JP2010011713A - パルス出力回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力パルス波形の周期を変更する際、リロード動作のタイミングを考慮せずに、出力パルス波形の周期を変更することができるパルス出力回路を提供する。
【解決手段】本発明のパルス出力回路は、周期的に出力されるタイミング信号を生成するタイミング信号生成手段と、所定数の出力端のそれぞれに対応するパルス波形データを保持する、複数の波形制御設定レジスタと、波形制御設定レジスタの選択順序を保持する選択制御設定レジスタと、タイミング信号を受信する毎に、選択順序に基づいて複数の波形制御設定レジスタの中から1つを選択するための波形選択信号を出力する波形選択制御部と、波形選択信号に基づいて複数の波形制御設定レジスタの中から1つを選択し、選択した波形制御設定レジスタのパルス波形データを、所定数の出力端からパルス出力する出力波形設定回路とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、パルス出力回路に関し、より特定的には、出力パルス波形の周期を変更可能なパルス出力回路に関する。
近年、半導体集積回路の周辺機器の一部である超音波モータやステッピングモータを駆動するためのパルス出力回路が数多く提供されている。このようなパルス出力回路は、カウンタと、リロードレジスタと、コンペアレジスタと、ステートマシンと、パルス出力部とから構成されている。カウンタは、出力パルスの周期や出力パルス波形の生成において時間を計測する。コンペアレジスタは、カウンタの値との比較により特定のタイミングを生成するための比較値の設定を行う。これにより、カウンタの周期が設定されている。ステートマシンは、カウンタの周期およびカウンタとの比較により生成されたタイミングを用いてパルス生成を行う。パルス出力部は、ステートマシンにより生成されたパルスの出力を行う。このような従来技術におけるパルス出力回路は、例えば、特許文献1に記載されている。
特開平6−90595号公報
しかしながら、上述した従来技術におけるパルス出力回路の構成では、リロード/コンペアタイマによりステートマシンを制御している。従って、出力パルス波形の周期を変更する際には、リロード動作時にリロードレジスタとコンペアレジスタとの読み出しを行うため、リロード動作のタイミングを考慮して、当該レジスタを書き換えなければ、所望の出力パルスを生成することができないという問題があった。
それ故に、本発明の目的は、出力パルス波形の周期を変更する際、リロード動作のタイミングを考慮せずに、出力パルス波形の周期を変更することができるパルス出力回路を提供することである。
上記目的を達成させるために、本発明の半導体装置は、予め設定されたパルス波形データに基づいて、所定数の出力端からパルス出力を行うパルス出力回路であって、周期的に出力されるタイミング信号を生成するタイミング信号生成手段と、所定数の出力端のそれぞれに対応するパルス波形データを保持する、複数の波形制御設定レジスタと、波形制御設定レジスタの選択順序を保持する選択制御設定レジスタと、タイミング信号を受信する毎に、選択順序に基づいて複数の波形制御設定レジスタの中から1つを選択するための波形選択信号を出力する波形選択制御部と、波形選択信号に基づいて複数の波形制御設定レジスタの中から1つを選択し、選択した波形制御設定レジスタのパルス波形データを、所定数の出力端からパルス出力する出力波形設定回路とを備える。
好ましくは、タイミング信号生成手段は、カウントクロックによってカウントアップされるカウンタと、カウンタと比較する所定の設定値を保持する期間設定レジスタとを備え、カウンタが所定の設定値に到達した場合、タイミング信号を生成することを特徴とする。
また、好ましくは、波形制御設定レジスタは、タイミング信号の生成する周期を決定する期間設定データを保持し、タイミング信号生成手段は、カウントクロックによってカウントアップされるカウンタと、カウンタと比較するそれぞれ異なる所定の設定値を保持する複数の期間設定レジスタと、選択された波形制御設定レジスタの期間設定データに基づいて1つの期間設定レジスタを選択する期間設定選択回路とを備え、カウンタが選択された期間設定レジスタに保持された所定の設定値に到達した場合、タイミング信号を生成することを特徴とする。
