JP2007295385A

JP2007295385A - プレゼンスサーバ及び端末状態通知方法

Info

Publication number: JP2007295385A
Application number: JP2006122288A
Authority: JP
Inventors: Masayoshi Kimura; 匡良木村
Original assignee: Oki Electric Industry Co Ltd
Current assignee: Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date: 2006-04-26
Filing date: 2006-04-26
Publication date: 2007-11-08

Abstract

【課題】ＳＩＰ端末の機種に関わらず状態通知を可能とするプレゼンスサーバ及び端末状態通知方法を提供する。
【解決手段】端末状態変更通知を送信する送信元のＳＩＰ端末の端末状態変更通知に基づく状態が、送信先のＳＩＰ端末の機種で使用可能な複数の状態のうちのどの状態に適応するかを決定し、その決定された状態を送信先ＳＩＰ端末に通知するための状態情報変更通知を、送信先ＳＩＰ端末に適応するプレゼンスデータ書式の状態情報変更通知に変換してから送信先ＳＩＰ端末に送信する。
【選択図】図６

Description

本発明は、端末状態変更通知機能を有するＳＩＰ端末における、異機種間の端末状態変更通知を可能にするための技術に関する。

近年、端末の状態を通信相手に通知するプレゼンスサービスが登場している。プレゼンスサービスを用いたシステムは、端末状態変更通知機能を有するＳＩＰ端末とプレゼンスサーバとがネットワークを介して接続された構成となっており、プレゼンスサービスを利用することで、端末同士でお互いの現在の状態を知ることが可能となる（例えば、特許文献１参照）。この種の従来のプレゼンスシステムでは、ＳＩＰ端末同士が同じ機種の場合に端末状態変更通知が可能であった。なお、同じ機種とは、ＳＩＰ端末にインストールされているアプリケーションが同じであることを意味している。

特開２００５−３１８５０３号公報

このように、従来技術では、同じ機種同士に限り端末状態変更通知が可能であり、異機種間ではできないという問題があった。

このようなことから、ＳＩＰ端末の機種に関わらず状態通知を可能とするプレゼンスサーバ及び端末状態通知方法の開発が望まれていた。

本発明に係るプレゼンスサーバは、複数のＳＩＰ端末と通信網を介して接続され、ＳＩＰ端末間の状態情報の通信を仲介するプレゼンスサーバであって、通信部と、通信部を介してＳＩＰ端末から端末状態変更通知を受信すると、その送信元ＳＩＰ端末の機種種別と送信先ＳＩＰ端末の機種種別とを比較し、機種種別が異なる場合には、受信した端末状態変更通知を、送信先ＳＩＰ端末に適応するプレゼンスデータ書式の端末状態変更通知に変換して通信部から送信先ＳＩＰ端末に送信する制御部とを備え、制御部は、受信した端末状態変更通知に基づく送信元ＳＩＰ端末の状態が、送信先ＳＩＰ端末で通知可能な複数の状態のうちのどの状態に適応するかを決定し、その決定された状態を、送信先ＳＩＰ端末に適応したプレゼンスデータ書式の端末状態変更通知で送信先ＳＩＰ端末に通知することを特徴とするプレゼンスサーバ。

本発明においては、あるＳＩＰ端末から、機種種別が異なる別のＳＩＰ端末に端末状態変更を通知する場合に、送信元ＳＩＰ端末の状態が、送信先ＳＩＰ端末で通知可能な複数の状態のうちのどの状態に適応するかを決定し、その決定された状態を、送信先ＳＩＰ端末に適応するプレゼンスデータ書式の端末状態変更通知を以て送信先ＳＩＰ端末に通知する。

