JP5448749B2 - 工作機械のバランス装置 - Google Patents

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Description

本発明は、工作機械のバランス装置に関し、特に主軸ヘッドの重量を支持するガススプリングのロッド部材にシール部材から作用する摩擦力を低減し、主軸ヘッドを昇降駆動する昇降駆動手段の負荷を低減するように構成したものに関する。
工作機械の主軸ヘッドを昇降駆動する昇降駆動手段の負荷を軽減する為に、工作機械のコラムに昇降可能に装備された主軸ヘッドの重量の一部又は全部をガススプリングに支持させるようにしたバランス装置が実用に供されている。例えば、特許文献1に記載の工作機械用主軸バランサにおいては、縦型工作機械のコラムの上端部に縦向きのプル型ガススプリングを倒立姿勢に取り付け、ロッド部材の下端を主軸ヘッドに固定している。
ガススプリングはシリンダ本体とロッド部材と内部に充填された圧縮ガスを有し、ガススプリングにより主軸ヘッドを上方へ引っ張り付勢する状態を維持し、工作機械の昇降駆動機構により主軸ヘッドが下降駆動されると、ガススプリングのシリンダ本体に対してロッド部材が伸長し、主軸ヘッドが上昇駆動されるとシリンダ本体に対してロッド部材が退入して、ガススプリングが収縮する。
他方、工作機械用主軸バランサに、プッシュ型のガススプリングを採用する場合には、主軸ヘッドにガススプリングを倒立姿勢に取り付け、ガススプリングのロッド部材の下端を基台で支持する。
WO2007/099632号公報
特許文献1の主軸バランサにおいては、シリンダ本体のロッド側端壁にロッドガイド部材が固定され、このロッドガイド部材にロッド挿通孔が形成され、ロッド部材がロッド挿通孔にシール部材を介して気密摺動自在に挿通されている。ガススプリングに充填されている圧縮ガスのガス圧は7〜10MPa程度と非常に高圧であり、圧縮ガスは微小隙間からリークし易いため、また、前記シール部材はロッド部材に緊密に外嵌されている関係上、ロッド部材とシール部材間には大きな静止摩擦力や動摩擦力が作用する。
ロッド部材がシリンダ本体に対して相対的に進退移動する際に、移動開始時には、ロッド部材とシール部材間に大きな静止摩擦力が作用し、移動開始後にはロッド部材とシール部材間に動摩擦力が作用する。そのため、ロッド部材やシール部材が磨耗し易くなって耐久性も低下するうえ、主軸ヘッドを昇降駆動する昇降駆動手段の負荷も大きくなる。
前記移動開始後に動摩擦力が作用する場合においても、シール部材に対するロッド部材の移動方向はロッド部材の軸方向の一方で、シール部材に対するロッド部材の相対移動速度も比較的小さいため、前記動摩擦力も無視できない値になる。
さらに、加工時において、昇降駆動手段により主軸ヘッドが上昇又は下降の移動と停止とを頻繁に繰り返すような場合に、主軸ヘッド移動中には動摩擦力が作用し、停止状態から移動開始するときには、大きな静止摩擦力が作用するため、摩擦力の大きさが一定でないから、主軸ヘッドの位置制御の誤差が大きくなり、機械加工精度が低下する。例えば、ワークを円弧形状に加工する場合、前記主軸ヘッドの位置制御の誤差により、工具の移動軌跡は、所定の円弧軌跡からずれてしまい、所謂、象限突起と呼ばれる誤差が発生する。
本発明の目的は、主軸ヘッド支持用ガススプリングのシリンダ本体に対してロッド部材が進退移動する際に、ロッド部材とシール部材間に作用する摩擦力を大幅に低減可能にし、機械加工精度を高めた工作機械のバランス装置を提供することである。
請求項1の工作機械のバランス装置は、工作機械におけるコラムに昇降可能に装備された主軸ヘッドの重量の少なくとも一部を支持するガススプリングを有する工作機械のバランス装置において、前記ガススプリングは、シリンダ本体と、このシリンダ本体内の圧縮ガスが充填されたガス収容室と、このガス収容室のガス圧を受圧してシリンダ本体外へ延び且つシリンダ本体に対して進退可能なロッド部材を備え、前記シリンダ本体のロッド側端壁に形成されたスリーブ装着穴に、回転可能且つガス密に内嵌されると共に前記ロッド部材に回転可能且つロッド部材の長さ方向に相対摺動可能に且つガス密に外嵌されたスリーブ部材を設け、前記ロッド部材が回転しないように規制する回転規制機構と、前記スリーブ部材を回転駆動する為の回転駆動手段とを設けたことを特徴としている。
