JP2009169199A - 画像形成装置,像形成構造体及び像保持体ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】光源から離れた位置においても,光量の低下を防ぐことができる画像形成装置及び像形成構造体を提供する。
【解決手段】画像形成装置10には,像保持体ユニット26が,着脱可能に取り付けられている。像保持体ユニット26には,像形成部64(像形成構造体)が,着脱可能に取り付けられている。像形成部64は,静電潜像が形成される像保持体40と,前記像保持体40の長手方向に沿って配置され,入射する光を前記像保持体40に照射する光照射体68と,発光部材74から照射される光を前記光照射体68に導く中継部材70とを有する。
【選択図】図8
【解決手段】画像形成装置10には,像保持体ユニット26が,着脱可能に取り付けられている。像保持体ユニット26には,像形成部64(像形成構造体)が,着脱可能に取り付けられている。像形成部64は,静電潜像が形成される像保持体40と,前記像保持体40の長手方向に沿って配置され,入射する光を前記像保持体40に照射する光照射体68と,発光部材74から照射される光を前記光照射体68に導く中継部材70とを有する。
【選択図】図8
Description
本発明は,画像形成装置,像形成構造体及び像保持体ユニットに関する。
この種の画像形成装置では,像保持体が帯電装置により帯電され,潜像が光書込み装置により形成され,潜像が現像装置により可視像化され,像保持体に形成された現像剤像が用紙に転写される。転写後の像保持体は,光除電装置により光が照射されて除電される。
照射される光量は,光源から遠ざかるにつれて低下するので,像保持体上の残留電荷の除去が,不十分となる場合がある。この場合,濃度むらやポジゴースト等の画質不良が,発生しやすくなってしまう。
特許文献1では,除電装置をプロセスカートリッジ以外で最も効率の良い箇所に配置することで,横スジやドラムポジゴーストといった画像弊害のない画像形成を最小のスペースで低コストかつ簡易に得ることができる画像形成装置,が開示されている。
特許文献2では,装置本体側に設けられた光源とプロセスカートリッジ側に設けられた導光体との位置決めを簡単な構成で行い,小型,省電力の光除電装置及びこれを用いた画像形成装置,が開示されている。
本発明は,光源から離れた位置においても,光量の低下を防ぐことができる画像形成装置,像形成構造体及び像保持体ユニットを提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は,静電潜像が形成される像保持体と,前記像保持体の長手方向に沿って配置され,入射される光を前記像保持体に照射させる光照射体と,発光部材から照射される光を前記光照射体に導く中継部材とを有する。本発明によれば,光照射体と光源との間における光量漏れが低減されるので,光源から離れた位置においても,光量の低下を防ぐことができる画像形成装置を提供することができる。
好適には,前記中継部材は,フィルム形状を有し,鏡面加工が施されてなる。本発明によれば,光源から発せられた光は,中継部材により反射されて光照射体の入射面に到達するので,光を光照射体まで効果的に到達させることができる。
好適には,前記中継部材は,中空形状を有し,透光性の材質からなる。本発明によれば,光源から発せられた光は,中継部材の内部の空間を通って光照射体の入射面に到達するので,光を光照射体まで効果的に到達させることができる。
好適には,前記中継部材は,弾性を有する。本発明によれば,中継部材を,簡単に,かつ安定して取り付けることができる。
好適には,前記像保持体を保持する保持部材をさらに有し,前記中継部材は,前記保持部材に設けられている。本発明によれば,中継部材を保持する部材を新たに設ける必要がないので,画像形成装置を小型化することができる。
好適には,画像形成装置本体と,前記画像形成装置本体を開閉するための開閉部とをさらに有し,前記中継部材は,前記開閉部が閉じられることに連動して,少なくとも一部が前記光照射体と前記発光部材との間に位置するように前記光照射体の方向に移動する。本発明によれば,開閉部が閉じられている状態において中継部材が光照射体と発光部材との間に位置するので,開閉部が開かれている状態では,中継部材は光照射体から離れており,光照射体の保守管理を容易に行うことができる。
好適には,前記発光部材から照射される光が通過する孔が設けられ,前記像保持体を保持する保持部材をさらに有し,前記中継部材は,前記保持部材に設けられた孔の径より大きい内径を有する。本発明によれば,発光部材と光照射体との長手方向の軸がずれている場合においても,光源から離れた位置における光量の低下を防ぐことができる。
