JP2010003090A - 通信制御装置およびメッセージ生成方法 - Google Patents

通信制御装置およびメッセージ生成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010003090A
JP2010003090A JP2008160999A JP2008160999A JP2010003090A JP 2010003090 A JP2010003090 A JP 2010003090A JP 2008160999 A JP2008160999 A JP 2008160999A JP 2008160999 A JP2008160999 A JP 2008160999A JP 2010003090 A JP2010003090 A JP 2010003090A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
character string
message
setting
string
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008160999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4937968B2 (ja
Inventor
Shigeyuki Horii
重之 堀井
Koji Horie
広司 堀江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Telecom Networks Ltd
Original Assignee
Fujitsu Telecom Networks Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Telecom Networks Ltd filed Critical Fujitsu Telecom Networks Ltd
Priority to JP2008160999A priority Critical patent/JP4937968B2/ja
Publication of JP2010003090A publication Critical patent/JP2010003090A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4937968B2 publication Critical patent/JP4937968B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Computer And Data Communications (AREA)

Abstract

【課題】記憶すべきデータ量を抑制しつつ、多種多様なメッセージの生成を実現する。
【解決手段】メッセージテーブル22は、ユーザ端末10に通知すべきメッセージに含まれる複数の要素それぞれについて、各要素で設定可能な文字列である要素文字列と、要素文字列を識別するための文字列IDとを対応づけて格納する。データ処理部26は、ユーザ端末10から送信された設定データにしたがって所定のデータ処理を実行し、その結果を示すデータとして、複数の要素それぞれについての文字列IDを含むID列を出力する。メッセージ生成部32は、メッセージテーブルを参照して、ID列にしたがってメッセージを生成し、送信部34はメッセージをユーザ端末10に対して送信する。
【選択図】図2

Description

この発明は、データ処理技術に関し、特に、ユーザに通知すべきメッセージの生成方法と、その生成方法を使用して、通信制御内容の設定の結果を示すメッセージを生成する通信制御装置とに関する。
外部端末から送信されたデータにしたがってデータ処理を実行するデータ処理装置は、そのデータ処理の結果を示すメッセージを外部端末に送信することがある。以下の特許文献1では、エラーコードをキーとしてデータベースからエラーメッセージを取得することで、プログラム量の削減を実現するエラー処理方法が提案されている。
特開平04−042333号公報
通信制御装置における通信制御内容の設定においては、通常、IPアドレスやサブネットマスク等、多種多様な設定項目が存在する。したがって、その設定のために外部端末から送信される設定データは多種多様であり、その設定データにしたがった処理結果として外部端末に通知すべきメッセージもまた多種多様である。メッセージの識別情報とメッセージとを直接対応づけてデータベースに格納しておく場合、記憶すべきデータ量が膨大になることがあった。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、記憶すべきデータ量を抑制しつつ、多種多様なメッセージの生成を実現する技術を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の通信制御装置は、外部端末に通知すべきメッセージに含まれる複数の要素それぞれについて、各要素で設定可能な文字列である要素文字列と、要素文字列を識別するための文字列IDとを対応づけて格納したメッセージテーブルと、通信制御の内容を設定するための設定データを外部端末から受信する受信部と、受信された設定データにしたがって所定のデータ処理を実行し、当該データ処理の結果を示すデータとして、複数の要素それぞれについての文字列IDを含むID列を出力するデータ処理部と、出力されたID列の各文字列IDにしたがって、メッセージテーブルにおいて対応づけられた要素文字列をそれぞれ特定し、各要素文字列を含むメッセージを生成するメッセージ生成部と、生成されたメッセージを外部端末に送信する送信部と、を備える。
