JP6007380B2 - プラズマcvd装置及び磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

プラズマcvd装置及び磁気記録媒体の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、プラズマCVD装置及び磁気記録媒体の製造方法に関する。
図4(B)は、プラズマCVD装置を模式的に示す断面図である。このプラズマCVD装置は、被成膜基板101の両面に薄膜を成膜する装置であり、被成膜基板101に対して左右対称に構成されているが、図4(B)では左側のみを示している。
プラズマCVD装置はチャンバーを有しており、このチャンバー内には、例えばタンタルからなるフィラメント状のカソード電極103が形成されている。カソード電極103の両端はカソード電源105に電気的に接続されており、カソード電源105はアースに電気的に接続されている。カソード電極103の周囲を囲むようにロート状の形状を有するアノード電極104が配置されている。アノード104電極はDC(直流)電源107のプラス電位側に電気的に接続されており、DC電源107のマイナス電位側がアースに電気的に接続されている。
チャンバー内には被成膜基板101が配置されており、この被成膜基板101はカソード電極103及びアノード電極104に対向するように配置されている。被成膜基板101はイオン加速用電源としてのバイアス電源(DC電源)112のマイナス電位側に電気的に接続されており、DC電源112のプラス電位側がアースに電気的に接続されている。
チャンバー内には、カソード電極103及びアノード電極104それぞれと被成膜基板101との間の空間を覆うようにインナーシールド108が配置されている。インナーシールド108は、その材質がSUSからなる導電体であり、フロート電位に電気的に接続されている。インナーシールド108の被成膜基板101側の端部には膜厚補正板118が設けられており、膜厚補正板118はフロート電位に電気的に接続されている。膜厚補正板118により被成膜基板101の外周部分に成膜される膜の厚さを制御することができる。
また、プラズマCVD装置はチャンバー内を真空排気する真空排気機構(図示せず)を有している。また、プラズマCVD装置はチャンバー内に成膜原料ガスを供給するガス供給機構(図示せず)を有している(例えば特許文献1参照)。
上記のプラズマCVD装置を用いて被成膜基板101にDLC(Diamond Like Carbon)膜を成膜する方法について説明する。
まず、真空排気機構を起動させ、チャンバーの内部を所定の真空状態とし、チャンバーの内部にガス導入機構によって成膜原料ガスとして例えばトルエン(C)ガスを導入する。また、カソード電極103にカソード電源105によって交流電流を供給し、被成膜基板101にDC電源112によって直流電流を供給し、DC電源107からアノード電極104に直流電流を供給する。
カソード電極103の加熱によって、カソード電極103からアノード電極104に向けて多量の電子が放出され、カソード電極103とアノード電極104との間でグロー放電が開始される。多量の電子によってチャンバーの内部の成膜原料ガスとしてのトルエンガスがイオン化され、プラズマ状態とされる。そのプラズマ状態の成膜原料分子130は、被成膜基板101のマイナス電位によって直接に加速されて、被成膜基板101の方向に向かって飛走して、被成膜基板101の表面に付着され、被成膜基板101に薄いDLC膜が形成される(図4(B)参照)。
図4(A)は、図4(B)に示すプラズマCVD装置の成膜時間と、インナーシールドとアース間の直流電圧との関係を示すグラフである。なお、インナーシールドとアース間の直流電圧は、インナーシールド108にオシロスコープ(図示せず)を電気的に接続し、このオシロスコープによって測定されたものである。
図4(A)のデータを取得した際のDLC膜の成膜条件は以下のとおりである。
成膜装置:SUS製のプラズマウォールを備えたプラズマCVD装置(インナーシールドに電位を付加せずにフロートとした点以外は図1に示すプラズマCVD装置と同様の構成)
出発原料:高純度トルエン
ガス流量:3.0sccm
圧力 :0.3Pa
成膜時間:1時間あたり2sec×450回
カソードフィラメント103:タンタルフィラメント
交流電源105の出力:230W
DC電源107の電流:1650mA
DC電源112の電圧:250V
