JP2010005896A - 記録ヘッドおよび該記録ヘッドを備える記録装置 - Google Patents

記録ヘッドおよび該記録ヘッドを備える記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010005896A
JP2010005896A JP2008167411A JP2008167411A JP2010005896A JP 2010005896 A JP2010005896 A JP 2010005896A JP 2008167411 A JP2008167411 A JP 2008167411A JP 2008167411 A JP2008167411 A JP 2008167411A JP 2010005896 A JP2010005896 A JP 2010005896A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scanning direction
protrusion
recording head
extends
main scanning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008167411A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Akamatsu
秀一 赤松
Daisaku Kato
大策 加藤
Akihiro Fukami
晃宏 深見
Naoto Matsukubo
直人 松久保
Takashi Aso
孝志 麻生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2008167411A priority Critical patent/JP2010005896A/ja
Publication of JP2010005896A publication Critical patent/JP2010005896A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

【課題】 保護層としての機能を良好に維持することが可能な記録ヘッド、および該記録ヘッドを備える記録装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係るサーマルヘッドX1は、基体10と、基体10上に位置するとともに矢印方向D1,D2に配列されている複数の発熱素子Hと、発熱素子Hを覆う保護層50とを含んでなり、保護層50が、複数の発熱素子H上の領域に位置し、かつ矢印D6方向に突出するとともに矢印方向D1,D2方向に延びる第1突出部51を有しており、第1突出部51が、少なくとも側面51bに矢印方向D1,D2に沿って配列される複数の窪み部51bを有している。
【選択図】 図4

Description

本発明は、発熱素子と、該発熱素子を覆うとともに突出部を有する保護層とを含んでなる記録ヘッドおよび該記録ヘッドを備える記録装置に関する。
熱記録方式を採用する印刷装置としては、例えばプラスチックカード用のサーマルプリンタがある。このサーマルプリンタでは、配列された複数の発熱素子、および該複数の発熱素子を覆う保護層を有するサーマルヘッドと、この発熱素子に向けて記録媒体となるプラスチックカード、およびインク成分を含有するインクフィルムを重ねた状態で発熱素子上の保護層に押し当てながら搬送する搬送機構を有している。このような構成のサーマルプリンタでは、サーマルヘッドの発熱素子上の保護層にプラスチックカードおよびインクフィルムを搬送しつつ、発熱素子を駆動してインクフィルムのインク成分をプラスチックカードに対して転写することにより、所望の画像を印刷している。
しかしながら、上述のサーマルプリンタでは、インクフィルムのインク成分をプラスチックカードに転写する際に、インクフィルムとプラスチックカードとが融着してしまう場合があった。このような融着が生じると、インクフィルムをプラスチックカードから剥離する際に転写したインク成分も剥がれてしまったり、インクフィルム、ひいては印刷する画像にシワが生じてしまったりする場合があった。そこで、インクフィルムとプラスチックカードとの融着を低減すべく、インク成分を改良したインクシートが開発され、例えば特許文献1に開示されている。
特開平5−8559号公報
しかしながら、インクフィルムとの融着は、記録媒体に限るものではない。例えば発熱素子の熱により、インクフィルムのベースフィルムとサーマルヘッドの保護層とが融着する場合もある。このベースフィルムとサーマルヘッドの保護層とが融着すると、インクフィルムと記録媒体との搬送速度にズレが生じ、インクフィルムにシワが生じる場合があった。特に、インクフィルムが強く押し当てられる部位は熱の伝達性が高まるので、このような融着が生じやすい。
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、インクフィルムとの融着を低減することが可能な記録ヘッドおよび該記録ヘッドを備える記録装置を提供すること、を目的とする。
本発明の記録ヘッドは、基体と、該基体上に位置するとともに主走査方向に配列されている複数の発熱素子と、該発熱素子を覆う保護層とを含んでなり、該保護層は、前記発熱素子上の一部の領域の上面が他の領域の上面より前記発熱素子の厚み方向に高く、かつ前記主走査方向に延びる突出部を有しており、該突出部の少なくとも前記主走査方向に沿う側面に前記主走査方向に沿って設けられた複数の窪み部を有していることを特徴としている。
本発明の記録ヘッドにおいて、前記複数の発熱素子の各々は、前記主走査方向に比べて該主走査方向に交わる副走査方向に長く延びており、前記窪み部は、前記副走査方向に延びているのが好ましい。
本発明の記録ヘッドにおいて、前記窪み部は、前記突出部の側面から該突出部の上面に渡って延びているのが好ましい。
