JP4378318B2 - 画像読取装置の駆動制御回路 - Google Patents

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Description

本発明は、画像センサにより原稿画像を1ラインずつ順次読取る画像読取装置の駆動を複数の制御信号を介して制御する画像読取装置の駆動制御回路に関するものである。
ディジタル複写機やスキャナには、画像を読取るための読取装置が備えられている。この種の画像読取装置は従来よりユニット化されており、たとえばCCDセンサ、周辺回路、レンズ、枠体などを含む光学的画像読取装置として構成される。また、CCDセンサの部分は密着形のリニアセンサとその周辺回路によって構成されることもある。
この種の画像読取装置によって読取られた画像データはアナログデータとして出力される。そして、たとえばディジタル複写機やスキャナにおいては、出力されるアナログ画像データは、演算増幅器(operational amplifier)で増幅され、A/D変換器によってディジタルデータに変換される。その後、劣化データの補正、階調処理、編集処理等の所定の画像処理が施される。
ところで、画像読取装置によって原稿を読取り、読取画像データを取り出すためには、一般に、次のような制御信号(駆動信号)を画像読取装置に入力する必要がある。
水平同期信号SH:画像読取装置の読取センサが光をデータとして蓄積する期間を決定するための信号
転送クロックφ1、φ2:蓄積したデータを読出すためのクロック
リセットパルスφRS:蓄積したデータをリセットするためのクロック
φCLP:アナログデータを安定して出力するためのクロック
等である。
上記の駆動信号は一例であり、筐体の配置、内部のCCDの製造メーカや型式によって、それら制御線の接続場所や駆動方法が異なっている場合が多い。
以上のように画像読取装置を駆動するためには複数の制御線が必要であり、従来から上記の各制御信号を出力する複数の制御端子を有する読取装置駆動回路を内蔵したIC(integrated circuit)が提供されている。この種のICでは、一定の周波数やタイミングを有する上記の各制御信号を固定的に出力するような構成(下記の図2)のものの他、また、設定レジスタへの制御データを変更することにより任意の制御信号を各制御端子から出力できるよう汎用化された構成も提案されている(下記の図3、あるいは特許文献1)。
特開2001−8103号公報
図1に画像読取装置を駆動するために必要な駆動信号(制御信号)の一例として、上記の、水平同期信号SH、転送クロックφ1およびφ2、リセットパルスφRS、クロックφCLPのタイミングを示す(以下では、まぎらわしい場合などを除きこれらの信号に関しては信号名を省略し上記の各参照符号のみを用いる場合がある)。
図1において、水平同期信号SHは一定周期のパルスであり、周期が長くなっている。転送クロックφ1とφ2は、周期、デューティとも同じであるが、位相が互いに反転しており、水平同期信号SHのHレベルの前後は特定の論理にマスクされている。リセットパルスφRSはφ1やφ2と周期や位相やデューティが異なり、クロックφCLPもその他の駆動信号とは異なった波形を出力する。また、各制御信号φRSとφCLPもφ1とφ2と同様に、SHのHレベルの前後は特定の論理にマスクされている。
従来、図1のような駆動信号を生成するためには、第一の従来例として、駆動信号一本一本について、専用のクロックを生成するためのクロック生成器が内蔵されたパターンジェネレータが必要であった。
図2は画像読取装置駆動回路の第一の従来例を示すブロック図である。
図2において符号200は従来の画像読取装置駆動回路を内蔵したICの内部である。画像読取装置駆動回路200には、各制御信号SH、φ1およびφ2、φRS、φCLPを出力するためのパターンジェネレータ202,203...206が5個内蔵されている。それぞれのパターンジェネレータは、各制御信号SH、φ1、φ2、φRS、φCLPを出力する役割が決まっており、予め決められた周期、デューティ、位相で信号がICの出力端子から出力される。
このような固定条件の周波数/タイミングの制御信号を出力する構成は、回路規模が小さくて済む利点がある。しかしながら、駆動回路作成後のタイミングの微調整が困難である、また読取装置のラインアップを増やす際、画像読取装置が変わる度に駆動回路も変更する必要があり、各出力端子の機能もSH、φ1、φ2、φRS、φCLPと役割が固定的に決まっているために、ICを実装する基板の配置、配線パターンによって、不用意に配線パターンやケーブルが交差し、不要輻射や外来ノイズの影響を受けやすくなる、などの問題を生じる場合があった。
図3は画像読取装置駆動回路の第二の従来例を示すブロック図である。
図3において符号300は従来の画像読取装置駆動回路を内蔵したICの内部構造を示している。画像読取装置駆動回路300には、パターンジェネレータ302,303…306と同一のパターンジェネレータが5個内蔵されている。それぞれのパターンジェネレータからは1本の信号が出力され、ICの出力端子から出力される。それぞれのパターンジェネレータ302,303…306は、シフトレジスタ等のクロック生成器307、タイマーカウンタなどから構成された出力制御部308を有し、外部インターフェースからの操作によって設定レジスタ309を設定することによって、任意の周期、任意の位相、任意のデューティのクロックを、任意の区間出力することが可能となっている。これによって、第一の従来例の短所であった、タイミングの微調整も可能になり、また製品のラインアップを増やすために画像読取装置が変わっても駆動信号や出力端子機能を変え、対応することが可能となった。