請求項2の工作機械のバランス装置は、請求項1の発明において、前記ガススプリングは、前記主軸ヘッドに固定されたシリンダ本体から前記ロッド部材が下方へ延びるように倒立姿勢に設けられ、前記ロッド部材とスリーブ部材間をガス密にシールするシール部材と、前記スリーブ部材とロッド側端壁間に設けた複数のラジアル軸受及びガス密にシールするシール部材と、前記スリーブ部材に作用するスラスト力を受け止めるスラスト軸受とを設けたことを特徴としている。
請求項3の工作機械のバランス装置は、請求項2の発明において、前記回転駆動手段は、前記スリーブ部材の下端部分に一体形成した従動ギヤと、この従動ギヤに噛合した中間ギヤと、この中間ギヤに噛合した駆動ギヤと、この駆動ギヤを回転駆動する減速機付き電動モータとを有することを特徴としている。
請求項4の工作機械のバランス装置は、請求項2の発明において、前記回転駆動手段は、前記スリーブ部材の下端部分に一体形成したウォームホイールと、このウォームホイールに噛合したウォームギヤと、このウォームギヤを回転駆動する電動モータとを有することを特徴としている。
請求項5の工作機械のバランス装置は、工作機械におけるコラムに昇降可能に装備された主軸ヘッドの重量の少なくとも一部を支持するガススプリングを有する工作機械のバランス装置において、前記ガススプリングは、シリンダ本体と、このシリンダ本体内の圧縮ガスが充填されたガス収容室と、このガス収容室のガス圧を受圧してシリンダ本体外へ下方へ延び且つシリンダ本体に対して進退可能なロッド部材を備え、前記シリンダ本体を主軸ヘッドに回転可能に支持する回転支持機構と、前記ロッド部材が回転しないように規制する回転規制機構と、前記シリンダ本体を回転駆動する為の回転駆動手段を設けたことを特徴としている。
請求項6の工作機械のバランス装置は、請求項5の発明において、前記シリンダ本体に作用するスラスト力を受け止めるスラスト軸受を設けたことを特徴としている。
請求項7の工作機械のバランス装置は、請求項5又は6の発明において、前記回転駆動手段は、前記シリンダ本体の上端部分に設けた従動ギヤと、この従動ギヤに噛合した駆動ギヤと、この駆動ギヤを回転駆動する減速機付き電動モータとを有することを特徴としている。
請求項1の発明によれば、ガススプリングのシリンダ本体のロッド側端壁に形成されたスリーブ装着穴に、回転可能且つガス密に内嵌されると共にロッド部材に回転可能且つロッド部材の長さ方向に相対摺動可能に且つガス密に外嵌されたスリーブ部材を設け、ロッド部材が回転しないように規制する回転規制機構と、スリーブ部材を回転駆動する為の回転駆動手段とを設けたため、回転駆動手段によりスリーブ部材を常時回転駆動することにより、シリンダ本体に対して相対的にロッド部材が進退移動を開始する際にロッド部材とシール部材間に静止摩擦力ではなく、静止摩擦力の約1/10の動摩擦力を作用させ、進退移動開始時の始動摩擦を小さくすることができる。
しかも、進退移動開始後には、スリーブ部材はロッド部材に対して軸方向に相対移動するだけでなく、相対的に回転移動するため、進退移動開始後のロッド部材とシール部材の摺動部分に作用する動摩擦力の大きさを安定させることができる。その結果、ロッド部材やシール部材の摩耗を低減でき、主軸ヘッドを昇降駆動する昇降駆動手段の負荷を低減することができ、ロッド部材やシール部材の耐久性を高めることができる。
さらに、スリーブ部材が回転している状態でシリンダ本体に対してロッド部材が進退移動する際に、ロッド部材とシール部材間に、静止摩擦力の約1/10の動摩擦力が作用することになるから、加工時において、主軸ヘッドが上昇又は下降の移動と停止とを頻繁に繰り返すような場合でも、主軸ヘッドの移動中と停止状態から移動開始するときの摩擦力の大きさが一定であるため、主軸ヘッドの位置制御の誤差を小さくして、機械加工精度を確実に高めることができる。
請求項2の発明によれば、ガススプリングは、主軸ヘッドに固定されたシリンダ本体からロッド部材が下方へ延びるように倒立姿勢に設けられたので、主軸ヘッドの昇降の自由度を確保しながら主軸ヘッドの重量を支持することができる。
