JP2010005873A - 擬似接着封緘物の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】4葉以上よりなることで相当の情報量を有し、かつ任意頁で開封可能な疑似接着封緘物を、別あつらえの封筒等を必要とせず、一連の加工によって連続的に製造する方法を提供する。
【解決手段】擬似接着封緘物を構成する全頁を横方向に連ねて一封緘単位を形成すると共に、複数の封緘単位を縦方向に連ねた大判の原型用紙10において、印刷工程を経た原型用紙の用紙面上の所定の擬似接着領域に、剥離可能な接着力を発現する擬似接着剤2を塗布する擬似接着剤塗布工程と、複数の折り辺にて横方向へ複数回折り重ねることで全ての構成頁を重合する折り重ね工程Cと、最裏紙の小口辺bより先側にある全ての用紙を切除するフルスリット工程D、及び、少なくとも最下枚又はこれに重なる1枚以上の用紙を残して表側にある一部の用紙のみを切断し除去するハーフスリット工程とを具備してなる。
【選択図】図4

Description

金融サービスや自治体等の住民サービス等で情報の送達手段として提供される擬似接着封緘物の製造方法の発明に関する。
DMによる営業活動や情報伝達活動、広告活動においては、より多くの情報が記録された情報記録媒体を必要とされる場合がある。ここで製造される情報記録媒体としては、二つ折り等された被封緘紙とこれを封入・封緘する封筒とからなるものが挙げられる。
また郵便はがきの情報担持面積を増やしたものとして、はがきの面積3葉分以上の情報担持面積を有した一連の情報担持用シートをV字に折る2折はがきや、Z字に折る3折はがきが知られている。これらは、先糊圧着用紙と呼ばれる感圧性の接着剤を塗布した情報担持用シートに印刷等により情報を担持させた後、V字型、またはZ字型に折り所定の圧力によって疑似接着し、郵便はがきとして利用するものである。このうち3折はがきは、1枚の用紙をはがき横3連の用紙をZ字に折ることにより、容易に成型できる。また、3連の中心の葉からそれぞれの葉の端部を開封端とすることで開封作業も容易なものとなっている。2折はがきはいうまでもない。
このような従来の情報担持用シートとして例えば、基体シート面の少なくとも一部を重ね合わせ面とし、その重ね合わせ面に情報を担持させ、重ね合わせ面同士を剥離可能に接着して用いるものが開示される(例えば、特許文献1参照)。これは重ね合わせ面に、圧力を印加することによりはじめて接着可能な感圧接着剤組成物の層が設けられてなる。感圧接着剤組成物層は、剥離調整機能及び情報を表示させる情報担持機能を付与する成分として感圧接着剤基剤に対し非親和性の微粒状充てん剤が含有され、これにより層表面が凹凸に形成され、この凹凸の層表面が情報担持面としてなると共に、この凹凸の層表面同士が所定値以上の加圧において少なくとも剥離可能に接着される、とされる。
特開平4−59395号公報
しかしながら、3折はがきよりも多くの情報担持面積を必要とする場合には、情報担持用紙を別に用意した封筒に封入することが一般的である。このような場合には、別あつらえの封筒の成形、加工だけでなく、情報担持用紙の折りたたみ、封入、封緘の手間がかかるものとなってしまう。
多くの情報担持面積を設ける他の手段として、4葉以上の用紙を疑似接着した封緘物が考えられる。しかし4葉以上の用紙の封緘物において任意頁で開封可能とするには、疑似接着を開封するための指掛り構造や開封時の態様に制約が増えてしまい、連続的な製造が困難となる。
すなわち、4葉以上よりなる疑似接着封緘物を任意頁で開封可能とするには、例えば小口部に階段状の指掛り構造を設け、封緘状態で各葉が順に露出する態様とすることが好ましい。また4葉以上もの用紙を任意頁から開封可能とするには、例えば開封により冊子状となるか、或いは中紙が表側から分離する態様のものが好ましい。
しかし、このような階段状の指掛り構造の封緘物や、冊子状ないし分離態様の封緘物は、一部の構成用紙を別製にすることなく一連の加工によって連続的に製造することが困難であった。
そこで本発明は、4葉以上よりなることで相当の情報量を有し、かつ任意頁で開封可能な疑似接着封緘物を、別あつらえの封筒等を必要とせず、一連の加工によって連続的に製造する方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく下記(1)ないし(7)の手段を講じるものとしている。
(1)本発明の擬似接着封緘物の製造方法は、
最上葉から順に頁幅が長くなるように頁構成された複数枚の用紙が、それぞれの一端辺をのど辺aとして揃えて纏められると共に、隣接頁同士が剥離可能な疑似接着によって封緘され、各頁ののど辺aに対向する小口辺bが階段状となって順に露出する擬似接着封緘物の製造方法であって、
擬似接着封緘物を構成する全頁を横方向に連ねて一封緘単位を形成すると共に、複数の封緘単位を縦方向に連ねた大判の原型用紙10において、所定頁および所定方向の印刷を施す印刷工程と、
印刷工程を経た原型用紙10の紙面上の所定の擬似接着領域21Aに、剥離可能な接着力を発現する擬似接着剤22を塗布する擬似接着剤塗布工程と、
擬似接着剤塗布工程を経た原型用紙10を、複数の折り辺fにて横方向へ複数回折り重ねることで全ての構成頁を重合する折り重ね工程と、
折り重ね工程を経た原型用紙10において、最裏紙の小口辺bより先側にある全ての用紙を切除するフルスリット工程、及び、少なくとも最下枚又はこれに重なる1枚以上の用紙を残して表側にある一部の用紙のみを切断し除去するハーフスリット工程と、
フルスリット工程Dおよびハーフスリット工程Eを経た原型用紙10を、封緘物の天地辺に沿って封緘単位毎に横方向に切断するカッティング工程とを具備してなることを特徴とする。
このようなものであれば、第一種郵便仕様を満たし、第一種郵便に許容されるサイズの用紙4葉分以上の擬似接着封緘物を1枚の原型用紙10(例えば先糊連続紙)から連続的に製造することができる。特に、折り重ね工程において、原型用紙10の左右側部を、擬似接着封緘物の構成頁の頁幅となるように折り重ねるとともに、折り重ね工程を経た原型用紙10において、フルスリット工程及びハーフスリット工程を施すことで、開封時の指掛かりとなる小口辺bを各頁ごとに任意の位置に形成することができる。
