JP4769011B2 - 工作機械の空気静圧バランサ - Google Patents

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Description

本発明は、縦軸の被駆動体に使用する工作機械の空気静圧バランサに関する。
立形工作機械における主軸ヘッドや、横形工作機械のサドルのような上下方向に移動する駆動装置にあっては、被駆動体の落下を防止したり、停止時のモータに負荷が掛からないように被駆動体の重量に匹敵するようなバランス機構を有するバランサが知られている。このバランサには、カウンタバランス方式、油圧、水圧の液圧シリンダ方式や空圧シリンダ方式等がある。中でも省スペース化を図ったバランサとしては、液圧シリンダを被駆動体と同軸上に配置したものがある。
図7は、従来の立形マシニングセンタのバランス機構を示す概念図である。
図7に示すように、工作機械101は重力に抗して鉛直方向に移動する被駆動体102を備え、モータの駆動機構103の回転駆動によって送りネジ104が回転し、被駆動体102が上下方向に移動する。被駆動体102の下方のベッド内には液圧シリンダ111が設けられており、液圧シリンダ111から伸びたシリンダロッドが被駆動体102の下面を支持している。
このバランス機構110は、圧力源112から液圧シリンダ111に供給される油の圧力は、圧力調整手段113によって、液圧シリンダ111のピストンに作用する力が被駆動体102の重力負荷F1を相殺する力F2となるような値P1に調整され、圧力源112から圧力調整手段113に供給される余剰の油はドレイン114を介して圧力源112側のタンク115に還元される。
しかしながら、液圧シリンダ111のピストンとシリンダとの間に作用する摩擦抵抗が被駆動体102の動作を妨げるほか、被駆動体102に低速または極微小の送りをかけた場合、液圧シリンダ111のピストンとシリンダ外筒との間に作用する動摩擦抵抗と静止摩擦抵抗との違いによってスティックスリップ現象が生じ、高精度な位置決めができないという問題があった。さらに、送り動作が不安定となるので、バランサの駆動そのものの抵抗を極力少なくすることが望まれていた。
図8は、従来の立形マシニングセンタのバランス機構を示す概略図である。図8に示すように、従来のバランス機構を有する機械122の構成は、モータ123によって回転駆動される送りネジ124によって被駆動体125に上下方向の送りがかけられるようになっている。被駆動体125は、たとえば、工作機械においてはサドルや加工ヘッド等であり、コラム等と称する支柱126に沿って垂直に上下動するようになっている。
支柱126の右側の上下部には、空気静圧案内機構を構成する2つの摺動支持部材127,128が固設され、その中に内嵌されるかたちで被駆動体125が摺動自在に取り付けられている。被駆動体125が貫通する摺動支持部材127,128の貫通孔の内周面には、おのおの、周方向に3以上の部分に分割された周溝129,130が刻設され、摺動支持部材127,128の内部に周溝129,130と同数穿設された管路131,132とそれぞれ連絡し、さらに、各管路131,132に連絡する外部管路133,134を介してエアコンプレッサー等からなる圧力源135に接続されている。
さらに、被駆動体125の下端部を包囲するようにして、摺動支持部材128と一体的に底付き容器状の密閉チェンバ138が固設されている。
空圧シリンダのピストンリングの摩擦抵抗を受けないようにスライド面を静圧軸受として静圧軸受部から漏れた空気を被駆動体の一方に囲まれたチャンバに溜める。このチャンバを一種の空圧シリンダとして用いて被駆動体を支えるものである。
しかしながら、これは、空気静圧案内機構の一方の排出路密閉チャンバに供給される空気圧により重力負荷を支える構造であるため、被駆動体より大きなチャンバを必要としているから、装置が大掛かりになるという問題があった(たとえば、特許文献1参照)。
