JP2010008569A - 除電装置およびプロセスカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、感光体の外周面の電荷を感光体の中心軸方向に亘って均一に除去することができる除電装置およびプロセスカートリッジを提供すること。
【解決手段】除電装置10では、感光ドラム7の外周面に導光部材20が対向配置されており、感光ドラム7の中心軸方向(幅方向)における側方に光源22が配置されている。導光部材20には、少なくとも一部が湾曲した区画面25Aによって区画された穴25が、複数形成されている。光源22から穴25に差し掛かった光は、穴25を区画する区画面25Aにおいて湾曲した部分に当たって拡散することによって進行方向が変えられて感光ドラム7へ向かい、感光ドラム7に対して積極的に照射される。これらの穴25を、感光ドラム7の中心軸方向に沿って並べれば、光を感光ドラム7に対して中心軸方向に亘って均一に照射できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置において感光体の外周面の電荷を除去する除電装置およびプロセスカートリッジに関する。
感光体を備える電子写真方式の画像形成装置では、一般的に、帯電された感光体の外周面に形成された静電潜像が現像剤で現像されて現像剤像になり、この現像剤像が記録媒体に転写されることで画像形成が行われる。そして、記録媒体への現像剤像の転写が終わる毎に、次回の画像形成に備えて、感光体の外周面に残留した電荷を除去する必要がある。
そこで、電荷を除去するための装置として、たとえば、特許文献1に記載の光除電部は、感光体ドラムの中心軸に沿って延びつつ感光体ドラムの外周面に対向配置される光ファイバーと、感光体ドラムの中心軸方向における側方に配置され、光源となるランプとを主に備えている。
光ファイバーは、棒状の透明ガラス等であるコアと、コアを被覆する筒状の透明ガラス等であるクラッドと、クラッドの外周に貼り付けられた反射テープとを主に備えている。ここで、コアの外周面には、微細な凹凸処理が施された拡散面が形成されている。
このような光除電部が動作する場合には、まず、ランプが発する光が光ファイバー内に入り、反射テープによって拡散面へ反射される。次いで、この光は、拡散面によってコア内へ拡散された後、コアとクラッドとの境界面で反射しながら感光体ドラムの外周面へ照射される。これにより、感光体ドラムの外周面が露光され、感光体ドラムの外周面に残留した電荷が除去される。
特開昭62−127786号公報
特許文献1に記載の光除電部では、光ファイバーを構成する部品(コア、クラッドおよび反射テープ等)の点数が多く、また、凹凸処理を施すことによってコアに拡散面を形成しなければならないので、構成が複雑になる。
また、光ファイバーにおいて、感光体ドラムの中心軸方向に沿ってランプから離れた位置には、ランプが発する光が届きにくい。そのため、この位置における光ファイバーから感光体ドラムの外周面への光の照射量は、ランプに近い位置での照射量に比べて少なくなる。この場合、感光体ドラムの外周面では、中心軸方向に亘って均一に電荷を除去することが困難になる。これにより、次回の画像形成時に感光体ドラムの外周面が帯電される場合には、感光体ドラムの外周面が中心軸方向に亘って均一に帯電され難くなり、これに起因して、記録媒体に転写された現像剤像の濃度が感光体ドラムの中心軸方向においてばらつき、良好な画像形成を達成できないおそれがある。
本発明の目的は、簡易な構成で、感光体の外周面の電荷を感光体の中心軸方向に亘って均一に除去することができる除電装置およびプロセスカートリッジを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、感光体の外周面の電荷を除去する除電装置であって、前記感光体の中心軸方向における側方に配置される光源と、前記感光体の外周面に対向配置され、前記感光体の中心軸に沿って延び、前記光源からの光を前記感光体に対して前記中心軸方向に亘って照射できるように導く導光部材とを備え、前記導光部材には、少なくとも一部が湾曲した区画面によって区画され、前記感光体の径方向および前記中心軸方向に対して略直交する直交方向へ延びる穴が、複数形成されていることを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、複数の前記穴は、前記感光体の中心軸方向に間隔を隔てて並んでいることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記光源から離れるに従って、隣り合う前記穴の間隔が小さくなることを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の発明において、前記光源から離れた前記穴ほど、前記区画面の面積が大きいことを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の発明において、前記導光部材において少なくとも前記感光体に対向する対向面が前記感光体へ露出されるように前記導光部材を被覆するカバーを備えていることを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の発明において、前記区画面は、粗面であることを特徴としている。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の発明において、前記穴は、前記導光部材を前記直交方向において貫通することを特徴としている。
