JP2009520166A - 無段変速機用プッシュベルトの一部となる横断要素の製造方法 - Google Patents

無段変速機用プッシュベルトの一部となる横断要素の製造方法 Download PDF

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Abstract

無段変速機用プッシュベルトの一部となる横断要素を、帯状のキャリアの一部分を備える基本要素(32)から製造する。製造工程中に、様々な切断操作および成形操作を基本要素(32)に施す。第1の切断操作は、横断要素の輪郭の第1の部分を得ることを目的とする。第2の切断操作は、プッシュベルトのキャリアを支持する座面と無段変速機のプーリーへの接触を確立する接触面とを、いかなる場合にも備えた横断要素の輪郭の第2の部分を得ることを目的とする。この第2の切断操作が、第1の切断操作および成形操作が行なわれる前には行なわれないという事実によって、座面と接触面の成形が高精度で行なわれることが達成される。

Description

本発明は、無段変速機用プッシュベルトの一部となる横断要素の製造方法に関する。横断要素は、プッシュベルトのキャリアを支持する2つの座面、および横断要素と無段変速機のプーリーとの間の接触を確立する2つの接触面、を有する。基本要素を設け、基本要素に、
横断要素の輪郭の第1の数の部分を得るために、第1の数の切断を行なう操作と、
横断要素の本体面を形成するために、基本要素の本体面において様々な位置で圧力を加える操作と、
横断要素の輪郭の第2の数の部分を得るために、第2の数の切断を行なう操作とを施す。
無段変速機用プッシュベルトは一般的に周知である。通常、そのようなプッシュベルトは、比較的多数の横断要素を支えるために、閉ループ状に成形された、リボンのような2つの無端のキャリアを備える。横断要素はキャリアの全周にわたって配置され、運転中、横断要素は、プッシュベルトの動きに係る力を伝達することができる。
横断要素に関する以下の記載に出てくる「方向」は、横断要素がプッシュベルトの一部である状況に関する。横断要素の縦方向は、プッシュベルトの周方向に一致する。横断要素の垂直横方向は、プッシュベルトの半径方向に一致する。横断要素の水平横方向は、縦方向と垂直横方向の両方に垂直な方向に一致する。隣接する横断要素に関する、「次の横断要素」または「前の横断要素」という言い方は、プッシュベルトの動きの方向に対して用いられる。
横断要素は、水平横方向の両側に、キャリアを受けるための凹所を備える。横断要素は、キャリアを支持するために座面を備える。横断要素は、横断要素と無段変速機のプーリーのプーリーシーブとが接触するように、水平横方向の両側に接触面を備え、これら接触面は座面の方向に拡散するように設けられている。以下に用いる「上」と「下」という用語は、拡散の方向と関連し、これは下から上に向かって定められる。
垂直横方向において、横断要素は、下から上に向かって、基底部、頸部および頭部を順番に備え、頸部寸法は水平横方向において比較的小さい。基底部は、座面と接触面とを備える。プッシュベルトにおいて、基底部はプッシュベルトの内周側に位置するのに対し、頭部はプッシュベルトの外周側に位置する。
横断要素は、第1本体面と第2本体面とを有し、それらは互いに実質的に平行に延設され、縦方向に対して実質的に垂直に延びている。2つの本体面は実質的に同じ輪郭を有するが、本体面の各々の中に備える逃げ部は異なる。プッシュベルトにおいて、横断要素の第1本体面の少なくとも一部分が、次に配置された横断要素の第2本体面の少なくとも一部分と接触するようになっており、また、横断要素の第2本体面の少なくとも一部分が、1つ前に配置された横断要素の第1本体面の少なくとも一部分と接触するようになっている。座面と接触面が一部をなす周面が、2つの本体面間に延在している。
横断要素は凹部を備え、この凹部は両本体面の一方の側で突起を構成し、両本体面のもう一方の側で孔を構成する。通常、凹部は横断要素の頭部に位置する。プッシュベルトにおいて、横断要素の突起の少なくとも一部が、隣接する横断要素の孔の中に位置しており、これによりプッシュベルトの周方向に垂直な平面において、隣接する横断要素同士の位置ずれが防止される。
プッシュベルトにおいて、2つの隣接する横断要素は、本体面の1つにおいて凸状の移行面の縦方向で最も高いラインとして通常は成形される傾斜ラインに沿って互いに角度を変えることができ、これにより相対的に小さな角度で互いに方向を合わせたこの本体面の2つの部分の均一で丸い移行部が構成される。通常、傾斜ラインは、基底部の上部に延設されている。傾斜ラインの重要な機能は、プッシュベルトの運転中にプーリーのプーリーシーブ間に位置する隣接した横断要素間の相互の接触を保証することである。傾斜ラインの目的は、プッシュベルトの動きに係る力を、任意の横断要素から1つ次の横断要素に制御された方法で伝達することを実現することである。
上記の横断要素の製造方法は、EP 0 278 545から公知である。既知の方法によれば、横断要素は帯状の基本材料から2列で製造し、多くのステップを実施する。以下においては、これらのステップを、ストリップの横方向で互いに隣接して位置する2つの横断要素の製造に関して記述する。明確にするために、形成工程における横断要素を、基本要素と呼ぶ。
横断要素を製造するためのステップを実施する前に、心出し孔を、相互に一定の距離で、ストリップの縦方向に配置する。