上述のように、本発明におけるパルス出力回路によれば、タイミング信号に基づいてパルス波形を生成するため、出力パルス波形の周期を変更する際、リロード動作のタイミングを考慮せずに、出力パルス波形の周期を変更することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るパルス出力回路100を示す図である。図1において、パルス出力回路100は、タイミング信号生成手段101と、制御手段102と、パルス出力部107とから構成されている。なお、制御手段102は、選択制御設定レジスタ103と、波形選択制御部104と、波形制御設定レジスタ105と、出力波形設定回路106とから構成されている。
タイミング信号生成手段101は、周期的に出力されるタイミング信号を生成し、波形選択制御部104に送信する。波形選択制御部104は、タイミング信号を受信する毎に、選択制御設定レジスタ103に保持されている波形制御設定レジスタ105の選択順序に基づいて、複数の波形制御設定レジスタ105のうち、1つの波形制御設定レジスタ105を選択する。ここで、各波形制御設定レジスタ105は、所定数の出力端のそれぞれに対応するパルス波形データを保持している。出力波形設定回路106は、選択された波形制御設定レジスタ105に保持されているパルス波形データを、パルス出力部107に設定する。パルス出力部107は、出力波形設定回路106によって設定されたパルス波形データを、所定数の出力端からパルス出力する。
なお、出力波形設定回路106には、パルス出力部107の機能が含まれていてもよい。また、出力波形設定回路106は、選択された波形制御設定レジスタ105に保持されているパルス波形データを、直接、所定数の出力端からパルス出力しても構わない。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るパルス出力回路100におけるパルス出力を示す図である。図2において、タイミング信号生成手段101がタイミング信号を出力するタイミングを順にt0〜t7とし、パルス出力部107のパルスを出力する4つの出力端をパルス出力端0〜3とする。また、制御手段102は、4つの波形制御設定レジスタ105を備えるものとし、それぞれ第1〜4の波形制御設定レジスタ0〜3とする。波形選択制御部104は、選択制御設定レジスタ103に設定された選択順(0→1→2→3→2→1→0→1)に基づいて、第1〜4の波形制御設定レジスタ0〜3を選択する。
タイミングt0においては、第1の波形制御設定レジスタ0の設定値「0×01」に基づいて、パルス出力端0〜3は、「0001」となる。
タイミングt1においては、第2の波形制御設定レジスタ1の設定値「0×02」に基づいて、パルス出力端0〜3は、「0010」となる。
タイミングt2においては、第3の波形制御設定レジスタ2の設定値「0×03」に基づいて、パルス出力端0〜3は、「0011」となる。
タイミングt3においては、第4の波形制御設定レジスタ3の設定値「0×04」に基づいて、パルス出力端0〜3は、「0100」となる。
タイミングt4においては、第3の波形制御設定レジスタ2の設定値「0×03」に基づいて、パルス出力端0〜3は、「0011」となる。
タイミングt5においては、第2の波形制御設定レジスタ1の設定値「0×02」に基づいて、パルス出力端0〜3は、「0010」となる。
タイミングt6においては、第1の波形制御設定レジスタ0の設定値「0×01」に基づいて、パルス出力端0〜3は、「0001」となる。
タイミングt7においては、第2の波形制御設定レジスタ1の設定値「0×02」に基づいて、パルス出力端0〜3は、「0010」となる。
以上のように、本発明の第1の実施形態に係るパルス出力回路100によれば、タイミング信号生成手段101からのタイミング信号を受信する毎に、波形選択制御部104が選択制御設定レジスタ103の設定値に基づいて波形制御設定レジスタ105を選択し、出力波形設定回路106が選択された波形制御設定レジスタ105に保持されているパルス波形データを、パルス出力部107に設定し、パルス出力部107がパルス出力をする。従って、本発明の第1の実施形態に係るパルス出力回路100によれば、出力パルスの周期変更時に、リロード動作のタイミングを考慮せずに、出力パルスの周期変更設定を可能とすることができる。
