JP2010009963A - キー押下検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キー操作部の薄型化を損なわず、且つ、キーマトリクスを複雑化せずにキーの2重押しの検出が可能なキー押下検出装置を提供すること。
【解決手段】2以上の配線間に電流が流れることで所定のキーが押下されたことを検出するキー押下検出装置であって、第1配線A、第2配線B及び第3配線Cを有する基板50と、基板50上に配置された各々が独立して押下される第1キー141a、第2キー141b及び第3キー141eと、第1キー141aの押下によって、第1配線Aと第2配線Bとを電気的に接続する第1接続部512と、第2キー141bの押下によって、第1配線Aと第3配線Cとを電気的に接続する第2接続部513と、第3キー141eの押下によって、第1配線Aと第2配線Bと第3配線Cとを電気的に接続する第3接続部514と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、キー押下検出装置に関する。詳しくは、2以上の配線間に電流が流れることで所定のキーが押下されたことを検出するキー押下検出装置に関する。
従来、携帯電話機等複数のキーを有する携帯電子機器は、これら複数のキーのうちのどのキーが押下されたかを検出するキー押下検出装置を備えている(例えば、特許文献1参照)。このキー押下検出装置は、基板上に設けられたキーマトリクスと呼ばれる行方向及び列方向にそれぞれ複数の配線が配置された回路構成を有している。そして、複数のキーのうちのいずれかのキーが押下されると、行方向に配置された複数の配線のうちの所定の配線と、列方向に配置された複数の配線のうちの所定の配線とが電気的に接続される。キー押下検出装置は、接続された配線の電流を検出することで、押下されたキーを特定している。
特開2005−150121号公報
例えば、携帯電話機において上下左右方向のスクロール等を行う十字キーでは、上キー、右キー、下キー及び左キーそれぞれに対応した配線の接続パターンが割り当てられている。上キー、右キー、下キー及び左キーと基板との間には、それぞれメタルドームが配置されており、キーが押下されることにより、メタルドームが変形して所定の配線同士を電気的に接続する。
また、このような十字キーでは、例えば、上キーと右キーとを同時に押下するといったキーの2重押しに対しても所定の操作が割り当てられている。即ち、上キーと右キーとが同時に押下されると、キー押下検出装置は、右上キーが押下されたと特定する。
ここで、上キーと右キーとの間に右上キーを設け、この右上キーを押下することで、上キーに押下されるメタルドームと、右キーに押下されるメタルドームとを同時に押下する部材が設けられたキー押下検出装置が提案されている。
しかしながら、以上の手法では、上キーに押下されるメタルドームと、右キーに押下されるメタルドームとを同時に押下する部材をキーと基板との間に更に設ける必要があるので、キーが配置されたキー操作部の厚みが増してしまう。そのため、携帯電話機の薄型化が阻害されるという問題があった。
また、上キーを特定するための配線及び右キーを特定するための配線とは別に、右上キーを特定するための配線を設ける手法も提案されているが、この手法では、右上キーを特定するための配線を新たに設ける必要があり、キーマトリクスが複雑化すると共に、キー押下検出装置の製造コストが上昇してしまうという問題があった。
従って、本発明は、キー操作部の薄型化を損なわず、且つ、キーマトリクスを複雑化せずにキーの2重押しの検出が可能なキー押下検出装置を提供することを目的とする。
本発明は、2以上の配線間に電流が流れることで所定のキーが押下されたことを検出するキー押下検出装置であって、第1配線、第2配線及び第3配線を有する基板と、前記基板上に配置され各々が独立して押下される第1キー、第2キー及び第3キーと、前記第1キーの押下によって、前記第1配線と前記第2配線とを電気的に接続する第1接続部と、前記第2キーの押下によって、前記第1配線と前記第3配線とを電気的に接続する第2接続部と、前記第3キーの押下によって、前記第1配線と前記第2配線と前記第3配線とを電気的に接続する第3接続部と、を備えたキー押下検出装置に関する。
また、前記第1配線は、該第1配線の一部が露出されて形成された第1端子部、第2端子部及び第3端子部を含んで構成され、前記第2配線は、該第2配線の一部が露出されて形成された第4端子部及び第5端子部を含んで構成され、前記第3配線は、該第3配線の一部が露出されて形成された第6端子部及び第7端子部を含んで構成され、前記第1接続部は、前記第1キーの押下によって、前記第1端子部及び前記第4端子部に接触し、前記第2接続部は、前記第2キーの押下によって、前記第2端子部及び前記第6端子部に接触し、前記第3接続部は、前記第3キーの押下によって、前記第3端子部、前記第5端子部及び前記第7端子部に接触することが好ましい。