例えば後述する実施例ではいずれも、表裏紙の表側を第一葉として、中紙の表側である第二葉、中紙の裏側である第三葉、表裏紙の裏側である第四葉の順に頁幅が大きいものとなっており、それぞれの小口辺bが所定のずらし幅ずつ順にずらされた位置として形成される。このような小口辺bの位置調節の任意性、容易性によって、本発明の製造方法では、小口辺bが階段状となって順に露出する擬似接着封緘物を、一枚の原型用紙10を元として縦方向に連続して効率的に形成することができる。
(2)前記擬似接着封緘物の製造方法においては、
折り重ね工程が、各構成頁の小口辺b以遠にある折り辺fを、各構成頁を含む大きさで全て同一方向に巻き折りすることで、原型用紙10の一側端を表紙の小口辺bとして巻き折り後の最上枚に配すると共に、原型用紙10の他側端を中紙の小口辺bとして巻き折り後の最表紙と最裏紙の各小口辺b間に配するものであり、
フルスリット工程によって最裏紙の小口辺bを形成し、
1回以上のハーフスリット工程によって、1又は複数枚の中紙の小口辺bを形成するものであることが好ましい。
例えば後述する実施例1、2のように、折り重ね工程が複数の巻き折りステップからなるもの(図4、図6)が該当する。このように複数の巻き折りステップによる折り重ね工程であれば、端部から一構成頁分ずつ巻き折りを施すことにより、構成頁の頁幅分の折り返しを確実に行うことができる。
なお本発明において巻き折りとは、すべて同一方向に折り返すことであり、すべての折り辺fにて谷折りのみであるか、山折りのみであるかを示す語である。
(3)或いは前記(1)記載の擬似接着封緘物の製造方法においては、
折り重ね工程が、各構成頁の小口辺b以遠にある折り辺fによる二つ折りを繰り返すことで、原型用紙10の一側端と他側端を、構成頁中の一組の隣接頁の小口辺bとして、巻き折り後の重なり合う2枚にそれぞれ配するものであり、
フルスリット工程によって最裏紙の小口辺bを形成し、1回以上のハーフスリット工程によって、1又は複数枚の小口辺bを形成するものであるものとしても良い。
すなわち、折り重ね工程が複数の二つ折りステップからなり、Nを自然数としたとき、二つ折りステップを繰り返した後の上からN枚目およびN+1枚目に原型用紙10の一側端と他側端がそれぞれ配される。例えば後述する実施例3のように、折り重ね工程が複数の二つ折りステップからなるもの(図10)が該当する。このように複数の二つ折りステップによる折り重ね工程であれば、少ない折り返しステップによって、構成頁の重ねあわせをより少ないステップ(手順)によって効率的に行うことができる。
(4)前記いずれか記載の擬似接着封緘物の製造方法においては、
擬似接着剤塗布工程が、感圧式の擬似接着剤2を塗布するものであって、カッティング工程の後に、擬似接着力が発現しうる圧力で擬似接着封緘物をプレスするプレス工程を具備することが好ましい。
このように折り重ね工程の前に予め感圧式の擬似接着剤2を塗布しておき、しかも感圧せず擬似接着力が発現しない状態のままで折り重ね工程、フルスリット工程、ハーフスリット工程、ないしカッティング工程までを行うことで、擬似接着剤2による影響が及ばないため、原型用紙10の取り扱いが容易なものとなり、確実な工程の遂行が可能となる。擬似接着剤2による影響とは例えば折り重ね工程、フルスリット工程ないしハーフスリット工程において、擬似接着剤のはみ出し部分や露出部分がプラウ折り機、スリット刃ないしガイドローラーに転写したり貼り付いたりすることである。また例えばカッティング工程において、擬似接着位置の早期固定によって逃げ領域が閉ざされ、皺が発生することである。
またプレス工程によって任意形状をプレスするものとすることができ、擬似接着剤を塗布した塗布領域と、実際に擬似接着力が発現する接着領域とを異ならしめて、接着領域をコントロールしうる。
(5)前記いずれか擬似接着封緘物の製造方法においては、
折り重ね工程が、複数の折り重ねステップを有し、擬似接着封緘物を構成する各頁を、のど辺aの位置に揃えて折り重ねるものであり、
擬似接着剤塗布工程の後であって折り重ね工程の前、或いは、折り重ね工程の複数の折り重ねステップ間ののど辺aの重ねあわせ前に、のど辺aに沿う近傍の線状領域へ、擬似接着剤2よりも接着力の強い強接着剤3を塗布する強接着剤塗布工程を具備してなり、
擬似接着封緘物を開封したときに、のど辺aが強接着で綴られた冊子となることが好ましい。
このように擬似接着封緘物が開封によって冊子態様となる(実施例1ないし3)ことで、取り扱いが容易となる。また多量の冊子を連続的に、しかも頁同士を擬似接着して秘匿性の高い情報を隠蔽したり郵便可能な態様で形成することができるものとなる。
なお冊子ののど辺a付近の強接着領域は、のど辺aよりも片側(実施例ではいずれも表裏紙の裏側)にのみ沿う領域であれば、接着剤の不要な転写等を確実に防ぐことができ、その後の工程で取り扱いが容易となる。
また強接着剤はその後のプレス工程で接着力を発現する感圧接着剤でもよく、他に、開封時よりも強い剥離力で剥離しうる擬似接着剤でもよい。感圧接着剤であれば後の工程で取り扱いが容易となるとともに任意の領域で強接着力を得ることができ、擬似接着剤であれば冊子の態様と、表紙と中紙の分離態様との2段階の態様変形が可能なものとなる。
(6)前記いずれか擬似接着封緘物の製造方法においては、
ハーフスリット工程において、上方からのスリット刃によって一部の重合用紙からなるハーフスリット片5を切断した後、ハーフスリット刃50Cよりも用紙送り方向前方にて回転式のガイドローラー50Gによってハーフスリット片5を巻き付け、巻きつけたハーフスリット片5に、スリット刃50Cとガイドローラー50Gとの間で所定の引張り方向で引張力を加え、これによってハーフスリット片5を用紙全体から実質的に分離させ、ガイドローラー50G近傍に設けた吸引ダクト50Bによって、分離させたハーフスリット片5を、前記引張り向と異なる吸引方向へ吸引して取り除くものであることが好ましい。
このように引張力をかけ続けながらハーフスリット片5を導くことで、技術的に困難なハーフスリットをより確実に行うことができる。
