JP3299721B2 - プラズマcvd装置 - Google Patents
プラズマcvd装置Info
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Description
て、加工対象の光ディスクや磁気ディスクなどの情報記
録用のディスク、または磁気ヘッドの表面に、化学的に
薄膜を形成するプラズマCVD(プラズマ促進化学蒸
着)装置の改良に関する。
り成膜原料ガスをプラズマ状態とし、イオン化物質の分
子をマイナス電位により加速し、加工対象のワークの表
面に付着させて、薄膜を形成する技術である。
プラズマ式のCVD装置を提案している。そのCVD装
置によると、プラズマの発生源とワークとしてのディス
クとの間の距離が240〔mm〕以上あったため、プラ
ズマ状態のイオンがディスクまで有効に到達せず、成膜
能率は、200〔オングストローム/min〕までしか
上がらなかった。また放電用の電極(アノード・カソー
ド)をプラズマ室の側面から入れていたため、構造が複
雑になり、分解がしづらく、その保守点検も煩雑であっ
た。しかも、中空のアノードに冷却用の水を導入する構
造となっているため、水導入管の溶接部が長く使用して
いると、水漏れし易く、プラズマ室の内部に水が入り込
むおそれがあった。さらに、プラズマガンのアノード電
極がメッシュ式であり、カソードの近くで電子を受ける
表面積が小さいため、プラズマ電流で250〔mA〕以
上流すと、プラズマが安定しなかった。また、メッシュ
式のアノード電極のため、高周波(RF)電極として用
いられず、直流プラズマ専用の装置となり、RFプラズ
マCVD装置として利用できなかった。
技術の欠点をなくし、分解清掃組み立て容易で、加工対
象のワークに対する薄膜の形成に有効なプラズマCVD
装置を提供することである。
1のプラズマCVD装置(1)において、筒状のチャン
バーブロック(2)の一方の開口面に、電気絶縁状態と
して筒状のアノードブロック(3)、カソードブロック
(4)を順次に重ねて着脱自在に取り付けて、密閉可能
なプラズマ室(5)を形成し、このプラズマ室(5)に
成膜原料ガス(6)の供給ユニット(7)、減圧用の真
空ユニット(8)を接続するとともに、プラズマ室
(5)の内部で、アノードブロック(3)の内側にリン
グ状のアノード(9)を固定し、またプラズマ室(5)
の内部で、カソードブロック(4)の中心位置にカソー
ド(10)を固定し、カソード(10)の両端にカソー
ド電源(11)を電気的に接続し、カソード電源(1
1)のアース(14)側の一端とアノード(9)との間
にアノード(9)側でプラス電位のアノード電源(1
2)を電気的に接続し、プラズマ室(5)の内部でアノ
ード(9)、カソード(10)に対向した状態で配置さ
れる加工対象のワーク(13)とアース(14)との間
にワーク(13)側でマイナス電位のイオン加速用電源
(15)を電気的に接続している。
D装置(1)において、請求項2の構成を前提として、
カソード(10)の両端に高周波カットフイルタ(4
6)によりカソード電源(11)を電気的に接続し、カ
ソード電源(11)のアース(14)側の一端とアノー
ド(9)との間に、アノード(9)側でプラス電位のア
ノード電源(12)および高周波カットフイルタ(4
7)と高周波電源(50)とを切り換えスイッチ(4
9)により電気的に選択可能な状態として接続し、プラ
ズマ室(5)の内部でカソード(10)、アノード
(9)に対向した状態で配置される加工対象のワーク
(13)とアース(14)との間にワーク(13)側で
マイナス電位のイオン加速用電源(15)および高周波
カットフイルタ(48)を電気的に接続している。
ラズマ室(5)の内部で、アノード(9)の内側にリン
グ状のシャドウアノード(16)を一体的に形成し、リ
ング状のシャドウアノード(16)の中心位置にカソー
ド(10)を配置し、請求項4において、プラズマ室
(5)の内部でカソードブロック(4)に円錐状凹面の
イオン反射板(17)を取り付け、請求項5において、
チャンバーブロック(2)、アノードブロック(3)、
カソードブロック(4)に冷却水(18)の循環可能な
ジャケット(19、20、21)を形成し、請求項6に
おいて、プラズマ室(5)の内部で、チャンバーブロッ
ク(2)に膜厚補正板(22)を加工対象のワーク(1
3)に対向させて取り付け、この膜厚補正板(22)を
アノード(9)およびカソード(10)とワーク(1
3)との間で、ワーク(13)の前面に配置し、請求項
7において、カソードブロック(4)にカソード電源
(11)のアース(14)でない一端を電気的に接続