なお、本発明の第1の実施形態に係るパルス出力回路100によれば、従来、リロード動作のタイミングを監視するために必要であった処理が削減できるため、システム全体の処理負荷を軽減することもできる。さらには、パルス出力回路100の出力端に対して、1対1でパルス波形データを設定可能な波形制御設定レジスタ105を備えることによって、パルス出力回路100の出力端における任意の組み合わせによるパルス出力ができる。
また、タイミング信号生成手段101におけるタイミング信号を出力する周期は、制御手段102によって制御されていても構わない。例えば、制御手段102が、レジスタに格納されている所定の設定値を参照し、タイミング信号生成手段に通知することが考えられる。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態に係るパルス出力回路200を示す図である。図3において、パルス出力回路200は、期間設定レジスタ201と、カウンタ202と、選択制御設定レジスタ203と、波形選択制御部204と、波形制御設定レジスタ205と、出力波形設定回路206と、パルス出力部207と、制御レジスタ208と、割込み制御部209とから構成される。
期間設定レジスタ201は、期間設定レジスタ201の設定値とカウンタ202の値とを比較し、カウンタ202の値が期間設定レジスタ201の設定値に到達した場合は、カウンタクリア信号S10を出力する。カウンタクリア信号S10がカウンタ202に入力されることによって、カウンタ202の値は0にクリアされる。さらに、カウンタクリア信号S10は波形選択制御部204に入力され、波形選択制御部204は、選択制御設定レジスタ203の設定に基づいて波形選択信号S20を出力波形設定回路206に出力する。出力波形設定回路206は、波形選択制御部204からの波形選択信号S20に基づいて、波形制御設定レジスタ205のパルス波形データを選択し、パルス出力部207にパルス波形データを設定する。パルス出力部207は、設定されたパルス波形データをパルス出力する。
ここで、本実施形態においては、パルス出力部207は5つの出力端を設けているのに対して、波形制御設定レジスタ205は8つ設けられており、8種類のパルス波形データを保持できるようになっている。
以下に、パルス出力部207の5つの出力端からのパルス出力について説明する。図4は、図3に示した各レジスタの構成を示す図である。図4に示すように、制御レジスタ208と、期間設定レジスタ201と、波形制御設定レジスタ205と、選択制御設定レジスタ203とは、16ビットのレジスタである。
制御レジスタ208における「ON」は、カウントアップ許可を示すビットであり、「ODR」は、波形選択制御部204が制御する波形制御設定レジスタ205の読み込み順序を示すビットであり、「IEN」は、カウンタクリア信号S10の出力による割込みフラグ要求ビットである。割込み制御部209は、制御レジスタ208の割込みフラグ要求ビットを参照し、MPU210に指示を送る。
期間設定レジスタ201における「CMP」は、期間設定レジスタ201の設定値とカウンタ202の値との比較を示すビットである。図4に示す「CMP」は、期間設定レジスタ201による比較が、常に実施されることを示している。
波形制御設定レジスタ205における「WAVE」は、パルス出力部207の出力端毎の出力状態を示すビットである。
選択制御設定レジスタ203における「WNUM」は、本実施形態における8つの波形制御設定レジスタ205のうち、いくつの設定を有効とするかを示すビットである。
波形選択制御部204は選択制御設定レジスタ203によって有効とされた波形制御設定レジスタ205を順次選択する信号を生成する。
