JP2010002205A - 多重系回転センサ - Google Patents
多重系回転センサ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010002205A JP2010002205A JP2008159113A JP2008159113A JP2010002205A JP 2010002205 A JP2010002205 A JP 2010002205A JP 2008159113 A JP2008159113 A JP 2008159113A JP 2008159113 A JP2008159113 A JP 2008159113A JP 2010002205 A JP2010002205 A JP 2010002205A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator
- coil
- resolver
- phase
- rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Abstract
【解決手段】 レゾルバ30は、複数の相のそれぞれに対応して複数のステータポールが形成されかつ各相のステータポールに巻き付けた第1系統のコイルLA11〜LC12および第2系統のコイルLA21〜LC22により電機子巻線が形成されたレゾルバステータ20と、レゾルバステータ20のステータポールに対向して円周方向に複数の歯が形成されたレゾルバロータ18と、第1系統のコイルLA11〜LC12および第2系統のコイルLA21〜LC22にそれぞれ励磁信号を供給する発振器50とを備える。
【選択図】図2
Description
特許文献1記載の技術は、励磁コイルと出力コイルからなるレゾルバコイルを有する輪状ステータと、輪状ステータの内側に回転自在に配設されたロータとを備えたレゾルバにおいて、レゾルバコイルは1個の輪状ステータに設けた第1、第2系統目レゾルバコイルとからなる2重系とした構成である。
また、第1系統目レゾルバコイルおよび第2系統目レゾルバコイルが任意の配置では、ロータの形状やピッチ誤差、偏心誤差により位置検出信号の精度が低下するという問題があった。
nsp=nrt/{M+(N−1)/N}/2
ただし、nspはNの倍数かつ偶数であり、Mは0または1以上の整数である。
このような構成であれば、ロータが回転すると、ロータとステータとの間のリラクタンスがロータの位置により変化し、第1系統のコイルおよび第2系統のコイルにより、リラクタンスの変化に応じたセンサ信号がそれぞれ検出される。ここで、第1系統のコイルおよび第2系統のコイルが1つのステータに巻き付けられているので、軸方向の厚さを増すことなく、多重化により信頼性を向上することができる。
さらに、発明4の多重系回転センサによれば、第1系統のコイルおよび第2系統のコイルが1つのステータに巻き付けられているので、軸方向の厚さを増すことなく、多重化により信頼性を向上することができるという効果が得られる。また、第1系統のコイルおよび第2系統のコイルが360°/N間隔で交互に配置されているので、単極レゾルバに適用した場合は、正確な位置検出信号を得ることができるという効果も得られる。
以下、本発明の第1の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1ないし図3は、本発明に係る多重系回転センサの第1の実施の形態を示す図である。
まず、本実施の形態に係るレゾルバ装置100の構成を説明する。
図1は、レゾルバ装置100の軸方向の断面図である。
内輪14aは、ステータ22の内壁体22aに軸方向に押圧された状態で固定されている。具体的には、ステータ22の内壁体22aの上端を内輪14aの下面に当接させ、内輪押え26の押圧部26bを内輪14aの上面に接触させ、内輪押え26をボルト26aでステータ22の内壁体22aに締結することにより固定される。
なお、ステータ22は、ボルト24aにより固定板24に固定され、ロータ12は、モータ(後述)の回転軸の外周面に嵌合している。
図2は、1相励磁3相出力の2重系を構成するレゾルバステータ20のコイルの配線構造を示す回路図である。
レゾルバステータ20は、環状部材の内周に等間隔で複数のステータポールが形成されたステータコアと、各ステータポールに巻き付けたコイルにより形成される電機子巻線とを有して構成されている。
第1系統用のステータポールには、A相については2つのコイルLA11、LA12が、B相については2つのコイルLB11、LB12が、C相については2つのコイルLC11、LC12が第1系統のコイルとして巻き付けられている。そして、各相ごとに当該相のコイルが直列接続されている。
第1系統のコイルLA11、LB11、LC11および第2系統のコイルLA21、LB21、LC21には、正弦波からなる励磁信号がそれぞれ入力されるので、第1系統および第2系統のいずれも、下式に示すように、互いに位相が120°異なる3相の多極レゾルバ信号を得ることができる。
B相:sin(θ+120°)