本発明の記録ヘッドにおいて、前記窪み部は、前記突出部の側面から前記他の領域の上面に渡って延びているのが好ましい。
本発明の記録ヘッドにおいて、前記複数の発熱素子の各々は、前記主走査方向に比べて該主走査方向に交わる副走査方向に長く延びており、前記副走査方向における前記発熱素子の端部に接続される導電層をさらに有するとともに、該導電層の一部が前記保護層により覆われており、前記保護層は、前記導電層上の領域の上面が前記他の領域の上面より前記発熱素子の厚み方向に高く、かつ前記副走査方向に延びる第2突出部を有しており、該第2突出部の少なくとも前記主走査方向に沿う側面に前記主走査方向に沿って設けられた複数の第2窪み部を有しているのが好ましい。
本発明の記録ヘッドにおいて、前記第2窪み部は、前記副走査方向に延びているのが好ましい。
本発明の記録ヘッドにおいて、前記第2窪み部は、前記第2突出部の側面から該第2突出部の上面に渡って延びているのが好ましい。
本発明の記録ヘッドにおいて、前記第2窪み部は、前記第2突出部の側面から前記他の領域の上面に渡って延びているのが好ましい。
本発明の記録装置は、本発明の記録ヘッドと、該記録ヘッドの前記突出部に当接する押圧部を有するとともに、記録媒体を搬送する搬送機構とを備えており、前記窪み部は、前記記録媒体の搬送方向の上流側の前記突出部の側面に位置していることを特徴としている。
本発明の記録ヘッドは、基体と、該基体上に位置するとともに主走査方向に配列されている複数の発熱素子と、該発熱素子を覆う保護層とを含んでなり、該保護層の、発熱素子上の一部の領域の上面が他の領域の上面より発熱素子の厚み方向に高く、かつ主走査方向に延びる突出部を有しており、該突出部の少なくとも主走査方向に沿う側面に主走査方向に沿って設けられた複数の窪み部を有している。そのため、本発明の記録ヘッドは、例えばインクシートを突出部の側面に摺動させた場合でも、突出部の側面に設けられる窪み部によってインクフィルムとの融着を低減することができる。
本発明の記録ヘッドにおいて、複数の発熱素子の各々が、主走査方向に比べて該主走査方向に交わる副走査方向に長く延びており、窪み部が、副走査方向に延びている場合、例えばインクシートを副走査方向に搬送した場合に、インクフィルムと記録ヘッドとの押圧状態を安定化させ、記録媒体を良好に搬送することができる。
本発明の記録ヘッドにおいて、窪み部が、突出部の側面から該突出部の上面に渡って延びている場合、例えばインクシートが突出部の側面と上面との角部に強く押しつけられた場合でも、インクシートの融着を低減することができる。
本発明の記録ヘッドにおいて、窪み部が、突出部の側面から他の領域の上面に渡って延びている場合、例えばインクシートに加わる搬送方向への力が突出部の裾部分での小さくなる場合でも、インクシートの融着を低減し、良好に搬送することができる。
本発明の記録ヘッドにおいて、複数の発熱素子の各々が、主走査方向に比べて該主走査方向に交わる副走査方向に長く延びており、副走査方向における発熱素子の端部に接続される導電層をさらに有するとともに、該導電層の一部が保護層により覆われており、保護層は、導電層上の領域の上面が他の領域の上面より発熱素子の厚み方向に高く、かつ副走査方向に延びる第2突出部を有しており、該第2突出部の少なくとも主走査方向に沿う側面に主走査方向に沿って設けられた複数の第2窪み部を有している場合、例えばインクシートを第2突出部の側面に摺動させた場合でも、第2突出部の側面に設けられる第2窪み部によってインクフィルムとの融着を低減することができる。
本発明の記録ヘッドにおいて、上述の第2窪み部が、副走査方向に延びている場合、例えばインクシートを副走査方向に搬送した場合に、インクフィルムと記録ヘッドとの押圧状態を安定化させ、記録媒体を良好に搬送することができる。
本発明の記録ヘッドにおいて、上述の第2窪み部は、第2突出部の側面から該第2突出部の上面に渡って延びている場合、例えばインクシートが第2突出部の側面と上面との角部に強く押しつけられた場合でも、インクフィルムとの融着を低減することができる。
本発明の記録ヘッドにおいて、上述の第2窪み部は、第2突出部の側面から前記他の領域の上面に渡って延びている場合、例えばインクシートに加わる搬送方向への力が第2突出部の裾部分での小さくなる場合でも、インクフィルムとの融着を低減し、良好に搬送することができる。
本発明の記録装置は、本発明の記録ヘッドを備えており、窪み部が、記録媒体の搬送方向の上流側の突出部の側面に位置している。そのため、本発明の記録装置では、例えばインクフィルムを突出部に押しつけた際に押圧部の押圧力にバラツキが生じた場合でも、窪み部によりインクフィルムとの融着を低減し、インクシートを良好に搬送することができる。そのため、本構成の記録装置では、搬送にバラツキが生じるのに起因してインクシートにシワが生じるのを低減することができる。
<記録ヘッド>
図1は、本発明の記録ヘッドの実施形態の一例であるサーマルヘッドX1の概略構成を示す斜視図である。
図2は、図1に示したサーマルヘッドX1の要部を拡大した矢印D5方向視した俯瞰図である。
図3は、図2に示したIII−III線に沿った断面図である。
図4は、図3に示すサーマルヘッドX1の要部をさらに拡大するとともに一部を省略した断面図である。
図5は、(a)が図4に示したVa−Va線に沿った断面図であり、(b)が図4に示したVb−Vb線に沿った断面図である。
サーマルヘッドX1は、基体10と、蓄熱層20と、電気抵抗層30と、導電層40と、保護層50と、駆動IC60とを含んで構成されている。
基体10は、蓄熱層20と、電気抵抗層30と、導電層40と、保護層50と、駆動IC60とを支持する機能を有するものである。この基体10の長さは、矢印D4方向視において、矢印D5,D6方向に比べて矢印方向D1,D2に長い矩形状に構成されている。また、この基体10は、その端面10aが矢印方向D1,D2に延びている。この基体10の厚みとしては、例えば1.5[mm]以上3.0[mm]以下の範囲が挙げられる。