し、かつチャンバーブロック(2)およびチャンバーブ
ロック(2)と一体の膜厚補正板(22)をフロート電
位に設定するようにしている。
装置1を示している。プラズマCVD装置1は、筒状の
チャンバーブロック2、筒状のアノードブロック3、お
よび円盤状のカソードブロック4によって組み立てられ
ている。これらのチャンバーブロック2、アノードブロ
ック3およびカソードブロック4は、リング状の電気絶
縁体29、30により電気的に絶縁状態として、順次着
脱自在に組み合わせられ、内部で密閉可能なプラズマ室
5を形成している。このプラズマ室5は、例えばチャン
バーリング23の減圧ポート43により真空ユニット8
に接続されている。
ーリング23、カラー24およびフランジ25によって
構成されており、これらのチャンバーリング23、カラ
ー24およびフランジ25は、固定ボルト26によって
順次に重ね合わせた状態として固定されている。フラン
ジ25は、中空部分で冷却水18を導入するために、ジ
ャケット19を形成している。なお、チャンバーリング
23は、一方の開口面でフレーム27に固定されてお
り、また外周部分でのぞき窓28を一体的に形成してい
る。
ンジ25、およびフレーム27は、導電体によって製作
さている。なお、フレーム27は、図面上、ワーク13
の周囲で開放しているが、フレーム27の図上の上下の
開放部分は、図示しないトランスファーケースにより密
閉され、また、フレーム27の図上の右側の開放部分
は、加速対象のワーク13の右側の面を左側の面と同時
に加工するために、同様の装置により密閉されている。
構造のアノードリング31によって構成されており、電
気絶縁体29を介在した状態で、固定ボルト32により
チャンバーブロック2のフランジ25に固定されてい
る。アノードリング31は、導電体によって製作さてお
り、冷却水18を導入するために、中空のジャケット2
0を形成し、リング内周面でリング状のアノード9と一
体化している。アノード9は、リング状導電性のアノー
ドリング31に対し止めねじ33により固定されてお
り、内周面で別部材または同一部材のシャドウアノード
16と一体となっている。このため、リング状のアノー
ド9およびシャドウアノード16は、カソード10に直
接対向しない迷路状の面を形成している。
状態で固定されたリング状のカバー35、円板状のカバ
ープレート36およびホルダー37などによって構成さ
れている。カバー35は、電気絶縁体30を介在させな
がら固定ボルト39によってアノードブロック3の開口
面に取り付けられており、冷却水18の導入用のジャケ
ット21および成膜原料ガス6の導入用のポート40を
形成している。成膜原料ガス6は、供給ユニット7から
ポート40を経て、プラズマ室5の内部に供給できるよ
うになっている。
円錐状凹面のイオン反射板17と一体化している。イオ
ン反射板17の円錐状凹面は、プラズマ室5の内部でイ
オンを反射するために、チャンバーブロック2、アノー
ドブロック3の中心線上に固定ボルト54により取り付
けられており、プラズマ室5の内部に成膜原料ガス6を
噴射するために、例えば中心に対し4等配位置で、ポー
ト40に通じるノズル38を形成している。
は、カバー35の外側面に対して固定ボルト44、45
より固定されており、中心位置に固定されたソケット4
1、その中心位置の2本のステム42によってプラズマ
室5の内部において、リング状のアノード9の中心位置
でカソード10を保持している。なお、ホルダー37に
も冷却水18を導入するためにジャケット21が形成さ
れている。ジャケット19、20、21は、すべて循環
用の冷却水18の供給ユニット51に接続されている。
供給ユニット51は、冷却水18を冷やしながらジャケ
ット19、20、21中に循環させる。
ルタ46を介して、たとえば交流(0〜20〔V〕/1
0〜30〔A〕)のカソード電源11に接続されてい
る。カソード電源11の一端は、アース14に接続さ
れ、アノード9側でプラス電位の直流(0〜200
〔V〕/0〜2000〔mA〕)のアノード電源12、
高周波カットフイルタ47、切り換えスイッチ49の一
方の接点、切り換え接点を介して、アノード9に接続さ
れている。また切り換えスイッチ49の他方の接点は、
調整器55、高周波(13.5〔MHz〕/500
〔W〕)の高周波電源50を介して、アース14に接続
されている。
プラズマ室5の内で、アノード9、カソード10に対向
した状態で、図示しないホルダーおよび図示しないトラ
ンスファー装置(ハンドリングロボットあるいはロータ
リインデックスデーブル)により、図示の位置に、順次
供給されるようになっている。