この態様における「外部端末に通知すべきメッセージ」とは、外部端末から受信された設定データによるデータ処理について、その結果を示すデータであり、プレーンテキストのデータでもよく、特定のファイル形式のデータでもよい。また、「メッセージに含まれる複数の要素」とは、メッセージを構成する複数の文字列を意味し、メッセージに存在する複数のフレーズ、文節、または単語でもよい。また、通信制御内容の設定結果を示すメッセージにおいて、通常用いられるフレーズ等の単位を要素としてもよい。
この態様によると、外部端末に通知すべきメッセージそのものを識別するためのIDではなく、複数の文字列IDを含むID列が一旦出力され、そのID列にしたがってメッセージが生成される。これにより、多種多様なメッセージを生成する場合でも、記憶されるべきデータ量は、要素文字列と文字列IDとを対応づけたデータ量程度となり、データ量の増大が抑制される。言い換えれば、多種多様なメッセージそのもの、すなわち要素文字列が様々に組み合わされた文字列を記憶する必要はないため、記憶領域の占有量を抑制できる。
データ処理部は、複数の要素それぞれについての文字列IDが所定の自然言語の文法にしたがった順序で設定されたID列を出力し、メッセージ生成部は、ID列における文字列IDの設定順序にしたがって、各要素文字列を組み合わせてメッセージを生成してもよい。
この態様における「自然言語の文法にしたがった順序」とは、所定の自然言語で通常用いられる要素の順序を示す。例えば日本語の場合、「体言+助詞+用言」の順序でもよく、「体言+助詞+体言+助詞+用言+助動詞」の順序でもよい。また例えば英語の場合、「S+V+C」の順序でもよい。また、通信制御内容の設定結果を示すメッセージにおいて、通常用いられる要素の順序でもよい。
この態様によると、複数の文字列IDのそれぞれにしたがって特定された要素文字列を、ID列における文字列IDの設定順序にしたがって組み合わせることで、外部端末側のユーザにとって理解しやすいメッセージを生成できる。言い換えれば、メッセージ生成部は、通信制御装置の制御内容を設定するユーザにとって理解しやすいメッセージを簡易な処理で生成できる。
メッセージを構成する複数の要素には、設定データで指定された設定項目と、その設定項目に関する属性であって、データ処理の成否に関係する設定項目属性と、データ処理の成否を示すための設定項目属性の状態とが少なくとも含まれる。
この態様における「設定項目」とは、通信制御装置の制御内容を設定するために指定されたデータであり、例えば、「IPアドレス」や「サブネットマスク」でもよい。「設定項目属性」は、データ処理の成否を決定する要因となったデータであり、例えば、「設定範囲」、「フォーマット」、および「入力文字」でもよい。「設定項目の属性の状態」は、例えば、「成功」、「失敗」、および「不正」でもよい。
この態様によると、通信制御装置の制御内容を設定するユーザにとって必要な情報をそのユーザに通知できる。すなわち、通信制御装置におけるデータ処理の成否と、そのデータ処理にてエラーが発生した場合には、そのエラーの要因となった設定項目属性およびエラー内容を不足無く通知できる。
データ処理部は、受信された設定データについて、その形式が正常か否かを一元的に判定するデータ検証部と、正常な形式の設定データにしたがって、通信制御の内容を設定する複数の制御設定部と、を有してもよい。データ検証部は、正常な形式の設定データについて、当該設定データを処理すべき制御設定部に送出し、異常な形式の設定データについて、その異常を示すID列を出力し、複数の制御設定部のそれぞれは、通信制御の内容の設定において異常を検出した設定データについて、その異常を示すID列を出力してもよい。
この態様における「複数の制御設定部」は、通信制御内容のカテゴリごとに設けられてもよい。例えば、ルーティングテーブルを設定する第1の制御設定部、パケット伝送におけるプライオリティを設定する第2の制御設定部、パケット伝送における帯域制限を設定する第3の制御設定部、自装置のIPアドレス等、自装置のネットワーク環境を設定する第4の制御設定部などを含んでもよい。
