JP3976722B2 - フレキシブル配線板を介した機能パネルと回路基板との接続構造及び電子機器 - Google Patents

フレキシブル配線板を介した機能パネルと回路基板との接続構造及び電子機器 Download PDF

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Description

この発明は、フレキシブル配線板を介した機能パネルと回路基板との接続構造及び電子機器に係り、例えば携帯電話機等の携帯型の電子機器の液晶パネルと回路基板とが、略U字形に湾曲されて配置されたフレキシブル配線板によって電気的に接続されてなるフレキシブル配線板を介した機能パネルと回路基板との接続構造及び電子機器に関する。
従来より、携帯型の電子機器としての携帯電話機に用いられる表示装置は、液晶パネルと、表示信号等を発生させるための配線基板とが、可撓性を有するフレキシブルプリント配線板を介して電気的に接続され、さらにバックライト装置が液晶パネルの裏面側に配置されて概略構成されている。フレキシブルプリント配線板は、絶縁性及び可撓性を有するベースフィルムに回路パターンが形成されてなっている。
ここで、小型化及び薄型化の要請から、配線基板は、保持フレームに保持された液晶パネルの裏面側に重ねるように配置され、このため、フレキシブルプリント配線板は、液晶パネル及び配線基板の側面側で略180°湾曲された状態で配置されることとなる。
ところで、フレキシブルプリント配線板は、弾性を有しており、湾曲状態で配置されていることにより、元の状態に戻ろうとする復元力(反力)のために、拡開するように(膨らむように)変形して、フレキシブルプリント配線板が液晶パネルの端部を引き上げ、液晶パネルを浮き上がらせ、表示画面が傾いてしまうという問題があった。
また、フレキシブルプリント配線板の両端部と、液晶パネル及び配線基板との接続箇所に、接続部分が外れる向きに(湾曲した向きに)力が加わり、最悪の場合、フレキシブルプリント配線板が、液晶パネルや配線基板から外れてしまうという問題があった。
このために、図11乃至図13に示すように、液晶パネル101を保持フレーム102によって保持した状態で、液晶パネル101の裏面側に配線基板103を重ねるように配置し、液晶パネル101と配線基板103とをフレキシブルプリント配線板104によって電気的に接続して概略構成された表示装置105において、筐体(不図示)の裏面側にクッション部材106を貼り付け、フレキシブルプリント配線板104と筐体との間にこのクッション部材106を介挿し、組立完了時には、クッション部材106がフレキシブルプリント配線板104を押え付けるようにし、これによって、フレキシブルプリント配線板104を、U字型に(すなわち、フレキシブルプリント配線板104の両端部が互いに平行となるように)保って、液晶パネル101の浮上りを防止すると共に、フレキシブルプリント配線板104の両端部が、液晶パネル101及び配線基板103の表面(又は裏面)との間に隙間が生じる向きに変位しないようにして、フレキシブルプリント配線板104と、液晶パネル101及び配線基板103との接続が保たれるようにしている。
また、構成部品の増加や組立工程数を抑えるために、筐体の裏面側に段差部を一体的に形成して、フレキシブルプリント配線板の所定の部位を押える技術(例えば、特許文献1参照。)や、配線基板に抜き部(開口)を設けてこの抜き部にフレキシブルプリント配線板を通し、抜き部の端縁でフレキシブルプリント配線板を押えて、フレキシブルプリント配線板と配線基板との接続部分にかかる力を軽減する技術も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2001−109390号公報 特開2000−39621号公報
解決しようとする第1の問題点は、フレキシブルプリント配線板に対する押圧力の強さや押圧位置の調整が困難であり、確実にかつ的確にフレキシブルプリント配線板を押えて、液晶パネルの浮上りを確実に防止することが困難であるという点である。