また、前記第1端子部及び前記第4端子部のうちの一方の端子部は環状であり、他方の端子部は前記一方の端子部の内側に配置されていることが好ましい。
また、前記第3端子部、前記第5端子部及び前記第7端子部のうちの一つの端子部は環状であり、前記第3端子部、前記第5端子部及び前記第7端子部のうちの前記一つの端子部とは異なる二つの端子部は、前記一つの端子部の内側に配置されていることが好ましい。
また、前記二つの端子部のうちの一方の端子部は、他方の端子部に挟まれた領域を有することが好ましい。
また、前記基板は、前記第1配線、前記第2配線及び前記第3配線が複数の絶縁部材に挟み込まれて構成されており、前記二つの端子部それぞれの一部は、前記複数の絶縁部材の存在しない領域に位置しており、前記第3接続部は、前記二つの端子部における前記複数の絶縁部材の存在しない領域に位置している部分に接触することが好ましい。
本発明のキー押下検出装置によれば、キー操作部の薄型化を損なわない。また、キーマトリクスを複雑化せずにキーの2重押しの検出が可能となる。
以下、本発明を実施するための好ましい一実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、本発明の第1実施形態に係るキー押下検出装置を備えた携帯電話機1の基本構造について、図1から図4を参照しながら説明する。
図1は、携帯電話機1を、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを開いた状態で示す斜視図である。図2は、操作部側筐体2の分解斜視図である。図3は、操作部側筐体2の平面図である。図4は、図3のX−X線断面図である。
携帯電話機1は、図1に示すように、操作部側筐体2と、表示部側筐体3と、を備える。操作部側筐体2と表示部側筐体3とは、ヒンジ機構を備える連結部4を介して連結される。詳細には、操作部側筐体2の上端部と表示部側筐体3の下端部とが連結部4を介して開閉可能に連結される。つまり、連結部4は、表示部側筐体3と操作部側筐体2とを開閉軸Iを中心に開閉可能に連結している。
携帯電話機1は、連結部4を介して連結された操作部側筐体2と表示部側筐体3とを相対的に回転(回動)することにより、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを互いに開いた状態(開放状態)にしたり、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを折り畳んだ状態(折畳み状態)にしたりできる。ここで、閉状態とは、両筐体が互いに重なるように配置された状態であり、開状態とは、両筐体が互いに重ならないように配置された状態である。
表示部側筐体3は、外面がフロントケース3a及びリアケース3bを主体として構成される。フロントケース3aには、各種情報を表示するためのLCD表示部31と、通話の相手側の音声を出力するレシーバとしてのスピーカ32とが露出するように配置される。
LCD表示部31は、液晶パネルと、この液晶パネルを駆動する駆動回路と、この液晶パネルの背面側から光を照射するバックライト等の光源部(いずれも図示せず)とを備える。LCD表示部31には、携帯電話機1の各種機能に応じて数字、文字、画像等が表示される。
図2に示すように、操作部側筐体2は、外面がフロントケース2a及びリアケース2bを主体として構成される。
図1に示すように、操作部側筐体2は、フロントケース2a側に、複数のキー11と、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力されるマイクとしてのマイク21とがそれぞれ露出するように構成される。
複数のキー11は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー12と、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するための入力操作キー13と、各種操作における決定や上下左右方向のスクロール等を行う決定操作キー14とにより構成される。
図3に示すように、決定操作キー14は、円環状の十字キー141と、この十字キー141の内側に配置された決定キー142とを備える。