本発明に係る像形成構造体は,静電潜像が形成される像保持体と,前記像保持体を保持する保持部材と,前記像保持体の長手方向に沿って配置され,入射される光を前記像保持体に照射させる光照射体と,前記保持部材に設けられ,発光部材から照射される光を前記光照射体に導く中継部材とを有する。本発明によれば,光照射体と光源との間における光量漏れが低減されるので,光源から離れた位置においても,光量の低下を防ぐことができる像形成構造体を提供することができる。
また,本発明に係る像保持体ユニットは,画像を形成する像形成構造体と,前記像形成構造体を保持し,前記像形成構造体に光を入射するための孔が設けられた像保持体ユニット本体とを有し,前記像形成構造体は,静電潜像が形成される像保持体と,前記像保持体を保持する保持部材と,前記像保持体の長手方向に沿って配置され,入射される光を前記像保持体に照射させる光照射体と,前記保持部材に設けられ,発光部材から照射され前記孔を介して入射する光を前記光照射体に導く中継部材とを有する。本発明によれば,光照射体と光源との間における光量漏れが低減されるので,光源から離れた位置においても,光量の低下を防ぐことができる像保持体ユニットを提供することができる。
本発明によれば,光源から離れた位置においても,光量の低下を防ぐことができる。
まず,本発明の第1の実施形態を説明する。
図1は,本発明の実施形態に係る画像形成装置10を示す図である。
図1に示すように,画像形成装置10は,画像形成装置本体12を有し,画像形成装置本体12の下部には,給紙装置14が配置されていると共に,画像形成装置本体12の上部には排紙部16が形成されている。画像形成装置本体12の前方の側面には,開閉自在の開閉カバー82(開閉部)が設けられている。
図1は,本発明の実施形態に係る画像形成装置10を示す図である。
図1に示すように,画像形成装置10は,画像形成装置本体12を有し,画像形成装置本体12の下部には,給紙装置14が配置されていると共に,画像形成装置本体12の上部には排紙部16が形成されている。画像形成装置本体12の前方の側面には,開閉自在の開閉カバー82(開閉部)が設けられている。
給紙装置14は,用紙トレイ18を有し,この用紙トレイ18に多数の用紙が積層される。この用紙トレイ18の一端上部には,フィードロール20が配置されていると共に,このフィードロール20に対向して捌きロール22が設けられている。用紙トレイ18の最上位にある用紙がフィードロール20によりピックアップされ,フィードロール20と捌きロール22との協働により用紙が捌かれて搬送される。
用紙トレイ18から搬送された用紙は,レジストローラ24により一時停止され,所定のタイミングにより後述する像保持体ユニット26と転写ユニット28との間及び定着装置30を通って排紙ローラ32により排紙部16へ排出される。
画像形成装置本体12内には,画像形成装置本体12に対して着脱可能に取り付けられた像保持体ユニット26,転写ユニット28,電源ユニット34,トナーボックス50及び光書込み装置56が配置されている。また,画像形成装置本体12内には,画像形成装置10に含まれる各構成要素を制御する制御部36が設けられている。
像保持体ユニット26には,例えば4つの像形成部64(像形成構造体)が設けられている。像形成部64には,像保持体40が,回転自在に支持されている。像保持体40は,後述する搬送ベルト60又はこの搬送ベルト60により搬送される用紙に転写される像を保持する。像保持体40は,例えば,感光層を有する感光体からなる。像形成部64において,像保持体40の周囲には,像保持体40を所定の極性に帯電する帯電ロールを備えた帯電装置42,像保持体40に形成された静電潜像を現像剤で現像する現像装置44,転写後の像保持体40を除電する光除電装置46,及び転写がなされた後に像保持体40に残留する現像剤を除去するクリーニング装置48が設けられている。光除電装置46は,後述する光照射体68及び発光部材74を含む。
トナーボックス50は,像保持体ユニット26の裏面側側方に接続されている。トナーボックス50は,トナー供給部54とトナー回収部52とが一体になって構成されている。トナー供給部54は,現像装置44に接続されてトナーを現像装置44に供給し,トナー回収部52は,クリーニング装置48に接続されて各色のトナーを回収する。トナーボックス50は,例えば,マゼンダ,イエロー,シアン及び黒用である。