すなわち、上記従来技術で、例えばクッション部材の寸法のばらつきや、貼付位置のばらつきのために、また、筐体の裏面の段差部の寸法及び形状や形成位置のばらつきのために、フレキシブルプリント配線板を一定の押圧力で、所定の箇所を安定的に押し付けることが困難である。
また、第2の問題点は、フレキシブルプリント配線板に対する押圧力の強さや押圧位置の調整が困難であり、確実にかつ的確にフレキシブルプリント配線板を押えて、フレキシブルプリント配線板と液晶パネル及び配線基板との接続が確実に保たれるようにすることが困難であるという点である。
すなわち、上記従来技術で、例えばクッション部材の寸法のばらつきや、貼付位置のばらつきのために、また、筐体の裏面の段差部の寸法及び形状や形成位置のばらつき、配線基板の抜き部の寸法及び形状や形成位置のばらつきために、フレキシブルプリント配線板を一定の押圧力で、所定の箇所を押し付けようとすると、押圧力の強さや押圧位置について誤差が生じ、フレキシブルプリント配線板の好ましくない変形を確実に防止することが困難であるばかりか、過大な力又は偏った力で誤った箇所を押し付けてしまって、むしろ、フレキシブルプリント配線板に損傷を与えたり、脱落を促してしまいかねない。
さらに、表示装置を筐体に実装する際に、フレキシブルプリント配線板と液晶パネル及び配線基板との接続状態についての不具合の有無を予め確認することも困難である。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、回路基板と該回路基板から出力される電気的制御に応答して所定の機能を発揮する機能パネルとが、機能パネル取付用のフレームを介して互いに重ねられた状態で接合され、かつ、前記機能パネルと前記回路基板とが、略U字形に湾曲させられたフレキシブル配線板を介して電気的に接続されてなる機能パネルと回路基板との接続構造に係り、前記フレームには、当該フレームの前記フレキシブル配線板側に、前記フレキシブル配線板のU字形折返し部のフレーム側部位の拡開を押えるための押え部が設けられていると共に、前記回路基板の前記フレキシブルプリント配線板が配置される側の端部には、前記フレキシブルプリント配線板の前記U字形折返し部の配線基板側部位を載置して、当該配線基板側部位の拡開を押えるための載置部が延設されていることを特徴としている。
なお、この発明の特許請求の範囲及び明細書において、フレキシブル配線板とは、フレキシブルケーブルも含むものとする。
請求項2記載の発明は、回路基板と、該回路基板から出力される電気的制御に応答して所定の機能を発揮する機能パネルとが、機能パネル取付用のフレームを介して互いに重ねられた状態で接合され、かつ、前記機能パネルと前記回路基板とが、略U字形に湾曲させられたフレキシブル配線板を介して電気的に接続されてなる機能パネルと回路基板との接続構造に係り、前記フレームには、当該フレームの前記フレキシブル配線板側に、前記フレキシブル配線板のU字形折返し部のフレーム側部位の拡開を押えるための溝状爪部を有する押え部が設けられていると共に、前記回路基板の前記フレキシブルプリント配線板が配置される側の端部には、前記フレキシブルプリント配線板の前記U字形折返し部の配線基板側部位を載置して、当該配線基板側部位の拡開を押えるための載置部が延設されていることを特徴としている
また、請求項記載の発明は、請求項記載のフレキシブル配線板を介した機能パネルと回路基板との接続構造に係り、前記押え部が、前記フレキシブル配線板のU字形折返し部のフレーム側部位の拡開を押える天井部と、前記フレキシブル配線板の側方に配置され、前記天井部を支持する支持部とを有してなることを特徴としている。
請求項記載の発明は、請求項1、2又は3記載のフレキシブル配線板を介した機能パネルと回路基板との接続構造に係り、前記押え部が、前記フレームに一体的に形成されていることを特徴としている。
また、請求項記載の発明は、請求項1乃至のいずれか1に記載のフレキシブル配線板を介した機能パネルと回路基板との接続構造に係り、前記機能パネルが、液晶パネルを有してなることを特徴としている。
また、請求項記載の発明は、電子機器に係り、請求項1乃至5のいずれか1に記載のフレキシブル配線板を介した機能パネルと回路基板との接続構造を備えてなることを特徴としている
