JPH05185450A - 塑性材料のプレス成形制御方法 - Google Patents

塑性材料のプレス成形制御方法

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JPH05185450A
JPH05185450A JP5083791A JP5083791A JPH05185450A JP H05185450 A JPH05185450 A JP H05185450A JP 5083791 A JP5083791 A JP 5083791A JP 5083791 A JP5083791 A JP 5083791A JP H05185450 A JPH05185450 A JP H05185450A
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pressure
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press
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Teiji Maeda
禎司 前田
Tsuneaki Yashima
常明 八島
Mitsunori Takami
光則 高見
Yukinobu Kono
行伸 河野
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Kawasaki Hydromechanics Corp
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Kawasaki Hydromechanics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、SMCやFRPなどの塑性材料の
プレス成形において、ベッドやスライドの片側にのみ金
型を配設したりして極端な偏心荷重が生じる場合にも、
良好な成形品を成形することにある。 【構成】 金型11のキャビティ16へ塑性材料12の
流動充填のスライド5加圧下降中には、クラウン2部に
配設した左右一対のいずれか一方の高圧側の加圧シリン
ダ−6をその下方の平衡支持装置14の支持圧力設定に
対応して加圧制御するとともに、上記低圧側の加圧シリ
ンダ−6をその下方の平衡支持装置の支持圧力に対応し
て加圧制御してスライド5を平衡に支持して下降しく。
そして、金型11のキャビティでの塑性材料の加圧硬化
のスライド昇圧中は、上記高圧側の加圧シリンダ−6の
加圧力を所定の出力に設定して制御しながらその下方の
平衡支持装置14を圧力制御するとともに、上記低圧側
の加圧シリンダ−6については上記と同様の加圧制御を
維持してスライド5を平衡に支持してプレス成形してい
く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塑性材料のプレス成形
制御方法に関し、特に2個取り成形において、片側のみ
を成形する場合のように極端な偏心荷重が発生する際に
有効な塑性材料のプレス成形制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、SMCやFRPなどの塑性
材料のプレス成形に対して、ベッドの4隅部に平衡支持
装置を配設した油圧式のプレス成形装置を開発してい
る。そして、通常ではベッドとスライド間に金型を左右
対称状に配設して偏心荷重が発生しないようにしてプレ
ス成形しているが、ベッドやスライドの片側にのみ金型
を取り付けてプレス成形しなければならない場合も生じ
ている。
【0003】従来、このような極端な偏心荷重が発生す
る場合、クラウン部に配設した左右一対の加圧シリンダ
−の高圧側のものを基準としてその下方の平衡支持装置
の支持力に対応して追従制御し、加圧シリンダ−の低圧
側を位置制御しているものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため、低圧側の加
圧シリンダ−、平衡支持装置ともに位置制御することと
なり、スライドと平衡支持装置との間に隙間が生じた
り、平衡支持装置に異常な圧力が加わるものであった。
【0005】そのために、平衡支持装置の出力を大きく
して対応することが可能であるが、装置が大きくなっ
て、高価となり、好ましいものでない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、プレ
ス成形装置のベッド部の4隅部に平衡支持装置を配設し
てスライドを平衡支持するよう制御し、金型に装填する
塑性材料を左右一対の加圧シリンダ−を介してスライド
