JP5257654B2 - 光照射体,像形成構造体及び画像形成装置 - Google Patents

光照射体,像形成構造体及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は,光照射体,像形成構造体及び画像形成装置に関する。
この種の画像形成装置では,像保持体が帯電装置により帯電され,潜像が光書込み装置により形成され,潜像が現像装置により可視像化され,像保持体に形成された現像剤像が用紙に転写される。転写後の像保持体は,光除電装置により除電される。
特許文献1では,除電をするために感光体に光を照射する場合であっても,導光手段が画像形成装置本体からの光を利用して除電を行うプロセスカートリッジが開示されている。
特許文献2では,被照明面上に均一な照度で照射できる線状照明が可能な照明装置が開示されている。
特許文献3では,棒状の導光体の端部にLEDランプを対向させ,前記導光体の側面に設けられた光放出部から光を放出して成るLEDバー光源において,前記LEDランプは前記導光体の一方の端部にのみ対向する1個が設けられ,前記光放出部は前記LEDランプからの距離,および,前記導光体の他方の端部での前記LEDランプが反射して生じる写像からの距離を考慮した幅とされ,且つ,長手方向には略三角波状とされていることを特徴とするLEDバー光源が開示されている。
特許文献4では,電子写真方式の画像形成装置に搭載され,光照射により感光体の残留電荷を除去する光除電器において,画像形成装置本体に設けられる点光源と,該画像形成装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジに搭載され,該点光源からの入射光を該感光体へと導く光路を構成する導光体とを含む光除電器が開示されている。
特許文献5では,電子写真方式の画像形成装置において感光体の電荷を除電するのに用いられる光除電装置であって,前記感光体に対向して配置される導光体と,その導光体の光入射面に光を照射する光源とを有し,前記導光体には前記光源からの光を前記感光体に向けて反射する拡散反射面が形成されているとともに,当該導光体の後端面が光透過面となっており,その導光体の後端面の後方に反射面が配置されていることを特徴とする光除電装置が開示されている。
特許第3652246号明細書 特開平10−133026号公報 特開2002−44378号公報 特開2002−278395号公報 特開2006−113216号公報
本発明は,光の反射量を向上することができる光照射体,像形成構造体及び画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る光照射体は,静電潜像が形成される像保持体の循環移動の方向と交わる方向に光が通過する空間部と,前記像保持体の長手方向に沿って設けられ,前記空間部の少なくとも一部を囲み,通過する一部の光を反射させる凸部が,前記像保持体の循環移動の方向と交わる方向に沿って複数設けられている透光性の導光体部と,前記像保持体の長手方向に沿って前記導光体部を覆い、前記導光体部に光を入射するための光入射面と、前記像保持体に近接する対向面で開口し,光を反射させるための反射部と,を有し,前記像保持体の長手方向に沿って配置され,前記像保持体に前記導光体部を通過した光を照射させる。
請求項に係る光照射体においては,前記導光体部は,筒状であり,前記凸部は,導光体部の外周に設けられている。
請求項に係る光照射体においては,前記導光体部は,筒状であり,前記凸部は,導光体部の内周に設けられている。
請求項に係る光照射体においては,前記凸部は,前記導光体部において光が入る端部側より当該端部の他端側に多く設けられている。
請求項に係る光照射体においては,前記凸部には,前記導光体部の長手方向に交わる方向に沿って反射溝が設けられている。
請求項に係る光照射体においては,前記反射溝は,前記凸部に近いほど多く設けられている。
請求項に係る光照射体においては,前記導光体部は,アクリル樹脂,ポリカーボネート樹脂,ポリスチレン樹脂及びABS樹脂のいずれかから成る。
請求項に係る光照射体においては,前記反射部は,像保持体に対向する開口部に,突出する突起部を有する。
請求項に係る像形成構造体は,静電潜像が形成される像保持体と,前記像保持体の循環移動の方向と交わる方向に光が通過する空間部と,前記像保持体の長手方向に沿って設けられ,前記空間部の少なくとも一部を囲み,通過する一部の光を反射させる凸部が,前記像保持体の循環移動の方向と交わる方向に沿って複数設けられている透光性の導光体部と,前記像保持体の長手方向に沿って前記導光体部を覆い、前記導光体部に光を入射するための光入射面と、前記像保持体に近接する対向面で開口し,光を反射させるための反射部とを含み,前記像保持体の長手方向に沿って配置され,前記像保持体に前記導光体部を通過した光を照射する光照射体と,を有する。