具体的には、8つの波形制御設定レジスタ205をそれぞれ第1〜8の波形制御設定レジスタ0〜7とする。図4に示すように、選択制御設定レジスタ203により、4つの波形制御設定レジスタが有効とされ、制御レジスタ208の「ODR」が0と設定されている場合には、波形選択制御部204は、第1の波形制御設定レジスタ0→第2の波形制御設定レジスタ1→第3の波形制御設定レジスタ2→第4の波形制御設定レジスタ3→第1の波形制御設定レジスタ0→…(以降繰り返し)という順で波形選択信号S20を生成する。
一方、制御レジスタ208の「ODR」が1と設定されている場合には、波形選択制御部204は、第4の波形制御設定レジスタ3→第3の波形制御設定レジスタ2→第2の波形制御設定レジスタ1→第1の波形制御設定レジスタ0→第4の波形制御設定レジスタ3→…(以降繰り返し)という順に波形選択信号S20を生成する。
なお、カウンタ202の値をカウントアップさせるカウントクロックは、システムクロックだけではなく、分周クロック等を使用しても良い。
図5は、ステッピングモータの2相励磁方式におけるパルス出力を示す図である。図5において、カウンタ202のカウントアップにより、カウンタ202の値が期間設定レジスタ201の設定値に到達するタイミングを順にt0〜t7とし、パルス出力部207のパルスを出力する5つの出力端をパルス出力端0〜4とする。波形選択制御部204は、選択制御設定レジスタ203の設定値が「0×03」であることから、第1〜4の波形制御設定レジスタ0〜3が選択される波形選択信号S20を生成する。
ここで、制御レジスタ208の「ODR」が0である場合、波形選択制御部204は、0→1→2→3の順に波形選択信号S20を生成する。従って、タイミングt0〜t5においては、波形選択制御部204は、順に0→1→2→3→0→1となる波形選択信号S20を生成する。
一方、制御レジスタ208の「ODR」が1である場合、波形選択制御部204は、3→2→1→0の順に波形選択信号S20を生成する。従って、タイミングt6〜t7においては、波形選択制御部204は、タイミングt5の信号「1」状態から、順に、(1→)0→3となる波形選択信号S20を生成する。
このように生成された波形選択信号S20(0→1→2→3→0→1→0→3)に基づいて、出力波形設定回路206は、各波形制御設定レジスタからパルス波形データを選択し、パルス出力部207は、設定されたパルス波形データを出力端からパルス出力する。
タイミングt0においては、第1の波形制御設定レジスタ0の設定値「0×03」に基づいて、パルス出力端0〜4は、「11000」となる。
タイミングt1においては、第2の波形制御設定レジスタ1の設定値「0×06」に基づいて、パルス出力端0〜4は、「01100」となる。
タイミングt2においては、第3の波形制御設定レジスタ2の設定値「0×0c」に基づいて、パルス出力端0〜4は、「00110」となる。
タイミングt3においては、第4の波形制御設定レジスタ3の設定値「0×09」に基づいて、パルス出力端0〜4は、「10010」となる。
タイミングt4においては、第1の波形制御設定レジスタ0の設定値「0×03」に基づいて、パルス出力端0〜4は、「11000」となる。
タイミングt5においては、第2の波形制御設定レジスタ1の設定値「0×06」に基づいて、パルス出力端0〜4は、「01100」となる。
タイミングt6においては、第1の波形制御設定レジスタ0の設定値「0×03」に基づいて、パルス出力端0〜4は、「11000」となる。
タイミングt7においては、第4の波形制御設定レジスタ3の設定値「0×09」に基づいて、パルス出力端0〜4は、「10010」となる。
図6は、ステッピングモータの1相励磁方式におけるパルス出力を示す図である。図6においても、図5と同様の手順によってパルス出力される。図6において、制御レジスタ208の「ODR」が、タイミングt0〜t6において0であり、タイミングt7において1であるため、波形選択信号S20は、順に0→1→2→3→0→1→2→1となっている。従って、当該波形選択信号S20(0→1→2→3→0→1→2→1)に基づいて、出力波形設定回路206は、各波形制御設定レジスタからパルス波形データを選択し、パルス出力部207は、設定されたパルス波形データを出力端からパルス出力する。
タイミングt0においては、第1の波形制御設定レジスタ0の設定値「0×01」に基づいて、パルス出力端0〜4は、「10000」となる。