図4(A)に示すように、上記の被成膜基板101へのDLC膜の成膜が繰り返されて累積の成膜時間が長くなると、インナーシールドとアース間の直流電圧が高くなっていく。累積の成膜時間が0時間の時の直流電圧は35Vであったが、累積の成膜時間が8時間の時の直流電圧は約70Vとなった。このことから、成膜時間が長くなると成膜レートが変動することが分かる。具体的には、累積の成膜時間が0時間の時の成膜レートは1.6nm/secであったが、累積の成膜時間が44時間の時の成膜レートは2.2nm/secとなった。
上記のように成膜時間が長くなるとインナーシールドとアース間の直流電圧が高くなり、その結果、成膜レートが大きくなる。その理由は、以下のように考えられる。
累積の成膜時間が0時間の時は、図4(B)に示すようにインナーシールド108にDLC膜が付着していないが、累積の成膜時間が長くなるにつれて図4(C)に示すようにプラズマ状態の成膜原料分子130がインナーシールド108の方向に向かって飛走してインナーシールド108の表面に付着されてDLC膜131が成膜される。さらに成膜時間が長くなると図4(D)に示すようにインナーシールド108に成膜されたDLC膜131の厚さが厚くなる。
このようにインナーシールド108にDLC膜131が成膜されると図4(D)に示すようにインナーシールド108がプラスに帯電され、それによって、インナーシールド108の方向に向かう成膜原料分子130が減り、被成膜基板101の方向に向かう成膜原料分子130の数が増える。その結果、成膜レートが高くなると考えられる。
プラズマCVD装置の成膜レートが変動すると、複数の被成膜基板に薄膜を成膜する際の膜厚を一定に制御することが困難になる。そのため、成膜レートの変動を抑えたプラズマCVD装置が求められている。
特許3930185(図1)
本発明の一態様は、累積の成膜時間が長くなっても成膜レートの変動を抑制できるプラズマCVD装置または磁気記録媒体の製造方法を提供することを課題とする。
以下に、本発明の種々の態様について説明する。
(1)チャンバーと、
前記チャンバー内に配置されたアノードと、
前記チャンバー内に配置されたカソードと、
前記チャンバー内に配置され、前記カソード及び前記アノードに対向するように配置される被成膜基板を保持する保持部と、
前記チャンバー内に配置され、前記保持部に保持された前記被成膜基板と前記アノード及び前記カソードそれぞれとの間の空間を覆うように設けられたインナーシールドと、
前記空間の電場をコントロールする機構と、
前記アノードに電気的に接続された第1の直流電源と、
前記カソードに電気的に接続された交流電源と、
前記保持部に保持された前記被成膜基板に電気的に接続された第2の直流電源と、
前記チャンバー内に原料ガスを供給するガス供給機構と、
前記チャンバー内を排気する排気機構と、
を具備し、
前記機構は、前記インナーシールドに電気的に接続され電源を有することを特徴とするプラズマCVD装置。
(2)上記(1)において、
前記電源は、直流電源、直流パルス電源、直流バイポーラ電源及び高周波電源の群から選択された一の電源であることを特徴とするプラズマCVD装置。
(3)上記(1)または(2)において、
前記機構は、前記空間の電場の初期状態に対する変動を抑制するようにコントロールする機構であることを特徴とするプラズマCVD装置。
(4)上記(3)において、
前記機構は、前記インナーシールドの電圧を測定する電圧計を有し、前記インナーシールドの電圧の初期状態に対する変動を抑制するようにコントロールする機構であることを特徴とするプラズマCVD装置。
(5)チャンバーと、
前記チャンバー内に配置されたアノードと、
前記チャンバー内に配置されたカソードと、
前記チャンバー内に配置され、前記カソード及び前記アノードに対向するように配置される被成膜基板を保持する保持部と、
前記チャンバー内に配置され、前記保持部に保持された前記被成膜基板と前記アノード及び前記カソードそれぞれとの間の空間を覆うように設けられ、前記アノードに電気的に接続されたインナーシールドと、
前記アノードに電気的に接続された第1の直流電源と、
前記カソードに電気的に接続された交流電源と、
前記保持部に保持された前記被成膜基板に電気的に接続された第2の直流電源と、
前記チャンバー内に原料ガスを供給するガス供給機構と、
前記チャンバー内を排気する排気機構と、
を具備することを特徴とするプラズマCVD装置。