本発明によれば、機種種別が異なるＳＩＰ端末間での状態通知が可能となる。

図１は、本発明の一実施の形態のプレゼンスシステムの構成を示すブロック図である。
プレゼンスシステムは、ユーザが使用するＳＩＰ端末Ａ、ＳＩＰ端末Ｂ及びＳＩＰ端末の各ＳＩＰ端末とプレゼンスサーバ１０とが通信網（本例では例えばＩＰ電話網）２０を介して接続されている。各ＳＩＰ端末Ａ〜Ｃは、ＩＰ電話網２０において、プレゼンス情報データ書式−ＰＩＤＦ（Presence Information Data Format）を用いた端末状態変更通知機能を有する端末であり、ＳＩＰ端末ＡとＳＩＰ端末Ｂとは同じ機種であり、ＳＩＰ端末ＣはＳＩＰ端末Ａ及びＳＩＰ端末Ｂとは異なる機種である。ここで、同じ機種及び異なる機種とは、ＳＩＰ端末にインストールされているアプリケーションが同じか異なるかということを意味している。

プレゼンスサーバ１０は、各ＳＩＰ端末Ａ〜ＣとＩＰ電話網２０を介して通信を行うための通信部１０ａと、プレゼンスサーバ１０の動作全体を制御する制御部１０ｂと、プレザンスサービスの加入者に関する情報が登録される加入者データベース１１と、変換規則定義ファイル管理テーブル及び変換規則定義ファイル（ＸＳＬＴ（eXtensible Stylesheet Language Text）ファイル）を記憶する変換規則定義ファイル管理データベース１２とを備えている。制御部１０ｂは、内部にＣＰＵ、ＲＡＭ及びＲＯＭを備え、ＣＰＵがＲＯＭに記憶されたプログラムを実行することによりプレゼンスサーバ１０全体を制御する。

図２は、加入者データベースを示す図である。
加入者データベース１１には、加入者ＩＤ毎に、その加入者が使用するＳＩＰ端末の機種種別が記憶されている。

図３は、変換規則定義ファイル管理データベースに記憶されている変換規則定義ファイル管理テーブルの一例を示す図、図４は、変換規則定義ファイル管理データベースに記憶されている変換規則定義ファイルの一例を示す図である。
変換規則定義ファイル管理テーブル１２は、異機種間でＳＩＰ端末状態変更通知をやりとりする場合に、機種によっては存在しない状態をマッピングし直すために用いられるテーブルである。例えば、ＳＩＰ端末Ａでは「オンライン」・「オフライン」・「通話中」・「取り込み中」・「退席中」の５種類の状態通知ができるのに対して、ＳＩＰ端末Ｃでは「オンライン」・「オフライン」・「通話中」・「取り込み中」の４種類の状態通知しかできないとする。この場合、ＳＩＰ端末ＡからＳＩＰ端末ＣにＳＩＰ端末Ａの「退席中」の状態を通知することができない。

このような機種毎の状態通知の差を解消すべく、端末状態のマッピングを登録したものが変換規則定義ファイル管理テーブルである。すなわち、図３に示すように、状態通知元の機種（変換元の機種）と、状態通知先の機種（変更先の機種）と、変換規則定義ファイル名とが対応付けて登録されている。ここで、変換規則定義ファイルは、変換元の機種での状態と、変換先の機種での状態との対応付けを行うとともに、変換元のプレゼンスデータ書式を変換先のプレゼンスデータ書式に変換するための変換規則を定義したものである。図４には、変換元の機種での状態と、変換先の機種での状態との対応付けを図示しており、この例では、変換元の機種の「退席中」の状態通知は、変換先の機種で通知可能な「取り込み中」の状態変換されて変換先の機種のＳＩＰ端末に状態通知が成されることを示している。

以下、本発明の実施の形態１の動作について説明する。ここではまず、本発明の特徴部分である、異機種間での端末状態変更通知の説明に先立って、同機種間での端末状態変更通知について説明する。