タイミングt1においては、第2の波形制御設定レジスタ1の設定値「0×02」に基づいて、パルス出力端0〜4は、「01000」となる。
タイミングt2においては、第3の波形制御設定レジスタ2の設定値「0×04」に基づいて、パルス出力端0〜4は、「00100」となる。
タイミングt3においては、第4の波形制御設定レジスタ3の設定値「0×08」に基づいて、パルス出力端0〜4は、「00010」となる。
タイミングt4においては、第1の波形制御設定レジスタ0の設定値「0×01」に基づいて、パルス出力端0〜4は、「10000」となる。
タイミングt5においては、第2の波形制御設定レジスタ1の設定値「0×02」に基づいて、パルス出力端0〜4は、「01000」となる。
タイミングt6においては、第3の波形制御設定レジスタ2の設定値「0×04」に基づいて、パルス出力端0〜4は、「00100」となる。
タイミングt7においては、第2の波形制御設定レジスタ1の設定値「0×02」に基づいて、パルス出力端0〜4は、「01000」となる。
以上のように、本発明の第2の実施形態に係るパルス出力回路200によれば、カウンタの値を期間設定レジスタの設定値と比較することによって波形選択信号を生成するため、期間設定レジスタの設定値に基づいて出力パルスの周期が決定される。従って、本発明の第2の実施形態に係るパルス出力回路200によれば、出力パルスの周期変更時に、リロード動作のタイミングを考慮せずに、出力パルスの周期変更設定を可能とすることができる。
なお、本発明の第2の実施形態に係るパルス出力回路200によれば、従来、リロード動作のタイミングを監視するために必要であった処理が削減できるため、システム全体の処理負荷を軽減することもできる。さらには、パルス出力回路200の出力端に対して、1対1でパルス波形データを設定可能な波形制御設定レジスタ205を備えることによって、パルス出力回路200の出力端における任意の組み合わせによるパルス出力ができる。
なお、出力波形設定回路206には、パルス出力部207の機能が含まれていてもよい。また、出力波形設定回路206は、選択された波形制御設定レジスタ205に保持されているパルス波形データを、直接、所定数の出力端からパルス出力しても構わない。
なお、図3にMPU210を示しているが、これはパルス出力回路200を含むシステムを制御する手段の一例であり、MPUの使用に限定するものではない。
(第3の実施形態)
図7は、本発明の第3の実施形態に係るパルス出力回路300を示す図である。図7において、パルス出力回路300は、期間設定レジスタ301と、カウンタ302と、選択制御設定レジスタ303と、波形選択制御部304と、波形制御設定レジスタ305と、出力波形設定回路306と、パルス出力部307と、制御レジスタ308と、割込み制御部309と、期間設定選択回路311とから構成される。
期間設定選択回路311は、期間設定選択回路311が選択した期間設定レジスタ301の設定値とカウンタ302の値とを比較し、カウンタ302の値が当該期間設定レジスタ301の設定値に到達した場合は、カウンタクリア信号S11を出力する。なお、期間設定選択回路311は、出力波形設定回路306からの期間設定選択信号S31に基づいて、期間設定レジスタ301の設定値を選択する。出力波形設定回路306からの期間設定選択信号S31については、後述する。
カウンタクリア信号S11は、カウンタ302に入力されることによって、カウンタ302の値は0にクリアされる。さらに、カウンタクリア信号S11は波形選択制御部304に入力され、波形選択制御部304は、選択制御設定レジスタ303の設定に基づいて波形選択信号S21を出力波形設定回路306に出力する。出力波形設定回路306は、波形選択制御部304からの波形選択信号S21に基づいて、波形制御設定レジスタ305からパルス波形データを選択し、パルス出力部307にパルス波形データを設定する。パルス出力部307は、設定されたパルス波形データをパルス出力する。
ここで、本実施形態においては、パルス出力部307は4つの出力端を設けているのに対して、波形制御設定レジスタ305は8つ設けられており、8種類のパルス波形データを保持できるようになっている。