(6)上記(5)において、
前記インナーシールドは、前記アノードと一体的に形成されていることを特徴とするプラズマCVD装置。
(7)上記(1)乃至(6)のいずれか一項において、
前記インナーシールドの前記被成膜基板側の端部に形成された膜厚補正板を有しており、
前記膜厚補正板は前記インナーシールドに電気的に接続されていることを特徴とするプラズマCVD装置。
(8)上記(1)乃至(7)のいずれか一項に記載のプラズマCVD装置を用いた磁気記録媒体の製造方法において、
非磁性基板上に少なくとも磁性層を形成した被成膜基板を前記保持部に保持し、
前記チャンバー内で前記カソードと前記アノードとの間の放電により前記原料ガスをプラズマ状態とし、このプラズマを前記保持部に保持された被成膜基板の表面に加速衝突させて炭素が主成分である保護層を形成することを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
(9)非磁性基板上に少なくとも磁性層を形成した後に炭素が主成分である保護層を形成する磁気記録媒体の製造方法において、
上記(1)乃至(7)のいずれか一項に記載のプラズマCVD装置を用いて前記保護層を形成することを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
本発明の一態様によれば、累積の成膜時間が長くなっても成膜レートの変動を抑制できるプラズマCVD装置または磁気記録媒体の製造方法を提供することができる。
実施の形態1に係るプラズマCVD装置を模式的に示す断面図である。 実施の形態2に係るプラズマCVD装置を模式的に示す断面図である。 図2に示すプラズマCVD装置の成膜時間と、インナーシールドとアース間の直流電圧との関係を示すグラフである。 (A)は(B)に示すプラズマCVD装置の成膜時間と、インナーシールドとアース間の直流電圧との関係を示すグラフであり、(B)はプラズマCVD装置を模式的に示す断面図であり、(C),(D)は成膜時間が長くなるにつれてインナーシールド表面にDLC膜が付着する厚さが厚くなる様子を示す図である。
以下では、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは、当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
[実施の形態1]
<プラズマCVD装置>
図1は、本発明の一態様に係るプラズマCVD装置を模式的に示す断面図である。このプラズマCVD装置は被成膜基板(例えばディスク基板)1に対して左右対称の構造を有しており、被成膜基板1の両面に同時に成膜可能な装置であるが、図1では左側のみを示している。
プラズマCVD装置はチャンバー102を有しており、このチャンバー102内には、例えばタンタルからなるフィラメント状のカソード電極(カソードフィラメント)103が形成されている。カソードフィラメント103の両端はチャンバー102の外部に位置するカソード電源(交流電源)105に電気的に接続されており、カソード電源105はチャンバー102に対して絶縁された状態で配置されている。
カソード電源105は、図示せぬ制御部によって制御される。これにより、カソードフィラメント103に印加される電圧が制御される。なお、カソード電源105としては例えば0〜50V、10〜50A(アンペア)の電源を用いることができる。カソード電源105の一端はアース106に電気的に接続されている。
チャンバー102内には、カソードフィラメント103それぞれの周囲を囲むようにロート状の形状を有するアノード電極(アノードコーン)104が配置されており、アノードコーン104はスピーカーのような形状とされている。
アノードコーン104の被成膜基板1側には導電体からなるインナーシールド108が設けられており、インナーシールド108はアノードコーン104と分離して形成されている。インナーシールド108は、カソードフィラメント103及びアノードコーン104それぞれと被成膜基板1との間の空間を覆うように形成されている。また、インナーシールド108は円筒形状又は多角形状を有している。
また、プラズマCVD装置は、上記の空間の電場をコントロールする機構を有しており、この機構はインナーシールド108に電気的に接続された電源91を有している。この電源91は、直流電源(DC電源)、直流パルス電源、直流バイポーラ電源及び高周波電源の群から選択された一の電源であるとよい。なお、本実施の形態では、電源91をDC電源として説明する。