請求項10に係る画像形成装置は,発光部材と,静電潜像が形成される像保持体と,前記像保持体の循環移動の方向と交わる方向に前記発光部材から発せられた光が通過する空間部と,前記像保持体の長手方向に沿って設けられ,前記空間部の少なくとも一部を囲み,前記発光部材から発せられた光の一部を反射させる凸部が,前記像保持体の循環移動の方向と交わる方向に沿って複数設けられている透光性の導光体部と,前記像保持体の長手方向に沿って前記導光体部を覆い、前記導光体部に光を入射するための光入射面と、前記像保持体に近接する対向面で開口し,光を反射させるための反射部とを含み,前記像保持体の長手方向に沿って配置され,前記像保持体に前記導光体部を通過した光を照射する光照射体と,を有する。
請求項1に係る本発明によれば,光の反射量を向上することができる光照射体を提供することができる。
請求項に係る本発明によれば,請求項に係る本発明の効果に加えて,光が進む方向と交わるように導光体部の外側面に設けられた傾斜において,光の反射量を向上することができる。
請求項に係る本発明によれば,請求項1または2に係る本発明の効果に加えて,光が進む方向と交わるように導光体部の内側面に設けられた傾斜において,光の反射量を向上することができる。
請求項に係る本発明によれば,請求項1乃至のいずれかに係る本発明の効果に加えて,導光体部において光量が低下し易い反開口側において,光の反射量を向上することができる。
請求項に係る本発明によれば,請求項1乃至のいずれかに係る本発明の効果に加えて,反射溝の界面において,光の反射量を向上することができる。
請求項に係る本発明によれば,請求項に係る本発明の効果に加えて,凸部付近において,光の反射量を向上することができる。
請求項に係る本発明によれば,請求項1乃至のいずれかに係る本発明の効果に加えて,導光体部の透光性を確保することができる。
請求項に係る本発明によれば,請求項に係る本発明の効果に加えて,導光体部が光照射体から脱落することを防ぐことができる。
請求項に係る本発明によれば,光源から離れた位置においても,光量の低下を防ぐことができる像形成構造体を提供することができる。
請求項10に係る本発明によれば,光源から離れた位置においても,光量の低下を防ぐことができる画像形成装置を提供することができる。
まず,本発明の第1の実施形態を説明する。
図1は,本発明の実施形態に係る画像形成装置10を示す図である。
図1に示すように,画像形成装置10は,画像形成装置本体12を有し,画像形成装置本体12の下部には,給紙装置14が配置されていると共に,画像形成装置本体12の上部には排紙部16が形成されている。
給紙装置14は,用紙トレイ18を有し,この用紙トレイ18に多数の用紙が積層される。この用紙トレイ18の一端上部には,フィードロール20が配置されていると共に,このフィードロール20に対向して捌きロール22が設けられている。用紙トレイ18の最上位にある用紙がフィードロール20によりピックアップされ,フィードロール20と捌きロール22との協働により用紙が捌かれて搬送される。
用紙トレイ18から搬送された用紙は,レジストローラ24により一時停止され,所定のタイミングにより後述する像保持体ユニット26と転写ユニット28との間及び定着装置30を通って排紙ローラ32により排紙部16へ排出される。
画像形成装置本体12内には,画像形成装置本体12に対して着脱可能に取り付けられた像保持体ユニット26,転写ユニット28,電源ユニット34,トナーボックス50,光書込み装置56及び制御部36が配置されている。制御部36は,各構成要素を制御する。
像保持体ユニット26には,例えば4つの像形成部64(像形成構造体)が設けられている。像形成部64には,像保持体40が,循環移動するように回転自在に支持されている。像保持体40は,後述する搬送ベルト60又はこの搬送ベルト60により搬送される用紙に転写される像を保持する。像保持体40は,例えば,感光層を有する感光体からなる。像形成部64において,像保持体40の周囲には,像保持体40を所定の極性に帯電する帯電ロールを備えた帯電装置42,像保持体40に形成された静電潜像を現像剤で現像する現像装置44,転写後の像保持体40を除電する光除電装置46,及び転写がなされた後に像保持体40に残留する現像剤を除去するクリーニング装置48が設けられている。
