JP5343887B2 - 回転角度検出装置、モータ及び回転テーブル装置 - Google Patents
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Description
特許文献1記載の従来例は、第1の周波数を有する第1の励磁信号の振幅が第1の角度を有する余弦関数の信号によって変調された第1の角度検出信号と、上記第1の周波数を有する第2の励磁信号の振幅が上記第1の角度を有する正弦関数の信号によって変調された第2の角度検出信号とを含んだレゾルバの検出出力に基づいて、上記第1の角度の情報を取得する角度検出信号処理装置であって、第1及び第2の位相ロック部において、検出対象の角度θ(t)ではなく、周波数ω0tのオフセットを持った位相角ω0t±θ(t)を追従するように位相ロック動作を行って第1の位相ロック信号と第2の位相ロック信号との位相差を演算して上記第1の角度を求めるように構成されている。
また、本発明の一の形態に係るモータは、上記回転角度検出装置を備えたことを特徴としている。
さらに、本発明の一の形態に係る回転テーブル装置は、上記回転角度検出装置を備えたことを特徴としている。
図1は絶対角度位置検出装置としての3相のアブソリュートレゾルバを装着した回転テーブル装置を示す断面図である。
回転テーブル装置10は、図1に示すように、上端を開放した円筒状の固定ケース体22と、この固定ケース体22にクロスローラ軸受14を介して回転自在に支持された回転テーブル12とで構成されている。そして、固定ケース体22に対する回転テーブル12の絶対角度位置を絶対角度位置検出装置としてのアブソリュートレゾルバ30によって検出している。ここで、アブソリュートレゾルバ30およびクロスローラ軸受14は、回転テーブル装置10の半径方向内側からその順序で半径方向の同一平面上に配置されている。
内輪14aは、固定ケース体22の内壁体22aに軸方向に押圧された状態で固定されている。具体的には、固定ケース体22の内壁体22aの上端を内輪14aの下面に当接させ、内輪押え26の押圧部26bを内輪14aの上面に接触させ、内輪押え26をボルト26aで固定ケース体22の内壁体22aに締結することにより固定される。
なお、固定ケース体22は、ボルト24aにより固定板24に固定され、回転テーブル12は、例えば内壁体12aの内周面が後述するモータ40の回転軸の外周面に嵌合して回転駆動される。
そして、レゾルバロータ18は、ボルト18bにより回転テーブル12の内壁体12aの外周面に取り付けられている。一方、レゾルバステータ20は、ボルト20cにより固定ケース体22における内輪押え26の内周面に取り付けられ、内輪押え26と一体に固定ケース体22の内壁体22aの内周面側に固定されている。
図3は、1相励磁3相出力のアブソリュートレゾルバ30のレゾルバステータ20のコイルの配線構造を示す回路図である。
レゾルバステータ20は、環状部材の内周に等間隔で複数の極片20aと、各極片20aに巻装した3相のA相コイルLA、B相コイルLB及びC相コイルLCを備えている。
A〜C相コイルLA〜LCのそれぞれは、図2に示すように、レゾルバステータ20の内周面に120°間隔で巻装されている。
そして、A相コイルLA、B相コイルLB及びC相コイルLCのコイルLA11、LB11、LC11および第2系統のコイルLA21、LB21、LC21に、端子COMから正弦波からなる励磁信号sinωtが入力されることにより、他端側から下式に示すように、互いに位相が120°異なる3相のレゾルバ信号を得ることができる。
B相:φB=(BDC+BAC1sin(θ+120°))sinωt ……(2)
C相:φC=(CDC+CAC1sin(θ+240°))sinωt ……(3)
ここで、ADC、BDC及びCDCはA相、B相及びC相に含まれる直流成分であり、AAC1sin(θ)、BAC1sin(θ+120°)及びCAC1sin(θ+240°)はA相、B相及びC相に含まれる1次の交流成分である。
また、後述するように発振器50から励磁信号の供給を受けて3相コイルLA〜LCのコイル部LA11〜LC18によりレゾルバ信号が検出されるので、励磁用コイルを設ける必要がなく、配線構造が簡素となる。
図4は、制御システムの構成を示すブロック図である。
制御システムは、図4に示すように、モータ40と、モータ40の回転軸の外周面に嵌合するアブソリュートレゾルバ30と、アブソリュートレゾルバ30からのレゾルバ信号に基づいて回転角度を検出する中継装置200と、中継装置200で検出した回転角度に基づいてモータ40を制御するモータ制御装置300とを有して構成されている。
A相:VA=(ADC+AAC1sin(θ))sinωt …………(4)
B相:VB=(BDC+BAC1sin(θ+120°))sinωt……(5)
C相:VC=(CDC+CAC1sin(θ+240°))sinωt……(6)
ここで、AAC1sin(θ)、BAC1sin(θ+120°)およびCAC1sin(θ+240°)はA相、B相及びC相に含まれる1次(基本波)成分である。
COS=VA−0.5(VB+VC) ……(7)
SIN=(√3/2)(VB−VC) ……(8)
−COS=−VA+0.5(VB+VC) ……(9)
−SIN=(√3/2)(VC−VB) ……(10)