上記の機構は、上記の空間の電場の初期状態に対する変動を抑制するようにコントロールする機構であってもよい。詳細には、プラズマCVD装置による初期状態の成膜時の上記空間の電場に対して、累積の成膜時間が長くなるに伴い上記空間の電場が変化していくので、上記の機構によって上記空間の電場を初期状態の電場に近づけるようにコントロールする。その結果、累積の成膜時間が長くなっても成膜レートの変動を抑制することができる。
また、上記の機構は、インナーシールド108の電圧を測定する電圧計(図示せず)を有し、インナーシールド108の電圧の初期状態に対する変動を抑制するようにコントロールする機構であってもよい。詳細には、プラズマCVD装置による初期状態の成膜時のインナーシールド108の電圧に対して、累積の成膜時間が長くなるに伴いインナーシールド108の電圧が変化していくので、上記の機構によってインナーシールド108の電圧を初期状態の電圧に近づけるようにコントロールする。つまり、電圧計によって初期状態のインナーシールド108の電圧を測定しておき、その後、定期的または連続的にインナーシールド108の電圧を電圧計によって測定し、その測定結果に基づき、インナーシールド108に電源91によって電圧を印加することで、初期状態のインナーシールド108の電圧に近づけるようにコントロールする。その結果、累積の成膜時間が長くなっても成膜レートの変動を抑制することができる。
なお、上記の初期状態とは、プラズマCVD装置を最初に稼動させた時の状態、またはプラズマCVD装置のメンテナンス直後の状態をいう。
インナーシールド108はDC電源91に電気的に接続されており、DC電源91はチャンバー102に対して絶縁された状態で配置されている。DC電源91の一方の電位側がインナーシールド108に電気的に接続されており、DC電源91の他方の電位側がアース106に電気的に接続されている。DC電源91は前記制御部によって制御される。これにより、インナーシールド108に印加される電圧が制御される。
アノードコーン104はアノード電源(DC(直流)電源)107に電気的に接続されており、DC電源107はチャンバー102に対して絶縁された状態で配置されている。DC電源107のプラス電位側がアノードコーン104に電気的に接続されており、DC電源107のマイナス電位側がアース106に電気的に接続されている。
DC電源107は、前記制御部によって制御される。これにより、アノードコーン104に印加される電圧が制御される。なお、DC電源107としては例えば0〜500V、0〜7.5A(アンペア)の電源を用いることができる。
インナーシールド108の被成膜基板1側の端部には膜厚補正板118が設けられている。膜厚補正板118はインナーシールド108と一体的に形成されている。膜厚補正板118により被成膜基板1の外周部分に成膜される膜の厚さを制御することができる。なお、図1では膜厚補正板118をインナーシールド108と一体的に形成しているが、膜厚補正板118がインナーシールド108に電気的に接続されていれば膜厚補正板をインナーシールドと分離して形成してもよい。
チャンバー102内には被成膜基板1が配置されており、この被成膜基板1はカソードフィラメント103及びアノードコーン104に対向するように配置されている。詳細には、カソードフィラメント103はアノードコーン104の内周面の中央部付近で包囲されており、アノードコーン104は、その最大内径側を被成膜基板1に向けて配置されている。
被成膜基板1は、図示しないホルダー(保持部)および図示しないトランスファー装置(ハンドリングロボットあるいはロータリインデックスデーブル)により、図示の位置に、順次供給されるようになっている。
被成膜基板1はイオン加速用電源としてのバイアス電源(DC電源,直流電源)112に電気的に接続されており、このDC電源112はチャンバー102に対して絶縁された状態で配置されている。このDC電源112のマイナス電位側が被成膜基板1に電気的に接続されており、DC電源112のプラス電位側がアース106に電気的に接続されている。
DC電源112は、前記制御部によって制御される。これにより、被成膜基板1に印加される電圧が制御される。なお、DC電源112としては例えば0〜1500V、0〜100mA(ミリアンペア)の電源を用いることができる。