帯状の基本材料に基づいた横断要素の既知の製造方法の第1のステップは、3つの抜型を適用して実施される切断ステップであり、ストリップの中央部分を切り抜き、ストリップのエッジの一部分をストリップの両側で切り取る。このようにして、2つの横断要素の接触面の下側、基底部の下側、および頭部の上側の大部分が得られる。横断要素は、ストリップにおいて鏡像の関係で製造し、横断要素の上側は互いに向きあう。
第2のステップは、4つの抜型を適用して実施される切断ステップであり、基本要素の両側で、頭部の下側、頸部、座面および接触面の上部からなる結合体を、ストリップの両エッジからストリップの2つの部分を切り抜いて作製する。この工程において、心出し孔を取り囲んでいる材料も取り除かれ、心出し孔を取り囲む材料の細いリングしか残らない。
第2のステップの後、横断要素のほとんど完全な輪郭がラフな形で用意される。このステップの実施後に得た2つの基本要素は、互いに、そして頭部の上側から延びる2つの細いストリップを介して、心出し孔を取り囲む材料のリングに、接続されているだけである。
第3のステップにおいて、基本要素の本体面を圧力を加えて加工する。特に、基本要素のそれぞれの本体面に成形型を押圧して、加えられた圧力の影響下でそれぞれの本体面に所望の逃げ部を得る。この操作の結果として、基底部の下部が傾斜し、かつ隆起部が基底部と頭部の両方に作製される。
第4のステップにおいて、成形型を適用して、基底部および頭部における隆起部を調整する。これは、隆起部を平らにすることを意味する。また、第4のステップにおいて、傾斜ラインを本体面に形成する。
第5のステップは、4つの型を適用して実施される最終の加工ステップであり、基底部の下側、頭部の下側、座面および接触面の部分に、横断要素の輪郭のこれらの部分に所望の精度を得るために最終操作を施す。また、第5のステップ中に、前の工程で形成されたバリがあればこれを取り除く。
第6のステップおよび第7のステップにおいて、基本要素の両側で、座面と頭部の下側とに、成形型を適用してそれらの幅に沿って傾斜をつける。また、第7のステップにおいて、成形型を適用して基本要素に局所的に高圧を加えることにより、基本要素に凹部を配置する。基本要素の一方の本体面に、凹部自体が突起として現われ、もう一方の本体面に、凹部自体が孔として現われる。凹部は基本要素の頭部に形成する。第7のステップの実施後、横断要素が完全に形成される。
第8かつ最終のステップにおいて、抜型を適用して横断要素をストリップから切り離す。その後、横断要素をプッシュベルトに適用することができる。
本発明の目的は、EP 0 278 545から公知の、横断要素の製造方法を改善することにある。特に、本発明の目的は、横断要素、特に座面と接触面との輪郭の部分を形成する精度を高める方法を提供することにある。この目的は、横断要素の製造方法によって達成され、この製造法では、基本要素を設け、基本要素に、
横断要素の第1の数の輪郭の部分を得るために、第1の数の切断を行なう操作と、
横断要素の本体面を成形するために、基本要素の本体面の様々な位置に圧力を加える操作と、
横断要素の座面と接触面とを備える、横断要素の第2の数の輪郭の部分を得るために、第2の数の切断を行なう操作と、を施し、
後者の操作を他の操作を行なった後に行なう。
本発明による方法と、EP 0 278 545から公知の方法との間の実質的な差異は、ステップの順序にある。EP 0 278 545から公知の方法において、座面と接触面は、第1および第2のステップで既に形成されている。第5のステップにおいて、これらの面に最終操作、次いで他の工程を施し、その中で、とりわけ、凹部を基本要素に配置する。その結果として、本発明の基礎をなす洞察によれば、座面と接触面との精度、特に、横断要素中のこれらの面の形状と、これらの面の相互位置との精度に悪影響が及ぼされる。座面と接触面の精度不良は、結果として、横断要素が適用されるプッシュベルトの寿命の低下につながる場合がある。例えば、座面の精度不良は、結果として、プッシュベルトのキャリアの早期の破損をもたらす場合がある。
本発明によれば、座面と接触面とを備える輪郭の部分を形成するステップは、輪郭の他の部分が形成され、本体面が圧力の影響下で形成される前には、実施されない。座面と接触面とを形成した後には、それ以上の加工ステップを必要とせず、したがって、座面と接触面とが形成された精度が低下するという危険はない。
前記に基づいて、本発明による方法を適用すれば、横断要素の座面と接触面とが高精度で形成されることは明らかであり、この精度が保証されるのは、座面と接触面とが形成された後には、横断要素が製造される基本要素に、圧力の影響下で基本要素の変形を生じうる操作をもはや施さないという事実による。さらに、座面と接触面とを精度が保証される精密な方法で形成するという事実の結果として、加工工程が少なくて済む。
なお、完全を期すために、切断ステップに関して、既知の打ち抜き技法を用いてこれらを実現できる。切断部材に加えて、支持部材の存在を、切断部分を一時的に支持するために必要とする、精密打ち抜きとして知られる打ち抜き技法を適用する必要はない。
本発明による方法の適用は、通常、通例の外観を有する横断要素を得ることに向けられる。そのような場合には、加圧による横断要素の本体面の成形を2段階で行なうと有利である。第1段階においては、基本要素の材料を本体面を横切って変位させるために圧力を加え、その結果として所定の逃げ部を本体面に得る。第2段階においては、基本要素中に凹部を形成するために圧力を加え、その結果として、横断要素の一方の本体面に突起を得、横断要素の他方の本体面に孔を得る。第1段階中に、例えば、傾斜ラインを、基本要素の本体面に形成することができる。
