JP2010007126A - プラズマcvd装置及び磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

プラズマcvd装置及び磁気記録媒体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010007126A
JP2010007126A JP2008167513A JP2008167513A JP2010007126A JP 2010007126 A JP2010007126 A JP 2010007126A JP 2008167513 A JP2008167513 A JP 2008167513A JP 2008167513 A JP2008167513 A JP 2008167513A JP 2010007126 A JP2010007126 A JP 2010007126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cathode
anode
chamber
plasma
plasma cvd
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008167513A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5095524B2 (ja
Inventor
Yuji Honda
祐二 本多
Akihisa Oikawa
晶久 老川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Universal Technics Co Ltd
Original Assignee
Universal Technics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Universal Technics Co Ltd filed Critical Universal Technics Co Ltd
Priority to JP2008167513A priority Critical patent/JP5095524B2/ja
Priority to TW97149477A priority patent/TWI390077B/zh
Priority to SG2011053782A priority patent/SG174008A1/en
Priority to SG200900468-0A priority patent/SG158004A1/en
Publication of JP2010007126A publication Critical patent/JP2010007126A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5095524B2 publication Critical patent/JP5095524B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】カソードと被成膜基板との間の距離を長くすることにより、被成膜基板に緻密で高硬度な薄膜を成膜できるプラズマCVD装置を提供する。
【解決手段】本発明に係るプラズマCVD装置は、チャンバー2内に配置されたカソード電極3と、カソード電極3の周囲を囲むように設けられたアノード電極4と、カソード電極3及びアノード電極4に対向するように配置される被成膜基板1を保持する保持部と、フロート電位とされるプラズマウォール8と、カソード電極3に接続された交流電源5と、アノード電極4に接続された直流電源7と、被成膜基板1に電気的に接続された直流電源12と、を具備し、円筒形状のプラズマウォール8の内径が100mm以上200mm以下であり、カソード電極3と被成膜基板1との間の距離が200mm以上300mm以下であることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プラズマCVD装置及び磁気記録媒体の製造方法に係わり、特に、カソード電極と被成膜基板との間の距離を長くすることにより、被成膜基板に緻密で高硬度な薄膜を成膜できるプラズマCVD装置に関する。
図2は、従来のプラズマCVD装置を模式的に示す断面図である。このプラズマCVD装置は被成膜基板(例えばディスク基板)101に対して左右対称の構造を有しており、被成膜基板101の両面に同時に成膜可能な装置であるが、図2では、被成膜基板101に対して左側を示し、右側は省略している。
プラズマCVD装置はチャンバー102を有しており、このチャンバー102内にはホットカソード(カソード電極)103が形成されている。ホットカソード103の両端はチャンバー102の外部に位置する交流電源105に電気的に接続されている。交流電源105の一端はアース106に電気的に接続されている。
チャンバー102内にはロート状の形状を有するホーンアノード104が配置されており、このホーンアノード104はDC電源107に電気的に接続されている。このDC電源107のプラス電位側がホーンアノード104に電気的に接続されており、DC電源107のマイナス電位側がアース106に電気的に接続されている。