通常、薄膜を形成しない領域か、または薄く形成する領
域となっている。このため、プラズマ室5の内部で、ワ
ーク13に対向した状態で、上記領域に応じた形状の1
または2枚の膜厚補正板22が設けられている。この具
体例で、2枚の膜厚補正板22は、プラズマ室5の内
で、それぞれサポート52、53およびロッド34によ
りフランジ25に対して保持されており、ワーク13の
背面側に設けられる同様の装置とワーク13の正面側の
プラズマCVD装置1との干渉を防止する機能をも営
む。
に、ワーク13側でプラス電位の直流(0〜1500
〔V〕/0〜100〔mA〕)のイオン加速用電源1
5、ワーク13側で高周波カットフイルタ48が直列に
接続されている。チャンバーブロック2および膜厚補正
板22は、電気的に接続されていて、いずれの電源にも
接続されず、電気的に浮いて独立した状態の電位、すな
わちフロート電位に設定されている。
ニット8を起動し、プラズマ室5の内部を適当な真空度
の真空状態としてから、プラズマ室5の内部に、成膜原
料ガス6たとえばダイヤモンド状カーボン膜(DLC
膜)を形成するために、トルエン(C7 H8 )ガスを供
給ユニット7により供給し、カソード8、アノード9お
よびワーク13にカソード電源11、アノード電源1
2、イオン加速用電源15をそれぞれ接続する。なお、
異常加熱の防止のために、供給ユニット51は、ジャケ
ット19、20、21に冷却水18を循環状態とて供給
する。
0からアノード9に向けて多量の電子が放出され、カソ
ード10とアノード9との間でグロー放電が開始され
る。多量の電子は、プラズマ室5の内部の成膜原料ガス
6としてのトルエンガスをイオン化し、プラズマ状態と
する。プラズマ状態の成膜原料分子は、ワーク13のマ
イナス電位によって直接に加速されるか、またはカソー
ド電位のイオン反射板17によって反射された後に、ワ
ーク13のマイナス電位によって加速されて、ワーク1
3の方向に向かって飛走して、ワーク13の表面に付着
し、薄いDLC膜(C7 H2 の膜)を形成する。図1中
で、プラズマ領域では、の反応が起き、ワーク13の
表面では、の反応が起きている。
お、以下の括弧内の番号は、特許請求の範囲の請求項の
番号と対応している。
ャンバーブロック2、アノードブロック3およびカソー
ドブロック4によって順次重ね合わせる構造として組み
立てられている。このため、定期的な点検や清掃時に、
それらの分解および組み立てが簡単に行え、組み立て分
解に伴う必要な作業時間が従来のものに比較してかなり
短縮できる。アノード9およびカソード10がアノード
ブロック3およびカソードブロック4にそれぞれ取り付
けられており、チャンバーブロック2の中心線の方向の
長さを小さくすることによって、加工対象のワーク13
とプラズマ源(アノード9・カソード10)との間の距
離が可能な限り小さくできるため、成膜原料ガス6の単
位時間当りに対する付着量が従来のものに比較して3倍
程度に高められる。またリング状のアノード9がアノー
ドブロック3と一体化しており、プラズマ状態のイオン
の進む経路に存在しないため、プラズマ状態のイオンの
動きが素直になり、この点からも、成膜効率が向上す
る。さらに、成膜原料ガス6のイオン化が促進している
領域に加工対象のワーク13が存在しているため、従来
のものと同じ硬度の薄膜を形成するのに、従来、大きな
バイアス電圧を掛けていたが、本発明によると、小さな
バイアス電圧で済むようになった。このためワーク13
の表面状態による異常放電時の表面のダメージが小さく
なった。
タ46、47、48が介在しているため、カソード電源
11でカソード10を加熱しながら、高周波放電がで
る。カソード電源11でカソード10を加熱しながら、
高周波電源50により高周波放電を開始すると、プラズ
マ中の電子密度が高いので、RF着火トリガーがなくて
も、圧力5×10-4〔Torr〕程度のもとでもトルエ
ンのプラズマ放電が安定して得られる。この高周波プラ
ズマ放電によれば、ワーク13が非導電体例えばプラス
チックであっても、成膜が可能となる。なお、プラズマ
室5の非分解清掃にあたって、プラズマ室5の内部に酸
素ガスを入れて、高周波放電をすれば、酸素プラズマに
よるアッシング作用によって、加工対象物以外のアノー
ド9、カソード10、膜厚補正板22やブロック壁面な
どに付着したDLC膜を剥離することができる。
がカソード8から熱的に放出される電子を広い面積で受
け取るため、大きなプラズマ電流(放電電流)を流して
も、プラズマ(放電)が安定する。しかも、薄膜が絶縁
性の膜としてカソード10に対向するアノード9や、シ
ャドウアノード16の面に形成されたとしても、カソー