で平衡に加圧して成形する塑性材料のプレス成形制御方
法において、金型のキャビティに塑性材料の流動充填す
るスライド加圧下降中には、左右一対のいずれか一方の
高圧側の加圧シリンダ−をその下方の平衡支持装置の支
持圧力設定に対応して加圧制御するとともに、上記低圧
側の加圧シリンダ−をその下方の平衡支持装置の支持圧
力に対応して加圧制御してスライドを平衡に支持して下
降していき、金型のキャビティでの塑性材料の加圧硬化
のスライド昇圧中には、上記高圧側の加圧シリンダ−の
加圧力を所定の出力に設定して制御しながらその下方の
平衡支持装置を圧力制御するとともに、上記低圧側の加
圧シリンダ−については上記と同様の加圧制御を維持し
てスライドを平衡支持装置で平衡に支持してプレス成形
することを特徴とする塑性材料のプレス成形制御方法を
提供するにある。
【0007】
【作用】本発明によれば、塑性材料のプレス成形時の加
圧下降を、左右一対の加圧シリンダ−を平衡支持装置の
支持圧力設定、支持圧力に対応して加圧制御してスライ
ドを下降することによって、スライドを平衡支持装置か
ら離れずに追従して下降できる。また、塑性材料のプレ
ス成形中の加圧硬化を、高圧側の加圧シリンダ−を所定
の出力に設定して平衡支持装置を圧力制御し、低圧側は
上記状態を維持してスライドを平衡支持することによっ
て、スライドの高圧側、低圧側の両側とも平衡支持装置
に確実に当接できて、塑性材料を加圧成形できる。その
ため、極端な偏心荷重に対しても、平衡支持装置の出力
を大きくすることなく対処できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を実施例にもとづいて説明す
る。図1以下は、本発明の一実施例である。SMCやF
RP等の塑性材料のプレス成形装置1は油圧プレス式の
もので、図1のようにクラウン2、アップライト3、ベ
ッド4で囲んだ中央部に所要の剛性のスライド5を設
け、クラウン2部に加圧シリンダ−6を左右対称状に配
設し、油圧源(図示せず)の油圧サ−ボポンプ7によっ
て加圧シリンダ−6をそれぞれ駆動自在としてスライド
5を下部のベッド4側に向かって摺動自在としている。
スライド5の側部には、リニヤスケ−ルのような位置検
出器8を配設し、スライド5をプログラム設定によって
プレス成形が行えるようにしている。スライド5の下面
とベッド4の上面には、図のように所要の部品をプレス
成形するための上金型9と下金型10とをそれぞれ対向
して配設し、この金型11の下金型10上にシ−ト状等
のSMCやFRP等の塑性材料12を装填してプレス成
形するようにしている。ベッド4の4隅部には油圧サ−
ボシリンダ−のようなレベリングシリンダ−13をそれ
ぞれ垂設した平衡支持装置14を配設し、スライド5の
下面の4隅部を平衡支持してスライド5を平衡に支持制
御できるようにしている。15は支持圧検出用の圧力検
出器である。
【0009】通常時の上記したスライド5の平衡支持装
置14による制御は、スライド5で加圧されるときに発
生する平衡支持装置14の4隅のレベリングシリンダ−
13の反抗力である支持力を圧力検出器15を介して合
計し、所定の基準レジスタ−の設定値と比較して支持力
が一定となるように行っている。また、平衡支持装置1
4は、設定されたプログラムによるパルス発振に対応し
て4個のレベリングシリンダ−13が追従して同期する
ようにしている。
【0010】そして、図1に示したような片側荷重の偏
心荷重がかかる場合の上記スライド5の平衡支持装置1
4による制御は、塑性材料1を金型11のキャビティへ
流動充填するスライド加圧下降中と、加圧硬化するスラ
イド昇圧中とをそれぞれ図2、図3の油圧回路図にもと
づいて行うようにしている。
【0011】すなわち、スライド5の加圧下降時には、
図2のように所定のプログラム設定で下降制御するよう
にした平衡支持装置14に設定の支持圧力設定値に対応
して、レベリングシリンダ−13の圧力検出器15で検
出した圧力を上記支持圧力を設定の制御器17に送信し
て、高圧側の油圧サ−ボポンプ7を制御し、高圧側の加
圧シリンダ−6を加圧制御していくようにしている。
【0012】他方、低圧側の加圧シリンダ−6も、その
下方のレベリングシリンダ−13に接続の圧力検出器1
5で検出した圧力を制御器17に送信して、上記と同様
に低圧側のサ−ボポンプ7を制御して上記高圧側の加圧
シリンダ−6に同期して加圧制御していくようにしてい
る。
【0013】そして、塑性材料を加圧硬化するスライド
5の加圧力を増大するスライド昇圧時には、図3のよう
に平衡支持装置14のレベリングシリンダ−13の支持
力を所定の圧力に加圧して支持制御するとともに、高圧