チャンバー102内には被成膜基板101が配置されている。ホットカソード103と被成膜基板101との間の距離l2は、163.5mmである。
被成膜基板101はイオン加速用電源としてのDC電源(直流電源)112に電気的に接続されている。このDC電源112のマイナス電位側が被成膜基板101に電気的に接続されており、DC電源112のプラス電位側がアース106に電気的に接続されている。
チャンバー102内には、ホットカソード103及びホーンアノード104それぞれと被成膜基板101との間の空間を覆うようにプラズマウォール108が配置されている。このプラズマウォール108は、フロート電位(図示せず)に電気的に接続されている。また、プラズマウォール108は円筒形状を有しており、その円筒の内径Bが100mm以上200mm以下である。
次に、図2に示すプラズマCVD装置を用いて被成膜基板1にDLC(Diamond Like Carbon)膜を成膜する方法について説明する。
まず、チャンバー102の内部を所定の真空状態とし、チャンバー102の内部に成膜原料ガスとして例えばトルエン(C)ガスを導入する。チャンバー102内が所定の圧力になった後、ホットカソード103に交流電源105によって交流電流を供給することによりホットカソード103が加熱される。また、ホーンアノード104にDC電源107によって直流電流を供給し、被成膜基板101にDC電源112によって直流電流を供給する。
ホットカソード103の加熱によって、ホットカソード103からホーンアノード104に向けて多量の電子が放出され、ホットカソード103とホーンアノード104との間でグロー放電が開始される。多量の電子によってチャンバー102の内部の成膜原料ガスとしてのトルエンガスがイオン化され、プラズマ状態とされる。この際、下記式(1)のような反応が起きている。そして、プラズマ状態の成膜原料分子は、被成膜基板101のマイナス電位によって直接に加速されて、被成膜基板101の方向に向かって飛走して、被成膜基板101の表面に付着される。これにより、被成膜基板101には薄いDLC膜が形成される。この際、被成膜基板101の表面では下記式(2)の反応が起きている。
+e →C +2e ・・・(1)
+e→C +3H↑ ・・・(2)
上記従来のプラズマCVD装置では、ホットカソード103と被成膜基板101との間の距離l2を163.5mmと可能な限り短くすることにより、被成膜基板101の表面に成膜されるDLC膜の単位時間当りの成膜量を多くすることができる(例えば特許文献1,2参照)。
特許3299721(0015〜0023段落、図1) 特許3930183(図1)
上述したように従来のプラズマCVD装置では、単位時間当たりの成膜量を多くするために、カソード電極103と被成膜基板101との間の距離l2を可能な限り短くしている。
しかし、前記距離l2を短くすると、被成膜基板に成膜される薄膜の硬度を十分に高くすることが困難であり、高硬度の薄膜を被成膜基板に成膜するという要望に応えることができない。その理由は、前記距離l2を短くしたため、イオン化された成膜原料ガスの加速距離が短くなってしまい、被成膜基板に緻密な薄膜を成膜することができないからである。
本発明は上記のような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、カソード電極と被成膜基板との間の距離を長くすることにより、被成膜基板に緻密で高硬度な薄膜を成膜できるプラズマCVD装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係るプラズマCVD装置は、チャンバーと、
前記チャンバー内に配置されたロート形状のアノードと、
前記チャンバー内に配置され、前記アノードの内周面の中央部付近で包囲されたフィラメント状のカソードと、
前記チャンバー内に配置され、前記カソード及び前記アノードに対向するように配置される被成膜基板を保持する保持部と、
前記チャンバー内に配置され、前記保持部に保持された前記被成膜基板と前記カソード及び前記アノードそれぞれとの間の空間を覆うように設けられ、フロート電位とされるプラズマウォールと、
前記カソードに電気的に接続された交流電源と、
前記アノードに電気的に接続された第1の直流電源と、
前記保持部に保持された前記被成膜基板に電気的に接続された第2の直流電源と、
前記チャンバー内に原料ガスを供給するガス供給機構と、
前記チャンバー内を排気する排気機構と、
を具備し、
前記アノードは、その最大内径側を前記被成膜基板に向けており、
前記プラズマウォールは円筒形状又は多角形状を有しており、その円筒又は多角の内径が100mm以上200mm以下であり、
前記カソードと前記保持部に保持された前記被成膜基板との間の距離が200mm以上300mm以下であり、
前記カソードと前記アノードとの間で放電させることにより前記原料ガスをプラズマ化することを特徴とする。