また、請求項8に記載の発明は、画像形成装置本体に装備されるプロセスカートリッジであって、感光体と、前記感光体の外周面に対向配置されており、前記感光体の中心軸に沿って延び、前記画像形成装置本体において前記感光体の中心軸方向における側方に配置された光源からの光を前記感光体に対して前記中心軸方向に亘って照射できるように導く導光部材とを備え、前記導光部材には、少なくとも一部が湾曲した区画面によって区画され、前記感光体の径方向および前記中心軸方向に対して略直交する直交方向へ延びる穴が、複数形成されていることを特徴としている。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、複数の前記穴は、前記感光体の中心軸方向に間隔を隔てて並んでいることを特徴としている。
また、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、前記光源から離れるに従って、隣り合う前記穴の間隔が小さくなることを特徴としている。
また、請求項11に記載の発明は、請求項9または10に記載の発明において、前記光源から離れた前記穴ほど、前記区画面の面積が大きいことを特徴としている。
また、請求項12に記載の発明は、請求項8ないし11のいずれかに記載の発明において、前記導光部材において少なくとも前記感光体に対向する対向面が前記感光体へ露出されるように前記導光部材を被覆するカバーを備えていることを特徴としている。
また、請求項13に記載の発明は、請求項8ないし12のいずれかに記載の発明において、前記区画面は、粗面であることを特徴としている。
また、請求項14に記載の発明は、請求項8ないし13のいずれかに記載の発明において、前記穴は、前記導光部材を前記直交方向において貫通することを特徴としている。
また、請求項15に記載の発明は、画像形成装置本体に装備されるプロセスカートリッジであって、感光体と、前記感光体の外周面に対向配置されており、前記画像形成装置本体において前記感光体の中心軸方向における側方に配置された光源からの光を前記感光体に対して前記中心軸方向に亘って照射できるように導く導光部材とを備え、前記導光部材は、前記光源からの光が入射される入射面と、前記入射面よりも前記光源から離れた位置に配置され、前記入射面と対向する入射対向面と、前記入射面および前記入射対向面に対して交差する方向に延び、前記感光体と対向する第1面と、前記第1面よりも前記感光体から離れた位置に配置され、前記第1面と対向する第2面と、前記第1面の一端と前記第2面の一端とを繋ぐ第3面と、前記第1面の他端と前記第2面の他端とを繋ぐ第4面と、前記第1面と前記第2面との途中に設けられ、前記入射面で入射された前記光源からの光を前記感光体へ向けて反射させる反射面とを含んでいることを特徴としている。
請求項1および8に記載の発明によれば、感光体の外周面には、感光体の中心軸に沿って延びる導光部材が対向配置されており、感光体の中心軸方向における側方には、光源が配置されている。光源からの光は、導光部材によって感光体の中心軸方向に沿って導かれつつ、感光体に対して中心軸方向に亘って照射される。これによって、感光体の外周面が露光され、感光体の外周面の電荷が中心軸方向に亘って除去される。
ここで、導光部材には、少なくとも一部が湾曲した区画面によって区画された穴が、複数形成されている。各穴は、感光体の径方向および中心軸方向に対して略直交する直交方向へ延びているので、各穴では、穴の開口端でなく、区画面が、感光体に対向する。
そして、光源から穴に差し掛かった光は、穴を区画する区画面において湾曲した部分に当たって拡散することによって進行方向が変えられて感光体へ向かい、感光体に対して積極的に照射される。つまり、このような穴を導光部材に形成すると、この穴の区画面が、光源からの光を受けて発光する発光体となって、光を感光体に積極的に照射することができる。そこで、これらの穴を、感光体の中心軸方向に沿って並べれば、光を感光体に対して中心軸方向に亘って均一に照射できるので、感光体の外周面の電荷を感光体の中心軸方向に亘って均一に除去することができる。
つまり、このような穴を導光部材に形成するといった簡易な構成で、感光体の外周面の電荷を感光体の中心軸方向に亘って均一に除去することができる。
請求項2および9に記載の発明によれば、複数の穴は、感光体の中心軸方向に間隔を隔てて並んでいる。そのため、導光部材が光源からの光を感光体の中心軸方向における全領域に対して均一に照射できるので、感光体の外周面の電荷を中心軸方向に亘って均一に除去することができる。
請求項3および10に記載の発明によれば、光源から離れるに従って、隣り合う穴の間隔が小さくなるので、光源から離れて光が十分に届き難い箇所では、多くの穴が形成される。これにより、光源から離れた箇所では、光源から届いた光が、多くの穴の区画面によって高い頻度で連続的に感光体に照射されるので、感光体の中心軸方向に沿って光源から離れるに従って導光部材から感光体への光の照射量が減少することを抑制することができる。そのため、導光部材が光源からの光を感光体の中心軸方向における全領域に対して均一に照射できるので、感光体の外周面の電荷を中心軸方向に亘って均一に除去することができる。
請求項4および11に記載の発明によれば、光源から離れた穴ほど、区画面の面積が大きいので、光源から離れて光が十分に届き難い穴では、区画面が、光源から届いた光を確実に拡散して感光体に積極的に照射できる。これにより、感光体の中心軸方向に沿って光源から離れるに従って導光部材から感光体への光の照射量が減少することを抑制することができる。そのため、導光部材が光源からの光を感光体の中心軸方向における全領域に対して均一に照射できるので、感光体の外周面の電荷を中心軸方向に亘って均一に除去することができる。
請求項5および12に記載の発明によれば、カバーが、導光部材において少なくとも感光体に対向する対向面が感光体へ露出されるように導光部材を被覆するので、導光部材では、光源からの光を、対向面に集中させて対向面から漏れなく感光体に照射できる。これにより、感光体の外周面の電荷を効果的に除去することができる。
請求項6および13に記載の発明によれば、区画面は、粗面であるので、光源から穴に差し掛かった光を効果的に拡散して感光体に積極的に照射することができる。