特開平10−138081号(段落番号0007〜0020、図1、図6)
そこで、本発明は、これらの問題点を解決するために創案されたものであり、装置が大掛かりになることはなく、縦軸により移動する被駆動体の案内機構を静圧軸受とするのに加えて、バランサのピストンの摩擦抵抗を少なくするとともに、縦軸により移動する被駆動体の駆動負荷抵抗を極力少なくして、0.1μの超微小移動指令であっても確実に移動でき、しかも剛性の高いバランス機構となる工作機械の空気静圧バランサを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、鉛直方向に移動する被駆動体(1)の自重によって生じる重力負荷を相殺または軽減するバランス機構を有する工作機械(20)の空気静圧バランサ(10)であって、前記被駆動体(1)を支持し、上下移動自在に設けられた空圧シリンダ(3)と、前記空圧シリンダ(3)内にピストン(4)が挿入され、前記空圧シリンダ(3)と前記ピストン(4)との微小隙間(3d)に空圧シリンダの内部の圧縮空気を送り込んで形成した空気静圧軸受(6)と、前記ピストン(4)の上端部に接続されたシリンダロッド(5)と、前記シリンダロッド(5)の先端部を支持するサドル(25)と、から構成され、前記ピストン(4)の中央部近傍の上側にはリング溝(4d)が形成され、このリング溝(4d)には軸方向に向かって前記空気静圧軸受(6)用空気の排気孔(4e)が設けられており、前記ピストン(4)の下面から前記排気孔(4e)へ貫通する排気孔(4f)が設けられ、その排気孔(4f)は、バルブ(9g)に接続されており、前記ピストン(4)に圧縮側となる空圧シリンダの内部に繋がる複数個の空気流通孔(4a)が設けられ、前記リング溝(4d)の下側で前記ピストン(4)の外周部にそれぞれの空気流入孔(4a)と貫通する静圧ノズル(4b)が設けられたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の工作機械(20)の空気静圧バランサ(10)であって、前記シリンダロッド(5)の先端部を球面軸受(5a)で支持したことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、装置が大掛かりになることはなく、縦軸により移動する被駆動体の案内機構の静圧軸受ができて、被駆動体バランサのピストンの摩擦抵抗を少なくすることができるとともに、駆動負荷抵抗を極力少なくして、0.1μの超微小移動指令であっても確実に移動できる。しかも、コンパクトで剛性の高いバランス機構となる工作機械の被駆動体の空気静圧バランサ(10)を提供することができる。
請求項2に係る発明によれば、シリンダロッド(5)の先端部を球面軸受(5a)としたことにより、一種のユニバーサルジョイントのような抵抗のない球面軸受として機能するため、偏心や微妙な狂いを吸収し、ピストンの摩擦抵抗を無くすことができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、本発明の請求項1に係る実施形態は第2実施の形態であり、第1実施の形態および第3の実施の形態は参考の形態として説明する。
図1は、立形工作機械の全体を示す斜視図である。図1に示すように、立形工作機械20は、ベッド22の上にコラム23が固定され、コラム23に載置されたX軸スライドベース24には、X軸方向へ移動自在のサドル25が配置されている。また、サドル25の正面には、Z軸方向へ移動自在のブラケット2が設けられ、このブラケット2に被駆動体である主軸ヘッド1が固定されている。さらに、主軸ヘッド1の下方には、ワークを載置するY軸方向へ移動自在のテーブル21が設けられている。
