JP2010007357A - 車両用ドアシステム制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用ドアに対する利用者の制御指令操作の有無を誤検出することなく判定することが可能な車両用ドアシステム制御装置を提供する。
【解決手段】車両用ドアシステム40を制御する車両用ドアシステム制御装置1は、利用者が車両用ドアに与える振動を検出する振動検知センサ20と、検出信号のピーク値を記憶するピークホールド部32と、判定閾値が記憶される閾値記憶部36と、判定閾値以下であり、且つ、ピークホールド部32に記憶されているピーク値よりも大きいピーク値が新たに検出された場合に、その変化量に基づいて、予め設定された第1の設定時間の経過後に、閾値記憶部36に記憶された判定閾値を更新する閾値更新部34と、判定閾値よりも大きい検出信号が検出された場合に、制御指令操作による振動であると判定する判定部37とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用ドアに対する利用者の制御指令操作の入力を検出して、車両用ドアシステムを制御する車両用ドアシステム制御装置に関する。
このような車両用ドア開閉装置の一例として、車両用ドアの解錠や施錠を自動的に制御するロッキングシステム(スマートエントリーシステム)と連携した車両用ドア開閉装置が知られている。スマートエントリーシステムは、利用者が携帯する携帯機との通信により利用者の車両への接近や降車を検知し、その利用者の車両用ドアに対する解錠または施錠の指示を検出して当該車両用ドアの施解錠を制御する。このようなスマートエントリーシステムが適用される車両用ドア開閉装置の一つとして、利用者の指示を検出するためにドアハンドルに圧電センサを設けたキーレスエントリー装置がある(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載のキーレスエントリー装置は、ドアハンドルに可撓性を有する圧電素子にて形成した圧電センサを備え、当該圧電センサからの検出信号のうち、検出対象とする信号以外の信号成分を検出する外乱検出センサを備えている。このキーレスエントリー装置は、圧電センサによって検出された振動から、ハンドル操作による振動と共に検出されるアイドリング等の外乱振動を差し引いて、ハンドル操作による振動のみを抽出し、ハンドル操作の振動検出感度を高めている。
特開2005−98016号公報(段落番号0100等)
特許文献1に記載のキーレスエントリー装置は、外乱検出センサを備えて構成されるため、コストアップの要因となってしまう。また、外乱検出センサを備えるためのスペースや、外乱検出センサからの出力を伝達するための配線等が必要となってしまう。また、外乱検出センサや配線や取り付け冶具等が必要になることから質量が増加してしまうといった問題もある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、コストアップや質量の増加を防止すると共に、車両用ドアに対する利用者の制御指令操作の有無を誤検出することなく判定することが可能な車両用ドアシステム制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る車両用ドアシステム制御装置の特徴構成は、車両用ドアに対する利用者の制御指令操作の入力を検出して、車両用ドアシステムを制御するために、前記利用者が前記車両用ドアに与える制御指令操作による振動を検出する振動検知センサと、前記振動検知センサから出力される検出信号のピーク値を記憶するピークホールド部と、前記検出信号が前記制御指令操作による振動であるか否かを判定する判定閾値が記憶される閾値記憶部と、前記判定閾値以下であり、且つ、前記ピークホールド部に記憶されているピーク値よりも大きいピーク値が新たに検出された場合に、前記ピークホールド部に記憶されているピーク値と前記新たに検出されたピーク値との変化量に基づいて、前記新たなピーク値が検出されてから予め設定された第1の設定時間の経過後に、前記閾値記憶部に記憶された判定閾値を更新する閾値更新部と、前記閾値記憶部に記憶されている判定閾値よりも大きい検出信号が検出された場合に、前記制御指令操作による振動であると判定する判定部と、を備える点にある。
このような特徴構成とすれば、振動検知センサが利用者による制御指令操作の入力以外の振動を検出した場合や、検出信号にノイズが含まれている場合であっても、検出された検出信号に応じて判定閾値を変更し、当該変更された判定閾値と検出信号とに基づいて、利用者による制御指令操作であるか否かを判定することができる。また、ノイズを検出するために別のセンサを備える必要がないため、コストアップや質量の増加を防止すると共に、誤検出することなく適切に利用者による制御指令操作を判定することが可能となる。