この態様によると、設定データが正常な形式か否かの検証がデータ検証部において一元的に実行される。これにより、制御設定部は、正常な形式の設定データに対して処理を実行すればよいため、例えば例外処理のプログラムコードが削減されてコード量が削減される等、開発が効率化される。また、設定データの検証機能が一元的に提供されることで、設定データの形式異常を示すID列の構成を統一しやすくなる。これにより、ID列に基づいて生成されるメッセージの構成も統一されやすくなるため、そのメッセージを参照するユーザの利便性を向上できる。特に、設定データの形式異常には様々な種類が存在するため、メッセージの構成が統一されることによりユーザの利便性は大きく向上する。すなわち、この態様は本発明の好適な態様である。
本発明の別の態様は、メッセージ生成方法である。この方法は、複数の要素で分節されるメッセージを生成する方法であって、生成すべきメッセージそのものを識別するためのIDではなく、当該メッセージの各要素で設定可能な文字列である要素文字列を識別するための文字列IDを含むID列を出力するステップと、複数の要素それぞれについての要素文字列と文字列IDとが対応づけられたテーブルを参照して、ID列の各文字列IDが対応づけられている要素文字列をそれぞれ特定し、各要素文字列を含むメッセージを生成するステップと、を備える。
この態様によると、多種多様なメッセージを生成する場合でも、記憶されるべきデータ量は、要素文字列と文字列IDとを対応づけたデータ量程度となり、データ量の増大が抑制される。言い換えれば、多種多様なメッセージそのもの、すなわち要素文字列が様々に組み合わされた文字列を記憶する必要はないため、記憶領域の占有量を抑制できる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を装置、方法、システム、プログラム、プログラムを格納した記録媒体などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、多種多様なメッセージを生成する必要があっても、記憶されるべきデータ量の増大を抑制しやすくなる。
図1は、本発明の実施の形態である通信制御システムの構成を示す。通信制御システム100は、ユーザ端末10と通信制御装置20とを備える。ユーザ端末10と通信制御装置20とは、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等、公知の通信網を介して接続される。
通信制御装置20は、コンピュータネットワークの通信制御を実行する装置である。通信制御装置20は、例えば、ルータ、レイヤ2スイッチ、レイヤ3スイッチでもよい。また、CWDM(coarse wavelength division multiplexing 低密度波長分割多重)装置でもよく、WWDM(wide pass band wavelength division multiplexing 高通過帯域波長分割多重)装置でもよい。また、通信制御はハードウェアで実行されてもよく、ソフトウェアで実行されてもよい。本実施の形態における通信制御は公知技術であるため、以下、その詳細な説明は省略する。
ユーザ端末10は、通信制御装置20の通信制御内容を設定するユーザにより操作される端末である。ユーザ端末10は、通信制御装置20の制御に特化した専用端末でもよく、一般的なPC端末でもよい。ユーザ端末10には、通信制御装置20の通信制御内容を設定するための専用のアプリケーションがインストールされてもよく、そのアプリケーションにより通信制御装置20との通信が実行されて、通信制御装置20の通信制御内容をユーザが設定してもよい。また、通信制御装置20がウェブサーバ機能を有する場合には、ユーザ端末10にインストールされたウェブブラウザとの間でHTTP(HyperText Transfer Protocol)通信が実行されて、通信制御装置20の通信制御内容をユーザが設定してもよい。
通信制御システム100においては、通信制御装置20の通信制御内容を設定するためのデータ(以下、適宜「設定データ」ともいう)がユーザ端末10から通信制御装置20に送信される。通信制御装置20は、その設定データにしたがって、通信制御内容の設定処理を実行し、その設定処理の結果を示すデータ(以下、適宜「メッセージ」ともいう)をユーザ端末10に送信する。ユーザ端末10は、そのメッセージを表示装置に表示させてユーザに報知する。ユーザは、報知されたメッセージにより、通信制御内容の設定の成否、および、設定エラーの原因を把握する。
図2は、図1の通信制御装置20の機能構成を示すブロック図である。通信制御装置20は、メッセージテーブル22と、受信部24と、データ処理部26と、メッセージ生成部32と、送信部34とを備える。
本明細書のブロック図において示される各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPUをはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところであり、これらのいずれかに限定されるものではない。
メッセージテーブル22は、所定の記憶装置におけるデータ記憶領域である。メッセージテーブル22には、ユーザ端末に通知すべきメッセージに含まれる複数の要素それぞれについて、各要素を識別するための要素IDと、各要素で設定可能な文字列である要素文字列と、要素文字列を識別するための文字列IDとが対応づけて格納される。