トナーボックス50は,像保持体ユニット26の裏面側側方に接続されている。トナーボックス50は,トナー供給部54とトナー回収部52とが一体になって構成されている。トナー供給部54は,現像装置44に接続されてトナーを現像装置44に供給し,トナー回収部52は,クリーニング装置48に接続されて各色のトナーを回収する。トナーボックス50は,例えば,マゼンダ,イエロー,シアン及び黒用である。
光書込み装置56は,それぞれレーザー露光装置からなり,像保持体ユニット26の背面側にあって各像保持体40に対応した位置に配置され,一様に帯電された像保持体40に対してレーザーを照射して潜像を形成するようになっている。
転写ユニット28は,像保持体ユニット26の表側にあって像保持体ユニット26に対向して縦方向に配置されている。この転写ユニット28においては,搬送ベルト60が,上下方向に設けられた二つの支持ロール58に掛けられている。搬送ベルトは,像又は用紙を搬送する。また,転写ロール62が,搬送ベルト60を挟んで対向して像保持体40に設けられている。
したがって,各像保持体40は,帯電装置42により一様に帯電され,光書込み装置56により静電潜像が形成され,現像装置44により静電潜像がトナーにより可視像化される。各像保持体40に形成されたトナー像は,転写ユニット28の搬送ベルト60により搬送される用紙に転写され,定着装置30により用紙に定着される。転写後の像保持体40は,光除電装置46により除電される。
図2は,像保持体40及び光除電装置46を中心として像形成部64を示す図である。
図2に示すように,光除電装置46は,光照射体68と,発光部材70とを有する。
発光部材70は,画像形成装置本体12に設けられた光源であり,例えばLED(Light Emitting Diode)である。発光部材70は,光照射体68の長手方向延長線上に位置し,発光部材70と光照射体68との距離は,例えば1〜3mmである。発光部材70は,矢印Aで示すように,光照射体68の長手方向端面に対して光を照射する。
光照射体68は,像形成部本体66に回転可能に支持された像保持体40の長手方向に沿って,この像形成部本体66に取り付けられている。光照射体68は,矢印Bで示すように,発光部材70から発せられた光を像保持体40に一様に照射して,像保持体40を除電する。
図3は,本実施形態に係る光照射体68の側面断面図を中心として光除電装置46を示す図である。
図4は,図3において破線で囲まれた部分の拡大図である。
図5は,発光部材70側から見た光照射体68の断面を示す図である。
図3〜図5に示すように,光照射体68は,発光部材70から発せられた光が像保持体40の循環移動の方向と交わる方向に通過する空間部78と,この空間部78の少なくとも一部を囲み,空間部78に隣接して設けられた透光性の導光体部76と,反像保持体40側に設けられた光を反射させるための反射部72とを有する。空間部78,導光体部76及び反射部72は,像保持体40の長手方向に沿って設けられている。空間部78は,導光体部76の長手方向の一端に形成された開口80に接続されている。
導光体部76は,光が入る開口80が長手方向端面に形成された筒状の形状を有する。導光体部76は,例えば,アクリル樹脂,ポリカーボネート樹脂,ポリスチレン樹脂及びABS樹脂のいずれかから成り,押出成形されている。導光体部76の内径は,例えば3mmであり,導光体部76の外径は,例えば5mmである。ここで,発光部材70の外径は,導光体部76の内径より大きいことが好ましく,例えば3mm以上であり,さらに好ましくは5mmである。
導光体部76は,光が入る開口80側の端面が粗面化されて成る。導光体部76の端面の粗さは,例えばRz=3〜15μmであり,好ましくは,Rz=15μm以上である。
より具体的には,導光体部76は,所定の厚さαの筒状の導光体部本体82,導光体部本体82の外周に設けられた凸部84,及び導光体部本体82の内周に設けられた凸部86を有する。凸部84,86は,像保持体40の循環移動の方向と交わる方向に沿って,複数,設けられている。凸部84,86は,外周又は内周に沿って,略環状に形成されてもよいし,螺旋状に形成されてもよい。凸部84,86は,導光体部76において光が入る端部を含む部分より当該端部の他端を含む部分に多く設けられている。即ち,凸部84,86は,開口80側より後述する終端部74側に多く設けられている。
なお,導光体部76は,導光体部本体82,凸部84及び凸部86と区分けして説明したが,導光体部本体82,凸部84及び凸部86は一体的に形成されていてもよい。例えば,導光体部76は,押し出し成形や引き出し成形によって成形される際に,引き抜き速度や押し出し速度等に変化をつけたり,振動を与えたりする等によって部分的に波打たせることで,外径及び内径に変化をつけて形成されてもよい。