C相:sin(θ+240°)
このように電気系統を多重化することにより、一方の系統に断線等の障害が生じても、系統を切り換えることで他方の系統で動作を維持することができるので、信頼性を向上することができる。
また、発振器(後述)から励磁信号の供給を受けて第1系統のコイルLA11〜LC12および第2系統のコイルLA21〜LC22により多極レゾルバ信号が検出されるので、励磁用コイルを設ける必要がなく、配線構造が簡素となる。
図3は、制御システムの構成を示すブロック図である。
制御システムは、図3に示すように、モータ310と、モータ310の回転軸の外周面に嵌合するレゾルバ装置100と、レゾルバ装置100からの多極レゾルバ信号に基づいて回転角度位置を検出する中継装置200と、中継装置200で検出した回転角度位置に基づいてモータ310を制御するモータ制御装置300とを有して構成されている。
切換スイッチ54は、与えられたスイッチ切換信号に基づいて、増幅器52と第1系統のコイルLA11〜LC12の共通端子COM1とを接続する接続状態、および増幅器52と第2系統のコイルLA21〜LC22の共通端子COM2とを接続する接続状態のいずれかに切り換える。
第1系統のコイルLA11〜LC12からは、3相の多極レゾルバ信号が検出される。3相の多極レゾルバ信号は、電流/電圧変換器56aにより電流/電圧変換され、3/2相変換器58aにより2相の多極レゾルバ信号(sin信号、cos信号)に変換される。そして、2相の多極レゾルバ信号は、アナログスイッチ60に出力される。
アナログスイッチ60は、与えられた系統切換信号に基づいて、第1系統のコイルLA11〜LC12からの多極レゾルバ信号および第2系統のコイルLA21〜LC22からの多極レゾルバ信号のいずれかを通過させてRDC64に供給する。
RDC64は、移相器62からのRef信号に基づいて、アナログスイッチ60からの多極レゾルバ信号を所定周期でサンプリングし、サンプリングして得られた信号値をデジタル角度信号φとして出力する。
CPU68は、第1系統が正常であるときは、第1系統で動作させるため、切換スイッチ54にスイッチ切換信号を、アナログスイッチ60に系統切換信号をそれぞれ出力することにより、第1系統のコイルLA11〜LC12に励磁信号を供給し、第1系統のコイルLA11〜LC12により検出された多極レゾルバ信号のデジタル角度信号φをRDC64から入力する。一方、第1系統に異常が発生したときは、第2系統に切り換えて動作させるため、切換スイッチ54にスイッチ切換信号を、アナログスイッチ60に系統切換信号をそれぞれ出力することにより、第2系統のコイルLA21〜LC22に励磁信号を供給し、第2系統のコイルLA21〜LC22により検出された多極レゾルバ信号のデジタル角度信号φをRDC64から入力する。
CPU68は、多極レゾルバ信号のデジタル角度信号値からメモリ66の補正データを減算することにより回転角度位置を算出し、算出した回転角度位置を示す回転角度位置検出データを生成する。
第1系統が正常であるときは、スイッチ54、60が切り換えられ、第1系統のコイルLA11〜LC12に励磁信号が供給され、第1系統で動作する。この状態でモータ310が回転すると、ロータ12に回転トルクが付与され、ロータ12が回転する。そして、レゾルバ30により、ロータ12と一体に回転するレゾルバロータ18との間のリラクタンス変化が検出され、第1系統のコイルLA11〜LC12により多極レゾルバ信号が検出される。
中継装置200では、サンプリングタイミングになると、CPU68により、多極レゾルバ信号のデジタル角度信号値が取得され、取得されたデジタル角度信号値およびメモリ66の補正データに基づいて回転角度位置が算出される。そして、算出された回転角度位置を示す回転角度位置検出データが出力される。
一方、第1系統に異常が発生したときは、スイッチ54、60が切り換えられ、第2系統のコイルLA21〜LC22に励磁信号が供給され、第2系統で動作する。この状態でモータ310が回転すると、ロータ12が回転し、第2系統のコイルLA21〜LC22により多極レゾルバ信号が検出される。その後の信号処理は、第1系統の場合と同様である。
また、レゾルバ30およびクロスローラ軸受14が径方向同一平面上に配置されているので、レゾルバ装置100の高さ(軸方向の厚さ)を小さくすることができる。
このようにして、本実施の形態では、レゾルバ30は、複数の相のそれぞれに対応して複数のステータポールが形成されかつ各相のステータポールに巻き付けた第1系統のコイルLA11〜LC12および第2系統のコイルLA21〜LC22により電機子巻線が形成されたレゾルバステータ20と、レゾルバステータ20のステータポールに対向して円周方向に複数の歯が形成されたレゾルバロータ18と、第1系統のコイルLA11〜LC12および第2系統のコイルLA21〜LC22にそれぞれ励磁信号を供給する発振器50とを備える。
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
