JP2010009963A - キー押下検出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】2以上の配線間に電流が流れることで所定のキーが押下されたことを検出するキー押下検出装置であって、第1配線A、第2配線B及び第3配線Cを有する基板50と、基板50上に配置された各々が独立して押下される第1キー141a、第2キー141b及び第3キー141eと、第1キー141aの押下によって、第1配線Aと第2配線Bとを電気的に接続する第1接続部512と、第2キー141bの押下によって、第1配線Aと第3配線Cとを電気的に接続する第2接続部513と、第3キー141eの押下によって、第1配線Aと第2配線Bと第3配線Cとを電気的に接続する第3接続部514と、を備える。
【選択図】図5
Description
また、このような十字キーでは、例えば、上キーと右キーとを同時に押下するといったキーの2重押しに対しても所定の操作が割り当てられている。即ち、上キーと右キーとが同時に押下されると、キー押下検出装置は、右上キーが押下されたと特定する。
図1に示すように、操作部側筐体2は、フロントケース2a側に、複数のキー11と、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力されるマイクとしてのマイク21とがそれぞれ露出するように構成される。
十字キー141は、いずれも図3に示した状態で、上側に位置する第1キーとしての上キー141a、右側に位置する第2キーとしての右キー141b、下側に位置する下キー141c及び左側に位置する左キー141dを備える。また、上キー141aと右キー141bとの間には第3キーとしての右上キー141eが、右キー141bと下キー141cとの間には右下キー141fが、下キー141cと左キー141dとの間には左下キー141gが、左キー141dと上キー141aとの間には左上キー141hがそれぞれ設けられている。
ここで、「各々が独立して押下される」とは、いずれか一のキーを押下しても、それにより他のキーが機械的に押下されることはなく、一のキーの押下は他のキーの押下に関係しないことを示す。
複数のキースイッチ51は、キーシート40に設けられた複数のキー11とそれぞれ重なり合う位置に配置される。
図5は、フレキシブル配線基板50における決定操作キー14に重なり合う部分の拡大平面図である。図6は、第1配線A、第2配線B及び第3配線Cの配置を模式的に示す図である。
第2配線Bは、上キー141aに重なる部分に設けられ、第1端子部A1を囲んで配置される円環状の第4端子部B1、及び右上キー141eに重なる部分に設けられ第3端子部A3の内側に配置される第5端子部B2を備える。
第3配線Cは、右キー141bに重なる部分に設けられ、第2端子部A2の内側に配置される円形の第6端子部C1、及び右上キー141eに重なる部分に設けられ、第3端子部A3の内側に配置される第7端子部C2を備える。
第2キースイッチ513は、右キー141bに重なる部分に配置される。また、第2キースイッチ513は、メタルドームの周縁部が第2端子部A2上に位置し、頂部が第6端子部C1上に位置するように配置される。
第3キースイッチ514は、右上キー141eに重なる部分に配置される。また、第3キースイッチ514は、メタルドームの周縁部が第3端子部A3上に位置し、頂部が第5端子部B2及び第7端子部C2上に位置するように配置される。
図7は、図5のY−Y線断面図である。図8は、図7に示す状態から第1キースイッチ512が変形されて、第1キースイッチ512と、第1端子部A1及び第4端子部B1とが接触した状態を示す図である。図9は、図5のZ−Z線断面図である。図10は、図9に示す状態から第3キースイッチ514が変形されて、第3キースイッチ514と、第3端子部A3、第5端子部B2及び第7端子部C2とが接触した状態を示す図である。
上キー141aの押下によって第1配線Aと第2配線Bとを電気的に接続する第1キースイッチ512と、右キー141bの押下によって第1配線Aと第3配線Cとを電気的に接続する第2キースイッチ513と、右上キー141eの押下によって第1配線Aと第2配線Bと第3配線Cとを電気的に接続する第3キースイッチ514と、を設けた。
これにより、右上キー141eを押下した場合に、上キー141aに押下される第1キースイッチ512と右キー141bに押下される第2キースイッチ513とを同時に押下するための部材を、十字キー141と第1キースイッチ512及び第2キースイッチ513との間に配置する必要がない。よって、キー押下検出装置を備えた携帯電話機1の薄型化を図れる。
これにより、複数の配線53に形成した複数の端子部54の配置の自由度が高くなり、複数の端子部54を複数のキー11それぞれの配置に対応して最適な位置に配置できるので、キー押下検出装置を備えた携帯電話機1の小型化を図れる。
これにより、第5端子部B2の一端側には、第7端子部C2に挟まれた領域が設けられ、第7端子部C2の一端側には、第5端子部B2に挟まれた領域が設けられる。よって、第3キースイッチ514の配置が、図11(a)から図11(e)に示すように、左右方向や上下方向にずれても、メタルドームの凸部511は、第5端子部B2及び第7端子部C2の両方に好適に接触するので、第1配線A、第2配線B及び第3配線Cの3つの配線間での接続不良が生じにくい。