反射部72は,例えば白色樹脂で形成されたケースであり,導光体部76の少なくとも一部を覆っている。より具体的には,反射部72は,長手方向に沿って導光体部76を覆っており,導光体部76に光を入射するための光入射面,及び像保持体40に近接する対向面で開口している。さらに,反射部72は,導光体部76の端部であって光が入る開口80が形成された端部とは異なる端部を覆う終端部74を有する。
したがって,図3の矢印で示すように,発光部材70から照射された光は,光照射体68の空間部78又は導光体部76の内部を通り,導光体部76の導光体部本体82及び凸部84,86の界面並びに反射部72の少なくともいずれかにより反射及び拡散され,像保持体40に照射する。
ここで,図3の矢印で示すように,空間部78を通り凸部86同士に挟まれた凹状の部分で反射された光の一部は,凹状の部分の近傍に滞ったり,発光部材70側に戻る方向に反射される。このような光の反射が起こるために光の反射量が向上する。同様に図示されていないが,導光体部76を通り凸部84の導光体部76内面で反射された光の一部も,凸部84の導光体部76内面に滞ったり,発光部材70側に戻る方向に反射されるので,光の反射量が向上する。
さらに,図4の矢印で示すように,凸部84近傍では,凸部86同士に挟まれた凹状の部分の導光体部76内面が,導光体部76側から見ると凸状となっているので,この凸状の部分と凸部84とで,導光体部76の経路が湾曲した形状となる。これにより,光の滞りが多くなり,反射量が向上する。したがって,凸部86同士に挟まれた凹状の部分で反射された光の一部,凸部84の導光体部76内面で反射された光の一部,及び導光体部76の経路が湾曲した形状となることで滞る光によって,反射量が向上する。
光が空間部78を通過すると,導光体部76を通過する場合と比較して,光エネルギーの損失が少ない。したがって,空間部78を通過する光は,光量の減衰が抑えられて,発光部材70側から反発光部材70側(終端部74側)へと移動する。これにより,発光部材70側から離れた箇所でも,像保持体40に照射する光量を確保し易くなる。また,終端部74が,反発光部材70側の端部に設けられている場合,光は,終端部74で反射し,戻りながら反射と透過を繰り広げる。これにより,終端部74側から像保持体40に照射する光量が増加する。
なお,図3に示される矢印は,導光体部76及び反射部72のいずれかの界面で光が反射又は透過していることを模式的に示す。したがって,図中の矢印は,入射角,反射角,屈折角の関係や全ての光の筋道を正確に表していない。実際には,図示した以上に無数の光が,反射又は透過している。
図6は,像保持体40に対向する開口側から見た反射部72を示す図である。
図6に示すように,反射部72は,像保持体40に対向する開口部に,突出する例えば爪形状又は凸形状の突起部88を有する。突起部88は,当該開口部に複数設けられている。開口部の一方に設けられた複数の突起部88の先端を結ぶ直線と,他方に設けられた複数の突起部88の先端を結ぶ直線との距離Lは,導光体部76の直径より小さい。したがって,導光体部76が,反射部72に嵌め込まれた場合には,突起部88が,導光体部76を支持する。
なお,反射部72は,設けられていなくてもよい。反射部72が設けられていない場合,導光体部76の外側表面が白色塗料等の光を反射し易い色の塗料で塗られた形態や,導光体部76の外側表面に銀色のテープ等の光を反射し易い色のテープが貼られた形態が用いられてもよい。
図7は,像保持体40に照射される光量と,発光部材70側からの距離との関係を示す図である。
図7(a)は,特許文献1等に開示されている導光手段のように,長手方向と交わる方向に細かな凹凸形状が形成された導光手段により像保持体40に照射される光量と発光部材70側からの距離との関係を示し,図7(b)は,本実施形態に係る光照射体68により像保持体40に照射される光量と発光部材70側からの距離との関係を示す。なお,図7(b)において,実線は,本実施形態に係る光照射体68の場合を示し,一点鎖線は,凸部84,86が設けられていない場合を示す。
図7(a)に示される場合では,巨視的に見ると,発光部材70側,反発光部材側(終端部74側)及びその中間部において,光量の減衰は,図7(b)に示される場合と比べて少ない。また,微視的に見ると,導光手段の長手方向と交わる方向に細かな凹凸形状が形成されているので,光量の強弱の差が,図7(b)に示される場合と比べて大きく現れる。
一方,図7(b)に示される場合では,巨視的に見ると,発光部材70側から終端部74側に向けて,光量の減衰が,図7(a)に示される場合と比べて大きい。また,光が終端部74で反射するので,中間部から終端部74側に向けて,光量が増している。微視的に見ると,光量の強弱の差は,表れない。さらに,図7(b)に示すように,光量の減衰について,本実施形態に係る光照射体68は,凸部84,86が設けられていない形態より少ない。