しかしながら、この第二の従来例の場合は、クロック生成器(シフトレジスタ)と出力制御(タイマーカウンタ)が各制御信号のパターンジェネレータに必要であり、回路規模の増大を招き、コスト面等において不利であり、また、このような構成では、通常、各制御信号のパターンジェネレータは各制御信号の生成に都合がよいように構成されるため、依然として各制御信号の出力端子は固定的に定められており、たとえば製品仕様に応じて各制御信号の出力端子を自由に選択することはできなかった。
本発明の課題は、上記の問題を解決し、回路規模の小さい簡単安価な構成により、タイミングの微調整や、画像読取装置を制御する各制御信号の出力端子の選択の自由を保証でき、様々な画像読取装置に対応できる画像読取装置の駆動制御回路を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明においては、画像センサにより原稿画像を1ラインずつ順次読取る画像読取装置複数の異なる制御信号を用いて制御する画像読取装置の駆動制御回路であって、複数の異なるクロックを生成するクロック生成器と、前記原稿画像の1ラインの読取処理期間中に所定の区間だけ信号が変化する区間信号を複数生成する区間信号生成器と、前記クロック生成器から出力される複数のクロックの中から1本を選択するクロックセレクタを複数と、前記区間信号生成器から出力される複数の区間信号の中から1本を選択する区間信号セレクタを複数と、前記複数のクロックセレクタでそれぞれ選択された複数のクロック前記複数の区間信号セレクタでそれぞれ選択された複数の区間信号の論理組み合わせる論理回路とを有し前記複数の異なる制御信号のうち何れの制御信号でも生成可能で、前記1ラインの読取処理時間中に周波数が変化する1本の前記制御信号を生成する信号生成回路を複数と、前記複数の信号生成回路の出力を前記駆動制御回路から各々出力する複数の端子とを有し、前記複数の信号生成回路により、前記複数の異なる制御信号を生成する構成を採用した。
上記構成によれば、クロック生成手段をそれぞれ複数のクロックセレクタと区間信号セレクタに分け、これら複数のクロックセレクタと区間信号セレクタを用いてクロック生成器の出力するクロックから1ラインの読取処理時間中に周波数が変化する画像読取装置の制御信号を生成する汎用的な構成を採用しているので、回路規模の小さい簡単安価な構成により、タイミングの微調整や、画像読取装置を制御する各制御信号の出力端子の選択の自由を保証でき、様々な画像読取装置に対応できる優れた画像読取装置の駆動制御回路を提供することができる。
以下、本発明を採用した画像読取装置駆動回路の実施例を説明する。以下の実施例においても、従来例と同様に画像読取装置を制御する制御信号として水平同期信号SH、転送クロックφ1およびφ2、リセットパルスφRS、クロックφCLPを出力する画像読取装置駆動回路を例示する。
図4は、本発明を採用した画像読取装置駆動回路の構成を示している。図1に示した波形を出力するために必要な回路が設けられている。図4の画像読取装置駆動回路400は、たとえばICなどの形態に集積化される。図4の画像読取装置駆動回路400には次のような、回路が含まれている。
符号403は設定レジスタであり、以下で述べる信号生成に必要な各種の設定値を外部のインターフェースから任意に書き込み、記憶できるようになっている。
符号401はクロック生成回路であり、本実施例では4本のクロック417を生成することができ、それらの周波数、デューティは設定レジスタ403に設定値によって可変となっている。クロック生成回路401の内部は、主に4本のシフトレジスタ419で構成され、予め「0」又は「1」に設定された複数のレジスタ出力値が順次シフトを繰り返し、特定のシフトレジスタ419の出力値がクロックとしてクロック生成回路から出力されるようになっている。このような構成により、様々な周期、様々なデューティのクロックを生成することができる。
符号402は区間生成回路であり、本実施例では2本の区間信号418を生成することができる。区間生成回路402の内部は、主に1個のタイマーカウンタ回路420と2個の比較器421(比較器1および比較器2)で構成され、タイマーカウンタ回路420によって得られるタイマーカウンタ値が、それぞれの比較器421に入力される。
区間信号418は、画像のサイズと読取る解像度に対応して決まる1ラインの読取処理時間の間の所定区間のみ図1の各制御信号を変化(出力)させるためのものである。図11の各制御信号を生成するには、1ラインの読取処理時間中に1つの水平同期区間と、これに続く区間(画像読取りおよびデータ転送時間)からなる2つの区間が必要である。
1ラインの読取処理時間中において図1の各制御信号を変化(出力)させる所定区間を決定するためには、区間生成回路402のタイマーカウンタ回路420、および2個の比較器421(比較器1および比較器2)が用いられる(ライン周期生成)。
2個の比較器421には、不図示の制御手段(主制御部など)により、設定レジスタ403を介して、画像のサイズと読取る解像度に対応して決定された1ラインの読取処理時間に応じて、該読取処理時間中の図1の各制御信号を変化(出力)させる所定区間の始めと終りのタイミングを定める区間スタート値および区間ストップ値が設定される。これら2個の比較器421は、タイマーカウンタ回路420のカウント値を区間スタート値および区間ストップ値と比較することにより、2本の区間信号418を生成する。