図５は、同機種間での端末状態変更通知フローを示す図である。なお、ここではＳＩＰ端末Ａ〜Ｃは既に加入者データベース１１にサービス加入者として登録済みとする。また、ＳＩＰ端末ＡはＳＩＰ端末の状態をプレゼンスサーバ１０に通知できる状態であり、ＳＩＰ端末ＢはＳＩＰ端末Ａの状態をプレゼンスサーバ１０から配信される状態にあるとする。これら前提条件を満たした場合に、ＳＩＰ端末Ａが、ＳＩＰ端末Ａの状態を通知するための端末状態変更通知をプレゼンスサーバ１０に送信すると（Ｓ１）、プレゼンスサーバ１０はＳＩＰ端末Ａからの端末状態変更通知を受信し、通知完了をＳＩＰ端末に応答する（Ｓ２）。そして、ＳＩＰ端末ＡとＳＩＰ端末Ｂの機種種別を加入者データベース１１から取得し比較する（Ｓ３）。この結果、ここではＳＩＰ端末ＡとＳＩＰ端末Ｂとは同じ機種「端末種別１」であるので、プレゼンスサーバ１０は、端末状態変更通知の内容を変更すること無く、ＳＩＰ端末Ａの端末状態変更通知をそのままＳＩＰ端末Ｂに送信し（Ｓ４）、ＳＩＰ端末Ｂからの通知完了を受信（Ｓ５）して、同機種間での端末状態変更通知処理を終了する。以上の処理により、ＳＩＰ端末ＢはＳＩＰ端末Ａの状態を知ることができる。

図６は、異機種間での端末状態変更通知フローを示す図である。なお、ここでも図５で説明した同機種間での状態変更通知の場合と同様に、ＳＩＰ端末Ａ〜Ｃが既に加入者データベース１１にサービス加入者として登録済みであり、変換規則定義ファイル管理データベース１２にＳＩＰ端末ＡからＳＩＰ端末Ｃへ端末状態変更通知を行う場合の変換規則定義ファイルも登録済みであるとする。これら前提条件を満たした場合に、ＳＩＰ端末Ａが、ＳＩＰ端末Ａの状態を通知するための端末状態変更通知をプレゼンスサーバ１０に送信すると（Ｓ１１）、プレゼンスサーバ１０はＳＩＰ端末Ａからの端末状態変更通知を受信し、通知完了をＳＩＰ端末Ａに応答する（Ｓ１２）。そして、ＳＩＰ端末ＡとＳＩＰ端末Ｃの機種種別を加入者データベース１１から取得し比較する（Ｓ１３）。ここではＳＩＰ端末Ａの機種は「端末機種１」、ＳＩＰ端末Ｃの機種は「端末機種２」であり、機種が異なるため、「端末機種１」と「端末機種２」の組み合わせに対応した変換規則定義ファイルを図３に示す変換規則定義ファイル管理テーブルに基づいて決定し、その変換規則定義ファイルを使用して変換先のＳＩＰ端末Ｃに適応したＰＩＤＦに変換する（Ｓ１４）。ここでは、変換規則定義ファイル１に決定され、この変換規則定義ファイル１に基づいて変換を行う。そして、プレゼンスサーバ１０は、その変換された端末状態変更通知をＳＩＰ端末Ｃに送信し（Ｓ１５）、ＳＩＰ端末Ｃからの通知完了を受信（Ｓ１６）して、異機種間での端末状態変更通知処理を終了する。以上の処理により、ＳＩＰ端末Ｃでは自己の機種とは異なる機種であるＳＩＰ端末Ａの状態を知ることができる。