光書込み装置56は,それぞれレーザー露光装置からなり,像保持体ユニット26の背面側にあって各像保持体40に対応した位置に配置され,一様に帯電された像保持体40に対してレーザーを照射して潜像を形成するようになっている。
転写ユニット28は,像保持体ユニット26の表側にあって像保持体ユニット26に対向して縦方向に配置されている。この転写ユニット28においては,搬送ベルト60が,上下方向に設けられた二つの支持ロール58に掛けられている。搬送ベルトは,像又は用紙を搬送する。また,転写ロール62が,搬送ベルト60を挟んで対向して像保持体40に設けられている。
したがって,各像保持体40は,帯電装置42により一様に帯電され,光書込み装置56により静電潜像が形成され,現像装置44により静電潜像がトナーで可視像化される。各像保持体40に形成されたトナー像は,転写ユニット28の搬送ベルト60により搬送される用紙に転写され,定着装置30により用紙に定着される。転写後の像保持体40は,光除電装置46により除電される。
図2は,開閉カバー82が開かれた状態の画像形成装置10を示す図である。
図2に示すように,開閉カバー82が開かれると,画像形成装置本体12には,開口部100が形成される。より具体的には,転写ユニット28は,開閉カバー82の開閉に伴って移動するように画像形成装置本体12に設けられており,開閉カバー82が開かれると,転写ユニット28が開閉カバー82に伴って移動する。この移動に伴って,転写ユニット28の搬送ベルト60は,像保持体ユニット26の各像保持体40に対向する位置から離れるように移動する。像保持体ユニット26は,このようにして形成された開口部100を介して,画像形成装置本体12に対して着脱されることが可能となる。
図2に示すように,開閉カバー82が開かれると,画像形成装置本体12には,開口部100が形成される。より具体的には,転写ユニット28は,開閉カバー82の開閉に伴って移動するように画像形成装置本体12に設けられており,開閉カバー82が開かれると,転写ユニット28が開閉カバー82に伴って移動する。この移動に伴って,転写ユニット28の搬送ベルト60は,像保持体ユニット26の各像保持体40に対向する位置から離れるように移動する。像保持体ユニット26は,このようにして形成された開口部100を介して,画像形成装置本体12に対して着脱されることが可能となる。
図3は,本発明の実施形態に係る画像形成装置10の像保持体ユニット26を示す斜視図である。
図4は,像形成部64が取り外された像保持体ユニット本体66を背面から見た斜視図である。
図3及び図4に示すように,像保持体ユニット26は,4つの像形成部64を保持する像保持体ユニット本体66を有する。像保持体ユニット本体66には,後述する発光部材から照射される光が通過する4つの孔84が設けられている。孔84のそれぞれは,4つの像形成部64のいずれかに対応し,像形成部64の長手方向延長線上に位置するように設けられている。
図4は,像形成部64が取り外された像保持体ユニット本体66を背面から見た斜視図である。
図3及び図4に示すように,像保持体ユニット26は,4つの像形成部64を保持する像保持体ユニット本体66を有する。像保持体ユニット本体66には,後述する発光部材から照射される光が通過する4つの孔84が設けられている。孔84のそれぞれは,4つの像形成部64のいずれかに対応し,像形成部64の長手方向延長線上に位置するように設けられている。
像保持体ユニット本体66には,像形成部64は,着脱可能に取り付けられている。像保持体ユニット本体66に対して像形成部64を着脱する場合の例としては,ユーザが交換のために像形成部64を着脱する場合,製造の過程で像形成部64が像保持体ユニット本体66に装着される場合,又は使用済みの像保持体ユニット26が分解される過程で像形成部64が像保持体ユニット本体66から取り外される場合等が挙げられる。なお,着脱可能とは,工具等を用いない場合と,工具等を用いる場合の双方を含む。
図5は,本発明の実施形態に係る画像形成装置10の像形成部64を示す斜視図である。
図5に示すように,像形成部64は,像形成部本体72(保持部材)及び中継部材70をさらに有する。像形成部本体72には,像保持体40,及びこの像保持体40を除電する光除電装置46の光照射体68が保持されている。また,像形成部本体72には,中継部材70が設けられている。
図5に示すように,像形成部64は,像形成部本体72(保持部材)及び中継部材70をさらに有する。像形成部本体72には,像保持体40,及びこの像保持体40を除電する光除電装置46の光照射体68が保持されている。また,像形成部本体72には,中継部材70が設けられている。
