JP2012512027A - プッシュベルトの横断要素の形成 - Google Patents

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Abstract

無段変速機のプッシュベルトの部分となる横断要素10を形成する方法であって、横断要素10が基材から打ち抜かれ、受入空間46を有する金型45が適用され、打抜き処理の間、横断要素10が受入空間46に進入され、横断要素10の周囲面19が金型45の傾斜周囲縁48に沿って移動され、横断要素10の頭部面24と接触すべき金型45の周囲縁48の全部分61が、異なる傾斜範囲を有する少なくとも2つの異なる部分(62、63a、63b)で構成され、横断要素10の頭部15の少なくとも1つの隆起部26を正確に形成できる方法である。
【選択図】図6

Description

本発明は、無段変速機のプッシュベルトの部分となる横断要素を形成する方法に関する。横断要素が、2つの本体面と本体面の間に拡がる周囲面とを有し、周囲面が、プッシュベルトの担体の位置を画定すると共に、横断要素の相対する面に前記プッシュベルトの径方向に配置される2つの保持面と、互いに連結される2つの頭部面であって端部で保持面にそれぞれが連結される頭部面とで構成されている、横断要素を形成する方法であって、切断部材、支持部材、及び打ち抜かれる横断要素と支持部材と切断部材の端部とを受けるための受入空間を有する金型を、打抜き動作中に適用して横断要素を基材から打ち抜く工程と、打ち抜かれる横断要素を切断部材と支持部材とに間に打抜き動作中に固定して、一方の切断部材、打ち抜かれる横断要素及び支持部材と、他方の金型とを、それぞれに対して移動させる工程と、打ち抜かれる横断要素の周囲面を金型の受入空間に進入させながら、金型の傾斜周囲縁に沿って移動させる工程とを含む方法である。
無段変速機のプッシュベルトが一般に知られている。通常、このようなプッシュベルトは、比較的多くの横断要素を搬送する閉ループ形状で無端のリボン形状の2つの担体で構成される。横断要素は担体の周囲全体に沿って動作可能に配置されてプッシュベルトの動作に関連した力を伝搬することができる。
以降の横断要素の記載において、記載された方向は、横断要素がプッシュベルトの部分である状態を参照している。横断要素の長手方向はプッシュベルトの円周方向に対応する。横断要素の縦断方向はプッシュベルトの径方向に対応する。横断要素の横断方向は長手方向及び縦断方向の両方に垂直な方向に対応する。
横断要素には担体を受ける凹部が横断方向に相対する側に設けられる。横断要素は、担体を保持するために搬送面を有する。横断要素には、横断要素と無段変速機のプーリのプーリシーブとの間を接触させるために、横断方向、搬送面の方向と相違する方向の、相対する側にプーリシーブ接触面が設けられる。以降で用いられる「上」及び「下」は、前記相違する方向に関係し、下から上に向かって定められる。
横断要素は、縦断方向の底部から頭部に向かって続けて、基部、頸部、及び頭部で構成され、頸部の大きさは横断方向で比較的小さい。基部は搬送面及びプーリシーブ接触面で構成される。プッシュベルトにおいて、基部はプッシュベルトの内周側に配置され、一方、頭部はプッシュベルトの外周側に配置される。
横断要素は、互いに実質的に平行で長手方向に実質的に垂直方向に拡がる2つの本体面を有する。横断要素の第1の本体面の少なくとも一部分はプッシュベルトの隣接する横断要素の第2の本体面の少なくとも一部分に接触され、一方、横断要素の第2の本体面の少なくとも一部分はプッシュベルトの隣接する別の横断要素の第1の本体面の少なくとも一部分と接触される。
外周面は、搬送面及びプーリシーブ接触面が該外周面の部分であり、2つの本体面の間に拡がる。さらに、頭部は搬送面に向かい合う2つの保持面で構成され、外周面の部分でもある。横断要素がプッシュベルト内に受けられと、担体の位置は一方が搬送面によって、他方が保持面によって、径方向に画定される。外周面の部分である頭部の他の部分は互いに連結される2つの頭部面であり、端部で保持面に互いに連結される。
横断要素の本体面の1つの上に凸部が配置され、一方、横断要素の別の本体面に窪みが配置され、以降は凹部と呼ぶ。凸部及ぶ凹部の位置は互いに対応し、典型的には、凸部及び凹部は頭部に位置する。プッシュベルトで、横断要素それぞれの凸部が隣接する横断要素の凹部内の少なくとも部分に位置付けされて、その結果、プッシュベルトの周方向に直角な面における横断要素の相対的な位置ずれが防止される。