本実施の形態は、上記第1の実施の形態に対して、1相励磁4相出力の2重系を構成した点が異なる。以下、上記第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明する。
図4は、1相励磁4相出力の2重系を構成するレゾルバステータ20のコイルの配線構造を示す回路図である。
ステータコアには、図4に示すように、A相、B相、C相およびD相のそれぞれについて、第1系統用の2つのステータポールと、第2系統用の2つのステータポールとが形成されている。
第2系統用のステータポールには、A相については2つのコイルLA21、LA22が、B相については2つのコイルLB21、LB22が、C相については2つのコイルLC21、LC22が、D相については2つのコイルLD21、LD22が第2系統のコイルとして巻き付けられている。そして、各相ごとに当該相のコイルが直列接続されている。
A相:sinθ
B相:sin(θ+90°)
C相:sin(θ+180°)
D相:sin(θ+270°)
この4相の場合の制御システムは、図3の構成に対して、3/2相変換器58a、58bが4/2相変換器になるのみであり、それ以外は図3と同様に構成することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図5ないし図7は、本発明に係る多重系回転センサの第3の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、上記第1の実施の形態に対して、レゾルバ30の外側が回転するアウターロータ式で構成した点が異なる。以下、上記第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明する。
ステータコアには、図5に示すように、A相、B相およびC相のそれぞれについて、第1系統用のステータポールおよび第2系統用のステータポールが形成されている。ここで、第1系統用または第2系統用のステータポール数nspおよびレゾルバロータ18の歯数nrtは、下式(1)、(2)のいずれかを満たすように設定する。下式(1)、(2)においてNは相数を示す。
nsp=nrt/{M+1/N}/2 …(1)
nsp=nrt/{M+(N−1)/N}/2 …(2)
ただし、nspはNの倍数かつ偶数であり、Mは0または1以上の整数である。
また、第2系統のA相のステータポールは、第1系統のC相のステータポールの時計回り右隣でかつ6つおきに等間隔で形成されている。同様に、B相のステータポールは、A相のステータポールの時計回り右隣でかつ6つおきに形成され、C相のステータポールは、B相のステータポールの時計回り右隣でかつ6つおきに形成されている。
図6は、1相励磁3相出力の2重系を構成するレゾルバステータ20のコイルの配線構造を示す回路図である。
第1系統用のステータポールには、図6に示すように、A相については4つのコイルLA11〜LA14が、B相については4つのコイルLB11〜LB14が、C相については4つのコイルLC11〜LC14が第1系統のコイルとして巻き付けられている。そして、各相ごとに当該相のコイルが直列接続されている。
第1系統のコイルLA11、LB11、LC11および第2系統のコイルLA21、LB21、LC21には、正弦波からなる励磁信号がそれぞれ入力されるので、第1系統および第2系統のいずれも、下式に示すように、互いに位相が120°異なる3相の多極レゾルバ信号を得ることができる。
B相:sin(θ+120°)
C相:sin(θ+240°)
このようにして、本実施の形態では、レゾルバ30は、複数の相のそれぞれに対応して複数のステータポールが形成されかつ各相のステータポールに巻き付けた第1系統のコイルLA11〜LC14および第2系統のコイルLA21〜LC24により電機子巻線が形成されたレゾルバステータ20と、レゾルバステータ20のステータポールに対向して円周方向に複数の歯が形成されたレゾルバロータ18とを備え、第1系統用または第2系統用のステータポール数nspおよびレゾルバロータ18の歯数nrtを上式(1)、(2)のいずれかを満たすように設定し、第1系統のコイルLA11〜LC14および第2系統のコイルLA21〜LC24を、N個のコイルごとに円周上に均等な間隔で交互に配置した。
上記第3の実施の形態において、レゾルバロータ18は、発明2のロータに対応し、レゾルバステータ20は、発明2のステータに対応している。
次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。
図8は、レゾルバステータ20の平面図である。
ステータコアには、図8に示すように、A相、B相およびC相のそれぞれについて、第1系統用のステータポールおよび第2系統用のステータポールが形成されている。ここで、第1系統用または第2系統用のステータポール数nspおよびレゾルバロータ18の歯数nrtは、下式(1)、(2)のいずれかを満たすように設定する。上式(1)、(2)においてNは相数を示す。