蓄熱層20は、電気抵抗層30の後述する発熱素子Hにおいて発生する熱の一部を一時的に蓄積する機能を有するものである。すなわち、蓄熱層20は、発熱素子Hの温度を上昇させるのに要する時間を短くして、サーマルヘッドX1の熱応答特性を高める役割を担うものである。この蓄熱層20は、基体10の端面10a上に位置しており、矢印方向D1,D2に延びる帯状に構成されている。また、この蓄熱層20は、矢印方向D1,D2に直交する直交方向における断面形状が略半楕円状に構成されている。この蓄熱層20の曲率としては、例えばR1.15以上R1.50以下の範囲が挙げられる。さらに、本実施形態では、この蓄熱層20は、突出部21を有している。
突出部21は、その上面21aが蓄熱層20の他の領域の上面20aより矢印D6方向に高い領域である。この突出部21の上面21aの他の領域の上面20aに対する矢印方向D5,D6方向における高さとしては、例えば1.5[μm]以上2.5[μm]以下の範囲が挙げられる。また、この突出部21の上面21aと基体10の端面10aとの離間距離としては、例えば60[μm]以上85[μm]以下の範囲が挙げられる。この突出部21の上面21aの曲率としては、例えばR1.15以上R1.50以下の範囲が挙げられる。本実施形態では、突出部21の上面21aの曲率が他の領域の上面20aの曲率と略同程度に構成されている。なお、本実施形態では、他の領域の上面20aと曲率が略同程度の面を「突出部21の上面21a」としており、この上面21aと他の領域の上面20aとの間の面を「側面21b」としている。さらに、この突出部21は、その矢印方向D1,D2に沿う側面21bに窪み部21bを有している。
この窪み部21bは、矢印方向D1,D2に沿って設けられている。そのため、突出部21の側面21bは、この窪み部21bによって、矢印方向D1,D2に沿って凹凸状になっている。この窪み部21bは、矢印D5方向視において、矢印方向D3,D4に延びている。また、この窪み部21bは、突出部21の上面21aから他の領域の上面20aに渡って延びている。
電気抵抗層30は、導電層40に対して接続されている。この電気抵抗層30は、一部が蓄熱層20上に位置している。また、この電気抵抗層30は、さらに一部が蓄熱層20の突出部21上に位置している。本実施形態では、導電層40から電圧が印加される電気抵抗層30のうち導体層40が上に形成されていない部位が発熱素子Hとして機能している。この電気抵抗層30を形成する材料としては、例えばTaN系材料と、TaSiO系材料と、TaSiNO系材料と、TiSiO系材料と、TiSiCO系材料と、NbSiO系材料とが挙げられる。この電気抵抗層30の厚みとしては、例えば20[nm]以上80[nm]以下の範囲が挙げられる。
発熱素子Hは、導電層40からの電圧印加により発熱するものである。この発熱素子Hは、導電層40からの電圧印加による発熱温度が例えば200[℃]以上450[℃]以下の範囲となるように構成されている。この発熱素子Hは、蓄熱層20の上方に位置しており、矢印方向D1,D2に沿って配列されている。この発熱素子Hの配列方向がサーマルヘッドX1の主走査方向となる。この発熱素子Hは、矢印方向D1,D2に比べて矢印方向D3,D4に長く延びるように設けられている。この発熱素子Hが延びる方向がサーマルヘッドX1の副走査方向となる。また、発熱素子Hの各々は、複数の窪み部21bを覆っている。この発熱素子Hの矢印方向D1,D2における寸法としては、例えば40[μm]以上60[μm]以下の範囲が挙げられる。また、この発熱素子Hの矢印D5方向視における矢印方向D3,D4の寸法としては、例えば120[μm]以上180[μm]以下の範囲が挙げられる。
導電層40は、発熱素子Hに対して電圧を印加する機能を有するものである。この導電層40は、一部が電気抵抗層30上に位置している。また、この導電層40は、第1導電層41と、第2導電層42とを含んで構成されている。導電層40を形成する材料としては、例えばアルミニウム、金、銀、銅のいずれか一種の金属、またはこれらの合金とが挙げられる。この導電層40の厚みとしては、例えば500[nm]以上800[nm]以下の範囲が挙げられる。
第1導電層41は、電気的に複数に独立しており、各々の一端部が複数の発熱素子Hの一端に接続されている。第1導電層41は、各々の他端部が駆動IC60に対して接続されている。この第1導電層41の一端は、蓄熱層20の突出部21の矢印D3方向側に位置している。また、この導電層41の表面41aは、蓄熱層20の突出部21上に位置する電気抵抗層30の表面30aよりも矢印D5方向に位置している。
第2導電層42は、その端部が複数の発熱素子Hの他端、及び図示しない電源に対して接続されている。この第2導電層42の一端は、蓄熱層20の突出部21の矢印D4方向側に位置している。また、この導電層42の表面42aは、蓄熱層20の突出部21上に位置する電気抵抗層30の表面30aよりも矢印D5方向に位置している。
保護層50は、発熱素子Hと、導電層40とを保護する機能を有するものである。この保護層50は、発熱素子Hと導電層40の一部とを覆うように形成されている。保護層50を形成する材料としては、例えばダイヤモンドライクカーボン系材料と、SiC系材料と、SiN系材料と、SiCN系材料と、SiAlON系材料と、SiO系材料と、TaO系材料とが挙げられる。ここで「ダイヤモンドライクカーボン系材料」とは、sp混成軌道をとる炭素原子(C原子)の割合が1[原子%]以上100[原子%]未満の範囲であるものをいう。この保護層50の厚みとしては、例えば5[μm]以上12[μm]以下の範囲が挙げられる。この保護層50の上面50aの曲率としては、例えばR1.15以上R1.50以下の範囲が挙げられる。さらに、この保護層50は、第1突出部51と、第2突出部52とを有している。
