発明の一実施態様に相当するもので、均圧用
の流体圧シリンダを有するプレス加工装置に第1発明が
適用され、しわ押えの適否として均圧状態か否かを診断
するものであり、第1発明と同様の効果が得られる。
【0013】
【課題を解決するための第3の手段】第3発明は、前記
第2発明のプレス加工方法において、前記診断工程が、
総てのクッションピンの伝達荷重の所定の荷重値または
振動周波数が予め定められた設定範囲内の場合に前記均
圧状態と判断し、1本でもその設定範囲を越えている場
合は少なくとも一部の流体圧シリンダのピストンが胴突
きする胴突き状態と判断し、1本でもその設定範囲を下
回っている場合は少なくとも一部の流体圧シリンダのピ
ストンが未作動である未均圧状態と判断するものである
ことを特徴とする。
第2発明のプレス加工方法において、前記診断工程が、
総てのクッションピンの伝達荷重の所定の荷重値または
振動周波数が予め定められた設定範囲内の場合に前記均
圧状態と判断し、1本でもその設定範囲を越えている場
合は少なくとも一部の流体圧シリンダのピストンが胴突
きする胴突き状態と判断し、1本でもその設定範囲を下
回っている場合は少なくとも一部の流体圧シリンダのピ
ストンが未作動である未均圧状態と判断するものである
ことを特徴とする。
【0014】
【作用および第3発明の効果】すなわち、クッションピ
ンの伝達荷重の荷重値は、流体圧シリンダのピストンが
押し込まれて胴突きした場合には、ピストンが中立状態
の場合よりも高くなる一方、流体圧シリンダのピストン
が未作動の場合には、ピストンが中立状態の場合よりも
低くなる。また、クッションピンの伝達荷重の振動周波
数は、流体圧シリンダのピストンが胴突きした場合に
は、ピストンが中立状態の場合すなわち流体圧の振動に
よる場合よりも高くなる一方、流体圧シリンダのピスト
ンが未作動の場合には、伝達荷重自体が略零か比較的小
さくて振動を殆ど生じないため、ピストンが中立状態の
場合よりも低くなる。したがって、総てのクッションピ
ンの伝達荷重の所定の荷重値または振動周波数が設定範
囲内であれば均圧状態と判断でき、1本でも設定範囲を
越えている場合には胴突き状態と判断でき、1本でも設
定範囲を下回っている場合には未均圧状態と判断できる
のであり、これにより、例えば胴突き状態の場合には流
体圧シリンダの初期流体圧を上昇させる一方、未均圧状
態の場合には初期流体圧を低下させ、均圧状態となるよ
うに流体圧を調整することができるなど、非均圧時のそ
の後の処理が容易となる。
ンの伝達荷重の荷重値は、流体圧シリンダのピストンが
押し込まれて胴突きした場合には、ピストンが中立状態
の場合よりも高くなる一方、流体圧シリンダのピストン
が未作動の場合には、ピストンが中立状態の場合よりも
低くなる。また、クッションピンの伝達荷重の振動周波
数は、流体圧シリンダのピストンが胴突きした場合に
は、ピストンが中立状態の場合すなわち流体圧の振動に
よる場合よりも高くなる一方、流体圧シリンダのピスト
ンが未作動の場合には、伝達荷重自体が略零か比較的小
さくて振動を殆ど生じないため、ピストンが中立状態の
場合よりも低くなる。したがって、総てのクッションピ
ンの伝達荷重の所定の荷重値または振動周波数が設定範
囲内であれば均圧状態と判断でき、1本でも設定範囲を
越えている場合には胴突き状態と判断でき、1本でも設
定範囲を下回っている場合には未均圧状態と判断できる
のであり、これにより、例えば胴突き状態の場合には流
体圧シリンダの初期流体圧を上昇させる一方、未均圧状
態の場合には初期流体圧を低下させ、均圧状態となるよ
うに流体圧を調整することができるなど、非均圧時のそ
の後の処理が容易となる。
【0015】また、本発明では、総てのクッションピン
の伝達荷重の所定の荷重値或いは振動周波数が予め定め
られた設定範囲内か否かによって均圧状態か否かが判断
されるため、設定範囲内であれば、均圧状態であること
は勿論、総てのクッションピンの伝達荷重の所定の荷重
値或いは振動周波数がそれぞれ設定範囲内となる状態で
絞り加工が行われることになり、所望通りのプレス品質
が高い精度で再現される。
の伝達荷重の所定の荷重値或いは振動周波数が予め定め
られた設定範囲内か否かによって均圧状態か否かが判断
されるため、設定範囲内であれば、均圧状態であること
は勿論、総てのクッションピンの伝達荷重の所定の荷重
値或いは振動周波数がそれぞれ設定範囲内となる状態で
絞り加工が行われることになり、所望通りのプレス品質
が高い精度で再現される。
【0016】なお、上記振動周波数は振動周期の逆数で
あるため、振動周期を用いて均圧状態か胴突き状態か未
均圧状態かを判断することもできるが、振動周波数を用
いて診断することと実質的に同じで本発明の技術的範囲
に含まれる。
あるため、振動周期を用いて均圧状態か胴突き状態か未
均圧状態かを判断することもできるが、振動周波数を用
いて診断することと実質的に同じで本発明の技術的範囲
に含まれる。
【0017】
【課題を解決するための第4の手段】第4発明は、前記
第1発明または第2発明のプレス加工方法において、前
記伝達荷重の所定の特性値が、1回の絞り加工における
その伝達荷重の波形のピーク値、平均値、および振動周
波数の少なくとも1つを含んで定められていることを特
徴とする。
第1発明または第2発明のプレス加工方法において、前
記伝達荷重の所定の特性値が、1回の絞り加工における
その伝達荷重の波形のピーク値、平均値、および振動周
波数の少なくとも1つを含んで定められていることを特
徴とする。
【0018】
【作用および第4発明の効果】すなわち、伝達荷重の波
形のピーク値、平均値、或いは振動周波数は、伝達荷重
の波形から比較的容易に求めることができるとともに数
値として認識できるため、波形そのものを用いる場合に
比較して均圧状態やしわ押えの適否の判断を容易且つ正
確に行うことができる。また、波形そのものを記憶する
場合に比較して必要なデータ量が少ないため、判定基準
をメモリ等の記憶手段に記憶する場合、その記憶容量が
小さくて済む。
形のピーク値、平均値、或いは振動周波数は、伝達荷重
の波形から比較的容易に求めることができるとともに数
値として認識できるため、波形そのものを用いる場合に
比較して均圧状態やしわ押えの適否の判断を容易且つ正
確に行うことができる。また、波形そのものを記憶する
場合に比較して必要なデータ量が少ないため、判定基準
をメモリ等の記憶手段に記憶する場合、その記憶容量が
小さくて済む。
【0019】
【課題を解決するための第5の手段】第5発明は、
(a)所定の移動抵抗が付与されるクッションパッド
と、(b)そのクッションパッドとしわ押えリングとの
間に並列に介在させられた複数のクッションピンとを備
え、前記移動抵抗に基づいて前記しわ押えリングとダイ
ス型との間でプレス素材の周縁部をしわ押えするととも
に、その状態でそのしわ押えリングおよびダイス型が前
記クッションパッドと共に前記移動抵抗に抗してポンチ
型に対してプレス方向へ相対移動させられることによ
り、そのポンチ型の成形面に沿って前記プレス素材を絞
り加工するプレス加工装置において、(c)前記絞り加
工時に前記複数のクッションピンの個々の伝達荷重をそ
れぞれ検出するピン伝達荷重検出手段と、(d)前記伝
達荷重の所定の特性値に関して適正なしわ押えが為され
るように予め定められた判定基準を記憶している判定基
準記憶手段と、(e)前記ピン伝達荷重検出手段によっ
て検出された前記複数のクッションピンの各伝達荷重の
所定の特性値が、前記判定基準記憶手段に記憶された前
記判定基準を満足するか否かによってしわ押えの適否を
判断する診断手段とを有することを特徴とする。
(a)所定の移動抵抗が付与されるクッションパッド
と、(b)そのクッションパッドとしわ押えリングとの
間に並列に介在させられた複数のクッションピンとを備
え、前記移動抵抗に基づいて前記しわ押えリングとダイ
ス型との間でプレス素材の周縁部をしわ押えするととも
に、その状態でそのしわ押えリングおよびダイス型が前
記クッションパッドと共に前記移動抵抗に抗してポンチ
型に対してプレス方向へ相対移動させられることによ
り、そのポンチ型の成形面に沿って前記プレス素材を絞
り加工するプレス加工装置において、(c)前記絞り加
工時に前記複数のクッションピンの個々の伝達荷重をそ
れぞれ検出するピン伝達荷重検出手段と、(d)前記伝
達荷重の所定の特性値に関して適正なしわ押えが為され
るように予め定められた判定基準を記憶している判定基
準記憶手段と、(e)前記ピン伝達荷重検出手段によっ
て検出された前記複数のクッションピンの各伝達荷重の
所定の特性値が、前記判定基準記憶手段に記憶された前
記判定基準を満足するか否かによってしわ押えの適否を
判断する診断手段とを有することを特徴とする。
【0020】
【作用および第5発明の効果】すなわち、この第5発明
のプレス加工装置は前記第1発明のプレス加工方法を好
適に実施できるもので、ピン伝達荷重検出手段によって
絞り加工時に複数のクッションピンの個々の伝達荷重を
それぞれ検出し、その伝達荷重の所定の特性値が判定基
準記憶手段に記憶された判定基準を満足するか否かによ
り診断手段によってしわ押えの適否が判断されるのであ
り、前記第1発明と同様の作用効果が得られる。
のプレス加工装置は前記第1発明のプレス加工方法を好
適に実施できるもので、ピン伝達荷重検出手段によって
絞り加工時に複数のクッションピンの個々の伝達荷重を
それぞれ検出し、その伝達荷重の所定の特性値が判定基
準記憶手段に記憶された判定基準を満足するか否かによ
り診断手段によってしわ押えの適否が判断されるのであ
り、前記第1発明と同様の作用効果が得られる。
【0021】
【課題を解決するための第6の手段】第6発明は、前記
クッションパッドは略水平な姿勢で前記移動抵抗に抗し
て下降させられるもので、前記ポンチ型はそのクッショ
ンパッドの上方に配設されるボルスタ上に位置決め固定
されるもので、前記複数のクッションピンはそのポンチ
型およびボルスタを上下に貫通して設けられた貫通孔内
を貫通させられて前記クッションパッド上に載置され、
上端部において前記しわ押えリングを支持するものであ
る前記第5発明のプレス加工装置において、前記ピン伝
達荷重検出手段として用いられるピン伝達荷重検出装置
であって、(a)前記ボルスタとポンチ型との間に介挿
されるとともに、前記クッションピンが上下に貫通する
ことを許容する貫通孔が設けられた荷重検出用型台と、
(b)その荷重検出用型台の高さ寸法と略同じ長さ寸法