インナーシールド108の外側には、インナーシールド108を覆うように導電体または絶縁体からなるアウターシールド90が配置されており、このアウターシールド90は円筒形状又は多角形状を有している。また、アウターシールド90は、フロート電位またはアース電位に電気的に接続されている。アウターシールド90は、チャンバー102とインナーシールド108の間の放電を防止する役割を有する。
チャンバー102の外側にはネオジウム磁石109が配置されている。ネオジウム磁石109は例えば円筒形状又は多角形状を有しており、円筒形又は多角形の内径の中心は磁石中心となり、この磁石中心はカソードフィラメント103の略中心及び被成膜基板1の略中心それぞれと対向するように位置している。ネオジウム磁石109は、その磁石中心の磁力が50G(ガウス)以上200G以下であることが好ましく、より好ましくは50G以上150G以下である。磁石中心の磁力を200G以下とする理由は、ネオジウム磁石では磁石中心の磁力を200Gまで高めるのが製造上の限界であるからである。また、磁石中心の磁力を150G以下とするのがより好ましい理由は、磁石中心の磁力を150G超とすると磁石を作るコストが増大するからである。
また、プラズマCVD装置はチャンバー102内を真空排気する真空排気機構(図示せず)を有している。また、プラズマCVD装置はガス導入部102aからチャンバー102内に成膜原料ガスを供給するガス供給機構(図示せず)を有している。
<成膜方法>
図1に示すプラズマCVD装置を用いて被成膜基板1にDLC膜を成膜する方法について説明する。
まず、前記真空排気機構を起動させ、チャンバー102の内部を所定の真空状態とし、ガス導入部102aからチャンバー102の内部に前記ガス導入機構によって成膜原料ガスとして例えばトルエン(C)ガスを導入する。チャンバー102内が所定の圧力になった後、カソードフィラメント103にカソード電源105によって交流電流を供給することによりカソードフィラメント103が加熱される。
また、被成膜基板1にDC電源112によって直流電流を供給する。また、アノードコーン104にDC電源107によって直流電流を供給する。また、インナーシールド108に電源91によって直流電流、直流パルス、直流バイポーラまたは高周波電流のいずれかを供給する。この際、膜厚補正板118はインナーシールド108と同電位とされる。
詳細には、電源91によって直流電流をインナーシールド108に供給する場合は、プラスの直流電流でもよいし、マイナスの直流電流でもよい。また、電源91によって直流パルスをインナーシールド108に供給する場合は、プラスの直流パルスでもよいし、マイナスの直流パルスでもよい。例えば、インナーシールド108にDLC膜が付着してインナーシールドが絶縁化されても、電流パルスであれば電場をコントロールしやすいので好ましい。
また、電源91によってインナーシールド108に供給される直流バイポーラは、例えばプラスの直流パルスとマイナスの直流パルスを交互に供給することである。また、電源91によってインナーシールド108に高周波電流を供給する場合、その高周波電流が持つ直流バイアスによってインナーシールド108内の空間の電場をコントロールすることができる。
カソードフィラメント103の加熱によって、カソードフィラメント103からアノードコーン104に向けて多量の電子が放出され、カソードフィラメント103とアノードコーン104との間でグロー放電が開始される。多量の電子によってチャンバー102の内部の成膜原料ガスとしてのトルエンガスがイオン化され、プラズマ状態とされる。この際、ネオジウム磁石109によってカソードフィラメント103の近傍に位置するトルエンガスをプラズマ化する領域に磁場が発生されているので、この磁場によってプラズマを高密度化することができ、イオン化効率を向上させることができる。そして、プラズマ状態の成膜原料分子は、被成膜基板1のマイナス電位によって直接に加速されて、被成膜基板1の方向に向かって飛走して、被成膜基板1の表面に付着される。これにより、被成膜基板1には薄いDLC膜が形成される。この際、被成膜基板1の表面では下記式(1)の反応が起きている。
+e → C +xH↑ ・・・(1)
上記の被成膜基板1へのDLC膜の成膜が繰り返されて累積の成膜時間が長くなるにつれてプラズマ状態の成膜原料分子がインナーシールド108の方向に向かって飛走してインナーシールド108の表面に付着されたDLC膜の膜厚が厚くなっても、上述したようにインナーシールド108内の空間の電場をコントロールすることにより、従来のインナーシールドに比べて成膜レートの変動を抑制することができる。