第1突出部51は、その上面51aが他の領域の上面50aより矢印D6方向に高く、矢印方向D1,D2に延びている領域である。また、この第1突出部51は、発熱部H上の一部の領域に位置している。他の領域の上面50aに対するこの第1突出部51の上面51aの突出量としては、例えば1.5[μm]以上2.5[μm]以下の範囲が挙げられる。この第1突出部51の矢印D5方向視における矢印方向D3,D4の寸法としては、例えば100[μm]以上120[μm]以下の範囲が挙げられる。この第1突出部51の上面51aの曲率としては、例えばR1.15以上R1.50以下の範囲が挙げられる。本実施形態では、この第1突出部51の上面51aの曲率が他の領域の上面50aの曲率と略同程度に構成されている。なお、本実施形態では、他の領域の上面50aと曲率が略同程度の面を「第1突出部51の上面51a」としており、この上面51aと他の領域の上面50aとの間の面を「側面51b」としている。この側面51bと他の領域の上面50aとの最大交差角度としては、例えば10°以上50°以下の範囲が挙げられる。さらに、この第1突出部51は、その矢印方向D1,D2に沿う側面51bに第1窪み部51bを有している。
第1窪み部51bは、矢印方向D1,D2に沿って設けられている。そのため、第1突出部51の側面51bは、この第1窪み部51bによって、矢印方向D1,D2に沿って凹凸状になっている。この第1窪み部51bは、矢印D5方向視において、矢印方向D3,D4に延びている。また、この第1窪み部51bは、第1突出部51の上面51aから他の領域の上面50aに渡って延びている。この第1窪み部51bは、一の発熱部H上に複数ずつ設けられている。この第1窪み部51bの矢印方向D1,D2における寸法としては、例えば2.5[μm]以上4.5[μm]以下の範囲が挙げられる。この第1窪み部51bの窪み量としては、例えば200[nm]以上400[nm]以下の範囲が挙げられる。
第2突出部52は、その上面52aが他の領域の上面50aに比べて矢印D6方向に高い部位である。この第2突出部52は、導電層40上の領域に一部が位置しており、第1導電層41および第2導電層42の各々に沿って矢印方向D3,D4に延びている。また、他の領域の上面50aに対するこの第2突出部52の上面52aの突出量としては、例えば0.5[μm]以上1.0[μm]以下の範囲が挙げられる。この第2突出部52の矢印D5方向視における矢印方向D1,D2の寸法としては、例えば40[μm]以上60[μm]以下の範囲が挙げられる。この第2突出部52の上面52aの曲率としては、例えばR1.15以上R1.50以下の範囲が挙げられる。本実施形態では、この第2突出部52の上面52aの曲率が他の領域の上面50aの曲率と略同程度に構成されている。なお、本実施形態では、他の領域の上面50aと曲率が略同程度の面を「第2突出部52の上面52a」としており、矢印方向D3,D4において上面52aと他の領域の上面50aとの間の面を「第1側面52b」としている。この第1側面52bと他の領域の上面50aとの最大交差角度としては、例えば30°以上70°以下の範囲が挙げられ、側面51bと上面50aとの最大交差角度に比べて大きい。さらに、この第2突出部52は、その矢印方向D1,D2に沿った第1側面52bに第2窪み部52bを有している。
第2窪み部52bは、矢印方向D1,D2に沿って設けられている。そのため、第2突出部52の第1側面52bは、この第2窪み部52bによって、矢印方向D1,D2に沿って凹凸状になっている。この第2窪み部52bは、矢印D5方向視において、矢印方向D3,D4に延びている。また、この第2窪み部52bは、第2突出部52の上面52aから他の領域の上面50aに渡って延びている。この第2窪み部52bは、一の発熱部H上に複数ずつ設けられている。この第2窪み部51bの矢印方向D1,D2における寸法としては、例えば1.5[μm]以上3.5[μm]以下の範囲が挙げられる。この第1窪み部51bの窪み量としては、例えば450[nm]以上750[nm]以下の範囲が挙げられる。
駆動IC60は、複数の発熱素子Hの電力供給状態を制御する機能を有するものである。この駆動IC60は、第1導電層41の他端部に対して電気的に接続されている。このような構成とすることにより、発熱素子Hを選択的に発熱させることができる。また、この駆動IC60には、外部接続用部材が電気的に接続されており、この外部接続用部材を介して発熱素子Hを駆動するための電気信号が供給される。この外部接続用部材としては、フレキシブルケーブルおよびコネクタの組み合わせなどが挙げられる。
サーマルヘッドX1は、基体10と、基体10上に位置するとともに矢印方向D1,D2に配列されている複数の発熱素子Hと、発熱素子Hを覆う保護層50とを含んでなり、保護層50が、複数の発熱素子H上の一部の領域の上面51aが他の領域の上面50aより矢印D6方向に高く、かつ矢印方向D1,D2方向に延びる第1突出部51を有しており、第1突出部51の少なくとも矢印方向D1,D2に沿う側面51bに矢印方向D1,D2に沿って設けられた複数の窪み部51bを有している。そのため、サーマルヘッドX1は、例えばインクシートを第1突出部51の側面51bに摺動させた場合でも、第1突出部51の側面51bに設けられる窪み部51bによってインクシートとの融着を低減することができる。
サーマルヘッドX1において、第1窪み部51bが矢印方向D3,D4に延びているので、例えばインクシートを矢印D4方向に搬送した場合に、インクフィルムとサーマルヘッドX1との押圧状態を安定化させ、記録媒体を良好に搬送することができる。
サーマルヘッドX1において、第1窪み部51bが、第1突出部51の側面51bから突出部の上面51aに渡って延びているので、例えばインクシートが第1突出部51の側面51bと上面51aとの角部に強く押しつけられた場合でも、インクシートとの融着を低減することができる。