横断要素はシート状に形成された基材から打抜き処理によって製造される。打抜き処理では、切断部材及び支持部材が適用され、切断部材が切断力の影響の元で基材から横断要素を切断し、打抜き処理の間、支持部材が支持力によって横断要素を支持する。支持部材及び切断部材外周は共に、横断要素の外周と実質的に同じである。打抜き処理の間、切断部材が応力の影響の元で基材を突き抜き、打ち抜かれる横断要素と基材の相対移動が可能となる。その時、打ち抜かれる横断要素が切断部材と支持部材との間に固定される。
さらに、打抜き処理の間、打ち抜かれる横断要素、支持部材及び切断部材の端部を受けるための受入空間を備えた金型が適用される。受入空間の内周は切断部材、支持部材、及び打ち抜かれる横断要素の外周に実質的に対応し、その結果、受入空間は打ち抜かれる横断要素を、実質的に遊びが無く受けることができる。
金型は、打ち抜かれる横断要素を囲む基材を支持する金型面を有する。金型面及び受入空間の内周面は傾斜している周囲縁を介して互いに連結される。ここで、傾斜面は金型面と受入空間の内周面との間に配置され、そうでなければ、金型面と受入空間の内周面との間に鋭角が存在することになる。傾斜面を有する理由は、横断要素の周囲面の部分である表面の品質に関する要求に関連する。
周囲縁が鋭角の場合、打抜き処理の間、横断要素の一部分が基材から緩くせん断され、横断要素の別の部分が基材から緩く断裂されるであろう。断裂された部分は比較的品質の悪い面を有することは明らかである。傾斜した周囲縁を有する金型が適用されると、横断要素が基材から緩く断裂される現象が最小に抑えられるか、または完全に防止され、その結果、良好な表面品質が保証される。一般的に、表面の品質は該表面の粗さと関係し、表面が粗くなると表面の品質が悪くなることは事実である。断裂を最大限に延長することは、周囲縁の適正な設計を選択することで実現され、すなわち、傾斜の適正な大きさ、及び適正な角度を選択することにより実現される。
さらに詳しくは、本発明は、国際公開第WO2004/036,083号及び第2008/077,870号などから知られる、少なくとも1つの本体面上に隆起した部分を有する横断要素の製造処理に関する。隆起部分を有する理由は、プッシュベルトの隣接する横断要素間の画定された接触領域を備えることが必要なことにある。国際公開第WO2004/036,083号及び第2008/077,870号は共に、突起部の周りの中央に位置付けられた隆起部、または頭部の異なる側に位置付けされた2つの隆起部分及び基部の2つの隆起部分を有する横断要素を示している。
プッシュベルトの横断要素間に画定された接触領域を備えることは、無段変速機の分野においては、非常に重要なことであり、また、プッシュベルトを正しく確実に機能させることに本質的なことである。したがって、横断要素の本体面上の画定された接触領域を最も正確に形成することを含めた横断要素の製造方法は、必要性が高い。本発明は、横断要素の頭部上に少なくとも1つの所望の隆起部を実現することを本質的に目的にする方法を提供することである。さらに詳細には、本発明によれば、横断要素が作られる方法による打抜き処理の間、打ち抜かれる横断要素の頭部面の異なる部分が、異なる傾斜範囲を有する金型の周囲縁の部分に沿って移動される。
本発明は、打抜き処理に使用される金型の周囲縁が傾斜している範囲と、厚さ、すなわち打ち抜かれる横断要素の長手方向の寸法との間に、明確に定義された関係があるという見識に基づいている。比較的薄い横断要素が、比較的小さい傾斜の場合に実現され、比較的厚い横断要素が、比較的大きい傾斜の場合に実現されることが、一般的に事実である。金型の周囲縁の少なくとも1つの部分が比較的小さな広がりで傾斜し、金型の周囲縁の少なくとも1つの他の部分が比較的大きな広がりで傾斜しているとき、1つの画定領域で比較的薄くて別の画定領域で比較的厚い横断要素が作られることが達成され、厚い方の領域が横断要素の接触領域として使用されることに適する。
本発明による方法が適用されると、横断要素の頭部に少なくとも1つの画定された接触領域が、正確に形成されることが達成される。本発明による方法の有利な点は、必要とされる全てに傾斜周囲縁を有する金型が採用されるため、横断要素の所望の形状を実現することに複雑な手法を必要としないことであり、傾斜範囲は横断要素の頭部面に関連する縁部に沿って可変、すなわち、縁部が異なる範囲に傾斜する異なる部分で構成される。比較的小さな傾斜面に沿って移動する頭部面の部分は比較的表面の品質が劣ってしまうが、プッシュベルトの横断要素が機能する上で頭部面の表面品質が決定的な要素ではないので、このことは問題にはならない。