を有して前記複数のクッションピンにそれぞれ直列に連
結されるとともに、そのクッションピンの伝達荷重を検
出する荷重センサが取り付けられた複数の荷重検出用連
結ピンとを有することを特徴とする。
クッションパッドは略水平な姿勢で前記移動抵抗に抗し
て下降させられるもので、前記ポンチ型はそのクッショ
ンパッドの上方に配設されるボルスタ上に位置決め固定
されるもので、前記複数のクッションピンはそのポンチ
型およびボルスタを上下に貫通して設けられた貫通孔内
を貫通させられて前記クッションパッド上に載置され、
上端部において前記しわ押えリングを支持するものであ
る前記第5発明のプレス加工装置において、前記ピン伝
達荷重検出手段として用いられるピン伝達荷重検出装置
であって、(a)前記ボルスタとポンチ型との間に介挿
されるとともに、前記クッションピンが上下に貫通する
ことを許容する貫通孔が設けられた荷重検出用型台と、
(b)その荷重検出用型台の高さ寸法と略同じ長さ寸法
を有して前記複数のクッションピンにそれぞれ直列に連
結されるとともに、そのクッションピンの伝達荷重を検
出する荷重センサが取り付けられた複数の荷重検出用連
結ピンとを有することを特徴とする。
【0022】
【作用および第6発明の効果】すなわち、かかるピン伝
達荷重検出装置は前記第1発明のプレス加工方法の実施
に際して、クッションピンの個々の伝達荷重をそれぞれ
検出する際に好適に用いられるもので、ボルスタとポン
チ型との間に荷重検出用型台を介挿するとともに、その
荷重検出用型台の高さ寸法と略同じ長さ寸法を有すると
ともに荷重センサが取り付けられた荷重検出用連結ピン
を複数のクッションピンにそれぞれ直列に連結するよう
にしたのであり、荷重検出用連結ピンに取り付けられた
荷重センサにより絞り加工時における各クッションピン
の伝達荷重をそれぞれ検出することができる。その場合
に、かかるピン伝達荷重検出装置は、金型交換時等に荷
重検出用型台をボルスタ上に配設するとともに、荷重検
出用連結ピンを取り付けたクッションピンを用いること
により、従来のプレス加工装置をそのまま使用すること
ができ、大掛かりな改造や設計変更などが不要で容易且
つ安価に適用できる。
達荷重検出装置は前記第1発明のプレス加工方法の実施
に際して、クッションピンの個々の伝達荷重をそれぞれ
検出する際に好適に用いられるもので、ボルスタとポン
チ型との間に荷重検出用型台を介挿するとともに、その
荷重検出用型台の高さ寸法と略同じ長さ寸法を有すると
ともに荷重センサが取り付けられた荷重検出用連結ピン
を複数のクッションピンにそれぞれ直列に連結するよう
にしたのであり、荷重検出用連結ピンに取り付けられた
荷重センサにより絞り加工時における各クッションピン
の伝達荷重をそれぞれ検出することができる。その場合
に、かかるピン伝達荷重検出装置は、金型交換時等に荷
重検出用型台をボルスタ上に配設するとともに、荷重検
出用連結ピンを取り付けたクッションピンを用いること
により、従来のプレス加工装置をそのまま使用すること
ができ、大掛かりな改造や設計変更などが不要で容易且
つ安価に適用できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1において、ポンチ型10が取り付けら
れるボルスタ12はプレスキャリア14を介してベース
16上に略水平に配設されている一方、ダイス型18が
取り付けられるスライドプレート20は図示しない上下
駆動機構により上下方向へ駆動されるようになってい
る。ボルスタ12には、クッションピン22を配設する
ために多数の貫通孔24が碁盤目状に設けられており、
ボルスタ12の下方には、それ等のクッションピン22
を支持するクッションパッド26が略水平な姿勢で配設
されている。クッションピン22は、上記ポンチ型10
と共に配設されるしわ押えリング28を支持するもの
で、そのしわ押えリング28の形状に応じて予め定めら
れた所定の位置に任意の数だけ配設される。ポンチ型1
0には、クッションピン22の配設位置に対応して複数
の貫通孔が設けられている。また、クッションパッド2
6は、上記貫通孔24に対応して多数の油圧シリンダ3
0を備えており、クッションピン22の下端部はそれぞ
れその油圧シリンダ30のピストンロッドに当接させら
れるようになっている。この油圧シリンダ30は均圧用
の流体圧シリンダに相当する。
に説明する。図1において、ポンチ型10が取り付けら
れるボルスタ12はプレスキャリア14を介してベース
16上に略水平に配設されている一方、ダイス型18が
取り付けられるスライドプレート20は図示しない上下
駆動機構により上下方向へ駆動されるようになってい
る。ボルスタ12には、クッションピン22を配設する
ために多数の貫通孔24が碁盤目状に設けられており、
ボルスタ12の下方には、それ等のクッションピン22
を支持するクッションパッド26が略水平な姿勢で配設
されている。クッションピン22は、上記ポンチ型10
と共に配設されるしわ押えリング28を支持するもの
で、そのしわ押えリング28の形状に応じて予め定めら
れた所定の位置に任意の数だけ配設される。ポンチ型1
0には、クッションピン22の配設位置に対応して複数
の貫通孔が設けられている。また、クッションパッド2
6は、上記貫通孔24に対応して多数の油圧シリンダ3
0を備えており、クッションピン22の下端部はそれぞ
れその油圧シリンダ30のピストンロッドに当接させら
れるようになっている。この油圧シリンダ30は均圧用
の流体圧シリンダに相当する。
【0024】上記クッションパッド26は、前記プレス
キャリア14内に上下方向の移動可能に配設されてお
り、移動抵抗付与手段として機能するエアシリンダ32
により上方へ付勢されている。エアシリンダ32の圧力
室はエアタンク34に連通させられているとともに、そ
のエアタンク34には、エア圧源36からエア圧制御回
路38を介して圧力エアが供給されるようになってい
る。エアタンク34には、開閉弁37およびエア圧セン
サ39が接続されており、上記エア圧制御回路38およ
び開閉弁37により、エアタンク34やエアシリンダ3
2内のエア圧Paがしわ押え荷重に応じて調圧される。
すなわち、前記ダイス型18がスライドプレート20と
共に下降させられると、エアシリンダ32のエア圧Pa
に基づく付勢力に従ってダイス型18としわ押えリング
28との間でプレス素材40の周縁部がしわ押えされ、
その状態でしわ押えリング28およびダイス型18がク
ッションパッド26と共にエアシリンダ32の付勢力に
抗して更に下降させられると、ポンチ型10の成形面に
沿って絞り加工が行われるのである。上記エアシリンダ
32の付勢力はクッションパッド26の移動抵抗に対応
する。
キャリア14内に上下方向の移動可能に配設されてお
り、移動抵抗付与手段として機能するエアシリンダ32
により上方へ付勢されている。エアシリンダ32の圧力
室はエアタンク34に連通させられているとともに、そ
のエアタンク34には、エア圧源36からエア圧制御回
路38を介して圧力エアが供給されるようになってい
る。エアタンク34には、開閉弁37およびエア圧セン
サ39が接続されており、上記エア圧制御回路38およ
び開閉弁37により、エアタンク34やエアシリンダ3
2内のエア圧Paがしわ押え荷重に応じて調圧される。
すなわち、前記ダイス型18がスライドプレート20と
共に下降させられると、エアシリンダ32のエア圧Pa
に基づく付勢力に従ってダイス型18としわ押えリング
28との間でプレス素材40の周縁部がしわ押えされ、
その状態でしわ押えリング28およびダイス型18がク
ッションパッド26と共にエアシリンダ32の付勢力に
抗して更に下降させられると、ポンチ型10の成形面に
沿って絞り加工が行われるのである。上記エアシリンダ
32の付勢力はクッションパッド26の移動抵抗に対応
する。
【0025】前記複数の油圧シリンダ30の圧力室は、
配管46を介して互いに連通させられているとともに、
配管46はフレキシブルチューブ48を介して配管50
に接続され、エア駆動式の油圧ポンプ52によってタン
ク54から汲み上げられた作動油が逆止弁56を経て供
給されるようになっている。配管50には、リリーフ弁
等を備えた油圧制御回路58が接続されており、この油
圧制御回路58および上記油圧ポンプ52により配管5
0や油圧シリンダ30内の作動油の油圧Psが、絞り加
工時にしわ押えに関与する総ての油圧シリンダ30、す
なわち前記クッションピン22が配設された油圧シリン
ダ30のピストンが中立状態となるように調圧される。
これにより、複数のクッションピン22からしわ押えリ
ング28にしわ押え荷重が均等に作用させられる。上記
油圧Psは、配管46に接続された油圧センサ60によ
って検出されるようになっている。本実施例では、前記
クッションピン22、クッションパッド26,油圧シリ
ンダ30、エアシリンダ32を含んで均圧クッション装
置44が構成されている。
配管46を介して互いに連通させられているとともに、
配管46はフレキシブルチューブ48を介して配管50
に接続され、エア駆動式の油圧ポンプ52によってタン
ク54から汲み上げられた作動油が逆止弁56を経て供
給されるようになっている。配管50には、リリーフ弁
等を備えた油圧制御回路58が接続されており、この油
圧制御回路58および上記油圧ポンプ52により配管5
0や油圧シリンダ30内の作動油の油圧Psが、絞り加
工時にしわ押えに関与する総ての油圧シリンダ30、す
なわち前記クッションピン22が配設された油圧シリン
ダ30のピストンが中立状態となるように調圧される。
これにより、複数のクッションピン22からしわ押えリ
ング28にしわ押え荷重が均等に作用させられる。上記
油圧Psは、配管46に接続された油圧センサ60によ
って検出されるようになっている。本実施例では、前記
クッションピン22、クッションパッド26,油圧シリ
ンダ30、エアシリンダ32を含んで均圧クッション装
置44が構成されている。
【0026】ここで、かかる本実施例のプレス加工装置
には、前記複数のクッションピン22の個々の伝達荷重
Fpをそれぞれ検出するためのピン伝達荷重検出装置1
00が取り付けられている。このピン伝達荷重検出装置
100は請求項6に記載の発明の一実施例で、前記ボル
スタ12上に固設される荷重検出用型台102と、複数
のクッションピン22の各々に直列に連結される複数の
荷重検出用連結ピン104とから成り、前記ポンチ型1
0は荷重検出用型台102上に配設されている。荷重検
出用型台102には前記貫通孔24に対応して多数の貫