本発明による方法の実際の適用においては、抜型などの切断部材を切断を行なう目的で適用する。第2の数の切断が行なわれる前に、基本要素に凹部が既に形成されているという事実により、これらの切断を行なうために、凹部の位置に切断部材の位置を適合させることが可能となる。特に、切断部材に接続された位置決め部材を適用することができ、位置決め部材を、凹部自体が孔として現われる側で凹部に挿入する。例えば、位置決め部材は、円錐形の心出しピンであってもよい。凹部に挿入する位置決め部材の適用は、凹部の位置への座面および接触面の位置の適合を実現する手助けとなる単純な方法であって、これは精密な結果をもたらす。
本発明の枠内で、第2の数の切断を行なう際、横断要素の所望の輪郭を得るために、より精度の高い方法で基本要素の輪郭を切断する、仕上げ切断として知られる技法、または切り離される基本要素の部分の大部分が、切断工程に先立って材料に取り囲まれる、フルカットとして知られる技法を選択することができる。仕上げ切断の技法が適用される場合、輪郭は前のステップでよりラフな形で既に切断される。フルカットにおいてはこれは必要ない。さらに、フルカットはより多くの利点を有し、重要な利点は、エッジのみを基本要素から切り離すわけではないので、適用した切断部材がより均等に負荷されるという事実により、より精密な切断結果が得られることにある。また、フルカットにおいて、基本要素における材料組成はそれほど重要ではない。
有利な実施形態において、横断要素が製造される基本要素は、1つを超える基本要素を備えるキャリアの一部である。そのような場合、横断要素の座面と接触面とを形成するための第2の数の切断を行なうステップの後に、横断要素をキャリアから分離するステップが続く。例えば、第2の数の切断を行なった後、横断要素はまだ、凹部の少なくとも一部が位置する頭部の端でキャリアに接続されている。
帯状のキャリアは、EP 0 278 545から公知であり、また本発明の枠内で、そのようなキャリアを適用することもできる。帯状のキャリアを適用する利点は、連続加工ステップを実施する目的で互いに隣接配置された加工ステーションを適用できることにあり、基本要素は、1つの加工ステーションから次の加工ステーションに、その加工ステーションに対して単純にキャリアを移動させることにより、移送される。このように、キャリアの縦方向に連続的に位置する基本要素を、連続工程の対象とすることができる。さらに、連続工程を縦方向に連続的に位置決めされた基本要素に同時に実施すると、より効率的な工程を実現することができる。その場合、異なる段階の基本要素は連続的にキャリアに位置決めされ、キャリアが移動するたびに、準備ができている1つ以上の横断要素がキャリアの端に存在し、横断要素の数は、キャリアの縦方向でキャリアに存在する基本要素の列の数に依存する。
好ましい実施形態において、キャリアは横方向に対の横断要素を有する。そのような場合、好ましくは、基本要素がキャリアから分離されるまで、対の基本要素の基本要素間に延在するキャリアの帯状の材料は、原形を保つ。このようにして、キャリアの縦方向における剛性が保証され、このことは、実施される様々な加工ステップの精度に好ましい影響を与える。各対の基本要素を同時に同じ操作の対象とする場合にも、この精度に好ましい影響が与えられる。なぜなら、その場合は、キャリアの対称荷重が横方向において、実現されるからである。
キャリアが、対の基本要素間で、縦方向に位置する場所に心出し孔を備えていれば、極めて有利となる。そのようなキャリアは、容易かつ精密に様々な加工ステーションに関して位置決めすることができ、それ自体公知の方法で、心出し孔に挿入される心出しピンのような部材が用いられる。
上記のような横断要素の製造方法に加えて、本発明は、この方法の実施に適した装置、およびこの方法を適用して製造された横断要素を備える無段変速機用プッシュベルトに関する。
本発明を、図面を参照しながら本発明の以下の記述に基づいてさらに説明する。なお、同一の参照符号は同一または類似の構成部品を示す。
図1は、例えば自動車において採用される無段変速機の概略図である。無段変速機を、参照符号1で概略的に示す。
無段変速機1は、別個のプーリーシャフト2、3に配置される2つのプーリー4、5を備える。閉ループのように成形された無端のプッシュベルト6は、プーリー4、5のまわりに配置され、プーリーシャフト2、3の間でトルクを伝達する働きをする。各プーリー4、5は2つのプーリーシーブを備え、プッシュベルト6は前記2つのプーリーシーブ間に位置して狭持され、その結果、摩擦の働きによりプーリー4、5とプッシュベルト6との間で力が伝達される。
プッシュベルト6は、少なくとも1つの無端キャリア7を備え、これは通常、多数のリングから構成される。横断要素10はキャリア7の全長にわたって配置され、横断要素10は互いに隣接し、キャリア7に対して周方向に移動可能である。便宜上、図1にはこれらの横断要素10を数個のみ示す。
図2および図3は横断要素10を示す図である。横断要素10の第1本体面を参照符号11で概略的に示し、一方、横断要素10の第2本体面を参照符号12で概略的に示す。周面20が、本体面11、12の間に広がる。
垂直横方向において、横断要素10は順に基底部13、比較的狭い頸部14および頭部15を備える。プッシュベルト6において、基底部13はプッシュベルト6の内周側に位置するのに対し、頭部15はプッシュベルト6の外周側に位置する。さらにプッシュベルト6において、横断要素10の第1本体面11の少なくとも一部は、1つ次の横断要素10の第2本体面12の少なくとも一部に接触する。一方、横断要素10の第2本体面12の少なくとも一部は、1つ前の横断要素10の第1本体面11の少なくとも一部に接触する。