この発明の構成によれば、機能パネルを保持するフレームに予め固定された押え部がフレキシブル配線板をフレーム本体側に押圧するように押えるので、フレキシブル配線板に対する押圧力の強さや押圧位置の誤差を抑えることができ、確実にかつ的確にフレキシブル配線板を押えて、機能パネルの浮上りを確実に防止することができる。
また、確実にかつ的確にフレキシブル配線板を押えて、フレキシブル配線板と機能パネル及び回路基板との接続が確実に保たれるようにすることができる。
また、例えば押え部が筐体に設けられているわけではないので、機能パネルを筐体に実装する際に、フレキシブル配線板と機能パネル及び回路基板との接続状態についての不具合の有無を予め確認することができる。
また、押え部をフレームに一体的に形成することによって、構成部品の増加や組立工程数を抑えることができるので、コストを低減し生産性を向上させることができる。
機能パネルを保持するフレームに予め固定された押え部がフレキシブル配線板をフレーム本体側に押圧するように押えることによって、フレキシブル配線板に対する押圧力の強さや押圧位置の誤差を抑えて、確実にかつ的確にフレキシブル配線板を押えて、機能パネルの浮上りを確実に防止するという第1の目的を実現した。また、確実にかつ的確にフレキシブル配線板を押えることによって、フレキシブル配線板と機能パネル及び回路基板との接続が確実に保たれるようにするという第2の目的を実現した。
図1は、この発明の第1実施例である携帯電話機の構成を示す斜視図、図2は、同携帯電話機の表示部の構成を示す斜視図、図3は、同表示部の構成を示す平面図、図4は、図3のA−A線に沿った断面図、図5は、図4のB部を拡大して示す拡大断面図、図6は、同携帯電話機の構成を示すブロック図、図7及び図8は、同携帯電話機の構成を分解して示す分解斜視図、また、図9は、同携帯電話機の液晶パネルと配線基板との接続構造の構成を示す斜視図である。
この例の携帯電話機(電子機器)1は、通話機能のほか、例えばインターネットに接続してホームページの閲覧や電子メールの送受信が可能なデータ通信機能を有し、図1に示すように、上側ユニット2と下側ユニット3とが折畳可能なようにヒンジ部4で相互に結合されて構成されている。
上側ユニット2は、図1及び図6に示すように、折畳可能な筐体5を構成する上側筐体6に、例えば、待受画面や機能設定画面等が表示される表示部7と、無線電波の送受信を行うアンテナ8と、着信時や通話時に発光する発光部9と、受話音声を出力するスピーカ11とが実装されて概略構成されている。
また、下側ユニット3は、筐体5を構成する下側筐体12に、当該携帯電話機本体の構成各部を制御する制御部13と、制御部13が実行する処理プログラムや各種データ等を記憶するための記憶部14と、アンテナ8を介して無線電波の送受信を行い、所定のプロトコルに従って通話やデータ通信を行うために用いられる無線通信部15と、数字や文字の入力操作等を行うための多数の各種操作キー等からなる操作部16と、送話音声を入力するマイクロフォン17と、バッテリパック等からなる電源部18が実装されて概略構成されている。
また、筐体5は、ヒンジ部4で相互に結合された上側筐体6と下側筐体12とからなり、ヒンジ部4は、上側筐体6と下側筐体12とを回動可能に結合して当該携帯電話機1に折畳可能な構造を付与している。
表示部7は、図2乃至図8に示すように、上側筐体6の折畳時に内側となる側に配設され、待受画面や機能設定画面等が表示される主表示用液晶パネル(機能パネル)21と、上側筐体6の折畳時に外側となる側に配設され、例えば、現在時刻や着信通知等の表示がなされる補助表示用液晶パネル22と、主表示用液晶パネル21等を保持して、絶縁性基板に所定の回路パターンが形成され電子部品が搭載されてなる配線基板(回路基板)23に取り付けられる枠状の保持フレーム(機能パネル取付け用のフレーム)24と、主表示用液晶パネル21と配線基板23とを電気的に接続するフレキシブルプリント配線板(フレキシブル配線板)25と、主表示用液晶パネル21及び補助表示用液晶パネル22に照明光を与えるバックライト装置(不図示)とを有すると共に、フレキシブルプリント配線板25の好ましくない変形を防止して、主表示用液晶パネル21の浮上りを防止し、フレキシブルプリント配線板25と主表示用液晶パネル21及び配線基板23との接続関係を保持するための液晶パネルと配線基板との接続構造を有している。