通孔106が碁盤目状に設けられ、ポンチ型10やしわ
押えリング28などの金型が異なる場合でも、しわ押え
リング28の形状等に応じて任意の位置に配設されるク
ッションピン22が上下に貫通することを許容するよう
になっている。貫通孔106は、クッションピン22を
1本ずつ貫通させるものである必要はなく、複数のクッ
ションピン22を貫通させる大きなものであっても良
い。
には、前記複数のクッションピン22の個々の伝達荷重
Fpをそれぞれ検出するためのピン伝達荷重検出装置1
00が取り付けられている。このピン伝達荷重検出装置
100は請求項6に記載の発明の一実施例で、前記ボル
スタ12上に固設される荷重検出用型台102と、複数
のクッションピン22の各々に直列に連結される複数の
荷重検出用連結ピン104とから成り、前記ポンチ型1
0は荷重検出用型台102上に配設されている。荷重検
出用型台102には前記貫通孔24に対応して多数の貫
通孔106が碁盤目状に設けられ、ポンチ型10やしわ
押えリング28などの金型が異なる場合でも、しわ押え
リング28の形状等に応じて任意の位置に配設されるク
ッションピン22が上下に貫通することを許容するよう
になっている。貫通孔106は、クッションピン22を
1本ずつ貫通させるものである必要はなく、複数のクッ
ションピン22を貫通させる大きなものであっても良
い。
【0027】また、荷重検出用連結ピン104は、クッ
ションピン22の上端部にねじなどの固設手段によって
一体的に連結されるようになっており、使用される総て
のクッションピン22に取り付けられるとともに、それ
ぞれ伝達荷重Fpを検出する歪ゲージなどの荷重センサ
108が取り付けられている。この荷重検出用連結ピン
104の長さ寸法は前記荷重検出用型台102の高さ寸
法と略同じで、前記ポンチ型10およびしわ押えリング
28の相対高さは、ピン伝達荷重検出装置100を取り
付ける前と略同じであり、ピン伝達荷重検出装置100
を取り付けても同様の絞り加工が行われる。また、各荷
重検出用連結ピン104には識別番号が定められてお
り、荷重センサ108によって検出されるピン伝達荷重
Fpは識別番号によって区別される。荷重検出用連結ピ
ン104が取り付けられたクッションピン22の配設位
置を識別番号に応じて設定した場合には、配設位置によ
ってピン伝達荷重Fpを区別することもできる。
ションピン22の上端部にねじなどの固設手段によって
一体的に連結されるようになっており、使用される総て
のクッションピン22に取り付けられるとともに、それ
ぞれ伝達荷重Fpを検出する歪ゲージなどの荷重センサ
108が取り付けられている。この荷重検出用連結ピン
104の長さ寸法は前記荷重検出用型台102の高さ寸
法と略同じで、前記ポンチ型10およびしわ押えリング
28の相対高さは、ピン伝達荷重検出装置100を取り
付ける前と略同じであり、ピン伝達荷重検出装置100
を取り付けても同様の絞り加工が行われる。また、各荷
重検出用連結ピン104には識別番号が定められてお
り、荷重センサ108によって検出されるピン伝達荷重
Fpは識別番号によって区別される。荷重検出用連結ピ
ン104が取り付けられたクッションピン22の配設位
置を識別番号に応じて設定した場合には、配設位置によ
ってピン伝達荷重Fpを区別することもできる。
【0028】一方、前記油圧Psや前記エア圧Paの調
圧制御は、図2に示すコントロールユニット62により
行われるようになっており、前記エア圧センサ39,油
圧センサ60,荷重センサ108からは増幅器等を介し
てエア圧Pa,油圧Ps,ピン伝達荷重Fpを表す信号
が供給される。コントロールユニット62は、CPU,
RAM,ROM等を備えたマイクロコンピュータを含ん
で構成されており、ROMに予め記憶されたプログラム
に従って信号処理を行うことにより、上記エア圧Pa,
油圧Psを調圧したり、ONラインで均圧診断を行った
り、均圧状態が得られるしわ押え荷重領域を診断したり
する。コントロールユニット62にはまた、表示・操作
盤68が接続されているとともに、プレス加工装置の試
打スイッチがON操作されたことを表す試打スイッチ信
号SS、およびプレスストロークを表すストローク信号
SDが供給されるようになっている。表示・操作盤68
は、図3に示されている表示器や操作スイッチ等を備え
ており、上記油圧Ps,エア圧Paはそれぞれ表示器7
0,71に表示される。
圧制御は、図2に示すコントロールユニット62により
行われるようになっており、前記エア圧センサ39,油
圧センサ60,荷重センサ108からは増幅器等を介し
てエア圧Pa,油圧Ps,ピン伝達荷重Fpを表す信号
が供給される。コントロールユニット62は、CPU,
RAM,ROM等を備えたマイクロコンピュータを含ん
で構成されており、ROMに予め記憶されたプログラム
に従って信号処理を行うことにより、上記エア圧Pa,
油圧Psを調圧したり、ONラインで均圧診断を行った
り、均圧状態が得られるしわ押え荷重領域を診断したり
する。コントロールユニット62にはまた、表示・操作
盤68が接続されているとともに、プレス加工装置の試
打スイッチがON操作されたことを表す試打スイッチ信
号SS、およびプレスストロークを表すストローク信号
SDが供給されるようになっている。表示・操作盤68
は、図3に示されている表示器や操作スイッチ等を備え
ており、上記油圧Ps,エア圧Paはそれぞれ表示器7
0,71に表示される。
【0029】また、上記コントロールユニット62は、
プレス加工装置固有のマシン情報、例えばクッションパ
ッド26の重量Waやクッションピン22の平均重量W
p,エアシリンダ32の受圧面積Aa,油圧シリンダ3
0の受圧面積AsなどをRAM等に記憶しているととも
に、送受信機64を介して前記ポンチ型10に取り付け
られたIDカード66(図1参照)から金型情報、例え
ばしわ押えリング28の重量Wrやクッションピン22
の使用本数n、適正なプレス品質が得られる基準しわ押
え荷重Fso、ピン伝達荷重Fpの基準最大ピーク値Fp
maxo,基準平均値Fpavo ,基準振動周波数ωo などを
読み込むようになっている。IDカード66は、金型固
有の金型情報を記憶する記憶機能や、送受信機64から
データ取込み信号やデータ書換え信号が供給されること
により、金型情報を送信したり金型情報の内容を書き換
えたりする機能を備えている。
プレス加工装置固有のマシン情報、例えばクッションパ
ッド26の重量Waやクッションピン22の平均重量W
p,エアシリンダ32の受圧面積Aa,油圧シリンダ3
0の受圧面積AsなどをRAM等に記憶しているととも
に、送受信機64を介して前記ポンチ型10に取り付け
られたIDカード66(図1参照)から金型情報、例え
ばしわ押えリング28の重量Wrやクッションピン22
の使用本数n、適正なプレス品質が得られる基準しわ押
え荷重Fso、ピン伝達荷重Fpの基準最大ピーク値Fp
maxo,基準平均値Fpavo ,基準振動周波数ωo などを
読み込むようになっている。IDカード66は、金型固
有の金型情報を記憶する記憶機能や、送受信機64から
データ取込み信号やデータ書換え信号が供給されること
により、金型情報を送信したり金型情報の内容を書き換
えたりする機能を備えている。
【0030】上記ピン伝達荷重Fpは、例えば図4に示
すように油圧シリンダ30の油圧振動などによって振動
するが、その最大値が最大ピーク値Fpmax で、その最
大ピーク値Fpmax のプレスストロークST1から例え
ば下死点位置ST2までの間のピン伝達荷重Fpの平均
が平均値Fpavで、ピン伝達荷重Fpの振動周期Tの逆
数が振動周波数ωであり、基準最大ピーク値Fpmaxo,
基準平均値Fpavo ,基準振動周波数ωo は、適正なプ
レス品質が得られた時、言い換えればしわ押えに関与す
る総ての油圧シリンダ30のピストンが絞り加工時に中
立状態となる均圧状態の場合のデータである。平均値F
pavは、上記プレスストロークST1からST2までの
間の極大,極小の各ピーク値の平均値であっても良い
が、ピン伝達荷重Fpを積分して求めることが望まし
い。また、振動周波数ωは、プレスストロークに拘らず
略一定であり、例えば隣接する極大ピーク値の時間間隔
(振動周期T)から求めることができる。これ等の最大
ピーク値Fpmax 、平均値Fpav、振動周波数ωは、ク
ッションピン22が配設された油圧シリンダ30のピス
トンが中立状態か否かによって異なり、油圧シリンダ3
0のピストンが未作動の場合は、最大ピーク値Fpmax
,平均値Fpav,振動周波数ωは何れも中立状態の場
合より低くなる一方、油圧シリンダ30のピストンが胴
突きした場合は、最大ピーク値Fpmax ,平均値Fpa
v,振動周波数ωは何れも中立状態の場合より高くな
る。
すように油圧シリンダ30の油圧振動などによって振動
するが、その最大値が最大ピーク値Fpmax で、その最
大ピーク値Fpmax のプレスストロークST1から例え
ば下死点位置ST2までの間のピン伝達荷重Fpの平均
が平均値Fpavで、ピン伝達荷重Fpの振動周期Tの逆
数が振動周波数ωであり、基準最大ピーク値Fpmaxo,
基準平均値Fpavo ,基準振動周波数ωo は、適正なプ
レス品質が得られた時、言い換えればしわ押えに関与す
る総ての油圧シリンダ30のピストンが絞り加工時に中
立状態となる均圧状態の場合のデータである。平均値F
pavは、上記プレスストロークST1からST2までの
間の極大,極小の各ピーク値の平均値であっても良い
が、ピン伝達荷重Fpを積分して求めることが望まし
い。また、振動周波数ωは、プレスストロークに拘らず
略一定であり、例えば隣接する極大ピーク値の時間間隔
(振動周期T)から求めることができる。これ等の最大
ピーク値Fpmax 、平均値Fpav、振動周波数ωは、ク
ッションピン22が配設された油圧シリンダ30のピス
トンが中立状態か否かによって異なり、油圧シリンダ3
0のピストンが未作動の場合は、最大ピーク値Fpmax
,平均値Fpav,振動周波数ωは何れも中立状態の場
合より低くなる一方、油圧シリンダ30のピストンが胴
突きした場合は、最大ピーク値Fpmax ,平均値Fpa
v,振動周波数ωは何れも中立状態の場合より高くな
る。
【0031】上記基準最大ピーク値Fpmaxo,基準平均
値Fpavo ,基準振動周波数ωo はプレス加工装置毎に
設定されるが、基準平均値Fpavo については、プレス
加工装置毎の機差による影響がないため、必ずしもプレ
ス加工装置毎に設定する必要はない。また、基準最大ピ