側の加圧シリンダ−6の油圧回路を比例制御弁等の圧力
制御弁18に回路接続するようにして、高圧側の加圧シ
リンダ−6の出力を所定の加圧力に設定して出力制御す
るようにしている。そして、低圧側の加圧シリンダ−6
については、上記のスライド加圧下降のときと同様に加
圧制御して、高圧側の加圧シリンダ−6に同期するよう
にしてプレス成形するようにしている。なお、平衡支持
装置14は、高圧側の加圧シリンダ−6の下方のレベリ
ングシリンダ−13の支持力を所定の圧力に支持制御す
るために4個のレベリングシリンダ−13を同期させ
て、上下させるように制御している。19は、平衡支持
装置駆動用のサ−ボポンプである。
【0014】したがって、ベッド、スライドの片側のみ
に金型を取り付けてプレス成形するにあっても、高圧側
のスライド加圧側に金型を設置して上記のようにスライ
ドを加圧下降することで、低圧側のスライドも平衡支持
装置に離れずに追従させることができる。そのため、極
端な偏心荷重に対しても、平衡支持装置の出力を増大し
て大型化することなく容易に、かつ精密に塑性材料を所
定の形状にプレス成形することができる。
【0015】上記の実施例では、スライドの片側を高圧
側に、その反対側を低圧側としたが、必要により逆に切
り替えるようにもできる。また、平衡支持装置の位置制
御は、一定の曲線で下降したり、階段状に漸次下降する
など成形材料に対応して適宜に行うことができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明にあっては、左右一
対の加圧シリンダ−で加圧するスライドを平衡支持装置
で平衡に支持できて、塑性材料をプレス成形できるとと
もに、ベッド、スライドの片側のみに金型を設置したり
して極端な偏心荷重が生じる場合であっても、スライド
の加圧下降中も、加圧硬化の昇圧中も、左右一対の加圧
シリンダ−の低圧側のスライドが平衡支持装置から離れ
たり、過大に負荷することなく、プレス成形できる。そ
して、平衡支持装置とスライドとを連動して制御するの
で、平衡支持装置の出力を増大して大型化する必要もな
く、装置の価格を高騰することもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略説明図、
【図2】同上のスライドの加圧下降中の制御説明図、
【図3】同上のスライドの昇圧硬化中の制御説明図。
【符号の説明】
1…プレス成形装置 4…ベッド 5…ス
ライド 6…加圧シリンダ− 7…サ−ボポンプ 11…
金型 12…塑性材料 14…平衡支持装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八島 常明 兵庫県明石市二見町南二見15番地の1 川 崎油工株式会社内 (72)発明者 高見 光則 兵庫県明石市二見町南二見15番地の1 川 崎油工株式会社内 (72)発明者 河野 行伸 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工株 式会社明石工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス成形装置のベッド部の4隅部に平
    衡支持装置を配設してスライドを平衡支持するよう制御
    し、金型に装填する塑性材料を左右一対の加圧シリンダ
    −を介してスライドで平衡に加圧して成形する塑性材料
    のプレス成形制御方法において、 金型のキャビティに塑性材料の流動充填するスライド加
    圧下降中には、左右一対のいずれか一方の高圧側の加圧
    シリンダ−をその下方の平衡支持装置の支持圧力設定に
    対応して加圧制御するとともに、上記低圧側の加圧シリ
    ンダ−をその下方の平衡支持装置の支持圧力に対応して
    加圧制御してスライドを平衡に支持して下降していき、 金型のキャビティでの塑性材料の加圧硬化のスライド昇
    圧中には、上記高圧側の加圧シリンダ−の加圧力を所定
    の出力に設定して制御しながらその下方の平衡支持装置
    を圧力制御するとともに、上記低圧側の加圧シリンダ−
    については上記と同様の加圧制御を維持してスライドを
    平衡支持装置で平衡に支持してプレス成形することを特
    徴とする塑性材料のプレス成形制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114454547A (zh) * 2022-02-14 2022-05-10 福州大学 一种测试压机四角调平性能的实验台架及负载模拟方法

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