主表示用液晶パネル21は、例えばTFT(Thin Film Transistor)構造の透過型の液晶表示パネルであり、TFTと透明画素電極とが多数形成されているTFT基板と、TFT基板と数[μm]の間隙を介して対向して固定され、着色層(カラーフィルタ)が形成された対向基板と、上記間隙に封入された液晶層と、TFT基板、対向基板の外側に配設された一対の偏向板とを有している。
補助表示用液晶パネル22は、寸法が異なり着色層が省略されている以外は、主表示用液晶パネル21と略同一構成の例えばTFT方式の透過型の液晶パネルである。
保持フレーム24のフレキシブルプリント配線板25が配置される側の端部には、図7に示すように、フレキシブルプリント配線板25の主表示用液晶パネル21との接続箇所の近傍の保持フレーム側折返し部25aの上面(携帯電話機1を折り畳んだ際に内側となる面)を押えて、フレキシブルプリント配線板25の被押圧箇所を配線基板23側へ向けて押圧する押え部27が一体的に形成されている。
この押え部27は、フレキシブルプリント配線板25の保持フレーム側折返し部25aの上面を押える天井部27aと、フレキシブルプリント配線板25の側方に配置され、天井部27aを支持する支持部27b,27bとを有してなっている。
また、保持フレーム24には、主表示用液晶パネル21が枠状の両面粘着シート(リムシート)28によって取り着けられている。
また、配線基板23のフレキシブルプリント配線板25が配置される側の端部には、フレキシブルプリント配線板25の配線基板側折返し部25bを載置する載置部23aが突設されている。
さらに、主表示用液晶パネル21が取り着けられた保持フレーム24は、保持フレーム24の側部に形成された嵌合爪29が配線基板23の周縁部の対応する部位に形成された嵌合凹部31に嵌合することによって、配線基板23に取り付けられている。
これによって、配線基板23は、保持フレーム24に保持された主表示用液晶パネル21の裏面側に重ねるように配置され、フレキシブルプリント配線板25は、主表示用液晶パネル21及び配線基板23の側面側で略180°湾曲された状態で配置されている。
フレキシブルプリント配線板25は、絶縁性及び可撓性を有するベースフィルムに所定の回路パターンが形成され、かつ、上述したように、断面略U字形に湾曲した状態で配置され、押え部27で折り返された状態で(天井部27aの下方を潜らせた状態で)、その両端が主表示用液晶パネル21の端部及び配線基板23の端部に配置されたコネクタ32にそれぞれ接続されている。
この例の液晶パネルと配線基板との接続構造は、図4、図5及び図9に示すように、主表示用液晶パネル21と配線基板23とを湾曲した状態で接続するフレキシブルプリント配線板25の保持フレーム側折返し部25aの上面が保持フレーム24に形成された押え部27の天井部27aの裏面に接触して押圧され、主表示用液晶パネル21側への変位を制止され(拡開を防止され)、配線基板側折返し部25bの下面が配線基板23の載置部23aの表面(主表示用液晶パネル21側の面)に接触してなっている。
ここで、天井部27aの高さは、主表示用液晶パネル21と配線基板23との離隔に応じて設定されている。
これによって、フレキシブルプリント配線板25は、断面略U字形に、(すなわち、フレキシブルプリント配線板25の保持フレーム側折返し部25aと配線基板側折返し部25bとが互いに略平行となるように)保たれ、かつ、保持フレーム側折返し部25aと配線基板側折返し部25bとは所定の間隔が保れて、主表示用液晶パネル21の浮上りが防止されると共に、フレキシブルプリント配線板25の両端部が、主表示用液晶パネル21及び配線基板23の表面(又は裏面)との間に隙間が生じる向きに変位しないようにされ、フレキシブルプリント配線板25と、主表示用液晶パネル21及び配線基板23との接続関係が保たれる。