また、前記判定部は、前記判定閾値よりも大きい検出信号が検出されてから前記第1の設定時間よりも長い第2の設定時間が経過するまでに、再度、前記閾値記憶部に記憶されている判定閾値よりも大きい検出信号が検出された場合に前記制御指令操作による振動であると判定すると好適である。
このような構成とすれば、利用者の制御指令操作が、判定閾値よりも大きい検出信号が検出されてから第2の設定時間内に少なくとも2回あったことを判定条件とすることができるため、誤検出の防止効果を更に高めることが可能となる。
或いは、前記判定部は、前記判定閾値よりも大きい検出信号が検出されてから前記第1の設定時間の経過後、当該判定閾値よりも大きい検出信号が検出されてから前記第1の設定時間よりも長い第2の設定時間が経過するまでに、再度、前記閾値記憶部に記憶されている判定閾値よりも大きい検出信号が検出された場合に前記制御指令操作による振動であると判定するとしても良い。
このような構成であっても、利用者の制御指令操作が、判定閾値よりも大きい検出信号が検出されてから第1の設定時間の経過後、第2の設定時間内に少なくとも2回あったことを判定条件とすることができるため、誤検出の防止効果を更に高めることが可能となる。
また、前記閾値更新部は、前記判定閾値よりも大きい検出信号が検出されてから前記第1の設定時間内に前記判定閾値よりも大きい検出信号が新たに検出された場合でも、前回の検出信号が検出されてから前記第2の設定時間が経過するまで前記判定閾値を更新しないと好適である。
このような構成とすれば、判定閾値よりも大きい検出信号が検出されてから第1の設定時間内に新たなピーク値が検出された場合には、このピーク値はノイズに起因するものであると判定し、このようなノイズにより判定閾値が不要に大きく変更されることを防止できる。したがって、ノイズに起因して判定閾値が大きく更新されたことにより、本来、検出すべき利用者による制御指令操作に応じた検出信号のピーク値を見逃すことにより検出できないといったことを防止することができる。
また、前記判定部は、前記第1の設定時間が経過するまでに、再度、前記閾値記憶部に記憶されている判定閾値よりも大きい検出信号が検出された場合に前記制御指令操作による振動でないと判定すると好適である。
このような構成とすれば、第1の設定時間内に複数の検出信号が検出された場合には、ノイズの可能性が高いことから、このようなノイズを利用者の制御指令操作であると判定する誤検出を防止することができる。
また、前記閾値更新部は、前記ピークホールド部によるピーク値の検出後、予め設定された第3の設定時間経過後に検出されたピーク値が、前記ピークホールド部に記憶されているピーク値よりも、予め設定された設定量以上小さくなった場合に、前記閾値記憶部に記憶されている判定閾値を小さくすると好適である。
ピーク値が検出されてから第3の設定時間が経過した後の検出信号のピーク値が小さくなっている場合には、周囲から受ける振動やノイズ等が少なくなっている可能性が高い。このため、誤検出する可能性が低くなっていると考えられる。したがって、このような構成とすれば、このような状況においては判定閾値を小さくして、検出感度を高めることが可能となる。
前記閾値更新部が、前記閾値記憶部に記憶されている判定閾値を小さくする方法の一例として、前記ピークホールド部に記憶されているピーク値と前記第3の設定時間経過後に検出されたピーク値との差に応じて行うと好適である。
〔第一の実施形態〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る車両用ドアシステム制御装置1の概略構成を模式的に示したブロック図である。本車両用ドアシステム制御装置1は、車両用ドアに対する利用者の制御指令操作の入力を検出して、車両用ドアシステムを制御する機能を備えている。
車両用ドアシステム制御装置1は、利用者が持つ携帯可能なスマートキーと通信を行うスマートキーシステム10と、利用者が車両用ドアに与える制御指令操作による振動を検出する振動検知センサ20と、電子制御ユニット30(以下、ECU:electronic control unit)と、ドアシステム40とを備えて構成される。本発明に係る制御指令操作は、利用者が車両用ドアに対して行うノック操作である。したがって、振動検知センサ20は、利用者が車両用ドアに与えるノック操作による振動を検出する。このため、振動検知センサ20は、外部から与えられる振動に応じて検出信号を出力可能な圧電センサにより構成されると好適である。
また、車両用ドアは、車両が備えるドアである。当該ドアには、車両の側部に設けられるスライドドアや車両の後部に設けられるバックドア等が含まれる。以降の説明では、説明を明快にするために、車両用ドアはスライドドアであるとして説明する。ドアシステム40は、スライドドアやスライドドアが有するロック機構等を備えて構成される。ECU30は、振動検知センサ20から出力される検出信号に基づいて後述する種々の処理を行い、ドアシステム40が備えるスライドドアの開閉制御や、ロック機構の開錠や施錠の制御を行う。