頸部14への移行部では、図2に示すように、横断要素10の基底部13は、プッシュベルト6の2つのキャリア7を支持する働きをする2つの座面21を備える。さらに、基底部13は2つの接触面22を備える。横断要素10がプッシュベルト6の運転中にプーリー4、5上を移動するとき、横断要素10とプーリー4、5のプーリーシーブ接触面との間の接触が接触面22を介して実現される。接触面22の間に底面23が広がる。底面23と同様に、座面21と接触面22は、周面20の一部である。周面20の他の部分は、頸部14に位置する頸部面24、頭部15の底側に広がり、結果として、座面21の反対側に位置する保持面25、および頭部15の上側に広がる上面26である。なお、保持面25について、横断要素10がプッシュベルト6に配置されるとき、キャリア7が位置するスペースが、半径方向において、一方で座面21により、他方で保持面25により画定される。
横断要素10の第1本体面11において、凹部16が配置され、凹部16はそれ自体第1本体面11側で孔として現われ、第2本体面12の側で突起として現われる。図3において、孔は破線で描かれている。図示の例では、凹部16の大部分は頭部15に位置する。プッシュベルト6において、横断要素10の凹部16の突起は、隣接する横断要素10の凹部16の孔内に、少なくとも部分的には位置している。凹部16は、プッシュベルト6の周方向に垂直な平面において、隣接する横断要素10同士の位置ずれを防ぐ働きをする。
傾斜ライン17は、横断要素10の第1本体面11で定められている。図2においては、傾斜ライン17は一点鎖線で示されている。図示の例では、傾斜ライン17は横断要素10の全幅に沿って広がる。傾斜ライン17は横断要素10の基底部13で軽く凸状に曲がった領域に位置する。傾斜ライン17の重要な機能は、プッシュベルト6の動作中に、例えば前記横断要素10がプーリー4、5のうちの1つの上を移動しているとき、2つの隣接する横断要素10間の相互接触を保証することである。
さらに、横断要素10の第1本体面11に、3つの接触領域18、19a、19bが位置し、図2においては斜線の領域として描かれている。接触領域18、19a、19bは、第1本体面11に関してわずかな隆起として実現され、プッシュベルト6において隣接する横断要素10への横断要素10の接触を確立する働きをする。第1の接触領域18は横断要素10の頭部15に位置し、凹部16の上に位置している。他の2つの接触領域19a、19bは、横断要素10の基底部13に位置し、両方の接触領域19a、19bは、座面21の一部とこれに接続された接触面22の一部とによって部分的に画定されている。
発明の枠内で、横断要素10は上記以外の特徴を持ちうる。例えば、接触領域18、19a、19bが、横断要素10の第1本体面11に存在する必要は全くない。
以下においては、本発明による方法を実施しうる第1の方法を、図4から図8に基づいて説明する。図4には、横断要素10を実現するために第1の方法にしたがって実施される異なったステップの、いわば時系列の概略図が示されている。図5から図8の各図には、第1の方法のステップの1つが、拡大して描かれている。
図4にはキャリア30が示され、このキャリア30は、横断要素10が形成される帯状の材料として成形されている。一般に、横断要素10は金属で製造されると言える。図において、横断要素10はいくつかのステップで、キャリア30の縦方向に伸びる2列で形成されることが明白に分かる。横断要素10は対で形成され、横断要素10の頭部15は互いに向かい合い、横断要素10の基底部13はキャリア30のエッジ側に位置する。したがって、キャリア30上で行なわれる様々な操作は、キャリア30の中心軸31の両側でなされ、鏡面対称的に行なわれる。以下の記述のために、形成の過程における横断要素10を基本要素32と呼ぶ。
文字Aで示される図4の断面図に描かれる本発明による第1の方法の第1ステップにおいて、4つの抜型41を用いてキャリア30から4つの部分が打ち抜かれる。このため、座面21、頸部面24および保持面25によって画定される4つの基本要素32の凹所が、キャリア30にラフな形で作られる。ラフな形の凹所を参照数字33で示す。
文字Bで示される図4の断面図に描かれる本発明による第1の方法の第2ステップにおいて、2つの抜型42を用いてキャリア30から2つの部分が打ち抜かれる。特にこのステップにおいて、縦方向に隣接する2つの基本要素32の凹所33間に、キャリア30のエッジから始まる自由通路が作られる。本工程において、縦方向に隣接する2つの基本要素32の基底部13が互いに分離される。また、円形抜型43を適用することにより、キャリア30から心出し孔34が打ち抜かれる。心出し孔34は凹所33間の位置に配置されており、これにより心出し孔34が縦方向に隣接する基本要素32間でキャリア30の中心軸31上に位置する。心出し孔34は、様々な加工ステップのために、キャリア30の位置決めに用いられ、心出しピンなどを受容するのに適している。
文字Cで示され図4の断面図に描かれ、図5にも描かれる本発明による第1の方法の第3ステップにおいて、4つの抜型44を用いてキャリア30から4つの部分を切り抜く。ここで、上部を除き、2つの対向する基底部32の上面26の大部分が形成される。このステップが実施された後、ラフな形で上面26と保持面25を有する頭部15が、キャリア30の他の部分からほとんど完全に自由になる。また、第3ステップにおいて、2つの抜型45を用いてキャリア30のエッジ部分を切り取り、基底部32の底面23を形成する。第3ステップの実施後に得られる結果が、文字Dで示され図4の断面図に描かれている。基本要素32間において、心出し孔34を有するキャリア30の2つの連続部36間で縦方向に広がる帯状部35だけが、このステップの実施後のキャリア30に残る。帯状部35の中央の部分は、一対の基本要素32の2つの基本要素32を接続する接続要素37を構成する。
