JPH0581420B2 - - Google Patents

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JPH0581420B2
JPH0581420B2 JP15766388A JP15766388A JPH0581420B2 JP H0581420 B2 JPH0581420 B2 JP H0581420B2 JP 15766388 A JP15766388 A JP 15766388A JP 15766388 A JP15766388 A JP 15766388A JP H0581420 B2 JPH0581420 B2 JP H0581420B2
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JP
Japan
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control
cylinder
die plate
movable die
mold
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JP15766388A
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JPH026114A (ja
Inventor
Masaaki Suhara
Tetsuo Nakada
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH026114A publication Critical patent/JPH026114A/ja
Publication of JPH0581420B2 publication Critical patent/JPH0581420B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、金型を対向して固定した1対のダイ
プレートを、各制御弁によつて制御される複数の
シリンダで往復動させ、両金型内のキヤビテイに
射出充填された溶融材料を圧縮成形する射出圧縮
成形機の制御装置に関する。
<従来の技術> 従来、この種の射出圧縮成形機として、例えば
特公昭63−15126号公報に記載のものがある。こ
の射出圧縮成形機は、射出ノズルに連通するキヤ
ビテイを有する固定側金型を中央に固定して一端
に配置した固定側ダイプレートと、型締シリンダ
を中央に固定して他端に配置した支持板とを2本
のタイバーで連結し、上記型締シリンダのラム端
に上記タイバーでガイドされる第1可動ダイプレ
ートを固定する一方、これに当接するように上記
ダイバーに第2可動ダイプレートを摺動自在に挿
通し、この第2可動ダイプレートに上記固定側金
型に対向させて可動側金型を固定している。そし
て、可動側金型を固定側金型に向けて往復動させ
両金型を圧着あるいは離間させるとともに、樹脂
固化時の圧縮しろ分の最終型締を行なわせるた
め、上記固定側ダイプレートの周辺に4本の圧縮
用シリンダを設け、これらシリンダのロード端を
上記第2可動ダイプレートに固定する一方、樹脂
射出時に可動側金型が復動せず、かつ上記圧縮し
ろ(押込み量)が調整できるよう、先端に圧縮し
ろ調整ねじを有し、シリンダで径方向に駆動され
て、上記支持板と第1可動ダイプレート間に出没
する複数本のストツパロードを設けている。
<発明が解決しようとする課題> ところが、上記従来の射出圧縮成形機は、型締
シリンダや4本の圧縮用シリンダを各制御弁によ
つて夫々個別にマニユアル制御あるいは各シリン
ダの変位量検出器からの出力信号に基づいて個別
にフイードバツク制御するものであるため、4本
の圧縮用シリンダによる可動側金型の平行度を維
持しつつ最終型締を行なうには、各圧縮用シリン
ダに精密な流量供給装置が必要になるうえ、各シ
リンダの制御弁を同調するように動作させるのが
困難かつ煩雑であるという欠点がある。そして、
このような欠点は、固定側金型の射出通路が第2