ーク値Fpmaxo,基準平均値Fpavo ,基準振動周波数
ωo は、複数のクッションピン22の各々について個別
に設定することもできるが、本実施例では総ての油圧シ
リンダ30のピストンが中立状態とされるため個々のク
ッションピン22の伝達荷重Fpの特性に大きなばらつ
きはなく、単一の基準最大ピーク値Fpmaxo,基準平均
値Fpavo ,および基準振動周波数ωoが設定されてい
る。例えば、スペーサなどを配設して一部の油圧シリン
ダ30を胴突きさせることにより、クッションパッド2
6としわ押えリング28の接近位置を規定して他の油圧
シリンダ30を確実に中立状態とする場合には、少なく
とも胴突きする油圧シリンダ30上に載置されるクッシ
ョンピン22については個別に上記基準最大ピーク値F
pmaxo,基準平均値Fpavo ,および基準振動周波数ω
o を設定することが望ましい。また、均圧用の油圧シリ
ンダ30を備えていないプレス加工装置についても、ク
ッションピン22毎にピン伝達荷重Fpの特性が異なる
ため、個別に設定することが望ましい。
値Fpavo ,基準振動周波数ωo はプレス加工装置毎に
設定されるが、基準平均値Fpavo については、プレス
加工装置毎の機差による影響がないため、必ずしもプレ
ス加工装置毎に設定する必要はない。また、基準最大ピ
ーク値Fpmaxo,基準平均値Fpavo ,基準振動周波数
ωo は、複数のクッションピン22の各々について個別
に設定することもできるが、本実施例では総ての油圧シ
リンダ30のピストンが中立状態とされるため個々のク
ッションピン22の伝達荷重Fpの特性に大きなばらつ
きはなく、単一の基準最大ピーク値Fpmaxo,基準平均
値Fpavo ,および基準振動周波数ωoが設定されてい
る。例えば、スペーサなどを配設して一部の油圧シリン
ダ30を胴突きさせることにより、クッションパッド2
6としわ押えリング28の接近位置を規定して他の油圧
シリンダ30を確実に中立状態とする場合には、少なく
とも胴突きする油圧シリンダ30上に載置されるクッシ
ョンピン22については個別に上記基準最大ピーク値F
pmaxo,基準平均値Fpavo ,および基準振動周波数ω
o を設定することが望ましい。また、均圧用の油圧シリ
ンダ30を備えていないプレス加工装置についても、ク
ッションピン22毎にピン伝達荷重Fpの特性が異なる
ため、個別に設定することが望ましい。
【0032】次に、かかるコントロールユニット62の
信号処理により、ONラインで均圧診断を行う際の作動
を説明する。なお、エアシリンダ32のエア圧Paは、
前記基準しわ押え荷重Fsoが得られるように次式(2)
に従って算出され、且つエア圧制御回路38および開閉
弁37により調圧される。(2)式の重量Wa,Wp、
受圧面積Aaは、予め記憶されたマシン情報の値が用い
られ、重量Wr、使用クッションピン本数nはIDカー
ド66から読み込んだ金型情報の値が用いられる。ま
た、油圧シリンダ30の非プレス加工時における初期油
圧Psoは、例えば前記(1)式に従って求めたり試打を
行ったりして、クッションピン22が配設された総ての
油圧シリンダ30のピストンが中立状態となる均圧状態
となるように、油圧ポンプ52および油圧制御回路58
により予め調圧される。以下に述べるONラインの均圧
診断と同様にして初期油圧Psoを初期設定することもで
きる。 Pa=(Fso+Wa+n・Wp+Wr)/Aa ・・・(2)
信号処理により、ONラインで均圧診断を行う際の作動
を説明する。なお、エアシリンダ32のエア圧Paは、
前記基準しわ押え荷重Fsoが得られるように次式(2)
に従って算出され、且つエア圧制御回路38および開閉
弁37により調圧される。(2)式の重量Wa,Wp、
受圧面積Aaは、予め記憶されたマシン情報の値が用い
られ、重量Wr、使用クッションピン本数nはIDカー
ド66から読み込んだ金型情報の値が用いられる。ま
た、油圧シリンダ30の非プレス加工時における初期油
圧Psoは、例えば前記(1)式に従って求めたり試打を
行ったりして、クッションピン22が配設された総ての
油圧シリンダ30のピストンが中立状態となる均圧状態
となるように、油圧ポンプ52および油圧制御回路58
により予め調圧される。以下に述べるONラインの均圧
診断と同様にして初期油圧Psoを初期設定することもで
きる。 Pa=(Fso+Wa+n・Wp+Wr)/Aa ・・・(2)
【0033】図5は、ONライン均圧診断を行う機能ブ
ロック線図で、図6のフローチャートに従って均圧診断
処理を行う。図6のステップS1〜S3は、図5のデー
タ記憶部114で実行されるもので、ステップS1では
ストローク信号SDが表すプレスストロークが上死点か
否かを判断し、上死点になるとステップS2で総ての荷
重センサ108からピン伝達荷重Fpを表す信号を読み
込み、それぞれプレスストロークと関連してデータメモ
リ116に記憶する。ピン伝達荷重Fpは、A/D変換
部112でデジタル信号に変換された後データ記憶部1
14に読み込まれる。ステップS3では、プレスストロ
ークが下死点に達したか否かを判断し、下死点に達する
までステップS2を繰り返してピン伝達荷重Fpを読み
込むとともにデータメモリ116に記憶する。これ等の
ステップS1〜S3は請求項1,請求項2におけるピン
伝達荷重検出工程に相当し、これ等のステップS1〜S
3を実行するデータ記憶部114は、ピン伝達荷重検出
装置100と共に請求項5のピン伝達荷重検出手段を構
成している。なお、ストローク信号SDは、少なくとも
上死点および下死点を識別できるもので、クランク角度
を検出するアブソリュート式のロータリエンコーダなど
から供給される。
ロック線図で、図6のフローチャートに従って均圧診断
処理を行う。図6のステップS1〜S3は、図5のデー
タ記憶部114で実行されるもので、ステップS1では
ストローク信号SDが表すプレスストロークが上死点か
否かを判断し、上死点になるとステップS2で総ての荷
重センサ108からピン伝達荷重Fpを表す信号を読み
込み、それぞれプレスストロークと関連してデータメモ
リ116に記憶する。ピン伝達荷重Fpは、A/D変換
部112でデジタル信号に変換された後データ記憶部1
14に読み込まれる。ステップS3では、プレスストロ
ークが下死点に達したか否かを判断し、下死点に達する
までステップS2を繰り返してピン伝達荷重Fpを読み
込むとともにデータメモリ116に記憶する。これ等の
ステップS1〜S3は請求項1,請求項2におけるピン
伝達荷重検出工程に相当し、これ等のステップS1〜S
3を実行するデータ記憶部114は、ピン伝達荷重検出
装置100と共に請求項5のピン伝達荷重検出手段を構
成している。なお、ストローク信号SDは、少なくとも
上死点および下死点を識別できるもので、クランク角度
を検出するアブソリュート式のロータリエンコーダなど
から供給される。
【0034】ステップS4は、図5の特性値演算部11
8で実行されるもので、データメモリ116に記憶され
た総てのピン伝達荷重Fpの荷重データに基づいて、そ
の特性値として前記最大ピーク値Fpmax 、平均値Fp
av、振動周波数ωをそれぞれ算出する。次のステップS
5およびS8は、図5の均圧診断部120で実行される
もので、判定基準メモリ122に記憶されている前記基
準最大ピーク値Fpmaxo,基準平均値Fpavo ,基準振
動周波数ωo と上記最大ピーク値Fpmax 、平均値Fp
av、振動周波数ωとを比較して、均圧状態か胴突き状態
か未均圧状態かを診断する。ステップS5では、各ピン
伝達荷重Fpに関する最大ピーク値Fpmax 、平均値F
pav、振動周波数ωが、それぞれ基準最大ピーク値Fp
maxo,基準平均値Fpavo ,基準振動周波数ωo に基づ
いて設定される許容範囲内か否かを判断し、総てのピン
伝達荷重Fpに関する最大ピーク値Fpmax 、平均値F
pav、振動周波数ωが何れも許容範囲内であれば、均圧
状態と判断してステップS6で均圧表示を行い、何れか
1つでも許容範囲から逸脱している場合はステップS7
で異常表示を行う。ステップS6およびS7の均圧表示
および異常表示は、図5の表示制御部126によって実
行され、例えば前記図3に示す表示・操作盤68の正常
ランプ82,異常ランプ84の点灯などで行われる。
8で実行されるもので、データメモリ116に記憶され
た総てのピン伝達荷重Fpの荷重データに基づいて、そ
の特性値として前記最大ピーク値Fpmax 、平均値Fp
av、振動周波数ωをそれぞれ算出する。次のステップS
5およびS8は、図5の均圧診断部120で実行される
もので、判定基準メモリ122に記憶されている前記基
準最大ピーク値Fpmaxo,基準平均値Fpavo ,基準振
動周波数ωo と上記最大ピーク値Fpmax 、平均値Fp
av、振動周波数ωとを比較して、均圧状態か胴突き状態
か未均圧状態かを診断する。ステップS5では、各ピン
伝達荷重Fpに関する最大ピーク値Fpmax 、平均値F
pav、振動周波数ωが、それぞれ基準最大ピーク値Fp
maxo,基準平均値Fpavo ,基準振動周波数ωo に基づ
いて設定される許容範囲内か否かを判断し、総てのピン
伝達荷重Fpに関する最大ピーク値Fpmax 、平均値F
pav、振動周波数ωが何れも許容範囲内であれば、均圧
状態と判断してステップS6で均圧表示を行い、何れか
1つでも許容範囲から逸脱している場合はステップS7
で異常表示を行う。ステップS6およびS7の均圧表示
および異常表示は、図5の表示制御部126によって実
行され、例えば前記図3に示す表示・操作盤68の正常
ランプ82,異常ランプ84の点灯などで行われる。
【0035】また、ステップS8では、ステップS5の
判断がNOとなる原因となったピン伝達荷重Fpに関す
る最大ピーク値Fpmax 、平均値Fpav、または振動周
波数ωが前記許容範囲よりも高いか否かを判断し、許容
範囲よりも高い場合には胴突き状態と判断してステップ
S9で油圧シリンダ30の初期油圧Psoを所定値αだけ
上昇させる一方、許容範囲よりも低い場合には未均圧状
態と判断してステップS10で初期油圧Psoを所定値β
だけ低下させる。しわ押え荷重すなわちエアシリンダ3
2のエア圧Paが一定の場合、初期油圧Psoを高くする
と絞り加工時の発生油圧Psxも高くなるため、油圧シリ
ンダ30のピストンの追込み量が少なくなって胴突きが
解消する一方、初期油圧Psoを低くすると絞り加工時の
発生油圧Psxも低くなるため、油圧シリンダ30のピス