ロッド部材とスリーブ部材間をガス密にシールするシール部材と、スリーブ部材とロッド側端壁間に設けられた複数のラジアル軸受及びガス密にシールするシール部材と、スリーブ部材に作用するスラスト力を受け止めるスラスト軸受とを設けたので、スリーブ部材に作用する回転抵抗を軽減して回転駆動手段の負荷を低減し、シリンダ本体内の圧縮ガスが外部へリークするのを防止することができる。
請求項3の発明によれば、回転駆動手段は、スリーブ部材の下端部分に一体形成した従動ギヤと、この従動ギヤに噛合した中間ギヤと、この中間ギヤに噛合した駆動ギヤと、この駆動ギヤを回転駆動する減速機付き電動モータとを有するので、簡単な構造で且つ容易にスリーブ部材を回転させることができる。
請求項4の発明によれば、回転駆動手段は、スリーブ部材の下端部分に一体形成したウォームホイールと、このウォームホイールに噛合したウォームギヤと、このウォームギヤを回転駆動する電動モータとを有するので、簡単な構造で且つ容易にスリーブ部材を回転させることができる。
請求項5の発明によれば、ガススプリングは、シリンダ本体と、ガス収容室と、ガス圧を受圧してシリンダ本体外へ下方へ延び且つシリンダ本体に対して進退可能なロッド部材を備え、シリンダ本体を主軸ヘッドに回転可能に支持する回転支持機構と、ロッド部材が回転しないように規制する回転規制機構と、シリンダ本体を回転駆動する為の回転駆動手段を設けた。請求項1のようにスリーブ部材を回転駆動する代わりに、シリンダ本体を回転駆動するように構成したため、請求項1と同様の効果が得られる。
請求項6の発明によれば、シリンダ本体に作用するスラスト力を受け止めるスラスト軸受を設けたので、回転駆動手段の負荷を低減することができる。
請求項7の発明によれば、回転駆動手段は、シリンダ本体の上端部分に設けた従動ギヤと、この従動ギヤに噛合した駆動ギヤと、この駆動ギヤを回転駆動する減速機付き電動モータとを有するので、簡単な構造で且つ容易にシリンダ本体を回転させることができる。
実施例1のバランス装置を有する横型工作機械の側面図である。 ガススプリングの縦断面図である。 ガススプリングの要部拡大断面図である。 回転駆動手段の横断面図である。 実施例2のバランス装置の側面図である。 ガススプリングの縦断面図である。 ガススプリングの要部拡大断面図である。 図5のVIII−VIII線断面図である。 実施例3のバランス装置の側面図である。 ガススプリングの縦断面図である。 回転駆動手段の平面図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
図1に示すように、横型工作機械1は、基台2と、コラム3と、テーブル4と、主軸ヘッド5と、この主軸ヘッド5に装備されたクイル6と、クイル6に回転自在に装備された主軸7とを有する。
基台2は、前部基台2aとこれよりも高さの大きい後部基台2bとを有し、後部基台2b上にコラム3が立設されている。コラム3は4本の柱部材3aと頂部連結部材3bとを有する。テーブル4は、前部基台2aの上に左右方向(X軸方向、図1の紙面直交方向)へ移動自在に設けられ、テーブル4はX軸ガイド機構(図示略)によりX軸方向へ案内されている。テーブル4をX軸方向へ駆動する為のX軸ボールネジ機構(図示略)が設けられている。このX軸ボールネジ機構は、前部基台2aに回転可能に設けられたボールネジ軸と、テーブル4に固定されてボールネジ軸に螺合したボールネジナットと、ボールネジ軸を駆動するX軸サーボモータ(図示略)とを有する。尚、上記のテーブル4を案内し、X軸方向へ移動駆動する機構は、公知の横型工作機械と同様である。
主軸ヘッド5はコラム3に上下方向(Y軸方向)へ昇降可能に設けられている。主軸ヘッド5は、左側の2本の柱部材3aと右側の2本の柱部材3aの間に配設され、Y軸ガイド機構(図示略)により上下方向へ移動自在に案内されている。Y軸ガイド機構は、4本の柱部材3aの内面に夫々設けられた4本の案内レール8と、主軸ヘッド5に固定されて4本の案内レール8に夫々係合した8つの案内ブロックとを有する。
主軸ヘッド5を上下方向へ駆動する為のY軸ボールネジ機構(図示略)が設けられている。このY軸ボールネジ機構は、コラム3の頂部連結部材3bと後部基台2bに回転可能に取り付けられたボールネジ軸(図示略)と、主軸ヘッド5に連結されて上記ボールネジ軸に螺合したボールネジナットと、ボールネジ軸を駆動するY軸サーボモータ(図示略)とを有する。尚、上記の主軸ヘッド5を案内し、Y軸方向へ移動駆動する機構は、公知の横型工作機械と同様である。