すなわち、比較器421では、タイマーカウント値と予め設定レジスタ403に設定した値(以下、区間スタート値と呼ぶ)と一致すると、区間生成信号の出力の論理が「1」になり、さらにそれぞれのタイマーカウント値が区間スタート値とは別の予め設定した値(以下、区間ストップ値と呼ぶ)と一致すると、区間生成信号の出力の論理が「0」に変化する。またタイマーカウンタ回路420は、一定周期で0にクリアされ、再びカウントアップを始める。
図7は区間生成回路402の動作をより詳細に示している。図7に示すように、タイマーカウンタ回路420は0から25までカウントアップし、再び0に戻って再びカウントアップする。区間信号1を生成するための比較器1には、タイマーカウンタのタイマカウント値と区間スタート値(1)と区間ストップ値(1)が入力される。タイマーカウント値は、区間スタート値(1)と常に比較され、一致すると区間信号1はハイレベルへ変化する。ここでは、区間スタート値(1)=1であるので、タイマーカウント値が1の時に信号がハイレベルに変化する。その後タイマーカウント値が区間ストップ値(1)と一致すると、区間信号1はローレベルへ変化する。ここでは、区間ストップ値(1)=3であるので、タイマーカウント値が3の時に信号がローレベルに変化する。比較器2も比較器1と同様であり、タイマーカウント値=区間スタート値(2)で区間信号2はハイレベルに変化し、タイマーカウント値=区間ストップ値(2)で区間信号2はローレベルに変化する。
再び図4において、符号404、405、406、407、408は信号生成回路であり、すべて同一の回路で構成されている。それぞれの信号生成回路404〜408の出力信号はそれぞれ画像読取装置駆動回路400を構成するICの端子1(409)、端子2(410)、端子3(411)、端子4(412)、端子5(413)から外部へ出力され、不図示の画像読取装置に入力される。
これら信号生成回路404〜408の内部は、主にクロックセレクタ414、区間セレクタ415、簡単な論理回路416から構成されている。
このうち、クロックセレクタ414は、4入力の中から任意の1つを出力するセレクタ回路として構成され、クロック生成回路401から出力された4本のクロック417の中から、予め設定されたセレクト信号の設定値に従って1本を出力するよう構成されている。
また区間セレクタ415は、2入力の中から任意の1つを出力するセレクタ回路として構成され、区間生成回路402から出力された2本の区間信号418の中から、予め設定されたセレクト信号の設定値に従って1本を出力する回路になっている。
論理回路416は、たとえば図5(1)に示すようにANDゲート511、512、NANDゲート513、インバータ514、ORゲート515から構成される。図5(1)の論理回路は、図5(2)に示す真理値表に示すように動作する。
クロックセレクタ414から出力された1本のクロックは、論理回路416の入力1(501)を介して、また区間セレクタ415から出力された1本の区間信号は、論理回路416の入力2(502)を介してANDゲート511に入力される。反転設定信号503を「0」にした場合、論理回路416に入力されたクロックと区間信号がANDゲート512を介してANDされ出力504から出力されるようになっている。反転設定信号501を「1」にした場合、回路413に入力されたクロックと区間信号はNANDゲート513を介してNANDされ出力503から出力される。
次に、図4に示した回路を用いて図1で示したような駆動信号を出力する手段について図6〜図11を用いて説明する。図6は、クロック生成器401が出力する4本のクロック417(クロック1〜4)の例を示している。
図6の例ではクロック1は、常に1を出力している。これは、前記のシフトレジスタ419の1本にすべて1を設定することで、デューティ100%のクロック、すなわち常に1の信号を生成している。
また、クロック2は、転送クロックφ1、φ2として出力するために必要な周波数、デューティをシフトレジスタ419に設定することにより出力される。
クロック3は、リセットパルスφRSとして出力するために必要な周波数、デューティをシフトレジスタ419に設定することにより出力される。
クロック4は、クロックφCLPとして出力するために必要な周波数、デューティをシフトレジスタ419に設定することにより出力される。
図7は、区間生成回路402の出力信号418を示している。前述のように、2個の比較器に対する設定値はそれぞれ区間スタート値(1)、区間ストップ値(1)と、区間スタート値(2)、区間ストップ値(2)である。前記のように区間信号1と区間信号2は、タイマーカウンタ回路によるタイマーカウント値と、比較器421に予め設定された区間スタート値、区間ストップ値によって生成される。
図8は、信号生成回路404が、図6で示したクロック及び、図7で示した区間信号を用いて、図1の水平同期信号SHを端子1へ出力する際の過程を示している。図8のクロックセレクタ出力は、信号生成回路404内部のクロックセレクタ414において、4本のクロック417の中から設定により選択した信号であり、ここでは図6のクロック1である。また図8の区間セレクタ出力は、信号生成回路404内部の区間セレクタにおいて、区間信号418の中から設定により選択した信号であり、ここでは図7の区間信号1である。これら2つのクロック1と区間信号1出力は、信号生成回路404内部の論理回路416に入力され、反転設定信号503を「0」に設定すると、論理回路416によって、図1のSHが端子1(408)から出力される。ここでは水平同期信号SHを端子1から出力する例を説明したが、信号生成回路405〜408を同様に設定することにより、他の端子2〜5(410〜413)のいずれからも水平同期信号SHを出力することができる。