制御部13は、CPU(中央処理装置)等からなり、例えば、所定の電話番号に対する発呼処理等を行うための通信制御プログラムや、操作部16の各種キーボタンからの入力情報を処理する操作制御プログラム、受信したデータ等を例えば主表示用液晶パネル21に表示させるための表示制御プログラム、ホームページを閲覧するためのプログラムとしてのブラウザ、電子メールを作成したり送受信するためのプログラムとしてのメーラ等の記憶部14に記憶された各種処理プログラムを実行し、記憶部14に確保された各種レジスタやフラグを用いて、構成各部を制御して通信制御処理や表示制御処理等を行う。
記憶部14は、ROM、RAM等の半導体メモリからなり、制御部13が実行する各種処理プログラム等をが記憶されたプログラム記憶領域と、各機能の設定情報や通信履歴情報、電話帳情報等の各種情報が記憶された情報記憶領域とを有すると共に、この記憶部14には、制御部13がプログラム実行時に用いる各種レジスタやフラグが確保されている。
無線通信部15は、RF回路や、変復調回路、ベースバンド処理回路等からなり、音声やデータを変調してアンテナ8を介して無線電波として送信すると共に、無線電波をアンテナ8を介して受信して音声やデータに復調し、所定のプロトコルに従って通話やデータ通信を行うために用いられる。
操作部16は、ブラウザを起動させてホームページを閲覧するためのブラウザモード選択キー、操作を決定するために用いられる決定キー、操作メニューを表示させるためのメニューキー、文字入力モードを切り換えるための入力モード切替えキー、電話帳を登録したり検索するための電話帳キー、音声通話を行うために用いる通話開始キー、操作を1つ前の状態へ戻すクリアキー、及び電源の入切りを行った各種操作を中止するために用いられる電源キーを含む機能キー群と、主表示用液晶パネル21に表示された表示画面状のカーソルを上下左右方向へ移動させるためのカーソルキーと、例えば数字等を入力するためのテンキー群とを有している。
この例の携帯電話機1を組み立てるには、まず、図7及び図8に示すように、主表示用液晶パネル21にフレキシブルプリント配線板25を接続し、かつ、両面粘着シート28を保持フレーム24に貼着しておく。
次に、フレキシブルプリント配線板25が接続された主表示用液晶パネル21を、両面粘着シート28を介して保持フレーム24に取り付ける。
ここで、フレキシブルプリント配線板25を保持フレーム24の一端部に形成された押え部27で折り返させる(すなわち、天井部27aの下方を潜らせる)。
次に、フレキシブルプリント配線板25をU字状に(すなわち、略180°)湾曲させた状態で、その他端部を配線基板23に配置されたコネクタ32に接続し、かつ、保持フレーム24の側部に形成された嵌合爪29を配線基板23の対応する部位に形成された嵌合凹部31に嵌合して、主表示用液晶パネル21が取り着けられた保持フレーム24を配線基板23に取り付ける。
こうして組み立てられた携帯電話機1において、フレキシブルプリント配線板25の保持フレーム側折返し部25aの上面が保持フレーム24に形成された押え部27の天井部27aの裏面に接触し、フレキシブルプリント配線板25は、その弾性によって、元の状態に戻ろうとする復元力(反力)のために、変形しようとしても、主表示用液晶パネル21側への変位を制止される。
これによって、フレキシブルプリント配線板25は、断面略U字型に、(すなわち、フレキシブルプリント配線板25の保持フレーム側折返し部25aと配線基板側折返し部25bとが互いに平行となるように)保たれ、主表示用液晶パネル21の浮上りが防止されると共に、フレキシブルプリント配線板25の両端部が、主表示用液晶パネル21及び配線基板23の表面(又は裏面)との間に隙間が生じる向きに変位しないようされ、フレキシブルプリント配線板25と、主表示用液晶パネル21及び配線基板23との接続関係が保たれる。