ECU30は、起動信号出力部31、ピークホールド部32、変化量演算部33、閾値更新部34、経過時間計数部35、閾値記憶部36、判定部37、ドアシステム制御部38から構成される。ここで、本車両用ドアシステム制御装置1は、CPUを中核部材として車両用ドアシステムを制御する種々の処理を行うための上述の機能部をハードウェア又はソフトウェア或いはその両方で構築されている。以下、本車両用ドアシステム制御装置1の各部の構成について説明する。
スマートキーシステム10は、上述のように利用者が持つ携帯可能なスマートキーと通信を行う。この通信は、スマートキーがスマート検知エリアに存在している場合に行われる。スマート検知エリアは、スマートキーシステム10の受信強度やスマートキーから出力される出力信号の信号強度等により決定される。スマートキーシステム10は、スマート検知エリアに存在するスマートキーを検出すると、後述の起動信号出力部31に対してその旨を示す信号を出力する。
起動信号出力部31は、スマートキーシステム10からスマートキーがスマート検知エリアに存在することを示す信号が入力されると、後述の振動検知センサ20、ピークホールド部32、及び閾値記憶部36に対して起動信号を出力する。この起動信号は、スマートキーがスマート検知エリアに存在する間、継続して出力する形態とすることも可能である。或いは、スマートキーがスマート検知エリアに入った時に起動信号を出力し、スマートキーがスマート検知エリアから出た時に終了信号を出力する形態とすることも可能である。なお、以下では、スマートキーがスマート検知エリアに存在する間、起動信号出力部31が継続して起動信号を出力する形態として説明する。
振動検知センサ20は、上述のように、車両用ドアに与える制御指令操作による振動を検出する。本実施形態では、制御指令操作は、利用者が車両用ドアに対して行うノック操作である。したがって、振動検知センサ20は、利用者が車両用ドアに対して行うノック操作により生じる振動を検出する。この検出は、起動信号出力部31から入力される起動信号を受けて開始され、当該起動信号が受信できる間は継続して行われる。振動検知センサ20により検出された振動に基づく検出信号は、後述のピークホールド部32及び判定部37に伝達される。
ピークホールド部32は、振動検知センサ20から出力される検出信号のピーク値Vpを記憶する。ピークホールド部32は、所謂ピークホールド回路から構成され、当該ピークホールド部32に入力される検出信号のピーク値Vpを算出する。ピークホールド回路は、コンデンサ、ダイオード、オペアンプ等から構成すると好適であるが、周知であるため説明は省略する。ここで、ピーク値Vpとは、検出信号の波高が最高となる時の波高値である。また、ピークホールド部32は、上述のように起動信号出力部31から起動信号が伝達されている間は継続して動作する。したがって、ピークホールド部32は、起動信号が伝達されている間のピーク値Vpを検出し、起動信号が伝達されなくなった場合には、それまでに検出していたピーク値Vpをリセットする。ピークホールド部32により検出されたピーク値Vpは、後述の変化量演算部33及び閾値更新部34に伝達され、経過時間計数部35にピーク値Vpが検出されたことを示す信号が伝達される。ここで、ピークホールド部32は、上述のように検出されたピーク値Vpを記憶するが、記憶されているピーク値Vpよりも大きなピーク値Vp’が検出された場合には、当該ピーク値Vp’を記憶すると共に、更新前のピーク値Vpも記憶する構成であると好適である。
閾値記憶部36は、検出信号が制御指令操作による振動であるか否かを判定する判定閾値が記憶される。検出信号とは、振動検知センサ20から出力された信号である。また、制御指令操作とは、利用者が車両用ドアに対して行うノック操作である。したがって、閾値記憶部36は、振動検知センサ20から出力された信号が、利用者が車両用ドアに対して行うノック操作による振動であるか否かを判定する判定閾値を記憶する。なお、本実施形態においては、閾値記憶部36に記憶される判定閾値は、後述の閾値更新部34により更新可能とされる(詳細は後述する)。
ここで、上述するように閾値記憶部36には、起動信号出力部31から起動信号が出力される。閾値記憶部36は、起動信号が伝達されている間は閾値更新部34により判定閾値を更新可能な状態とし、起動信号が伝達されなくなった場合には判定閾値を初期値にリセットする。したがって、閾値記憶部36には、判定閾値の初期値と、更新された判定閾値とが記憶されることとなる。この判定閾値を用いた判定は、後述の判定部37により行われるが、その際、用いられる判定閾値は判定閾値が更新されている場合には更新された判定閾値が用いられ、更新されていない場合には初期値が用いられる。