以下に、パルス出力部307の4つの出力端からのパルス出力について説明する。図8は、図7に示した各レジスタの構成を示す図である。図8に示すように、制御レジスタ308と、期間設定レジスタ301と、波形制御設定レジスタ305と、選択制御設定レジスタ303とは、16ビットのレジスタである。
制御レジスタ308における「ON」は、カウントアップ許可を示すビットであり、「ODR」は、波形選択制御部304が制御する波形制御設定レジスタ305の読み込み順序を示すビットである。
期間設定レジスタ301における「CMP」は、期間設定選択回路311が選択した期間設定レジスタ301の設定値とカウンタ302の値との比較を示すビットである。図8に示す「CMP」は、期間設定選択回路311による比較が、常に実施されることを示している。
波形制御設定レジスタ305における「WAVE」は、パルス出力部307の出力端毎の出力状態を示すビットであり、「CSEL」は、期間設定レジスタ301を選択するビットであり、「IEN」は、カウンタクリア信号S11の出力による割込みフラグ要求ビットである。出力波形設定回路306が、波形制御設定レジスタ305の割込みフラグ要求ビットを参照し、割込み許可信号S41を割込み制御部309に送信する。割込み制御部309は、入力された割込み許可信号S41に基づいてMPU310に指示を送る。
選択制御設定レジスタ303における「WNUM」は、本実施形態における8つの波形制御設定レジスタ305のうち、いくつの設定を有効とするかを示すビットである。
波形選択制御部304は選択制御設定レジスタ303によって有効とされた波形制御設定レジスタ305を順次選択する信号を生成する。
具体的には、8つの波形制御設定レジスタ305をそれぞれ第1〜8の波形制御設定レジスタ0〜7とする。図8に示すように、選択制御設定レジスタ303により、4つの波形制御設定レジスタが有効とされ、制御レジスタ308の「ODR」が0と設定されている場合には、波形選択制御部304は、第1の波形制御設定レジスタ0→第2の波形制御設定レジスタ1→第3の波形制御設定レジスタ2→第4の波形制御設定レジスタ3→第1の波形制御設定レジスタ0→…(以降繰り返し)という順で波形選択信号S21を生成する。
一方、制御レジスタ308の「ODR」が1と設定されている場合には、波形選択制御部304は、第4の波形制御設定レジスタ3→第3の波形制御設定レジスタ2→第2の波形制御設定レジスタ1→第1の波形制御設定レジスタ0→第4の波形制御設定レジスタ3→…(以降繰り返し)という順に波形選択信号S21を生成する。
また、出力波形設定回路306は、波形選択制御部304からの波形選択信号S21に基づいて第1〜8の波形制御設定レジスタ0〜7からパルス波形データを選択する。この際、出力波形設定回路306は、選択された波形制御設定レジスタの「CSEL」に基づいて期間設定選択信号S31を生成し、期間設定選択回路311へ送信する。期間設定選択回路311は、送信された期間設定選択信号S31に基づいて、本実施形態では2つある期間設定レジスタ301の設定値のうち1つを選択する。
なお、カウンタ302の値をカウントアップさせるカウントクロックは、システムクロックだけではなく、分周クロック等を使用しても良い。
図9は、ステッピングモータの1相励磁方式におけるパルス出力を示す図である。図9において、カウンタ302のカウントアップにより、カウンタ302の値が期間設定レジスタ301の設定値に到達するタイミングを順にt0〜t7とし、パルス出力部207のパルスを出力する5つの出力端をパルス出力端0〜4とする。ここで、期間設定レジスタ301は2つの設定値を有しており、2つの設定値は、それぞれ第1の期間設定レジスタ0および第2の期間設定レジスタ1に格納されている。期間設定選択回路311は、カウンタ302の値と、第1の期間設定レジスタ0に格納された設定値または第2の期間設定レジスタ1に格納された設定値のいずれかとを比較する。このように、本実施形態に係るパルス出力回路300は、期間設定レジスタ301の設定値が動的に選択されるという点で、本発明の第2の実施形態に係るパルス出力回路200と異なる。