十字キー141は、いずれも図3に示した状態で、上側に位置する第1キーとしての上キー141a、右側に位置する第2キーとしての右キー141b、下側に位置する下キー141c及び左側に位置する左キー141dを備える。また、上キー141aと右キー141bとの間には第3キーとしての右上キー141eが、右キー141bと下キー141cとの間には右下キー141fが、下キー141cと左キー141dとの間には左下キー141gが、左キー141dと上キー141aとの間には左上キー141hがそれぞれ設けられている。
尚、上キー141a、右キー141b、下キー141c、左キー141d、右上キー141e、右下キー141f、左下キー141g、左上キー141hは、いずれも円環状の十字キー141から構成されているが、これらのキーは、いずれも各々が独立して押下される。
ここで、「各々が独立して押下される」とは、いずれか一のキーを押下しても、それにより他のキーが機械的に押下されることはなく、一のキーの押下は他のキーの押下に関係しないことを示す。
複数のキー11それぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や各種モード、或いは起動されているアプリケーション等の種類に応じて所定の機能が割り当てられる(キー・アサイン)。そして、使用者が各キーを押下すると、後述するキー押下検出装置により、押下されたキーが特定され、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
マイク21は、操作部側筐体2の長手方向における連結部4側と反対の外端部側に配置される。つまり、マイク21は、携帯電話機1の開状態において一方の外端部側に配置される。
図2に示すように、フロントケース2aとリアケース2bとの間には、フロントケース2a側から順に、複数のキー11を備えたキーシート40と、基板としてのフレキシブル配線基板50と、ケース部材60と、回路基板70とが、積層配置されて内蔵される。
フロントケース2aには、複数のキー11それぞれの形状に対応した形状の複数のキー孔22が設けられている。
キーシート40は、シリコンゴム製のシート45における一方側の表面に複数のキー11が接着剤により貼り付けられて構成される。キーシート40における複数のキー11は、それぞれフロントケース2aに設けられる複数のキー孔22から露出するように配置される。
図4に示すように、フレキシブル配線基板50は、ポリイミド樹脂からなる2枚の絶縁部材としての絶縁フィルム52,52の間に、後述の第1配線A、第2配線B及び第3配線Cを含む複数の配線53が挟み込まれて構成されている。フレキシブル配線基板50におけるフロントケース2a側の面には、後述の第1端子部A1から第7端子部C2を含む複数の端子部54が形成される。これら複数の端子部54は、2枚の絶縁フィルム52,52の間に挟み込まれた複数の配線53それぞれの一部が露出されて形成される。また、フレキシブル配線基板50におけるフロントケース2a側の面には、複数のキースイッチ51が配置される。
複数のキースイッチ51は、キーシート40に設けられた複数のキー11とそれぞれ重なり合う位置に配置される。
図2及び図4に示すように、複数のキースイッチ51それぞれは、椀状に湾曲して立体的に形成されたメタルドームを有して構成される。メタルドームの頂点における内面には、内側に突出する凸部511が設けられている。メタルドームは、その椀状形状の頂点が押圧されると、凸部511が所定の配線53に形成された端子部54に接触すると共に、周縁部が凸部511の接触する端子部54が形成された配線53とは異なる配線53に形成された端子部54に接触して、これら2以上の配線53を電気的に接続する。
ケース部材60はシールドケースとして機能し、回路基板70におけるフロントケース2a側の面に載置された状態で取り付けられる。
回路基板70におけるフロントケース2a側の面には、RF(Radio Frequency)回路、CPU回路、電源回路等の複数の電子部品71が搭載される。これら複数の電子部品71は、回路基板70上に設けられた配線72や回路基板70内部に設けられた配線(図示せず)等により電気的に接続される。
リアケース2bの外側には、開口が設けられており、この開口には、バッテリ80が装脱可能に収納される。バッテリ80の外側は、バッテリカバー81に覆われる。
操作部側筐体2における一方側の側面には、外部機器(例えば、ホスト装置)と通信を行うためのインターフェース(図示せず)が配置される。操作部側筐体2の他方側の側面には、所定の機能が割り当てられているサイドキー16と、外部メモリの挿入及び取り出しが行われるインターフェース(図示せず)とが配置される。インターフェースは、キャップ17により覆われている。