変化量演算部33は、上述の閾値記憶部36に記憶されている判定閾値を参照し、当該判定閾値以下であり、且つ、ピークホールド部32に記憶されているピーク値Vpよりも大きいピーク値Vp’が新たに検出された場合に、ピークホールド部32に記憶されているピーク値Vpと新たに検出されたピーク値Vp’との変化量を演算する。
そして、変化量演算部33は、ピークホールド部32から新たに検出されたピーク値Vp’が伝達された場合には、閾値記憶部36に記憶されている判定閾値を参照し、当該ピーク値Vp’が判定閾値以下であるか否かを判定する。ピーク値Vp’が判定閾値以下である場合には、新たに検出されたピーク値Vp’と先に検出されていたピーク値Vpとの差を変化量Δとして演算する。演算された変化量Δは、後述の閾値更新部34に伝達される。
経過時間計数部35は、上述のようにピークホールド部32からピーク値Vpが検出されたことを示す信号が伝達される。この信号は、ピークホールド部32がピーク値Vpを検出する毎、即ちピーク値Vpが更新される毎に伝達される。経過時間計数部35は、当該信号が伝達されると新たなピーク値Vpが検出されてからの経過時間を計数する。この計数は、ピーク値Vpの更新毎に行われる。そして、新たなピーク値Vpが検出されてから予め設定された第1の設定時間が経過すると、閾値更新部34に対して第1の経過信号を出力する。ここで、第1の設定時間とは、例えば数10ミリ秒オーダーで設定されると好適である。本実施形態では、この第1の設定時間を10ミリ秒として説明する。したがって、経過時間計数部35は、新たなピーク値Vpが検出されてから10ミリ秒経過すると、閾値更新部34に対して第1の経過信号を出力する。
閾値更新部34は、判定閾値以下であり、且つ、ピークホールド部32に記憶されているピーク値Vpよりも大きいピーク値Vp’が新たに検出された場合に、ピークホールド部32に記憶されているピーク値Vpと新たに検出されたピーク値Vp’との変化量Δに基づいて、新たなピーク値Vp’が検出されてから予め設定された第1の設定時間の経過後に、閾値記憶部34に記憶された判定閾値を更新する。変化量Δは、上述の変化量演算部33により演算され、伝達される。第1の設定時間とは、本実施形態の場合、10ミリ秒であり、経過時間計数部35から伝達される。したがって、閾値更新部34は、新たなピーク値Vp’が検出されてから10ミリ秒経過した場合に変化量Δに基づいて閾値記憶部34に記憶された判定閾値を更新する。この更新は、閾値記憶部36に記憶されている判定閾値に変化量Δを加えることにより行われる。したがって、ピークホールド部32により新たなピーク値Vp’が検出される毎に判定閾値が段階的に更新されることとなる。
判定部37は、閾値記憶部36に記憶されている判定閾値よりも大きい検出信号が検出された場合に、制御指令操作による振動であると判定する。判定閾値よりも大きい検出信号とは、判定閾値よりも大きいピーク値Vpであっても良いし、判定閾値を超える検出信号であっても良い。以下の説明では、判定閾値よりも大きい検出信号とは、判定閾値よりも大きいピーク値Vpであるとして説明する。閾値記憶部36に記憶されている判定閾値とは、閾値更新部34により判定閾値が更新されていない場合には判定閾値の初期値であり、閾値更新部34により判定閾値が更新されている場合には更新された判定閾値である。上述のように判定部37には、振動検知センサ20から検出されたピーク値Vpが伝達される。また、制御指令操作とは、利用者が車両用ドアに対して行うノック操作である。したがって、判定部37は、振動検知センサ20からピーク値Vpが伝達される毎に、当該ピーク値Vpと閾値記憶部36に規則されている判定閾値とを比較し、判定閾値よりも大きいピーク値Vpが検出された場合に、利用者が車両用ドアに対して行うノック操作による振動であると判定する。この判定結果は、後述のドアシステム制御部38に伝達される。
ドアシステム制御部38は、振動検知センサ20が検出した検出信号が、判定部37により利用者が車両用ドアに対して行うノック操作による振動であると判定された場合に、ドアシステム40に対してドアシステム40を作動させる作動信号を出力する。
ドアシステム40は、ドアシステム制御部38から作動信号が伝達されると、スライドドアやスライドドアが有するロック機構等を作動させる。即ち、スライドドアの開閉や、スライドドアが有するロック機構の開錠や施錠を行う。これらの制御は、車両の状態に応じて行われる。即ち、スライドドアが閉扉されている場合には作動信号に応じて開扉し、スライドドアが開扉されている場合には作動信号に応じて閉扉する。また、ロック機構が施錠されている場合には作動信号に応じて開錠し、ロック機構が開錠されている場合には作動信号に応じて施錠する。