文字Eで示され図4の断面図に描かれ、図6にも描かれる本発明による第1の方法の第4ステップにおいて、成形型46、47を、中心軸31の両側のまさにその折り返し点でキャリア30に押し付け、対向する2つの基本要素32を成形型46、47で覆う。この例においては、成形型46、47はT字形の型部品46を含む2つの型部品46、47を備える。基本部32に向けられた型部品46、47の成形面は、異なる高さに位置し、これにより基本要素32の第1本体面11に所望の逃げ部が実現される。さらに、各型部品46、47は、加圧下で基本要素32の第1本体面11において所望の逃げ部を実現するのに適した逃げ部を備えていてもよい。特に第4ステップ中に、基本要素32の第1本体面11で隆起した接触領域18、19a、19bが、他方の型部品47に対するT字形の型部品46の隆起した位置によって実現され、さらに、傾斜ライン17が、少なくともこの他方の型部品47の成形面における対応した逃げ部によって第1本体面11に形成される。
文字Fで示され図4の断面図に描かれる本発明による方法の第5ステップにおいて、基本要素32の第1本体面11上に局所圧力を加えることにより、基本要素32に凹部16が形成される。
文字Gによって示され図4の断面図に描かれ、図7にも描かれる本発明による第1の方法の第6ステップにおいて、4つの抜型48を適用することにより、横断要素10の輪郭の大部分、すなわち接触面22、座面21、頸部面24および保持面25の連続体が形成される。この目的を達成するために、2つの基本要素32を、仕上げ切断として知られる処理の対象とする。これは、形成する面21、22、24、25の位置において、基本要素32のエッジ部分を切断することを意味する。各抜型48は、一組の接触面22、座面21、頸部面24および保持面25を形成する働きをする。
抜型48を位置決めする際に、第5ステップで基本要素32に実現された凹部16を利用する。例えば、抜型48を、凹部16に挿入する円錐形の心出しピンに接続する。このようにして、接触面22、保持面21、頸部面24および保持面25を有する輪郭部の位置を、凹部16の位置に正確に適合することを達成する。1つの抜型48を適用することにより、基本要素32の2つの輪郭の前記部分が形成されるという事実により、それらの間のそれぞれの表面21、22、24、25の位置の極めて正確な適合も達成する。
第6ステップの実施後、横断要素10の準備は整っており、ここで一対の横断要素10の横断要素10の頭部15は、接続要素37を介して互いに接続されている。本発明による第1の方法の第7ステップにおいて、前方に位置する一対の横断要素10と、それに接続されたキャリア30の一部とが、この接続要素37から切り離される。続いて、本発明による第1の方法の第8ステップにおいて、接続要素37から横断要素10が切り離される。第7および第8のステップは、文字Hにより示され図4の断面図に描かれ、図8において拡大して描かれている。これらのステップは、単一の抜型49を適用することにより、連続する対の横断要素10において同時に実施され、前方に位置する一対の横断要素10は、キャリア30の自由端に位置している。この目的を達成するために、抜型49は、前方に位置する横断要素10の対間の接続要素37に対して後方に位置する横断要素10の対間の接続要素37から延びるキャリア30の一部を切り取るように適合されている。本工程において、前方に位置する横断要素10の対は自由になり、後方に位置する横断要素10の対はキャリア30の自由端に位置するようになる。この後、抜型49を適用することにより、中間接続要素37からこの対の横断要素10を切断することができる。
以下においては、本発明による方法を実施しうる第2の方法を、図9から図13に基づいて説明する。図9には、横断要素10を実現するために第2の方法にしたがって実施される異なるステップの、いわば時系列の概略図が示されている。図10から図13の各図には、第2の方法のステップの1つが、拡大して描かれている。
本発明による方法を実施しうる第2の方法において、帯状のキャリア30を同様に利用し、これから横断要素10を対で形成する。この場合にも、キャリア30上で行なわれる様々な操作は、キャリア30の中心軸31の両側において行なわれ、その操作は鏡面対称的な方法で行なわれる。
文字Aによって示される図9の断面図に描かれる本発明による第2の方法の第1ステップにおいて、2つの抜型51を用いてキャリア30から2つの部分を打ち抜く。特に、直線のスロットおよび、リングの一部のような形をした部分を有する凹所61が形成される。スロットは、キャリア30のエッジから、キャリア30の縦方向に対して実質的に垂直に延び、リングの一部のような形をした部分は、キャリア30の中心軸31付近に位置し、かつ、スロットはこれらの部分と接続されている。明瞭にするために、第1のステップにおいて形成される凹所61を以後中間凹所61と呼ぶ。本発明の枠内で、中間凹所61を、直線のスロットおよびリングの一部のような形をした部分で形成する必要はない。例えば、後者の部分は、U字形またはV字形であってもよい。
文字Bによって示される図9の断面図に描かれる本発明による第2の方法の第2ステップにおいて、丸い抜型43を適用することによりキャリア30に心出し孔34を打ち抜く。心出し孔34は、リングの一部として形成される中間凹所61の部分の間の位置で作製され、これにより心出し孔34がキャリア30の中心軸31に位置する。