次に、第1実施形態に係るキー押下検出装置について、図5及び図6を参照しながら説明する。
図5は、フレキシブル配線基板50における決定操作キー14に重なり合う部分の拡大平面図である。図6は、第1配線A、第2配線B及び第3配線Cの配置を模式的に示す図である。
図5及び図6に示すように、キー押下検出装置は、第1配線A、第2配線B及び第3配線Cを有する基板としてのフレキシブル配線基板50と、フレキシブル配線基板50上に配置される第1キーとしての上キー141a、第2キーとしての右キー141b及び第3キーとしての右上キー141eと、上キー141aの押下によって第1配線Aと第2配線Bとを電気的に接続する第1接続部としての第1キースイッチ512、右キー141bの押下によって第1配線Aと第3配線Cとを電気的に接続する第2接続部としての第2キースイッチ513、右上キー141eの押下によって第1配線Aと第2配線Bと第3配線Cとを電気的に接続する第3接続部としての第3キースイッチ514と、を含んで構成される。
キー押下検出装置は、第1配線Aと第2配線Bとの間の電気的接続を検出すると、上キー141aが押下されたと特定する。また、第1配線Aと第3配線Cとの間の電気的接続を検出すると、右キー141bが押下されたと特定する。また、第1配線Aと第2配線Bと第3配線Cとの間の電気的接続を検出すると、右上キー141eが押下されたものと特定する。
図5及び図6に示すように、第1配線Aは、上キー141aに重なる部分に設けられた円形の第1端子部A1、右キー141bに重なる部分に設けられた円環状の第2端子部A2及び右上キー141eに重なる部分に設けられた円環状の第3端子部A3を備える。
第2配線Bは、上キー141aに重なる部分に設けられ、第1端子部A1を囲んで配置される円環状の第4端子部B1、及び右上キー141eに重なる部分に設けられ第3端子部A3の内側に配置される第5端子部B2を備える。
第3配線Cは、右キー141bに重なる部分に設けられ、第2端子部A2の内側に配置される円形の第6端子部C1、及び右上キー141eに重なる部分に設けられ、第3端子部A3の内側に配置される第7端子部C2を備える。
図5に示すように、第1キースイッチ512は、上キー141aに重なる部分に配置される。また、第1キースイッチ512は、メタルドームの周縁部が円環状の第4端子部B1上に位置し、頂部が第1端子部A1上に位置するように配置される。
第2キースイッチ513は、右キー141bに重なる部分に配置される。また、第2キースイッチ513は、メタルドームの周縁部が第2端子部A2上に位置し、頂部が第6端子部C1上に位置するように配置される。
第3キースイッチ514は、右上キー141eに重なる部分に配置される。また、第3キースイッチ514は、メタルドームの周縁部が第3端子部A3上に位置し、頂部が第5端子部B2及び第7端子部C2上に位置するように配置される。
図5に示すように、第5端子部B2及び第7端子部C2は、いずれも略U字状を有している。そして、第5端子部B2の一端側が第7端子部C2の両端部間に入り込み、また第7端子部C2の一端側が第5端子部B2の両端部間に入り込むように配置されている。つまり、第5端子部B2の一端側には、第7端子部C2に挟まれた領域が設けられている。同様に、第7端子部C2の一端側には、第5端子部B2に挟まれた領域が設けられている。
次に、上述のキー押下検出装置の動作について、図7から図10を参照しながら説明する。
図7は、図5のY−Y線断面図である。図8は、図7に示す状態から第1キースイッチ512が変形されて、第1キースイッチ512と、第1端子部A1及び第4端子部B1とが接触した状態を示す図である。図9は、図5のZ−Z線断面図である。図10は、図9に示す状態から第3キースイッチ514が変形されて、第3キースイッチ514と、第3端子部A3、第5端子部B2及び第7端子部C2とが接触した状態を示す図である。
先ず、上キー141aが押下された場合、上キー141aは第1キースイッチ512を押下する。すると、上キー141aに押下された第1キースイッチ512は、メタルドームの頂部がフレキシブル配線基板50側に変形して凸部511が第1端子部A1に接触すると共に、メタルドームの周縁部が第4端子部B1に接触する(図7及び図8参照)。これにより、第1端子部A1と第4端子部B1とが電気的に接続されて第1配線Aと第2配線Bとの間に電流が流れるので、キー押下検出装置は、上キー141aが押下されたと特定する。