図に示すように偏心している場合、特に顕著にな
り、金型の損傷や成形品の不良をもたらす。
また、マニユアル制御の場合は、第2可動ダイ
プレートを第1可動ダイプレートを介してストツ
パロツドに当接させてリリーフ弁ばどで射出時型
締圧を設定するとともに、第2可動ダイプレート
の可動側金型を固定側ダイプレートの固定金型に
圧着させて同様に最終型締圧を設定する必要があ
り、金型取替え時の調整に手間がかかるという欠
点がある。しかも、このような設定を行なつて
も、金型の型締圧が変わるたびに何回か試行錯誤
で射出成形をしてからでないと、最適な射出成形
ができず、作業性に劣るという問題がある。
そこで、本発明の目的は、従来の別個のマニユ
アル制御やフイードバツク制御によらず、簡素か
つ安価で新規な電気的制御方式によつて複数のシ
リンダを独立かつ同調して制御して、可動側ダイ
プレートを平行に往復動させ、型締圧を容易に設
定でき、高能率に良好な射出圧縮成形を行なうこ
とができる射出圧縮成形機の制御装置を提供する
ことである。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するため、本発明の射出圧縮機
の制御装置は、第1図に例示するように、一方の
金型3をもつ固定側ダイプレート2に対して他方
の金型10をもつ可動側ダイプレート9を接離す
るように往復動させる各シリンダ8の変位量を検
出するエンコーダ11と、上記各シリンダ8の金
型原点位置である制御原点位置を検出する検出手
段と、上記可動側ダイプレート9の動作領域を上
記制御原点位置からの変位量によつて複数の小領
域に分割し、その小領域を定義する可動側ダイプ
レート9の分割位置、その小領域ごとに設定され
る可動側ダイプレート9の移動速度、制御ゲイン
および上記検出手段によつて検出された各シリン
ダ8の制御原点位置を記憶するメモリ31と、上
記エンコーダ11からの信号を計数するカウンタ
回路34と、上記メモリ31に記憶された可動側
ダイプレート9の分割位置、移動速度、各シリン
ダ8の制御原点位置に基づいて、各シリンダ8の
作動時間に対する制御目標位置を算出し、各シリ
ンダ8に対応するカウンタ回路34の出力値と上
記制御目標位置と上記メモリ31の記憶された制
御ゲインとから制御演算を行なう演算手段37
と、この演算手段37からの演算結果をD/A変
換して、制御信号として上記各シリンダ8を制御
する制御弁27に出力するD/A変換器35を備
えて、各シリンダ8を独立して任意に動作できる
ようにし、両金型3,10内のキヤビテイに射出
充填された溶融材料を圧縮成形することを特徴と
する。
<作用> まず、制御装置の検出手段は、例えば各シリン
ダ8のロツドが往動して、他方の金型10が一方
の金型3に圧着してこれを押圧したとき、シリン
ダ8への給油路の所定の圧力上昇を検知して各シ
リンダ8の金型原点位置である制御原点位置を検
出し、メモリ31に記憶する。
一方、操作者は、可動側ダイプレート9の動作
領域を上記制御原点位置からの変位量で複数の小
領域に分割し、その小領域を定義する可動側ダイ
プレートの分割位置、その小領域ごとに設定した
可動側ダイプレートの移動速度、制御ゲインをメ
モリ31に記憶させる。
制御装置の演算手段37は、上記メモリ31に
記憶された可動側ダイプレート9の分割位置、移
動速度、各シリンダ8の制御原点位置に基づい
て、各シリンダ8の作動時間に対する制御目標位
置を算出し、この制御目標位置と、各シリンダ8
の変位量を検出するエンコーダ11からフイード
バツク信号として出力される出力信号を計数する
カウンタ回路34の出力値と、メモリ31に記憶
された制御ゲインとから制御演算を行なつて、各
制御弁27の操作量を算出する。
算出された操作量は、D/A変換器35でアナ
ログの制御信号に変換されて各制御弁27に出力
され、これによつて各シリンダ8の変位量は、演
算手段37によつて算出された各シリンダ8の制
御目標位置および設定された移動速度になるよう
に制御される。
この場合、各小領域における可動側ダイプレー