文字Cによって示され図9の断面図に描かれ、かつ図10にも描かれる本発明による第2の方法の第3ステップにおいて、2つの心出し孔34の間に位置するキャリア30の領域で、4つの打抜型44を用いてキャリア30から4つの部分を切断し、上部を除き対向する2つの基低部32の上面26の大部分を形成する。本工程で形成される4つの凹所は参照数字62によって示されている。また、第3ステップにおいて、キャリア30のエッジ部分が、2つの打抜型45を用いて切り取られ、基低部32の底面23が形成される。第3ステップの実施後に得られる結果が、文字Dによって示される図9の断面図に描かれている。
第1の方法と第2の方法の間の重要な差異は、図4の断面図Dを図9の断面図Dと比較すると明らかになる。第1の方法によれば、第3ステップ実施後に、部分的にラフな形で、横断要素10のほとんど完全な輪郭が準備されている。その場合、輪郭がまだ形成されていない唯一の箇所は、基本要素32が接続要素37を介してキャリア30に接続されている箇所である。しかしながら、第2の方法によれば、第3ステップ実施後、底面23と上面26の大部分だけが準備されている。したがって、第2の方法においては、キャリア30のより多くが、第3ステップに続くステップに関与することになる。
文字Eによって示され図9の断面図に描かれ、かつ図11にも描かれる本発明による第2の方法の第4ステップは、第1の方法の第4ステップと類似している。同様に、文字Fで示される図9の断面図に描かれる本発明による方法の第5ステップは、第1の方法の第5ステップと類似している。
キャリア30の相対的に多くの材料が基本要素32のまわりに存在するが、しかし、基本要素32の幅方向で材料の変位を可能にするために、十分な材料が要所では取り除かれている。例えば、中間凹所61の位置で基低部13が少し拡幅可能であり、一方では、上部凹所62の位置で頭部15が少し拡幅可能である。
文字Gによって示され図9の断面図に描かれ、図12にも描かれる本発明による第2の方法の第6ステップにおいて、4つの打抜型48を適用することにより、横断要素10の輪郭の大部分、すなわち接触面22、座面21、頸部面24および保持面25の連続体が形成される。このステップの後に、キャリア30の材料に接続されている上面26の上部を除いて、横断要素10の完全な輪郭が得られる。
抜型48は、切断動作を行なっている間、材料によってほとんど完全に取り囲まれている。したがって、行なわれる切断動作もフルカットと呼ばれ、キャリア30の一部が、周囲から実際に切り離される。これは、横断要素10の輪郭がラフな形で既に存在し、このラフな形のエッジを輪郭から切断するという第1の方法において適用される仕上げ切断とは異なる。仕上げ切断の欠点は、この切断技術が、横断要素10に適するすべてのタイプの材料にうまく適用できるわけではないということにある。フルカットの場合、材料の選択がより自由になる。さらに、フルカットにおいては、剛性がより高くなる。なぜなら、より多くの材料が存在し、切断を行なう精度を向上する助けとなるからである。
第1の方法に関して既に述べたように、抜型48の位置を決める際、第5ステップにおいて基本要素32に実現された凹部16を利用する。
第6ステップ実施後、横断要素10が準備されており、一対の横断要素10の横断要素10の頭部15が、接続要素37を介して互いに接続されている。第1の方法に関して述べたように、第7および第8のステップを実施することにより、横断要素10はキャリア30から分離され、その後、横断要素10をプッシュベルト6に配置することができる。第2の方法の第7と第8のステップは、文字Hにより示され図9の断面図に描かれ、図13に拡大して描かれている。第1の方法と第2の方法の間の差異は、第7ステップで切り離されるキャリア30の部分の形状に関連する。第2の方法において、キャリア30のこの部分は、中間凹所61のスロットの両側に延びる、帯状の材料を備える。
中間凹所61は、第4のステップ中、基本要素32の基低部13が少し拡幅されることを可能にする機能のみを有しているわけではない。中間凹所61の別の機能は、基本要素32の対称軸の反対側において対称的な条件を保証することにあり、その結果、基本要素32の一方の側で、もう一方の側より剛性が高くなるという状況が防がれる。このために、様々な加工ステップの精度が向上する。中間凹所61のさらに別の機能は、ストリップ30の縦方向に対して垂直な方向において、ストリップ30の剛性を減少させることにある。したがって、心出し孔34の間に延びるストリップ30の部分は、互いに関して移動可能になり、さらに心出し孔34に挿入される心出しピン等の位置によって規定される位置を追従できるようになる。
上記の方法の第6ステップにおいて、横断要素10の輪郭の大部分、すなわち接触面22、座面21、頸部面24および保持面25を有する部分が切断される。
第1の方法においては、ラフな形が既に切断されており、仕上げ切断の技術が適用される。第2の方法においては、それとは違い、フルカットの技術が適用される。本発明による方法の変形も実現可能であり、その場合、初期の段階で基本要素32の基底部13間で相当な部分が既に取り除かれ、その結果、接触面22がラフな形で得られる。続いて、第6ステップにおいて、ラフな形を仕上げ切断することにより接触面22を切断し、一方、座面21、頸部面24および保持面25を、全材料の切断により切断する。