尚、金型の周囲縁が傾斜する範囲は、金型面に平行、すなわち、打抜き処理の間の切断部材の移動方向に実質的に垂直な方向、または、打抜き処理の間の打ち抜かれる横断要素の移動方向に実質的に垂直な方向と、傾斜面と金型面との間の転移縁に垂直な方向の両方における、金型の傾斜面の寸法が関連するものと推定される。傾斜面の広さが前記方向に比較的広い場合、周囲縁は比較的大きな傾斜を有し、一方、傾斜面の広さが前記方向に比較的狭い場合、周囲縁は比較的小さな傾斜を有する。以降では、前記の方向を傾斜広さ方向と呼んで明確にする。
本発明は、さらには、金型に関し、詳細には、前述の方法、すなわち、打ち抜かれる横断要素の頭部面の異なる部分が異なる傾斜範囲を有する金型の周囲縁の部分に沿って移動する方法を実施するために適用されることに適した金型に関する。したがって、本発明による金型は、打ち抜かれる横断要素、支持部材、及び切断部材を受ける受入空間、並びに打ち抜かれる横断要素を囲む部材を支持するための金型面を有する金型として定義でき、該金型面及び受入空間の内周面が、傾斜面を介して互いに連結され、打抜き動作中に、打ち抜かれる横断要素の頭部面と接触する周囲縁の全部分の位置に位置付けられる傾斜面の異なる部分が、金型面と平行でかつ傾斜面と金型面との間の転移縁に垂直な方向、すなわち、前述の傾斜広さ方向に、異なる広さを有する。
前述の通り、打ち抜かれる横断要素の頭部面に接触する位置で異なる1つの傾斜範囲部分を有する傾斜面が設けられた金型が適用されると、横断要素の頭部に異なる厚さの領域を正確に作ることができ、その結果、画定された接触領域が横断要素の本体面上に得られる。
金型の好ましい実施形態では、打抜き動作中に打ち抜かれる横断要素の頭部面と接触する周囲壁の全部分の位置に配置される傾斜面の1つの部分の広さが、傾斜広さ方向に比較的大きく、0.1ミリメートル程度であり、打抜き動作中に打ち抜かれる横断要素の頭部面と接触する周囲壁の全部分の位置に配置される傾斜面の1つの部分の広さが、傾斜広さ方向に比較的小さく、0.01ミリメートル程度とされる。たとえば、比較的大きい広さが0.15〜0.25ミリメートルの間で、好ましくは0.2〜0.25ミリメートルの間で良く、比較的小さい広さが、0〜0.1ミリメートルの間で、好ましくは0.05〜0.1ミリメートルの間で良い。これらの寸法は横断要素の共通の寸法に関連する。
打抜き動作中に打ち抜かれる横断要素の頭部面と接触する周囲縁の全部分が任意の適当な方法で設計でき、比較的大きな傾斜部分や比較的小さな傾斜部分が任意の適当な数量を有してよい。たとえば、前記の全部分が3つの部分で構成され、傾斜広さ方向で、中央に配置された部分の広さは該中央部分の相対する側に配置された2つの部分の寸法より大きいかまたは小さく、横断要素の頭部に中央の接触領域を有するか、頭部の相対する側に2つの接触領域を有するかで決定される。
打抜き動作中に、打ち抜かれる横断要素の頭部面と接触する周囲縁の全部分が、5つの部分で構成されることもあり得る。突起が配置される領域の相対する側にそれぞれ配置され、かつ頭部領域の残りの全てを覆わない2つの接触領域を有することが望ましい場合、中央部分、及び端部が、中央部分と該中央部分の相対する側の端部との間に配置される2つの部分より小さな広さの範囲で傾斜する、該中央部分、及び端部を有することで実現される。この場合、横断要素の接触領域を有利かつ機能的に位置付けられるために、打ち抜かれる横断要素の横断方向に対応する方向において、打抜き動作中に打ち抜かれる横断要素の頭部面と接触する周囲縁の全部分の中央部が、対応する凸部及び凹部の直径よりも少なくとも大きく、かつ、中央部と端部との間の中央部と相対する側に位置付けられる部分が、打ち抜かれる横断要素の縦断方向に対応する方向から見て、打抜き動作中に打ち抜かれる横断要素の保持面と接触する周囲縁の部分と、打抜き動作中に打ち抜かれる横断要素の搬送面と接触する周囲縁の部分と、の間に存在する転移部と重なることが好ましい。
本発明は、さらに、頭部面の全体の異なる部分が異なる表面品質を有する横断要素に関し、これら異なる部分の数と分散に関する様々な可能性が本発明の範囲内で存在する。また、本発明はこの形式の横断要素で構成されるプッシュベルトに関する。
本発明は、図面を参照して後述する発明の記載に基づいて説明する。図面の中で、同等の符号は同等または類似の構成要素を示す。