請求項7および14に記載の発明によれば、穴は、導光部材を直交方向において貫通するので、深さを気にせず、容易な加工で穴を形成することができる。
請求項15に記載の発明によれば、感光体の外周面には、導光部材が対向配置されており、感光体の中心軸方向における側方には、光源が配置されている。光源からの光は、導光部材によって感光体の中心軸方向に沿って導かれつつ、感光体に対して中心軸方向に亘って照射される。これによって、感光体の外周面が露光され、感光体の外周面の電荷が中心軸方向に亘って除去される。
ここで、導光部材は、光源からの光が入射される入射面と、入射面よりも光源から離れた位置に配置され、入射面と対向する入射対向面とを含んでいる。そして、導光部材は、入射面および入射対向面に対して交差する方向に延び、感光体と対向する第1面と、第1面よりも感光体から離れた位置に配置され、第1面と対向する第2面とを含んでいる。さらに、導光部材は、第1面の一端と第2面の一端とを繋ぐ第3面と、第1面の他端と第2面の他端とを繋ぐ第4面と含んでいる。
そして、このような導光部材は、入射面で入射された光源からの光を感光体へ向けて反射させる反射面を、第1面と第2面との途中に含んでいるので、第1面と第2面との間のスペースを有効利用して反射面を設けることができる。
以下には、図面を参照して、本発明のプロセスカートリッジ1について説明する。
<プロセスカートリッジの概要>
図1は、本発明に係るプロセスカートリッジの一実施形態を示す模式的な左側断面図である。図1では、上下前後左右の方向を指し示す矢印(方向矢印)が示されており、方向を特定するのにあたって、この方向矢印を参照する(図1以降の各図においても同様)。ここで、図1における紙厚方向手前側が左側であり、図1における紙厚方向奥側が右側である。左右方向と幅方向とは同義である。水平方向は、前後方向および左右方向を含んでいる。
プロセスカートリッジ1は、レーザプリンタといった電子写真方式の画像形成装置(図示せず)の本体(画像形成装置本体)に装備され、画像形成の要部として機能する。
プロセスカートリッジ1は、ハウジング2と、現像剤収容室3と、供給ローラ4と、現像ローラ5と、層厚規制ブレード6と、感光体の一例としての感光ドラム7と、帯電器8と、クリーニングローラ9と、除電装置10とを備えている。
ハウジング2は、中空のボックス形状であり、ハウジング2内に、現像剤収容室3、供給ローラ4、現像ローラ5、層厚規制ブレード6、感光ドラム7、帯電器8、クリーニングローラ9および除電装置10が配置されている。
現像剤収容室3は、ハウジング2内において、後側に区画された空間である。現像剤収容室3には、現像剤の一例として、たとえば正帯電性の非磁性1成分のトナーが収容されている。
供給ローラ4は、現像剤収容室3の下端において、中心軸が幅方向に延びた状態で、ハウジング2によって回転自在に支持されている。これにより、現像剤収容室3のトナーは、その自重によって、常に供給ローラ4の外周面上に堆積している。
現像ローラ5は、中心軸が幅方向に延びた状態で、ハウジング2によって回転自在に支持されており、供給ローラ4に対して前から圧接されている。
層厚規制ブレード6は、ハウジング2において現像剤収容室3を区画する壁2Aから現像ローラ5へ向かって後下側へ延びる弾性体であり、その先端(下端)が、現像ローラ5の上側外周面に圧接されている。
感光ドラム7は、円筒形状をなし、中心軸が幅方向に延びた状態で、ハウジング2によって回転自在に支持されており、現像ローラ5に対して前から圧接されている。感光ドラム7は、図1では、反時計回りの方向へ回転する(図示太線矢印参照)。感光ドラム7の下側の外周面は、ハウジング2から下方へ露出されている。感光ドラム7の外周面(最表層)は、たとえばポリカーボネートなどからなる正帯電性の感光層によって形成されている。また、ハウジング2の上壁において感光ドラム7の上方に相当する部分には、ハウジング2の内外を連通させる連通穴2Bが形成されている。
帯電器8は、たとえばスコロトロン型であり、感光ドラム7の外周面に対して間隔を隔てて上方から対向するように、ハウジング2に支持されている。
クリーニングローラ9は、中心軸が幅方向に延びた状態で、ハウジング2によって回転自在に支持されており、感光ドラム7に対して前から圧接されている。クリーニングローラ9の外周面は、たとえば導電性の発泡材料によって被覆されている。クリーニングローラ9には、所定のクリーニングバイアスが印加される。
除電装置10は、クリーニングローラ9の下方において、感光ドラム7の外周面に対して間隔を隔てて前方から対向するように、ハウジング2に支持されている。除電装置10については、以降で詳説する。
画像形成時には、現像剤収容室3において供給ローラ4に堆積したトナーが、供給ローラ4および現像ローラ5の回転に伴って、層厚規制ブレード6の先端と現像ローラ5との間に進入して薄層となり、現像ローラ5の外周面に担持される。
一方、感光ドラム7の外周面は、帯電器8によって幅方向に亘って一様に正帯電された後、画像形成装置本体側(図示せず)からハウジング2の連通穴2Bを介して照射されるレーザビーム(図示破線矢印参照)によって露光される。これにより、感光ドラム7の外周面には、画像データに基づく静電潜像が形成される。
そして、感光ドラム7および現像ローラ5の回転に伴って、現像ローラ5の外周面に担持されているトナーが、感光ドラム7の外周面の静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が現像(可視像化)されて、感光ドラム7の外周面には、トナー像が担持される。
このトナー像が、感光ドラム7の回転に伴ってハウジング2から下方へ露出されたときに、記録媒体11に転写される。記録媒体11に転写されたトナー像が熱定着されると、画像形成が完了する。