上記方法の主な利点は、形状と表面品質が決定的となる重要な表面が形成される精度に見出される。このことに関して役割を果たす第1の要因は、接触面22、座面21、頸部面24および保持面25を有する輪郭部が、1つの切断動作で実現されることにある。このことに関して役割を果たす第2の要因は、輪郭のこの部分は、輪郭の他の部分が形成され、かつ基本要素32の第1本体面11が加圧下で形成される前には形成されないことにある。このことに関して役割を果たす第3の要因は、心出し孔34間のキャリア30の帯状の材料が、第6のステップ以前は、そのまま原形を保ち、縦方向に剛性が得られるテンションロッドとして機能することにある。
本発明による方法を適用することにより製造された横断要素10の表面は高精度を有する。しかしながら、本発明の枠内で、横断要素10をいかなる仕上操作の対象ともするということは排除されない。1つ以上の仕上操作の目的でキャリア30に接続された状態で横断要素10を残すことが望まれる場合、第7および第8のステップを省略するか、またはどんな場合であれ延期してもよい。
精度に関して基本要素32の均一な負荷の重要性を考慮すると、一対の基本要素32がどのような場合にも同時に1つかつ同一の操作の対象とされると有利である。これにもかかわらず、これは本発明の枠内において必須ではない。縦方向におけるキャリア30の異なる部分を、横断要素10の製造工程を効率的な方法で行なうために、同時に異なる処理の対象としてもよい。しかしながら、これもまた必須ではない。
本発明の枠内で、キャリア30を使用する必要はない。基本要素32も別々に加工されてもよい。しかしながら、キャリア30の適用は、基本要素32の移送が容易になるという事実を含む、多くの重要な利点を有する。さらに、一般に、基本要素32をキャリア30に接続すると、そうでないときより基本要素32の位置決めがより容易になる。
キャリア30が適用されると、キャリア30における横断要素10の位置決めのために、既に先に述べたような可能性を含む様々な可能性が存在する。他の可能性は、横断要素10を対で形成する場合に横断要素10の基底部13を互いに向かい合わせること、キャリア30の縦方向において単列または2列以上で横断要素10を位置決めすること、またキャリア30の中心軸31に関して横断要素10を非対称に位置決めすることを含む。また、横断要素10は、横断要素10が最終ステップでキャリア30から完全に分離されるまで、上面26の上部以外の1つ以上の箇所でキャリア30に接続されたままであってもよい。
なお、図2および図3に示されるように、本体面11の2つの領域が異なる高さで広がり、段27を介して互いに接続され、横断要素10の第1本体面11が段付き形状を有すると有利である。その場合、横断要素10の基底部13の底部における本体面11の領域は、本体面11の別の領域に対して窪んでいる。その結果、プッシュベルト6に存在し、プッシュベルト6において、無段変速機1のプーリー4、5上を移動する、隣接する横断要素10の基底部13の底部同士間の望ましくない接触が防止される。
本発明の枠内で、本発明による方法を適用することによって横断要素10を製造するために、少なくとも1つの段を既に有する、帯状のキャリア30を適用することが可能であり、その場合、段はキャリア30の縦方向に延びている。しかしながら、段のないキャリア30を用いることも可能であり、その場合、本発明による方法は所望の段27を実現するステップを備える。好ましくは、このステップは、成形型(図示せず)、例えば、成形面が異なる高さに位置する少なくとも2つの型部品を有する成形型の適用、キャリア30に関する成形型の位置決め、キャリア30への加圧を含む。
基本要素32に段27を形成するステップは、例えば、先に図4から図13に基づいて上述した本方法の第2ステップと第3ステップとの間に実施することができる。それとは別に、これらの図4から図13は、段付きキャリア30を初期材料とする状況に関連し、したがって、段27はこれら各々の図に示されている。加圧下で基本要素32の第1本体面11において所望の逃げ部の実現を目指して本方法の第4のステップを実施する間に、段27を形成することもできる。
基本要素32に段27を実現するステップは、必ずしも本発明による方法の一部である必要はない。例えば、このステップを、横断要素10の別の製造工程、例えば基本材料から横断要素10を打ち抜くのに精密打抜き技術を適用する工程に先立ち、実施することも可能であり、その工程では、切断部材に加えて支持部材を、一時的に切出部を支持するために適用している。
本発明の範囲が先に論じた実施例に制限されず、添付の特許請求の範囲に定義される発明の範囲を逸脱することなく、いくつかの変更および修正が可能であることは当業者にとって明らかである。
上記においては、無段変速機1用プッシュベルト6の一部となる横断要素10が、帯状のキャリア30の一部を含む基本要素32で製造することを記述した。製造工程中、様々な切断操作および成形操作が、基本要素32に施される。第1の切断操作は、横断要素10の輪郭の第1の部分を得ることを目的とする。成形操作は、横断要素10の本体面11、12に所望の逃げ部を実現することを目的とし、そこでは横断要素10に凹部16も実現される。第2の切断操作は、プッシュベルト6のキャリア7を支持する座面21と無段変速機1のプーリー4、5に対する接触を確立するための接触面22とをどのような場合にも含む横断要素10の輪郭の第2の部分を得ることを目的とする。この第2の切断操作が、他の前記操作が行なわれるより先には行なわれないという事実により、座面21と接触面22の形成が高精度で行なわれることが達成される。