プッシュベルトを有する無段変速機の側面を図式的に示した図である。 無段変速機のプッシュベルトにおける横断要素を図式的に示した図である。 無段変速機のプッシュベルトにおける横断要素を異なる視点で図式的に示した図である。 打抜装置の打抜き領域、及び該装置に位置付けされた基材の長手方向断面を図式的に示した図である。 打抜き動作の第1段階を図式的に示した図である。 打抜き動作の第2段階を図式的に示した図である。 打抜き動作の第3段階を図式的に示した図である。 打抜き動作の第4段階を図式的に示した図である。 打抜き動作に適用できる金型の第1の実施形態の上面視、及び該金型が適用された処理で作られる横断要素の本体面を図式的に示した図である。 打抜き動作に適用できる金型の第2の実施形態の上面視、及び該金型が適用された処理で作られる横断要素の本体面を図式的に示した図である。 打抜き動作に適用できる金型の第3の実施形態の上面視、及び該金型が適用された処理で作られる横断要素の本体面を図式的に示した図である。
図1は自動車に活用されるなどの無段変速機を図式的に示す。無段変速機は、典型的には参照番号1で示される。
無段変速機1は、分離しているプーリシャフト2、3に配置されている2つのプーリ4、5で構成される。閉ループのような形状になっている無端プッシュベルトが、プーリ4、5の周りに配置されてプーリシャフト2、3の間の動力を伝達するように働く。プーリ4、5はそれぞれ、2つのプーリシーブから構成され、プッシュベルト6が位置付けされ、該プーリシーブとの間に固定され、その結果、摩擦に助けられて、力がプーリ4、5とプッシュベルト6との間で伝達される。
プッシュベルト6は、少なくとも1つの無端の担体7で構成され、担体7は多数のリングで構成される。担体7の長さ全体に沿って、横断要素10が配置され、横断要素10が相互に隣接し、担体7に対して周方向に移動可能である。単純化のため、これら横断要素10の若干を図1に示す。通常、担体7及び横断要素10は共に、金属から製造される。
図2及び図3は、横断要素10を示す。横断要素10の第1の本体面が参照番号11で一般に示され、一方、第2の本体面が参照番号12で一般に示される。外周面19は本体面11と12との間に拡がる。
縦断方向で、横断要素10が、基部13、比較的狭い頸部14、及び一般に矢の先端のような形状の頭部15で、連続して構成される。プッシュベルト6において、基部13はプッシュベルト6の内周側に位置付けられ、一方、頭部15はプッシュベルトの外周側に位置付けられる。さらに、プッシュベルト6において、横断要素10の第1の本体面11の少なくとも一部分が続く横断要素10の第2の本体面12の少なくとも一部分と接触し、一方、横断要素10の第2の本体面12の少なくとも一部分が前の横断要素10の第1の本体面11の少なくとも一部分と接触する。頸部14の転移部において、図2に示す横断要素の基部13は、2つの担体7を支持するように働く2つの搬送面16で構成される。さらに、基部13が2つのプーリシーブ接触面17から構成される。横断要素10がプーリ4、5に亘って動くと、横断要素10とプーリシーブの接触面との間の接触がプーリシーブ接触面17を介して実現される。底面18はプーリシーブ接触面17の間に拡がる。搬送面16、プーリシーブ接触面17及び底面18は周囲面19の部分である。
横断要素10の第1の本体面11上に、突起部21が配置される。図示の例では、凸部21は頭部15に位置付けられ、第2本体面の凹部に対応する。図3で、凹部は破線で示され、参照番号22で指示される。プッシュベルト6で、横断要素10の凸部21は続く横断要素10の凹部22に少なくとも一部に位置付けられる。凸部21及び対応する凹部22は、プッシュベルト6の周方向に直角な平面で隣接する横断要素10と相互の位置ずれを防ぐように働く。
頭部15は搬送面16に相対している2つの支持面23を有する。横断要素10がプッシュベルト6に配置されると、径方向での担体7の位置が、一方の側で搬送面16で画定され、別の側が、保持面23で画定される。さらに、頭部15は互いに連結される2つの頭部面24を有する。端部にて、頭部面24はそれぞれ頭部15の保持面23に連結される。保持面23及び頭部面24は共に周囲面19の一部である。
いわゆる横断要素10で知られる打抜き処理を図4及び図5a〜5dに基づいて説明する。