図3(a)および図3(b)は、図2のメッセージテーブル22のデータ構造を示す。同図の要素ID欄40、文字列ID欄42、および要素文字列欄44には、要素ID、要素文字列、および文字列IDがそれぞれ格納される。「要素ID=1」の要素文字列は、IPアドレス等、設定データで指定された「設定項目」である。また、「要素ID=3」の要素文字列は、設定項目に関する属性であり、通信制御装置20におけるデータ処理の成否を決定する要因となる「設定項目属性」である。また、「要素ID=5」の要素文字列は、データ処理の成否を示すための設定項目属性の状態(以下、適宜「属性状態」ともいう)である。「要素ID=6」の要素文字列は、属性状態と結合してデータ処理の成否を示し、メッセージを完結させるための文字列である。「要素ID=2」および「要素ID4」の要素文字列は、設定項目および設定項目属性と、設定項目属性および属性状態とをそれぞれ接続させるための文字列である。「要素ID=1」から「要素ID=6」までの要素文字列を要素IDの昇順に適宜結合させることで、日本語の文法にしたがったメッセージ、ここでは特に通信制御内容の設定結果を示すメッセージとなるように、メッセージテーブル22は構成される。図2に戻る。
受信部24は、ユーザ端末10から送信された設定データを受信してデータ処理部26に送出し、その設定データに対する所定のデータ処理をデータ処理部26に実行させる。送信部34は、メッセージ生成部32において生成されたメッセージをユーザ端末10に対して送信する。
データ処理部26は、設定データにしたがって、通信制御内容を設定する。データ処理部26は、データ検証部28と、制御設定部30で総称される第1の制御設定部30a、第2の制御設定部30b、第3の制御設定部30cとを有する。後述するように、制御設定部30のそれぞれは、通信制御内容のカテゴリのそれぞれに対応している。すなわち、データ処理部26は、通信制御内容を設定する機能ブロックを、通信制御内容のカテゴリごとに有する。
データ検証部28は、設定データにより設定される通信制御内容のカテゴリによらず、設定データの形式が正常か否かを一元的に判定する。例えば、IPアドレスの形式が正しいか否か、サブネットマスクの設定範囲が正しいか否か、装置名の入力文字が許容される文字か否か等を判定する。
データ検証部28は、形式が正常な設定データを、その設定データにより設定される通信制御内容のカテゴリに応じて、第1の制御設定部30a、第2の制御設定部30b、第3の制御設定部30cのいずれかに送信する。
一方で、データ検証部28は、設定データにおける形式の異常を検出すると、図3(a)および図3(b)で示した文字列IDが組み合わされたID列を出力し、メッセージ生成部32に対して送出する。ここでは、要素IDごとに1つの文字列IDが選択され、要素IDの昇順で組み合わされて、形式の異常を示すID列が出力される。例えば、IPアドレスの設定範囲が不正である場合には、「要素ID=1」の文字列IDは「1」、「要素ID=2」の文字列IDは「1」、「要素ID=3」の文字列IDは「2」、「要素ID=4」の文字列IDは「1」、「要素ID=5」の文字列IDは「2」、「要素ID=6」の文字列IDは「2」が選択され、最終的に「112122」のID列が出力される。このようなデータ処理部26の機能を実現するために、IPアドレスの設定範囲の不正を検出した際にはID列「112122」を出力するように、開発者がデータ処理部26のプログラムコードを設定してよい。
第1の制御設定部30a、第2の制御設定部30b、および第3の制御設定部30cは、設定データにしたがって、ルーティングテーブル、パケット伝送のプライオリティ、パケット伝送の帯域制限の設定をそれぞれ実行する。以下説明する機能は、第1の制御設定部30a、第2の制御設定部30b、および第3の制御設定部30cのいずれにも共通するため、総称である「制御設定部30」を用いて説明する。
制御設定部30は、設定データにしたがって通信制御内容を設定すると、その結果を示すID列を、上述したデータ処理部26と同様に出力して、メッセージ生成部32に対して送出する。制御設定部30は、通信制御内容の設定に成功すると、その成功を示すID列、例えば「111111」を出力する。一方で通信制御内容の設定に失敗すると、その失敗を示すID列、例えば「111131」を出力する。
メッセージ生成部32は、データ処理部26、すなわちデータ検証部28または制御設定部30からID列を受け付けると、メッセージテーブル22を参照して、ID列に含まれる文字列IDそれぞれの要素文字列を特定する。具体的にここでは、ID列に含まれる文字列IDの順序は要素IDの昇順であるため、メッセージ生成部32は、ID列における1番目の文字列ID(以下、適宜「第1文字列ID」ともいう)を「要素ID=1」の文字列IDとして特定する。次に、メッセージテーブル22における「要素ID=1」の要素文字列のうち第1文字列IDと対応づけられている要素文字列を特定する。ID列における2番目の文字列ID(以下、適宜「第2文字列ID」ともいう)以降についても同様に要素文字列をそれぞれ特定する。