ここで、感光ドラム7から記録媒体11へのトナー像の転写後に感光ドラム7の外周面上に転写残トナーが残留する場合がある。その場合、この転写残トナーは、感光ドラム7の回転中において、上述したクリーニングバイアスによって、クリーニングローラ9の外周面に転写され、クリーニングローラ9に捕獲される。そして、画像形成終了時に、クリーニングローラ9には、クリーニングバイアスとは逆方向となるバイアスが印加され、これにより、クリーニングローラ9に捕獲された転写残トナーは、クリーニングローラ9から感光ドラム7に排出された後に、現像ローラ5に回収される。
<除電装置の詳細>
次に、除電装置10について詳説する。
図2において、図2(a)は、除電装置の右側面図であり、図2(b)は、除電装置の背面図であり、図2(c)は、図2(b)のA−A矢視断面図である。図3は、図2の除電装置を後側から見た斜視図である。図4において、図4(a)は、第1の例に係る導光部材の平面図であり、図4(b)は、図4(a)のB−B矢視断面図である。図5は、図4の導光部材を後側から見た斜視図である。なお、図2(a)および図2(c)では、参考のため、感光ドラム7が点線で図示されている。
ここで、トナー像の転写後において、感光ドラム7の外周面には電荷が残っているので、次回の画像形成時に感光ドラム7の外周面を帯電させる際に、上述したように幅方向に亘って一様に帯電できるように(帯電後の外周面の電位が幅方向に亘って均一になるように)、感光ドラム7の外周面の全ての残留電荷を予め除去しておく必要がある。そこで、除電装置10は、感光ドラム7から記録媒体11へのトナー像の転写が終わる毎に、次回の画像形成に備えて、感光ドラム7の外周面に残留した電荷を除去する。
図3に示すように、除電装置10は、導光部材20と、カバー21と、光源22とを含んでいる。
図5に示すように、導光部材20は、たとえばアクリル樹脂製の透明な棒状であり、幅方向に長手である。図2(c)に示すように、導光部材20は、感光ドラム7の外周面に対して、間隔を隔てて前から対向している。この状態で、導光部材20の右端は、感光ドラム7の右端よりも右側にあり、導光部材20の左端は、感光ドラム7の左端よりも左側にある。つまり、導光部材20は、感光ドラム7の中心軸に沿って延び、感光ドラム7の外周面の幅方向全域に対して前から対向している。
そして、図2(a)に示すように、幅方向から見た導光部材20の形状(右側断面形状でもある。)は、4辺が上下前後のいずれかの方向に沿って延びつつ前後方向に長手の矩形状であることから、導光部材20は、幅方向に長手の四角柱である(図5も参照)。つまり、図5を参照して、導光部材20の表面は、上下左右方向に沿って延びる矩形状の前面20Aおよび後面20Bと、前後左右方向に沿って延びる矩形状の上面20Cおよび下面20Dと、上下前後方向に延びる矩形状の右面20Eおよび左面20Fとによって区画されている。導光部材20では、後面20Bが、感光ドラム7の外周面に対して、一定の間隔を隔てて前から対向している(図2(c)参照)。そして、左面20Fが右面20Eに対して左側から対向し、後面20Bは、右面20Eおよび左面20Fに対して交差(具体的には略直交)する方向に延びている。
後面20Bを基準として、前面20Aは、後面20Bよりも感光ドラム7から前側に離れた位置に配置され、後面20Bに対して前から対向している(図2(a)参照)。また、上面20Cは、前面20Aの一端(上端)と後面20Bの一端(上端)とを繋ぎ、下面20Dは、前面20Aの他端(下端)と後面20Bの他端(下端)とを繋いでいる。
ここで、前面20Aは、第2面の一例として機能し、後面20Bは、第1面および対向面の一例として機能し、上面20Cは、第3面の一例として機能し、下面20Dは、第4面の一例として機能する。そして、右面20Eは、入射面の一例として機能し、左面20Fは、入射対向面の一例として機能する。
このような導光部材20には、複数の穴25が、幅方向に等しい間隔を隔てて並ぶように形成されている。これらの穴25は、平面視において丸く(図4(a)参照)、上下方向へ延び、導光部材20を上下方向において貫通している(図4(b)参照)。つまり、各穴25は、導光部材20において、円筒状の区画面25Aによって区画されている。区画面25Aは、反射面の一例として機能する。区画面25Aは、上述したように円筒状であるから、少なくとも一部が湾曲している。そして、区画面25Aは、たとえば十点平均粗さ(Rz)が12.5〜25程度となる粗面である。また、穴25が導光部材20を上下方向において貫通しているので、穴25の開口端は、上面20Cおよび下面20Dにあり(図4(b)参照)、区画面25Aは、前面20Aと後面20Bとの途中に位置する(図4(a)参照)。ここで、図1および図2を参照して、上下方向は、感光ドラム7の径方向および中心軸方向(幅方向)に対して略直交する直交方向である。
そして、図4および図5に示すように、左側の穴25ほど、開口断面積が大きくなっている。穴25の開口断面積が大きいということは、穴25を区画する区画面25Aの面積が大きいことである。
図3に示すように、カバー21は、導光部材20に対してやや大きい相似形状であり、具体的には、導光部材20と同様に幅方向に長手の四角柱であるが、導光部材20と異なり、中空となっている。また、カバー21は、導光部材20と異なり、透明ではないことから、光を透過させない。カバー21の後面および右面は、連続して切り欠かれており、これにより、カバー21の内部空間23が、カバー21の後面および右面を介して露出されている。つまり、カバー21の右側断面形状は、後側が開放された略U字形状をなしている。そして、カバー21の内部空間23は、導光部材20をちょうど収納し得る大きさを有している。ここで、カバー21の内面(内部空間23を区画する面)において、内部空間23を前から区画する面を前内面21Aとし、内部空間23を上から区画する面を上内面21Bとし、内部空間23を下から区画する面を下内面21Cとし、内部空間23を左から区画する面を左内面21Dとする。上述したように、カバー21の後面および右面が連続して切り欠かれているので、内部空間23を後および右から区画する面はない。