このように、本車両用ドアシステム制御装置1は、振動検知センサ20から出力される検出信号のピーク値に応じて判定閾値を更新して判定するため、検出信号に含まれるノイズ等に起因して誤検出することなく、適切に利用者の制御指令操作を検出することが可能となる。また、判定閾値の更新等に係る処理は、ECU30で行われるため、別途外乱検出センサ等の他の機能部品を備える必要がない。このため、コストアップや重量の増加をすることなく、適切に利用者の制御指令操作を検出することが可能となる。
次に、閾値更新部34による判定閾値の更新及び判定部37による利用者の制御指令操作の検出に関して図2を用いて説明する。図2は、横軸を時間、縦軸を検出信号の信号強度として、検出信号の一例を示したものである。時間t0にて、起動信号出力部31から振動検知センサ20に起動信号が入力されると、振動検知センサ20は検出を開始する。振動検知センサ20から出力される検出信号を破線で示す。この検出信号は、ピークホールド部32に伝達され、当該ピークホールド部32は、ピーク値Vpの検出を行う。図2においては、説明の便宜上、ピーク値Vpを実線で示す。
なお、時間t0から時間t1までの間は、実線で示されるように検出信号自体がピーク値Vpとして検出されるが、本実施形態においては時間t0から時間t1までのピーク値Vpの変動は判定閾値の更新に対して考慮されることはなく無視される。したがって、ピークホールド部32は、時間t1の時のピーク値Vpをピーク値Vp1として検出する。一方、時間t0においては、判定閾値は、一点鎖線で示されるように閾値記憶部36に記憶される初期値が判定閾値として用いられる。この判定閾値を判定閾値Th0とする。
その後、検出信号が時間の経過と共に変化し、時間t3において、ピーク値Vp1よりも大きいピーク値Vp2が検出された場合には、変化量演算部33がピーク値Vp1とピーク値Vp2との差を演算する。この演算結果をΔ1とする。ピークホールド部31は、ピーク値Vp2を検出したことを示す信号を経過時間計数部35に伝達する。経過時間計数部35は、この信号の伝達に伴って、ピーク値Vp2を検出してからの経過時間を計数する。
更に、時間t5において、ピーク値Vp2よりも大きいピーク値Vp3が検出された場合には、変化量演算部33がピーク値Vp2とピーク値Vp3との差を演算する。この演算結果をΔ2とする。この場合もピークホールド部31は、ピーク値Vp3を検出したことを示す信号を経過時間計数部35に伝達する。当該経過時間計数部35は、この信号の伝達に伴って、ピーク値Vp3を検出してからの経過時間を計数する。
その後、ピークホールド部32がピーク値Vp2を検出してから10ミリ秒経過すると、閾値更新部34は閾値記憶部36に記憶されている判定閾値を更新する。この更新は、更新前の判定閾値Th0にピーク値Vp1とピーク値Vp2との差であるΔ1を加えた判定閾値Th1になるように行われる。
そして、例えば時間t7で検出信号がその時の判定閾値Th1を超えた場合に、判定部37は振動検知センサ20が、利用者が車両用ドアに対して行うノック操作による振動を検出したと判定する。この判定結果を受けて、ドアシステム制御部38がドアシステム40に対して作動信号を送信する。このようにして、本車両用ドアシステム制御装置1は、誤検出することなく適切に利用者によるノック操作を検出し、ドアシステム40を制御することが可能となる。
次に、本車両用ドアシステム制御装置1が行う処理に関して図3に示すフローチャートを用いて説明する。まず、スマートキーシステム10が、スマートキーがスマート検知エリアに存在するか否かの確認を行う。スマートキーがスマート検知エリアに存在しない場合には(ステップ#01:No)、本車両用ドアシステム制御装置1は、ドアシステム40の制御に係る処理を開始しない。一方、スマートキーシステム10により、スマートキーがスマート検知エリアに存在すると判定された場合には(ステップ#01:Yes)、スマートキーシステム10は、起動信号出力部31に対してその旨を示す信号を出力する。
起動信号出力部31は、振動検知センサ20、ピークホールド部32、閾値記憶部36に対して、起動信号を出力する(ステップ#02)。この起動信号の受信に伴い、振動検知センサ20が振動の検出を開始する(ステップ#03)。また、ピークホールド部32が検出信号のピーク値Vpの検出を開始する(ステップ#04)。
ピークホールド部32により検出されるピーク値Vpが更新された場合には(ステップ#05:Yes)、経過時間計数部35が、当該ピーク値Vpが検出されてからの経過時間の計数を開始する(ステップ#06)。そして、変化量演算部33は、これまでのピーク値Vpと新たに検出されたピーク値Vp’との変化量Δを演算する(ステップ#07)。