次に、図2に示すプラズマCVD装置を用いた磁気記録媒体の製造方法について説明する。
まず、非磁性基板上に少なくとも磁性層を形成した被成膜基板を用意し、この被成膜基板を保持部に保持させる。次いで、チャンバー102内で所定の真空条件下に加熱されたカソードフィラメント103とアノードコーン104との間の放電により原料ガスをプラズマ状態とし、このプラズマを前記保持部に保持された被成膜基板の表面に加速衝突させる。これにより、この被成膜基板の表面には炭素が主成分である保護層が形成される。
上記の磁気記録媒体の製造方法によれば、上述したようにインナーシールド108内の空間の電場をコントロールすることにより、累積の成膜時間が長くなっても、従来のインナーシールドに比べて成膜レートの変動を抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、インナーシールド108の被成膜基板1側の端部に膜厚補正板を設け、この膜厚補正板118をインナーシールド108と同電位にすることにより、累積の成膜時間が長くなっても、膜厚補正板118による被成膜基板1の外周部分に成膜される膜の厚さの制御性を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、膜厚補正板118をインナーシールド108と一体的に設けることで膜厚補正板118をインナーシールド108と同電位にしているが、膜厚補正板をインナーシールドと分離して設け、膜厚補正板118に直流電流等を供給しないことも可能である。
[実施の形態2]
<プラズマCVD装置>
図2は、本発明の一態様に係るプラズマCVD装置を模式的に示す断面図であり、図1と同一部分には同一符号を付し、同一部分の説明を省略する。このプラズマCVD装置は被成膜基板(例えばディスク基板)1に対して左右対称の構造を有しており、被成膜基板1の両面に同時に成膜可能な装置であるが、図2では左側のみを示している。
アノードコーン104の被成膜基板1側には導電体からなるインナーシールド108が設けられており、インナーシールド108はアノードコーン104と一体的に形成されている。インナーシールド108は、カソードフィラメント103及びアノードコーン104それぞれと被成膜基板1との間の空間を覆うように形成されている。なお、図1ではインナーシールド108をアノードコーン104と一体的に形成しているが、インナーシールド108がアノードコーン104に電気的に接続されていればインナーシールドをアノードコーンと分離して形成してもよい。
アノードコーン104はアノード電源(DC(直流)電源)107に電気的に接続されている。DC電源107は、図示せぬ制御部によって制御される。これにより、アノードコーン104及びインナーシールド108に印加される電圧が制御される。
インナーシールド108は、アノードコーン104と同電位になるようにアノードコーン104に電気的に接続されており、チャンバー102に対して絶縁された状態で配置されている。
インナーシールド108の被成膜基板1側の端部には膜厚補正板(図示せず)が設けられていてもよい。この場合、膜厚補正板はインナーシールド108に電気的に接続されている。膜厚補正板により被成膜基板1の外周部分に成膜される膜の厚さを制御することができる。
<成膜方法>
図2に示すプラズマCVD装置を用いて被成膜基板1にDLC膜を成膜する方法について説明する。
まず、前記真空排気機構を起動させ、チャンバー102の内部を所定の真空状態とし、ガス導入部102aからチャンバー102の内部に前記ガス導入機構によって成膜原料ガスとして例えばトルエン(C)ガスを導入する。チャンバー102内が所定の圧力になった後、カソードフィラメント103にカソード電源105によって交流電流を供給することによりカソードフィラメント103が加熱される。
また、被成膜基板1にDC電源112によって直流電流を供給する。また、DC電源107からアノードコーン104に直流電流(例えば直流パルス)を供給する。この際、インナーシールド108はアノードコーン104と同電位とされる。また、アノードコーン104に印加される電圧は、制御部によって制御される。