平均値算出回路58は、第1の制御回路57a及び第2の制御回路57bから入力される第1の回転角度信号φa及び第2の回転角度信号φbをオフセットしたオフセット回転角度信号φboを加算した値を2で除することにより、平均値θm(=(θa+θb)/2)を算出し、算出した平均値θmを真の絶対回転角度検出信号φpとしてモータ制御装置300に出力する。ここで、平均値算出回路58と座標オフセット回路61とで角度検出値演算部が構成されている。
モータ制御装置300によって、モータ40が回転駆動されると、回転テーブル12に回転トルクが付与され、回転テーブル12が回転する。
このときに、アブソリュートレゾルバ30の3相コイルLA〜LCの中性点には、端子COMを介して中継装置200の励磁信号形成回路54から励磁信号sinωtが供給されている。このため、回転テーブル12と一体に回転するレゾルバロータ18との間のリラクタンス変化が検出され、3相コイルLA〜LCにおけるコイル部LA18〜LC18から3相検出電流IA〜ICが出力される。
このとき、レゾルバステータ20とレゾルバロータ18とを組付けた際に、誤差なく理想的に組付けが行われた場合には、3相コイルLA〜LCから出力される3相検出電流IA〜ICを電圧に変換した3相検出電圧Va〜Vcを3相/2相変換した第1及び第2のレゾルバ信号は波形歪みを生じることなく、図6(a)及び(b)に示す理想的な正弦波形及び余弦波形となる。
ところで、3相/2相変換回路59a及び59bで変換されるレゾルバ信号に重畳される誤差成分のみの波形は、図7(a)及び(b)に示すように、位相が丁度180°ずれた互いに逆相の信号波形となっている。
…………(11)
VB={BDC+BAC1sin(θ+120°)+BAC2sin(2(θ+120°))
+BAC3sin(3(θ+120°))}sinωt …………(12)
VC={CDC+CAC1sin(θ+240°)+CAC2sin(2(θ+240°))
+CAC3sin(3(θ+240°))}sinωt …………(13)
ここで、AAC2sin(2θ)、BAC2sin(2(θ+120°))及びCAC2sin(2(θ+240°))はA相、B相及びC相に含まれる2次高調波成分である。また、AAC3sin(3θ)、BAC3sin(3(θ+120°))およびCAC3sin(3(θ+240°))はA相、B相及びC相に含まれる3次高調波成分である。
このとき、前述したように、3相/2相変換回路59a及び59bで変換されるレゾルバ信号に重畳される誤差成分のみの波形は、位相が丁度180°ずれた互いに逆相の信号波形となっている。
なお、上記実施形態においては、第2の回転角度信号φbの座標を180°オフセットする場合について説明したが、これに限定されるものではなく、第1の回転角度信号φaの座標のみを180°オフセットしてオフセット角度信号φaoを算出し、このオフセット角度信号φaoと第2回転角度信号φbとの平均値φmを算出するようにしても良い。
また、上記実施形態においては、ステータ20の極片20bに極片歯20aを有する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、極片歯20aを省略することもできる。
12…回転テーブル
14…クロスローラ軸受
18…レゾルバロータ
20…レゾルバステータ
22…固定ケース体
30…アブソリュートレゾルバ
50…発振器
52…増幅器
53…移相器
56…電流/電圧変換器
57a…第1の制御回路
57b…第2の制御回路
58…平均値算出回路
59a,59b…3相/2相変換回路
60a,60b…RDC
61…座標オフセット回路
200…中継装置
300…モータ制御装置
Claims (3)
- ロータの回転角に応じた3相出力信号を出力する角度検出手段を備えたステータを備え、
前記角度検出手段の3相出力信号を3相2相変換する第1の相変換部と、
前記角度検出手段の3相出力信号を前記第1の相変換部の座標に対して180°異なる座標に3相2相変換する第2の相変換部と、
該第1の相変換部及び第2の相変換部の変換出力を第1の回転角度信号及び第2の回転角度信号に変換する角度信号変換部と、
該角度信号変換部で変換した第1の回転角度信号及び第2の回転角度信号に基づいて誤差を相殺した回転角度検出値を演算する角度検出値演算部と
を備え、
前記角度検出値演算部は、前記第1の回転角度信号及び前記第2の回転角度信号の一方の回転角度信号の座標を他方の回転角度信号の座標に一致させるオフセット角度信号を算出するオフセット処理手段と、該オフセット処理手段から出力されるオフセット角度信号と前記他方の回転角度信号との平均値を算出して誤差を相殺した前記回転角度検出値を演算する平均値演算手段とを備えたことを特徴とする回転角度検出装置。 - 請求項1に記載の回転角度検出装置を備えたモータ。
- 請求項1に記載の回転角度検出装置を備えた回転テーブル装置。
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JP2010031714A JP5343887B2 (ja) | 2010-02-16 | 2010-02-16 | 回転角度検出装置、モータ及び回転テーブル装置 |
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