ト9の動作は、演算手段37の演算で各シリンダ
8間の制御原点のずれが考慮されているので、可
動側ダイプレート9の他方の金型10は、固定側
ダイプレート2の一方の金型3に対して正確に平
行を保ちつつ接近し、金型の射出通路が偏心して
いても不具合が生じない。
また、検出された制御原点位置に基づき射出時
のキヤビテイ間隔や最終型締圧を演算手段37を
介して圧力源22の圧力を変化させること等によ
つて自動調整でき、迅速に高精度な射出圧縮形成
ができる。さらに、制御系における位置決め精度
とハンチングの問題等も、アナログの補償回路に
よる場合のような難しい制御理論を要さず、分割
位置、移動速度を適宜設定し直して実質的に解決
でき、可動側ダイプレート9の最適動作を得るこ
とができる。
<実施例> 以下、本発明を図示の実施例により詳細に説明
する。
第1図は射出圧縮成形機の制御装置の一例を示
しており、この射出圧縮成形機は、床に設置した
ベツト1の中央に固定側ダイプレート2と固定側
金型3を順次取り付けるとともに、四隅にタイバ
ー4を立設し、4本のタイバー4の上端に型締シ
リンダ6を中央に取り付けた支持板5を固定して
いる。上記4本のタイバー4には、下面に4本の
圧縮用シリンダ8を突設した第1可動ダイプレー
ト7を昇降自在に挿通し、その上面を上記型締シ
リンダ6のロツド6aに連結するとともに、下面
に固定側金型3に対向する可動側金型10を取り
付けた第2可動ダイプレート9を昇降自在に挿通
し、その上面を上記4本の圧縮用シリンダ8のロ
ツド8aに連結する。さらに、上記第1可動ダイ
プレート7には、各圧縮用シリンダ8の変位量即
ち第2可動ダイプレート9の四隅の変位量を検出
する4つのリニアエンコーダ11を固定する一
方、上記支持板5の下面外周には、ストツパ用シ
リンダ12を中央に向けて水平に固定し、先端に
圧縮しろ調整ナツト13aを螺合したストツパロ
ツド13を上記シリンダ12のロツド12aに直
交して固定して、ストツパロツド13が支持板5
と第1可動ダイプレート7間に出入りすることに
している。また、上記固定側金型3と可動側金型
10は、互いに当接して密に嵌合したとき内部に
キヤビテイが形成され、射出ノズル14から固定
側金型3と固定側ダイプレート2に貫設した射出
通路15を経て上記キヤビテイに樹脂等の溶融材
料が射出充填されるようになつている。
上記射出圧縮成形機の制御装置は、上記各シリ
ンダ6,8,12に作動油を給排する油圧回路2
0と、4本の圧縮用シリンダ8の各リニアエンコ
ーダ11からの検出信号と予め与えられた目標値
等との偏差を求め、この偏差に制御演算を行なつ
て得られる制御信号を上記油圧回路20の各制御
弁に出力する電気回路21からなる。
上記油圧回路20は、図示しない公知の圧力補
償装置を備えて可変容量形ポンプ等からなる油圧
源22と、この油圧源22の吐出ライン23に
夫々Pポートを接続した4ポート3位置の主切換
弁24、型締シリンダ6のための昇降切換弁25
およびストツパ用シリンダ12のための切換弁2
6と、上記主切換弁24のAポートに連なるライ
ン26に夫々Pポートを接続して各圧縮用シリン
ダ8毎に配置したサーボ弁27と、上記各圧縮用
シリンダ8のロツド室を主切換弁24のBポート
に連通するライン28に夫々介設した逆止弁29
付のカウンタバランス弁30とを備えている。
一方、上記の電気回路21は、上記可動側ダイ
プレート9の動作領域を金型原点である制御原点
位置からの変位量で複数の小領域に分割し、その
小領域を定義する可動側ダイプレートの分割位
置、その小領域ごとに設定される可動側ダイプレ
ート9の移動速度、制御ゲインおよび制御プログ
ラム等を記憶するメモリ31と、このメモリ31
に上記分割位置、移動速度、制御ゲイン等および
射出時の金型のキヤビテイ間隔、最大型開き量、
最終型締圧などのデータを入力するためのキーボ
ード32と、4つのリニアエンコーダ11からの
出力信号を夫々計数するカウンタ回路34から信
号を受ける一方、上記主切換弁24、昇降切換弁
25、切換弁26の各ソレノイドに励磁信号を出