メッセージ生成部32は、ID列に含まれる文字列IDの順序にしたがって、要素文字列を組み合わせてメッセージを生成する。すなわち、第1文字列IDにしたがって特定した要素文字列と、第2文字列IDにしたがって特定した要素文字列と、・・・をこの順序で組み合わせてメッセージとする。
図4は、ID列とメッセージとの対応を示す。同図のID列欄50は、データ検証部28または制御設定部30において出力されるID列を示している。メッセージ欄52は、ID列欄50の各ID列にしたがってメッセージ生成部32において生成されるメッセージを示している。例えば、メッセージ生成部32は、データ検証部28から出力されたID列「112122」を受け付けると、それぞれの文字列IDの要素文字列「IPアドレス」、「の」、「設定」、「が」、「成功」、「しました。」を特定する。メッセージ生成部32は、この要素文字列をID列における文字列IDの順序にしたがって組み合わせて、メッセージ「IPアドレスの設定が成功しました。」を生成する。
以上の構成による動作を以下説明する。
図5は、図1の通信制御装置20の動作を示すフローチャートである。受信部24は、ユーザ端末10から送信された設定データを受信する(S10)。データ検証部28は、その設定データの形式を検証する。設定データの形式が異常であるとき(S12のN)、データ検証部28は、設定データにおける形式の異常を示すID列を出力する(S20)。設定データの形式が正常であるとき(S12のY)、制御設定部30はその設定データにしたがって通信制御内容を設定する。その設定が成功したとき(S14のY)、制御設定部30は設定の成功を示すID列を出力する(S16)。その設定が失敗したとき(S14のN)、制御設定部30は設定の失敗を示すID列を出力する(S18)。メッセージ生成部32は、メッセージテーブル22を参照し、データ検証部28または制御設定部30から出力されたID列にしたがってメッセージを生成する(S22)。送信部34は、メッセージ生成部32において生成されたメッセージをユーザ端末10に対して送信する(S24)。
本実施の形態の通信制御装置20によれば、メッセージテーブル22において要素文字列が一元管理されているため、ユーザ端末10に通知するメッセージの形式を統一できる。また、多種多様なメッセージそのものを記憶しないため記憶領域の占有量を抑制できる一方で、文字列IDが組み合わされてID列に基づいて、多種多様なメッセージの生成を実現できる。また、メッセージ数が増加しても、記憶すべきデータ量の増大を抑制できる。
ここで、メッセージそのものを識別するIDとメッセージとが直接対応づけられた通信制御装置(以下、適宜「従来通信制御装置」ともいう)と、本実施の形態の通信制御装置20とにおける記憶領域の占有量を以下考察する。ここでは、「要素ID=1」の要素文字列を10種類とし、各要素文字列長を10バイトとする。また、「要素ID=2」の要素文字列を5種類とし、各要素文字列長を2バイトとする。また、「要素ID=3」の要素文字列を10種類とし、各要素文字列長を10バイトとする。また、「要素ID=4」の要素文字列を5種類とし、各要素文字列長を2バイトとする。また、「要素ID=5」の要素文字列を10種類とし、各要素文字列長を10バイトとする。また、「要素ID=6」の要素文字列を5種類とし、各要素文字列長を6バイトとする。この場合、メッセージの文字列長は40バイトとなる。
メッセージは、各要素IDの各要素文字列の組み合わせであるため、最大12万5千種類となる。メッセージの文字列長は40バイトであり、そのIDを各要素ID分の6バイトとすると、従来通信制御装置における記憶領域の占有量は約5.7MBとなる。一方で本実施の形態の通信制御装置20では各要素文字列を組み合わせる必要がないため、IDを2バイトと考慮すると、「要素ID=1」については10種類×12バイトとなる。以下同様に各要素IDについての必要量を算出して合算すると、記憶領域の占有量は約440バイトとなり大幅に削減される。特に、通信制御装置のように高速な処理が必要とされる装置の場合、これらの情報はメモリに展開されることが多いが、搭載できるメモリ量には制限があるため、記憶領域の占有量を抑制できるメリットは大きい。また必要なメモリ量が低減されることで、通信制御装置のコストも低減できる。
また、本実施の形態の通信制御装置20は、従来通信制御装置と比較して、生成するメッセージのメンテナンスが容易になる。例えば、「要素ID=1」の要素文字列である「プライオリティ」を「優先度」に変更することを考える。この場合、通信制御装置20は、「要素ID=1」「文字列ID=5」における要素文字列の1箇所を変更すればよい。一方で、従来の通信制御装置は、他の要素IDにおける要素文字列との組み合わせ分、上述の例では最大1万2千5百箇所を修正する必要がある。このように、通信制御装置20よれば、管理者の負担を軽減し、メンテナンス作業のミスを低減できる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、実施の形態および変形例において示された各機能ブロックの単体もしくはそれらの連携によって実現されることも当業者には理解されるところである。