クイル6は、主軸ヘッド5に前後方向へ向けて水平姿勢に設けられ、前後方向へ移動自在に設けられている。クイル6は、大径の第1クイル6aと、この第1クイル6aよりも小径で第1クイル6a内に退入可能な第2クイル6bとを有し、第2クイル6bに主軸7とこの主軸7を回転駆動する主軸モータ(図示略)とが連結されている。
第1クイル6aを主軸ヘッド5に対して前後方向(Z軸方向)へ水平移動自在に案内する第1Z軸ガイド機構(図示略)と、主軸ヘッド5に対して第1クイル6aを前後方向へ駆動する第1Z軸ボールネジ機構(図示略)と、第2クイル6bを第1クイル6aに対して前後方向(Z軸方向)へ水平移動自在に案内する第2Z軸ガイド機構(図示略)と、主軸ヘッド5に対して第2クイル6bを前後方向へ駆動する第2Z軸ボールネジ機構(図示略)とが設けられている。第1Z軸ボールネジ機構のボールネジ軸は第1Z軸サーボモータ(図示略)で駆動され、また、第2Z軸ボールネジ機構のボールネジ軸は第2Z軸サーボモータ(図示略)で駆動される。
主軸7は第2クイル6bに相対回転自在に支持され、主軸モータを支持するモータ支持部材は、第1,第2Z軸ガイド機構により前後方向へ案内され且つ第2Z軸ボールネジ機構のボールネジナットに連結されている。主軸モータの出力軸はカップリングを介して第2クイル6bに連結されている。尚、上記の第1,第2クイル6a,6bをZ軸方向に案内し、Z軸方向に駆動する機構は、公知の中ぐり用横型工作機械と同様である。
次に、バランス装置10について図1〜図4に基づいて説明する。
バランス装置10は、主軸ヘッド5の重量の大部分を支える付勢力を発生させる装置である。バランス装置10は、主軸ヘッド5を支持する左右1対のガススプリング11と、シリンダ本体12に対して進退可能なロッド部材14が回転しないように規制する1対の回転規制機構15と、後述のスリーブ部材13を回転駆動する為の1対の回転駆動手段16を有する。
1対のガススプリング11は、主軸ヘッド5の前後方向中間位置における左右両側に鉛直の倒立姿勢に配設され、1対のガススプリング11により主軸ヘッド5の重量の大部分を支持して主軸ヘッド5を昇降駆動するY軸サーボモータの負荷を軽減する為のプッシュ型のガススプリングである。ガススプリング11は、シリンダ本体12と、このシリンダ本体12内の圧縮ガス(例えば、7〜10MPaの圧縮窒素ガスG)が充填されたガス収容室17と、シリンダ本体12のロッド側端壁部12aを挿通してシリンダ本体12外へ延びるロッド部材14とを備えている。
主軸ヘッド5が上昇するほどロッド部材14のガス収容室17への突入長さが減少し、ガス収容室17の容積が増大し、圧縮ガスのガス圧が低下する。例えば、主軸ヘッド5が中間高さ位置のとき、左右両側の1対のガススプリング11で発生する付勢力が主軸ヘッド5の全重量に等しく設定されている。但し、これに限定されるものではなく、1対のガススプリング11により主軸ヘッド5の全重量の大部分を支持可能であればよい。
前記ロッド部材14は、シリンダ本体12のロッド側端壁12aと分割支持部材19を挿通して下方へ延び、その下端が回転規制機構15のパッド15aの上面に当接している。ロッド部材14は、ガス収容室17の圧縮窒素ガスGのガス圧を受圧して下方へ付勢され、その反力により主軸ヘッド5を上方へ付勢している。ロッド部材14の上端部分には、ロッド部材14が下方へ抜け出すのを防止する為のストッパ部材14aが固定されている。このストッパ部材14aは、シリンダ本体12のロッド挿通孔12bよりも大径であり、ガス収容室17の内径よりも小径である。
シリンダ本体12は、その上端部にヘッド側端壁部材18を有し、ヘッド側端壁部材18の軸心部分に縦向きの貫通孔18aが形成され、この貫通孔18aにチェック弁を有するガス充填口金18bがガス密に組み込まれ、このガス充填口金18bからガス収容室17に圧縮窒素ガスGを充填することができる。ヘッド側端壁部材18は複数のボルトにてシリンダ本体12の本体筒部に固定されている。