発光部材74は,光照射体68の長手方向延長線上に位置するように,画像形成装置本体12の内部に設けられている。発光部材74は,例えば,LED(Light Emitting Diode)などの光源である。発光部材74は,図中の矢印Aで示すように,光照射体68の長手方向端面に対して光を照射する。なお,発光部材74は,像保持体ユニット26に設けられていてもよい。
図6は,像保持体ユニット本体66,像形成部本体72,光照射体68及び中継部材70の位置関係を示す図である。
図6に示すように,中継部材70は,像形成部本体72において光が通過する通路に嵌め込まれ,発光部材74と光照射体68との間に設けられている。中継部材70は,フィルム形状を有し,鏡面加工が施されてなる。中継部材70は,例えば銀フィルムであり,円筒形状に丸められている。
図6に示すように,中継部材70は,像形成部本体72において光が通過する通路に嵌め込まれ,発光部材74と光照射体68との間に設けられている。中継部材70は,フィルム形状を有し,鏡面加工が施されてなる。中継部材70は,例えば銀フィルムであり,円筒形状に丸められている。
光照射体68の外径は,例えば5mmである。発光部材74の外径は,光照射体68の内径より大きいことが好ましく,例えば3mm以上であり,さらに好ましくは5mmである。中継部材70の内径は,光照射体68の外径より大きく,好ましくは,発光部材74の外径より大きい。
したがって,図中の矢印Aで示すように,発光部材74から光が照射されると,光は像保持体ユニット本体66に設けられた孔84を通過し,中継部材70の内部を通って,光照射体68の端面に入射する。
図7は,発光部材74側から見た光照射体68の断面を示す図である。
図7に示すように,光照射体68は光が通過する空間部94と,この空間部94に隣接して設けられた透光性の導光体部92と,光を反射させるための反射部90とを有する。空間部94,導光体部92及び反射部90は,像保持体40の長手方向に沿って設けられている。導光体部92は,光が入る開口が長手方向端面に形成された中空形状を有する。導光体部92は,例えば,アクリル樹脂,ポリカーボネート樹脂,ポリスチレン樹脂及びABS樹脂のいずれかからなる。なお,光照射体68には,導光体部92が設けられていなくてもよい。
図7に示すように,光照射体68は光が通過する空間部94と,この空間部94に隣接して設けられた透光性の導光体部92と,光を反射させるための反射部90とを有する。空間部94,導光体部92及び反射部90は,像保持体40の長手方向に沿って設けられている。導光体部92は,光が入る開口が長手方向端面に形成された中空形状を有する。導光体部92は,例えば,アクリル樹脂,ポリカーボネート樹脂,ポリスチレン樹脂及びABS樹脂のいずれかからなる。なお,光照射体68には,導光体部92が設けられていなくてもよい。
反射部90は、例えば白色樹脂で形成されたケースであり、導光体部92の少なくとも一部を覆っている。より具体的には、反射部90は、長手方向に沿って導光体部92を覆っており、導光体部92に光を入射するための光入射面、及び像保持体40に近接する対向面で開口している。反射部90は、像保持体40に対向する開口部に、突出する例えば爪形状又は凸形状の突起部96を有する。突起部96は、導光体部92を支持し,導光体部92が像保持体40の方向に落下することを防止する。
したがって、光は,光照射体68に入射すると、空間部94又は導光体部92の内部を通り、導光体部92及び反射部90の少なくともいずれかにより反射され、像保持体40に照射する。
図8は,本発明の実施形態に係る画像形成装置10の像保持体ユニット26を正面方向から模式的に示す断面図である。
図8に示すように,光が発光部材74から矢印A方向に照射されると,中継部材70が,光を光照射体68に導く。即ち,光は,中継部材70の内部の空間を通過して,光照射体68に入射する。光照射体68は,矢印Bのように,中継部材70を通過した光を反射して像保持体40に一様に照射する。
図8に示すように,光が発光部材74から矢印A方向に照射されると,中継部材70が,光を光照射体68に導く。即ち,光は,中継部材70の内部の空間を通過して,光照射体68に入射する。光照射体68は,矢印Bのように,中継部材70を通過した光を反射して像保持体40に一様に照射する。