第1の変形例を説明する。上述した実施の形態における文字列IDは1桁であったが、より多くの桁数であってもよいのはもちろんである。これにより、要素文字列を多様化でき、その結果、メッセージをより多様化できる。例えば、特定の要素IDについて、その文字列IDを2桁とすることで、その要素IDにおける要素文字列数を最大100個にできる。メッセージ生成部32は、その要素IDについては、ID列から2桁の文字列IDを取得して、メッセージテーブル22において対応づけられた要素文字列を特定する。
第2の変形例を説明する。データ処理部26が出力するID列は、固定された順序ではなく、動的に設定されてもよい。この場合、ID列の各文字列IDについて、それぞれの要素IDを示す順序情報が付加されてもよい。メッセージ生成部32は、ID列の先頭の文字列IDを取得すると、固定的に「要素ID=1」と特定するのではなく、順序情報にしたがって要素IDを特定する。例えば、ID列「11223122」に対し、順序情報「12343456」が付加されているとする。メッセージ生成部32は、ID列における5番目の文字列IDについて、その要素IDは「3」であると特定して、要素文字列「フォーマット」を特定する。最終的に生成されるメッセージは、「IPアドレスの設定範囲とフォーマットが不正です。」となる。このように、本変形例によれば、複数の要素IDを柔軟に組み合わせることができ、より多種多様なメッセージを生成できる。
上述した第1および第2の変形例を組み合わせてもよい。第1の変形例により要素文字列自身を多様化でき、第2の変形例により要素文字列の組み合わせを多様化できるため、これが組み合わせられることで、さらに多種多様なメッセージを生成できる。
本発明の実施の形態である通信制御システムの構成を示す図である。 図1の通信制御装置の機能構成を示すブロック図である。 図2のメッセージテーブルのデータ構造を示す図である。 図2のメッセージテーブルのデータ構造を示す図である。 ID列とメッセージとの対応を示す図である。 図1の通信制御装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 ユーザ端末、 20 通信制御装置、 22 メッセージテーブル、 24 受信部、 26 データ処理部、 28 データ検証部、 30 制御設定部、 30a 第1の制御設定部、 30b 第2の制御設定部、 30c 第3の制御設定部、 32 メッセージ生成部、 34 送信部、 40 要素ID欄、 42 文字列ID欄、 44 要素文字列欄、 50 ID列欄、 52 メッセージ欄、 100 通信制御システム。

Claims (5)

  1. 外部端末に通知すべきメッセージに含まれる複数の要素それぞれについて、各要素で設定可能な文字列である要素文字列と、要素文字列を識別するための文字列IDとを対応づけて格納したメッセージテーブルと、
    通信制御の内容を設定するための設定データを外部端末から受信する受信部と、
    受信された設定データにしたがって所定のデータ処理を実行し、当該データ処理の結果を示すデータとして、前記複数の要素それぞれについての文字列IDを含むID列を出力するデータ処理部と、
    出力されたID列の各文字列IDにしたがって、前記メッセージテーブルにおいて対応づけられた要素文字列をそれぞれ特定し、各要素文字列を含むメッセージを生成するメッセージ生成部と、
    生成されたメッセージを外部端末に送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする通信制御装置。
  2. 前記データ処理部は、前記複数の要素それぞれについての文字列IDが所定の自然言語の文法にしたがった順序で設定されたID列を出力し、
    前記メッセージ生成部は、ID列における文字列IDの設定順序にしたがって、各要素文字列を組み合わせてメッセージを生成することを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 前記メッセージを構成する複数の要素には、前記設定データで指定された設定項目と、その設定項目に関する属性であって、前記データ処理の成否に関係する設定項目属性と、前記データ処理の成否を示すための設定項目属性の状態とが少なくとも含まれることを特徴とする請求項1または2に記載の通信制御装置。
  4. 前記データ処理部は、
    受信された設定データについて、その形式が正常か否かを一元的に判定するデータ検証部と、
    正常な形式の設定データにしたがって、通信制御の内容を設定する複数の制御設定部と、
    を有し、
    前記データ検証部は、正常な形式の設定データについて、当該設定データを処理すべき制御設定部に送出し、異常な形式の設定データについて、その異常を示すID列を出力し、