ド10に直接対向しないアノード9や、シャドウアノー
ド16の面に絶縁性の膜が形成されにくいため、カソー
ド10とアノード9との間で長い期間にわたって安定な
放電が確保でき、ワーク13に対する成膜動作が安定化
し、成膜能率が高められる。
位のイオン反射板17によって反射され、ワーク13の
方向に向けられるため、イオンの滞留がすくなくなり、
成膜作業の能率が向上する。
ット19、20、21がチャンバーブロック2、アノー
ドブロック3およびカソードブロック4の内部に設けら
れていて、プラズマ室5の内部に入り込む構造となって
いないため、動作中や、分解時に、プラズマ室5の内部
への水の侵入事故が未然に防止できる。
ーク13の表面に形成される薄膜の膜厚分布が制御でき
るため、膜厚補正板22の形状によって、必要な領域に
のみ成膜が可能となる。
11のアース14でない電位に設定されているため、局
部的な異常放電が少なく、プラズマ室5の内部で均一な
プラズマ状態が確保できる。また、チャンバーブロック
2がフロート電位に設定されていて、成膜原料ガス6の
プラスイオンがストレートにワーク13に向かうように
なり、プラズマ室5の部分でプラズマが均一に分布する
ので、ワーク13に対する成膜も厚みむらのない状態で
形成できる。さらにチャンバーブロック2および膜厚補
正板22がフロート電位に設定されているので、それら
の表面に成膜原料分子が付着したとしても、成膜原料分
子がフロート電位によって加速されない状態で付着す
る。このため、それらの表面に付着した薄膜が低い硬度
で、内部応力歪がおきず、剥がれにくい。したがって、
薄膜の剥がれによるワーク13の成膜不良が少なくな
る。
に保護膜としてDLC膜が形成されるとき、均一な膜が
形成でき、ディスク表面の耐摩耗性が向上する。
び電気系、配管系の回路図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 筒状のチャンバーブロック(2)の一方
の開口面に、電気絶縁状態として筒状のアノードブロッ
ク(3)、カソードブロック(4)を順次に重ねて着脱
自在に取り付けて、密閉可能なプラズマ室(5)を形成
し、このプラズマ室(5)に成膜原料ガス(6)の供給
ユニット(7)、減圧用の真空ユニット(8)を接続す
るとともに、 プラズマ室(5)の内部で、アノードブロック(3)の
内側にリング状のアノード(9)を固定し、またプラズ
マ室(5)の内部で、カソードブロック(4)の中心位
置にカソード(10)を固定し、 カソード(10)の両端にカソード電源(11)を電気
的に接続し、カソード電源(11)のアース(14)側
の一端とアノード(9)との間にアノード(9)側でプ
ラス電位のアノード電源(12)を電気的に接続し、プ
ラズマ室(5)の内部でアノード(9)、カソード(1
0)に対向した状態で配置される加工対象のワーク(1
3)とアース(14)との間にワーク(13)側でマイ
ナス電位のイオン加速用電源(15)を電気的に接続し
たことを特徴とするプラズマCVD装置(1)。 - 【請求項2】 筒状のチャンバーブロック(2)の一方
の開口面に、電気絶縁状態として筒状のアノードブロッ
ク(3)、カソードブロック(4)を順次に重ねて着脱
自在に取り付けて、密閉可能なプラズマ室(5)を形成
し、このプラズマ室(5)に成膜原料ガス(6)の供給
ユニット(7)、減圧用の真空ユニット(8)を接続す
るとともに、 プラズマ室(5)の内部で、アノードブロック(3)の
内側にリング状のアノード(9)を固定し、またプラズ
マ室(5)の内部で、カソードブロック(4)の中心位
置にカソード(10)を固定し、 カソード(10)の両端に高周波カットフイルタ(4
6)によりカソード電源(11)を電気的に接続し、カ
ソード電源(11)のアース(14)側の一端とアノー
ド(9)との間に、アノード(9)側でプラス電位のア
ノード電源(12)および高周波カットフイルタ(4
7)と高周波電源(50)とを切り換えスイッチ(4
9)により電気的に選択可能な状態として接続し、プラ
ズマ室(5)の内部でカソード(10)、アノード
(9)に対向した状態で配置される加工対象のワーク
(13)とアース(14)との間にワーク(13)側で
マイナス電位のイオン加速用電源(15)および高周波
カットフイルタ(48)を電気的に接続したことを特徴
とするプラズマCVD装置(1)。 - 【請求項3】 プラズマ室(5)の内部で、アノード
(9)の内側にリング状のシャドウアノード(16)を
一体的に形成し、リング状のシャドウアノード(16)
の中心位置にカソード(10)を配置したことを特徴と
する請求項1または2記載のプラズマCVD装置