以上説明したように,本実施形態に係る画像形成装置10には,中継部材70が設けられている。したがって,発光部材74から発せられた光は,中継部材70の内部を通って,光照射体68に入射する。このため,発光部材74から光照射体68までの間において,光量の損失が防がれるので,光照射体68において,発光部材74から離れた位置においても,光量の低下を防ぐことができる。
なお,中継部材70は,中空形状を有し,透光性の材質からなってもよい。また,中継部材は,弾性を有してもよい。この場合,例えば,中継部材70は,アクリル樹脂,ポリカーボネート樹脂,ポリスチレン樹脂,ABS樹脂等である。また,中継部材70は,白色の普通紙,光沢紙等であってもよい。
次に,本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置10を説明する。
本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置10は,画像形成装置10に設けられた開閉カバー82が閉じられることに連動して,中継部材70が光照射体68と発光部材74との間に位置するように移動する点で,第1の実施形態に係る画像形成装置10とは異なる。
本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置10は,画像形成装置10に設けられた開閉カバー82が閉じられることに連動して,中継部材70が光照射体68と発光部材74との間に位置するように移動する点で,第1の実施形態に係る画像形成装置10とは異なる。
図9は,本実施形態に係る画像形成装置10において,中継部材70が移動する態様を説明する図である。
図9に示すように,本実施形態に係る画像形成装置10は,被押圧部材76,押圧部材78及び弾性体80をさらに有する。本実施形態では,中継部材70は,被押圧部材76に取り付けられている中空形状の部材であり,像保持体ユニット本体66に設けられた孔84の径より大きい内径を有する。
図9に示すように,本実施形態に係る画像形成装置10は,被押圧部材76,押圧部材78及び弾性体80をさらに有する。本実施形態では,中継部材70は,被押圧部材76に取り付けられている中空形状の部材であり,像保持体ユニット本体66に設けられた孔84の径より大きい内径を有する。
被押圧部材76及び中継部材70は,光照射体68の長手方向に沿って移動可能に支持されている。被押圧部材76は,被押圧部材76と画像形成装置本体12との間に設けられた例えばバネ等の弾性体80により,光照射体68とは反対方向に向かって付勢されている。
押圧部材78は,開閉カバー82(図1)に装着されている。押圧部材78及び被押圧部材76には,押圧面としての斜面が形成されている。
したがって,押圧部材78は,開閉カバー82が閉じられることに連動して,図中の矢印Cの方向に移動する。被押圧部材76は,移動された押圧部材78により押圧され,弾性体80の付勢に抗して,図中の矢印Dの方向に移動する。被押圧部材76が移動することにより,中継部材70は,中継部材70の少なくとも一部が,光照射体68と発光部材74との間に位置するように光照射体68の方向に移動する。このため,発光部材74から発せられた光は,中継部材70の内部を通って,光照射体68に照射することが可能な状態になる。
開閉カバー82が開かれると,押圧部材78は,開閉カバー82が開かれることに連動して,矢印Cとは反対方向に移動する。被押圧部材76は,押圧部材78による押圧から解除され,弾性体80により付勢されて矢印Dの反対方向に移動する。中継部材70は,被押圧部材76とともに光照射体68から離れる方向に移動する。
10 画像形成装置
12 画像形成装置本体
26 像保持体ユニット
40 像保持体
46 光除電装置
64 像形成部
66 像保持体ユニット本体
68 光照射体
70 中継部材
72 像形成部本体
74 発光部材
76 被押圧部材
78 押圧部材
80 弾性体
82 開閉カバー
84 孔
12 画像形成装置本体
26 像保持体ユニット
40 像保持体
46 光除電装置
64 像形成部
66 像保持体ユニット本体
68 光照射体
70 中継部材
72 像形成部本体
74 発光部材
76 被押圧部材
78 押圧部材
80 弾性体
82 開閉カバー
84 孔
Claims (9)
- 静電潜像が形成される像保持体と,
前記像保持体の長手方向に沿って配置され,入射される光を前記像保持体に照射させる光照射体と,
発光部材から照射される光を前記光照射体に導く中継部材と
を有する画像形成装置。 - 前記中継部材は,フィルム形状を有し,鏡面加工が施されてなる
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記中継部材は,中空形状を有し,透光性の材質からなる