図７は、端末増設フローを示すフローチャートである。
ＳＩＰ端末Ａ、ＳＩＰ端末ＢおよびＳＩＰ端末Ｃとは異なる機種「端末機種３」のＳＩＰ端末Ｄをプレゼンスサーバ１０に増設する場合、まず、端末機種１のＳＩＰ端末から端末機種３のＳＩＰ端末へ端末状態変更通知を行う場合とその逆の場合（端末機種３のＳＩＰ端末から端末機種１のＳＩＰ端末へ端末状態変更通知を行う場合）のそれぞれの変換規則定義ファイルを変換規則定義ファイルデータベースに登録する。同様に、端末機種２のＳＩＰ端末から端末機種３のＳＩＰ端末へ端末状態変更通知を行う場合とその逆の場合（端末機種３のＳＩＰ端末から端末機種２のＳＩＰ端末へ端末状態変更通知を行う場合）のそれぞれの変換規則定義ファイルを変換規則定義ファイルデータベースに登録する（Ｓ２１）。次に、加入者データベース１１にＳＩＰ端末Ｄをプレゼンスサーバ１０の加入者として新たに登録する（Ｓ２２）。この作業により図３の様に異機種間での端末状態変更通知が可能となる。

以上説明したように、本実施の形態によれば、１機種のＳＩＰ端末のみを加入者対象として制限していたサービスにおいて、複数機種のＳＩＰ端末を加入者対象とすることができ、加入者が選択できる機種を増やすことができ、より充実したサービスを提供できるようになる。

本発明の一実施の形態のプレゼンスシステムの構成を示すブロック図である。加入者データベースを示す図である。変換規則定義ファイル管理データベースに記憶されている変換規則定義ファイル管理テーブルの一例を示す図である。変換規則定義ファイル管理データベースに記憶されている変換規則定義ファイルの一例を示す図である。同機種間での端末状態変更通知フローを示す図である。異機種間での端末状態変更通知フローを示す図である。端末増設フローを示す図である。

符号の説明

１０プレゼンスサーバ
１０ａ通信部
１０ｂ制御部
１１加入者データベース
１２変換規則定義ファイル管理データベース
２０ＩＰ電話網

Claims

複数のＳＩＰ端末と通信網を介して接続され、ＳＩＰ端末間の状態情報の通信を仲介するプレゼンスサーバであって、
通信部と、
該通信部を介してＳＩＰ端末から端末状態変更通知を受信すると、その送信元ＳＩＰ端末の機種種別と送信先ＳＩＰ端末の機種種別とを比較し、機種種別が異なる場合には、前記受信した端末状態変更通知を、送信先ＳＩＰ端末に適応するプレゼンスデータ書式の端末状態変更通知に変換して前記通信部から前記送信先ＳＩＰ端末に送信する制御部とを備え、
該制御部は、前記受信した端末状態変更通知に基づく送信元ＳＩＰ端末の状態が、送信先ＳＩＰ端末で通知可能な複数の状態のうちのどの状態に適応するかを決定し、その決定された状態を、前記送信先ＳＩＰ端末に適応したプレゼンスデータ書式の端末状態変更通知で前記送信先ＳＩＰ端末に通知することを特徴とするプレゼンスサーバ。
変換元の機種での状態と変換先の機種での状態との対応付けを行うとともに、変換元のプレゼンスデータ書式を変換先のプレゼンスデータ書式に変換するための変換規則を定義した変換規則定義ファイルを、変換元の機種と変換先の機種との組み合わせ毎に記憶するデータベースを備え、前記制御部は、前記データベースに基づいてプレゼンスデータ書式の変換を行うことを特徴とする請求項１記載のプレゼンスサーバ。
プレゼンスシステムにおける異機種のＳＩＰ端末間での端末状態変更通知方法であって、
端末状態変更通知を送信する送信元のＳＩＰ端末の端末状態変更通知に基づく状態が、送信先のＳＩＰ端末の機種で使用可能な複数の状態のうちのどの状態に適応するかを決定し、その決定された状態を送信先のＳＩＰ端末に通知するための状態情報変更通知を、送信先のＳＩＰ端末に適応するプレゼンスデータ書式の状態情報変更通知に変換してから送信先のＳＩＰ端末に送信することを特徴とする端末状態通知方法。