図4で、打抜き装置60の打抜き領域、及び装置に位置付けられた基材50が図式的に示される。打抜き装置60は基材50から横断要素10が切断されるべき切断部材30を有する。切断部材30が案内板35の案内空間36内に挿入されるが、その重要な機能は打抜き動作中の切断部材30を案内することである。支持部材40は切断部材30に沿い、打抜き処理中の横断要素10を支持する。切断部材30及び支持部材40の両方の周囲は打ち抜かれる横断要素10の周囲と実質的に対応する。支持部材40が金型45の受入空間46に挿入されるが、その重要な機能は、打抜き動作中に切断部材30、支持部材40及び横断要素10を案内することである。受入空間46の内周面は切段部材30、支持部材40及び横断要素10の周囲と実質的に対応する。
初めに、基材50は、一方が切断部材30及び案内板35と、他方が支持部材40及び金型45との間に位置付けられる。切断部材30と支持部材40との間に位置付けられた基材50の一部分は横断要素10を形成するものであり、以降では打抜き部分51と呼ぶ。基材50の他の部分、すなわち、案内板35及び金型45の間に位置付けられる部分は以降では残り部分52と呼ぶ。
金型45は金型面47で構成され、この重要な機能は、基材50の残り部分52を支持することである。金型45の受入空間46の内周面が周囲縁48を介して金型面47と連結される。周囲縁48は傾斜され、すなわち、傾斜面49は金型面47と受入空間46の内周面との間に拡がる。傾斜面49が無いと、金型面47と受入空間46の内周面は実質90°の鋭角で互いに連結される。前述してきた通り、鋭角な周囲縁48を有する金型45が適用されると、周囲面19が低品質の面を有する横断要素10が得られることになる。
次に、打抜き動作の異なる連続した状態が図式的に示されている図5a〜5dに基づいて、打抜き動作を説明する。
第1の状態、すなわち最初の状態では、図5aに図式的に示されるように、基材50の打抜き部分51が切断部材30と支持部材40との間に固定され、一方で、残り部分52が案内板35の案内部材37と金型45の金型面47との間に固定される。
第2の状態では、図5bに図式的に示されるように、切断部材30の全部分、抜打ち部分51及び支持部材40が、案内板35、残り部分52及び金型45に対して、圧力の影響の元で移動される。その過程での移動の方向は、案内面37及び金型面47に実質的に直角な方向である。相対的な移動の結果、切断部材30は基材50を突き抜き、打抜き部分51が金型45の受入空間46に圧入される。
第3の状態では、図5cに図式的に示されるように、打抜き部分51が、連続した相対移動の結果として残り部分52から完全に分離される。その後、案内板35及び切断部材30が金型45及び支持部材40に対して後退し、残り部分52と金型面47との間の接触が無くなる。
第4の状態では、図5dに図式的に示されるように、一方の案内板35及び切断部材30と、他方の金型45及び支持部材40との相対移動の結果、残り部分45が金型面47から離れた位置に置かれる。この位置で、残り部分52が取り除かれる。さらに、支持部材40が金型45に対して、打抜き部分51が金型面47より上の位置に置かれるように移動され、その結果、打抜き部分51も外される。この過程で、支持部材40は押出し部材として機能してもよい。
本発明は、プッシュベルト6に位置付けられるときに隣接の横断要素10に接触する接触領域を画定するために、本体面11、12に少なくとも1つの隆起部分を備える必要のある横断要素10に関する。そのような横断要素10の例を図6、7及び8に図式的に示す。これらの例で、横断要素10には第1の本体面11、すなわち、凸部21の存在する側に、隆起部25a、25b、26、26a、26bが設けられる。さらに、これらの例で、横断要素10は基部13に位置付けられた2つの隆起部25a、25bを有し、25a、25bはそれぞれ搬送面16の直下に位置付けされる。また、横断要素10は頭部15に位置付けられた少なくとも1つの隆起部26、26a、26bを備える。本発明は前述のように横断要素10に頭部の隆起部26、26a、26bを作る方法及び金型を提供する。
図6に示される例のように、横断要素10は凸部21を部分的に囲むように配置された1つの頭部隆起部26を有する。頭部隆起部26は、横断要素10の打抜き処理の間に形成される。このために、横断要素10を形成するために使用される金型45の周囲縁48の一部分61、すなわち、横断要素10の頭部面24が打抜き処理の間に通過する部分で、以降では頭部面接触部61と呼ぶ部分は、以下に説明する特殊な形状を有する。