前記シリンダ本体12は、支持部材20と分割支持部材19を介して主軸ヘッド5に固定されている。支持部材20は、厚い直方体ブロックに1対のフランジ部を一体形成したもので、主軸ヘッド5の左右の側面に4本のボルト21により固定されている。分割支持部材19は、支持部材20の縦向きの装着穴20aに例えば圧入固定されている。
分割支持部材19には、ロッド部材14が挿通するロッド挿通孔19aが形成されている。ロッド挿通孔19aにロッド部材14を挿通させた状態で、シリンダ本体12が分割支持部材19の上面に当接され、分割支持部材19は複数のボルト22でシリンダ本体12に固定されている。尚、ロッド挿通孔19aの下端部には、ダストシール23が装着されている。
前記シリンダ本体12のロッド側端壁12aの中心部分がスリーブ部材13として分割形成され、スリーブ部材13は、ロッド側端壁12aに形成された縦向きの円筒状のスリーブ装着穴12cに回転可能且つガス密に内嵌され、スリーブ部材13は、ロッド部材14に回転可能且つロッド部材14の長さ方向に相対摺動可能に且つガス密に外嵌されている。
スリーブ部材13とロッド側端壁12a間(スリーブ部材13とスリーブ装着穴12cの内周面間)には、上下1対のラジアル軸受24a,24bと、スリーブ部材13とロッド側端壁12a間をシールする環状のシール部材25が装着されている。
スリーブ部材13には、ロッド部材14がガス密摺動自在に挿通するロッド挿通孔13aが形成されている。ロッド部材14とスリーブ部材13間には、環状のシール部材27、ブッシュ28が装着されている。スリーブ部材13と分割支持部材19の間には、スリーブ部材13に作用するスラスト力を受け止めるスラスト軸受30が設けられている。
次に、スリーブ部材13を回転駆動する回転駆動手段16について説明する。
回転駆動手段16は、スリーブ部材13の下端部分に一体形成された従動ギヤ31と、この従動ギヤ31に噛合した中間ギヤ32と、この中間ギヤ32に噛合した駆動ギヤ33と、駆動ギヤ33を回転駆動する減速機付き電動モータ34とを有し、電動モータ34の出力軸34aの回転力が、駆動ギヤ34から中間ギヤ32と従動ギヤ31を介してスリーブ部材13に伝達される。尚、前記電動モータ34はサーボモータで構成してもよく、それ以外のモータであってもよい。
前記中間ギヤ32が固定された回転軸35は、分割支持部材19の枢支穴とシリンダ本体12の枢支穴に回転自在に両端支持されている。減速機付き電動モータ34は、ガススプリング11の側方に倒立姿勢に配設され、駆動ギヤ33を収容するギヤ収容部材36を介して支持部材20に固定されている。
次に、回転規制機構15について説明する。
この回転規制機構15は、ロッド部材14が回転しないように規制すると共に、ロッド部材14の下端部が水平方向へ移動するのを許容する為のものである。
回転規制機構15は、ロッド部材14の下端が当接するパッド15aと、後部基台2b上に固定されたベース板37と、パッド15aとベース板37間の複数の鋼球38と、パッド15aをベース板37に連結する4本のボルト39等を備えている。パッド15aに形成したボルト穴はボルト39よりも数mm大径に形成され、パッド15aは水平方向へ数mm移動可能であるが、鉛直軸周りに殆ど回転しないように規制されている。
前記ロッド部材14は圧縮窒素ガスGを受圧して下方へ強力に付勢されており、ロッド部材14はパッド15aの上面に強力に押し付けられた状態で当接し、その接触面に働く摩擦力により、ロッド部材14の下端部はパッド15aと一体的に水平方向へ移動可能で、且つパッド15aを介して回転規制される。
尚、ロッド部材14の下端部の水平方向へ移動を許容するのは、次の理由による。
ガススプリング11の製作誤差により、シリンダ本体12の軸心に対してロッド部材14の軸心が微小角度傾斜していたり、ガススプリング11の主軸ヘッド5への組み付け誤差によりロッド部材14の軸心が鉛直方向に対して微小角度傾斜している場合に、主軸ヘッド5の昇降動作に応じてロッド部材14の下端部の水平方向への微小移動を許容する為である。上記の微小移動を許容しない場合には、シリンダ本体12とロッド部材14間に作用する摺動抵抗が増大する虞がある。
次に、横型工作機械1のバランス装置10の作用・効果について説明する。