閾値更新部34は、経過時間計数部35が計数するピーク値Vp’が検出されてからの経過時間に基づいて、予め設定された第1の設定時間が経過しているか否かを確認する。ピーク値Vp’が検出されてから第1の設定時間が経過した場合には(ステップ#08:No)、閾値更新部34は、閾値記憶部36に記憶されている判定閾値を検出されたピーク値Vp’に基づいて更新する(ステップ#09)。
ステップ#08において第1の設定時間が経過していない場合(ステップ#08:Yes)には閾値記憶部36に記憶されている判定閾値を用い、或いはステップ#09において判定閾値が更新された場合には更新された判定閾値を用いて、判定部37はピーク値Vp’が判定閾値を超えたか否かの確認を行う。ピーク値Vp’が判定閾値を越えた場合には(ステップ#10:Yes)、判定部37は検出されたピーク値Vp’に係る検出信号がノック操作に起因するものであると判定する(ステップ#11)。この判定結果は、ドアシステム制御部38に伝達され、当該ドアシステム制御部38はドアシステム40を制御する(ステップ#12)。
一方、ステップ#10において、ピーク値Vp’が判定閾値を超えていない場合には(ステップ#10:No)、スマートキーシステム10はスマートキーがスマート検出エリアに存在しているか否かの確認を行う。スマートキーがスマート検出エリアに存在していない場合には(ステップ#13:Yes)、処理を終了する。一方、スマートキーがスマート検出エリアに存在する場合には(ステップ#13:No)、ステップ#05に戻り処理を継続する。このようなフローチャートに従って処理を行うことにより、本車両用ドアシステム制御装置1は、コストアップや質量の増加を防止すると共に、車両用ドアに対する利用者の制御指令操作の有無を誤検出することなく判定することが可能となる。
〔第二の実施形態〕
上記第一の実施形態では、判定部37が検出されたピーク値が判定閾値を超えた場合に、ノック操作であると判定するとして説明した。本発明に係る第二の実施形態では、判定部37は、判定閾値よりも大きい検出信号が検出されてから予め設定された第1の設定時間よりも長い第2の設定時間が経過するまでに、再度、閾値記憶部36に記憶されている判定閾値よりも大きい検出信号が検出された場合に制御指令操作による振動であると判定する点で、第一の実施形態と異なる。
本実施形態においても、判定閾値よりも大きい検出信号は、判定閾値よりも大きいピーク値Vpとして説明する。また、第1の設定時間は検出信号のピーク値Vpが検出されてからの経過時間であり、例えば10ミリ秒として予め設定される。第2の設定時間も検出信号のピーク値Vpが検出されてからの経過時間であるが、第1の設定時間より長く設定される。本実施形態においては、第2の設定時間は1.5秒として設定されているとして説明する。したがって、本実施形態における判定部37は、検出信号のピーク値Vpが検出されてから1.5秒が経過するまでに、再度、閾値記憶部36に記憶されている判定閾値よりも大きいピーク値Vp’が検出された場合にノック操作による振動であると判定する。このような構成とすれば、2回のノック操作を検出対象とすることができるため、上述の第一の実施形態よりも更に誤検出を防止することが可能となる。
〔第三の実施形態〕
上記第一の実施形態及び第二の実施形態では、検出されたピーク値Vpに基づいて判定閾値を大きなものに更新する場合の例に関して説明した。本発明に係る車両用ドアシステム制御装置1は、判定閾値を小さく更新することも可能である。以下に説明する。
閾値更新部34は、ピークホールド部32によるピーク値Vpの検出後、予め設定された第3の設定時間経過後に検出されたピーク値Vpが、ピークホールド部32に記憶されているピーク値Vpよりも、予め設定された設定量以上小さくなった場合に、閾値記憶部36に記憶されている判定閾値を小さくする。上述のように経過時間計数部35は、ピーク値Vpが検出されてからの経過時間を計数する。変化量演算部33は、ピーク値Vpが検出されてから予め設定された第3の設定時間(例えば2秒)が経過した時点における検出信号のピーク値Vp’’と、ピークホールド部32に記憶されているピーク値Vpとを比較し変化量Δを演算する。この変化量Δが、予め設定された設定量以上となった場合に、閾値更新部34は、判定閾値を小さくする。このような構成とすれば、例えば相対的にノイズが小さくなった場合等において、それまでに大きく更新された判定閾値を適切な大きさからなる判定閾値に更新することができる。
上述の判定閾値を小さくする更新の方法としては、閾値更新部34は、ピークホールド部32に記憶されているピーク値Vpと第3の設定時間経過後に検出されたピーク値Vp’’との差に応じて閾値記憶部34に記憶されている判定閾値を小さくすると好適である。