図12は、第2実施形態に係るキー押下検出装置の部分拡大断面図であり、第1実施形態における図9対応図である。図13は、図12に示すキー押下検出装置において、第3キースイッチ514と第3端子部A3、第5端子部B2及び第7端子部C2とが接触した状態を示す図である。
尚、以下の第2実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
具体的には、図12に示すように、第5端子部B2及び第7端子部C2における絶縁フィルム52の存在しない領域に位置する部分は、第3キースイッチ514の凸部511と重なり合う位置に形成されている。
図12及び図13に示すように、右上キー141eが押下された場合、右上キー141eは第3キースイッチ514を押下する。すると、右上キー141eに押下された第3キースイッチ514は、メタルドームの頂部がフレキシブル配線基板50側に変形して凸部511が第5端子部B2及び第7端子部C2における絶縁フィルム52の存在しない領域に位置している部分に接触すると共に、メタルドームの周縁部が第3端子部A3に接触する。
第3キースイッチの凸部511が第5端子部B2及び第7端子部C2における絶縁フィルム52の存在しない領域に位置している部分に接触すると、第5端子部B2及び第7端子部C2における絶縁フィルム52の存在しない領域に位置している部分は、絶縁フィルム52に支持されていないので、凸部511に押圧されて右上キー141eの押下方向側に変形(湾曲)する。
第5端子部B2及び第7端子部C2それぞれの一部を2枚の絶縁フィルム52の存在しない領域に位置させた。これにより、右上キー141eが押下された場合に、第3キースイッチ514の凸部511と第5端子部B2及び第7端子部C2との接触部分が湾曲するので、凸部511と第5端子部B2及び第7端子部C2との接触面積が増加する。よって、第3キースイッチ514と、第5端子部B2及び第7端子部C2との接続性が向上する。
例えば、第1実施形態及び第2実施形態では、第5端子部B2及び第7端子部C2をいずれも略U字形状に構成したがこれに限らない。例えば、第5端子部及び第7端子部を、それぞれ略半円形状に構成して、互いの弦(直線部分)が対向するように配置してもよい(図示せず)。
2 操作部側筐体
3 表示部側筐体
4 連結部
50 フレキシブル配線基板(基板)
141a 上キー(第1キー)
141b 右キー(第2キー)
141e 右上キー(第3キー)
512 第1キースイッチ(第1接続部)
513 第2キースイッチ(第2接続部)
514 第3キースイッチ(第3接続部)
A 第1配線
A1 第1端子部
A2 第2端子部
A3 第3端子部
B 第2配線
B1 第4端子部
B2 第5端子部
C 第3配線
C1 第6端子部
C2 第7端子部
Claims (6)
- 2以上の配線間に電流が流れることで所定のキーが押下されたことを検出するキー押下検出装置であって、
第1配線、第2配線及び第3配線を有する基板と、
前記基板上に配置され各々が独立して押下される第1キー、第2キー及び第3キーと、
前記第1キーの押下によって、前記第1配線と前記第2配線とを電気的に接続する第1接続部と、
前記第2キーの押下によって、前記第1配線と前記第3配線とを電気的に接続する第2接続部と、
前記第3キーの押下によって、前記第1配線と前記第2配線と前記第3配線とを電気的に接続する第3接続部と、を備えたキー押下検出装置。 - 前記第1配線は、該第1配線の一部が露出されて形成された第1端子部、第2端子部及び第3端子部を含んで構成され、
前記第2配線は、該第2配線の一部が露出されて形成された第4端子部及び第5端子部を含んで構成され、
前記第3配線は、該第3配線の一部が露出されて形成された第6端子部及び第7端子部を含んで構成され、
前記第1接続部は、前記第1キーの押下によって、前記第1端子部及び前記第4端子部に接触し、
前記第2接続部は、前記第2キーの押下によって、前記第2端子部及び前記第6端子部に接触し、
前記第3接続部は、前記第3キーの押下によって、前記第3端子部、前記第5端子部及び前記第7端子部に接触する請求項1に記載のキー押下検出装置。 - 前記第1端子部及び前記第4端子部のうちの一方の端子部は環状であり、他方の端子部は前記一方の端子部の内側に配置されている請求項2に記載のキー押下検出装置。
- 前記第3端子部、前記第5端子部及び前記第7端子部のうちの一つの端子部は環状であり、前記第3端子部、前記第5端子部及び前記第7端子部のうちの前記一つの端子部とは異なる二つの端子部は、前記一つの端子部の内側に配置されている請求項2又は請求項3に記載のキー押下検出装置。
- 前記二つの端子部のうちの一方の端子部は、他方の端子部に挟まれた領域を有する請求項4に記載のキー押下検出装置。
- 前記基板は、前記第1配線、前記第2配線及び前記第3配線が複数の絶縁部材に挟み込まれて構成されており、
前記二つの端子部それぞれの一部は、前記複数の絶縁部材の存在しない領域に位置しており、
前記第3接続部は、前記二つの端子部における前記複数の絶縁部材の存在しない領域に位置している部分に接触する請求項4又は請求項5に記載のキー押下検出装置。
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