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記中継部材は,弾性を有する
請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記像保持体を保持する保持部材をさらに有し,
前記中継部材は,前記保持部材に設けられている
請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。 - 画像形成装置本体と,
前記画像形成装置本体を開閉するための開閉部と
をさらに有し,
前記中継部材は,前記開閉部が閉じられることに連動して,少なくとも一部が前記光照射体と前記発光部材との間に位置するように前記光照射体の方向に移動する
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記発光部材から照射される光が通過する孔が設けられ,前記像保持体を保持する保持部材をさらに有し,
前記中継部材は,前記保持部材に設けられた孔の径より大きい内径を有する
請求項6に記載の画像形成装置。 - 静電潜像が形成される像保持体と,
前記像保持体を保持する保持部材と,
前記像保持体の長手方向に沿って配置され,入射される光を前記像保持体に照射させる光照射体と,
前記保持部材に設けられ,発光部材から照射される光を前記光照射体に導く中継部材と
を有する像形成構造体。 - 画像を形成する像形成構造体と,
前記像形成構造体を保持し,前記像形成構造体に光を入射するための孔が設けられた像保持体ユニット本体と
を有し,
前記像形成構造体は,
静電潜像が形成される像保持体と,
前記像保持体を保持する保持部材と,
前記像保持体の長手方向に沿って配置され,入射される光を前記像保持体に照射させる光照射体と,
前記保持部材に設けられ,発光部材から照射され前記孔を介して入射する光を前記光照射体に導く中継部材と
を有する像保持体ユニット。
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JP2008008672A Pending JP2009169199A (ja) | 2008-01-18 | 2008-01-18 | 画像形成装置,像形成構造体及び像保持体ユニット |
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JP (1) | JP2009169199A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016057564A (ja) * | 2014-09-12 | 2016-04-21 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
JP2016099556A (ja) * | 2014-11-25 | 2016-05-30 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
JP2017227749A (ja) * | 2016-06-22 | 2017-12-28 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
JP2021051274A (ja) * | 2019-09-26 | 2021-04-01 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置およびカートリッジ |
-
2008
- 2008-01-18 JP JP2008008672A patent/JP2009169199A/ja active Pending
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JP2016057564A (ja) * | 2014-09-12 | 2016-04-21 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
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JP7395299B2 (ja) | 2019-09-26 | 2023-12-11 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置およびカートリッジ |
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