トンの追込み量が多くなって未作動の油圧シリンダ30
が解消する。上記ステップS9およびS10は図5の油
圧制御部124で実行されるもので、前記油圧ポンプ5
2および油圧制御回路58を制御して調圧する。これに
より、総てのクッションピン22を介して略均等にしわ
押えリング28にしわ押え荷重が伝達されることにな
り、所定のしわ押え荷重分布で絞り加工が行われる。な
お、図示は省略するが、ステップS5の判断がNOの状
態が予め定められた所定サイクル以上継続した場合、或
いは初期油圧Psoが予め設定された所定範囲から逸脱し
た場合等には、ステップS5の判断がNOとなる原因と
なったピン伝達荷重Fpに関するクッションピン22、
具体的には荷重検出用連結ピン104の識別番号や配設
位置などを表示器に表示するようになっている。
判断がNOとなる原因となったピン伝達荷重Fpに関す
る最大ピーク値Fpmax 、平均値Fpav、または振動周
波数ωが前記許容範囲よりも高いか否かを判断し、許容
範囲よりも高い場合には胴突き状態と判断してステップ
S9で油圧シリンダ30の初期油圧Psoを所定値αだけ
上昇させる一方、許容範囲よりも低い場合には未均圧状
態と判断してステップS10で初期油圧Psoを所定値β
だけ低下させる。しわ押え荷重すなわちエアシリンダ3
2のエア圧Paが一定の場合、初期油圧Psoを高くする
と絞り加工時の発生油圧Psxも高くなるため、油圧シリ
ンダ30のピストンの追込み量が少なくなって胴突きが
解消する一方、初期油圧Psoを低くすると絞り加工時の
発生油圧Psxも低くなるため、油圧シリンダ30のピス
トンの追込み量が多くなって未作動の油圧シリンダ30
が解消する。上記ステップS9およびS10は図5の油
圧制御部124で実行されるもので、前記油圧ポンプ5
2および油圧制御回路58を制御して調圧する。これに
より、総てのクッションピン22を介して略均等にしわ
押えリング28にしわ押え荷重が伝達されることにな
り、所定のしわ押え荷重分布で絞り加工が行われる。な
お、図示は省略するが、ステップS5の判断がNOの状
態が予め定められた所定サイクル以上継続した場合、或
いは初期油圧Psoが予め設定された所定範囲から逸脱し
た場合等には、ステップS5の判断がNOとなる原因と
なったピン伝達荷重Fpに関するクッションピン22、
具体的には荷重検出用連結ピン104の識別番号や配設
位置などを表示器に表示するようになっている。
【0036】本実施例では、各ピン伝達荷重Fpに関す
る最大ピーク値Fpmax 、平均値Fpav、振動周波数ω
が、それぞれ基準最大ピーク値Fpmaxo,基準平均値F
pavo ,基準振動周波数ωo に基づいて設定される許容
範囲内か否かが判定基準で、判定基準メモリ122は請
求項5の判定基準記憶手段に相当する。許容範囲は各部
の誤差要因やプレス品質などを考慮して定められ、例え
ば基準最大ピーク値Fpmaxo,基準平均値Fpavo ,基
準振動周波数ωo を中心として上下に一定値、或いは一
定パーセントの幅で設定されるものであり、請求項3の
設定範囲に対応する。上記ステップS5およびS8は請
求項1,請求項2における診断工程に相当し、これ等の
ステップS5およびS8を実行する均圧診断部120は
請求項5の診断手段に相当する。
る最大ピーク値Fpmax 、平均値Fpav、振動周波数ω
が、それぞれ基準最大ピーク値Fpmaxo,基準平均値F
pavo ,基準振動周波数ωo に基づいて設定される許容
範囲内か否かが判定基準で、判定基準メモリ122は請
求項5の判定基準記憶手段に相当する。許容範囲は各部
の誤差要因やプレス品質などを考慮して定められ、例え
ば基準最大ピーク値Fpmaxo,基準平均値Fpavo ,基
準振動周波数ωo を中心として上下に一定値、或いは一
定パーセントの幅で設定されるものであり、請求項3の
設定範囲に対応する。上記ステップS5およびS8は請
求項1,請求項2における診断工程に相当し、これ等の
ステップS5およびS8を実行する均圧診断部120は
請求項5の診断手段に相当する。
【0037】なお、総てのピン伝達荷重Fpに関する最
大ピーク値Fpmax 、平均値Fpav、振動周波数ωの各
々の平均値が、前記図3に示す表示・操作盤68の表示
器85,86,87に表示されるとともに、この表示値
を前記基準最大ピーク値Fpmaxo,基準平均値Fpavo
,基準振動周波数ωo として均圧診断を行うように押
釦などの設定操作手段で設定したり、前記IDカード6
6の記憶内容を書き換えたりすることができる。したが
って、トライプレスの試し打ちなどで適正なプレス品が
得られた場合の最大ピーク値Fpmax 、平均値Fpav、
振動周波数ωの各々の平均値を、そのまま基準最大ピー
ク値Fpmaxo,基準平均値Fpavo ,基準振動周波数ω
o としてIDカード66に設定できる。
大ピーク値Fpmax 、平均値Fpav、振動周波数ωの各
々の平均値が、前記図3に示す表示・操作盤68の表示
器85,86,87に表示されるとともに、この表示値
を前記基準最大ピーク値Fpmaxo,基準平均値Fpavo
,基準振動周波数ωo として均圧診断を行うように押
釦などの設定操作手段で設定したり、前記IDカード6
6の記憶内容を書き換えたりすることができる。したが
って、トライプレスの試し打ちなどで適正なプレス品が
得られた場合の最大ピーク値Fpmax 、平均値Fpav、
振動周波数ωの各々の平均値を、そのまま基準最大ピー
ク値Fpmaxo,基準平均値Fpavo ,基準振動周波数ω
o としてIDカード66に設定できる。
【0038】次に、前記コントロールユニット62の信
号処理により、均圧状態が得られるしわ押え荷重領域を
診断する場合について説明する。図7は、かかる均圧し
わ押え荷重領域の診断を行う機能ブロック線図で、図8
のフローチャートに従って処理を行う。図8のステップ
Q1では表示・操作盤68の切換スイッチ72が自動均
圧診断を表す「自動」へ切り換えられたか否かを判断
し、ステップQ2では、同じく表示・操作盤68の運転
準備押釦74が押込み操作されたか否かを判断する。切
換スイッチ72が「自動」へ切り換えられるとともに運
転準備押釦74が押込み操作されると、ステップQ3に
おいてしわ押え荷重Fsn (n=1〜10)を設定す
る。この場合のしわ押え荷重Fsn は、ダイス型18が
プレス素材40を挟んでしわ押えリング28に当接した
時、すなわちエアシリンダ32の容積が減少する前の初
期しわ押え荷重で、20tonから200tonまでの
範囲で20ton間隔で予め記憶されており、高荷重側
から順番に設定するようになっている。なお、油圧シリ
ンダ30の初期油圧Psoは、油圧ポンプ52および油圧
制御回路58により予め所定の油圧に調圧されている。
号処理により、均圧状態が得られるしわ押え荷重領域を
診断する場合について説明する。図7は、かかる均圧し
わ押え荷重領域の診断を行う機能ブロック線図で、図8
のフローチャートに従って処理を行う。図8のステップ
Q1では表示・操作盤68の切換スイッチ72が自動均
圧診断を表す「自動」へ切り換えられたか否かを判断
し、ステップQ2では、同じく表示・操作盤68の運転
準備押釦74が押込み操作されたか否かを判断する。切
換スイッチ72が「自動」へ切り換えられるとともに運
転準備押釦74が押込み操作されると、ステップQ3に
おいてしわ押え荷重Fsn (n=1〜10)を設定す
る。この場合のしわ押え荷重Fsn は、ダイス型18が
プレス素材40を挟んでしわ押えリング28に当接した
時、すなわちエアシリンダ32の容積が減少する前の初
期しわ押え荷重で、20tonから200tonまでの
範囲で20ton間隔で予め記憶されており、高荷重側
から順番に設定するようになっている。なお、油圧シリ
ンダ30の初期油圧Psoは、油圧ポンプ52および油圧
制御回路58により予め所定の油圧に調圧されている。
【0039】次のステップQ4では、初期のしわ押え荷
重Fsが上記ステップQ3で設定されたしわ押え荷重F
sn 、すなわち最初は200tonとなるように、前記
(2)式の基準しわ押え荷重Fsoをしわ押え荷重Fsn
とした演算式に従ってエア圧Paを算出するとともに調
圧する。このステップQ4および前記ステップQ3は、
図7のしわ押え荷重変更部128によって実行される。
なお、使用クッションピン本数nについては、試し打ち
等で変更した場合に表示・操作盤68のスイッチ75に
より適宜変更できる。
重Fsが上記ステップQ3で設定されたしわ押え荷重F
sn 、すなわち最初は200tonとなるように、前記
(2)式の基準しわ押え荷重Fsoをしわ押え荷重Fsn
とした演算式に従ってエア圧Paを算出するとともに調
圧する。このステップQ4および前記ステップQ3は、
図7のしわ押え荷重変更部128によって実行される。
なお、使用クッションピン本数nについては、試し打ち
等で変更した場合に表示・操作盤68のスイッチ75に
より適宜変更できる。
【0040】ステップQ4のエア圧調整が終了すると、
ステップQ5において準備完了を示す所定パターンでブ
ザーを鳴らし、ステップQ6ではプレス加工装置の試打
スイッチがON操作されたか否かを判断する。ブザーを
聞いた作業者により試打スイッチがON操作されて試打
スイッチ信号SSが供給されると、ステップQ7におい
てブザーを停止し、次のステップQ8では、上記試打ス
イッチのON操作によりプレス加工装置が1回のプレス
加工を行う際に、総ての荷重センサ108からピン伝達
荷重Fpを表す信号を読み込んでデータメモリ134に
記憶する。このステップQ8は図7のデータ記憶部13
0によって実行され、ピン伝達荷重Fpは、前記A/D
変換部112を経てデータ記憶部130に読み込まれ
る。ステップQ8は請求項1,請求項2におけるピン伝
達荷重検出工程に相当し、このステップQ8を実行する
データ記憶部130は、ピン伝達荷重検出装置100と
共に請求項5のピン伝達荷重検出手段を構成している。
ステップQ5において準備完了を示す所定パターンでブ
ザーを鳴らし、ステップQ6ではプレス加工装置の試打
スイッチがON操作されたか否かを判断する。ブザーを
聞いた作業者により試打スイッチがON操作されて試打
スイッチ信号SSが供給されると、ステップQ7におい
てブザーを停止し、次のステップQ8では、上記試打ス
イッチのON操作によりプレス加工装置が1回のプレス
加工を行う際に、総ての荷重センサ108からピン伝達
荷重Fpを表す信号を読み込んでデータメモリ134に
記憶する。このステップQ8は図7のデータ記憶部13