上記プラズマCVD装置によれば、円筒形状又は多角形状のプラズマウォールの内径を100mm以上200mm以下とした場合に、フィラメント状のカソードと被成膜基板との間の距離を200mm以上300mm以下と従来技術に比べて可能な限り長くしている。つまり、従来技術ではカソードと被成膜基板との間の距離を可能な限り短くしているのに対し、本実施の形態ではカソードと被成膜基板との間の距離を可能な限り長くしている。これにより、イオン化された原料ガスの加速距離を長くすることができ、そのため、イオン化された原料ガスが被成膜基板に衝突する際のスピードを従来のプラズマCVD装置に比べて速くすることができる。その結果、被成膜基板に成膜された薄膜を緻密化でき、高硬度化することができる。
また、本発明に係るプラズマCVD装置において、前記原料ガスをプラズマ化する領域に磁力を発生させるための磁石をさらに具備し、前記磁石は円筒形状又は多角形状を有しており、その円筒又は多角の内径中心である磁石中心の磁力が50ガウス以上200ガウス以下であることが好ましい。これにより、プラズマの密度を高くすることができ、その結果、被成膜基板に成膜される薄膜をより緻密化することがで、高硬度化することができる。
また、本発明に係るプラズマCVD装置において、前記磁石は、前記カソード及び前記アノードの外側に配置され、前記カソード及び前記アノードを囲むように配置されていることが好ましい。
また、本発明に係るプラズマCVD装置において、前記磁石中心と前記カソードとの間の距離は50mm以内であることが好ましく、より好ましくは35mm以内である。
また、本発明に係るプラズマCVD装置において、前記磁石はネオジウム磁石であることが好ましい。
本発明に係る磁気記録媒体の製造方法は、上述したいずれかのプラズマCVD装置を用いた製造方法において、
非磁性基板上に少なくとも磁性層を形成した被成膜基板を前記保持部に保持し、
前記チャンバー内で真空条件下に加熱された前記フィラメント状のカソードと前記アノードとの間の放電により前記原料ガスをプラズマ状態とし、このプラズマを前記保持部に保持された被成膜基板の表面に加速衝突させて炭素が主成分である保護層を形成することを特徴とする。
また、本発明に係る磁気記録媒体の製造方法において、前記原料ガスは、前記被成膜基板に前記保護層としてのDLC層を形成するための原料ガスであって、炭素と水素を含有するガスを含むことが好ましい。
以上説明したように本発明によれば、カソード電極と被成膜基板との間の距離を長くすることにより、被成膜基板に緻密で高硬度な薄膜を成膜できるプラズマCVD装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態によるプラズマCVD装置を模式的に示す断面図である。このプラズマCVD装置は被成膜基板(例えばディスク基板)1に対して左右対称の構造を有しており、被成膜基板1の両面に同時に成膜可能な装置であるが、図1では、被成膜基板1に対して左側を示し、右側は省略している。
プラズマCVD装置はチャンバー2を有しており、このチャンバー2内には、例えばタンタルからなるフィラメント状のカソード電極(ホットカソード)3が形成されている。ホットカソード3の両端はチャンバー2の外部に位置する交流電源5に電気的に接続されており、この交流電源5はチャンバー2に対して絶縁された状態で配置されている。交流電源5としては例えば0〜50V、10〜50A(アンペア)の電源を用いることができる。交流電源5の一端はアース6に電気的に接続されている。
チャンバー2内には、ホットカソード3の周囲を囲むようにロート状の形状を有するアノード電極(ホーンアノード)4が配置されており、このホーンアノード4はスピーカーのような形状とされている。ホーンアノード4はDC電源(直流電源)7に電気的に接続されており、このDC電源7はチャンバー2に対して絶縁された状態で配置されている。このDC電源7のプラス電位側がホーンアノード4に電気的に接続されており、DC電源7のマイナス電位側がアース6に電気的に接続されている。DC電源7としては例えば0〜500V、0〜7.5A(アンペア)の電源を用いることができる。
チャンバー2内には被成膜基板1が配置されており、この被成膜基板1はホットカソード3及びホーンアノード4に対向するように配置されている。詳細には、ホットカソード3はホーンアノード4の内周面の中央部付近で包囲されており、ホーンアノード4は、その最大内径側を被成膜基板1に向けて配置されている。
ホットカソード3と被成膜基板1との間の距離lは、可能な限り長くすることが好ましく、具体的には200mm以上300mm以下であることが好ましい。この距離lを200mm未満とすると被成膜基板1に成膜される薄膜の硬度が低くなってしまい、距離lを300mm超とすると成膜レートが遅くなり実用的ではないからである。
被成膜基板1は、図示しないホルダー(保持部)および図示しないトランスファー装置(ハンドリングロボットあるいはロータリインデックスデーブル)により、図示の位置に、順次供給されるようになっている。
被成膜基板1はイオン加速用電源としてのDC電源(直流電源)12に電気的に接続されており、このDC電源12はチャンバー2に対して絶縁された状態で配置されている。このDC電源12のマイナス電位側が被成膜基板1に電気的に接続されており、DC電源12のプラス電位側がアース6に電気的に接続されている。DC電源12としては例えば0〜1500V、0〜100mA(ミリアンペア)の電源を用いることができる。