上記のような判定閾値を小さくする方法に関して図4を用いて説明する。ピーク値Vpが検出されてから、予め設定された第3の設定時間(例えば2秒)が経過した場合のピーク値Vp’’との変化量ΔVpが、予め設定された設定量以上となった場合に、閾値更新部34は第3の設定時間の経過後に用いられる判定閾値を所定量(ΔTh)だけ小さくする。また、この場合、図4に示されるようにピークホールド部32に記憶されるピーク値Vpは、第3の設定時間経過時のピーク値Vp’’に更新すると好適である。即ち、図4における変化量ΔVpだけ小さくすると好適である。このように本車両用ドアシステム制御装置1は、状況に応じて判定閾値とピーク値とを更新するため、車両用ドアに対する利用者の制御指令操作の有無を誤検出することなく適切に判定することが可能となる。
〔その他の実施形態〕
上記実施形態におけるフローチャートにおいて、スマートキーがスマート検出エリアに存在するか否かの判定は、ステップ#13において行うものとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲は、これに限定されるものではない。ステップ#02からステップ#12における処理の最中であっても、スマートキーがスマート検出エリアに存在しないと判定された場合には、その時点で行っている処理に対して割り込みを行い、処理を終了させるようなフローチャートとすることも当然に可能である。
上記実施形態では、閾値更新部34は、閾値記憶部36に記憶されている判定閾値を超えるピーク値Vpが検出された場合に、閾値記憶部36に記憶されている判定閾値を更新するとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲は、これに限定されるものではない。閾値更新部34は、判定閾値よりも大きい検出信号が検出されてから第1の設定時間内に判定閾値よりも大きい検出信号が新たに検出された場合でも、前回の検出信号が検出されてから第2の設定時間が経過するまで判定閾値を更新しないような構成とすることも可能である。このような構成とすれば、連続して入力されるノイズにより判定閾値が上昇してしまうことを防止することができる。したがって、誤検出の効果を更に高めることが可能となる。
上記実施形態では、判定部37は、閾値記憶部36に記憶されている判定閾値を超えるピーク値Vpが検出された場合に、当該ピーク値を有する検出信号がノック操作に起因するものであると判定するとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲は、これに限定されるものではない。判定部37は、第1の設定時間が経過するまでに、再度、閾値記憶部36に記憶されている判定閾値よりも大きい検出信号が検出された場合には制御指令操作、即ちノック操作による振動でないと判定することも可能である。
即ち、図5に示されるように、時間t1でピーク値Vp1が検出されてから第1の設定時間(例えば10ミリ秒)経過するまでに、例えば時間t2で判定閾値よりも大きなピーク値Vp2、時間t3で判定閾値よりも大きなピーク値Vp3が検出された場合でもこれらのピーク値Vp2及びVp3に基づく検出信号は、ノック操作によるものではないと判断すると好適である。このような構成とすれば、ノイズによる誤動作防止の効果を更に高めることが可能となる。
上記実施形態では、第1の設定時間を10ミリ秒とし、第2の設定時間を1.5秒とし、第3の設定時間を2秒として説明した。しかしながら、本発明の適用範囲は、これに限定されるものではない。これらの数値は、単なる一例であり、他の時間に設定することは当然に可能である。
上記第二の実施形態では、判定部37は、判定閾値よりも大きい検出信号が検出されてから予め設定された第1の設定時間よりも長い第2の設定時間が経過するまでに、再度、閾値記憶部36に記憶されている判定閾値よりも大きい検出信号が検出された場合に制御指令操作による振動であると判定するとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲は、これに限定されるものではない。判定部37は、判定閾値よりも大きい検出信号が検出されてから第1の設定時間の経過後、当該判定閾値よりも大きい検出信号が検出されてから第1の設定時間よりも長い第2の設定時間が経過するまでに、再度、閾値記憶部36に記憶されている判定閾値よりも大きい検出信号が検出された場合に制御指令操作による振動であると判定することも可能である。このような構成とすれば、例えば、第1の設定時間がノック動作を行うことが可能な時間(例えば1秒以上)よりも極端に小さな時間(例えば10ミリ秒)に設定された場合には、第1の設定時間に検出された判定閾値よりも大きい複数回の検出信号は、ノイズである可能性が高いことから利用者の制御指令操作でないと判定することができる。したがって、誤検出防止の効果を更に高めることが可能となる。