(1)。 - 【請求項4】 プラズマ室(5)の内部でカソードブロ
ック(4)に円錐状凹面のイオン反射板(17)を取り
付けたことを特徴とする請求項1、2または3記載のプ
ラズマCVD装置(1)。 - 【請求項5】 チャンバーブロック(2)、アノードブ
ロック(3)、カソードブロック(4)に冷却水(1
8)の循環可能なジャケット(19、20、21)を形
成したことを特徴とする請求項1、2、3または4記載
のプラズマCVD装置(1)。 - 【請求項6】 プラズマ室(5)の内部で、チャンバー
ブロック(2)に膜厚補正板(22)を加工対象のワー
ク(13)に対向させて取り付け、この膜厚補正板(2
2)をアノード(9)およびカソード(10)とワーク
(13)との間で、ワーク(13)の前面に配置したこ
とを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載のプ
ラズマCVD装置(1)。 - 【請求項7】 カソードブロック(4)にカソード電源
(11)のアース(14)でない一端を電気的に接続
し、かつチャンバーブロック(2)およびチャンバーブ
ロック(2)と一体の膜厚補正板(22)をフロート電
位に設定したことを特徴とする請求項6記載のプラズマ
CVD装置(1)。 - 【請求項8】 加工対象のワーク(13)を情報記録用
のディスクとし、ディスクの表面に保護用のDLC膜を
形成することを特徴とする請求項1または2記載のプラ
ズマCVD装置(1)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16303198A JP3299721B2 (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | プラズマcvd装置 |
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JP16303198A JP3299721B2 (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | プラズマcvd装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11335855A JPH11335855A (ja) | 1999-12-07 |
JP3299721B2 true JP3299721B2 (ja) | 2002-07-08 |
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ID=15765880
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16303198A Expired - Fee Related JP3299721B2 (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | プラズマcvd装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010007126A (ja) * | 2008-06-26 | 2010-01-14 | Utec:Kk | プラズマcvd装置及び磁気記録媒体の製造方法 |
US10626494B2 (en) | 2012-12-20 | 2020-04-21 | Canon Anelva Corporation | Plasma CVD apparatus and vacuum treatment apparatus |
-
1998
- 1998-05-27 JP JP16303198A patent/JP3299721B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010007126A (ja) * | 2008-06-26 | 2010-01-14 | Utec:Kk | プラズマcvd装置及び磁気記録媒体の製造方法 |
US10626494B2 (en) | 2012-12-20 | 2020-04-21 | Canon Anelva Corporation | Plasma CVD apparatus and vacuum treatment apparatus |
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---|---|
JPH11335855A (ja) | 1999-12-07 |
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