力し、D/A変換器35を介して夫々サーボ弁2
7と油圧源22の圧力補償装置の制御弁の各ソレ
ノイドに制御信号を出力するI/Oインターフエ
ース33を備える。
さらに、上記電気回路21は、上記各ブロツク
31,32,33とバスライン36でつながりこ
れらを制御するとともに演算手段を兼ねてCPU
37を備えている。このCPU37は、上記メモ
リ31に記憶された可動側ダイプレート9の分割
位置、移動速度、後述する検出手段が検出する各
シリンダの制御原点位置に基づいて、各シリンダ
8の作動時間に対する制御目標位置を算出し、こ
の制御目標位置と、各シリンダ8の変位量を検出
するエンコーダ11からフイードバツク信号とし
て出力される出力信号を計数するカウンタ回路3
4の出力値と、メモリ31に記憶された制御ゲイ
ンとに基づいて制御演算を行なうことにより、各
制御弁27の操作量を算出する。なお、上記検出
手段は、金型10が金型3に圧着してこれを押圧
したとき、吐出ライン23が一定圧力字状になつ
たことを検出する図示しない圧力スイツチで構成
される。
上記構成のプレスの制御装置の動作について、
第3図のフローチヤートを参照しつつ次に述べ
る。
動作に先立つて、操作者は、キーボード32か
ら4本の油圧シリンダ8の複数に分けられた可動
側ダイプレート9の分割位置、移動速度、制御ゲ
インとしての比例、積分、微分の各ゲインP,
I,Dおよび最終型締圧等のデータを入力し、メ
モリ31に記憶させる。一方、CPU37は、ス
テツプS1で、メモリ31内の制御に必要なワー
クエリアをクリアし、ステツプS2で、各油圧シ
リンダ8の変位量即ちカウンタ回路34を経る各
リニアエンコーダ11からの出力信号を格納する
カウンタ40を、第4図aに示すように例えば全
て20.00mmにプリセツトした後、金型10を矢印
Xの如く上昇させるべくステツプS3で上昇指令
を発する。ここで、カウンタ回路34を00.00mm
ではなく、20.00mmにプリセツトするのは、カウ
ンタ回路34が負の値をカウンタできない場合に
おいて、金型10を上昇させることによりカウン
タ回路34の値が負にならないようにするための
オフセツトであり、カウンタ回路34が負の値を
とることに問題がない場合は、00.00mmにプリセ
ツトしてもかまわない。
かくして、CPU37からの上昇指令によつて
主切換弁24を各サーボ弁27がいずれも図中右
のシンボル位置に切り換わる。また、CPU37
からの制御信号によつて油圧源22たる可変容量
形ポンプの圧力補償装置の制御弁が、斜板を最大
傾斜角まで傾けるように切り換わつて吐出量が最
大となる。吐出される油圧は、主切換弁24、チ
エツク弁29、ライン28を経て各圧縮用シリン
ダ8のロツド室に供給され、各圧縮用シリンダ8
のヘツド室の油は、夫々サーボ弁27を経てタン
クに排出されて、金型10を取り付けた第2可動
ダイプレート9は、各圧縮用シリンダ8の上死点
を検出する第4図bに示す上限リミツトスイツチ
41をオンにする位置まで上昇する。上記CPU
37は、上記オン信号を受けてステツプS4で上
記各カウンタ40を00.00mmにセツトした後、ス
テツプS5で金型10を下降させるべく下降指令
を発する。なお、上限リミツトスイツチ41のか
わりに一定時間上昇指令を与え確実にシリンダが
機械的上死点に到達して後に、カウンタ40を
00.00mmにセツトしてもよい。
そうすると、CPU37から下降指令によつて、
まず主切換弁24とサーボ弁27が共に図中左の
シンボル位置に切り換わり、油圧ポンプ10から
依然最大量で吐出される圧油は、ライン26、各
サーボ弁27を経て圧縮用シリンダ8のヘツド室
に供給され、圧縮用シリンダ8のロツド室の油
は、各カウンタバランス弁30と主切換弁24を
経てタンクに排出されて、金型10は下降する。
CPU37は、各リニアエンコーダから現時刻tp
における圧縮用シリンダ8の変位量を読みこみ、
既に記憶されている時刻t-1における1回前の同
様の変位量f(t-1)、時刻t-2における2回前の変
位量f(t-2)と目標値CおよびゲインP,I,D