図2は図1に示すA−A線の断面図であり、図2の(a)は主軸ヘッドの上昇を示す断面図、図2の(b)は主軸ヘッドの下降を示す断面図である。図2の(a)に示すように、立形工作機械20のサドル25には、ボールネジとサーボモータの代わりにZ軸リニアモータ26が設けられており、このZ軸リニアモータ26には、上下に移動するブラケット2と、このブラケット2に固定された主軸ヘッド1が配置されている。
また、ブラケット2には空気静圧バランサ10が装着されている。この空気静圧バランサ10は、立形工作機械20の鉛直方向に移動する主軸ヘッド1の自重によって生じる重力負荷を相殺または軽減する装置である。
ブラケット2内にはシリンダ(空圧シリンダ)3が設けられている。このシリンダ3内にはピストン4が挿入されている。また、このピストン4の上端部にはシリンダロッド5が接続されている。シリンダロッド5の先端部の球面軸受5aは、球状にしてサドル25の上端部に吊り下げるようにして接続されている。このシリンダロッド5の先端部は、ユニバーサルジョイントのような球面軸受5aになっている。
図2の(a)に示すように、サドル25の上端部に支持されたシリンダロッド5とピストン4とはいつも同じ位置にある。したがって、主軸ヘッド1の上昇時には、ブラケット2が上昇するため、相対的にピストン4がシリンダ3内を下降した状態になる。
一方、図2の(b)に示すように、主軸ヘッド1の下降時には、ブラケット2が下降するため、相対的にピストン4がシリンダ3内を上昇した状態になる。
<第1実施の形態>
図3は第1実施の形態を示し、図3の(a)は図2の(a)に示す断面の模式図である。図3に示すように、シリンダ3のシリンダロッド5を通す摺動部にはボールガイドブッシュ8を用いている。
一旦、圧縮ポンプ等の空気圧源Pから高圧エアがシリンダ3内に流入すると、圧力P1によってシリンダ3を上昇させ、主軸ヘッド1およびブラケット2の自重によって生じる重力負荷を相殺または軽減する。
ピストン4には複数の空気流通孔4aが設けられており、ピストン4の外周部から空気流入孔4aに貫通した静圧ノズル4bが穿設されている。
図3の(b)はシリンダとピストンとの微小隙間内の圧力分布を示すグラフである。このグラフは短尺の横軸が微小隙間内の圧力(MPa)を示し、長尺の縦軸がシリンダ移動距離(mm)を示し、ピストン4の配置に合わせてそわせている。図3の(b)で示すグラフの破線は、シリンダ3とピストン4との微小隙間3dの圧力分布を示しており、内部3cに近いほど圧力が高く、大気圧Cに近いほど、圧力が低い。
しかし、図3の(b)で示すグラフの実線は、山形になっている。これは、ピストン4に空気流通孔4aを設け、ピストン4の外周部から空気流入孔4aに貫通した静圧ノズル4bを設けることによって、実線で示すグラフのように圧力は増大し、静圧ノズル4bの位置が鋭角に突き出たグラフになる。また、ハッチング部は、静圧ノズル4bを設けたことによる圧力分布の増加分を示し、ピストン4の静圧ノズル4bの移動により、頂点Dが移動する。
ピストン4内には、例えば、4箇所の空気放出用の静圧ノズル4bを設けており、圧縮空気はそのピストン4の外周に設けた静圧ノズル4bから大気に放出されることにより隙間3dに静圧が作用する。
このように、ピストン4の外周に設けた静圧ノズル4bの作用により、Z軸の空気静圧バランサ10のピストン4はシリンダ3に対して静圧支持されるため、図3の(a)に示すように、空気静圧軸受6が形成されることとなり、接触抵抗が生じず、Z軸の駆動負荷抵抗は、ほとんどゼロとなり、0.1μの超微小移動指令であっても確実に移動できる。しかも、コンパクトで剛性の高いバランス機構となる工作機械の空気静圧バランサを提供することができる。
<第2実施の形態>
図4は第2実施の形態を示し、図4の(a)は図2の(a)に示す断面の模式図である。図4の(a)に示すように、前記した図3に示すピストン4に、さらに、ピストン4の中央部近傍の上側にはリング溝4dが形成され、そのリング溝4dには軸方向に向かって空気静圧軸受用空気の排気孔4eが設けられており、ピストン4の下面から排気孔4eと貫通する排気孔4fが設けられ、その排気孔4fは、バルブ9gに接続されている(図中右側)。