図3および図5を参照して、前内面21Aは、導光部材20の前面20Aと同じ大きさであり、前面20Aと平行に延びている。上内面21Bは、導光部材20の上面20Cと同じ大きさであり、上面20Cと平行に延びている。下内面21Cは、導光部材20の下面20Dと同じ大きさであり、下面20Dと平行に延びている。左内面21Dは、導光部材20の左面20Fと同じ大きさであり、左面20Fと平行に延びている。
また、前内面21A、上内面21B、下内面21Cおよび左内面21Dは、光を良好に反射(拡散)できるように、たとえば白色で塗装されていたり、めっきが施されたりしている。なお、カバー21自体が白色の樹脂で形成されていてもよい。
図1に示すように、カバー21の前面がハウジング2に接続されていることから、除電装置10(光源22を除く)は、ハウジング2に支持され、プロセスカートリッジ1の一部となっている。詳しくは、カバー21は、ハウジング2の一部として、ハウジング2と一体的に形成されている。
図2(c)に示すように、導光部材20は、カバー21の内部空間23に収納されている。このとき、図3に示すように、導光部材20の前面20Aがカバー21の前内面21Aに後から対向し、導光部材20の上面20Cがカバー21の上内面21Bに下から対向し、導光部材20の下面20Dがカバー21の下内面21Cに上から対向し、導光部材20の左面20Fがカバー21の左内面21Dに右から対向している。そして、カバー21において切り欠かれた後面から導光部材20の後面20Bが後側へ露出され、カバー21において切り欠かれた右面から導光部材20の右面20Eが右側へ露出されている。つまり、このように導光部材20とカバー21とが一体化された状態で、カバー21は、導光部材20において少なくとも感光ドラム7に対向する後面20Bが感光ドラム7へ向けて後側へ露出されるように、導光部材20を被覆している(図2(a)参照)。
光源22は、図2(b)および図2(c)に示すように、導光部材20の右側に配置されており、上述した画像形成装置本体側(図示せず)に支持され、導光部材20の右面20Eに対して間隔を隔てて右側から対向している(図3も参照)。このとき、導光部材20の左面20Fは、右面20Eよりも光源22から左側に離れた位置に配置されている。
そして、上述したように導光部材20が感光ドラム7の外周面に前から対向しつつ幅方向に長手であることから、導光部材20の右側に配置された光源22が、画像形成装置本体(図示せず)において感光ドラム7の中心軸方向(幅方向)における側方に配置されていることがわかる。この状態で、光源22は、幅方向に沿って左側へ光を発することができる。つまり、図2(b)に示すように、光源22の光軸22Aが延びる方向(光軸方向)は、幅方向であり、感光ドラム7の中心軸が延びる方向(図2(c)参照)と平行である。ここで、上述したように、左側の穴25ほど、開口断面積(つまり区画面25Aの面積)が大きいことから、換言すれば、光源22から離れた穴25ほど開口断面積(区画面25Aの面積)が大きい。
このような構成の除電装置10は、上述したように、感光ドラム7から記録媒体11へのトナー像の転写後に作動する。
具体的には、図2(c)を参照して、トナー像の転写後に光源22が発光し、光源22からの光が幅方向に沿って左側へ進行する。そして、この光は、導光部材20の右面20Eから導光部材20内に入射され、導光部材20内を幅方向に沿って引き続き左側へ進行する。この際、上述したように少なくとも後面20Bが後側の感光ドラム7へ露出されるようにカバー21が導光部材20を被覆しているので、右面20Eで入射されて導光部材20内を左側へ進行する光のうち、一部が、導光部材20において後面20Bから後側へ自然に漏れる。このように後側へ自然に漏れる光には、進行途中にカバー21の内面(前内面21A、上内面21B、下内面21Cおよび左内面21D)で反射して、後面20Bから後側へ進行する光も含まれる。
また、導光部材20内を左側へ進行する光のうち、穴25に差し掛かった光は、穴25を区画する区画面25Aに当たって拡散(反射)することで進行方向が変わる。具体的には、区画面25Aが上方から見て円形状に湾曲していることから(図5も参照)、穴25に差し掛かった光は、区画面25Aの周方向における全域に亘って放射状に拡散する。この際、上述したように少なくとも後面20Bが後側の感光ドラム7へ露出されるようにカバー21が導光部材20を被覆しているので、拡散した光は、カバー21の内面(前内面21A、上内面21Bおよび左内面21D)で反射することによって後側へ向き、その後、導光部材20において後側の感光ドラム7へ露出された後面20Bを経て、後側へ進行する。ここで、区画面25Aで拡散した光のうち、直接後側へ拡散した光は、カバー21の内面で反射することなく、後面20Bを経て、引き続き後側へ進行する。このように、各穴25の区画面25Aは、右面20Eで入射された光源22からの光を感光ドラム7へ向けて反射させる。
このように進行途中に後面20Bから後側へ自然に漏れた光と穴25の区画面25Aに拡散されて後側へ進行する光とが合わさって、引き続き後側へ進行し、感光ドラム7の外周面に照射される。そして、このように導光部材20から感光ドラム7の外周面に光が照射されることにより、感光ドラム7が、光が照射された部分において露光されるので、この部分の残留電荷が除去される。
ここで、光源22からの光は、光源22から遠くなるほど、届き難い。そのため、導光部材20内に入射された光は、導光部材20において光源22から遠い左側領域ほど届き難い。これに応じて、導光部材20内に入射された光のうち、進行途中に導光部材20の後面20Bから後側へ自然に漏れる光の量も、光源22から遠い左側へ向かうほど、少なくなる。この場合、導光部材20から感光ドラム7に照射される光の量(照射量)が、光源22から遠い左側へ向かうほど、少なくなり得る。