チャンバー2内には、ホットカソード3及びホーンアノード4それぞれと被成膜基板1との間の空間を覆うようにプラズマウォール8が配置されている。このプラズマウォール8は、フロート電位(図示せず)に電気的に接続されており、チャンバー2に対して絶縁された状態で配置されている。また、プラズマウォール8は円筒形状又は多角形状を有しており、その円筒又は多角の内径Bが100mm以上200mm以下である。この内径Bを100mm未満とするとホーンアノード4の近傍で原料ガスのイオン化が高くなりすぎてしまい、遊離カーボン(すなわち、すす)が発生し易くなり好ましくないからである。また、内径Bを200mm超とするとホーンアノード4の近傍で原料ガスのイオン化が低くなりすぎてしまい、緻密な膜を被成膜基板1に成膜しにくくなり、また後述するネオジウム磁石を用いても高磁場が作りにくくなるからである。
プラズマウォール8の被成膜基板1側の端部には膜厚補正板8aが設けられており、膜厚補正板8aは前記フロート電位に電気的に接続されている。この膜厚補正板8aにより被成膜基板1の外周部分に成膜される膜の厚さを制御することができる。
チャンバー2の外側にはネオジウム磁石9が配置されている。このネオジウム磁石9は例えば円筒形状又は多角形状を有しており、この円筒側面又は多角側面の筒方向の中心を通る内径11とホットカソード3との距離Aは50mm以内(より好ましくは35mm以内)であることが好ましい。この内径11の中心は磁石中心10となり、この磁石中心10はホットカソード3の略中心及び被成膜基板1の略中心それぞれと対向するように位置している。ネオジウム磁石9は、その磁石中心10の磁力が50G以上200G(ガウス)以下であることが好ましく、より好ましくは50G以上150G以下である。磁石中心10の磁力を200G以下とする理由は、ネオジウム磁石では磁石中心10の磁力を200Gまで高めるのが製造上の限界であるからである。また、磁石中心10の磁力を150G以下とするのがより好ましい理由は、磁石中心10の磁力を150G超とすると磁石を作るコストが増大するからである。
また、プラズマCVD装置はチャンバー2内を真空排気する真空排気機構(図示せず)を有している。また、プラズマCVD装置はチャンバー2内に成膜原料ガスを供給するガス供給機構(図示せず)を有している。
次に、図1に示すプラズマCVD装置を用いて被成膜基板1にDLC膜を成膜する方法について説明する。
まず、前記真空排気機構を起動させ、チャンバー2の内部を所定の真空状態とし、チャンバー2の内部に前記ガス導入機構によって成膜原料ガスとして例えばトルエン(C)ガスを導入する。チャンバー2内が所定の圧力になった後、ホットカソード3に交流電源5によって交流電流を供給することによりホットカソード3が加熱される。また、ホーンアノード4にDC電源7によって直流電流を供給し、被成膜基板1にDC電源12によって直流電流を供給する。
ホットカソード3の加熱によって、ホットカソード3からホーンアノード4に向けて多量の電子が放出され、ホットカソード3とホーンアノード4との間でグロー放電が開始される。多量の電子によってチャンバー2の内部の成膜原料ガスとしてのトルエンガスがイオン化され、プラズマ状態とされる。この際、ネオジウム磁石9によってホットカソード3の近傍に位置するトルエンガスをプラズマ化する領域に磁場が発生されているので、この磁場によってプラズマを高密度化することができ、イオン化効率を向上させることができる。そして、プラズマ状態の成膜原料分子は、被成膜基板1のマイナス電位によって直接に加速されて、被成膜基板1の方向に向かって飛走して、被成膜基板1の表面に付着される。これにより、被成膜基板1には薄いDLC膜が形成される。この際、被成膜基板1の表面では下記式(3)の反応が起きている。
+e → C +xH↑ ・・・(3)
次に、図1に示すプラズマCVD装置を用いた磁気記録媒体の製造方法について説明する。
まず、非磁性基板上に少なくとも磁性層を形成した被成膜基板を用意し、この被成膜基板を保持部に保持させる。次いで、チャンバー2内で所定の真空条件下に加熱されたホットカソード3とホーンアノード4との間の放電により原料ガスをプラズマ状態とし、このプラズマを前記保持部に保持された被成膜基板の表面に加速衝突させる。これにより、この被成膜基板の表面には炭素が主成分である保護層が形成される。
上記実施の形態によれば、円筒形状又は多角形状のプラズマウォール8の内径Bを100mm以上200mm以下とした場合に、ホットカソード3と被成膜基板1との間の距離lを可能な限り長くしている。つまり、従来技術ではホットカソードと被成膜基板との間の距離を可能な限り短くしているのに対し、本実施の形態ではホットカソードと被成膜基板との間の距離を可能な限り長くし、具体的には200mm以上300mm以下としている。これにより、イオン化された成膜原料ガスの加速距離を長くすることができ、そのため、イオン化された成膜原料ガスが被成膜基板1に衝突する際のスピードを従来のプラズマCVD装置に比べて速くすることができる。その結果、従来のプラズマCVD装置で成膜したDLC膜に比べて上記式(3)のbを減少させることができる。これにより、被成膜基板に成膜されたDLC膜を緻密化でき、高硬度化することができる。