第1系統のA相のステータポールは、円周上に8つおきに等間隔で形成されている。同様に、B相のステータポールは、A相のステータポールの時計回り右隣でかつ8つおきに形成され、C相のステータポールは、B相のステータポールの時計回り右隣でかつ8つおきに形成されている。
したがって、第1系統のコイルおよび第2系統のコイルは、N個(4つ)のコイルごとに円周上に均等な間隔で交互に配置される。なお、第1系統のコイルおよび第2系統のコイルの配線構造は図4と同様である。
上記第4の実施の形態において、レゾルバロータ18は、発明2のロータに対応し、レゾルバステータ20は、発明2のステータに対応している。
次に、本発明の第5の実施の形態を説明する。
本実施の形態は、上記第3の実施の形態に対して、レゾルバ30を単極レゾルバとして構成した点、並びに第1系統のコイルおよび第2系統のコイルの配置が異なる。以下、上記第3の実施の形態と異なる部分についてのみ説明する。
レゾルバ30は、ABS(Absolute)型のアウターロータ式レゾルバであって、環状の成層鉄心からなるレゾルバロータ18と、レゾルバロータ18と所定間隔をもって対向して配置された環状の成層鉄心からなるレゾルバステータ20とを有して構成されている。レゾルバロータ18は、クロスローラ軸受14の軸心に対して偏心させた外周を有し、レゾルバステータ20には、複数のステータポールが円周方向に等間隔に形成されている。そのため、レゾルバロータ18の1回転につきリラクタンス変化の基本波成分が1周期となる単極レゾルバ信号を出力する。
図9は、レゾルバステータ20の平面図である。
ステータコアには、図9に示すように、A相、B相およびC相のそれぞれについて、第1系統用の4つのステータポールと、第2系統用の4つのステータポールとが形成されている。
また、第2系統のA相のステータポールは、第1系統のB相のステータポールの時計回り右隣でかつ4つ連続で形成されている。B相のステータポールは、A相のステータポールに対して時計回り120°の間隔をあけて4つ連続で形成されている。C相のステータポールは、B相のステータポールに対して時計回り120°の間隔をあけて4つ連続で形成されている。
このようにして、本実施の形態では、レゾルバ30は、複数の相のそれぞれに対応して複数のステータポールが形成されかつ各相のステータポールに巻き付けた第1系統のコイルLA11〜LC14および第2系統のコイルLA21〜LC24により電機子巻線が形成されたレゾルバステータ20と、レゾルバステータ20の外周に回転自在に配置されたレゾルバロータ18とを備え、第1系統のコイルおよび第2系統のコイルを、4つコイルごとに360°/N間隔で交互に配置した。
上記第5の実施の形態において、レゾルバロータ18は、発明4のロータに対応し、レゾルバステータ20は、発明4のステータに対応している。
次に、本発明の第6の実施の形態を説明する。
本実施の形態は、上記第4の実施の形態に対して、レゾルバ30を単極レゾルバとして構成した点、並びに第1系統のコイルおよび第2系統のコイルの配置が異なる。以下、上記第4の実施の形態と異なる部分についてのみ説明する。
レゾルバ30は、ABS型のアウターロータ式レゾルバであって、環状の成層鉄心からなるレゾルバロータ18と、レゾルバロータ18と所定間隔をもって対向して配置された環状の成層鉄心からなるレゾルバステータ20とを有して構成されている。レゾルバロータ18は、クロスローラ軸受14の軸心に対して偏心させた外周を有し、レゾルバステータ20には、複数のステータポールが円周方向に等間隔に形成されている。そのため、レゾルバロータ18の1回転につきリラクタンス変化の基本波成分が1周期となる単極レゾルバ信号を出力する。
図10は、レゾルバステータ20の平面図である。
ステータコアには、図10に示すように、A相、B相、C相およびD相のそれぞれについて、第1系統用の3つのステータポールと、第2系統用の3つのステータポールとが形成されている。
このような構成であれば、上記第5の実施の形態と同等の効果が得られる。
上記第6の実施の形態において、レゾルバロータ18は、発明4のロータに対応し、レゾルバステータ20は、発明4のステータに対応している。
図11は、ステータポール数とレゾルバロータ歯数の関係を示す表である。
また、上記第4の実施の形態においては、N=4、nrt=4、M=0、nsp=8とした場合を説明したが、これに限らず、ステータポール数nspおよびレゾルバロータ18の歯数を図12に示すような組み合わせとすることもできる。
また、上記第5および第6の実施の形態においては、レゾルバ30を単極レゾルバとして構成したが、これに限らず、多極レゾルバとして構成することもできる。この場合、ステータポール数nspおよびレゾルバロータ18の歯数は、上記第3および第4の実施の形態、並びに図11、12に示すような組み合わせとすることができる。なお、図11および図12は一例であり、上式(1)、(2)を満たす構成であれば、設計に応じて図11および図12以外の選定も可能である。
図13は、RDCを系統ごとに設けた場合の制御システムの構成を示すブロック図である。
CPU68は、異常信号検出器57a、57bからの異常信号に基づいて第1系統および第2系統を監視する。