(7)前記いずれか擬似接着封緘物の製造方法においては、印刷工程に用いる原型用紙が、予め疑似接着剤が概略全面に塗布された先糊圧着紙であることが好ましい。この場合、印刷工程を経た後擬似接着剤塗布工程を省略した擬似接着封緘物の製造方法とすることができる。
この場合の本発明の擬似接着封緘物の製造方法は具体的には、
最上葉から順に頁幅が長くなるように頁構成された複数枚の用紙が、それぞれの一端辺をのど辺aとして揃えて纏められると共に、隣接頁同士が剥離可能な疑似接着によって封緘され、各頁ののど辺aに対向する小口辺bが階段状となって順に露出する擬似接着封緘物の製造方法であって、
擬似接着封緘物を構成する全頁を横方向に連ねて一封緘単位を形成すると共に、複数の封緘単位を縦方向に連ねた大判のものであって、予め疑似接着剤が概略全面に塗布された先糊圧着紙からなる原型用紙10において所定頁および所定方向の印刷を施す印刷工程Aと、
印刷工程を経た原型用紙10を、複数の折り辺fにて横方向へ複数回折り重ねることで全ての構成頁を重合する折り重ね工程Cと、
折り重ね工程を経た原型用紙10において、最裏紙の小口辺bより先側にある全ての用紙を切除するフルスリット工程D、及び、少なくとも最下枚又はこれに重なる1枚以上の用紙を残して表側にある一部の用紙のみを切断し除去するハーフスリット工程Eと、
フルスリット工程Dおよびハーフスリット工程Eを経た原型用紙10を封緘単位毎に横方向に切断するカッティング工程Fとを具備してなることを特徴とする。
このようなものであれば、第一種郵便仕様を満たし、第一種郵便に許容されるサイズの用紙4葉分以上の擬似接着封緘物を1枚の先糊連続紙から連続的に製造することができる。
またこの先糊用紙を用いた製造方法においては、上記(2)ないし(6)の各要素を選択し付加し或いは入替えすることができる。
本発明は上記手段を講じることで、例えば少なくとも最表裏紙の4面と中紙の2面、合計6面以上の印字面を有する等、相当以上の情報量を有した封緘物となる。また、容易に機械的接着を行ない得る擬似接着による密着封緘によって、従来のように封緘作業に手数がかからず、大量生産に適した擬似接着封緘物を提供するものとなる。
以下、本発明の最良の実施形態を、実施例として示す各図と共に説明する。実施例1(図1〜図4)、実施例2(図5〜図6)、実施例3(図7〜11)のいずれも四葉が共通するのど辺aで揃えられ、開封状態で冊子の態様となる。小口辺bは隣接頁同士が共通するずらし幅でずらされて、冊子を閉じた封緘状態の態様において各頁の小口辺b付近が上枚から順に等間隔に露出する。
実施例1、2は巻き折りの折り重ね工程によって製造される。このうち実施例1は第一葉11の形状に沿う全面領域を擬似接着領域21Aとし、実施例2は第一葉11ないし第三葉13の形状のうち、のど辺aを除いた各辺に沿う略コ字状の部分領域を擬似接着領域21Aとする。
実施例3は連続二つ折りの折り重ね工程によって製造される。実施例3の擬似接着領域21Aは第四葉14の小口辺b4からずらし幅の部分を除いた第一葉11ないし第三葉13までの全面領域である。
(擬似接着封緘物)
本発明の製造方法に係る擬似接着封緘物は、のど辺aで二つ折りにした表裏紙と、表裏紙に挟まれる一枚または複数枚の中紙とを重ねあわせて隣接頁同士で疑似接着してなり、前記のど辺a以外の箇所に、重なり合う頁同士の小口位置をずらした小口部を有した擬似接着封緘物である。この擬似接着封緘物は、開封時には前記のど辺a以外の小口部から擬似接着した頁同士を剥離しうる。このように本発明の擬似接着封緘物は、封緘状態が送付の利便性に優れた封緘物の体裁でありながら、開封状態において情報量が多く体裁的に纏まりがある冊子の態様となる。具体的には、開封したときに、複数枚の用紙がのど辺a近傍に沿う強接着部において、擬似接着剤2よりも強い接着力で強接着され、のど辺aで揃えられた頁同士が、通常の開封作業では分離することのない程度の強接着によって綴られた冊子となる。
隣接する一方の頁における、のど辺a以外の端部の少なくとも一部分には、隣接頁同士で端部位置をずらした小口部が形成され、この小口部を指掛かりとして、前記擬似接着された隣接頁同士を剥離開封しうる。また各頁の頁幅が最表紙から最裏紙まで順に長く形成される。各隣接頁間に形成される複数の小口部は、封緘状態において、いずれも共通したずらし幅を有し、最表裏紙のいずれかから内側の中紙にかけて各頁の端部が順に露出してなる。このため、封緘時の態様から、各頁を閲覧するための指掛り部分を容易に認識することができ、任意の頁を容易に開封することができる。また共通したずらし幅によってできる階段状の端部は、体裁にも優れたものとなる。
各用紙は、第一葉11である最表紙が最も頁幅が小さく、第二葉12である表中紙がそれよりも所定ずらし幅だけ頁幅が大きく、第三葉13である裏中紙が最表紙よりも前記所定ずらし幅の二倍量だけ頁幅が大きく、そして第四葉14である最裏紙が最表紙よりも前記所定ずらし幅の三倍量だけ頁幅が大きいものとなっている。
(小口辺b)
擬似接着された各隣接頁間にはそれぞれ所定のずらし幅をもった複数の小口辺bが形成される。所定のずらし幅の小口辺b部分にて擬似接着頁同士を剥離開封する。
少なくとも最表裏紙の小口辺bは、最表裏紙それぞれののど辺a以外のスリット片を切除することで形成されるか、あるいは原型用紙10の両側部がそのまま所定幅の折り重ねによって小口辺bとなる。このうちスリット片の切除による形成は、フルスリット工程によって最裏紙に第一の小口辺bが形成されるものと、ハーフスリット工程によって、最裏紙以外の頁(実施例1では)に第二の小口辺bが形成されるものとの2種類に分けられる。
(擬似接着領域21A)
擬似接着領域21Aは、隣接頁同士の当接部分の周縁に沿う周縁領域のうち、少なくとものど辺aに沿う部分以外の領域を含み、かつ前記小口部の端辺近傍を含む領域(例えば実施例1)であるか、或いは隣接頁同士の当接部分のうち、少なくとものど辺aに沿う部分以外の領域を含み、かつ前記小口部の端辺近傍を含む略全面領域(例えば実施例2、3)である。