頭部面接触部61の長さに沿って、異なる傾斜範囲を有する異なる部分が識別できる。完全を期すために、図6において、種々の傾斜の大きさ及び種々の傾斜の大きさの間の違いは、明瞭に誇張されて示される。さらに、金型45の周囲縁48が傾斜する範囲は、金型表面47に平行でかつ傾斜面49と金型面47との間の転移縁65に垂直な方向の金型45の傾斜面49の大きさに関係する。
図6に示されるような例において、頭部面接触部61に3つの異なる部分があり、すなわち、比較的大きな傾斜範囲を有する中央部62、比較的狭い傾斜範囲を有する2つの側部63a、63bがある。図6において、頭部面接触部61の部分62、63a、及び63bと横断要素10の頭部15の隆起部26との関係は破線を使って示される。頭部面接触部61の中央部62の位置は、隆起部26の位置に対応すること、頭部面接触部61の側部63の位置が隆起部26の相対する側に存在する頭部15の部分の位置に対応すること、が分かる。
本発明の本質を鑑みると、一般に、比較的大きな傾斜のある頭部面接触部61の部分が横断要素10の比較的に厚い部分に関連し、比較的狭い傾斜が存在する頭部面接触部61の部分が横断要素10の比較的に薄い部分に関連する。この考察によれば、横断要素10の打抜き処理の間、1つまたは複数の隆起部26、26a,26bが正確に制御されるように金型45を製作することが可能であり、隆起部26、26a、26bが横断要素10の頭部15上に所望の位置に実質的に実現される。
頭部面接触部61の頭部の設計が横断要素10の頭部15の厚さ分布に影響するだけでなく、傾斜範囲と横断要素10の頭部面24の表面品質との間に関係のあることが分かる。その結果、比較的狭い傾斜範囲を有する頭部面接触部61の部分に関連する部分よりも比較的大きな傾斜範囲を有する頭部面接触部61の部分と関連する部分の方が、頭部面24の表面品質が良い。さらなる効果として、頭部面24の表面品質に変化のあっても、プッシュベルトの横断要素10の機能に影響しないことがあり、したがって幣害が加わることはなく、その結果、本発明は制限や妥協を受けることなく適用できる。
図7及び図8に、金型45の周囲縁48の頭部面接触部61における、別の2つの設計例を示す。これらの図において、図6と同様に、頭部面接触部61の種々の部分の傾斜の大きさ及び大きさの差が誇張されて示される。
図7において、図6について記載されたように、頭部面接触部61が中央部62及び側部63a、63bを有し、中央部62が比較的狭い傾斜範囲を有し、側部63a、63bが比較的広い傾斜範囲を有する。結果として、金型45が使用されたとき打抜かれる横断要素10は頭部15に2つの隆起部26a、26bを有し、これらの部分26a、26bは凸部21の相対する側に位置付けられる。さらに、横断要素10の頭部面24の中央部は頭部面24の他の部分よりも表面品質が劣っている。
図8において、頭部面接触部61は5つの部分を有してもよく、中央部62及び2つの側部63a、63bが比較的狭い傾斜範囲を有し、中間部分64a、64bが比較的広い傾斜範囲を有する。結果として、金型45と関連する横断要素10は、頭部15に2つの隆起部26a、26bを有し、それらは、凸部21が存在する領域の外側に位置付けられ、頭部15の側全部に亘って延在はしない。特に頭部面接触部61の中央部62の長さが、凸部21の直径よりも大きく、横断要素10の同じ側に位置付けられる搬送面16と保持面23の間に存在する転移領域27を縦断方向で互いに覆う隆起部26a、26bが実現されるのに適するように、中間部64a、64bが位置付けされる。頭部15に隆起部26a、26bを位置付ける場合、第1の本体面11への力が分散されることの有利な点が、プッシュベルト6の横断要素10に応用されると分かる。頭部面24の表面品質に関する限り、中央部及び側部が中間部よりも品質の劣ることが分かる。
本発明の範囲が前記に説明した例に限定されず、しかしながら、添付の特許請求の範囲で規定されるように発明の範囲から逸脱せずにそれらの修正または変形が可能であることは、当技術分野の当業者には明らかであろう。
本発明によれば、横断要素10を製造する過程で使用される金型45の周囲縁48の頭部面接触部61は、異なる傾斜範囲を有する少なくとも2つの異なる部分62、63a、63b、64a、64bを有する。周囲縁48の実際の設計において、打抜き処理の間に横断要素10の保持面23、搬送面16及びプーリシーブ接触面17に接触すべき周囲縁48の部分の傾斜の大きさと、周囲縁48の頭部面接触部61の比較的大きい傾斜の大きさとは同程度である。さらに、同じく周囲縁48の実際の設計において、横断要素10の底面18と接触すべき部分を含め、周囲縁48の他の部分の傾斜の大きさと、周囲縁48の頭部面接触部61の比較的狭い傾斜の大きさとは同程度である。上記のような実際の設計に加えて、周囲縁48の他の設計は、少なくとも2つの異なる傾斜が頭部面接触部61に存在する限りにおいて、本発明の範囲内で実施可能である。