中継装置200は、図14に示すように、CPU68を有し、各系統ごとに、発振器50a、50b、増幅器52a、52b、移相器62a、62b、電流/電圧変換器56a、56b、異常信号検出器57a、57b、3/2相変換器58a、58bおよびRDC64a、64bを有して構成されている。
また、上記第1ないし第6の実施の形態においては、第1系統のコイルおよび第2系統のコイルにそれぞれ励磁信号を供給する1つの発振器50を設けたが、これに限らず、第1系統のコイルおよび第2系統のコイルにそれぞれ励磁信号を供給する2つの発振器を設けてもよい。
また、上記第1および第2の実施の形態においては、レゾルバ30の内側が回転するインナーロータ式で構成したが、これに限らず、レゾルバ30をアウターロータ式で構成することもできる。
また、上記第1ないし第6の実施の形態においては、レゾルバ30に適用したが、これに限らず、トルクセンサ等にも適用することができる。
12 ロータ
14 クロスローラ軸受
14a 内輪
14b 外輪
14c クロスローラ
30 レゾルバ
18 レゾルバロータ
20 レゾルバステータ
22 ステータ
12a、22a 内壁体
12b、22b 外壁体
26 内輪押え
28 外輪押え
200 中継装置
50、50a、50b 発振器
52、52a、52b 増幅器
54 切換スイッチ
56a、56b 電流/電圧変換器
57a、57b 異常信号検出器
58a、58b 3/2相変換器
60 アナログスイッチ
62、62a、62b 移相器
64、64a、64b RDC
66 メモリ
68 CPU
70 制御信号入出力部
72 位置検出信号出力部
74 異常検出信号出力部
300 モータ制御装置
310 モータ
Claims (4)
- 複数の極が形成されかつ前記各極に巻き付けたコイルにより電機子巻線が形成されたステータと、前記ステータの極に対向して円周方向に複数の歯が形成されたロータとを備え、前記ロータと前記ステータとの間のリラクタンスが前記ロータの位置により変化する多重系回転センサであって、
前記コイルは、第1系統のコイルと、前記第1系統のコイルとは電気的に独立の第2系統のコイルとを有し、
前記第1系統のコイルおよび前記第2系統のコイルにそれぞれ励磁信号を供給する励磁信号供給手段を備えることを特徴とする多重系回転センサ。 - 複数の相のそれぞれに対応して複数の極が形成されかつ前記各相の極に巻き付けたコイルにより電機子巻線が形成されたステータと、前記ステータの極に対向して円周方向に複数の歯が形成されたロータとを備え、前記ロータと前記ステータとの間のリラクタンスが前記ロータの位置により変化する多重系回転センサであって、
前記コイルは、第1系統のコイルと、前記第1系統のコイルとは電気的に独立の第2系統のコイルとを有し、
相数をN、前記第1系統および前記第2系統のそれぞれに対応する前記ステータの極数をnsp、前記ロータの歯数をnrtとし、下式のいずれかを満たすように前記ステータの極数および前記ロータの歯数が設定されており、
前記第1系統のコイルおよび前記第2系統のコイルは、それぞれ各相ごとにnsp/N個のコイルからなり、所定数のコイルごとに円周上に均等な間隔で交互に配置されていることを特徴とする多重系回転センサ。
nsp=nrt/{M+1/N}/2
nsp=nrt/{M+(N−1)/N}/2
ただし、nspはNの倍数かつ偶数であり、Mは0または1以上の整数である。 - 請求項2において、
N=3であることを特徴とする多重系回転センサ。 - 複数の極が形成されかつ前記各極に巻き付けたコイルにより電機子巻線が形成されたステータと、前記ステータの内周または外周に回転自在に配置されたロータとを備え、前記ロータと前記ステータとの間のリラクタンスが前記ロータの位置により変化する多重系回転センサであって、
前記コイルは、第1系統のコイルと、前記第1系統のコイルとは電気的に独立の第2系統のコイルとを有し、
前記第1系統のコイルおよび前記第2系統のコイルは、所定数のコイルごとに360°/N間隔で交互に配置されていることを特徴とする多重系回転センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008159113A JP2010002205A (ja) | 2008-06-18 | 2008-06-18 | 多重系回転センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008159113A JP2010002205A (ja) | 2008-06-18 | 2008-06-18 | 多重系回転センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010002205A true JP2010002205A (ja) | 2010-01-07 |
Family