サーマルヘッドX1において、第1窪み部51bが、第1突出部51の側面51bから領域の他の領域の上面50aに渡って延びているので、例えばインクシートに加わる搬送方向への力が第1突出部51の裾部分での小さくなる場合でも、インクシートとの融着を低減し、良好に搬送することができる。
サーマルヘッドX1において、矢印方向D3,D4における発熱素子Hの端部に接続される導電層40をさらに有するとともに、導電層40の一部が保護層50により覆われており、保護層50が、導電層40上の領域の上面52aが、他の領域の上面50aより矢印D6方向に高く、かつ矢印方向D3,D4に延びる第2突出部52を有しており、第2突出部52の少なくとも矢印方向D1,D2に沿った第1側面52bに矢印方向D1,D2に沿って設けられた複数の第2窪み部52bを有しているので、例えばインクシートを第2突出部52の側面52bに摺動させた場合でも、第2突出部52の第1側面52bに設けられる第2窪み部52bによってインクシートとの融着を低減することができる。
サーマルヘッドX1において、第2窪み部52bが、矢印方向D3,D4に延びているので、例えばインクシートを矢印D4方向に搬送した場合に、インクフィルムとサーマルヘッドX1との押圧状態を安定化させ、記録媒体を良好に搬送することができる。
サーマルヘッドX1において、第2窪み部52bが、第2突出部52の側面52bから第2突出部52の上面52aに渡って延びているので、例えばインクシートが第2突出部52の側面52bと上面52aとの角部に強く押しつけられた場合でも、インクシートとの融着を低減することができる。
サーマルヘッドX1において、第2窪み部52bが、第2突出部52の側面52bから他の領域の上面50aに渡って延びているので、例えばインクシートに加わる搬送方向への力が第2突出部52の裾部分での小さくなる場合でも、インクシートとの融着を低減し、良好に搬送することができる。
以下に、本実施形態に係るサーマルヘッドX1の製造方法について、説明する。
まず、準備工程を行う。具体的には、基体10の端面10a上に蓄熱層20を有するものを準備する。
次に、突出加工工程を行う。具体的には、まず、蓄熱層20を有する基体10をレジスト液中に浸して、基体10および蓄熱層20の表面上にレジスト液を付ける。次に、この基体10を加熱処理して、レジスト膜を形成する。次に、従来周知のフォトリソグラフィ技術によって突出部21となる領域上にレジスト膜が残るように露光し、その後に現像する。次に、このレジスト膜を、再度、加熱処理する。次に、基体10にOアッシング処理を行い、残渣を除去する。次に、フッ酸系エッチング液に基体10の蓄熱層20を浸し、蓄熱層20のエッチング処理を行うことで、突出部21を有する蓄熱層20を形成する。このエッチング処理において、このとき、窪み部21bを形成したい領域のレジスト膜の側面に切り込み部を設けることによって、エッチング液中のフッ酸によりレジスト膜を部分的に浸食させ、突出部21の側面21bに窪み部21bを形成している。次に、基体10および蓄熱層20を例えば700℃の温度で加熱処理し、蓄熱層20を焼成する。この焼成により、窪み部21bの表面と周囲との間の角部を滑らかにしている。
次に、抵抗体層形成工程を行う。具体的には、まず、蓄熱層20上に抵抗体材料からなる抵抗体膜を成膜する。この成膜をする方法としては、例えばスパッタリング法と、CVD法とが挙げられる。次に、電気抵抗層30となる領域を残して抵抗体膜をエッチングし、電気抵抗層30を形成する。このエッチングは、従来周知の薄膜形成技術、例えばフォトリソグラフィ技術、スパッタリング技術などを用いて行われる。
次に、導電層形成工程を行う。具体的には、まず、蓄熱層20および電気抵抗層30上に導電材料からなる導電膜を成膜する。この成膜をする方法としては、例えばスパッタリング法と、CVD法とが挙げられる。次に、導電層層40となる領域を残して導電膜をエッチングし、導電層40を形成する。このエッチングは、従来周知の薄膜形成技術、例えばフォトリソグラフィ技術、スパッタリング技術などを用いて行われる。このとき、電気抵抗層30の一部を露出させることにより発熱素子Hが形成される。
次に、保護層形成工程を行う。具体的には、発熱素子Hおよび導電層40を覆うように保護層を成膜する。この成膜をする方法としては、例えばスパッタリング法と、CVD法とが挙げられる。このとき、保護層50の表面には、蓄熱層20の表面形状に応じた第1突出部51と、第1窪み部51bとが形成され、導電層40の厚みに応じて第2突出部52bが形成される。
次に、駆動IC60を所定の位置に載置する。
以上のようにして、サーマルヘッドX1が製造される。なお、本製造方法では、洗浄工程などを周知の工程を省略し、要となる製造方法のみを記載しているが、当然にこれらの工程を経て製造を行っている。
<記録装置>
図6は、本発明の記録媒体の実施形態の一例であるサーマルプリンタYの概略構成を示す図である。
サーマルプリンタYは、サーマルヘッドX1と、搬送機構70と、制御機構80とを有している。
搬送機構70は、記録媒体PおよびインクシートSを矢印D3方向に搬送しつつ、該記録媒体PをサーマルヘッドX1の発熱素子H上に位置する保護層50にインクシートSを介して接触させる機能を有するものである。この搬送機構70は、プラテンローラ71と、搬送ローラ72,73,74,75とを含んで構成されている。
プラテンローラ71は、発熱素子H上に位置する保護層50に記録媒体Pを押し付ける機能を有するものである。このプラテンローラ71は、発熱素子H上に位置する保護層50に接触した状態で回転可能に支持されている。このプラテンローラ71は、円柱状の基体の外表面を弾性部材により被覆した構成を有している。この基体は、例えばステンレスなどの金属により形成されており、この弾性部材は、例えば厚みの寸法が3[mm]以上15[mm]以下の範囲ブタジエンゴムにより形成されている。本実施形態では、この発熱素子Hの中心上に位置する保護層50の法線と、該保護層50の当該部位とプラテンローラ71の回転軸とを結んだ線との交差角度が±5.5°以下となるように、プラテンローラ71を配置している。