以上において、無段変速機1のプッシュベルト6の部分になるべき横断要素10を形成する方法が記載され、該横断要素10は2つの本体面11、12及び周囲面19を有する。横断要素10は打抜き動作の間に基材50から打抜かれ、特に、受入空間46を有する金型45が適用される。打抜き動作の間、横断要素10が受入空間46に進入するとき、横断要素10の周囲壁19が金型45の傾斜面19に沿って移動する。
横断要素10の頭部面24と接触するべき金型45の周囲縁48の全部分61は異なる傾斜範囲を有する少なくとも2つの異なる部分62、63a、63b、64a、64bで構成される。この事実に基づいて、横断要素10の頭部15の少なくとも1つの隆起部26を正確に形成することが実現される。

Claims (14)

  1. 2つの本体面と該本体面の間に拡がる周囲面とを有する無段変速機のプッシュベルトの部分となる横断要素であって、前記周囲面が、前記プッシュベルトの径方向で前記プッシュベルトの担体の位置を画定する前記横断要素の相対する側に配置される2つの保持面と、前記保持面に端部でそれぞれが連結される互いに連結されている2つの頭部面と、で構成されている、横断要素を形成する方法において、
    切断部材、支持部材、及び、打ち抜かれる横断要素と前記支持部材と前記切断部材の端部とを受けるための受入空間を有する金型、を用いて、前記横断要素を基材から打ち抜く工程と、
    前記打ち抜かれる横断要素を、打抜き動作中に、前記切断部材と前記支持部材との間に固定して、前記一方の切断部材、打ち抜かれる横断要素、及び支持部材と、前記他方の金型と、をそれぞれに対して移動させる工程、並びに、
    前記打ち抜かれる横断要素の前記周囲面を、前記金型の前記受入空間に進入させながら、前記金型の傾斜周囲縁に沿って移動させると共に、前記打ち抜かれる横断要素の前記頭部面の異なる部分を異なる傾斜範囲を有する前記金型の前記周囲縁の部分に沿って移動させる工程
    を順次含むことを特徴とする横断要素を形成する方法。
  2. 無段変速機のプッシュベルトの横断要素を形成する打抜き処理に適用する金型であって、前記横断要素には2つの本体面と前記本体面の間に拡がる周囲面とが設けられ、前記周囲面が、前記プッシュベルトの径方向で前記前記プッシュベルトの担体の位置を画定する前記横断要素の相対する側に配置される2つの保持面と、前記保持面に端部でそれぞれが連結される互いに連結されている2つの頭部面と、で構成され、前記金型における切断部材及び支持部材が打抜き動作中に適用されて前記横断要素が基材から打ち抜かれ、前記打ち抜かれる横断要素が打抜き動作中に前記切断部材と前記支持部材とに間に固定されて、前記一方の切断部材、打ち抜かれる横断要素、及び支持部材と、前記他方の金型と、がそれぞれに対して移動させられる、金型において、
    前記金型には、前記打ち抜かれる横断要素、前記支持部材、及び前記切断部材の端部を受ける受入空間と、前記打ち抜かれる横断要素を囲む材料を支持する金型面と、が設けられると共に、前記金型面及び前記受入空間の内部面が傾斜面を介して互いに連結され、かつ、
    前記打ち抜かれる横断要素の頭部面と打抜き動作中に接触する周囲縁の全部分の位置に配置される前記傾斜面の異なる部分が、前記金型に平行でかつ前記傾斜面と前記金型面との間の転移縁に垂直な方向に異なる広さとされる
    ことを特徴とする金型。
  3. 前記打ち抜かれる横断要素の頭部面と打抜き動作中に接触する周囲縁の全部分の位置に配置される前記傾斜面部分の1つの広さが、前記金型に平行でかつ前記傾斜面と前記金型面との間の転移縁に垂直な方向に、比較的広い、0.1ミリメートル程度とされ、かつ、前記打ち抜かれる横断要素の頭部面と打抜き動作中に接触する周囲縁の全部分の位置に配置される前記傾斜面部分の別の1つの広さが、前記金型に平行でかつ前記傾斜面と前記金型面との間の転移縁に垂直な方向に、比較的狭い、0.01ミリメートル程度とされることを特徴とする請求項2に記載の金型。