を読みだし、後述の計算式で制御値F(t)を算
出し、各算出された制御値F(t)は、制御信号
としてD/A変換器35を経て各サーボ弁27の
ソレノイドに入力され、金型10は各サーボ弁2
7の切換動作により、目標曲線に沿つて下降せし
められる。指定された目標位置に各圧縮用シリン
ダ8が到達した後、CPU37は、I/Oインタ
ーフエース33を介する信号によつて、まず主切
換弁24を中立位置に、昇降切換弁25を図中左
のシンボル位置に夫々切り換え、型締シリンダ6
が往動して最大型開き状態にあつた可動側金型1
0が下降する。そして、金型10が金型3に嵌合
し、かつ支持板5と第1可動プレート7の間隔が
スロツトルロツド13の全長と等しくなつたと
き、昇降切換弁25が中立位置に切り換わり、次
いで切換弁26が図中右のシンボル位置に切り換
わつてシリンダ12のロツドがスロークエンドま
で突出し、ストツパロツド13が支持板5と第1
可動プレート7の間に入り込む。
次に、金型10が金型3に接触し、これを圧縮
用シリンダ8のヘツド室の圧力で第4図cの矢印
Yの如く押圧する。この押圧力は、CPU37か
ら油圧源22の圧力補償装置に出力される制御信
号によつてメモリ31に予め記憶されている型締
圧に調整され、主切換弁24とサーボ弁27が共
に図中左のシンボル位置に切換わり、圧縮用シリ
ンダ8のヘツド室に圧油が導かれることで得られ
る。この型締圧によつて、ステツプS6で、吐出
ライン23に介設された図示しない圧力スイツチ
がオンになり、これによつてCPU37は、ステ
ツプS7で、各カウンタ40に格納されているそ
のときのリニアエンコーダ11の計数値(34.90
mm、35.05mm)を金型原点位置つまり制御原点位
置としてメモリ31に記憶させる。なお、圧力ス
イツチのかわりに一定時間加圧した後のエンコー
ダの出力を原点位置として記憶させても良い。そ
の後、ステツプS8で、CPU37はステツプS3と
同じ上昇指令を発し、主切換弁24とサーボ弁2
7が再び図中右のシンボル位置に切り換わつて、
金型10は射出圧縮成形準備位置まで上昇し、ス
テツプS9で初期化が終了する。初期化が終了す
ると、キヤビテイ間隔δ1で嵌合する両金型3,1
0(第4図b参照)内に、射出ノズル14から通
路15を経て溶融材料が射出充填される。このと
き、各圧縮用シリンダ8は上死点にあり、第1可
動ダイプレート7はストツパロツド13に当接し
ているので、射出圧によつてキヤビテイ間隔δ1
開くことがない。
射出された溶融材料が固化し始めた適宜時に、
CPU37は、ステツプS10で、起動後の時間領域
ごとの目標値等のテーブルとしてメモリ31に最
初に予め記憶されたデータを読み出す。そして、
上記テーブルを更新すべく作業者によつてキーボ
ード32から新たに目標値等の入力があれば、次
のステツプS11でテーブルの書き換えを行なつた
後、ステツプS12で制御を実行する。CPU37に
よる上記制御は、出願人が最近提案した制御装置
に詳述されており、ここではその概略のみを述べ
る。CPU37は、各リニアエンコーダ11から
現時刻tpにおける圧縮用シリンダ8の変位量を読
み込み、これを上記ステツプS7で求めた制御原
点位置によつて補正して変位両f(tp)としてメ
モリ31に記憶し、既に記憶されている時刻t-1
における1回前の同様の変位量f(t-1)、時刻t-2
における2回前の変位量f(t-2)と目標値Cおよ
び各ゲイン値P,I,Dを読み出す。次に、これ
らの値から下式により制御値F(t)を算出する。
F(t)=P・{f(tp)−f(t-1)−[C(tp)−

(t-1)]}+I・[f(tp)−C(tp)]+D・{[
f(tp)−
2f(t-1)+f(t-2)]−[C(tp)−2C(t-1)+C
(t-2)]} 算出された制御値F(t)は、制御信号として
D/A変換器35を経て各サーボ弁27のソレノ
イドに入力され、金型10は各サーボ弁27の切
換動作により目標曲線に沿つて下降せしめられ
る。この場合、上記演算式は、複数の制御軸が目