ガススプリング11により、主軸ヘッド5の昇降の自由度を確保しつつ、主軸ヘッド5を昇降駆動するY軸サーボモータの負荷を大幅に軽減することができる。
Y軸サーボモータにより主軸ヘッド5が下降駆動されると、ガススプリング11のシリンダ本体12も一体的に下降するため、シリンダ本体12に対してロッド部材14が退入し、また、Y軸サーボモータにより主軸ヘッド5が上昇駆動されると、ガススプリング11のシリンダ本体12も一体的に上昇するため、シリンダ本体12に対してロッド部材14が伸長していく。
バランス装置10においては、工作機械1の稼働中には、電動モータ34を常時駆動させ、スリーブ部材13を回転状態に保持する。スリーブ部材13の回転により、シール部材27もスリーブ部材13と一体的に回転する。そのため、スリーブ部材13が常時回転している状態でシリンダ本体12に対してロッド部材14が進退移動する際に、ロッド部材13とシール部材27の摺動部分には静止摩擦力ではなく、静止摩擦力の約1/10の大きさの動摩擦力が作用することになるから、上記の摺動部分に作用する始動摩擦を小さくすることができる。それ故、Y軸サーボモータの負荷を軽減し、ガススプリング11を小型化でき、ロッド部材14やシール部材27の摩耗を低減でき、これらの耐久性を高めることができる。しかも、スリーブ部材13を回転させるため、ロッド部材14とシール部材27の相対移動の方向がロッド部材14と平行方向だけでなく、平行方向及び回転方向になるため、ロッド部材14とシール部材27の摺動部分に作用する動摩擦力の大きさを安定させることができる。
スリーブ部材13が常時回転している状態でシリンダ本体12に対してロッド部材14が進退移動する際に、ロッド部材13とシール部材27の摺動部分には静止摩擦力ではなく、静止摩擦力の約1/10の大きさの動摩擦力が作用することになるから、加工時において、主軸ヘッド5が上昇又は下降の移動と停止とを頻繁に繰り返すような場合でも、主軸ヘッド5の移動中と停止状態から移動開始するときの摩擦力の大きさが一定であるため、主軸ヘッド5の位置制御の誤差を小さくして、機械加工精度を確実に高めることができる。尚、実施例では、工作機械1の稼働中には、電動モータ34を常時駆動し、スリーブ部材13を回転状態に保持するようにしたが、精密な機械加工が必要な場合にだけ電動モータ34を駆動してスリーブ部材13を回転させてもよい。
ロッド部材14の下端が、回転規制機構15のパッド15aに押し付けられた状態で当接し、その接触面に働く強力な摩擦力と回転不能のパッド15aを介してロッド部材14の回転を規制することができると共に、ロッド部材14の下端部の水平方向への移動を許容することにより、ガススプリング11の製作誤差や組み付け誤差による悪影響を解消できる。
ロッド部材14とスリーブ部材13をガス密にシールするシール部材27と、スリーブ部材13とロッド側端壁12a間に設けられた複数のラジアル軸受24a,24b及びガス密にシールするシール部材25と、スリーブ部材13に作用するスラスト力を受け止めるスラスト軸受30とを設けたので、回転駆動手段16の負荷を軽減し、圧縮窒素ガスGが外部へリークするのを確実に防止できる。
次に、実施例2のバランス装置10Aについて、図5〜図8に基づいて説明する。
但し、実施例1と同一の構成には同一の符号を付けて図示して説明を省略し、異なる構成についてのみ説明する。本実施例は、実施例1と同様に横型工作機械1に本発明を適用した場合の例であるが、回転駆動手段40の構成が実施例1と相違している。
回転駆動手段40は、スリーブ部材41の下端部分に一体形成したウォームホイール42と、ウォームホイール42に噛合したウォームギヤ43と、このウォームギヤ43を回転駆動する減速機付き電動モータ44とを有し、電動モータ44の出力軸の回転力がスリーブ部材41に伝達されるように構成されている。
電動モータ44は、ガススプリング11の左右の側方に倒立姿勢に配設されて支持部材20に固定されている。ウォームギヤ43の一端部分は電動モータ44の出力軸に固定され、シリンダ本体12のロッド側端壁12aに形成されたギヤ挿通孔45に回転可能に挿通されている。