図9は、信号生成回路405が、図6で示したクロック及び、図7で示した区間信号を用いて、図1の転送クロックφ1を端子2へ出力する際の過程を示した図である。図9のクロックセレクタ出力は、信号生成回路405内部のクロックセレクタにおいて、4本のクロック417の中から設定により選択した信号であり、ここでは図6のクロック2である。また図9の区間セレクタ出力は、信号生成回路405内部の区間セレクタにおいて、区間信号418の中から設定により選択した信号であり、ここでは図7の区間信号2である。これら2つのクロック2と区間信号2は、信号生成回路405内部の論理回路416に入力され、反転設定信号503を「0」に設定すると、論理回路416によって、図1のφ1が端子2(410)から出力される。ここでは転送クロックφ1を端子2から出力する例を説明したが、信号生成回路404、406〜408を同様に設定することにより、他の端子1、3〜5(409、411〜413)のいずれからも転送クロックφ1を出力することができる。
図10は、信号生成回路406が、図6で示したクロック及び、図7で示した区間信号を用いて、図1の転送クロックφ2を端子3へ出力する際の過程を示した図である。図10のクロックセレクタ出力は、信号生成回路406内部のクロックセレクタにおいて、4本のクロック417の中から設定により選択した信号であり、ここでは図6のクロック2である。また図10の区間セレクタ出力は、信号生成回路406内部の区間セレクタにおいて、区間信号418の中から設定により選択した信号であり、ここでは図7の区間信号2である。これら2つのクロック2と区間信号2は、信号生成回路406内部の論理回路416に入力され、反転設定信号503を「1」に設定すると、論理回路416によって、図1のφ2が端子3(411)から出力される。ここでは転送クロックφ2信号を端子3から出力する例を説明したが、信号生成回路404、405、407、408を同様に設定することにより、他の端子1、2、4、5(409、410、412、413)のいずれからも転送クロックφ2を出力することができる。
図11は、信号生成回路407が、図6で示したクロック及び、図7で示した区間信号を用いて、図1のリセットパルスφRSを端子4へ出力する際の過程を示した図である。図11のクロックセレクタ出力は、信号生成回路407内部のクロックセレクタにおいて、4本のクロック417の中から設定により選択した信号であり、ここでは図6のクロック3である。また図11の区間セレクタ出力は、信号生成回路407内部の区間セレクタにおいて、区間信号418の中から設定により選択した信号であり、ここでは図7の区間信号2である。これら2つのクロック3と区間信号2は、信号生成回路407内部の論理回路416に入力され、反転設定信号503を「0」に設定すると、論理回路416によって、図1のリセットパルスφRSが端子4(412)から出力される。ここではリセットパルスφRSを端子4から出力する例を説明したが、信号生成回路404〜406、408を同様に設定することにより、他の端子1〜3、5(409〜411、413)のいずれからもリセットパルスφRSを出力することができる。
図12は、信号生成回路408が、図6で示した4本のクロック及び、図7で示した2本の区間信号を用いて、図1のクロックφCLPを端子5へ出力する際の過程を示した図である。図12のクロックセレクタ出力は、信号生成回路408内部のクロックセレクタにおいて、4本のクロック417の中から設定により選択された信号であり、ここでは図6のクロック4である。また図12の区間セレクタ出力は、信号生成回路408内部の区間セレクタにおいて、区間信号418の中から設定により選択した信号であり、ここでは図7の区間信号2である。これら2つのクロック2と区間信号2は、信号生成回路408内部の論理回路416に入力され、反転設定信号503を「0」に設定すると、論理回路416によって、図1のφCLPが端子5(413)から出力される。ここではクロックφCLPを端子5から出力する例を説明したが、信号生成回路404〜407を同様に設定することにより、他の端子1〜4(409〜412)のいずれからもクロックφCLPを出力することができる。
以上のように、本実施例によれば、画像読取装置を駆動するために必要な制御信号を生成するためのクロック生成部を共有化することにより、水平同期信号SH、転送クロックφ1およびφ2、リセットパルスφRS、クロックφCLPの周波数やタイミングがプログラマブルであるにもかかわらず、各制御信号の生成に必要な回路の大部分を共有でき、構成を簡単安価にできる。また、画像読取装置の駆動制御回路を構成するICの信号出力は、端子番号に依存せず、ICが組み込まれる製品の配線パターンやケーブルの取り回しなどに応じて、設定次第で都合のよい端子から任意の制御信号を出力させることができる。
特に本実施例によれば、クロック生成手段をクロックセレクタと区間信号セレクタに分け、このクロックセレクタと区間信号セレクタを用いてクロック生成器の出力するクロックから画像読取装置を制御する制御信号を生成する汎用的な構成を採用しているので、回路規模の小さい簡単安価な構成により、タイミングの微調整や、画像読取装置を制御する各制御信号の出力端子の選択の自由を保証でき、様々な画像読取装置に対応できる、という優れた効果がある。
本実施例では、画像読取装置の光学読取素子の光蓄積期間と、読み取ったアナログデータの転送期間で異なる制御信号を用いる場合の構成を示す。
図13は、光学読取素子として用いられるCCDリニアセンサの光を蓄積する時間(以下、光蓄積時間)と、アナログデータを転送する時間(以下、データ転送時間)における駆動制御波形を示している。
図13の光蓄積時間では、転送クロックφ1、φ2、リセットパルスφRS、クロックφCLPは高い周波数で駆動され、一方、データ転送時間では、これらφ1、φ2、φRS、φCLPは光蓄積時間よりも低い周波数で駆動している。このようにデータ転送時間に低い周波数で駆動するのはCCDリニアセンサに接続されるA/D変換器の処理能力に合わせて転送クロックを生成する必要があるためである。反対に、光蓄積時間で駆動信号を高速に駆動する理由は前のラインのデータ転送時間で蓄えられた不要な光エネルギーを現在のラインの光蓄積時間の間でCCDリニアセンサの外部へすべて吐き出だす必要があるためである。
従来では、図13に示したような駆動波形を生成するためには、第一の従来例で述べたように、予め決められた周期、デューティ、位相で信号を出力するよう構成された回路(IC)を用いるのが一般的であり、駆動波形の微調整や、読取装置の複数のラインアップに対応できなかった。
本実施例では、図13に示した波形を出力するため、画像読取装置駆動回路を図14に示すように構成する。
図14の画像読取装置駆動回路1400において、符号1403は設定レジスタであり、以下で述べる信号生成に必要な各種の設定値を外部のインターフェースから任意に書き込み、記憶できるようになっている。
符号1401はクロック生成回路であり、本実施例では7本のクロック1417を生成することができ、これらのクロックの周波数およびデューティは設定レジスタ1403に設定値によって可変となっている。クロック生成回路1401の内部は主に7本のシフトレジスタ1419で構成され、予め「0」又は「1」に設定された複数のレジスタ出力値が順次シフトを繰り返し、特定のレジスタの出力値がクロックとしてクロック生成回路から出力される回路になっている。このような構成により、様々な周期、様々なデューティのクロックを生成することができる。
符号1402は区間生成回路であり、本実施例の区間生成回路1402は4本の区間信号1418を生成することができる。区間生成回路1402の内部は、主に1個のタイマーカウンタ回路1420と4個の比較器1421(比較器1〜比較器4)で構成され、タイマーカウンタ回路1420によって得られるタイマーカウンタ値が、それぞれの比較器1421に入力される。
区間信号1418は、画像のサイズと読取る解像度に対応して決まる1ラインの読取処理時間の間の所定区間のみ図13の各制御信号を変化(出力)させるためのものである。図13の各制御信号を生成するには、1ラインの読取処理時間中に2つの水平同期区間と、これにそれぞれ続く区間(光蓄積時間およびデータ転送時間)からなる4つの区間が必要である。
1ラインの読取処理時間中において図13の各制御信号を変化(出力)させる所定区間を決定するためには、区間生成回路1402のタイマーカウンタ回路1420、および4個の比較器1421(比較器1〜比較器4)が用いられる(ライン周期生成)。
4個の比較器1421には、不図示の制御手段(主制御部など)により、設定レジスタ1403を介して、画像のサイズと読取る解像度に対応して決定された1ラインの読取処理時間に応じて、該読取処理時間中の図13の各制御信号を変化(出力)させる所定区間の始めと終りのタイミングを定める区間スタート値および区間ストップ値が設定される。これら4個の比較器1421は、タイマーカウンタ回路1420のカウント値を区間スタート値および区間ストップ値と比較することにより、4本の区間信号1418を生成する。
すなわち、比較器1421では、タイマーカウント値と予め設定レジスタ1403に設定した値(以下、区間スタート値と呼ぶ)と一致すると、区間生成信号の出力の論理が「1」になり、さらにそれぞれのタイマーカウント値が区間スタート値とは別の予め設定した値(以下、区間ストップ値と呼ぶ)と一致すると、区間生成信号の出力の論理が「0」に変化する。またタイマーカウンタは、一定周期で0にクリアされ、再びカウントアップを始める。区間生成回路1402の動作については後述の図17で詳述する。
符号1404〜1408は信号生成回路であり、すべて同一の回路から構成されている。信号生成回路1404〜1408の出力信号はそれぞれ画像読取装置駆動回路400を構成するICの出力信号はそれぞれ端子1(1409)、端子2(1410)、端子3(1411)、端子4(1412)、端子5(1413)から外部へ出力され、画像読取装置に入力される。
これら信号生成回路1404〜1408の内部は、主にクロックセレクタ1414、区間セレクタ1415をそれぞれ2つずつと、論理回路1416から構成されている。
このうち、クロックセレクタ1414は、7入力の中から任意の1つを出力するセレクタ回路として構成され、クロック生成回路1401から出力された7本のクロック1417の中から、予め設定されたセレクト信号の設定値に従って1本を出力する回路になっている。
また、区間セレクタ1415は、4入力の中から任意の1つを出力するセレクタ回路として構成され、区間生成回路1402から出力された4本の区間信号1418の中から、予め設定されたセレクト信号の設定値に従って1本を出力する回路になっている。