標位置Cを共有した場合、各軸が正確に同調動作
するように設定されている。CPU37は、メモ
リ31に記憶された可動側ダイプレート9の分割
位置、移動速度から共有制御目標位置を生成し、
またステツプS7で検出した各シリンダ8間の制
御原点位置のずれを考慮し、各シリンダ8の上記
制御演算式の制御目標位置を生成し、この制御目
標位置とカウンタ回路34の計数値とメモリ31
に記憶された制御ゲインとから制御演算を行な
う。この結果、第2可動ダイプレート9は、固定
側ダイプレート2に対して正確に平行を保ちつつ
下降することになり、たとえ金型3側の射出通路
15が第2図に示すように偏心していても、従来
のような平行度不良に起因する金型の損傷や成形
品の不良が生じない。また、油圧源22の上記圧
力補償装置によつて、金型10が射出材料を圧縮
する圧力は、前述の如く最終型締圧に自動調整さ
れ、金型10の押込速度も射出材料質等に拘わら
ず定速に調整される。
こうして、両金型3,10が圧着したキヤビテ
イ間隔δ2(第4図c参照)の最終型締状態下で射
出材料の固化、成形が終わると、前述のステツプ
S8で述べたと同様の上昇指令により、金型10
は上死点まで上昇し、ステツプS12に制御を終了
する。最後に、操作者は、以上の制御による各圧
縮用シリンダ8の実際の動作と射出圧縮成形の出
来具合を見て、制御結果の適否を判断し、これを
キーボード32を介して入力する。すると、
CPU37は、ステツプS13で適の場合は制御を終
了し、否の場合はステツプS11に戻つて、新たに
書き込まれる目標値等に基づいて上記制御処理を
繰り返すのである。
このように、本発明によれば、各圧縮用シリン
ダ8が設定された目標値等に基づいて互いに独立
に制御でき、この場合は4本のシリンダ8が同調
動作して、第2可動ダイプレート9を固定側ダイ
プレート2に対して正確に平行に保ちつつ下降せ
しめるので、従来のような平行度不良に起因する
金型の損傷や成形品の不良が生じない。また、吐
出ライン23に介設した圧力スイツチなどの検出
手段でまず制御の基準となる制御原点位置を求
め、以降はこれに基づいて圧縮用シリンダ8の駆
動を制御するので、制御が簡単かつ正確になる。
さらに、制御系における位置決め精度とハンチン
グの問題等も、アナログの補償回路による場合の
ような難しい制御理論を要さず、目標値等を圧縮
用シリンダの動きを見ながら適宜設定し直して実
際的かつ簡単に解決でき、圧縮用シリンダの最適
動作を得ることができる。
上記実施例では、射出成形機の上部の支持板5
に型締シリンダ6を設けて第1可動ダイプレート
7を高速大ストロークで往復動させるようにして
いるので、金型3,10を迅速に大きく開くこと
ができるうえ、上記第1可動プレート7に取り付
ける圧縮用シリンダ8を4本にしてシリンダ8や
リニアエンコーダ11ひいてはサーボ弁27を小
ストローク化、小型化して、制御装置のコストダ
ウンを図ることができる。また、シリンダ12に
よつて支持板5と第1可動プレート7間にストツ
パロツド13を出没させ、その調整ナツト13a
端に、上死点にある圧縮用シリンダ8を下面に固
定した上記第1可動プレート7を当接させて、射
出時のキヤビテイ間隔δ2を規制しているので、圧
縮成形開始点を容易かつ正確に決めることができ
る。なお、上記実施例の射出圧縮成形機の圧縮用
シリンダ8は、複数本であるなら4本に限らず、
これをヘツド1と第2可動ダイプレート9の間に
設けることもできる。また、ストツパロツド13
の調整ナツト13aの長さ調整をCPU37を介
して自動的に行なうようにもできる。さらに、上
記実施例の電気回路21は、入力データ、目標値
を表示するCRT等のデイスプレイや外部記憶装
置としてのプロツピデイスクを加えることもでき
る。また、本発明の射出圧縮成形機は直圧式のも
のなら実施例に限られず、射出圧縮成形機の制御
装置が実施例のものに限られないのはいうまでも
ない。
<発明の効果> 以上の説明で明らかなように、本発明の射出圧
縮成形機の制御装置は、可動側ダイプレートの動
作領域を、検出手段が検出する金型原点位置であ