このバランス装置10Aにおいては、電動モータ44の出力軸の回転力が、ウォームギヤ43からウォームホール42を介してスリーブ部材41に伝達されるので、スリーブ部材41の回転により、シール部材27もスリーブ部材41と一体的に回転する。そのため、工作機械1の稼働中には、電動モータ44を常時回転させておくことにより、前記実施例1と同様の作用・効果が得られる。尚、精密な機械加工が必要な場合にだけ電動モータ44を回転駆動してスリーブ部材41を回転させてもよい。
次に、実施例3のバランス装置10Bについて、図9〜図11に基づいて説明する。
但し、実施例1と同一の構成には同一の符号を付けて図示して説明を省略し、異なる構成についてのみ説明する。本実施例は、実施例1,2と同様に横型工作機械1に本発明を適用した場合の例であるが、実施例1,2のスリーブ部材13,41を省略し、ガススプリング46のシリンダ本体47を回転させるように構成してある。
図9〜図11に示すように、バランス装置10Bは、主軸ヘッド5を支持する1対のガススプリング46と、1対のガススプリング46のシリンダ本体47を主軸ヘッド5に回転可能に支持する1対の回転支持機構48と、ロッド部材53が回転しないように規制する1対の回転規制機構49と、シリンダ本体47を回転駆動する為の1対の回転駆動手段50を有する。
ガススプリング46は、シリンダ本体47と、このシリンダ本体47内の圧縮ガス(圧縮窒素ガスG)が充填されたガス収容室51と、シリンダ本体47のロッド側端壁部材52を挿通して延びるロッド部材53を有する。
シリンダ本体47は、ヘッド側端壁部材54とロッド側端壁部材52を有する。ヘッド側端壁部材54は、6本のボルト68にてシリンダ本体47の本体筒部55に固定されている。ロッド側端壁部材52には、ロッド部材53がガス密摺動自在に挿通するロッド挿通孔が形成され、ロッド部材53は、ロッド挿通孔を挿通して下方へ延び、ロッド部材53の下端部が回転規制機構49の上面に当接している。
シリンダ本体47の本体筒部55の上端部分に対応する水平なモータ取付け板56が、後述する支持部材57の上面に4本のボルト69で固定され、このモータ取付け板56には本体筒部55の外側へ張り出したフランジ部56aが形成されている。シリンダ本体47の本体筒部55の下端部分には、本体筒部55の外側へ張り出したフランジ部55aが形成されている。
回転支持機構48は、シリンダ本体47の本体筒部55の上端側部分を回転可能に支持する支持部材57と、シリンダ本体47の本体筒部55の下端側部分を回転可能に支持する支持部材58と、落下防止部材64とを備えている。支持部材57は、主軸ヘッド5の左右の側面に4本のボルト59で固定され、支持部材58は、主軸ヘッド5の左右の側面に4本のボルト60で固定されている。シリンダ本体47は、支持部材57,58の支持穴57a,58aに貫通状に装着されている。シリンダ本体47は1対のラジアル軸受61a,61bを介して支持部材57に回転自在に支持され、且つ1対のラジアル軸受62a,62bを介して支持部材58に回転自在に支持されている。
フランジ部55aと支持部材58の間にはスラスト軸受63が装着され、ガス収容室51の圧縮ガス(圧縮窒素ガスG)によりシリンダ本体47に作用する上方向きのスラスト力がスラスト軸受63で支持される。支持部材58の下側には、落下防止部材64が配設され、この落下防止部材64は主軸ヘッド5の左右の側面に複数のボルトで固定されている。シリンダ本体47の本体筒部55のフランジ部55aが落下部材64により受け止め可能になっている。
回転駆動手段50は、ヘッド側端壁部材54の上端部分に一体形成された従動ギヤ65と、この従動ギヤ65に噛合した駆動ギヤ66と、この駆動ギヤ66を回転駆動する減速機付き電動モータ67とを有し、電動モータ67の出力軸67aの回転力によりシリンダ本体47が回転駆動される。ロッド部材53の下端部が当接する回転規制機構49は、前記実施例1のものと同様であり、ロッド部材53は回転しないように規制されている。
このバランス装置10Bにおいては、工作機械1の稼働中は常時電動モータ67を回転駆動し、シリンダ本体47を回転状態に保持し、ロッド部材53の回転を規制しておくため、実施例1と同様の作用、効果が得られる。尚、精密な機械加工が必要な場合にだけ電動モータ67を回転駆動してシリンダ本体47を回転させてもよい。