波形選択制御部304は、選択制御設定レジスタ303の設定値が「0×03」であることから、第1〜4の波形制御設定レジスタ0〜3が選択される波形選択信号S21を生成する。制御レジスタ308の「ODR」が、タイミングt0〜t5において0であり、タイミングt6〜t7において1であるため、波形選択信号S21は、順に0→1→2→3→0→1→0→3となっている。従って、当該波形選択信号S21(0→1→2→3→0→1→0→3)に基づいて、出力波形設定回路306は、各波形制御設定レジスタからパルス波形データを選択し、パルス出力部307は、出力端からパルス出力する。
タイミングt0においては、第1の波形制御設定レジスタ0の設定値「0×0001」に基づいて、パルス出力端0〜3は「1000」となり、期間設定選択信号S31は「0」であるため、期間設定選択回路311は第1の期間設定レジスタ0を選択する。
タイミングt1においては、第2の波形制御設定レジスタ1の設定値「0×0002」に基づいて、パルス出力端0〜3は「0100」となり、期間設定選択信号S31は「0」であるため、期間設定選択回路311は第1の期間設定レジスタ0を選択する。
タイミングt2においては、第3の波形制御設定レジスタ2の設定値「0×0004」に基づいて、パルス出力端0〜3は「0010」となり、期間設定選択信号S31は「0」であるため、期間設定選択回路311は第1の期間設定レジスタ0を選択する。
タイミングt3においては、第4の波形制御設定レジスタ3の設定値「0×0108」に基づいて、パルス出力端0〜3は「0001」となり、期間設定選択信号S31は「1」であるため、期間設定選択回路311は第2の期間設定レジスタ1を選択する。
ここで、期間設定選択回路311が第2の期間設定レジスタ1を選択することによって、次のタイミングt4において、カウンタ302の値は第2の期間設定レジスタ1の設定値までカウントアップされる。従って、タイミングt4は、これまでのタイミングt0〜t3の周期とは異なる。
タイミングt4においては、第1の波形制御設定レジスタ0の設定値「0×0001」に基づいて、パルス出力端0〜3は「1000」となり、期間設定選択信号S31は「0」であるため、期間設定選択回路311は第1の期間設定レジスタ0を選択する。ここで、タイミングt5は、タイミングt0〜t3の周期に戻ることになる。
タイミングt5においては、第2の波形制御設定レジスタ1の設定値「0×0002」に基づいて、パルス出力端0〜3は「0100」となり、期間設定選択信号S31は「0」であるため、期間設定選択回路311は第1の期間設定レジスタ0を選択する。
タイミングt6においては、第1の波形制御設定レジスタ0の設定値「0×0001」に基づいて、パルス出力端0〜3は「1000」となり、期間設定選択信号S31は「0」であるため、期間設定選択回路311は第1の期間設定レジスタ0を選択する。
タイミングt7においては、第4の波形制御設定レジスタ3の設定値「0×0108」に基づいて、パルス出力端0〜3は「0001」となり、期間設定選択信号S31は「1」であるため、期間設定選択回路311は第2の期間設定レジスタ1を選択する。
ここで、再び期間設定選択回路311が第2の期間設定レジスタ1を選択することによって、次のタイミングにおける周期を変更している。
このように、波形制御設定レジスタの「CSEL」によって、期間設定選択回路311が期間設定レジスタの設定値を選択し、カウンタクリア信号S11を送信するタイミングを動的に変更している。これにより、出力パルスの周期が変更されることになる。
以上のように、本発明の第3の実施形態に係るパルス出力回路300によれば、カウンタの値を期間設定レジスタの設定値と比較することによって波形選択信号を生成するため、期間設定レジスタの設定値に基づいて出力パルスの周期が決定される。さらに、本発明の第3の実施形態に係るパルス出力回路300は、複数の期間設定レジスタの設定値を備えており、当該設定値を動的に選択することによって、出力パルスの周期変更を可能としている。従って、本発明の第3の実施形態に係るパルス出力回路300によれば、出力パルスの周期変更時に、リロード動作のタイミングを考慮せずに、出力パルスの周期変更設定を可能とすることができる。