像保持体40が経時劣化を起こした場合,光が強く照射した部位と光が弱く照射した部位とで,像保持体40の帯電量に,差異が生じる。この場合,図7(a)に示される導光手段の形態では,ハーフトーン画像等の中間的な画像密度の画像が印刷される際,帯電量の差異が生じる部分が近接しているので,細かな線状濃淡画像が,人目につく画像欠陥として表れる。一方,図7(b)に示される形態では,微視的な光の強弱の差がないため,ハーフトーン画像等の中間的な画像密度の画像が印刷される場合においても,細かな線状濃淡画像は表れず,人目につく画像欠陥とはならない。
さらに,図7(a)に示される導光手段は,一般的に型加工にて成型されるが,図7(b)に示される導光体部76は,引き抜き加工,押し出し加工等の簡易で低コストの加工で作られてもよい。導光体部76がこのような加工で作られた場合においても,像保持体40が経時劣化を起した際,光の強弱の差による細かな線状濃淡画像は表れない。
なお,像保持体40を除電させる程度は,像保持体40が適用された画像形成装置等の装置の事情で決まる。したがって,所望のレベル以上,除電させることができれば,その除電の程度や均一性は,除電という観点からは格別気にする必要はなく,適宜設定されるものである。像保持体40の長手方向で所望のレベル以上の除電を行うためには,発光部材70の大きさ,光量及び光強度等,光照射体68の長さ,厚み,形状及び透明度等,像保持体40の感度及び移動速度等,ならびに光照射体68を構成する空間部78,導光体部76及び反射部72それぞれの長さ,厚み,形状及び透明度等を,それぞれ設定すればよい。
次に,第2の実施形態〜第5の実施形態に係る画像形成装置10を説明する。第2の実施形態〜第5の実施形態に係る画像形成装置10では,光照射体68の形態がそれぞれ異なる。
図8は,本発明の第2の実施形態に係る光照射体68の側面断面図である。
図8に示すように,本実施形態に係る光照射体68は,導光体部本体82に凸部84だけが設けられた導光体部76を有する。即ち,凸部86は,設けられていない。このため,導光体部76の外側に,長手方向に沿って凹凸が設けられている。
図9は,本発明の第3の実施形態に係る光照射体68の側面断面図である。
図9に示すように,本実施形態に係る光照射体68は,導光体部本体82に凸部86だけが設けられた導光体部76を有する。即ち,凸部84は,設けられていない。このため,導光体部76の内側に,長手方向に沿って凹凸が設けられている。
図10は,本発明の第4の実施形態に係る光照射体68の側面断面図の一部を拡大した図である。
図10に示すように,本実施形態に係る光照射体68は,凸部84に反射溝90が設けられた導光体部76を有する。即ち,反射溝90は,導光体部76の外側に設けられている。反射溝90は,導光体部76の長手方向に交わる方向に沿って設けられている。反射溝90は,略環状に設けられてもよいし,螺旋状に設けられてもよい。また,反射溝90は,複数,設けられている。具体的には,凸部84の先端に近いほど多く設けられている。反射溝90の深さは,反射溝90が導光体部本体82に含まれない程度の値である。
なお,反射溝90は,第2の実施形態に係る光照射体68(図8)に設けられてもよい。また,反射溝90は,図10ではV字上に凹んだ目視可能な凹形状をなしているが,目視し難い細かな溝でもよい。例えば,反射溝90は,ヤスリ等で傷をつける,粗い面の上に光照射体68を転がして傷をつける等により,設けられてもよい。
図11は,本発明の第5の実施形態に係る光照射体68の側面断面図の一部を拡大した図である。
図11に示すように,本実施形態に係る光照射体68は,凸部86に反射溝92が設けられた導光体部76を有する。即ち,反射溝92は,導光体部76の内側に設けられている。反射溝92は,導光体部76の長手方向に交わる方向に沿って設けられている。反射溝92は,略環状に設けられてもよいし,螺旋状に設けられてもよい。また,反射溝92は,複数,設けられている。具体的には,凸部86の先端に近いほど多く設けられている。反射溝92の深さは,反射溝92が導光体部本体82に含まれない程度の値である。なお,反射溝92は,第1の実施形態に係る光照射体68(図4),第5の実施形態に係る光照射体68(図10)に設けられてもよい。