そこで、この照射量が光源22から遠くなっても減少しないように、穴25が機能する。具体的には、上述したように、穴25は、左側の穴25(光源22から離れた穴25)ほど、開口断面積(区画面25A)が大きくなっているので(図5も参照)、光源22から遠い左側の穴25の区画面25Aほど、導光部材20内を進行する光の大部分を拡散させることができる。そのため、光源22から遠い左側へ向かうに従って、進行途中に導光部材20の後面20Bから後側へ自然に漏れる光の量が減少しても、代わりに、光源22から遠い位置にある穴25の区画面25Aに拡散されて後側へ進行する光の量が増加する。
これにより、光源22から遠い左側へ向かっても、進行途中に後面20Bから後側へ自然に漏れる光の量と、穴25の区画面25Aに拡散されて後側へ進行する光の量との合計はほとんど減少しないので、導光部材20から感光ドラム7に照射される光の照射量は、幅方向に亘ってほぼ均一となる。これにより、この除電装置10では、感光ドラム7の外周面の残留電荷を幅方向において均一に除去することができる。
このように導光部材20が光源22からの光を感光ドラム7に対して幅方向全域に亘って照射できるように導く。そして、この状態で、トナー像の転写後に感光ドラム7が回転することによって、導光部材20からの光が感光ドラム7に対して周方向における全域に照射される。これにより、最終的に、感光ドラム7の外周面の全ての残留電荷が均一に除去される。
図6において、図6(a)は、第2の例に係る導光部材の平面図であり、図6(b)は、図6(a)のC−C矢視断面図である。図7は、図6の導光部材を後側から見た斜視図である。図8において、図8(a)は、第3の例に係る導光部材の平面図であり、図8(b)は、図8(a)のD−D矢視断面図である。図9は、図8の導光部材を後側から見た斜視図である。図10において、図10(a)は、第4の例に係る導光部材の平面図であり、図10(b)は、図10(a)のE−E矢視断面図である。図11は、図10の導光部材を後側から見た斜視図である。図12は、第4の例に係る導光部材から光が照射される様子を実際に示す写真である。
上記の第1の例に係る導光部材20では、複数の穴25が、幅方向に沿って等しい間隔を隔てて形成されており、左側の穴25(光源22から離れた穴25)ほど、開口断面積(区画面25A)が大きくなっている(図4および図5参照)。
第1の例に代え、図6および図7に示すような第2の例に係る導光部材20を適用することができる。第2の例に係る導光部材20では、第1の例の導光部材20と同様に複数の穴25が形成されているが、開口断面積(区画面25A)は、いずれの穴25においても等しい。そして、第2の例に係る導光部材20では、幅方向において隣り合う穴25の間隔が、左側へ向かって光源22から離れるに従って小さくなっている。つまり、第2の例に係る導光部材20では、光源22から離れた位置では、光源22に近い位置に比べて、多くの穴25が形成されている。
そして、光源22から離れた位置で一層多くの穴25を形成するために、図8および図9の第3の例に係る導光部材20で示すように、光源22から離れた位置の穴25を、左右に隣り合う穴25同士が前後にずれるように、ジグザグに配置してもよい。
なお、第1の例と第2の例とを組み合わせて、光源22から離れた左側の穴25ほど、開口断面積(区画面25A)を大きくし、かつ、幅方向において隣り合う穴25の間隔を、左側へ向かって光源22から離れるに従って小さくしてもよい。
また、図10および図11の第4の例に示すように、穴25の数は、必要に応じて適宜増減されてもよい(第4の例では、第2の例に比べて穴25の数が少ない。)。
そして、上記実施形態の各例に係る導光部材20のうち、たとえば、第4の例に係る導光部材20を用いると、図12に示すように、導光部材20の後面20Bから感光ドラム7に向けて後側(図12の上側)へ照射される光の照射量が、幅方向(図12の左右方向)に亘ってほぼ均一となっていることがわかる。
<作用効果>
(1)図2(c)に示すように、感光ドラム7の外周面には、感光ドラム7の中心軸に沿って幅方向に延びる導光部材20が対向配置されており、感光ドラム7の中心軸方向(幅方向)における側方には、光源22が配置されている。光源22からの光は、導光部材20によって感光ドラム7の中心軸方向に沿って導かれつつ、感光ドラム7に対して中心軸方向に亘って照射される。これによって、感光ドラム7の外周面が露光され、感光ドラム7の外周面の電荷が中心軸方向に亘って除去される。
ここで、導光部材20には、少なくとも一部が湾曲した区画面25Aによって区画された穴25が、複数形成されている。各穴25は、感光ドラム7の径方向および中心軸方向に対して略直交する直交方向(上下方向)へ延びているので(図2(a)および図2(b)参照)、各穴25では、穴25の開口端でなく、区画面25Aが、感光ドラム7に対向する。
そして、光源22から穴25に差し掛かった光は、穴25を区画する区画面25Aにおいて湾曲した部分に当たって拡散することによって進行方向が変えられて感光ドラム7へ向かい、感光ドラム7に対して積極的に照射される。つまり、このような穴25を導光部材20に形成すると、この穴25の区画面25Aが、光源22からの光を受けて発光する発光体となって、光を感光ドラム7に積極的に照射することができる。そこで、これらの穴25を、感光ドラム7の中心軸方向に沿って並べれば、光を感光ドラム7に対して中心軸方向に亘って均一に照射できるので、感光ドラム7の外周面の電荷を感光ドラム7の中心軸方向に亘って均一に除去することができる。
つまり、このような穴25を導光部材20に形成するといった簡易な構成で、感光ドラム7の外周面の電荷を感光ドラム7の中心軸方向に亘って均一に除去することができる。