0によって実行され、ピン伝達荷重Fpは、前記A/D
変換部112を経てデータ記憶部130に読み込まれ
る。ステップQ8は請求項1,請求項2におけるピン伝
達荷重検出工程に相当し、このステップQ8を実行する
データ記憶部130は、ピン伝達荷重検出装置100と
共に請求項5のピン伝達荷重検出手段を構成している。
【0041】ステップQ9は、図7の特性値演算部13
6で実行されるもので、データメモリ134に記憶され
た総てのピン伝達荷重Fpの荷重データに基づいて、そ
の特性値として前記最大ピーク値Fpmax 、平均値Fp
av、振動周波数ωをそれぞれ算出する。次のステップQ
10は、図7の均圧診断部138で実行されるもので、
判定基準メモリ140に記憶されている判定基準に従っ
て均圧状態か否かを診断する。この場合の判定基準は、
例えば総てのピン伝達荷重Fpに関する最大ピーク値F
pmax 、平均値Fpav、振動周波数ωのばらつきがそれ
ぞれ所定の許容範囲内であれば均圧状態と判断するよう
に定められる。均圧状態の場合は、総ての油圧シリンダ
30のピストンが中立状態となるため、総てのピン伝達
荷重Fpは略等しくなるのに対し、未均圧状態や胴突き
状態の場合には、一部の油圧シリンダ30が未作動であ
ったり胴突きしたりしているため、ピン伝達荷重Fpの
ばらつきが大きくなり、このばらつきの程度から均圧状
態か否かを判断できるのである。振動周波数ωについて
は、油圧振動に基づく所定の周波数範囲内であれば均圧
状態であると判断するように判定基準を定めることもで
きる。上記ステップQ10は請求項1,請求項2の診断
工程に相当し、このステップQ10を実行する均圧診断
部138は請求項5の診断手段に相当し、判定基準メモ
リ140は請求項5の判定基準記憶手段に相当する。
6で実行されるもので、データメモリ134に記憶され
た総てのピン伝達荷重Fpの荷重データに基づいて、そ
の特性値として前記最大ピーク値Fpmax 、平均値Fp
av、振動周波数ωをそれぞれ算出する。次のステップQ
10は、図7の均圧診断部138で実行されるもので、
判定基準メモリ140に記憶されている判定基準に従っ
て均圧状態か否かを診断する。この場合の判定基準は、
例えば総てのピン伝達荷重Fpに関する最大ピーク値F
pmax 、平均値Fpav、振動周波数ωのばらつきがそれ
ぞれ所定の許容範囲内であれば均圧状態と判断するよう
に定められる。均圧状態の場合は、総ての油圧シリンダ
30のピストンが中立状態となるため、総てのピン伝達
荷重Fpは略等しくなるのに対し、未均圧状態や胴突き
状態の場合には、一部の油圧シリンダ30が未作動であ
ったり胴突きしたりしているため、ピン伝達荷重Fpの
ばらつきが大きくなり、このばらつきの程度から均圧状
態か否かを判断できるのである。振動周波数ωについて
は、油圧振動に基づく所定の周波数範囲内であれば均圧
状態であると判断するように判定基準を定めることもで
きる。上記ステップQ10は請求項1,請求項2の診断
工程に相当し、このステップQ10を実行する均圧診断
部138は請求項5の診断手段に相当し、判定基準メモ
リ140は請求項5の判定基準記憶手段に相当する。
【0042】そして、上記ステップQ10の判断がYE
Sの場合、すなわち均圧状態の場合には、ステップQ1
1で、表示・操作盤68にしわ押え荷重Fsn 毎に10
個設けられた均圧しわ押え荷重領域表示ランプ78のう
ち、今回のしわ押え荷重Fs n に対応するランプを点灯
する。このステップQ10は図7の表示制御部142で
実行される。また、次のステップQ12では、しわ押え
荷重Fsn =20tonであるか否か、言い換えれば総
てのしわ押え荷重Fsn について均圧診断が行われたか
否かを判断し、Fsn =20tonとなるまで、しわ押
え荷重Fsn を変更しながらステップQ3以下の実行を
繰り返す。図3の均圧しわ押え荷重領域表示ランプ78
の斜線は点灯領域、すなわち均圧状態が得られるしわ押
え荷重領域の一例である。
Sの場合、すなわち均圧状態の場合には、ステップQ1
1で、表示・操作盤68にしわ押え荷重Fsn 毎に10
個設けられた均圧しわ押え荷重領域表示ランプ78のう
ち、今回のしわ押え荷重Fs n に対応するランプを点灯
する。このステップQ10は図7の表示制御部142で
実行される。また、次のステップQ12では、しわ押え
荷重Fsn =20tonであるか否か、言い換えれば総
てのしわ押え荷重Fsn について均圧診断が行われたか
否かを判断し、Fsn =20tonとなるまで、しわ押
え荷重Fsn を変更しながらステップQ3以下の実行を
繰り返す。図3の均圧しわ押え荷重領域表示ランプ78
の斜線は点灯領域、すなわち均圧状態が得られるしわ押
え荷重領域の一例である。
【0043】以上により均圧となる初期しわ押え荷重領
域の診断は終了し、金型製作時等においては、この均圧
しわ押え荷重領域の範囲内で初期しわ押え荷重Fsを種
々変更して適正なプレス品が得られるしわ押え荷重Fs
を調べたり、実際のプレス加工ラインでは、プレス素材
40の特性などに応じてしわ押え荷重Fsを調整したり
することができる。また、上記均圧しわ押え荷重領域内
に所望するしわ押え荷重が存在しない場合には、クッシ
ョンピン22の使用本数すなわちしわ押えに関与する油
圧シリンダ30の数nを変更したり、初期油圧Psoを変
更したりして、均圧となる初期しわ押え荷重領域をずら
し、所望するしわ押え荷重で均圧状態が得られるように
すれば良い。
域の診断は終了し、金型製作時等においては、この均圧
しわ押え荷重領域の範囲内で初期しわ押え荷重Fsを種
々変更して適正なプレス品が得られるしわ押え荷重Fs
を調べたり、実際のプレス加工ラインでは、プレス素材
40の特性などに応じてしわ押え荷重Fsを調整したり
することができる。また、上記均圧しわ押え荷重領域内
に所望するしわ押え荷重が存在しない場合には、クッシ
ョンピン22の使用本数すなわちしわ押えに関与する油
圧シリンダ30の数nを変更したり、初期油圧Psoを変
更したりして、均圧となる初期しわ押え荷重領域をずら
し、所望するしわ押え荷重で均圧状態が得られるように
すれば良い。
【0044】ここで、かかる本実施例のプレス加工装置
は、複数のクッションピン22の伝達荷重Fpをそれぞ
れ検出し、そのピン伝達荷重Fpの所定の特性値、具体
的には最大ピーク値Fpmax 、平均値Fpav、振動周波
数ωが予め定められた判定基準を満足するか否かによっ
て均圧状態か否かを判断するようになっている一方、個
々のピン伝達荷重Fpはそれぞれ対応するクッションピ
ン22を介してしわ押えリング28に伝達されるしわ押
え荷重に直接対応しているため、均圧状態か否かが高い
精度で診断されるとともに、しわ押えの荷重分布がクッ
ションピン22毎に極め細かく管理される。
は、複数のクッションピン22の伝達荷重Fpをそれぞ
れ検出し、そのピン伝達荷重Fpの所定の特性値、具体
的には最大ピーク値Fpmax 、平均値Fpav、振動周波
数ωが予め定められた判定基準を満足するか否かによっ
て均圧状態か否かを判断するようになっている一方、個
々のピン伝達荷重Fpはそれぞれ対応するクッションピ
ン22を介してしわ押えリング28に伝達されるしわ押
え荷重に直接対応しているため、均圧状態か否かが高い
精度で診断されるとともに、しわ押えの荷重分布がクッ
ションピン22毎に極め細かく管理される。
【0045】また、ONラインの均圧診断では、総ての
ピン伝達荷重Fpの最大ピーク値Fpmax 、平均値Fp
av、振動周波数ωが判定基準である基準最大ピーク値F
pmaxo,基準平均値Fpavo ,基準振動周波数ωo に基
づいて設定される許容範囲内か否かよって均圧状態か否
かが診断され、一つでも許容範囲を越えている場合には
胴突き状態と判断して初期油圧Psoを上昇させる一方、
一つでも許容範囲を下回っている場合には未均圧状態と
判断して初期油圧Psoを低下させるようになっているた
め、自動的に均圧状態が得られるように制御され、作業
者の負担が軽減されるとともに不良品の発生が抑制され
る。特に、この場合は均圧状態であることは勿論、総て
のピン伝達荷重Fpの最大ピーク値Fpmax 、平均値F
pav、振動周波数ωが判定基準である基準最大ピーク値
Fpmaxo,基準平均値Fpavo ,基準振動周波数ωo に
基づく所定の許容範囲内の状態で絞り加工が行われるた
め、所望通りのプレス品質が高い精度で再現される。
ピン伝達荷重Fpの最大ピーク値Fpmax 、平均値Fp
av、振動周波数ωが判定基準である基準最大ピーク値F
pmaxo,基準平均値Fpavo ,基準振動周波数ωo に基
づいて設定される許容範囲内か否かよって均圧状態か否
かが診断され、一つでも許容範囲を越えている場合には
胴突き状態と判断して初期油圧Psoを上昇させる一方、
一つでも許容範囲を下回っている場合には未均圧状態と
判断して初期油圧Psoを低下させるようになっているた
め、自動的に均圧状態が得られるように制御され、作業
者の負担が軽減されるとともに不良品の発生が抑制され
る。特に、この場合は均圧状態であることは勿論、総て
のピン伝達荷重Fpの最大ピーク値Fpmax 、平均値F
pav、振動周波数ωが判定基準である基準最大ピーク値
Fpmaxo,基準平均値Fpavo ,基準振動周波数ωo に
基づく所定の許容範囲内の状態で絞り加工が行われるた
め、所望通りのプレス品質が高い精度で再現される。
【0046】また、上記ONラインの均圧診断におい
て、前記ステップS5の判断がNOすなわち非均圧の状
態が所定サイクル以上継続した場合、或いは初期油圧P
soが所定範囲を逸脱した場合に、ステップS5の判断が
NOとなる原因となったピン伝達荷重Fpに関するクッ
ションピン22の配設位置や荷重検出用連結ピン104
の識別番号を表示器に表示するようになっているため、
異常がある油圧シリンダ30やクッションピン22等を
その表示によって容易に特定でき、原因究明や修理を容
易且つ迅速に行うことができる。
て、前記ステップS5の判断がNOすなわち非均圧の状
態が所定サイクル以上継続した場合、或いは初期油圧P
soが所定範囲を逸脱した場合に、ステップS5の判断が
NOとなる原因となったピン伝達荷重Fpに関するクッ
ションピン22の配設位置や荷重検出用連結ピン104
の識別番号を表示器に表示するようになっているため、
異常がある油圧シリンダ30やクッションピン22等を
その表示によって容易に特定でき、原因究明や修理を容
易且つ迅速に行うことができる。
【0047】また、均圧状態となるしわ押え荷重領域の
診断では、ピン伝達荷重Fpの最大ピーク値Fpmax 、
平均値Fpav、振動周波数ωのばらつきがそれぞれ所定
の許容範囲内か否かによって均圧状態か否かを判断して
いるため、しわ押え荷重を変更しながら試打を行うこと
により、均圧しわ押え荷重領域を容易且つ正確に求める
ことができる。
診断では、ピン伝達荷重Fpの最大ピーク値Fpmax 、
平均値Fpav、振動周波数ωのばらつきがそれぞれ所定
の許容範囲内か否かによって均圧状態か否かを判断して
いるため、しわ押え荷重を変更しながら試打を行うこと
により、均圧しわ押え荷重領域を容易且つ正確に求める
ことができる。
【0048】また、本実施例ではピン伝達荷重Fpの特
性値として、最大ピーク値Fpmax、平均値Fpav、振
動周波数ωを用いているため、ピン伝達荷重Fpの波形
から比較的容易に求めることができるとともに数値とし
て認識でき、波形そのものを用いる場合に比較して均圧
状態か否かの判断を容易且つ正確に行うことができる。
また、波形そのものを記憶する場合に比較して必要なデ
ータ量が少ないため、判定基準メモリ122,140の
記憶容量が小さくて済む。
性値として、最大ピーク値Fpmax、平均値Fpav、振
動周波数ωを用いているため、ピン伝達荷重Fpの波形
から比較的容易に求めることができるとともに数値とし
て認識でき、波形そのものを用いる場合に比較して均圧
状態か否かの判断を容易且つ正確に行うことができる。
また、波形そのものを記憶する場合に比較して必要なデ
ータ量が少ないため、判定基準メモリ122,140の
記憶容量が小さくて済む。
【0049】また、本実施例ではピン伝達荷重検出装置
100を用いて総てのクッションピン22の伝達荷重F
pをそれぞれ検出するようにしているため、金型交換時
等に荷重測定用型台102をボルスタ12上に配設する
とともに、荷重検出用連結ピン104を取り付けたクッ
ションピン22を用いることにより、従来のプレス加工
装置をそのまま使用することができ、大掛かりな改造や
設計変更などが不要で容易且つ安価に適用できる。
100を用いて総てのクッションピン22の伝達荷重F
pをそれぞれ検出するようにしているため、金型交換時
等に荷重測定用型台102をボルスタ12上に配設する
とともに、荷重検出用連結ピン104を取り付けたクッ
ションピン22を用いることにより、従来のプレス加工
装置をそのまま使用することができ、大掛かりな改造や
設計変更などが不要で容易且つ安価に適用できる。
【0050】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、本発明は他の態様で実施することもで
きる。
細に説明したが、本発明は他の態様で実施することもで
きる。
【0051】例えば、前記実施例では荷重検出用型台1
02および荷重検出用連結ピン104を用いて各クッシ
ョンピン22の伝達荷重Fpを検出するようになってい
たが、クッションピン22を介して伝達されるしわ押え
荷重の伝達経路、すなわちクッションピン22そのもの
やしわ押えリング28のボス部、そのボス部とクッショ
ンピン22との間、油圧シリンダ30のピストンとクッ
ションピン22との間、油圧シリンダ30とクッション
パッド26との間等に歪ゲージ,ロードセルなどの荷重
センサを取り付けて伝達荷重を検出することも可能であ
る。
02および荷重検出用連結ピン104を用いて各クッシ
ョンピン22の伝達荷重Fpを検出するようになってい
たが、クッションピン22を介して伝達されるしわ押え
荷重の伝達経路、すなわちクッションピン22そのもの
やしわ押えリング28のボス部、そのボス部とクッショ
ンピン22との間、油圧シリンダ30のピストンとクッ
ションピン22との間、油圧シリンダ30とクッション
パッド26との間等に歪ゲージ,ロードセルなどの荷重
センサを取り付けて伝達荷重を検出することも可能であ
る。
【0052】また、前記実施例ではピン伝達荷重Fpの
特性値として最大ピーク値Fpmax、平均値Fpav、お
よび振動周波数ωを用いて診断していたが、それ等の何
れか1つ或いは2つを用いて診断するようにしても良い
し、減衰係数などの他の特性値を用いて診断することも
可能である。最大ピーク値以外の極大値或いは極小値を
ピーク値として用いることもできるし、平均値について
も必ずしもプレスストロークST1からST2までの範
囲で求める必要はない。
特性値として最大ピーク値Fpmax、平均値Fpav、お
よび振動周波数ωを用いて診断していたが、それ等の何
れか1つ或いは2つを用いて診断するようにしても良い
し、減衰係数などの他の特性値を用いて診断することも
可能である。最大ピーク値以外の極大値或いは極小値を
ピーク値として用いることもできるし、平均値について
も必ずしもプレスストロークST1からST2までの範
囲で求める必要はない。
【0053】また、前記実施例では総ての油圧シリンダ
30の圧力室が互いに連通させられていたが、複数のエ
リアに分けてエリア毎に異なる均圧制御を行うことも可
能で、その場合にはエリア毎に判定基準を設定して均圧
診断を行うようにすれば良い。
30の圧力室が互いに連通させられていたが、複数のエ
リアに分けてエリア毎に異なる均圧制御を行うことも可
能で、その場合にはエリア毎に判定基準を設定して均圧
診断を行うようにすれば良い。
【0054】また、前記実施例のプレス加工装置は均圧
用の流体圧シリンダとして油圧シリンダ30を備えてい
たが、作動油以外の液体やゲル状の流体を使用する他の
流体圧シリンダを用いることも可能である。均圧用の流
体圧シリンダを備えていないプレス加工装置にも本発明
は同様に適用され得る。
用の流体圧シリンダとして油圧シリンダ30を備えてい
たが、作動油以外の液体やゲル状の流体を使用する他の
流体圧シリンダを用いることも可能である。均圧用の流
体圧シリンダを備えていないプレス加工装置にも本発明
は同様に適用され得る。
【0055】また、前記実施例では移動抵抗付与手段と
してエアシリンダ32が用いられていたが、流体圧シリ
ンダのリリーフ圧やスプリングのばね力などによって移
動抵抗を付与することもできる。
してエアシリンダ32が用いられていたが、流体圧シリ
ンダのリリーフ圧やスプリングのばね力などによって移
動抵抗を付与することもできる。
【0056】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
【図1】本発明が適用されたプレス加工装置の一例を説
明する概略図である。
明する概略図である。
【図2】図1のプレス加工装置が備えている制御系統を
説明するブロック線図である。
説明するブロック線図である。
【図3】図2の表示・操作盤を示す図である。
【図4】図1のプレス加工装置におけるピン伝達荷重の
波形を説明する図である。
波形を説明する図である。
【図5】図1のプレス加工装置においてONラインで均
圧診断しながら均圧用の油圧シリンダの油圧制御を行う
部分の機能を説明するブロック線図である。
圧診断しながら均圧用の油圧シリンダの油圧制御を行う
部分の機能を説明するブロック線図である。
【図6】図5の機能によりONラインで均圧診断しなが
ら均圧用の油圧シリンダの油圧制御を行う際の作動を説
明するフローチャートである。
ら均圧用の油圧シリンダの油圧制御を行う際の作動を説
明するフローチャートである。
【図7】図1のプレス加工装置において均圧状態が得ら
れるしわ押え荷重領域を診断する部分の機能を説明する
ブロック線図である。
れるしわ押え荷重領域を診断する部分の機能を説明する
ブロック線図である。
【図8】図7の機能により均圧状態が得られるしわ押え
荷重領域を診断する際の作動を説明するフローチャート
である。
荷重領域を診断する際の作動を説明するフローチャート
である。
10:ポンチ型 18:ダイス型 22:クッションピン 26:クッションパッド 28:しわ押えリング 30:油圧シリンダ(流体圧シリンダ) 40:プレス素材 62:コントロールユニット 100:ピン伝達荷重検出装置(ピン伝達荷重検出手
段) 102:荷重検出用型台 104:荷重検出用連結ピン 106:貫通孔 108:荷重センサ 114,130:データ記憶部(ピン伝達荷重検出手
段) 120,138:均圧診断部(診断手段) 122,140:判定基準メモリ(判定基準記憶手段) ステップS1〜S3:ピン伝達荷重検出工程 ステップS5,S8:診断工程 ステップQ8:ピン伝達荷重検出工程 ステップQ10:診断工程
段) 102:荷重検出用型台 104:荷重検出用連結ピン 106:貫通孔 108:荷重センサ 114,130:データ記憶部(ピン伝達荷重検出手
段) 120,138:均圧診断部(診断手段) 122,140:判定基準メモリ(判定基準記憶手段) ステップS1〜S3:ピン伝達荷重検出工程 ステップS5,S8:診断工程 ステップQ8:ピン伝達荷重検出工程 ステップQ10:診断工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B30B 15/28 B30B 15/28 Q (72)発明者 河野 千俊 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−312225(JP,A) 特開 昭63−63533(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21D 24/02 B21D 24/08 B21D 24/10 B30D 15/02
Claims (6)
- 【請求項1】 所定の移動抵抗が付与されるクッション
パッドと、該クッションパッドとしわ押えリングとの間
に並列に介在させられた複数のクッションピンとを備
え、前記移動抵抗に基づいて前記しわ押えリングとダイ
ス型との間でプレス素材の周縁部をしわ押えするととも
に、その状態で該しわ押えリングおよびダイス型が前記
クッションパッドと共に前記移動抵抗に抗してポンチ型
に対してプレス方向へ相対移動させられることにより、
該ポンチ型の成形面に沿って前記プレス素材を絞り加工
するプレス加工方法において、 前記絞り加工時に前記複数のクッションピンの個々の伝
達荷重をそれぞれ検出するピン伝達荷重検出工程と、 前記複数のクッションピンの各伝達荷重の所定の特性値
が予め定められた判定基準を満足するか否かによってし
わ押えの適否を判断する診断工程とを有することを特徴
とするプレス加工方法。 - 【請求項2】 所定の移動抵抗が付与されるクッション
パッドと、該クッションパッドに配設されるとともに圧