    前記複数の制御設定部のそれぞれは、通信制御の内容の設定において異常を検出した設定データについて、その異常を示すID列を出力することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の通信制御装置。
  5. 複数の要素で分節されるメッセージを生成する方法であって、
    生成すべきメッセージそのものを識別するためのIDではなく、当該メッセージの各要素で設定可能な文字列である要素文字列を識別するための文字列IDを含むID列を出力するステップと、
    前記複数の要素それぞれについての要素文字列と文字列IDとが対応づけられたテーブルを参照して、前記ID列の各文字列IDが対応づけられている要素文字列をそれぞれ特定し、各要素文字列を含むメッセージを生成するステップと、
    を備えることを特徴とするメッセージ生成方法。
JP2008160999A 2008-06-19 2008-06-19 通信制御装置およびメッセージ生成方法 Expired - Fee Related JP4937968B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008160999A JP4937968B2 (ja) 2008-06-19 2008-06-19 通信制御装置およびメッセージ生成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008160999A JP4937968B2 (ja) 2008-06-19 2008-06-19 通信制御装置およびメッセージ生成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010003090A true JP2010003090A (ja) 2010-01-07
JP4937968B2 JP4937968B2 (ja) 2012-05-23

Family

ID=41584763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008160999A Expired - Fee Related JP4937968B2 (ja) 2008-06-19 2008-06-19 通信制御装置およびメッセージ生成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4937968B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0442333A (ja) * 1990-06-07 1992-02-12 Mitsubishi Electric Corp エラー処理方法
JP2000216854A (ja) * 1998-11-27 2000-08-04 Alcatel 通信システム用のコンフィグレ―ションデ―タを検証するための、方法、検証モジュ―ル、サ―バ、制御モジュ―ル、および記憶手段
JP2002215484A (ja) * 2001-01-17 2002-08-02 Canon Inc データ転送処理装置、デバイス装置、ネットワークシステム、データ転送方法及び記憶媒体
JP2002281053A (ja) * 2001-03-16 2002-09-27 Toshiba Corp 通信ネットワークシステム
JP2002290595A (ja) * 2001-03-23 2002-10-04 Ricoh Co Ltd 機器監視装置
JP2005122504A (ja) * 2003-10-17 2005-05-12 Hitachi Software Eng Co Ltd Webアプリケーション開発支援装置及び開発支援方法
JP2005197826A (ja) * 2003-12-26 2005-07-21 Fujitsu Ltd ネットワーク上の複数ノードの一元管理装置
JP2005539294A (ja) * 2002-08-16 2005-12-22 ドイチェ ポスト アーゲー 物流システムの利用者への通知の伝達のための方法とそのシステム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0442333A (ja) * 1990-06-07 1992-02-12 Mitsubishi Electric Corp エラー処理方法
JP2000216854A (ja) * 1998-11-27 2000-08-04 Alcatel 通信システム用のコンフィグレ―ションデ―タを検証するための、方法、検証モジュ―ル、サ―バ、制御モジュ―ル、および記憶手段
JP2002215484A (ja) * 2001-01-17 2002-08-02 Canon Inc データ転送処理装置、デバイス装置、ネットワークシステム、データ転送方法及び記憶媒体
JP2002281053A (ja) * 2001-03-16 2002-09-27 Toshiba Corp 通信ネットワークシステム
JP2002290595A (ja) * 2001-03-23 2002-10-04 Ricoh Co Ltd 機器監視装置