また、上記実施の形態では、チャンバー2の外側にネオジウム磁石9を配置することにより、本装置におけるホットカソード3とホーンアノード4との間で発生させたプラズマの密度を高くすることができる。その結果、被成膜基板に成膜されたDLC膜をより緻密化することがで、高硬度化することができる。
尚、本発明は上記実施の形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態では、チャンバー2の外側にネオジウム磁石9を配置しているが、チャンバー2の内側にネオジウム磁石を配置しても良いし、このネオジウム磁石9に代えて他の材質からなる磁石を配置しても良いし、また、ネオジウム磁石9は必須の構成ではなく、ネオジウム磁石9を配置せずに実施することも可能である。
[実施例1]
次に、図1に示すプラズマCVD装置を用いてDLC膜を成膜する成膜条件及び結果(DLC膜の膜厚、DLC膜をアッシングした条件、アッシングレート)について説明する。
(成膜条件)
プラズマウォールの内径B : 132mm
ホットカソード3と被成膜基板1との間の距離l : 238.5mm
ホットカソード3と磁石中心10との距離A : 35mm
被成膜基板 : Siウエハ
ガス : C
ガス流量 : 3.25sccm
圧力 : 0.3Pa
ホットカソード3 : タンタルフィラメント
交流電源5の出力 : 200W
DC電源7の電流 : 1650mA
DC電源12の電圧 : 250V
外部磁場 : なし
(結果)
DLC膜の膜厚 : 30nm
DLC膜のヌープ硬度(Hk) : 2680
(アッシング条件及び結果)
ガス : O
ガス流量 : 50sccm
圧力 : 30Pa
電極 : 平行平板型
電極に印加する高周波の周波数 : 13.56MHz
電極に印加する高周波出力 : 500W
アッシングレート : 85nm/分
[比較例]
次に、図2に示すプラズマCVD装置を用いてDLC膜を成膜する成膜条件及び結果(DLC膜の膜厚、DLC膜をアッシングした条件、アッシングレート)について説明する。
(成膜条件)
プラズマウォール108の内径B : 132mm
ホットカソード103と被成膜基板101との間の距離l2 :163.5mm
被成膜基板 : Siウエハ
ガス : C
ガス流量 : 3.25sccm
圧力 : 0.3Pa
ホットカソード103 : タンタルフィラメント
交流電源105の出力 : 200W
DC電源107の電流 : 1650mA
DC電源112の電圧 : 250V
外部磁場 : なし
(結果)
DLC膜の膜厚 : 30nm
DLC膜のヌープ硬度(Hk) : 1800
(アッシング条件及び結果)
ガス : O
ガス流量 : 50sccm
圧力 : 30Pa
電極 : 平行平板型
電極に印加する高周波の周波数 : 13.56MHz
電極に印加する高周波出力 : 500W
アッシングレート : 140nm/分
上記実施例1及び比較例によれば、ホットカソードと被成膜基板との間の距離を比較例に比べて長くすることにより、イオン化された成膜原料ガスの加速距離を長くすることができる。そのため、イオン化された成膜原料ガスが被成膜基板に衝突する際のスピードを従来のプラズマCVD装置に比べて速くすることができる。その結果、成膜されたDLC膜のアッシングレートを大幅に低くすることができる。従って、緻密化されたDLC膜が成膜されていることが確認され、このDLC膜は高硬度化されているといえる。
[実施例2]
次に、図1に示すプラズマCVD装置を用いてDLC膜を成膜する成膜条件及び結果(DLC膜の膜厚、DLC膜をアッシングした条件、アッシングレート)について説明する。
(成膜条件)
プラズマウォールの内径B : 132mm
ホットカソード3と被成膜基板1との間の距離l : 238.5mm
ホットカソード3と磁石中心10との距離A : 35mm
被成膜基板 : Siウエハ
ガス : C
ガス流量 : 3.25sccm
圧力 : 0.3Pa
ホットカソード3 : タンタルフィラメント
交流電源5の出力 : 200W
DC電源7の電流 : 1650mA
DC電源12の電圧 : 250V
外部磁場 : 50G
(結果)
DLC膜の膜厚 : 30nm
DLC膜のヌープ硬度(Hk) : 2740
(アッシング条件及び結果)
ガス : O
ガス流量 : 50sccm
圧力 : 30Pa
電極 : 平行平板型
電極に印加する高周波の周波数 : 13.56MHz
電極に印加する高周波出力 : 500W
アッシングレート : 76nm/分
上記実施例2及び実施例1によれば、成膜中に50Gの外部磁場を印加することにより、外部磁場を印加しない場合に比べて、成膜されたDLC膜のアッシングレートを9nm/分だけ低くすることができる。実施例1によるDLC膜は非常に緻密化されているため、それに比べて9nm/分だけ低くすることも効果としては非常に大きいものである。従って、より緻密化されたDLC膜が成膜されていることが確認され、このDLC膜はより高硬度化されているといえる。
[実施例3]