ID=41584063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008159113A Pending JP2010002205A (ja) | 2008-06-18 | 2008-06-18 | 多重系回転センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010002205A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011169654A (ja) * | 2010-02-16 | 2011-09-01 | Nsk Ltd | 回転角度検出装置 |
JP2011169653A (ja) * | 2010-02-16 | 2011-09-01 | Nsk Ltd | 絶対角度検出装置 |
JP2012177617A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Nsk Ltd | レゾルバ装置及びモータ回転角度検出装置 |
JP2012202906A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Minebea Co Ltd | 角度検出装置 |
JP2013247828A (ja) * | 2012-05-29 | 2013-12-09 | Tamagawa Seiki Co Ltd | 冗長系レゾルバ巻線構造 |
JPWO2021205596A1 (ja) * | 2020-04-09 | 2021-10-14 | ||
JPWO2021205597A1 (ja) * | 2020-04-09 | 2021-10-14 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59174702A (ja) * | 1983-03-24 | 1984-10-03 | Yaskawa Electric Mfg Co Ltd | 回転角検出装置 |
JPH09210726A (ja) * | 1996-01-31 | 1997-08-15 | Ckd Corp | 回転角度検出装置及び回転角検出信号生成回路 |
JP2000018968A (ja) * | 1998-07-06 | 2000-01-21 | Tamagawa Seiki Co Ltd | 複重系レゾルバ |
JP2000081344A (ja) * | 1998-06-30 | 2000-03-21 | Nippon Seiko Kk | 高精度vr型レゾルバ |
JP2004271284A (ja) * | 2003-03-06 | 2004-09-30 | Nsk Ltd | 角度位置検出装置 |
JP2004333481A (ja) * | 2003-04-14 | 2004-11-25 | Nsk Ltd | レゾルバ装置及び角度位置検出装置 |
-
2008
- 2008-06-18 JP JP2008159113A patent/JP2010002205A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59174702A (ja) * | 1983-03-24 | 1984-10-03 | Yaskawa Electric Mfg Co Ltd | 回転角検出装置 |
JPH09210726A (ja) * | 1996-01-31 | 1997-08-15 | Ckd Corp | 回転角度検出装置及び回転角検出信号生成回路 |
JP2000081344A (ja) * | 1998-06-30 | 2000-03-21 | Nippon Seiko Kk | 高精度vr型レゾルバ |
JP2000018968A (ja) * | 1998-07-06 | 2000-01-21 | Tamagawa Seiki Co Ltd | 複重系レゾルバ |
JP2004271284A (ja) * | 2003-03-06 | 2004-09-30 | Nsk Ltd | 角度位置検出装置 |
JP2004333481A (ja) * | 2003-04-14 | 2004-11-25 | Nsk Ltd | レゾルバ装置及び角度位置検出装置 |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011169654A (ja) * | 2010-02-16 | 2011-09-01 | Nsk Ltd | 回転角度検出装置 |
JP2011169653A (ja) * | 2010-02-16 | 2011-09-01 | Nsk Ltd | 絶対角度検出装置 |
JP2012177617A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Nsk Ltd | レゾルバ装置及びモータ回転角度検出装置 |
JP2012202906A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Minebea Co Ltd | 角度検出装置 |