る制御原点位置からの変位量によつて複数の小領
域に分割し、その小領域を定義する可動側ダイプ
レートの分割位置、その小領域ごとに設定される
可動側ダイプレートの移動速度、制御ゲインおよ
び上記制御原点位置をメモリに記憶させ、金型を
駆動する各シリンダの変位量をエンコーダで検出
し、この検出信号をカウンタ回路で計数し、演算
手段によつて、メモリに記憶された可動側ダイプ
レートの分割位置、移動速度、制御原点位置に基
づいて各シリンダの作動時間に対する制御目標位
置を算出し、この制御目標位置と各シリンダに対
応するカウンタ回路の出力値とメモリに記憶され
た制御ゲインにより制御演算を行ない、この演算
結果をD/A変換器で変換して、制御信号として
各シリンダの制御弁に出力するようにしているの
で、各シリンダを互いに独立して任意に動作せし
め、他方の金型が一方の金型に対して正確に平行
を保ちつつ接離すように駆動でき、従来のような
平行度不良に起因する金型の損傷や成形品の不良
が生じないうえ、上記制御原点位置による修正に
よつて手間のかかる試し成形や補償回路設計をせ
ずともデジタツ制御により容易かつ高能率、高精
度に最適条件で射出圧縮成形を行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である射出圧縮成形
機の制御装置の回路図、第2図は上記成形機の固
定側金型の変形例を示す図、第3図は実施例によ
る制御の流れを示すフローチヤート、第4図は上
記フローチヤートの主要ステツプにおける第2可
動ダイプレートの動きを示す図である。 1……ヘツド、2……固定側ダイプレート、3
……固定側金型、4……タイバー、5……支持
板、6……型締シリンダ、7……第1可動ダイプ
レート、8……圧縮用シリンダ、9……第2可動
ダイプレート、10……可動側金型、11……リ
ニアエンコーダ、20……油圧回路、21……電
気回路、22……油圧源、21……主切換弁、2
5……昇降切換弁、27……サーボ弁、31……
メモリ、35……D/A変換器、37……CPU。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一方の金型3を固定した固定側ダイプレート
    2に対して、他方の金型10を固定した対向する
    可動側ダイプレート9を、各制御弁27によつて
    制御される複数のシリンダ8で往復動させ、両金
    型3,10内のキヤビテイに射出充填された溶融
    材料を圧縮成形する射出圧縮成形機の制御装置に
    おいて、 上記各シリンダ8の変位量を検出するエンコー
    ダ11と、 上記各シリンダ8の金型原点位置である制御原
    点位置を検出する検出手段と、 上記可動側ダイプレート9の動作領域を上記制
    御原点位置からの変位量によつて複数の小領域に
    分割し、その小領域を定義する可動側ダイプレー
    ト9の分割位置、その小領域ごとに設定される可
    動側ダイプレート9の移動速度、制御ゲインおよ
    び上記検出手段によつて検出された各シリンダ8
    の制御原点位置を記憶するメモリ31と、上記エ
    ンコーダ11からの信号を計数するカウンタ回路
    34と、 上記メモリ31に記憶された可動側ダイプレー
    ト9の分割位置、移動速度、各シリンダ8の制御
    原点位置に基づいて、各シリンダ8の動作時間に
    対する制御目標位置を算出し、各シリンダ8に対
    応するカウンタ回路34の出力値と上記制御目標
    位置と上記メモリ31に記憶された制御ゲインと
    から制御演算を行なう演算手段37と、 この演算手段37からの演算結果をD/A変換
    して、制御信号として上記制御弁27に出力する
    D/A変換器35を備えて、各シリンダ8を独立
    して任意に動作できるようにしたことを特徴とす
    る射出圧縮成形機の制御装置。
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