搬送ローラ72,73,74,75は、記録媒体Pを搬送する機能を有するものである。すなわち、搬送ローラ72,73,74,75は、サーマルヘッドX1の発熱素子Hとプラテンローラ71との間に記録媒体Pを供給するとともに、サーマルヘッドX1の発熱素子Hとプラテンローラ71との間から記録媒体Pを引き抜く役割を担うものである。これらの搬送ローラ72,73,74,75は、例えば金属製の円柱状部材により形成してもよいし、例えばプラテンローラ71と同様に円柱状の基体の外表面を弾性部材により被覆した構成であってもよい。
制御機構80は、駆動IC60に画像情報を供給する機能を有するものである。つまり、制御機構80は、外部接続用部材61を介して発熱素子Hを選択的に駆動する画像情報を駆動IC60に供給する役割を担うものである。
サーマルプリンタYは、サーマルヘッドX1を備えている。そのため、サーマルプリンタYでは、サーマルヘッドX1の有する効果を享受することができる。したがって、サーマルプリンタYでは、インクシートSとサーマルヘッドX1との融着を低減することができる。
サーマルプリンタYにおいて、サーマルヘッドX1の保護層50の第1突出部51の第1側面51bの第1窪み部51bが、第1突出部51の記録媒体Pの矢印D3方向側の第1側面51bに位置しているので、インクシートSを第1突出部51に押しつけた際に、プラテンローラ71の押圧力にバラツキが生じた場合でも、第1窪み部51bにより保護層50とインクシートSとの融着を低減し、インクシートSを良好に搬送することができる。そのため、サーマルプリンタYでは、搬送にバラツキが生じるのに起因してインクシートSにシワが生じるのを低減することができる。
また、サーマルプリンタYでは、サーマルヘッドX1の保護層50の第1突出部51の第1側面51bに第1窪み部51bが設けられているので、プラテンローラ71の押圧力が上面51aと側面51bとの間の角部で大きくなってもインクシートSとの融着を低減し、プラテンローラ71から印加されるインクシートSの搬送力が上面51aと上面50aとの間の角部で小さくなってもインクシートSを良好に搬送することができる。したがって、サーマルプリンタYでは、搬送状態が部分的に異なることに起因するインクシートSにシワが生じるのを低減することができる。
以上、本発明の具体的な実施形態を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の要旨から逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
本実施形態では、基体10の端面10a上に蓄熱層20や発熱素子Hなどが位置しているが、このような構成に限るものではない。例えば図7に示すように、基体10の主面10b上に蓄熱層20Aや発熱素子Hなどを設けていてもよい。また、例えば図8に示すように、基体10の端面10aと主面10bとの間の角部上に蓄熱層20Bや発熱素子Hなどを設けていてもよい。
本実施形態の発熱素子Hは、各々が独立した第1導電層41に接続されているが、このような構成に限るものではない。例えば図9に示すように、異なる発熱素子Hと発熱素子Hとが一の独立した第1導電層41に接続されていても良い。
<実施例>
ここで、本発明の記録ヘッドの効果を実験により確認した。確認実験に当たり、実施形態の一例であるサーマルヘッドを採用した。なお、発熱素子Hの構成として図9に示した構造を採用している。
まず、本発明に係るサーマルヘッドAと、本発明に係るサーマルヘッドBと、比較対象として第1突出部のないサーマルヘッドCを用意した。なお、サーマルヘッドAとサーマルヘッドBとは、保護層を形成する材料が異なっており、サーマルヘッドAとサーマルヘッドCとは、保護層を形成する材料が同一である。
−サーマルヘッドA,B,Cの共通の概略構造−
・蓄熱層の厚み:75[μm]
・発熱素子の線密度:11.8[dot/mm]
・発熱素子の寸法:(27×2)×150[μm
・保護層の厚み:75[μm]
・保護層の曲率:R1.35
−サーマルヘッドA,Bの概略構成−
・第1突出部の突出量:2[μm]
・第1突出部の副走査方向における寸法:110[μm]
・第1窪み部の主走査方向における寸法:4.0±1.0[μm]
・第1窪み部の窪み量:0.3±0.1[μm]
・第1突出部の曲率:R1.35
・第2突出部の突出量:0.8[μm]
・第2突出部の主走査方向における寸法:30[μm]
・第2窪み部の主走査方向における寸法:0.2±0.1[μm]
・第2窪み部の窪み量:0.6±0.1[μm]
・保護層の材料:SiC系材料(サーマルヘッドA)
SiCN系材料(サーマルヘッドB)
次に、サーマルヘッドA〜CのそれぞれをサーマルプリンタAに搭載し、2.6,2.0,1.4[ms/line]の各印画速度で、発熱素子上に位置する保護層の法線と該保護層の当該部位とプラテンローラの回転軸とを結んだ線との交差角度を変えながら印画実験を行った。
−サーマルプリンタA−
・プラテンローラの直径寸法:20.0[mm]
・プラテンローラの硬度:42°
・プラテンローラの押しつけ圧:一本当たり12.8[N]
−印画条件−
・印加パルスの電圧:24.0[V]
・印加パルスの印加時間:1.00[ms]
・印画線密度:11.8[dot/mm]
実験結果を表1に示す。この表1では、印画像に濃度の濃い像を印画した場合でもインクフィルムにシワが現れなかったものを「○」として、印画像に濃度の濃い像を印画した場合にインクフィルムにシワが現れたものの、濃度の淡い像を印画した場合にインクフィルムにシワが現れなかったものを「△」として、印画像にインクフィルムにシワが現れたものを「×」として評価している。