この例の構成によれば、主表示用液晶パネル21を保持する保持フレーム24の主表示用液晶パネル21とフレキシブルプリント配線板25との接続箇所近傍に、予め形成された押え部27が、フレキシブルプリント配線板25を保持フレーム本体側に押圧するように押えるので、フレキシブルプリント配線板25に対する押圧力の強さや押圧位置の誤差を抑えることができ、確実にかつ的確にフレキシブルプリント配線板25を押えて、主表示用液晶パネル21の浮上りを確実に防止して、表示画面の傾きを防止することができる。
また、確実にかつ的確にフレキシブルプリント配線板25を押えて、フレキシブルプリント配線板25と主表示用液晶パネル21及び配線基板23との接続が確実に保たれるようにすることができる。
また、主表示用液晶パネル21を上側筐体6に実装する際に、フレキシブルプリント配線板25と主表示用液晶パネル21及び配線基板23との接続状態についての不具合の有無を予め確認することができる。
また、押え部27を保持フレーム24に一体的に形成することによって、クッション部材を用いた従来技術に比べて、構成部品の増加や組立工程数を抑えることができるので、コスト(部材費及び組立費)を低減させ、生産性を向上させることができる。
図10は、この発明の第2実施例である携帯電話機の液晶パネルと配線基板との接続構造の構成を示す斜視図である。
この例が上述した実施例1と大きく異なるところは、実施例1では押え部をフレキシブルプリント配線板の上面を押える天井部と、この天井部を支持する支持部とから構成したのに対して、図10に示すように、フレキシブルプリント配線板25の両側端部を押える溝部43aから構成した点である。
これ以外の構成は、上述した実施例1の構成と略同一であるので、その説明を簡略にする。
この例の携帯電話機の表示部を構成する液晶パネルと配線基板との接続構造は、図10に示すように、主表示用液晶パネル21と配線基板23とを湾曲した状態で接続するフレキシブルプリント配線板25の保持フレーム側折返し部25aの両側端部が保持フレーム42に形成された溝部(溝状爪部)43aを有する押え部43によって保持され、主表示用液晶パネル21側への変位を制止され、配線基板側折返し部25bの下面が配線基板23の載置部23aの表面(主表示用液晶パネル21側の面)に接触し、保持フレーム側折返し部25aと配線基板側折返し部25bとが所定の間隔を保ってなっている。
この例の構成によれば、上述した実施例1と略同様の効果を得ることができる。
加えて、押え部の構成を簡略化したので、コストを低減することができる。
以上、この発明の実施例を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
例えば、上述した実施例では、筐体を、ヒンジ部(ヒンジ手段)で相互に結合された上側筐体と下側筐体とから構成し、携帯電話機を折畳可能な構造とした場合について述べたが、これに限らず、2つの筐体を、スライド機構によって互いにスライド可能に結合する場合に適用しても良いし、また、2つの筐体を、旋回軸の周りに互いに面接触しながら旋回可能に結合する場合に適用しても良い。さらに、単一の筐体を用いた場合に適用しても良い。
また、上述した実施例では、主表示用液晶パネルに適用する場合について述べたが、補助表示用液晶パネルにも適用するようにしても良い。
また、フレキシブルプリント配線板に代えて、フレキシブルケーブルを用いて、主表示用液晶パネルと配線基板とを接続するようにしても良い。
また、配線基板とフレキシブルプリント配線板との接続をコネクタを用いて行う場合について述べたが、熱圧着によって行うようにしても良い。
また、実施例1で、押え部を保持フレームと一体的に形成する場合について述べたが、例えば天井部をワイヤ状の部材から構成しても良い。
また、実施例2で、押え部を、溝部に代えて、ピン状の部材によって上方からフレキシブルプリント配線板を押えるように構成しても良い。
携帯型の電子機器としての携帯電話機のほか、簡易型携帯電話(PHS)端末や、携帯情報端末(PDA)等に適用することもできる。さらに、携帯型の電子機器のほか、フレキシブルプリント配線板を湾曲状態で筐体内に収納して用いるような他の電子機器にも適用することができる。