なお、上記実施形態の穴25は、丸穴であったが、穴25を区画する区画面25Aの少なくとも一部が湾曲していれば、穴25は丸穴でなくてもよく、たとえば楕円形状の穴であってもよいし、一部に平坦面を含んでいてもよい。
(2)複数の穴25は、感光ドラム7の中心軸方向に間隔を隔てて並んでいる。そのため、導光部材20が光源22からの光を感光ドラム7の中心軸方向における全領域に対して均一に照射できるので、感光ドラム7の外周面の電荷を中心軸方向に亘って均一に除去することができる。
(3)図2ないし図5に示す第1の例に係る導光部材20では、光源22から離れた穴25ほど、区画面25Aの面積が大きいので、光源22から離れて光が十分に届き難い穴25では、区画面25Aが、光源22から届いた光を確実に拡散して感光ドラム7に積極的に照射できる。これにより、感光ドラム7の中心軸方向に沿って光源22から離れるに従って導光部材20から感光ドラム7への光の照射量が減少することを抑制することができる。そのため、導光部材20が光源22からの光を感光ドラム7の中心軸方向における全領域に対して均一に照射できるので、感光ドラム7の外周面の電荷を中心軸方向に亘って均一に除去することができる。
(4)図6ないし図11に示す第2ないし第4の例に係る導光部材20では、光源22から離れるに従って、隣り合う穴25の間隔が小さくなるので、光源22から離れて光が十分に届き難い箇所では、多くの穴25が形成される。これにより、光源22から離れた箇所では、光源22から届いた光が、多くの穴25の区画面25Aによって高い頻度で連続的に感光ドラム7に照射されるので、感光ドラム7の中心軸方向に沿って光源22から離れるに従って導光部材20から感光ドラム7への光の照射量が減少することを抑制することができる。そのため、導光部材20が光源22からの光を感光ドラム7の中心軸方向における全領域に対して均一に照射できるので、感光ドラム7の外周面の電荷を中心軸方向に亘って均一に除去することができる。
(5)図2(a)に示すように、カバー21が、導光部材20において少なくとも感光ドラム7に対向する後面20Bが感光ドラム7へ露出されるように導光部材20を被覆するので、導光部材20では、光源22からの光を、後面20Bに集中させて後面20Bから漏れなく感光ドラム7に照射できる。これにより、感光ドラム7の外周面の電荷を効果的に除去することができる。
(6)区画面25Aは、粗面であるので、光源22から穴25に差し掛かった光を効果的に拡散して感光ドラム7に積極的に照射することができる。
(7)穴25は、導光部材20を直交方向(上下方向)において貫通するので、深さを気にせず、容易な加工で穴25を形成することができる。もちろん、加工の手間を厭わないのであれば、導光部材20を貫通しないように穴25を形成してもよい。
(8)図3に示すように、導光部材20は、光源22からの光が入射される右面20Eと、右面20Eよりも光源22から離れた位置に配置され、右面20Eと対向する左面20Fとを含んでいる。そして、導光部材20は、右面20Eおよび左面20Fに対して交差する方向に延び、感光ドラム7と対向する後面20Bと、後面20Bよりも感光ドラム7から離れた位置に配置され、後面20Bと対向する前面20Aとを含んでいる(図2(c)参照)。さらに、導光部材20は、後面20Bの一端(上端)と前面20Aの一端(上端)とを繋ぐ上面20Cと、後面20Bの他端(下端)と前面20Aの他端(下端)とを繋ぐ下面20Dと含んでいる。
そして、このような導光部材20は、図2(c)に示すように、右面20Eで入射された光源22からの光を感光ドラム7へ向けて反射させる区画面25Aを、後面20Bと前面20Aとの途中に含んでいるので、後面20Bと前面20Aとの間のスペースを有効利用して区画面25Aを設けることができる。
<変形例>
上述した実施形態では、図2(a)に示すように、幅方向から見た導光部材20の形状(右側断面形状)は、4辺が上下前後のいずれかの方向に沿って延び、前後方向に長手の矩形状である。つまり、上記した実施形態の導光部材20では、前面20A、後面20B、上面20Cおよび下面20Dが、上下前後のいずれかの方向に沿って延びる平坦面である。
ここで、導光部材20の右側断面形状は、前後方向に長手の矩形状でなくてもよく、正方形状であってもよい。つまり、導光部材20が上下方向に薄い平板形状でなくてもよい。
さらに、後面20Bが、後側へ膨出する円弧形状をなしていてもよい。導光部材20において、後面20Bが、後側へ膨出する円弧状の曲面をなしてレンズの機能を果たし、上述したように導光部材20から感光ドラム7へ向けて後側に照射される光を、放射状に拡散させることなく、集約して感光ドラム7へ向けて照射することができる。
図13は、図1の要部に変形例を適用した図である。
また、上記の実施形態では、カバー21は、後面20Bおよび右面20Eだけが露出されるように導光部材20を被覆しており(図3参照)、また、ハウジング2の一部として、ハウジング2と一体的に形成されている(図1および図13(a)参照)。
このような上記の実施形態に限らず、カバー21は、図13(b)に示すように、後面20Bおよび右面20Eに加えて下面20Dも露出されるように、導光部材20を被覆してもよい。
また、図13(c)に示すように、カバー21が、ハウジング2とは別体で構成されていてもよい。
上記の実施形態では、感光ドラム7をレーザによって露光させて静電潜像を形成する構成のレーザプリンタを例示したが、本発明は、帯電させた感光ドラム7に静電潜像を形成することで画像形成をおこなう全てタイプの電子写真方式の画像形成装置に適用可能である。