本発明の実施形態に係る画像形成装置10を示す図である。 像保持体40及び光除電装置46を中心として像形成部64を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る光照射体68の側面断面図を中心として光除電装置46を示す図である。 図3において破線で囲まれた部分の拡大図である。 発光部材70側から見た光照射体68の断面を示す図である。 像保持体40に対向する開口側から見た反射部72を示す図である。 像保持体40に照射される光量と,発光部材70側からの距離との関係を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る光照射体68の側面断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る光照射体68の側面断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る光照射体68の側面断面図の一部を拡大した図である。 本発明の第5の実施形態に係る光照射体68の側面断面図の一部を拡大した図である。
符号の説明
10 画像形成装置
26 像保持体ユニット
40 像保持体
46 光除電装置
64 像形成部
66 像形成部本体
68 光照射体
70 発光部材
72 反射部
74 終端部
76 導光体部
78 空間部
80 開口
82 導光体部本体
84,86 凸部
88 突起部
90,92 反射溝

Claims (10)

  1. 静電潜像が形成される像保持体の循環移動の方向と交わる方向に光が通過する空間部と,
    前記像保持体の長手方向に沿って設けられ,前記空間部の少なくとも一部を囲み,通過する一部の光を反射させる凸部が,前記像保持体の循環移動の方向と交わる方向に沿って複数設けられている透光性の導光体部と,
    前記像保持体の長手方向に沿って前記導光体部を覆い、前記導光体部に光を入射するための光入射面と、前記像保持体に近接する対向面で開口し,光を反射させるための反射部と,
    を有し,
    前記像保持体の長手方向に沿って配置され,前記像保持体に前記導光体部を通過した光を照射させる
    光照射体。
  2. 前記導光体部は,筒状であり,
    前記凸部は,導光体部の外周に設けられている
    請求項に記載の光照射体。
  3. 前記導光体部は,筒状であり,
    前記凸部は,導光体部の内周に設けられている
    請求項1または2記載の光照射体。
  4. 前記凸部は,前記導光体部において光が入る端部側より当該端部の他端側に多く設けられている
    請求項1乃至のいずれかに記載の光照射体。
  5. 前記凸部には,前記導光体部の長手方向に交わる方向に沿って反射溝が設けられている
    請求項1乃至のいずれかに記載の光照射体。
  6. 前記反射溝は,前記凸部に近いほど多く設けられている
    請求項に記載の光照射体。
  7. 前記導光体部は,アクリル樹脂,ポリカーボネート樹脂,ポリスチレン樹脂及びABS樹脂のいずれかから成る
    請求項1乃至のいずれかに記載の光照射体。
  8. 前記反射部は,像保持体に対向する開口部に,突出する突起部を有する
    請求項1乃至7に記載の光照射体。
  9. 静電潜像が形成される像保持体と,
    前記像保持体の循環移動の方向と交わる方向に光が通過する空間部と,前記像保持体の長手方向に沿って設けられ,前記空間部の少なくとも一部を囲み,通過する一部の光を反射させる凸部が,前記像保持体の循環移動の方向と交わる方向に沿って複数設けられている透光性の導光体部と,前記像保持体の長手方向に沿って前記導光体部を覆い、前記導光体部に光を入射するための光入射面と、前記像保持体に近接する対向面で開口し,光を反射させるための反射部とを含み,前記像保持体の長手方向に沿って配置され,前記像保持体に前記導光体部を通過した光を照射する光照射体と,
    を有する像形成構造体。
  10. 発光部材と,
    静電潜像が形成される像保持体と,
    前記像保持体の循環移動の方向と交わる方向に前記発光部材から発せられた光が通過する空間部と,前記像保持体の長手方向に沿って設けられ,前記空間部の少なくとも一部を囲み,前記発光部材から発せられた光の一部を反射させる凸部が,前記像保持体の循環移動の方向と交わる方向に沿って複数設けられている透光性の導光体部と,前記像保持体の長手方向に沿って前記導光体部を覆い、前記導光体部に光を入射するための光入射面と、前記像保持体に近接する対向面で開口し,光を反射させるための反射部とを含み,前記像保持体の長手方向に沿って配置され,前記像保持体に前記導光体部を通過した光を照射する光照射体と,
    を有する画像形成装置。
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