この発明の第1実施例である携帯電話機の構成を示す斜視図である。 同携帯電話機の表示部の構成を示す斜視図である。 同表示部の構成を示す平面図である。 図3のA−A線に沿った断面図である。 図4のB部を拡大して示す拡大断面図である。 同携帯電話機の構成を示すブロック図である。 同携帯電話機の構成を分解して示す分解斜視図である。 同携帯電話機の構成を分解して示す分解斜視図である。 同携帯電話機の液晶パネルと配線基板との接続構造の構成を示す斜視図である。 この発明の第2実施例である携帯電話機の液晶パネルと配線基板との接続構造の構成を示す斜視図である。 従来技術を説明するための説明図である。 従来技術を説明するための説明図である。 従来技術を説明するための説明図である。
符号の説明
1 携帯電話機(電子機器)
4 ヒンジ部(ヒンジ手段)
5 筐体
6 上側筐体
7 表示部
12 下側筐体
13 制御部
14 記憶部
21 主表示用液晶パネル(機能パネル)
22 補助表示用液晶パネル
23 配線基板(回路基板)
24,42 保持フレーム(機能パネル取付け用のフレーム)
25 フレキシブルプリント配線板(フレキシブル配線板)
27,43 押え部
27a 天井部
27b 支持部
43a 溝部(溝状爪部)

Claims (6)

  1. 回路基板と該回路基板から出力される電気的制御に応答して所定の機能を発揮する機能パネルとが、機能パネル取付用のフレームを介して互いに重ねられた状態で接合され、かつ、前記機能パネルと前記回路基板とが、略U字形に湾曲させられたフレキシブル配線板を介して電気的に接続されてなる機能パネルと回路基板との接続構造であって、
    前記フレームには、当該フレームの前記フレキシブル配線板側に、前記フレキシブル配線板のU字形折返し部のフレーム側部位の拡開を押えるための押え部が設けられていると共に、
    前記回路基板の前記フレキシブルプリント配線板が配置される側の端部には、前記フレキシブルプリント配線板の前記U字形折返し部の配線基板側部位を載置して、当該配線基板側部位の拡開を押えるための載置部が延設されていることを特徴とするフレキシブル配線板を介した機能パネルと回路基板との接続構造。
  2. 回路基板と、該回路基板から出力される電気的制御に応答して所定の機能を発揮する機能パネルとが、機能パネル取付用のフレームを介して互いに重ねられた状態で接合され、かつ、前記機能パネルと前記回路基板とが、略U字形に湾曲させられたフレキシブル配線板を介して電気的に接続されてなる機能パネルと回路基板との接続構造であって、
    前記フレームには、当該フレームの前記フレキシブル配線板側に、前記フレキシブル配線板のU字形折返し部のフレーム側部位の拡開を押えるための溝状爪部を有する押え部が設けられていると共に、
    前記回路基板の前記フレキシブルプリント配線板が配置される側の端部には、前記フレキシブルプリント配線板の前記U字形折返し部の配線基板側部位を載置して、当該配線基板側部位の拡開を押えるための載置部が延設されていることを特徴とするフレキシブル配線板を介した機能パネルと回路基板との接続構造。
  3. 前記押え部は、前記フレキシブル配線板のU字形折返し部のフレーム側部位の拡開を押える天井部と、前記フレキシブル配線板の側方に配置され、前記天井部を支持する支持部とを有してなることを特徴とする請求項記載のフレキシブル配線板を介した機能パネルと回路基板との接続構造。
  4. 前記押え部は、前記フレームに一体的に形成されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載のフレキシブル配線板を介した機能パネルと回路基板との接続構造。
  5. 前記機能パネルは、液晶パネルを有してなることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1に記載のフレキシブル配線板を介した機能パネルと回路基板との接続構造。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1に記載のフレキシブル配線板を介した機能パネルと回路基板との接続構造を備えてなることを特徴とする電子機器
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