図4の(b)はバルブを開放した場合の微小隙間3d内の圧力分布を示すグラフである。図4の(b)に示すように、バルブ9gを開放したことにより、リング溝4dを通して静圧空気を排気孔4e,4fから放出させる。圧力分布を破線で示すグラフは急激な勾配になってリング溝4dに向けて激減するのが分かる。そして、静圧ノズル4bの位置を中心に鋭角に突き出たグラフになり、リング溝4d付近と静圧ノズル4b付近の圧力差が大きくなり、シリンダ(空圧シリンダ)3とピストン4との微小隙間3dにより強い空気静圧軸受6(図4の(a)参照)が形成されることとなる。また、この圧力分布は静圧ノズル4bの位置を中心にほぼ左右対称になっている。ハッチング部は、空気流通孔4aと静圧ノズル4bを設けたことによる圧力分布を示している。
図4の(c)はバルブ9gを絞った場合の微小隙間3d内の圧力分布を示すグラフである。図4の(c)に示すように、バルブ9gを絞ると排気量が少なくなり、リング溝4d付近は(b)図に比べて静圧部は大気圧と差が少なくなり静圧力は減少するが、これは空気消費量が低減する目的でもある。
<第3実施の形態>
図5は第3実施の形態を示し、図5の(a)は図2の(a)に示す断面の模式図、図5の(b)は図5の(a)に示すB−B線の断面図である。図5の(b)に示すように、ピストン4の外周には縦方向にかつ均等に、例えば、12本の縦溝4gが形成されている。また、図5の(a)に示すように、縦溝4gはピストン4の全長には設けておらず、ピストン4の縦方向の下端部の手前で止っており、下端部には円筒面が形成されている。
図5の(c)はピストンに静圧空気層を縦方向に設けた場合の圧力分布を示すグラフである。実線は縦溝4gの圧力分布を示し、破線はピストン4の全長における静圧作用の圧力分布を示している。
図5の(c)に示すように、この圧力分布はピストン4全体に緩やかな傾斜に作用していることが分かる。これはいわゆる表面絞り型の空気静圧軸受6(図5の(a)参照)が形成されているためである。
図6は空圧回路図である。図6に示すように、前記した空気静圧バランサへ圧縮空気を送る場合、まず、ポンプ等のコンプレッサによって圧縮された空気圧源Pから、空気中の水分とごみを捕集するエアフィルタ9aと、より細かいミストを捕集するミストセパレータ9bと、最適な設定圧に設定できてその設定圧を保持するレギュレータ9cとを通し、経路途中に圧力計9dを設けている。つづいて、オイルを霧状にして空気の流れにのせて給油を行うオイラ(ルブリケータともいう)9eを通している。可動部はフレキシブルチューブ9fによって、空気静圧バランサ10の供給口に接続されている。
なお、空気圧源Pの供給圧は0.5MPaである。
ここで、空気静圧バランサ10の動作について説明する。
(1)操作盤27(図1参照)の起動ボタンが押されると、空気圧源P(図6参照)からシリンダ3(図2参照)に圧縮空気が流入し、停止時にZ軸のモータに負荷が掛からないように被駆動体の重量に匹敵するような圧力P1(図3参照)が作用してバランスする。
(2)主軸ヘッド1が上昇または下降する場合(図2(a)、(b)参照)は、Z軸リニアモータ26の駆動によって、プログラムの指令により主軸ヘッド1を固定するブラケット2を上下方向へ移動させる。このとき、シリンダ3とピストン4との隙間は、静圧ノズル4bの作用(図3(b)参照)によって、圧力分布が発生できるので、ちょうど静圧軸受となってシリンダ3とピストン4とは非接触となり、摺動抵抗がない状態が形成される。
(3)ピストン4に排気用のリング溝4dを設けたことにより、静圧の圧力差が大きくなり、さらに強い静圧の圧力が働き、高い剛性が得られる(図4参照)。
また、ピストン4の外周面に多数の縦溝4gを設けたため、さらに静圧力を得て、シリンダ3とピストン4とは非接触となり、摺動抵抗がない状態が形成される。