論理回路1416は、たとえば図15(1)で示すようにANDゲート1516、1517、1512、NANDゲート1513、インバータ1514、ORゲート1515、1518から構成される。図15(1)の論理回路は、図15(2)に示す真理値表に示すように動作する。
2つのクロックセレクタ1414から出力された2本のクロックの内、1本は論理回路1416の入力1(1501)からANDゲート1516へ入力され、他方の1本は入力3(1505)からANDゲート1517へ入力される。また2つの区間セレクタ1415から出力された2本の区間信号の内、1本は論理回路1416の入力2(1502)からANDゲート1516へ入力され、他方の1本は入力4(1506)からANDゲート1517へ入力される。反転設定信号1503は、設定レジスタ1403からの信号であり、入力1、入力2、入力3、入力4の組合せによって生成された信号を最後に反転するか否かのセレクト信号である。
次に、図14に示した回路を用いて図13で示したような駆動信号を出力する手段について図16〜図21を用いて説明する。図16は、クロック生成器1401の出力信号である7本のクロック1417を示している。
図16のクロック1からクロック4は、図6で示したクロックと同じであるが、本実施例ではさらにクロック5からクロック7が追加されている。
クロック5は、転送クロックφ1、φ2として出力するために必要な周波数、デューティをシフトレジスタ1419に設定することにより出力される。このクロック5の周波数はクロック2よりも高い。
クロック6は、リセットパルスφRSとして出力するために必要な周波数、デューティをシフトレジスタ1419に設定することにより出力される。このクロック6の周波数はクロック3よりも高い。
クロック7は、クロックφCLPとして出力するために必要な周波数、デューティをシフトレジスタ1419に設定することにより出力される。このクロック7の周波数はクロック4よりも高い。
図17は、区間生成回路1402の出力信号1418を示している。4個の比較器1421に対する設定値はそれぞれ区間スタート値(1)、区間ストップ値(1)、区間スタート値(2)、区間ストップ値(2)、区間スタート値(3)、区間ストップ値(3)、区間スタート値(4)、区間ストップ値(4)である。図7の場合と同様に、区間信号1〜4はタイマーカウンタ回路によるタイマーカウント値と、比較器1421に予め設定された区間スタート値、区間ストップ値によって生成される。
図18は、信号生成回路1403が、図16で示したクロック及び、図17で示した区間信号を用いて、図13の水平同期信号SHを端子1へ出力する際の過程を示した図である。以下では、それぞれの信号生成回路1404〜1408が内蔵する2つのクロックセレクタ(1414)をそれぞれ、クロックセレクタ1、クロックセレクタ2と呼ぶ。また同様に2つの区間セレクタ(1415)をそれぞれ、区間セレクタ1、区間セレクタ2と呼ぶ。
図18のクロックセレクタ1出力は、信号生成回路1404内部のクロックセレクタ1において、7本のクロック1417の中から設定により選択した信号であり、ここでは図16のクロック1である。またクロックセレクタ2も図16のクロック1を選択しクロックセレクタ2出力を出力する。図18の区間セレクタ1出力は、信号生成回路1404内部の区間セレクタ1において、区間信号1418の中から設定により選択した信号であり、ここでは図17の区間信号1である。また区間セレクタ2は、図17の区間信号3を選択し区間セレクタ2出力を出力する。これら4つのクロックセレクタ1出力、クロックセレクタ2出力、区間セレクタ1出力、区間セレクタ2出力は、信号生成回路1404内部の論理回路1416に入力される。本実施例では図15の入力1にはクロックセレクタ1出力、入力2には区間セレクタ1出力、入力3にはクロックセレクタ2出力、入力4にはクロックセレクタ2出力が接続されている。そして反転設定信号1503を「0」に設定すると、論理回路の組み合わせによって、図13の水平同期信号SHが端子1(1409)から出力される。ここでは水平同期信号SHを端子1から出力する例を説明したが、信号生成回路1405〜1408を同様に設定することにより、他の端子2〜5(1410〜1413)のいずれからも水平同期信号SHを出力することができる。
図19は、信号生成回路1405が、図16で示したクロック及び、図17で示した区間信号を用いて、図13の転送クロックφ1を端子2へ出力する際の過程を示した図である。図19のクロックセレクタ出力は、信号生成回路1405内部のクロックセレクタ1において、7本のクロック1417の中から設定により選択した信号であり、ここでは図16のクロック2である。またクロックセレクタ2は図16のクロック5を選択しクロックセレクタ2出力を出力する。図19の区間セレクタ1出力は、信号生成回路1405内部の区間セレクタ1において、区間信号1418の中から設定により選択した信号であり、ここでは図17の区間信号4である。また区間セレクタ2は、図17の区間信号2を選択し区間セレクタ2出力を出力する。これら4つのクロックセレクタ1出力、クロックセレクタ2出力、区間セレクタ1出力、区間セレクタ2出力は、信号生成回路1405内部の論理回路1416に入力される。本実施例では図15の入力1にはクロックセレクタ1出力、入力2には区間セレクタ1出力、入力3にはクロックセレクタ2出力、入力4にはクロックセレクタ2出力が接続されている。そして反転設定信号1503を「0」に設定すると、論理回路の組み合わせによって、図13の転送クロックφ1が端子2(1410)から出力される。ここでは転送クロックφ1を端子2から出力する例を説明したが、信号生成回路1404、1406〜1408を同様に設定することにより、他の端子1、3〜5(1409、1411〜1413)のいずれからも転送クロックφ1を出力することができる。