JP2013247828A (ja) * | 2012-05-29 | 2013-12-09 | Tamagawa Seiki Co Ltd | 冗長系レゾルバ巻線構造 |
JPWO2021205596A1 (ja) * | 2020-04-09 | 2021-10-14 | ||
JPWO2021205597A1 (ja) * | 2020-04-09 | 2021-10-14 | ||
WO2021205597A1 (ja) * | 2020-04-09 | 2021-10-14 | 三菱電機株式会社 | 多重系回転センサおよび多重系回転センサを搭載した電動パワーステアリング装置 |
WO2021205596A1 (ja) * | 2020-04-09 | 2021-10-14 | 三菱電機株式会社 | 冗長レゾルバ及び冗長レゾルバを搭載した電動パワーステアリング装置 |
CN115427763A (zh) * | 2020-04-09 | 2022-12-02 | 三菱电机株式会社 | 多系统旋转传感器及搭载了多系统旋转传感器的电动助力转向装置 |
CN115443401A (zh) * | 2020-04-09 | 2022-12-06 | 三菱电机株式会社 | 冗余旋转变压器及搭载有冗余旋转变压器的电动助力转向装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2010002205A (ja) | 多重系回転センサ | |
US8803510B2 (en) | Rotation detecting device and bearing having rotation detecting device | |
US8651744B2 (en) | Roller bearing device having radial-plane arrangement structure of rotation sensor | |
US8947075B2 (en) | Variable reluctance type angle sensor | |
JP2004271284A (ja) | 角度位置検出装置 | |
JP2006288159A (ja) | レゾルバ装置及びレゾルバ装置を搭載したモータ装置 | |
JP2008241405A (ja) | レゾルバ | |
JP5369635B2 (ja) | 回転角度位置検出装置および回転角度位置検出方法、並びに回転角度位置検出装置を備えたモータ | |
US20130271121A1 (en) | Resolver | |
JP5476667B2 (ja) | レゾルバ制御装置、回転角度位置検出装置及びアクチュエータ制御システム | |
JP3972355B2 (ja) | ダイレクトドライブモータシステム | |
JP5518363B2 (ja) | 回転角度検出装置 | |
JP5245750B2 (ja) | レゾルバ装置及びモータ | |
JP5533588B2 (ja) | 回転角度位置検出装置及びその誤差検出方法 | |
JP5343886B2 (ja) | 絶対角度検出装置、モータ及び回転テーブル装置 | |
JP4557591B2 (ja) | 角度位置検出装置 | |
JP5358971B2 (ja) | 回転角度位置検出装置、回転角度位置検出方法およびモータ | |
JP5594395B2 (ja) | 回転角度位置検出装置、回転角度位置検出方法およびモータ | |
JP5343887B2 (ja) | 回転角度検出装置、モータ及び回転テーブル装置 | |
JP2011151914A (ja) | ブラシレスモータのステータ及びブラシレスモータ | |
JP2014134547A (ja) | 回転角度位置検出装置、回転角度位置検出方法およびモータ | |
JP5533578B2 (ja) | 回転角度位置検出装置及びその誤差検出方法 | |
JP2010002250A (ja) | 位置センサシステム及び位置センサ装置 | |
JP4223892B2 (ja) | 角度位置検出装置 | |
JP2008216073A (ja) | 差動型レゾルバによる密着配置構造を有する転がり軸受装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110518 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20120823 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120828 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121012 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130716 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20130917 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20131210 |