なお、本発明はその技術思想の範囲内で種々の改造、変更が可能である。たとえば、本実施の形態では立形工作機械の主軸ヘッドのバランサとしたが、横形工作機械のY軸サドルに用いても良いし、アンギュラ型スライドユニットのバランサ機構にも好適である。
また、Z軸モータは、リニアモータとしたが、サーボモータとボールネジであってもよい。また、ピストン4に空気流通孔4aを複数個、ここでは4個設けたが、これよりも増やしてもよいし、減らしてもよい。また、ピストン4の外周面に縦方向に空気を流通させる縦溝4gを12本設けたが、これも増やしてもよいし、減らしても構わない。
さらに、シリンダロッドの先端部の、球形の球面軸受5aは、球面部の摺動部にボールを使用した球面ボール軸受であっても構わない。
本発明の工具マガジン装置を搭載した立形工作機械の全体を示す斜視図である。 図1に示すA−A線の断面図であり、(a)は主軸ヘッドの上昇を示す断面図、(b)は主軸ヘッドの下降を示す断面図である。 第1実施の形態を示し、(a)は図2(a)に示す断面の模式図、(b)はシリンダとピストンとの微小隙間内の圧力分布を示すグラフである。 第2実施の形態を示し、図4の(a)は図2(a)に示す断面の模式図、(b)はバルブを開放した場合のシリンダ内の圧力分布を示すグラフ、(c)はバルブを絞った場合の隙間内の圧力分布を示すグラフである。 第3実施の形態を示し、(a)は図2(a)に示す断面の模式図、(b)は(a)に示すB−B線の断面図、(c)はこの場合のシリンダ内の圧力分布を示すグラフである。 空圧回路図である。 従来の立形マシニングセンタのバランス機構を示す概念図である。 従来の立形マシニングセンタのバランス機構を示す概略図である。
符号の説明
1 主軸ヘッド(被駆動体)
1a 主軸
2 ブラケット
シリンダ(空圧シリンダ)
3c 内部
3d 微小隙間
4 ピストン
4a 空気流通孔
4b 静圧ノズル
d リング溝
4e,4f 排気孔
4g 縦溝
5 シリンダロッド
5a 球面軸受
6 空気静圧軸受
8 ボールガイドブッシュ
9g バルブ
10 空気静圧バランサ
20 工作機
25 サドル

Claims (2)

  1. 鉛直方向に移動する被駆動体(1)の自重によって生じる重力負荷を相殺または軽減するバランス機構を有する工作機械(20)の空気静圧バランサ(10)であって、
    前記被駆動体(1)を支持し、上下移動自在に設けられた空圧シリンダ(3)と、
    前記空圧シリンダ(3)内にピストン(4)が挿入され、前記空圧シリンダ(3)と前記ピストン(4)との微小隙間(3d)に空圧シリンダの内部の圧縮空気を送り込んで形成した空気静圧軸受(6)と、
    前記ピストン(4)の上端部に接続されたシリンダロッド(5)と、
    前記シリンダロッド(5)の先端部を支持するサドル(25)と、から構成され、
    前記ピストン(4)の中央部近傍の上側にはリング溝(4d)が形成され、このリング溝(4d)には軸方向に向かって前記空気静圧軸受(6)用空気の排気孔(4e)が設けられており、前記ピストン(4)の下面から前記排気孔(4e)へ貫通する排気孔(4f)が設けられ、その排気孔(4f)は、バルブ(9g)に接続されており、
    前記ピストン(4)に圧縮側となる空圧シリンダの内部に繋がる複数個の空気流通孔(4a)が設けられ、前記リング溝(4d)の下側で前記ピストン(4)の外周部にそれぞれの空気流入孔(4a)と貫通する静圧ノズル(4b)が設けられた
    ことを特徴とする工作機械(20)の空気静圧バランサ(10)。
  2. 前記シリンダロッド(5)の先端部を球面軸受(5a)で支持した
    ことを特徴とする請求項1に記載の工作機械(20)の空気静圧バランサ(10)。
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