図20は、信号生成回路1406が、図16で示したクロック及び、図17で示した区間信号を用いて、図13の転送クロックφ2を端子3へ出力する際の過程を示した図である。図20のクロックセレクタ出力は、信号生成回路1406内部のクロックセレクタ1において、7本のクロック417の中から設定により選択した信号であり、ここでは図16のクロック2である。またクロックセレクタ2は図16のクロック5を選択しクロックセレクタ2出力を出力する。図20の区間セレクタ1出力は、信号生成回路1406内部の区間セレクタ1において、区間信号1418の中から設定により選択した信号であり、ここでは図17の区間信号5である。また区間セレクタ2は、図17の区間信号2を選択し区間セレクタ2出力を出力する。これら4つのクロックセレクタ1出力、クロックセレクタ2出力、区間セレクタ1出力、区間セレクタ2出力は、信号生成回路1406内部の論理回路1416に入力される。本実施例では図15の入力1にはクロックセレクタ1出力、入力2には区間セレクタ1出力、入力3にはクロックセレクタ2出力、入力4にはクロックセレクタ2出力が接続されている。そして反転設定信号1503を「1」に設定すると、論理回路の組み合わせによって、図13の転送クロックφ2が端子3(1411)から出力される。ここでは転送クロックφ2信号を端子3から出力する例を説明したが、信号生成回路1404、1405、1407、1408を同様に設定することにより、他の端子1、2、4、5(1409、1410、1412、1413)のいずれからも転送クロックφ2を出力することができる。
図21は、信号生成回路1407が、図16で示したクロック及び、図17で示した区間信号を用いて、図13のリセットパルスφRSを端子4へ出力する際の過程を示した図である。図21のクロックセレクタ出力は、信号生成回路1407内部のクロックセレクタ1において、7本のクロック417の中から設定により選択した信号であり、ここでは図16のクロック3である。またクロックセレクタ2は図16のクロック6を選択しクロックセレクタ2出力を出力する。図21の区間セレクタ1出力は、信号生成回路1407内部の区間セレクタ1において、区間信号1418の中から設定により選択した信号であり、ここでは図17の区間信号5である。また区間セレクタ2は、図17の区間信号2を選択し区間セレクタ2出力を出力する。これら4つのクロックセレクタ1出力、クロックセレクタ2出力、区間セレクタ1出力、区間セレクタ2出力は、信号生成回路1407内部の論理回路1416に入力される。本実施例では図15の入力1にはクロックセレクタ1出力、入力2には区間セレクタ1出力、入力3にはクロックセレクタ2出力、入力4にはクロックセレクタ2出力が接続されている。そして反転設定信号1503を「1」に設定すると、論理回路の組み合わせによって、図13のリセットパルスφRSが端子4(1412)から出力される。ここではリセットパルスφRSを端子4から出力する例を説明したが、信号生成回路1404〜1406、1408を同様に設定することにより、他の端子1〜3、5(1409〜1411、1413)のいずれからもリセットパルスφRSを出力することができる。
図22は、信号生成回路1408が、図16で示した7本のクロック及び、図17で示した4本の区間信号を用いて、図13のφCLPを端子5へ出力する際の過程を示した図である。図22のクロックセレクタ出力は、信号生成回路1408内部のクロックセレクタ1において、7本のクロック417の中から設定により選択した信号であり、ここでは図16のクロック4である。またクロックセレクタ2は図16のクロック7を選択しクロックセレクタ2出力を出力する。図22の区間セレクタ1出力は、信号生成回路1408内部の区間セレクタ1において、区間信号1418の中から設定により選択した信号であり、ここでは図17の区間信号5である。また区間セレクタ2は、図17の区間信号2を選択し区間セレクタ2出力を出力する。これら4つのクロックセレクタ1出力、クロックセレクタ2出力、区間セレクタ1出力、区間セレクタ2出力は、信号生成回路1408内部の論理回路1416に入力される。本実施例では図15の入力1にはクロックセレクタ1出力、入力2には区間セレクタ1出力、入力3にはクロックセレクタ2出力、入力4にはクロックセレクタ2出力が接続されている。そして反転設定信号1503を「0」に設定すると、論理回路の組み合わせによって、図13のφCLPが端子5(1413)から出力される。ここではクロックφCLPを端子5から出力する例を説明したが、信号生成回路1404〜1407を同様に設定することにより、他の端子1〜4(1409〜1412)のいずれからもクロックφCLPを出力することができる。
以上のように、本実施例によれば、画像読取装置の光学読取素子の光蓄積期間と、読み取ったアナログデータの転送期間で異なる制御信号を用いる場合においても、画像読取装置を駆動するために必要な制御信号を生成するためのクロック生成部を共有化することにより、水平同期信号SH、転送クロックφ1およびφ2、リセットパルスφRS、クロックφCLPの周波数やタイミングがプログラマブルであるにもかかわらず、各制御信号の生成に必要な回路の大部分を共有でき、構成を簡単安価にできる。また、画像読取装置の駆動制御回路を構成するICの信号出力は、端子番号に依存せず、ICが組み込まれる製品の配線パターンやケーブルの取り回しなどに応じて、設定次第で都合のよい端子から任意の制御信号を出力させることができる。