次に、右キー141bが押下された場合、右キー141bは第2キースイッチ513を押下する。すると、右キー141bに押下された第2キースイッチ513は、メタルドームの頂部がフレキシブル配線基板50側に変形して凸部511が第6端子部C1に接触すると共に、メタルドームの周縁部が第2端子部A2に接触する(図示せず)。これにより、第6端子部C1と第2端子部A2とが電気的に接続されて、第1配線Aと第3配線Cとの間に電流が流れるので、キー押下検出装置は、右キー141bが押下されたと特定する。
次に、右上キー141eが押下された場合、右上キー141eは第3キースイッチ514を押下する。すると、右上キー141eに押下された第3キースイッチ514は、メタルドームの頂部がフレキシブル配線基板50側に変形して凸部511が第5端子部B2及び第7端子部C2に接触すると共に、メタルドームの周縁部が第3端子部A3に接触する。これにより、第3端子部A3と第5端子部B2と第7端子部C2が電気的に接続されて第1配線Aと第2配線Bと第3配線Cとの間に電流が流れるので、キー押下検出装置は、右上キー141eが押下されたと特定する。
以上のキー押下検出装置によれば、以下の効果を奏する。
上キー141aの押下によって第1配線Aと第2配線Bとを電気的に接続する第1キースイッチ512と、右キー141bの押下によって第1配線Aと第3配線Cとを電気的に接続する第2キースイッチ513と、右上キー141eの押下によって第1配線Aと第2配線Bと第3配線Cとを電気的に接続する第3キースイッチ514と、を設けた。
これにより、右上キー141eを押下した場合に、上キー141aに押下される第1キースイッチ512と右キー141bに押下される第2キースイッチ513とを同時に押下するための部材を、十字キー141と第1キースイッチ512及び第2キースイッチ513との間に配置する必要がない。よって、キー押下検出装置を備えた携帯電話機1の薄型化を図れる。
また、第1配線Aと第2配線Bと第3配線Cとの間の電気的接続を検出することで右上キー141eが押下されたことを特定する構成とした。これにより、右上キー141eを特定するための新たな配線及び電極を設けることなく右上キー141eの押下の検出を行うことができる。よって、フレキシブル配線基板50のキーマトリクスを複雑化せずにキーの2重押しの検出が可能である。
また、第1配線Aを第1端子部A1、第2端子部A2及び第3端子部A3を含んで構成し、第2配線Bを第4端子部B1及び第5端子部B2を含んで構成し、第3配線Cを第6端子部C1及び第7端子部C2を含んで構成した。
これにより、複数の配線53に形成した複数の端子部54の配置の自由度が高くなり、複数の端子部54を複数のキー11それぞれの配置に対応して最適な位置に配置できるので、キー押下検出装置を備えた携帯電話機1の小型化を図れる。
また、第4端子部B1を円環状とし、この第4端子部B1の内側に第1端子部A1を配置して、第1キースイッチ512のメタルドームの周縁部を第4端子部B1に接触させると共に、メタルドームの凸部511を第1端子部A1に接触させた。よって、第1キースイッチ512の配置が多少上下左右にずれた場合であっても、第1キースイッチ512は、第4端子部B1及び第1端子部A1に良好に接触するので、第1配線Aと第2配線Bとの間の接続不良が生じにくい。
また、第3端子部A3を円環状とし、この第3端子部A3の内側に第5端子部B2及び第7端子部C2を配置して、第3キースイッチ514のメタルドームの周縁部を第3端子部A3に接触させると共に、メタルドームの凸部511を第5端子部B2及び第7端子部C2に接触させた。よって、第3キースイッチ514の配置が多少上下左右にずれた場合であっても、第3キースイッチ514は、第3端子部A3、第5端子部B2及び第7端子部C2に良好に接触するので、第1配線Aと第2配線Bと第3配線Cとの間の接続不良が生じにくい。
また、第5端子部B2及び第7端子部C2をいずれも略U字状に形成すると共に、第5端子部B2の一端側を第7端子部C2の両端部間に入り込ませ、第7端子部C2の一端側を第5端子部B2の両端部間に入り込ませた。
これにより、第5端子部B2の一端側には、第7端子部C2に挟まれた領域が設けられ、第7端子部C2の一端側には、第5端子部B2に挟まれた領域が設けられる。よって、第3キースイッチ514の配置が、図11(a)から図11(e)に示すように、左右方向や上下方向にずれても、メタルドームの凸部511は、第5端子部B2及び第7端子部C2の両方に好適に接触するので、第1配線A、第2配線B及び第3配線Cの3つの配線間での接続不良が生じにくい。
次に、本発明のキー押下検出装置の第2実施形態について、図12及び図13を参照しながら説明する。