カソードフィラメント103の加熱によって、カソードフィラメント103からアノードコーン104に向けて多量の電子が放出され、カソードフィラメント103とアノードコーン104との間でグロー放電が開始される。多量の電子によってチャンバー102の内部の成膜原料ガスとしてのトルエンガスがイオン化され、プラズマ状態とされる。この際、ネオジウム磁石109によってカソードフィラメント103の近傍に位置するトルエンガスをプラズマ化する領域に磁場が発生されているので、この磁場によってプラズマを高密度化することができ、イオン化効率を向上させることができる。そして、プラズマ状態の成膜原料分子は、被成膜基板1のマイナス電位によって直接に加速されて、被成膜基板1の方向に向かって飛走して、被成膜基板1の表面に付着される。これにより、被成膜基板1には薄いDLC膜が形成される。
上記の被成膜基板1へのDLC膜の成膜が繰り返されて累積の成膜時間が長くなるにつれてプラズマ状態の成膜原料分子がインナーシールド108の方向に向かって飛走してインナーシールド108の表面に付着されたDLC膜の膜厚が厚くなっても、インナーシールド108をアノードコーン104と同電位とすることで、インナーシールド108内の空間の電場をコントロールすることにより、従来のインナーシールドに比べて成膜レートの変動を抑制することができる。
図3は、図2に示すプラズマCVD装置の成膜時間と、インナーシールドとアース間の直流電圧との関係を示すグラフである。なお、インナーシールドとアース間の直流電圧は、インナーシールド108にオシロスコープ(図示せず)を電気的に接続し、このオシロスコープによって測定されたものである。
図3のデータを取得した際のDLC膜の成膜条件は以下のとおりである。
成膜装置:図2に示すプラズマCVD装置
出発原料:高純度トルエン
ガス流量:3.0sccm
圧力 :0.3Pa
成膜時間:1時間あたり2sec×450回
カソードフィラメント103:タンタルフィラメント
交流電源105の出力:230W
DC電源107の電流:1650mA
DC電源107の電圧:95Vの一定
DC電源112の電圧:250V
図4(A)に示すように、インナーシールドがフロート電位である場合、被成膜基板1へのDLC膜の成膜が繰り返されて累積の成膜時間が長くなると、インナーシールドとアース間の直流電圧が高くなっていく。これに対し、図3に示すように、インナーシールドにアノード電圧を印加した場合、被成膜基板1へのDLC膜の成膜が繰り返されて累積の成膜時間が長くなっても、インナーシールドとアース間の直流電圧がアノード電圧のままで一定である。その結果、従来技術のようにインナーシールドをフロート電位とした場合に比べて成膜レートの変動を抑制できるものと考えられる。
次に、図2に示すプラズマCVD装置を用いた磁気記録媒体の製造方法について説明する。
まず、非磁性基板上に少なくとも磁性層を形成した被成膜基板を用意し、この被成膜基板を保持部に保持させる。次いで、チャンバー102内で所定の真空条件下に加熱されたカソードフィラメント103とアノードコーン104との間の放電により原料ガスをプラズマ状態とし、このプラズマを前記保持部に保持された被成膜基板の表面に加速衝突させる。これにより、この被成膜基板の表面には炭素が主成分である保護層が形成される。
上記の磁気記録媒体の製造方法によれば、インナーシールド108をアノードコーン104と同電位にすることで、インナーシールド108内の空間の電場をコントロールすることにより、累積の成膜時間が長くなっても、従来のインナーシールドに比べて成膜レートの変動を抑制することができる。
また、本実施の形態においてインナーシールド108の被成膜基板1側の端部に膜厚補正板が設けられ、この膜厚補正板がインナーシールド108に電気的に接続されている場合、膜厚補正板118がアノードコーン104と同電位にされることにより、累積の成膜時間が長くなっても、膜厚補正板118による被成膜基板1の外周部分に成膜される膜の厚さの制御性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、インナーシールド108に印加する電源とアノードコーン104に印加する電源を共通にしているため、実施の形態1に比べて電源の数を減らすことができる。これにより、プラズマCVD装置のコストを低減することができる。
1 被成膜基板
90 アウターシールド
91 電源
102 チャンバー
103 カソード電極(カソードフィラメント)
104 アノード電極(アノードコーン)
105 カソード電源(交流電源)
106 アース電源