特に本実施例によれば、クロック生成手段をそれぞれ複数のクロックセレクタと区間信号セレクタに分け、これら複数のクロックセレクタと区間信号セレクタを用いてクロック生成器の出力するクロックから1ラインの読取処理時間中に周波数が変化する画像読取装置の制御信号を生成する汎用的な構成を採用しているので、回路規模の小さい簡単安価な構成により、タイミングの微調整や、画像読取装置を制御する各制御信号の出力端子の選択の自由を保証でき、様々な画像読取装置に対応できる、という優れた効果がある。
本発明は、画像センサにより原稿画像を1ラインずつ順次読取る画像読取装置の駆動を複数の制御信号を介して制御する種々の画像読取装置の駆動制御回路に適用することができる。
画像読取装置を駆動するために必要な駆動信号の一例を示す説明図である。 画像読取装置駆動回路の従来例を示すブロック図である。 画像読取装置駆動回路の異なる従来例を示すブロック図である。 本発明に係るIC内部の画像読取装置駆動回路の構成例を示すブロック図である(実施例1)。 図4の論理回路の構成例を示すブロック図である。 図5(1)の論理回路の動作を示す真理値表図である。 図4のクロック生成器から出力される4本のクロックの一例を示す波形図である。 図4の区間生成器から出力される2本の区間信号の一例を示す波形図である。 図4の画像読取装置駆動回路においてクロックと区間信号からSHを生成する過程を示す波形図である。 図4の画像読取装置駆動回路においてクロックと区間信号からφ1を生成する過程を示す波形図である。 図4の画像読取装置駆動回路においてクロックと区間信号からφ2を生成する過程を示す波形図である。 図4の画像読取装置駆動回路においてクロックと区間信号からφRSを生成する過程を示す波形図である。 図4の画像読取装置駆動回路においてクロックと区間信号からφCLPを生成する過程を示す波形図である。 画像読取装置を駆動するために必要な駆動信号の一例を示す波形図である。 本発明に係るIC内部の画像読取装置駆動回路の一例を示すブロック図である(実施例2)。 図14の論理回路の回路図の一例を示すブロック図である。 図15(1)の論理回路の動作を示す真理値表図である。 図14のクロック生成器から出力される7本のクロックの一例を示す波形図である。 図14の区間生成器から出力される4本の区間信号の一例を示す波形図である。 図14の画像読取装置駆動回路においてクロックと区間信号からSHを生成する過程を示す波形図である。 図14の画像読取装置駆動回路においてクロックと区間信号からφ1を生成する過程を示す波形図である。 図14の画像読取装置駆動回路においてクロックと区間信号からφ2を生成する過程を示す波形図である。 図14の画像読取装置駆動回路においてクロックと区間信号からφRSを生成する過程を示す波形図である。 図14の画像読取装置駆動回路においてクロックと区間信号からφCLPを生成する過程を示す波形図である。
符号の説明
400 画像読取装置駆動回路
401 クロック生成回路
402 区間生成回路
403 設定レジスタ
404 信号生成回路
414 クロックセレクタ
415 区間セレクタ
417 クロック
418 区間信号
419 シフトレジスタ
420 タイマーカウンタ回路
421 比較器
511、512 ANDゲート
513 NANDゲート
514 インバータ
515 ORゲート
1401 クロック生成回路
1402 区間生成回路
1403 設定レジスタ
1404〜1408 信号生成回路
1414 クロックセレクタ
1415 区間セレクタ
1416 論理回路
1418 区間信号
1419 シフトレジスタ
1420 タイマーカウンタ回路
1421 比較器
1513 NANDゲート
1514 インバータ
1515、1518 ORゲート
1516、1517、1512 ANDゲート

Claims (2)

  1. 画像センサにより原稿画像を1ラインずつ順次読取る画像読取装置複数の異なる制御信号を用いて制御する画像読取装置の駆動制御回路であって
    複数の異なるクロックを生成するクロック生成器と、
    前記原稿画像の1ラインの読取処理期間中に所定の区間だけ信号が変化する区間信号を複数生成する区間信号生成器と、
    前記クロック生成器から出力される複数のクロックの中から1本を選択するクロックセレクタを複数と、前記区間信号生成器から出力される複数の区間信号の中から1本を選択する区間信号セレクタを複数と、前記複数のクロックセレクタでそれぞれ選択された複数のクロック前記複数の区間信号セレクタでそれぞれ選択された複数の区間信号の論理組み合わせる論理回路とを有し前記複数の異なる制御信号のうち何れの制御信号でも生成可能で、前記1ラインの読取処理時間中に周波数が変化する1本の前記制御信号を生成する信号生成回路を複数と、
    前記複数の信号生成回路の出力を前記駆動制御回路から各々出力する複数の端子とを有し、
    前記複数の信号生成回路により、前記複数の異なる制御信号を生成することを特徴とする画像読取装置の駆動制御回路。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置の駆動制御回路は、前記クロック生成器で生成する複数の異なるクロックの数よりも多くの、前記複数の異なる制御信号を生成することを特徴とする。
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