力室が互いに連通させられた複数の流体圧シリンダと、
該複数の流体圧シリンダとしわ押えリングとの間に介在
させられた複数のクッションピンとを備え、前記移動抵
抗に基づいて前記しわ押えリングとダイス型との間でプ
レス素材の周縁部をしわ押えする際に、前記複数の流体
圧シリンダのピストンがそれぞれ中立状態とされること
によりしわ押え荷重を均等に該しわ押えリングに作用さ
せるとともに、その状態で該しわ押えリングおよびダイ
ス型が前記クッションパッドと共に前記移動抵抗に抗し
てポンチ型に対してプレス方向へ相対移動させられるこ
とにより、該ポンチ型の成形面に沿って前記プレス素材
を絞り加工するプレス加工方法において、 前記絞り加工時に前記複数のクッションピンの個々の伝
達荷重をそれぞれ検出するピン伝達荷重検出工程と、 前記複数のクッションピンの各伝達荷重の所定の特性値
が予め定められた判定基準を満足する場合に、各クッシ
ョンピンを介して前記しわ押え荷重が均等に伝達される
均圧状態と判断する診断工程とを有することを特徴とす
るプレス加工方法。 - 【請求項3】 前記診断工程は、総てのクッションピン
の伝達荷重の所定の荷重値または振動周波数が予め定め
られた設定範囲内の場合に前記均圧状態と判断し、1本
でも該設定範囲を越えている場合は少なくとも一部の流
体圧シリンダのピストンが胴突きする胴突き状態と判断
し、1本でも該設定範囲を下回っている場合は少なくと
も一部の流体圧シリンダのピストンが未作動である未均
圧状態と判断するものである請求項2に記載のプレス加
工方法。 - 【請求項4】 前記伝達荷重の所定の特性値は、1回の
絞り加工における該伝達荷重の波形のピーク値、平均
値、および振動周波数の少なくとも1つを含んで定めら
れている請求項1または2に記載のプレス加工方法。 - 【請求項5】 所定の移動抵抗が付与されるクッション
パッドと、該クッションパッドとしわ押えリングとの間
に並列に介在させられた複数のクッションピンとを備
え、前記移動抵抗に基づいて前記しわ押えリングとダイ
ス型との間でプレス素材の周縁部をしわ押えするととも
に、その状態で該しわ押えリングおよびダイス型が前記
クッションパッドと共に前記移動抵抗に抗してポンチ型
に対してプレス方向へ相対移動させられることにより、
該ポンチ型の成形面に沿って前記プレス素材を絞り加工
するプレス加工装置において、 前記絞り加工時に前記複数のクッションピンの個々の伝
達荷重をそれぞれ検出するピン伝達荷重検出手段と、 前記伝達荷重の所定の特性値に関して適正なしわ押えが
為されるように予め定められた判定基準を記憶している
判定基準記憶手段と、 前記ピン伝達荷重検出手段によって検出された前記複数
のクッションピンの各伝達荷重の所定の特性値が、前記
判定基準記憶手段に記憶された前記判定基準を満足する
か否かによってしわ押えの適否を判断する診断手段とを
有することを特徴とするプレス加工装置。 - 【請求項6】 前記クッションパッドは略水平な姿勢で
前記移動抵抗に抗して下降させられるもので、前記ポン
チ型は該クッションパッドの上方に配設されるボルスタ
上に位置決め固定されるもので、前記複数のクッション
ピンは該ポンチ型およびボルスタを上下に貫通して設け
られた貫通孔内を貫通させられて前記クッションパッド
上に載置され、上端部において前記しわ押えリングを支
持するものである請求項5に記載のプレス加工装置にお
いて、前記ピン伝達荷重検出手段として用いられるピン
伝達荷重検出装置であって、 前記ボルスタとポンチ型との間に介挿されるとともに、
前記クッションピンが上下に貫通することを許容する貫
通孔が設けられた荷重検出用型台と、 該荷重検出用型台の高さ寸法と略同じ長さ寸法を有して
前記複数のクッションピンにそれぞれ直列に連結される
とともに、該クッションピンの伝達荷重を検出する荷重
センサが取り付けられた複数の荷重検出用連結ピンとを
有することを特徴とするピン伝達荷重検出装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7107212A JP2776296B2 (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | プレス加工方法、プレス加工装置、およびピン伝達荷重検出装置 |
| KR1019960008204A KR960040493A (ko) | 1995-05-01 | 1996-03-25 | 프레스 가공방법, 프레스 가공장치 및 핀 전달 하중검출장치 |
| CN96100233A CN1137427A (zh) | 1995-05-01 | 1996-04-30 | 冲压方法和系统 |
| EP96106834A EP0740968A1 (en) | 1995-05-01 | 1996-04-30 | Pressing method and system wherein cushion pin load is detected by load detector for diagnosis for even distribution of blank holding force |
| CA002175407A CA2175407A1 (en) | 1995-05-01 | 1996-04-30 | Pressing method and system wherein cushion pin load is detected by load detector for diagnosis for even distribution of blank holding force |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7107212A JP2776296B2 (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | プレス加工方法、プレス加工装置、およびピン伝達荷重検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08300058A JPH08300058A (ja) | 1996-11-19 |
| JP2776296B2 true JP2776296B2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=14453336
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7107212A Expired - Lifetime JP2776296B2 (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | プレス加工方法、プレス加工装置、およびピン伝達荷重検出装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0740968A1 (ja) |
| JP (1) | JP2776296B2 (ja) |
| KR (1) | KR960040493A (ja) |
| CN (1) | CN1137427A (ja) |
| CA (1) | CA2175407A1 (ja) |
Families Citing this family (20)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19711780A1 (de) * | 1997-03-21 | 1998-09-24 | Schuler Pressen Gmbh & Co | Zieheinrichtung für Ziehpressen |
| GB2406817B (en) * | 2003-01-10 | 2005-06-15 | Daimler Chrysler Ag | Moulding device |
| DE10300630B4 (de) | 2003-01-10 | 2005-03-24 | Daimlerchrysler Ag | Formpresseinrichtung |
| JP2006130523A (ja) | 2004-11-04 | 2006-05-25 | Fanuc Ltd | ダイクッション機構並びにその制御装置及び制御方法 |
| JP4833695B2 (ja) * | 2005-03-15 | 2011-12-07 | 新日本製鐵株式会社 | プレス機械 |
| JP4610635B2 (ja) * | 2008-06-02 | 2011-01-12 | ファナック株式会社 | ダイクッション機構並びにその制御装置及び制御方法 |
| JP5802230B2 (ja) | 2013-03-14 | 2015-10-28 | アイダエンジニアリング株式会社 | 絞り成形方法及びサーボプレスシステム |
| TWI579069B (zh) * | 2014-03-20 | 2017-04-21 | 山川機械股份有限公司 | Displacement compensation and feedback system |
| CN104324979A (zh) * | 2014-09-04 | 2015-02-04 | 宁波澳玛特高精冲压机床股份有限公司 | 一种冲床的冲压测试装置 |
| CN104307989A (zh) * | 2014-10-20 | 2015-01-28 | 苏州广型模具有限公司 | 用于加工凹槽的高强度防滑型冲头 |
| CN104959446A (zh) * | 2015-07-13 | 2015-10-07 | 上海凌云汽车模具有限公司 | 用于测量模具所需冲压力的装置 |
| CN105015020A (zh) * | 2015-07-21 | 2015-11-04 | 天津市天锻压力机有限公司 | 液压垫四角闭环调压控制系统及调压控制方法 |
| CN105690857B (zh) * | 2016-04-08 | 2017-06-09 | 袁晓忠 | 一种自动冷库板液压模具及控制方法 |
| JP6227702B2 (ja) * | 2016-04-22 | 2017-11-08 | アイダエンジニアリング株式会社 | ダイクッション装置のシム調整装置及び方法 |
| JP6922584B2 (ja) * | 2017-09-19 | 2021-08-18 | トヨタ自動車株式会社 | プレス成形方法及びプレス成形装置 |
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