図12は、第2実施形態に係るキー押下検出装置の部分拡大断面図であり、第1実施形態における図9対応図である。図13は、図12に示すキー押下検出装置において、第3キースイッチ514と第3端子部A3、第5端子部B2及び第7端子部C2とが接触した状態を示す図である。
尚、以下の第2実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
第2実施形態では、主として、第5端子部B2及び第7端子部C2それぞれの一部が2枚の絶縁フィルム52の存在しない領域に位置している点で第1実施形態と異なる。
具体的には、図12に示すように、第5端子部B2及び第7端子部C2における絶縁フィルム52の存在しない領域に位置する部分は、第3キースイッチ514の凸部511と重なり合う位置に形成されている。
第2実施形態のキー押下検出装置は、以下のように動作する。
図12及び図13に示すように、右上キー141eが押下された場合、右上キー141eは第3キースイッチ514を押下する。すると、右上キー141eに押下された第3キースイッチ514は、メタルドームの頂部がフレキシブル配線基板50側に変形して凸部511が第5端子部B2及び第7端子部C2における絶縁フィルム52の存在しない領域に位置している部分に接触すると共に、メタルドームの周縁部が第3端子部A3に接触する。
第3キースイッチの凸部511が第5端子部B2及び第7端子部C2における絶縁フィルム52の存在しない領域に位置している部分に接触すると、第5端子部B2及び第7端子部C2における絶縁フィルム52の存在しない領域に位置している部分は、絶縁フィルム52に支持されていないので、凸部511に押圧されて右上キー141eの押下方向側に変形(湾曲)する。
第2実施形態のキー押下検出装置によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する他、以下の効果を奏する。
第5端子部B2及び第7端子部C2それぞれの一部を2枚の絶縁フィルム52の存在しない領域に位置させた。これにより、右上キー141eが押下された場合に、第3キースイッチ514の凸部511と第5端子部B2及び第7端子部C2との接触部分が湾曲するので、凸部511と第5端子部B2及び第7端子部C2との接触面積が増加する。よって、第3キースイッチ514と、第5端子部B2及び第7端子部C2との接続性が向上する。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、第1実施形態及び第2実施形態では、第5端子部B2及び第7端子部C2をいずれも略U字形状に構成したがこれに限らない。例えば、第5端子部及び第7端子部を、それぞれ略半円形状に構成して、互いの弦(直線部分)が対向するように配置してもよい(図示せず)。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、第4端子部B1、第2端子部A2及び第3端子部A3を円環状に形成し、第1端子部A1を第4端子部B1の内側に配置し、第6端子部C1を第2端子部A2の内側に配置し、第5端子部B2及び第7端子部C2を第3端子部A3の内側に配置したがこれに限らない。例えば、第1端子部A1、第6端子部C1及び第5端子部B2を円環状に形成し、第4端子部B1を第1端子部A1の内側に配置し、第2端子部A2を第6端子部C1の内側に配置し、第3端子部A3及び第7端子部C2を第5端子部B2の内側に配置してもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、キースイッチ51の頂点の内面側には、一つの凸部511を設けていたがこれに限らない。即ち、図14に示すように、キースイッチ51の頂点の内面側に凸部511aを2つ設けてもよく、また、図15に示すように、凸部511bの面積を大きく構成してもよい。
また、本発明のキー押下検出装置を、複数の配線に形成する複数の端子部それぞれの配置及びキースイッチの形状を変えることで、3つのキーを同時に押下するキーの3重押しや4つのキーを同時に押下するキーの4重押しに対して所定の操作を割り当てるように構成してもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、本発明のキー押下検出装置を携帯電話機に適用したがこれに限らない。即ち、本発明のキー押下検出装置を、PHS(登録商標:Personal Handyphone System)、無線機能を有するポータブルゲーム機、ポータブルナビゲーション機、PDA(Personal Data Assistance)、ノートパソコン等の複数のキーを備えた電子機器に適用してもよい。