このようなものであれば、当接部分のほぼ全面で密着するものであれば、より確実に封緘され、機械生産によっても封緘の失敗による落丁、乱丁が生じにくく、封緘物の大量生産に適したものとなる。また隣接頁同士が当接部分の少なくとも周縁部分で密着して新たな形の封緘物が形成されるものであれば、従来の別製封筒を用いた場合のような封入、封緘作業等が不要となり、多くの情報を記録した封緘物を機械生産によって効率的に製造することができる。
(擬似接着剤2層と擬似接着領域21A)
また、最表裏紙及び中紙の少なくとも当接部分と小口部の非当接部分とに亘って感圧接着剤層が形成されてなり、擬似接着領域21Aが、前記感圧接着剤層のうち、プレスによって擬似接着力が発現した領域となっている。このように、感圧接着剤層を擬似接着領域21Aよりも大きな範囲に形成し乾燥固化させたのち、プレスによって感圧接着剤層の一部分で接着力を発現させることで、任意の感圧接着領域を得たものとしている。また、最表裏紙及び中紙の表裏全面に亘って感圧接着剤層が形成され、小口部にて感圧されないままの感圧接着剤層が固化して露出することで、小口部でずらされた一方の頁の端部表面が感圧接着剤層に保護される。さらに固化した感圧接着剤層は、他の表面部分よりも表面滑性があることで、小口部のずらし部分が小口部の指掛り時の質感相違を強調し、容易に開封しうるものとなる。
例えば後述の実施例1では、最表裏紙及び中紙それぞれの表裏全面に亘って感圧接着剤層が形成され、最表裏紙と中紙で形成される各隣接面の全てに共通する擬似接着領域21Aとして、最も小さい最表紙の開放辺近傍を除く略全面をプレスしている。
(擬似接着封緘物の他の態様)
尚、最表裏紙が宛名情報の付された定形封筒の形状であり、中紙が秘匿情報の付された被封緘物の形状であって、開封によって最表裏紙から中紙が分離しうるものとしてもよい。例えば最表紙に宛名情報が付され、二つ折りされた最表裏紙によって定形封筒の態様をなすと共に、中紙が手紙の態様をなしたものが該当する。
このような中紙は、擬似接着剤2以外で接着されておらず、開封によって最表裏紙に対して完全に分離するものとなる。また最表裏紙は定形封筒大であるから定形郵便として送付することが可能であり、従来の定形封筒と被封緘物よりも機械生産に適した封緘態様の封緘物となる。
(基本的な製造工程)
そして本発明の擬似接着封緘物は、少なくとも下記各工程を順に経ることで製造される。
・擬似接着封緘物を構成する全頁を横方向に連ねて一封緘単位を形成すると共に、複数の封緘単位を縦方向に連ねた大判の原型用紙10において、所定頁および所定方向の印刷を施す印刷工程A
・印刷工程を経た原型用紙10の用紙面上の所定の擬似接着領域21Aに、剥離可能な接着力を発現する擬似接着剤22を塗布する擬似接着剤塗布工程B
・擬似接着剤塗布工程を経た原型用紙10を、複数の折り辺fにて横方向へ複数回折り重ねることで全ての構成頁を重合する折り重ね工程C
・折り重ね工程を経た原型用紙10において、3葉小口より段差寸法Cの位置で第一のスリッターを施し、重なったすべての紙を切断してフルスリット工程片を除去するフルスリット工程D
・折り重ね工程を経た原型用紙10において、3葉小口より段差寸法C分短い位置で3葉を切断せず2葉端部該当部のみ切断して第二のスリッター片を除去するハーフスリット工程E
・フルスリット工程Dおよびハーフスリット工程Eを経た原型用紙10を封緘単位毎に横方向に切断するカッティング工程F
・擬似接着剤塗布工程Bで塗布した擬似接着剤2が接着するよう加圧して擬似接着力を発現させ、隣接頁同士を擬似接着するプレス工程G
(原型用紙10)
原型用紙10として、冊子の情報がコンピュータプリントによって印刷された用紙を用いる。複数の冊子を同時に連続製造する場合、冊子毎に幅方向に展開したプリント情報を得ておき、各冊子に対応するプリント情報を高さ方向に必要数ずつ連ねる。例えば冊子Aのプリント情報IAと冊子Bのプリント情報IBを備えておき、冊子AとBとをそれぞれ100部および50部生産するときには、プリント情報IAを縦方向に連ねて100数プリントすると共に、この最終列から更に縦方向に連ねてプリント情報IBの半分の数だけ連続してプリントする。このようにコンピュータプリントに冊子毎に幅方向に展開したプリント情報を登録しておくことで、同一の製造ラインにおいて、任意の種類の冊子を任意数だけ効率的に製造することができる。
(折り重ね工程)
折り重ね工程では、複数の折り重ねステップを有し、擬似接着封緘物を構成する各頁を、のど辺aの位置に揃えて折り重ねる。詳述すれば、折り重ねにより重合する構成頁それぞれの一端辺をのど辺a位置に揃えると共に、原型用紙10の両側端それぞれが、両端部を含む頁と重合する構成頁の折り辺fに対して所定量だけずれた位置となるように折り重ねるものである。いずれの実施例においても、折り重ね工程後において原型用紙10の両側端は、のど辺aと対向する小口辺b側であって隣接頁の小口辺bよりも所定のずらし幅だけずらされた位置に配される。例えば実施例2のように、二つ折りを2回繰り返し、構成頁を8ページ4枚のものとする場合には、原型用紙10の一側端を表紙の小口辺bとして巻き折り後の最上枚に配すると共に、原型用紙10の他側端を最上枚の中紙の小口辺bとして巻き折り後の上から2枚目に配するものとなる。その後、ハーフスリット工程を1回のみ行うことで、最裏紙上に隣接する1枚の中紙の小口辺bを形成する。
他に、二つ折りを三回繰り返し、構成頁を16ページ8枚のものとする場合には、原型用紙10の一側端を中紙の小口辺bとして巻き折り後の上から5枚目に配すると共に、原型用紙10の他側端をこの裏面に隣接する中紙の小口辺bとして巻き折り後の上から6枚目に配するものとなる。
実施例1では折り重ね工程が連続巻き折りステップからなり、実施例2では連続二つ折りステップからなる。
(フルスリット工程)
フルスリット工程は、最裏紙の小口辺bより先側にある全ての用紙を切断し除去するフルカットの工程である。
フルスリット工程では、折り重ね工程を経た原型用紙10において、のど辺aと対向する小口辺b側の小口辺bよりも所定の第一切断幅だけ内側に入った箇所に、最裏紙の端辺形状ですべての用紙を含むフルスリッターを施し、最裏紙の端辺形状以遠で重合する全ての用紙を除去する。これにより、最裏紙を含む端部が切除片となる。