次に、図1に示すプラズマCVD装置を用いてDLC膜を成膜する成膜条件及び結果(DLC膜の膜厚、DLC膜をアッシングした条件、アッシングレート)について説明する。
(成膜条件)
プラズマウォールの内径B : 132mm
ホットカソード3と被成膜基板1との間の距離l : 238.5mm
ホットカソード3と磁石中心10との距離A : 35mm
被成膜基板 : Siウエハ
ガス : C
ガス流量 : 3.25sccm
圧力 : 0.3Pa
ホットカソード3 : タンタルフィラメント
交流電源5の出力 : 200W
DC電源7の電流 : 1650mA
DC電源12の電圧 : 250V
外部磁場 : 100G
(結果)
DLC膜の膜厚 : 30nm
DLC膜のヌープ硬度(Hk) : 2770
(アッシング条件及び結果)
ガス : O
ガス流量 : 50sccm
圧力 : 30Pa
電極 : 平行平板型
電極に印加する高周波の周波数 : 13.56MHz
電極に印加する高周波出力 : 500W
アッシングレート : 74nm/分
上記実施例3及び実施例2によれば、成膜中に100Gの外部磁場を印加することにより、50Gの外部磁場を印加した場合に比べて、成膜されたDLC膜のアッシングレートを2nm/分だけ低くすることができる。実施例2によるDLC膜は非常に緻密化されているため、それに比べて2nm/分だけ低くすることも効果としては非常に大きいものである。従って、より緻密化されたDLC膜が成膜されていることが確認され、このDLC膜はより高硬度化されているといえる。
本発明の実施の形態によるプラズマCVD装置を模式的に示す断面図である。 従来のプラズマCVD装置を模式的に示す断面図である。
符号の説明
1,101…被成膜基板、2,102…チャンバー、3,103…カソード電極(ホットカソード)、4,104…アノード電極(ホーンアノード)、5,105…交流電源、6,106…アース電源、7,107…DC電源、8,108…プラズマウォール、8a…膜厚補正板、9…ネオジウム磁石、10…磁石中心、11…円筒状のネオジウム磁石の内径、12,112…DC電源

Claims (7)

  1. チャンバーと、
    前記チャンバー内に配置されたロート形状のアノードと、
    前記チャンバー内に配置され、前記アノードの内周面の中央部付近で包囲されたフィラメント状のカソードと、
    前記チャンバー内に配置され、前記カソード及び前記アノードに対向するように配置される被成膜基板を保持する保持部と、
    前記チャンバー内に配置され、前記保持部に保持された前記被成膜基板と前記カソード及び前記アノードそれぞれとの間の空間を覆うように設けられ、フロート電位とされるプラズマウォールと、
    前記カソードに電気的に接続された交流電源と、
    前記アノードに電気的に接続された第1の直流電源と、
    前記保持部に保持された前記被成膜基板に電気的に接続された第2の直流電源と、
    前記チャンバー内に原料ガスを供給するガス供給機構と、
    前記チャンバー内を排気する排気機構と、
    を具備し、
    前記アノードは、その最大内径側を前記被成膜基板に向けており、
    前記プラズマウォールは円筒形状又は多角形状を有しており、その円筒又は多角の内径が100mm以上200mm以下であり、
    前記カソードと前記保持部に保持された前記被成膜基板との間の距離が200mm以上300mm以下であり、
    前記カソードと前記アノードとの間で放電させることにより前記原料ガスをプラズマ化することを特徴とするプラズマCVD装置。
  2. 請求項1において、前記原料ガスをプラズマ化する領域に磁力を発生させるための磁石をさらに具備し、前記磁石は円筒形状又は多角形状を有しており、その円筒又は多角の内径中心である磁石中心の磁力が50ガウス以上200ガウス以下であることを特徴とするプラズマCVD装置。
  3. 請求項2において、前記磁石は、前記カソード及び前記アノードの外側に配置され、前記カソード及び前記アノードを囲むように配置されていることを特徴とするプラズマCVD装置。
  4. 請求項2又は3において、前記磁石中心と前記カソードとの間の距離は50mm以内であることを特徴とするプラズマCVD装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれか一項において、前記磁石はネオジウム磁石であることを特徴とするプラズマCVD装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載のプラズマCVD装置を用いた磁気記録媒体の製造方法において、
    非磁性基板上に少なくとも磁性層を形成した被成膜基板を前記保持部に保持し、
    前記チャンバー内で真空条件下に加熱された前記フィラメント状のカソードと前記アノードとの間の放電により前記原料ガスをプラズマ状態とし、このプラズマを前記保持部に保持された被成膜基板の表面に加速衝突させて炭素が主成分である保護層を形成することを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  7. 請求項6において、前記原料ガスは、前記被成膜基板に前記保護層としてのDLC層を形成するための原料ガスであって、炭素と水素を含有するガスを含むことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