上記実施形態では、検出信号はノック操作に起因した振動であるとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲は、これに限定されるものではない。例えば、1回のノック操作に対して、複数回の検出信号が振動検知センサ20から出力される場合には、所定時間内における一連の検出信号を、1回のノック操作に対して出力された検出信号であるとして扱っても良い。即ち、所定時間内における一連の検出信号を、1つの検出信号として扱っても良い。
上記実施形態では、判定閾値よりも大きい検出信号は、判定閾値よりも大きいピーク値Vpであるとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲は、これに限定されるものではない。例えば、判定閾値を検出信号が超えた場合に、判定閾値よりも大きい検出信号であるとしても良い。
車両用ドアシステム制御装置の概略構成を模式的に示したブロック図 検出信号の一例を示した図 車両用ドアシステム制御装置の処理に係るフローチャート 判定閾値を小さくする場合の検出信号の一例を示した図 ピーク値を制御指令操作でないと判定する場合の検出信号の一例を示した図
符号の説明
1:車両用ドアシステム制御装置
10:スマートキーシステム
20:振動検知センサ
30:ECU(電子制御ユニット)
31:起動信号出力部
32:ピークホールド部
33:変化量演算部
34:閾値更新部
35:経過時間計数部
36:閾値記憶部
37:判定部
38:ドアシステム制御部
40:ドアシステム

Claims (7)

  1. 車両用ドアに対する利用者の制御指令操作の入力を検出して、車両用ドアシステムを制御する車両用ドアシステム制御装置であって、
    前記利用者が前記車両用ドアに与える制御指令操作による振動を検出する振動検知センサと、
    前記振動検知センサから出力される検出信号のピーク値を記憶するピークホールド部と、
    前記検出信号が前記制御指令操作による振動であるか否かを判定する判定閾値が記憶される閾値記憶部と、
    前記判定閾値以下であり、且つ、前記ピークホールド部に記憶されているピーク値よりも大きいピーク値が新たに検出された場合に、前記ピークホールド部に記憶されているピーク値と前記新たに検出されたピーク値との変化量に基づいて、前記新たなピーク値が検出されてから予め設定された第1の設定時間の経過後に、前記閾値記憶部に記憶された判定閾値を更新する閾値更新部と、
    前記閾値記憶部に記憶されている判定閾値よりも大きい検出信号が検出された場合に、前記制御指令操作による振動であると判定する判定部と、を備える車両用ドアシステム制御装置。
  2. 前記判定部は、前記判定閾値よりも大きい検出信号が検出されてから前記第1の設定時間よりも長い第2の設定時間が経過するまでに、再度、前記閾値記憶部に記憶されている判定閾値よりも大きい検出信号が検出された場合に前記制御指令操作による振動であると判定する請求項1に記載の車両用ドアシステム制御装置。
  3. 前記判定部は、前記判定閾値よりも大きい検出信号が検出されてから前記第1の設定時間の経過後、当該判定閾値よりも大きい検出信号が検出されてから前記第1の設定時間よりも長い第2の設定時間が経過するまでに、再度、前記閾値記憶部に記憶されている判定閾値よりも大きい検出信号が検出された場合に前記制御指令操作による振動であると判定する請求項1に記載の車両用ドアシステム制御装置。
  4. 前記閾値更新部は、前記判定閾値よりも大きい検出信号が検出されてから前記第1の設定時間内に前記判定閾値よりも大きい検出信号が新たに検出された場合でも、前回の検出信号が検出されてから前記第2の設定時間が経過するまで前記判定閾値を更新しない請求項2又は3に記載の車両用ドアシステム制御装置。
  5. 前記判定部は、前記第1の設定時間が経過するまでに、再度、前記閾値記憶部に記憶されている判定閾値よりも大きい検出信号が検出された場合に前記制御指令操作による振動でないと判定する請求項1に記載の車両用ドアシステム制御装置。
  6. 前記閾値更新部は、前記ピークホールド部によるピーク値の検出後、予め設定された第3の設定時間経過後に検出されたピーク値が、前記ピークホールド部に記憶されているピーク値よりも、予め設定された設定量以上小さくなった場合に、前記閾値記憶部に記憶されている判定閾値を小さくする請求項1から5のいずれか一項に記載の車両用ドアシステム制御装置。
  7. 前記閾値更新部は、前記ピークホールド部に記憶されているピーク値と前記第3の設定時間経過後に検出されたピーク値との差に応じて前記閾値記憶部に記憶されている判定閾値を小さくする請求項6に記載の車両用ドアシステム制御装置。
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