(ハーフスリット工程)
ハーフスリット工程は、少なくとも最下枚から1枚以上の用紙を残してこれよりも表側にある一部の用紙のみを切断し除去する工程である。
ハーフスリット工程では、フルスリット工程を経た原型用紙10において、のど辺aと対向する小口辺b側の前記最裏紙の端辺形状よりも内側に入った箇所に、最表紙又は中紙のいずれかの頁の端辺形状で最裏紙よりも小さな形状で厚さ方向の一部分までハーフスリット工程を施し、重合する用紙のうち最裏紙以外の一部の用紙を除去する。
ハーフスリット工程は1回以上行う。二つ折りを2回繰り返し、構成頁を8ページ4枚のものとする場合には、ハーフスリット工程は1回であるが、二つ折りを3回繰り返し、構成頁を16ページ8枚のものとする場合には、ハーフスリット工程を5回行う。
(プレス工程)
カッティング工程後のプレス工程によって、カッティングしたのちに所期の感圧接着剤が接着するよう加圧接着させることで、加圧による形状のゆがみを逃がして、皺の発生を抑えることができる。
実施例1の擬似接着封緘物は、最表紙に宛名情報が付された4紙がのど辺a付近で強接着され、開封状態で冊子となるとともに、隣接面の当接部全面が擬似接着されたものとなっている。
実施例1は、のど辺aで連結し、小口4枚が階段状に成型された定形封書サイズの冊子であり、冊子ののど辺a以外の3辺部または4枚の各対向概略全面が疑似接着された封緘状態において、封緘物として郵送可能に使用される。
各頁を構成する用紙の表裏概略全面、または、冊子形状における少なくとも天地部と小口部に擬似接着剤2として感圧接着剤が塗布され、冊子成形後にプレスにより感圧接着されている。またこの冊子は、のど辺a辺に対向した小口辺bにある小口辺bにて各頁が階段状に露出する。具体的には、第一葉11である最表紙が最も頁幅が小さく、第二葉12である表中紙がそれよりも所定ずらし幅だけ頁幅が大きく、第三葉13である裏中紙が最表紙よりも前記所定ずらし幅の二倍量だけ頁幅が大きく、そして第四葉14である最裏紙が最表紙よりも前記所定ずらし幅の三倍量だけ頁幅が大きいものとなっている。
実施例1の擬似接着は、最表裏紙及び中紙それぞれの表裏全面に亘って感圧接着剤が塗布され、これが乾燥固化することで感圧接着剤層が全面形成されており、このうち第一葉11の形状のみを擬似接着領域21Aとして、この領域に加圧プレスP0による加圧が施されて間圧接着剤の接着力が発現する。
擬似接着領域21Aにのみプレス加圧をかけて第一葉11の大きさにのみ擬似接着力を発現させているため、各頁のずらし幅の部分にて、感圧されないままの固化した感圧接着剤層が露出する。固化した感圧接着剤層は、他の表面部分よりも表面滑性があるため、当該ずらし幅の部分にて小口部の指掛り時の質感相違が強調される。
(擬似接着封緘物の製造方法)
実施例1の擬似接着封緘物はたとえば下記工程を順に経ることで製造される。
・印刷及び印字を行う印刷工程
・複数の折り重ねステップを有し、擬似接着封緘物を構成する各頁を、のど辺aの位置に揃えて折り重ねる折り重ね工程
・折り重ね工程の前または折り重ね工程の複数の折り重ねステップ間において、擬似接着領域21Aへ擬似接着剤2を塗布する擬似接着剤塗布工程
・折り重ね工程の前または折り重ね工程の複数の折り重ねステップ間において、のど辺aを接着するための強接着剤3を塗布する強接着剤塗布工程
・小口側よりずらし幅Θ一つ分だけ入り込んだ位置で第一のスリッターを施し、重なった2枚とも切断しそのフルスリット工程片を除去するフルスリット工程。
・小口側よりずらし幅Θ二つ分だけ入り込んだ位置で第二のスリッターを施し、第3葉以下を切断せず2葉端部該当部のみ切断して第二のスリッターを施し、そのスリット片5を除去するハーフスリット工程。
・一部の冊子となる天地辺cを連続方向の所定の寸法でカッティングするカッティング工程
・所期の感圧接着剤が接着するよう加圧する加圧接着を施すプレス工程
実施例1の擬似接着剤塗布工程では、折り重ね工程の前または折り重ね工程の複数の折り重ねステップ間において、擬似接着領域21Aへ擬似接着剤2を塗布し、これを固化させることで、折り重ね前或いは折り重ね途中の原型用紙10上面へ擬似接着剤2層を形成する。擬似接着剤2には紫外線硬化剤が混入されており、塗布直後に紫外線照射することで層形成する。なお擬似接着剤2層の形成は、紫外線硬化式のほか、排風による冷却乾燥式でも良い。層厚さは10〜50μmであり、加圧接着後は三分の二程度の7〜33μmとなる。
実施例1の折り重ね工程では、冊子としての適宜の情報が繰返し印刷されいる1枚の原型用紙10に対して、複数の巻き折りステップによる折り重ね工程を実施する。
折り重ね工程の第一の巻き折りステップとして、原型用紙10の一側端側を3葉小口とし長さa3で折り、次に長さ(a4+スリッター片幅×2)で折り、次に第二の巻き折りステップとして、長さ(a4+スリッター片幅×2)で折り、次に第三の巻き折りステップとして、a1の幅で前記端部と別の端部がくるように巻き折りを実施する。
また実施例1では一の折り重ね辺付近にて、最裏紙の形状でフルスリット工程を施し、最裏紙を含んだ二枚で重なり合う第一のスリット片4を除去するフルスリット工程と、前記一の折り重ね辺付近に、最裏紙以下の形状で第ニのスリッターを施し、第二頁の用紙からのみ第二のスリット片5を除去するハーフスリッター工程とを具備する。フルスリット工程によって最裏葉の第一の小口辺bが形成され、ハーフスリット工程によって、第二葉12の第二の小口辺bが形成される。
実施例1のフルスリット工程は、図11(イ)に示すように、折り重ね工程を経て送り方向へ送られる原型用紙10の上部に接して円形のフルスリッター40Cを配置し、フルスリッター40Cでスリット片4を切断する。次いでフルスリッター40Cよりも送り方向先の原型用紙10の下部に接して、スリット片4に上部当接する回転式のガイドローラー40Gを配置し、このガイドローラー40Gにスリット片4をまきつけ、送り方向に対して下方へ所定の排出角度40Gθをつけて配置した排出ダクトでスリット片を前記排出角度にて吸引して原型用紙10から排除する。この排出角度40Gθは45度以上あると、原型用紙の送り速度の一部をそのまま排出速度に利用しながら過度のテンションによる切断を回避できるものとなる。