JP2008167513A 2008-06-26 2008-06-26 プラズマcvd装置及び磁気記録媒体の製造方法 Active JP5095524B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008167513A JP5095524B2 (ja) 2008-06-26 2008-06-26 プラズマcvd装置及び磁気記録媒体の製造方法
TW97149477A TWI390077B (zh) 2008-06-26 2008-12-18 Plasma chemical vapor deposition apparatus and manufacturing method of magnetic recording medium
SG2011053782A SG174008A1 (en) 2008-06-26 2009-01-21 Plasma cvd apparatus and manufacturing method of magnetic recording media
SG200900468-0A SG158004A1 (en) 2008-06-26 2009-01-21 Plasma cvd apparatus and manufacturing method of magnetic recording media

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008167513A JP5095524B2 (ja) 2008-06-26 2008-06-26 プラズマcvd装置及び磁気記録媒体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010007126A true JP2010007126A (ja) 2010-01-14
JP5095524B2 JP5095524B2 (ja) 2012-12-12

Family

ID=41587936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008167513A Active JP5095524B2 (ja) 2008-06-26 2008-06-26 プラズマcvd装置及び磁気記録媒体の製造方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5095524B2 (ja)
SG (2) SG174008A1 (ja)
TW (1) TWI390077B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012073384A1 (ja) * 2010-11-29 2012-06-07 株式会社ユーテック プラズマcvd装置、磁気記録媒体及びその製造方法
JP2014025114A (ja) * 2012-07-27 2014-02-06 Yuutekku:Kk プラズマcvd装置、磁気記録媒体の製造方法及び成膜方法
JP2014025117A (ja) * 2012-07-27 2014-02-06 Yuutekku:Kk プラズマcvd装置及び磁気記録媒体の製造方法
JP2014114492A (ja) * 2012-12-11 2014-06-26 Yuutekku:Kk プラズマcvd装置及び磁気記録媒体の製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023065843A (ja) * 2021-10-28 2023-05-15 株式会社レゾナック 電極フィラメント接続部材、cvd装置及び記録媒体基板の製造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002155372A (ja) * 2000-11-17 2002-05-31 Mitsubishi Chemicals Corp 製膜装置および製膜方法ならびに情報記録媒体の製造方法
JP3299721B2 (ja) * 1998-05-27 2002-07-08 株式会社ユーテック プラズマcvd装置
JP2004152462A (ja) * 2002-09-04 2004-05-27 Hitachi Ltd 磁気記録媒体及びその製造方法
JP2005350763A (ja) * 2004-05-10 2005-12-22 Sonac Kk 成膜装置および成膜方法
JP3930183B2 (ja) * 1999-02-02 2007-06-13 三菱化学株式会社 Cvd装置および磁気記録媒体の製造方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1020634C2 (nl) * 2002-05-21 2003-11-24 Otb Group Bv Werkwijze voor het passiveren van een halfgeleider substraat.