プッシュベルトを有する無段変速機の概略図である。 無段変速機のプッシュベルト用横断要素の異なる概略図である。 無段変速機のプッシュベルト用横断要素の異なる概略図である。 本発明による方法を実施しうる第1の方法による異なった加工段階において基本要素を有するキャリアを示す概略図である。 図4に示すキャリアの第1の詳細図である。 図4に示すキャリアの第2の詳細図である。 図4に示すキャリアの第3の詳細図である。 図4に示すキャリアの第4の詳細図である。 本発明による方法を実施しうる第2の方法による異なった加工段階において基本要素を有するキャリアを示す概略図である。 図9に示すキャリアの第1の詳細図である。 図9に示すキャリアの第2の詳細図である。 図9に示すキャリアの第3の詳細図である。 図9に示すキャリアの第4の詳細図である。
符号の説明
1 無段変速機
2、3 プーリーシャフト
4、5 プーリー
6 プッシュベルト
7 キャリア
10 横断要素
11 第1本体面
12 第2本体面
13 基底部
14 頸部
15 頭部
16 凹部
17 傾斜ライン
18、19a、19b 接触領域
20 周面
21 座面
22 接触面
23 底面
24 頸部面
25 保持面
26 上面

Claims (16)

  1. 無段変速機(1)用プッシュベルト(6)の一部となる横断要素(10)の製造方法であって、該横断要素(10)は、前記プッシュベルト(6)のキャリア(7)を支持するための2つの座面(21)、および前記横断要素(10)と前記無段変速機(1)のプーリー(4、5)との間の接触を確立するための2つの接触面(22)を有し、基本要素(32)を設け、該基本要素(32)に、
    前記横断要素(10)の第1の数の輪郭部分を得るために、第1の数の切断を行なう操作と、
    前記横断要素(10)の本体面(11、12)を成形するために、前記基本要素(32)の本体面(11と12)の様々な位置で圧力を加える操作と、
    前記横断要素(10)の前記座面(21)と前記接触面(22)とを備え、前記横断要素(10)の第2の数の輪郭部分を得るために、第2の数の切断を行なう操作と、を施し、
    後者の操作は、他の操作が行なわれた後に行なう、製造方法。
  2. 圧力を加えることにより前記横断要素(10)の本体面(11、12)の成形を2段階で行ない、第1段階では、前記本体面(11、12)を横切って基本要素(32)の材料を変位させるために圧力を加え、それにより所定の逃げ部を前記本体面(11、12)に得、第2段階では、前記基本要素(32)に凹部(16)を形成するために圧力を加え、その結果として、前記横断要素(10)の1つの本体面(11、12)に突起を得、そして前記横断要素(10)の別の本体面(11、12)に孔を得る、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2の数の切断を行なう目的で切断部材(48)を適用し、前記基本要素(32)に対する前記切断部材(48)の位置を、前記基本要素(32)に形成される前記凹部(16)の位置に適合させる、請求項2に記載の方法。
  4. 前記基本要素(32)に対して前記切断部材(48)を位置決めする目的で、前記切断部材(48)に接続された位置決め部材を適用して、該位置決め部材が前記基本要素(32)に形成される前記凹部(16)内に挿入される、請求項3に記載の方法。
  5. 圧力を加えることにより前記横断要素(10)の本体面(11、12)を成形することが、該本体面(11、12)に段(27)を作ることを含む、請求項1から4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記第2の数の切断を行なうことが、前記基本要素(32)の部分を切り離すことを含み、切り離し工程に先立ち、これらの部分の大部分が材料で取り囲まれている、請求項1から5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記横断要素(10)が製造される基本要素(32)が、1を超える基本要素(32)を備えるキャリア(30)の一部である、請求項1から6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記第2の数の切断を行なった後に、前記キャリア(30)から前記基本要素(32)を分離することにより、前記基本要素(32)を最終的に得る、請求項7に記載の方法。
  9. 前記第2の数の切断を行なった後に、前記凹部(16)の少なくとも一部が位置する頭部(15)の端部で前記基本要素(32)が前記キャリア(30)に接続する、請求項7または8に記載の方法。
  10. 前記キャリア(30)が帯状に形成され、該キャリア(30)の縦方向に連続的に配置した基本要素(32)を連続工程の対象とする、請求項7から9のいずれかに記載の方法。
  11. 前記縦方向に連続的に配置した基本要素(32)において連続工程を実施する、請求項10に記載の方法。
  12. 横断方向においては、前記キャリア(30)が対の基本要素(32)を有し、縦方向においては、前記対の基本要素(32)の前記基本要素(32)間に延びる前記キャリア(30)の帯状の材料(35)が、前記キャリア(30)から前記基本要素(32)を分離するまで原形を保つ、請求項10または11に記載の方法。
  13. 各対の前記基本要素(32)を同時に同一の工程の対象とする、請求項12に記載の方法。
  14. 前記キャリア(30)が、前記対の基本要素(32)の間で縦方向に位置する場所に心出し孔(34)を備える、請求項12または13に記載の方法。
  15. 請求項1から14のいずれかに記載の方法を実施するのに適合した装置。
  16. 請求項1から14のいずれかに記載の方法を適用することにより製造された横断要素(10)を備える無段変速機(1)用プッシュベルト(6)。
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