  4. 前記打ち抜かれる横断要素の頭部面と打抜き動作中に接触する周囲縁の全部分の位置に配置される前記傾斜面部分の1つの広さが、前記金型に平行でかつ前記傾斜面と前記金型面との間の転移縁に垂直な方向に、比較的広い、0.15〜0.25ミリメートル、好ましくは0.2〜0.25ミリメートルとされ、かつ、前記打ち抜かれる横断要素の頭部面と打抜き動作中に接触する周囲縁の全部分の位置に配置される前記傾斜面部分の別の1つの広さが、前記金型に平行でかつ前記傾斜面と前記金型面との間の転移縁に垂直な方向に、比較的狭い、0〜0.1ミリメートル、好ましくは0.05〜0.1ミリメートルとされることを特徴とする請求項2または3に記載の金型。
  5. 前記打ち抜かれる横断要素の頭部面と打抜き動作中に接触する周囲縁の前記全部分が、3つの部分で構成され、かつ、中央に配置された部分の広さが、前記金型に平行でかつ前記傾斜面と前記金型面との間の転移縁に垂直な方向に、該中央の部分の相対する側に配置された2つの部分より広いことを特徴とする請求項2〜4のいずれかの1項に記載の金型。
  6. 前記打ち抜かれる横断要素の頭部面と打抜き動作中に接触する周囲縁の前記全部分が、3つの部分で構成され、かつ、中央に配置された部分の広さが、前記金型に平行でかつ前記傾斜面と前記金型面との間の転移縁に垂直な方向に、該中央の部分の相対側に配置された2つの部分より狭いことを特徴とする請求項2〜4のいずれかの1項に記載の金型。
  7. 前記打ち抜かれる横断要素の頭部面と打抜き動作中に接触する周囲縁の前記全部分が、3つの部分で構成され、かつ、前記金型に平行でかつ前記傾斜面と前記金型面との間の転移縁に垂直な方向に、中央に配置された部分及び2つの端部の広さが、該中央の部分の相対する側でかつ該中央の部分と端部との間に配置された2つの部分より狭いことを特徴とする請求項2〜4のいずれかの1項に記載の金型。
  8. 無段変速機のプッシュベルトの横断要素を形成する打抜き処理に適用される金型であって、
    前記周囲面には、前記プッシュベルトの担体を支持する前記横断要素の相対する側に配置された2つの搬送面がさらに設けられ、前記保持面及び前記頭部面とで部分的に画定される部分には、対応する凸部及び凹部が設けられ、
    前記打ち抜かれる横断要素の頭部面と打抜き動作中に接触する前記周囲縁の全部分のうちの中央部分が、前記打ち抜かれる横断要素の横断方向に対応する方向において、前記対応する凸部及び凹部の直径より少なくとも広いものとされ、かつ、
    前記中央の部分の相対する側で該中央の部分と端部との間に配置された前記2つの部分が、前記打ち抜かれる横断要素の縦断方向に対応する方向から見て、前記打ち抜かれる横断要素の支持面と打抜き動作中に接触する周囲縁の一部分と、前記打ち抜かれる横断要素の搬送面と打抜き動作中に接触する周囲縁の一部分と、の間に存在する転移部と重なるものとされる
    ことを特徴とする請求項7に記載の金型。
  9. 2つの本体面と該本体面の間に拡がる周囲面とを有する無段変速機のプッシュベルトの部分となる横断要素であって、
    前記周囲面が、前記プッシュベルトの担体の位置を画定すると共に横断要素の相対する側に前記プッシュベルトの径方向に配置される2つの保持面と、前記保持面に端部でそれぞれが連結される互いに連結されている2つの頭部面と、で構成され、かつ、
    前記頭部面の全部分の異なる部分が異なる表面品質とされる
    ことを特徴とする横断要素。
  10. 前記頭部面の全部分には、3つの異なる部分が設けられと共に、中央の部分の表面品質が、該中央の部分と相対する側に配置された部分の表面品質より高いとされることを特徴とする請求項9に記載の横断要素。
  11. 前記頭部面の全部分には、3つの異なる部分が設けられと共に、中央の部分の表面品質、が該中央の部分と相対する側に配置された部分の表面品質よりも低いとされることを特徴とする請求項9に記載の横断要素。
  12. 前記頭部面の全部分には、5つの異なる部分が設けられ、中央の部分及び2つの端部の表面品質が、該中央の部分と相対する側であって該中央の部分と端部との間に配置された2つの部分の表面品質よりも低いとされることを特徴とする請求項9に記載の横断要素。
  13. 請求項1に記載の方法を適用して製造された横断要素で構成される無段変速機のプッシュベルト。
  14. 請求項9〜12のいずれか1つに記載の横断要素で構成される無段変速機のプッシュベルト。
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