なお、出力波形設定回路306には、パルス出力部307の機能が含まれていてもよい。また、出力波形設定回路306は、選択された波形制御設定レジスタ305に保持されているパルス波形データを、直接、所定数の出力端からパルス出力しても構わない。
なお、図7にMPU310を示しているが、これはパルス出力回路300を含むシステムを制御する手段の一例であり、MPUの使用に限定するものではない。
本発明のパルス出力回路は、パルス出力に係る制御を簡単化することができ、パルス出力の設定に係るシステム負荷を軽減することができる効果、および任意の組み合わせパルス出力を可能にする効果を有し、PWM(Pulse Width Modulation)により制御する手法が多用されるモータ制御等に用いるパルス出力回路として有用である。
本発明の第1の実施形態に係るパルス出力回路100を示す図 本発明の第1の実施形態に係るパルス出力回路100における出力パルスを示す図 本発明の第2の実施形態に係るパルス出力回路200を示す図 図3に示した各レジスタの構成を示す図 本発明の第2の実施形態に係るパルス出力回路200のステッピングモータの2相励磁方式におけるパルス出力を示す図 本発明の第2の実施形態に係るパルス出力回路200のステッピングモータの1相励磁方式におけるパルス出力を示す図 本発明の第3の実施形態に係るパルス出力回路300を示す図 図7に示した各レジスタの構成を示す図 本発明の第3の実施形態に係るパルス出力回路300のステッピングモータの1相励磁方式におけるパルス出力を示す図
符号の説明
101 タイミング信号生成手段
102 制御手段
103、203、303 選択制御設定レジスタ
104、204、304 波形選択制御部
105、205、305 波形制御設定レジスタ
106、206、306 出力波形設定回路
107、207、307 パルス出力部
100、200、300 パルス出力回路
201、301 期間設定レジスタ
202、302 カウンタ
208、308 制御レジスタ
209、309 割込み制御部
210、310 MPU
311 期間設定選択回路
S10、S11 カウンタクリア信号
S20 波形選択信号
S31 期間設定選択信号
S41 割込み許可信号

Claims (3)

  1. 予め設定されたパルス波形データに基づいて、所定数の出力端からパルス出力を行うパルス出力回路であって、
    周期的に出力されるタイミング信号を生成するタイミング信号生成手段と、
    前記所定数の出力端のそれぞれに対応するパルス波形データを保持する、複数の波形制御設定レジスタと、
    前記波形制御設定レジスタの選択順序を保持する選択制御設定レジスタと、
    前記タイミング信号を受信する毎に、前記選択順序に基づいて前記複数の波形制御設定レジスタの中から1つを選択するための波形選択信号を出力する波形選択制御部と、
    前記波形選択信号に基づいて前記複数の波形制御設定レジスタの中から1つを選択し、前記選択した波形制御設定レジスタのパルス波形データを、前記所定数の出力端からパルス出力する出力波形設定回路とを備える、パルス出力回路。
  2. タイミング信号生成手段は、
    カウントクロックによってカウントアップされるカウンタと、
    前記カウンタと比較する所定の設定値を保持する期間設定レジスタとを備え、
    前記カウンタが前記所定の設定値に到達した場合、前記タイミング信号を生成することを特徴とする、請求項1に記載のパルス出力回路。
  3. 前記波形制御設定レジスタは、前記タイミング信号の生成する周期を決定する期間設定データを保持し、
    タイミング信号生成手段は、
    カウントクロックによってカウントアップされるカウンタと、
    前記カウンタと比較するそれぞれ異なる所定の設定値を保持する複数の期間設定レジスタと、
    前記選択された波形制御設定レジスタの期間設定データに基づいて1つの期間設定レジスタを選択する期間設定選択回路とを備え、
    前記カウンタが前記選択された期間設定レジスタに保持された所定の設定値に到達した場合、前記タイミング信号を生成することを特徴とする、請求項1に記載のパルス出力回路。
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