実施例1のハーフスリット工程は、図11(ロ)に示すように、折り重ね工程を経て送り方向へ送られる原型用紙10の上部に接するように、円形のハーフスリッター50Cを配置し、ハーフスリッター50Cで厚さ方向に所定のギャップを設けて上側の一部枚数のみを構成するスリット片5を切断する。
次いでハーフスリッター50Cよりも送り方向先へ距離を開けた原型用紙10の上部相当位置に、スリット片5に下部当接する回転式のガイドローラー50Gを配置し、このガイドローラー50Gにスリット片5をまきつけ、スリット片5を送り方向に対して上方へ所定の排出角度51θだけ方向変換させる。そして、この方向変換先の排出方向にて前記所定の排出角度51θをつけて配置した排出ダクト50Bでスリット片5を吸引して原型用紙10から排除する。
このとき、ガイドローラー50Gによってスリット片5に対して送り方向前方に沿う引っ張り方向へ常に適度な引っ張り力が加わる。またスリット片5の排出速度角度51θは90度以上、さらにいえば90〜135度の範囲内にあることが好ましい。このように、送り方向前方に沿う引っ張り方向でスリット片5を引っ張り、さらに引っ張ったガイドローラー50Gによって送り方向後方に排出することで、ハーフスリットによるスリット片5の排出速度と原型用紙10の送り速度とを容易に同調させることができる。つまり部分切断のスリット片5を強く引っ張りすぎると、スリット片が切れたり、原型用紙が引裂するところ、ガイドローラー50Gを介して送り方向後方へ吸引するため、強い吸引力によって過度の引っ張り力がかかることを抑えることができる。またガイドローラー50Gを、原型用紙よりも上方へ浮かせることなく、原型用紙の上部に相当する高さに設けることで、スリット片5に対し、送り方向と側面視にて重なる引っ張り力を加えかつ排出速度角度51θを適宜設定することで引っ張り力を微調整しうる。これにより部分切断のスリット片5へ安定したテンションをかけつづけ、安定したスリット片5の切除ができる。
(強接着剤塗布工程)
強接着剤塗布工程は、擬似接着剤塗布工程の後であって、折り重ね工程の前または折り重ね工程の複数の折り重ねステップ間ののど辺aの重ねあわせ前に、のど辺aに沿う線状の強接着領域へ、擬似接着剤2よりも接着力の強い強接着剤3を塗布する工程である。
(実施詳細例)
用紙 :上質紙(幅470mm 厚さ128g/m2 三菱製紙社「IJフォーム用紙」)
プリンタ:連続用紙プリンタ( オセ社 SP7450ツイン:A3幅両面印刷可能)
圧着加工装置:専用加工ライン(ミヤコシ社 プラウ折り装置を備えた圧着加工装置)
送達冊子仕様:全体幅(第四葉14の用紙幅)105mm、四葉共通の用紙高さ203mm,ずらし幅Θ4mm、プレス工程後の全体厚さ0.5mm
[1]折り順、折り位置によって決定される位置に製品の4葉の各表裏に配置される情報が担持(印刷)されている原型用紙10を連続的に給紙する。巻き折り設計の場合、折りの内側となる面では、1葉裏−4葉表−2葉裏−3葉表と配置される。
[2]〜[4]プラウ折り装置による所定位置で各種折りステップによって原型用紙10を折り重ねる(折り重ね工程)。実施例1では内巻4折りである。後述のスリッター装置に対してスリッター位置が所定の向きとなるように折り順と方向を決定している。
[3´]冊子ののど(連結部)となる部位に線状に強接着する接着剤を連続的に塗布する(強接着剤塗布工程)。
[5]4葉の開封端位置で[2]折りの端部を幅eでスリッター装置にて剪断し、除去する(フルスリット工程)。3葉の開封端部は、給紙[1]の段階の端部がそのまま使用される。フルスリットは丸刃スリッターで受け胴に対してギャップなしで不要片を完全に切断する。
[6]2葉の開封端位置でスリッター装置にてC幅の2倍の幅で切断し除去する(ハーフスリット工程)。ハーフスリットは、受け胴に対して厳密にクリアランス調整を実施し、3葉を切断せず2葉を切断し、スリット片5を除去する。当実施例の用紙の場合、このクリアランスは0.25mmであった。
[7]所定の冊子縦寸法でカッティングする。当装置では203mm周長のロータリーカッターにてカッティングしている(カッティング工程)。
[8]上下のシリンダーのギャップ調整により約50kg/cm2の加圧となるプレスを連続的に実施する(プレス工程)。
[9]以上で完成し製品としてスタックされる。
(先糊紙の使用)
この製造方法は、擬似接着剤塗布工程において擬似接着剤を塗布するいわゆる後糊方式であるが、予め擬似接着剤層が形成された用紙を使用するいわゆる先糊方式での実施も有効である。すなわち印刷工程では印刷前の原型用紙として、予め感圧式の擬似接着剤層が塗布形成された先糊用紙を使用する。この場合、擬似接着剤塗布工程を省略し、折り重ね工程を印刷工程後の用紙に対して施すものとすることができる。先糊用紙としては例えば先糊圧着紙である幅470mm、厚さ105g/m2、日本理化製紙社「理化メール」(商品名)を用いることができる。このように先糊圧着紙を用いる代わりに擬似接着剤塗布工程を省くことで、擬似接着剤塗布工程を省略することができ、塗布や固化乾燥における不良品の発生を無くすことができる。
実施例2の擬似接着封緘物は、擬似接着領域21Aが当接面全面ではなく、転地辺と第一〜第三葉13の小口辺bに沿った正面視コ字状の部分領域となっている(図5)。製造工程は実施例1とほぼ同様であるが、プレス工程の際にコ字状のプレス形状Ptを有した加圧ロールで部分的にプレスするものとなっている(図6)。小口辺bの擬似接着領域21Aは、平面視にて第一葉11の小口辺bよりも内側近傍から第三葉13の小口辺bに沿う範囲までとなっており、転地辺と共に領域内をまとめて加圧する。これにより、第一と第二葉12、第二と第三葉13、第三と第四葉14の小口辺b側が、それぞれずらし幅Θ一つ分、同二つ分、同三つ分の幅にて小口接着される。