107 アノード電源(DC(直流)電源)
108 インナーシールド
109 ネオジウム磁石
112 バイアス電源(DC電源,直流電源)
118 膜厚補正板

Claims (8)

  1. チャンバーと、
    前記チャンバー内に配置されたアノードと、
    前記チャンバー内に配置されたカソードと、
    前記チャンバー内に配置され、前記カソード及び前記アノードに対向するように配置される被成膜基板を保持する保持部と、
    前記チャンバー内に配置され、前記保持部に保持された前記被成膜基板と前記アノード及び前記カソードそれぞれとの間の空間を覆うように設けられたインナーシールドと、
    前記空間の電場をコントロールする機構と、
    前記アノードに電気的に接続された第1の直流電源と、
    前記カソードに電気的に接続された交流電源と、
    前記保持部に保持された前記被成膜基板に電気的に接続された第2の直流電源と、
    前記チャンバー内に原料ガスを供給するガス供給機構と、
    前記チャンバー内を排気する排気機構と、
    を具備し、
    前記機構は、前記インナーシールドに電気的に接続され電源を有し、
    前記機構は、前記インナーシールドの電圧を測定する電圧計を有し、前記インナーシールドの電圧を初期状態の電圧に近づけるように前記電源をコントロールする機構であることを特徴とするプラズマCVD装置。
  2. 請求項1において、
    前記電源は、直流電源、直流パルス電源、直流バイポーラ電源及び高周波電源の群から選択された一の電源であることを特徴とするプラズマCVD装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記機構は、前記空間の電場の初期状態に対する変動を抑制するようにコントロールする機構であることを特徴とするプラズマCVD装置。
  4. チャンバーと、
    前記チャンバー内に配置されたアノードと、
    前記チャンバー内に配置されたカソードと、
    前記チャンバー内に配置され、前記カソード及び前記アノードに対向するように配置される被成膜基板を保持する保持部と、
    前記チャンバー内に配置され、前記保持部に保持された前記被成膜基板と前記アノード及び前記カソードそれぞれとの間の空間を覆うように設けられ、前記アノードに電気的に接続されたインナーシールドと、
    前記アノードに電気的に接続された第1の直流電源と、
    前記カソードに電気的に接続された交流電源と、
    前記保持部に保持された前記被成膜基板に電気的に接続された第2の直流電源と、
    前記チャンバー内に原料ガスを供給するガス供給機構と、
    前記チャンバー内を排気する排気機構と、
    を具備することを特徴とするプラズマCVD装置。
  5. 請求項において、
    前記インナーシールドは、前記アノードと一体的に形成されていることを特徴とするプラズマCVD装置。
  6. 請求項1乃至のいずれか一項において、
    前記インナーシールドの前記被成膜基板側の端部に形成された膜厚補正板を有しており、
    前記膜厚補正板は前記インナーシールドに電気的に接続されていることを特徴とするプラズマCVD装置。
  7. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のプラズマCVD装置を用いた磁気記録媒体の製造方法において、
    非磁性基板上に少なくとも磁性層を形成した被成膜基板を前記保持部に保持し、
    前記チャンバー内で前記カソードと前記アノードとの間の放電により前記原料ガスをプラズマ状態とし、このプラズマを前記保持部に保持された被成膜基板の表面に加速衝突させて炭素が主成分である保護層を形成することを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  8. 非磁性基板上に少なくとも磁性層を形成した後に炭素が主成分である保護層を形成する磁気記録媒体の製造方法において、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載のプラズマCVD装置を用いて前記保護層を形成することを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
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