前記実施例は、中ぐり用横型工作機械1に本発明を適用した場合を例にして説明したが、本発明は昇降駆動される主軸ヘッドを有する種々の工作機械(通常の横型工作機械、縦型工作機械も含む)に適用することができることは勿論である。その他、当業者であれば、本発明を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能である。
コラムに昇降駆動可能に装備された主軸ヘッドを有する工作機械における、主軸ヘッドを昇降駆動する昇降駆動手段の負荷を軽減することができる。
G 圧縮窒素ガス
1 工作機械
3 コラム
5 主軸ヘッド
10、10A、10B バランス装置
11、46 ガススプリング
12、47、シリンダ本体
12a シリンダ側端壁
12c スリーブ装着穴
13、41 スリーブ部材
14、53 ロッド部材
15、49 回転規制機構
16、40、50 回転駆動手段
17、51 ガス収容室
31 従動ギヤ
32 中間ギヤ
33 駆動ギヤ
34 電動モータ
42 ウォームホイール
43 ウォームギヤ
44 電動モータ
48 回転支持機構
65 従動ギヤ
66 駆動ギヤ
67 電動モータ

Claims (7)

  1. 工作機械におけるコラムに昇降可能に装備された主軸ヘッドの重量の少なくとも一部を支持するガススプリングを有する工作機械のバランス装置において、
    前記ガススプリングは、シリンダ本体と、このシリンダ本体内の圧縮ガスが充填されたガス収容室と、このガス収容室のガス圧を受圧してシリンダ本体外へ延び且つシリンダ本体に対して進退可能なロッド部材を備え、
    前記シリンダ本体のロッド側端壁に形成されたスリーブ装着穴に、回転可能且つガス密に内嵌されると共に前記ロッド部材に回転可能且つロッド部材の長さ方向に相対摺動可能に且つガス密に外嵌されたスリーブ部材を設け、
    前記ロッド部材が回転しないように規制する回転規制機構と、前記スリーブ部材を回転駆動する為の回転駆動手段とを設けた、
    ことを特徴とする工作機械のバランス装置。
  2. 前記ガススプリングは、前記主軸ヘッドに固定されたシリンダ本体から前記ロッド部材が下方へ延びるように倒立姿勢に設けられ、
    前記ロッド部材とスリーブ部材間をガス密にシールするシール部材と、前記スリーブ部材とロッド側端壁間に設けた複数のラジアル軸受及びガス密にシールするシール部材と、前記スリーブ部材に作用するスラスト力を受け止めるスラスト軸受とを設けたことを特徴とする請求項1に記載の工作機械のバランス装置。
  3. 前記回転駆動手段は、前記スリーブ部材の下端部分に一体形成した従動ギヤと、この従動ギヤに噛合した中間ギヤと、この中間ギヤに噛合した駆動ギヤと、この駆動ギヤを回転駆動する減速機付き電動モータとを有することを特徴とする請求項2に記載の工作機械のバランス装置。
  4. 前記回転駆動手段は、前記スリーブ部材の下端部分に一体形成したウォームホイールと、このウォームホイールに噛合したウォームギヤと、このウォームギヤを回転駆動する電動モータとを有することを特徴とする請求項2に記載の工作機械のバランス装置。
  5. 工作機械におけるコラムに昇降可能に装備された主軸ヘッドの重量の少なくとも一部を支持するガススプリングを有する工作機械のバランス装置において、
    前記ガススプリングは、シリンダ本体と、このシリンダ本体内の圧縮ガスが充填されたガス収容室と、このガス収容室のガス圧を受圧してシリンダ本体外へ下方へ延び且つシリンダ本体に対して進退可能なロッド部材を備え、
    前記シリンダ本体を主軸ヘッドに回転可能に支持する回転支持機構と、前記ロッド部材が回転しないように規制する回転規制機構と、前記シリンダ本体を回転駆動する為の回転駆動手段を設けた、
    ことを特徴とする工作機械のバランス装置。
  6. 前記シリンダ本体に作用するスラスト力を受け止めるスラスト軸受を設けたことを特徴とする請求項5に記載の工作機械のバランス装置。
  7. 前記回転駆動手段は、前記シリンダ本体の上端部分に設けた従動ギヤと、この従動ギヤに噛合した駆動ギヤと、この駆動ギヤを回転駆動する減速機付き電動モータとを有することを特徴とする請求項5又は6に記載の工作機械のバランス装置。
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