また領域内を面均一厚さに加圧するため、第一葉11形状の内部領域、第一と第二葉12の小口辺b間の領域、第二と第三葉13の小口辺b間の領域で、順に加圧による狭厚量が小さなものとなる。このため各葉間の擬似接着領域21Aに応じて異なる擬似接着力とすることができる。例えば、感圧力や扁平量によって粘着力の発現力が異なる擬似接着剤2を用いた場合には、第一と第二葉12の当接部分、第二と第三葉13の当接部分、第三と第四葉14の当接部分で擬似接着力が順に小さいものとなる。封緘物全体の小口側先端に向かうほど擬似接着力が小さくなるため、小口辺bからの開封がより容易なものとなる。一方、第一葉11形状より内側の共通する最小領域で最も強く擬似接着しているため、不要に開封してしまうことが無い。さらに、めくれ易い小口側先端に近い下枚側にに向かうほど擬似接着領域21Aが大きくなり、段階的に大きな総合擬似接着力としているため、下枚側のみが不要に開封されにくいものとなっている。その他の主たる構成および製造方法、使用方法は実施例1と同様である。
実施例3の擬似接着封緘物は、折り重ね工程が、各構成頁の小口辺b以遠にある折り辺fによる二つ折りを繰り返すことで、原型用紙10の一側端と他側端を、構成頁中の一組の隣接頁の小口辺bとして、巻き折り後の上からN枚目およびN+1枚目に配するものであり、フルスリット工程によって最裏紙の小口辺bを形成し、さらに1回以上のハーフスリット工程によって、1又は複数枚の小口辺bを形成するものである(図7〜図10)。
具体的には、
折り重ね工程の第一の二つ折りステップとして、原型用紙10の幅方向の両端が階段状指掛り寸法C分の差となる位置で2つ折りし、
折り重ね工程の第二の二つ折りステップとして、短い側の端部が1葉となるように短い側の端部から1葉の寸法となるa1のキョリの位置で短い側の端部が外になるように2つ折りとする。
次にフルスリット工程として、1葉端部からc×3の位置で第一のスリッターを処置し、重なった2枚とも切断しそのフルスリット工程片を除去し、
次にハーフスリット工程として、1葉端部からc×2の位置で4葉を切断せず3葉端部該当部のみ切断して第二のスリッターを処置し、スリット片を除去する。
その他の主たる構成は実施例2と同様である。
(フルスリット工程)
実施例3のフルスリット工程では、折り重ねられた原型用紙10の小口側よりもずらし幅Θだけ入り込んだ位置で第一のスリッターによりフルスリットを施す。これにより、再下枚から2枚分(すなわち、再下枚である第四葉14とその上に隣接する第三葉13の合計2枚)をまとめて切断し、再裏紙の小口辺bを形成する工程である。
(ハーフスリッター工程)
実施例3のハーフスリット工程は、折り重ねられた原型用紙10の小口側よりも、ずらし幅Θのニ倍量だけ短い位置で、第二のスリッターによりハーフスリットを施す。これにより、再下枚から2枚分(すなわち、再下枚である第四葉14とその上に隣接する第三葉13の合計2枚)重なったスリット部分のうち、最下枚を切断せずに第三葉13の上一枚のみを切断して、第三葉13の小口辺bを形成する。
実施例3の擬似接着領域21Aは、当接面のほぼ全面である点で実施例1と共通し、平面視にて第一葉11の小口辺bよりも外側にいたる第三葉13の小口辺bに沿う範囲までとなっており、領域内を面均一厚さに加圧する点で実施例2と共通する。すなわち実施例3においても実施例2と同様、第一葉11形状の内部領域、第一と第二葉12の小口辺b間の領域、第二と第三葉13の小口辺b間の領域で、順に加圧による狭厚量が小さなものとなる。
また実施例3のハーフスリット工程は、図11(ハ)に示すように、折り重ね工程を経て送り方向へ送られる原型用紙10の上部に接して円形のハーフスリッター50Cを配置し、ハーフスリッター50Cで厚さ方向に所定のギャップを設けて上枚の一部を構成するスリット片5を切断する。次いでハーフスリッター50Cよりも送り方向先へ距離を開け、かつ原型用紙10よりも上方に浮かせた所定位置に、スリット片5に下部当接する回転式のガイドローラー50Gを配置し、このガイドローラー50Gにスリット片5をまきつけることで、送り方向に対して上方へ所定の第一排出角度51θをつけて一次方向変換しながらこの方向に引っ張り力を加える。その後、ガイドローラーよりも前方に配置した排出ダクト50Bによって、スリット片5を送り方向に対して下方へ所定の第二排出角度52θをつけて二次方向変換した排出方向として吸引する。
このとき、ガイドローラー50Gによって、スリット片5に対して送り方向前方から第一排出角度51θだけ上方に傾いた引っ張り方向へ引っ張り力を加え、この方向に送り方向が一次変換される。またその後、ガイドローラー50Gにまきついて再び第二排出角度52θだけ送り方向が二次変換される。第一排出角度51θは45度以下、さらにいえば15〜30度の範囲内にあることが好ましい。また第二排出角度は52θは45度以上、さらにいえば90〜135度の範囲内にあることが好ましい。
このようにスリット片の送り方向を2段階で変換させることで引っ張り部分に適度な遊び部分が生じ、過度の吸引あるいは過度の引っ張り力によるスリット片の切断を防ぐことができる。またハーフスリッター50Cからガイドローラー50Gまでを第一排出角度51θだけ上方傾斜させた引っ張り方向でスリット片5を引っ張ることで、ハーフスリッター50Cによる上枚だけのハーフスリットを安定させ、下の用紙までスリットされてしまう、あるいは必要枚数が完全にスリットされずに原型用紙10側へのこってしまうといったスリット不良を抑制することができる。
(コンピュータプリンタへの適用)
業務処理に使用されるコンピュータプリンタは、連続用紙を用い約A3サイズ(420mm)の用紙への出力を想定したものが主流である。一方、第一種郵便の幅は、90mm〜120mmであり、これを105mmとするとこれは、A3の長手幅の1/4である。つまり、第一種郵便サイズ4葉を横に連接した幅は約A3であり、これはコンピュータプリンタの印字用紙幅を有効に使用する幅と一致する。このコンピュータプリンタにより情報を付与された幅約A3の連続用紙を当発明を実現する圧着加工装置にて処理することによりそのまま郵便等として送達できる冊子が製造される。つまり、個人情報等の慎重な取扱いを要する情報を複数葉の用紙に別々にコンピュータプリンタにて出力したものをマッチングするという面倒でかつミスの発生しやすい方法を取らずに(積層はがきと同様に)低コストに高速に担持情報量の多い冊子状送達物の製造を実現できる。