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3299721B2 (ja) * 1998-05-27 2002-07-08 株式会社ユーテック プラズマcvd装置
JP3930183B2 (ja) * 1999-02-02 2007-06-13 三菱化学株式会社 Cvd装置および磁気記録媒体の製造方法
JP2002155372A (ja) * 2000-11-17 2002-05-31 Mitsubishi Chemicals Corp 製膜装置および製膜方法ならびに情報記録媒体の製造方法
JP2004152462A (ja) * 2002-09-04 2004-05-27 Hitachi Ltd 磁気記録媒体及びその製造方法
JP2005350763A (ja) * 2004-05-10 2005-12-22 Sonac Kk 成膜装置および成膜方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012073384A1 (ja) * 2010-11-29 2012-06-07 株式会社ユーテック プラズマcvd装置、磁気記録媒体及びその製造方法
JP5764789B2 (ja) * 2010-11-29 2015-08-19 株式会社ユーテック プラズマcvd装置及び磁気記録媒体の製造方法
JP2014025114A (ja) * 2012-07-27 2014-02-06 Yuutekku:Kk プラズマcvd装置、磁気記録媒体の製造方法及び成膜方法
JP2014025117A (ja) * 2012-07-27 2014-02-06 Yuutekku:Kk プラズマcvd装置及び磁気記録媒体の製造方法
JP2014114492A (ja) * 2012-12-11 2014-06-26 Yuutekku:Kk プラズマcvd装置及び磁気記録媒体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
TWI390077B (zh) 2013-03-21
SG174008A1 (en) 2011-09-29
TW201002856A (en) 2010-01-16
JP5095524B2 (ja) 2012-12-12
SG158004A1 (en) 2010-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW201903179A (zh) 電漿反應器中類鑽石碳的沉積或處理及電漿反應器
JP5095524B2 (ja) プラズマcvd装置及び磁気記録媒体の製造方法
JP2016528677A (ja) 基板処理システム、イオン注入システム、およびビームラインイオン注入システム
JPH0750701B2 (ja) 放電反応装置
JP5764789B2 (ja) プラズマcvd装置及び磁気記録媒体の製造方法
JP6007380B2 (ja) プラズマcvd装置及び磁気記録媒体の製造方法
JP2007197840A (ja) イオン化スパッタ装置
JP2015088218A (ja) イオンビーム処理装置及び中和器
JP5982678B2 (ja) プラズマcvd装置及び磁気記録媒体の製造方法
JP6713623B2 (ja) プラズマcvd装置、磁気記録媒体の製造方法及び成膜方法
JP6019343B2 (ja) プラズマcvd装置、磁気記録媒体の製造方法及び成膜方法
WO2017183313A1 (ja) ガス供給装置、成膜装置、ガス供給方法、炭素膜の作製方法及び磁気記録媒体の製造方法
WO2016024639A1 (ja) プラズマcvd装置及び磁気記録媒体の製造方法
JP2008044828A (ja) カーボンナノチューブ形成装置、カーボンナノチューブ形成方法
JP2005023403A (ja) 硬質カーボン膜の形成方法および装置
JP7219941B2 (ja) プラズマcvd装置、磁気記録媒体の製造方法及び成膜方法
JP6044042B2 (ja) プラズマcvd装置及び磁気記録媒体の製造方法
JP2014025115A (ja) プラズマcvd装置及び磁気記録媒体の製造方法
JP2014034698A (ja) 成膜方法及び装置
JP7129083B2 (ja) BxNyCzOw膜の成膜方法、磁気記録媒体およびその製造方法
JPH0221296B2 (ja)
JP2007262480A (ja) 真空成膜装置および成膜方法
JP2017014596A (ja) プラズマcvd装置及び成膜方法
JP2006328437A (ja) 成膜装置および成膜方法
CN112218419A (zh) 一种大束流高密度的等离子源

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110524

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120911

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5095524

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150928

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250