Figure 2010005896
以上の結果から、本発明に係るサーマルヘッドAおよびサーマルヘッドBは、サーマルヘッドCに比べてインクフィルムのシワを良好に低減していることが分かる。
本発明の記録ヘッドの実施形態の一例であるサーマルヘッドの概略構成を示す斜視図である。 図1に示したサーマルヘッドの要部を拡大した俯瞰図である。 図2に示したIII−III線に沿った断面図である。 図3に示す保護層の要部をさらに拡大した図である。 (a)が図4に示したVa−Va線に沿った断面図であり、(b)が図4に示したVb−Vb線に沿った断面図である。 本発明の記録装置の実施形態の一例であるサーマルプリンタの概略構成を示す図である。 図1に示したサーマルヘッドの変形例の概略構成を示す図である。 図1に示したサーマルヘッドの変形例の概略構成を示す図である。 図2に示した発熱素子の変形例を示す図である。
符号の説明
X1 サーマルヘッド
Y サーマルプリンタ
10 基体
10a 端面
20 蓄熱層
20a 上面
21 突出部
21a 上面
21b 側面
21b 窪み部
30 電気抵抗層
30a 表面
40 導電層
41 第1導電層
41a 表面
42 第2導電層
42a 表面
50 保護層
51 第1突出部
51a 上面
51b 側面
51b 第1窪み部
52 第2突出部
52a 上面
52b 第1側面
52b 第2窪み部
60 駆動IC
70 搬送機構
71 プラテンローラ
72,73,74,75 搬送ローラ
80 駆動機構
P 記録媒体
S インクシート
H 発熱素子

Claims (9)

  1. 基体と、該基体上に位置するとともに主走査方向に配列されている複数の発熱素子と、該発熱素子を覆う保護層とを含んでなり、
    該保護層は、前記発熱素子上の一部の領域の上面が他の領域の上面より前記発熱素子の厚み方向に高く、かつ前記主走査方向に延びる突出部を有しており、該突出部の少なくとも前記主走査方向に沿う側面に前記主走査方向に沿って設けられた複数の窪み部を有していることを特徴とする記録ヘッド。
  2. 前記複数の発熱素子の各々は、前記主走査方向に比べて該主走査方向に交わる副走査方向に長く延びており、
    前記窪み部は、前記副走査方向に延びていることを特徴とする請求項1に記載の記録ヘッド。
  3. 前記窪み部は、前記突出部の側面から該突出部の上面に渡って延びていることを特徴とする請求項2に記載の記録ヘッド。
  4. 前記窪み部は、前記突出部の側面から前記他の領域の上面に渡って延びていることを特徴とする請求項2または3に記載の記録ヘッド。
  5. 前記複数の発熱素子の各々は、前記主走査方向に比べて該主走査方向に交わる副走査方向に長く延びており、
    前記副走査方向における前記発熱素子の端部に接続される導電層をさらに有するとともに、該導電層の一部が前記保護層により覆われており、
    前記保護層は、前記導電層上の領域の上面が前記他の領域の上面より前記発熱素子の厚み方向に高く、かつ前記副走査方向に延びる第2突出部を有しており、該第2突出部の少なくとも前記主走査方向に沿う側面に前記主走査方向に沿って設けられた複数の第2窪み部を有していることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の記録ヘッド。
  6. 前記第2窪み部は、前記副走査方向に延びていることを特徴とする請求項5に記載の記録ヘッド。
  7. 前記第2窪み部は、前記第2突出部の側面から該第2突出部の上面に渡って延びていることを特徴とする請求項6に記載の記録ヘッド。
  8. 前記第2窪み部は、前記第2突出部の側面から前記他の領域の上面に渡って延びていることを特徴とする請求項6または7に記載の記録ヘッド。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の記録ヘッドと、該記録ヘッドの前記突出部に当接する押圧部を有するとともに、記録媒体を搬送する搬送機構とを備えており、
    前記窪み部は、前記記録媒体の搬送方向の上流側の前記突出部の側面に位置していることを特徴とする記録装置。
JP2008167411A 2008-06-26 2008-06-26 記録ヘッドおよび該記録ヘッドを備える記録装置 Pending JP2010005896A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008167411A JP2010005896A (ja) 2008-06-26 2008-06-26 記録ヘッドおよび該記録ヘッドを備える記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008167411A JP2010005896A (ja) 2008-06-26 2008-06-26 記録ヘッドおよび該記録ヘッドを備える記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010005896A true JP2010005896A (ja) 2010-01-14

Family

ID=41586928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008167411A Pending JP2010005896A (ja) 2008-06-26 2008-06-26 記録ヘッドおよび該記録ヘッドを備える記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010005896A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012071592A (ja) * 2010-08-30 2012-04-12 Kyocera Corp サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタ

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62109665A (ja) * 1985-11-07 1987-05-20 Alps Electric Co Ltd サ−マルヘツド
JPH04369575A (ja) * 1991-06-19 1992-12-22 Ricoh Co Ltd 感熱製版装置
JPH11157111A (ja) * 1997-11-28 1999-06-15 Kyocera Corp サーマルヘッド
JP2000141729A (ja) * 1998-11-11 2000-05-23 Tdk Corp サーマルヘッド
JP2002103661A (ja) * 2000-09-27 2002-04-09 Kyocera Corp サーマルプリンタ
JP2002370397A (ja) * 2001-06-13 2002-12-24 Sii P & S Inc サーマルヘッド
JP2005067160A (ja) * 2003-08-27 2005-03-17 Kyocera Corp サーマルヘッド及びそれを用いたサーマルプリンタ

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62109665A (ja) * 1985-11-07 1987-05-20 Alps Electric Co Ltd サ−マルヘツド
JPH04369575A (ja) * 1991-06-19 1992-12-22 Ricoh Co Ltd 感熱製版装置
JPH11157111A (ja) * 1997-11-28 1999-06-15 Kyocera Corp サーマルヘッド
JP2000141729A (ja) * 1998-11-11 2000-05-23 Tdk Corp サーマルヘッド
JP2002103661A (ja) * 2000-09-27 2002-04-09 Kyocera Corp サーマルプリンタ
JP2002370397A (ja) * 2001-06-13 2002-12-24 Sii P & S Inc サーマルヘッド
JP2005067160A (ja) * 2003-08-27 2005-03-17 Kyocera Corp サーマルヘッド及びそれを用いたサーマルプリンタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012071592A (ja) * 2010-08-30 2012-04-12 Kyocera Corp サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6181244B2 (ja) サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタ
JP5801003B2 (ja) サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタ
TW200538301A (en) Thermal print head and method for manufacturing the same
JP4684352B2 (ja) 記録ヘッドおよびこれを備える記録装置
JP2005205839A (ja) サーマルヘッド
JP2008036923A (ja) サーマルプリントヘッド
JP2010005896A (ja) 記録ヘッドおよび該記録ヘッドを備える記録装置
JP5106089B2 (ja) 記録ヘッド、及びこれを備えた記録装置
JP5317831B2 (ja) サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタ
JP5317723B2 (ja) 記録ヘッドおよびこれを備える記録装置
JP4874146B2 (ja) 記録ヘッドの製造方法、および記録ヘッドならびに記録装置
JP5094464B2 (ja) 記録ヘッド、及びこれを備えた記録装置
JP5670076B2 (ja) サーマルプリントヘッドおよびその製造方法
JP4859662B2 (ja) サーマルヘッドおよびそれを備えたサーマルプリンタ
JP5094639B2 (ja) 記録ヘッドおよびこれを備える記録装置
JP5230455B2 (ja) 記録ヘッドとその製造方法、ならびに多数個取り基体および記録装置
JP6818939B2 (ja) サーマルヘッドおよびサーマルプリンタ
JP5225020B2 (ja) 記録ヘッドおよびこれを備える記録装置
JP2005205842A (ja) プリンタ
JP2009066854A (ja) サーマルプリントヘッドおよびその製造方法
JP6538533B2 (ja) サーマルプリンタ
JP4666972B2 (ja) サーマルヘッド及びそれを用いたサーマルプリンタ
JP2024024913A (ja) サーマルプリントヘッドおよびサーマルプリンタ
JP6189714B2 (ja) サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタ
JP5219757B2 (ja) 記録ヘッドおよびこれを備える記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120620

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20120626

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20120818

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120911