また、得られる4葉の冊子状送達物は、圧着はがき同様、まったく鋏等で切り取ったりせずに階段状の指掛りから簡単に開封し担持情報を取得しうる。
その他本発明の擬似接着封緘物の製造方法ないしこれによる擬似接着封緘物は上述した実施例に限定されること無く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の要素変更、要素抽出、組み合わせ、組み換え、形態の変更を行なうことが可能である。
開封状態にある本発明の実施例1の擬似接着封緘物を示す斜視説明図。 封緘状態にある実施例1の擬似接着封緘物の断面構造説明図。 実施例1の擬似接着封緘物の折り重ね方法およびスリット部を示す説明図。 実施例1の擬似接着封緘物の製造方法における各製造工程を示す斜視説明図。 封緘状態にある本発明の実施例2の擬似接着封緘物を示す正面視説明図。 実施例2の擬似接着封緘物の製造方法における一連の流れ工程を示す正面視説明図。 開封状態にある本発明の実施例3の擬似接着封緘物を示す斜視説明図。 封緘状態にある実施例3の擬似接着封緘物の断面構造説明図。 実施例3の擬似接着封緘物の折り重ね方法およびスリット部を示す説明図。 実施例3の擬似接着封緘物の製造方法における各製造工程を示す斜視説明図。 各実施例のフルスリット工程およびハーフスリット工程を示す側面視説明図。
符号の説明
a のど辺
b1〜b4 小口辺
c1〜c4 天地辺
f 折り辺
10 原型用紙
11 第一葉
12 第二葉
13 第三葉
14 第四葉
2 擬似接着剤
20 擬似接着剤ローラー
21A 擬似接着領域
N2A 非塗布領域
3 強接着剤
30 強接着剤ノズル
4 フルスリット片
40C スリット刃
5 ハーフスリット片
50C スリット刃
50G ガイドローラー
50B 吸引ダクト
C0 カッティング刃
P0 加圧プレス
P1 部分加圧プレス
Pt 部分加圧部
Θ1〜Θ3 ずらし幅

Claims (7)

  1. 最上葉から順に頁幅が長くなるように頁構成された複数枚の用紙が、それぞれの一端辺をのど辺として揃えて纏められると共に、隣接頁同士が剥離可能な疑似接着によって封緘され、各頁ののど辺に対向する小口辺が階段状となって順に露出する擬似接着封緘物の製造方法であって、
    擬似接着封緘物を構成する全頁を横方向に連ねて一封緘単位を形成すると共に、複数の封緘単位を縦方向に連ねた大判の原型用紙において、所定頁および所定方向の印刷を施す印刷工程と、
    印刷工程を経た原型用紙の紙面上の所定の擬似接着領域に、剥離可能な接着力を発現する擬似接着剤を塗布する擬似接着剤塗布工程と、
    擬似接着剤塗布工程を経た原型用紙を、複数の折り辺にて横方向へ複数回折り重ねることで全ての構成頁を重合する折り重ね工程と、
    折り重ね工程を経た原型用紙において、最裏紙の小口辺より先側にある全ての用紙を切除するフルスリット工程、及び、少なくとも最下枚又はこれに重なる1枚以上の用紙を残して表側にある一部の用紙のみを切断し除去するハーフスリット工程と、
    フルスリット工程およびハーフスリット工程を経た原型用紙を封緘単位毎に横方向に切断するカッティング工程とを具備してなることを特徴とする擬似接着封緘物の製造方法。
  2. 折り重ね工程が、各構成頁の小口辺以遠にある折り辺を全て同一方向に巻き折りすることで、原型用紙の一側端を表紙の小口辺として巻き折り後の最上枚に配すると共に、原型用紙の他側端を中紙の小口辺として巻き折り後の最表紙と最裏紙の各小口辺間に配するものであり、
    フルスリット工程によって最裏紙の小口辺を形成し、1回以上のハーフスリット工程によって、1又は複数枚の中紙の小口辺を形成するものである
    請求項1記載の擬似接着封緘物の製造方法。
  3. 折り重ね工程が、各構成頁の小口辺以遠にある折り辺による二つ折りを繰り返すことで、原型用紙の一側端と他側端を、構成頁中の一組の隣接頁の小口辺として、巻き折り後の重なり合う2枚にそれぞれ配するものであり、
    フルスリット工程によって最裏紙の小口辺を形成し、1回以上のハーフスリット工程によって、1又は複数枚の小口辺を形成するものである
    請求項1記載の擬似接着封緘物の製造方法。
  4. 擬似接着剤塗布工程が、感圧式の擬似接着剤を塗布するものであって、
    カッティング工程の後に、擬似接着力が発現しうる圧力で擬似接着封緘物をプレスするプレス工程を具備する請求項1、2または3のいずれか記載の擬似接着封緘物の製造方法。
  5. 折り重ね工程が、複数の折り重ねステップを有し、擬似接着封緘物を構成する各頁を、のど辺の位置に揃えて折り重ねするものであり、
    擬似接着剤塗布工程の後であって折り重ね工程の前、或いは、折り重ね工程の複数の折り重ねステップ間ののど辺の重ねあわせ前に、のど辺に沿う強接着領域へ、擬似接着剤よりも接着力の強い強接着剤を塗布する強接着剤塗布工程を具備してなり、
    擬似接着封緘物を開封したときに、のど辺が強接着領域で綴られた冊子となる請求項1、2、3または4のいずれか記載の擬似接着封緘物の製造方法。
  6. ハーフスリット工程において、上方からのスリット刃によって一部の重合用紙からなるハーフスリット片を切断した後、ハーフスリット刃よりも用紙送り方向前方にて回転式のガイドローラーによってハーフスリット片を巻きつけ、巻きつけたハーフスリット片に、スリット刃とガイドローラーとの間で所定の引張り方向で引張力を加えながら、ガイドローラー近傍に設けた吸引ダクトによってハーフスリット片を前記引張り向と異なる吸引方向へ吸引して取り除く請求項1、2、3、4または5のいずれか記載の擬似接着封緘物の製造方法。
  7. 印刷工程に用いる原型用紙が、予め疑似接着剤が概略全面に塗布された先糊圧着紙である請求項1、2、3、4、5または6のいずれか記載の擬似接着封緘物の製造方法。
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