本発明のキー押下検出装置を備えた携帯電話機を、操作部側筐体と表示部側筐体とを開いた状態で示す斜視図である。 図1に示す携帯電話機における操作部側筐体の分解斜視図である。 図1に示す携帯電話機における操作部側筐体の平面図である。 図3におけるX−X線断面図である。 フレキシブル配線基板における決定操作キーに重なり合う部分の拡大平面図である。 第1配線、第2配線及び第3配線の配置を模式的に示す図である。 図5のY−Y線断面図である。 図7に示す状態から第1キースイッチが変形されて、第1キースイッチと、第1端子部及び第4端子部とが接触した状態を示す図である。 図5のZ−Z線断面図である。 図9に示す状態から第3キースイッチが変形されて、第3キースイッチと、第3端子部、第5端子部及び第7端子部とが接触した状態を示す図である。 図11(a)から図11(d)は、それぞれ、キースイッチがフレキシブル配線基板に対して上下左右方向にずれて配置された状態を示す平面図である。 第2実施形態に係るキー押下検出装置の部分拡大断面図である。 図12に示すキー押下検出装置において、第3キースイッチと第3端子部、第5端子部及び第7端子部とが接触した状態を示す図である。 メタルドームの凸部の変形例を示す図である。 メタルドームの凸部の変形例を示す図である。
符号の説明
1 携帯電話機
2 操作部側筐体
3 表示部側筐体
4 連結部
50 フレキシブル配線基板(基板)
141a 上キー(第1キー)
141b 右キー(第2キー)
141e 右上キー(第3キー)
512 第1キースイッチ(第1接続部)
513 第2キースイッチ(第2接続部)
514 第3キースイッチ(第3接続部)
A 第1配線
A1 第1端子部
A2 第2端子部
A3 第3端子部
B 第2配線
B1 第4端子部
B2 第5端子部
C 第3配線
C1 第6端子部
C2 第7端子部

Claims (6)

  1. 2以上の配線間に電流が流れることで所定のキーが押下されたことを検出するキー押下検出装置であって、
    第1配線、第2配線及び第3配線を有する基板と、
    前記基板上に配置され各々が独立して押下される第1キー、第2キー及び第3キーと、
    前記第1キーの押下によって、前記第1配線と前記第2配線とを電気的に接続する第1接続部と、
    前記第2キーの押下によって、前記第1配線と前記第3配線とを電気的に接続する第2接続部と、
    前記第3キーの押下によって、前記第1配線と前記第2配線と前記第3配線とを電気的に接続する第3接続部と、を備えたキー押下検出装置。
  2. 前記第1配線は、該第1配線の一部が露出されて形成された第1端子部、第2端子部及び第3端子部を含んで構成され、
    前記第2配線は、該第2配線の一部が露出されて形成された第4端子部及び第5端子部を含んで構成され、
    前記第3配線は、該第3配線の一部が露出されて形成された第6端子部及び第7端子部を含んで構成され、
    前記第1接続部は、前記第1キーの押下によって、前記第1端子部及び前記第4端子部に接触し、
    前記第2接続部は、前記第2キーの押下によって、前記第2端子部及び前記第6端子部に接触し、
    前記第3接続部は、前記第3キーの押下によって、前記第3端子部、前記第5端子部及び前記第7端子部に接触する請求項1に記載のキー押下検出装置。
  3. 前記第1端子部及び前記第4端子部のうちの一方の端子部は環状であり、他方の端子部は前記一方の端子部の内側に配置されている請求項2に記載のキー押下検出装置。
  4. 前記第3端子部、前記第5端子部及び前記第7端子部のうちの一つの端子部は環状であり、前記第3端子部、前記第5端子部及び前記第7端子部のうちの前記一つの端子部とは異なる二つの端子部は、前記一つの端子部の内側に配置されている請求項2又は請求項3に記載のキー押下検出装置。
  5. 前記二つの端子部のうちの一方の端子部は、他方の端子部に挟まれた領域を有する請求項4に記載のキー押下検出装置。
  6. 前記基板は、前記第1配線、前記第2配線及び前記第3配線が複数の絶縁部材に挟み込まれて構成されており、
    前記二つの端子部それぞれの一部は、前記複数の絶縁部材の存在しない領域に位置しており、
    前記第3接続部は、前記二つの端子部における前記複数の絶縁部材の存在しない領域に位置している部分に接触する請求項4又は請求項5に記載のキー押下検出装置。
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