本発明に係るプロセスカートリッジの一実施形態を示す模式的な左側断面図である。 図2(a)は、除電装置の右側面図であり、図2(b)は、除電装置の背面図であり、図2(c)は、図2(b)のA−A矢視断面図である。 図2の除電装置を後側から見た斜視図である。 図4(a)は、第1の例に係る導光部材の平面図であり、図4(b)は、図4(a)のB−B矢視断面図である。 図4の導光部材を後側から見た斜視図である。 図6(a)は、第2の例に係る導光部材の平面図であり、図6(b)は、図6(a)のC−C矢視断面図である。 図6の導光部材を後側から見た斜視図である。 図8(a)は、第3の例に係る導光部材の平面図であり、図8(b)は、図8(a)のD−D矢視断面図である。 図8の導光部材を後側から見た斜視図である。 図10(a)は、第4の例に係る導光部材の平面図であり、図10(b)は、図10(a)のE−E矢視断面図である。 図10の導光部材を後側から見た斜視図である。 第4の例に係る導光部材から光が照射される様子を実際に示す写真である。 図1の要部に変形例を適用した図である。
符号の説明
1 プロセスカートリッジ
7 感光ドラム
10 除電装置
20 導光部材
20A 前面
20B 後面
20C 上面
20D 下面
20E 右面
20F 左面
21 カバー
22 光源
25 穴
25A 区画面

Claims (15)

  1. 感光体の外周面の電荷を除去する除電装置であって、
    前記感光体の中心軸方向における側方に配置される光源と、
    前記感光体の外周面に対向配置され、前記感光体の中心軸に沿って延び、前記光源からの光を前記感光体に対して前記中心軸方向に亘って照射できるように導く導光部材と
    を備え、
    前記導光部材には、少なくとも一部が湾曲した区画面によって区画され、前記感光体の径方向および前記中心軸方向に対して略直交する直交方向へ延びる穴が、複数形成されていることを特徴とする、除電装置。
  2. 複数の前記穴は、前記感光体の中心軸方向に間隔を隔てて並んでいることを特徴とする、請求項1に記載の除電装置。
  3. 前記光源から離れるに従って、隣り合う前記穴の間隔が小さくなることを特徴とする、請求項2に記載の除電装置。
  4. 前記光源から離れた前記穴ほど、前記区画面の面積が大きいことを特徴とする、請求項2または3に記載の除電装置。
  5. 前記導光部材において少なくとも前記感光体に対向する対向面が前記感光体へ露出されるように前記導光部材を被覆するカバーを備えていることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の除電装置。
  6. 前記区画面は、粗面であることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の除電装置。
  7. 前記穴は、前記導光部材を前記直交方向において貫通することを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の除電装置。
  8. 画像形成装置本体に装備されるプロセスカートリッジであって、
    感光体と、
    前記感光体の外周面に対向配置されており、前記感光体の中心軸に沿って延び、前記画像形成装置本体において前記感光体の中心軸方向における側方に配置された光源からの光を前記感光体に対して前記中心軸方向に亘って照射できるように導く導光部材と
    を備え、
    前記導光部材には、少なくとも一部が湾曲した区画面によって区画され、前記感光体の径方向および前記中心軸方向に対して略直交する直交方向へ延びる穴が、複数形成されていることを特徴とする、プロセスカートリッジ。
  9. 複数の前記穴は、前記感光体の中心軸方向に間隔を隔てて並んでいることを特徴とする、請求項8に記載のプロセスカートリッジ。
  10. 前記光源から離れるに従って、隣り合う前記穴の間隔が小さくなることを特徴とする、請求項9に記載のプロセスカートリッジ。
  11. 前記光源から離れた前記穴ほど、前記区画面の面積が大きいことを特徴とする、請求項9または10に記載のプロセスカートリッジ。
  12. 前記導光部材において少なくとも前記感光体に対向する対向面が前記感光体へ露出されるように前記導光部材を被覆するカバーを備えていることを特徴とする、請求項8ないし11のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  13. 前記区画面は、粗面であることを特徴とする、請求項8ないし12のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  14. 前記穴は、前記導光部材を前記直交方向において貫通することを特徴とする、請求項8ないし13のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  15. 画像形成装置本体に装備されるプロセスカートリッジであって、
    感光体と、
    前記感光体の外周面に対向配置されており、前記画像形成装置本体において前記感光体の中心軸方向における側方に配置された光源からの光を前記感光体に対して前記中心軸方向に亘って照射できるように導く導光部材と
    を備え、
    前記導光部材は、
    前記光源からの光が入射される入射面と、
    前記入射面よりも前記光源から離れた位置に配置され、前記入射面と対向する入射対向面と、
    前記入射面および前記入射対向面に対して交差する方向に延び、前記感光体と対向する第1面と、
    前記第1面よりも前記感光体から離れた位置に配置され、前記第1面と対向する第2面と、
    前記第1面の一端と前記第2面の一端とを繋ぐ第3面と、
    前記第1面の他端と前記第2面の他端とを繋ぐ第4面と、
    前記第1面と前記第2面との途中に設けられ、前記入射面で入射された前記光源からの光を前記感光体へ向けて反射させる反射面と
    を含んでいることを特徴とする、プロセスカートリッジ。
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