JP2005539294A (ja) * 2002-08-16 2005-12-22 ドイチェ ポスト アーゲー 物流システムの利用者への通知の伝達のための方法とそのシステム
JP2005122504A (ja) * 2003-10-17 2005-05-12 Hitachi Software Eng Co Ltd Webアプリケーション開発支援装置及び開発支援方法
JP2005197826A (ja) * 2003-12-26 2005-07-21 Fujitsu Ltd ネットワーク上の複数ノードの一元管理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4937968B2 (ja) 2012-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101341724B (zh) 用于传送消息的系统和方法
CN109660377B (zh) 统一配置管理方法、业务服务器及操作维护管理平台
JP2005063411A (ja) 印刷処理装置、画像処理装置、文書管理装置、印刷処理システム、印刷処理装置の制御方法、印刷処理装置の制御プログラム及び記録媒体
JP2008090790A (ja) Webシステム、通信制御装置、情報処理装置、通信制御方法及び通信制御プログラム
US9304729B2 (en) Client device, print device and non-transitory computer readable medium for realizing print of target image represented by target data
JP2005266916A (ja) サーバ差分管理システム及び情報処理装置の制御方法
JP2006246356A (ja) データ受信システム及びそのデータ出力方法、受信装置、並びに制御プログラム
JP2004173238A (ja) 自動デジタルドキュメント処理方法およびシステム
JPWO2002078385A1 (ja) 機器の設定更新システム
US10643219B2 (en) Non-transitory computer-readable medium for server capable of executing target service related to communication device
JP6270576B2 (ja) 情報処理装置、その制御方法、及びプログラム
JP5248145B2 (ja) 情報提供サーバ、プログラム、情報提供方法及び情報提供システム
US20120254895A1 (en) Information processing system, control method, and non-transitory computer readable medium storing program
JP4937968B2 (ja) 通信制御装置およびメッセージ生成方法
JP2009265718A (ja) ネットワーク管理情報の差分データのみを送信するネットワーク装置、サーバ、プログラム及び方法
US20060123107A1 (en) Web link management systems and methods
JP2007048213A (ja) 画像形成装置、管理装置、ネットワークシステム、画像形成装置の制御プログラム、及び管理装置の制御プログラム
JP2006244286A (ja) ログイン情報処理システム、ログイン情報処理方法、およびログイン情報処理プログラム
JP2005258782A (ja) 構造化文書処理装置、構造化文書処理方法、および構造化文書処理プログラム
JP2009104263A (ja) 電子マニュアルシステム
JP2005260571A (ja) 通信中継装置、通信中継方法、および通信中継プログラム
JP5038672B2 (ja) 機器の設定更新システム
JP2007295385A (ja) プレゼンスサーバ及び端末状態通知方法
US20100094941A1 (en) Information processing method, electronic mail processing method, information processing apparatus, electronic mail processing apparatus and computer readable medium
JP2011065236A (ja) サービス検索装置、サービス提供装置、サービス検索システム、およびサービス検索方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111004

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120222

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150302

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees