JP2009511264A - エアフィルタの構成物、組立品および方法 - Google Patents

Abstract

エアフィルタの媒体構造物（４０）あるいは構成物が開示される。エアフィルタの媒体構造物（４０）あるいは構成物は、媒体の細長片（１）を含んでいる。細長片は、対面シート（４４）に固定された縦溝付きシート（４３）を含み、積層体中に互いに固定された入口縦溝流路と出口縦溝流路（５３）を形成している。好ましい突起部／受け部（６０２）構成物が記載されている。組立品と使用方法もまた提供される。

Description

本開示は、ガスの濾過に使用するフィルタ媒体に関する。本開示は、特に、Ｚ型フィルタ媒体を使用する媒体梱包体に関し、Ｚ型フィルタ媒体は、媒体梱包体中に形成され、対面する対面媒体に固定された縦溝流路付き媒体を含む。更に、本開示は、通常はエアクリーナ中で使用する点検可能なフィルタカートリッジ構成物中の媒体梱包体とそれに含まれるものに関する。また、エアクリーナ構成物と組立品と使用方法もまた記載される。

本出願は、米国以外の全ての国を指定国とする出願人である米国国内企業のドナルドソン社と、米国のみを指定国とする出願人である２人とも米国国民であるブルース・アレン・ボールスとポール・アンソニー・ウェントとの名において、ＰＣＴ国際特許出願として２００６年１０月１０日に出願されたものであり、２００５年１０月１１日に出願された米国仮特許出願第６０／７２５,４５３号の優先権を主張する。

関連出願の相互参照
本出願は、２００５年１０月１１日に出願された米国仮特許出願第６０／７２５,４５３号の開示を含んでいる。２００５年１０月１１日に出願された米国仮特許出願第６０／７２５,４５３号の開示は、参照によりその内容をここに合体する。米国仮特許出願第６０／７２５,４５３号に対する優先権の主張は、適切な範囲までなされる。

背景技術
空気などの流体の流れは、その中に汚染物質を含む可能性がある。多くの例では、流体の流れから汚染物質の一部またはすべてを濾過することが望ましい。例えば、原動機付き車両または発電装置用エンジンの空気流の流れ（例えば、燃焼空気）ガスタービンシステムのガス流れ、および様々な燃焼炉の空気流の流れは、その中に濾過すべき粒子状の汚染物質を含む。そのようなシステムでは、選択された汚染物質を流体から取り除く（または流体中の量を減らす）ことが好ましい。そのような汚染物質の管理のために、さまざまなエアフィルタ構成物（エアクリーナ）が開発されてきた。

多くの例では、エアクリーナ、特に、使用時にトラックなどの車のエンジン室内に配置されるユニットのための空間は限られており、エアクリーナを配置する形状も限られている。エアクリーナは、通常、点検可能部品、すなわち、取り外し可能で取替え可能なフィルタエレメントまたはカートリッジを含んでいるので、整備点検のためにエアクリーナに開いてアクセスするのに十分なスペースが提供されない場合には、問題が発生し得る。

新車と新車に対する要求が発生しているので、一般に、さまざまな車に対するエアクリーナ構成物の改善が求められている。

概要
本開示によると、エアフィルタカートリッジなどの好ましいフィルタカートリッジで使用可能な複数の特徴が提供される。好ましいフィルタカートリッジを提供するために複数の特徴が一緒に使用され得るが、いくつかの有利なフィルタカートリッジでは、複数の特徴の中から選択された１つの特徴だけを使用して組み立てることができる。さらに、組立品と使用方法が提供される。

本開示の１つの態様では、好ましい媒体梱包体は、エアフィルタカートリッジとしてまたはその中で使用するために提供される。媒体梱包体は、対向する流れ面と対向する側面とを有する積層されたＺ型フィルタ構成物を含む。対向する側面で積層された細長片の両端部は、一体成形された端部部品中に固定され、一体成形された端部部品によってシールされる。好ましくは一体成形された端部部品は一体成形されたポリウレタンを含む。

１つの実施例の構成物では、積層されたＺ型フィルタ媒体の梱包体構成物は、傾斜して積層されたＺ型フィルタ媒体の梱包体構成物を含む。

また、本開示によると、積層されたＺ型フィルタ構成物を含むフィルタカートリッジが提供される。また、記載されたフィルタカートリッジは、プリフォームあるいはシェルを含み、媒体梱包体がその中に配置される。プリフォームは、好ましくは、４つの側面と周囲シール構成物とを含む。便利な周囲シール構成物が示される。また、ハウジングと係合するためのフィルタカートリッジの介入構成物の利点が提供される。

プリフォームとフィルタカートリッジに対して記載された種類の応用に対する様々な他の好ましい特徴が示される。

本開示の別の態様によると、フィルタカートリッジとハウジングとの間の相互作用のための突起部／受け部の構成物が提供される。例示の矢形状の構成物が示される。

また、本開示の態様によると、記載された様な好ましいフィルタカートリッジを使用するエアクリーナ構成物が提供される。一般に、エアクリーナ構成物は、互いに分離可能であり、互いに組み立てられて固定された場合に、フィルタカートリッジのシール構成物がその間で係合するように構成された、２つの部分を有するハウジングを含む。ハウジング構成物の例示の特徴が提供される。

いくつかの改善が得られるために、構成物が本明細書で特徴付けられた好ましい特徴のすべてを含む必要はない。

本明細書で記載された特徴の多くは、本ＰＣＴ出願、２００５年６月１０日に出願されたＰＣＴ／ＵＳ２００５／０２０５９３に記載された構成物に関連する。そのＰＣＴ出願の完全な開示は参照により本明細書中に合体される。

Ｉ．Ｚ型フィルタ媒体構造の概要
縦溝流路付きフィルタ媒体は、流体フィルタ構造物を種々の方法で提供するために使用することができる。良く知られた１つの方法は、Ｚ型フィルタ構造物である。本明細書で使用する用語「Ｚ型フィルタ構造物（z-filter construction）」は、フィルタ構造物を指し、そこでは、波形に加工された、折りたたまれた、または別の方法で成形されたフィルタの縦溝流路の各縦溝流路（flute）は、媒体を通過する流体流れの長手方向の組、通常は平行な入口と出口のフィルタの縦溝流路を定めるために使用されることを意味し、流体は媒体の対向する流入端部および流出端部（または流れ面）の間で縦溝流路の長手方向に沿って流れる。Ｚ型フィルタ媒体のいくつかの例が米国特許第５,８２０,６４６号、同５,７７２,８８３号、同５,９０２,３６４号、同５,７９２,２４７号、同５,８９５,５７４号、同６,２１０,４６９号、同６,１９０,４３２号、同６,３５０,２９６号、同６,１７９,８９０号、同６,２３５,１９５号、米国意匠第３９９,９４４号、同第４２８,１２８号、同第３９６,０９８号、同第３９８,０４６号および同第４３７,４０１号に記載されており、参照によりこれら１５の文献を本出願に合体する。

一つの種類のＺ型フィルタ媒体は、媒体構造物を形成するために、互いに結合される２つの特定の媒体部品を使用する。２つの部品とは、（１）縦溝流路付き（通常は波形に加工された）媒体シート（縦溝流路付シート）と（２）対面する媒体シート（対面シート）である。対面する媒体シートは通常、波形に加工されていないが、例えば、２００４年２月１１日に出願され参照として本明細書に合体される米国仮特許出願第６０／５４３,８０４号に記述されるように、例えば縦溝流路の方向に対して垂直に波形に加工されてもよい。

縦溝流路付き（通常は波形に加工された）媒体シートと対面する媒体シートとは、平行の入口および出口の縦溝流路を有する媒体を定めるために合わせて使用される。いくつかの例では、縦溝流路付きシートと対面シートとは互いに固定された後に、コイル状に巻き付けられてＺ型フィルタ媒体構造物を形成する。このような構造物は、例えば、参照として本明細書に合体される米国特許第６,２３５,１９５号と同６,１７９,８９０号に記述されている。その他のいくつかの構造物では、対面媒体に固定された波形媒体のコイル状に巻き付けていない部分は互いに積層されてフィルタ構造物を形成する。この例は、参照として本明細書に合体される米国特許第５,８２０,６４６号の図１１を参照して記述されている。

通常、コイル状に巻き付けられた媒体梱包体を形成するために、縦溝流路付きシートと対面シートをその周りで組み合わせてコイル状の巻き付けが、対面シートを外に向けて行われる。コイル状巻き付け技術は、２００３年５月２日に出願された米国特許仮出願第６０／４６７,５２１号および２００４年３月１７日に出願され現在、国際出願公開第ＷＯ０４／０８２７９５として公開されているＰＣＴ／ＵＳ０４／０７９２７に記載され、それぞれの内容は、参照によりここに合体する。その結果として、通常、得られるコイル状に巻き付けられた構成物は、媒体梱包体の外部表面に対面シートの一部を有する。

媒体内の構造を指すために本明細書で使用される用語「波形に加工された（corrugated）」は、２本の波形ロールの間、すなわち、２本の波形ロールの間のニップまたはバイト内に媒体を通過させることで得られる縦溝流路付き構造物を指すことを意味しており、各波形ロールは、得られる媒体中にうねの効果を起こさせるのに適切な表面の特性を有する。用語「うね、波状のもの（corrugation）」は、波形ロールの間のバイト内へ媒体を通過させる工程を含まない技術によって形成される縦溝流路を指すことを意味しない。しかしながら、用語「波形に加工された」は、波形を形成した後に、例えば２００４年１月２２日に国際公開され本明細書に参照として合体されるＰＣＴ国際出願第ＷＯ２００４／００７０５４号に記述されるような折りたたむ技術によって、媒体が更に修正または変形される場合にも適用されることを意味する。

波形に加工された媒体は、縦溝流路付き媒体の１つの特定の形態である。縦溝流路付き媒体は、媒体を横切って延びる個々の縦溝流路（例えば、波形加工または折曲げ加工で成形される）を有する媒体である。

Ｚ型フィルタ媒体を使用する点検整備可能なフィルタエレメントまたはフィルタカートリッジ形状は、「真っ直ぐに流れる形状（straight through flow configuration）」またはこの変種として呼ばれる。一般にこの文脈において、点検整備可能なフィルタエレメントが一般に流入端部（または面）と対向の流出端部（または面）とを有し、流れがフィルタカートリッジにほぼ同一のまっすぐに流れる方向で流入および流出することが意味され。また、この文脈において、用語「点検整備可能」は、フィルタカートリッジを含む媒体を対応する流体（例えば空気）クリーナから定期的に取り外して取り替える媒体を収容するフィルタカートリッジについて述べることが意味される。いくつかの例では、それぞれの各流入端部と各流出端部は、ほぼ平たんまたは平面となり、２つは互いに平行である。しかしながら、これからの変形、例えば非平面の面も可能である。

真っ直ぐに流れる形状（特にコイル状に巻き付けられた媒体梱包体に対して）は、例えば、一般に流れが点検整備可能なフィルタカートリッジを通過するときにカートリッジの内側で旋回するような、参照として本明細書に合体される米国特許第６,０３９,７７８号に示される種類の円筒状の縦溝流路付きフィルタカートリッジなどの点検整備可能なフィルタカートリッジとは対照的である。すなわち特許第６,０３９,７７８号のフィルタでは、流れは円筒状の側面を通って円筒状のフィルタカートリッジの内部に入り、次に旋回して端面（前進の流れシステムによる）を通って外に流れる。このような逆流システムの一例が、本明細書に参照として合体される米国特許第５,６１３,９９２号に記載されている。

本明細書で使用される用語「Ｚ型媒体構造物（z-filter media construction）」とその変形例は、それだけで、入口および出口の縦溝流路を画定することを可能とするように適切なシールで（対面）媒体に固定された、波形または縦溝流路のある媒体のウェブか、および／または、そのような媒体から入口および出口の縦溝流路の三次元的ネットワークが形成されたまたは構成された媒体梱包体か、および／または、そのような媒体梱包体を含むフィルタカートリッジまたは構造物のいずれかまたはその全てを指すことを意味する。

図１に、Ｚ型フィルタ媒体で使用可能な媒体１の例を図示している。媒体１は（縦溝流路付きの波形に加工された）シート３と対面シート４とから形成される。

一般に、図１の波形シート３は、本明細書で規則的で曲げられた波パターンの縦溝流路またはうね７を備えるものとして特徴づけられる。この文脈で用語「波パターン（wave pattern）」は、谷７ｂと尾根７ａとが交互にくる縦溝流路または波形の（うね状の）パターンを指すことを意味する。この文脈で用語「規則的（regular）」は、谷と尾根（７ｂ,７ａ）の組がほぼ同じ繰りかえしのうね（または、縦溝流路）形状とサイズで交互に形成されることを指すことを意味する。（また、一般に規則的な構造において、各谷７ｂは、実質的に各尾根７ａの逆形状である。）このように用語「規則的」は、波形（または縦溝流路）のパターンが、縦溝流路の長手方向の少なくとも７０％にわたって実質的に変わらないうね形状とサイズで、繰り返えされる組（隣接した谷と尾根を有する）をもつ谷と尾根を有することを意味する。この文脈で用語「実質的（substantial）」は、媒体シート３が可撓性であることから生じる小さな変動とは対照的に波形に加工されたあるいは縦溝流路付きシートを作成するために使用されるプロセスまたは形態における違いの結果としての変更を指す。繰り返えしパターンの特徴に関して、与えられたフィルタ構造物において、等しい数の谷と尾根とが必ずしも存在することは意味されない。例えば、媒体１は、谷と尾根を含む１組の間で、あるいは、谷と尾根を含む１組に部分的にそって終端とすることができる。（例えば、図１で断片的に描写される媒体１は、８つの完全な尾根７ａと７つの完全な谷７ｂとを備える。）また、対向する縦溝流路の端部（谷と尾根の端部）は、互いに異なり得る。このような端部の変動は、この定義において特に述べない限り無視される。すなわち、縦溝流路の端部における変動は上記の定義によって保護されることが意図される。

複数のうねの「曲げられた（curved）」波パターンの特徴を述べる文脈において、用語「曲げられた」は、折げられてあるいはしわを付けられて媒体に付けられた形状の結果ではない、むしろ各尾根の頂部７ａと各谷の底部７ｂは、半曲の曲線にそって形成される波パターンを指すことを意味する。このようなＺ型フィルタ媒体の通常の半径は少なくとも０.２５ｍｍであり、通常は多くて３ｍｍであろう。

図１に示された波形シート３の特定の規則的で曲げられた波パターンの更なる特徴は、各谷と隣接する各尾根の間のほぼ中点３０が、縦溝流路７の長さに概ね沿って、曲率が反転する遷移領域に配置されていることである。たとえば、図１の裏側すなわち面３ａを見ると、谷７ｂは凹形の領域であり、尾根７ａは凸形の領域である。もちろん前側すなわち面３ｂに向かってみると、側３ｂの谷は尾根を形成し、面３ａの尾根７ａは谷を形成する。（いくつかの例では、領域３０は、点の代わりに、部分３０の端部で曲率が反転する直線部分３０であってもよい。）

図１に示される特定の規則的で曲げられた波パターンの波形シート３の特徴は、個々のうねが概ね直線的であることである。この文脈で、「直線的」とは、端部８と端部９間の長さの少なくとも７０％、通常は少なくとも８０％で、尾根７ａと谷７ｂの断面形状が実質的に変化しないことを意味する。図１で示される波パターンに関する用語「直線的」は、参照として本明細書に合体される２００３年６月１２日に公開された国際出願公開第ＷＯ９７／４０９１８号および同第ＷＯ０３／４７７２２号の図１に記述された波形に加工された媒体のテーパ状の縦溝流路のパターンと区別する。例えば、国際出願公開第ＷＯ９７／４０９１８号の図１のテーパ状の縦溝流路は曲げられた波パターンではあるが、この用語が本明細書で使用されているような「規則的な」パターンあるいは直線的な縦溝流路のパターンではない。

上記参照したように本明細書の図１を参照すると、媒体１は第１端部８と対向する第２端部９を有する。媒体１がコイル状に巻き付けられて媒体梱包体が形成されるときに、通常、第２端部９は媒体梱包体の入口端部を形成し、第１端部８は媒体梱包体の出口端部を形成するが、入口と出口を逆にする構造も可能となる。

隣接する端部８に、波形シート３と対面シート４とを一緒にシールするために、密封材ビーズ（sealant bead）１０あるいは他のシール構造が供給される。密封材ビーズ１０は、時として「単一フェーサ（single facer）」ビーズと呼ばれる、というのは、密封材ビーズが波形シート３と対面シート４の間のビーズであり、単一フェーサまたは媒体細長片（media strip）１を形成するために使用されるからである。密封材ビーズ１０は、端部８に隣接する、空気通路である縦溝流路１１をそれぞれ閉じてシールする。

端部９に隣接して密封材ビーズ１４あるいは他の密封材の構成が供給される。密封材ビーズ１４は、通常、その中を未濾過の流体が通過しないように端部９に隣接する縦溝流路１５を閉じる。密封材ビーズ１４は、通常、媒体１では帯状物として適用され、積層中に互いに固定される。このため密封材ビーズ１４は、対面シート４の裏面１７と、次の隣接する波形シート３の側面１８との間でシールを形成する。媒体細長片１がコイル状に巻き付けられる代わりに、帯状に切断されて積層される場合には、密封材ビーズ１４は、時として「積層用ビーズ」と呼ばれる。（密封材ビーズ１４がコイル状に巻かれた構造で使用される場合には、本明細書では図示しないが、「巻付用ビーズ」と呼ばれる。）

図１を参照すると、媒体１を例えば積層により媒体梱包体に組み込むと、媒体１は以下のように動作し得る。最初に、空気は矢印１２の方向に、端部９に隣接する開いた縦溝流路１１に入る。密封材ビーズ１０により端部８は閉じているので、空気は、矢印１３で示される方向に媒体を通過する。次に、空気は、媒体梱包体の端部８に隣接した縦溝流路１５の開いた端部１５aを通る通路によって媒体梱包体から外に出る。もちろん、上記と逆方向の空気流れとすることもできる。

本明細書の図１に示された特定の構造に対し、平行なうね７ａ、７ｂは、端部８から端部９まで、通常、真っ直ぐに完全に媒体を横切る。真っ直ぐな縦溝流路またはうねを選択された位置、特に端部で変形するまたは折りたたむことができる。この縦溝流路の端部を閉じるための変更は、通常、上記の「規則的」、「曲げられた」、「波パターン」の定義から外れる。

真っ直ぐで規則的に曲げられた波パターンのうね形状を用いないＺ形フィルタ媒体構造物が知られている。例えば、山田他による米国特許第５,５６２,８２５号には、狭いＶ字形（曲げられた複数の側面を有する）の出口縦溝流路に隣接する幾分か半円形状（断面で）の入口縦溝流路を使用する波パターンが図示されている（米国特許第５,５６２,８２５号の図１、図３参照）。また、松本他による米国特許第５,０４９,３２６号には、１枚の半円形状のシートを別の半円形状のシートに取り付けることにより画定され、得られる平行で直線的な縦溝流路の間に平たんな領域を備える円形（断面が）または管状の縦溝流路が当該第５,０４９,３２６号の図２に示されている。石井他による米国特許第４,９２５,５６１号（図１）では、四角形の横断面を有するように折り曲げられて、長手方向に沿ってテーパ状となっている縦溝流路が記載されている。国際出願公開第ＷＯ９７／４０９１８号（図１）では、曲げられた波パターン（隣接する、曲げられた凸部と凹部の谷）を有するが、長さ方向にそってテーパ状となっている（従って真っ直ぐではない）縦溝流路または平行な複数のうねが図示されている。また国際出願公開第ＷＯ９７／４０９１８号では、曲げられた波パターンを有するが、異なるサイズの尾根と谷のサイズを備えた縦溝流路が図示されている。

一般に、フィルタ媒体は比較的柔軟な材料、通常は、（セルロース繊維、合成繊維または両方の）不織布繊維質材料であり、樹脂を含み、時には付加材料とともに処理されている。したがって、フィルタ媒体は、容認できないような媒体損傷を受けずに、種々の縦溝パターン（例えば、波形に）加工するまたは構成することができる。また更に、フィルタ媒体は容認できないような媒体損傷を受けずに、使用のためにコイル状に巻き付けあるいは他の構造に容易にすることができる。もちろんフィルタ媒体は、使用中に、要求された波パターンに加工された構造を維持するような性質を持ち得る。

うね形成工程では、非弾性変形が媒体に生じる。これによって、媒体が元の形状に戻ることが防げる。しかしながら、この工程で張力が解放されると、縦溝流路あるいはうねは、伸びと曲がり部分の少なくとも一部が回復するスプリング・バックを起こしやすい。対面シートは、縦溝シートにおけるスプリング・バックを禁じるるために、時には縦溝流路付きシートに鋲で留められ得る。

また、通常、媒体は樹脂を含む。うね形成工程で、媒体は樹脂のガラス転移点以上の温度に加熱され得る。樹脂が次に冷却されると、樹脂は縦溝流路の形状を維持するように作用する。

波形シート３、対面シート４またはその両方の媒体は、例えば、参照として本明細書に合体される米国特許第６,６７３,１３６号に記載されているような、その一側面または両側面上に、微細な繊維材料を提供することができる。

Ｚ型フィルタ構造物に関する問題は、個々の縦溝流路の端部をいかに閉じるかである。代替物は可能であるが、通常、密封材か接着剤が端部をシールするために提供される。上記の記載から明らかなように、特にテーパ状の縦溝流路ではなく直線的な縦溝流路を使用する典型的なＺ型フィルタ媒体において、上流側面端部と下流側面端部の両方で、大きい密封材の表面積（および体積）が必要となる。これらの位置での高品質のシールは、結果として生じる媒体構造の適切な動作にとってかなり重要である。しかし大きなシール材の体積および面積はこの点で問題となる。

次に、図２に着目すると、規則的に曲げられた波パターンの波形シート４３と、波形でない平らなシート４４とを使用するＺ型フィルタ媒体構造４０が示されている。点５０と点５１の間の距離Ｄ１は、与えられた波形の縦溝流路５３の下にある領域５２の対面する媒体４４の範囲を定める。同じ距離１上の波形に加工された縦溝流路５３のためのアーチ形の媒体の長さＤ２は、波形に加工された縦溝流路５３により、当然Ｄ１より長い。縦溝流路付きフィルタの応用において使用される通常の規則的な形状の媒体では、点５０と５１と間の媒体５３の直線長さＤ２は、一般にＤ１の少なくとも１．２倍である。通常ではＤ２は、Ｄ１の１．２〜２．０倍の範囲内になる。空気フィルタのための１つの特別の便利な構造では、Ｄ２がＤ１の約１．２５〜１．３５倍である構成を有する。そのような媒体は、例えば、ドナルドソン社のＰｏｗｅｒｃｏｒｅ（登録商標）のＺフィルタ構造物において商業的に使用されている。ここで比Ｄ２／Ｄ１は、時として波形に形成された媒体の縦溝流路／平坦部比または媒体しぼり（media draw）として特徴付けられる。

段ボール業界では、様々な規格の縦溝流路が定められている。例えば規格Ｅの縦溝流路、規格Ｘの縦溝流路、規格Ｂの縦溝流路、規格Ｃの縦溝流路、および規格Ａの縦溝流路など。添付の図３は、以下の表Ａとの組み合わせて、これらの縦溝流路の定義を提供する。

本特許の譲受人であるドナルドソン株式会社（ＤＣＩ）社は、様々なＺフィルタ構成物内における規格Ａと規格Ｂの縦溝流路の変形を使用してきた。これらの縦溝流路もまた、表Ａおよび図３で定められる。

もちろん、段ボール箱業界からのその他の規格の縦溝流路の定義が知られている。

代替物は可能であるが、一般に、段ボール箱業界からの規格の縦溝流路の形状は、縦溝付き媒体のうね形状または概略うね形状を定めるために使用することができる。ＤＣＩ縦溝流路ＡおよびＤＣＩ縦溝流路Ｂと、段ボール業界の規格縦溝流路Ａおよび規格縦溝流路Ｂとの間の上記比較は、いくつかの使いやすい変動を示している。波形状または折りたたまれた他の縦溝流路の定義は、本明細書で議論された原理を用いて成し得る。

ＩＩ．縦溝流路付き媒体を使用する積層された媒体構造の製造の概要
図１の細長片１に相当する媒体細長片を製作するための、製造工程の一例を図４に示す。通常、対面シート６４と、縦溝流路６８を有する縦溝流路付き（波形に加工された）シート６６とが互いに組み合わられ、それらの間に接着ビーズが７０で配置されて媒体ウェブ６９を形成する。接着ビーズ７０は、図１の単一フェーサ・ビーズ１０を形成する。オプションのダーツ付け工程が、ステーション７１で行われ、ウェブ中央部に配置される中央ダーツ部７２を形成する。Ｚフィルタ媒体またはＺ濾材細長片７４は、７５にてビーズ７０に沿って切断されまたは切込みを入れられ、Ｚ型フィルタ媒体７４の２つの部片７６、７７を作り出し、各部片は、波形シートおよび対向シートの間に延びる密封材（単一フェーサ・ビーズ）の細長片を備える端部をそれぞれ有する。当然、オプションのダーツ付け工程が用いられる場合には、密封材（単一フェーサ・ビーズ）の細長片を備える端部はまた、この位置でダーツが付けられる１組の縦溝流路を有する。次いで細長片または部片７６、７７を、図６に関連付けて以下で説明するように積層するために、横断して切断され得る。

図４に関して特徴付けられるようなプロセスを行う技術は、２００４年１月２２日に国際公開され参照として本明細書に合体するＰＣＴ国際出願公開第ＷＯ０４／００７０５４号に記載されている。

さらに図４を参照すると、Ｚ型フィルタ媒体７４がダーツ付けステーション７１に置かれる前に、Ｚ型フィルタ媒体媒体７４は形成されなければならない。図４に示す概略図では、これは、１対のうねローラ９４、９５に媒体９２の平らなシートを通過させることによって行われる。図４に示す概略図では、媒体９２の平らなシートは、ロール９６から巻き出され、テンション・ローラ９８に巻き回され、次いでうねローラ９４、９５の間のニップまたはバイト１０２を通される。うねローラ９４、９５は、歯１０４を有し、平らなシート９２がニップ１０２を通過した後にほぼ所望の形状のうねを与える。ニップ１０２を通過した後、平らなシート９２は、波形になり、６６にて波形シートと呼ばれる。次いで波形シート６６は、対面シート６４に固定される。（うね形成工程はいくつかの例で、媒体を加熱する工程を伴う。）

図４をさらに参照すると、工程はまた、ダーツ付け工程ステーションへと向けられた対面シート６４を示す。対面シート６４は、ロール１０６に貯蔵され、次いで波形シート６６に送られてＺ型フィルタ媒体７４を形成する。波形シート６６と対面シート６４は、接着材またはその他の手段によって（たとえば音波溶接によって）一緒に固定される。

図４を参照すると、波形シート６６と対面シート６４とを一緒に固定するために使用される接着ライン７０が密封材ビーズとして示される。あるいは、対向するビーズを形成するための密封材ビーズが７０ａとして示すように適用され得る。密封材が７０ａとして適用される場合には、密封材ビーズ７０ａを収容するためにうねローラ９５内に、可能な場合にはうねローラ９４、９５内の両方に間隙を設けることが望ましい。

波形媒体に設けられるうねの種類は選択することができ、うねローラ９４、９５のうねまたはうねの歯によって決定される。１つの好ましいうねパターンは、本明細書の上記で定義されたような直線的な縦溝流路の規則的に曲げられた波パターンのうねとなる。使用される典型的な規則的に曲げられた波パターンは、波パターン内の、上記で定義されるような距離Ｄ２が、上記で定義されるような距離Ｄ１の少なくとも１．２倍のものとなる。１つの好ましい応用例では、通常、Ｄ２＝１．２５〜１．３５×Ｄ１である。いくつかの例ではこの技術は、たとえば直線的な縦溝流路を使用しないものを含む「規則的」でない曲げられた波パターンに適用され得る。

説明したように、図４に示す工程は、中央ダーツ部７２を作り出すために使用することができる。図５は、ダーツを付け切込みを入れた後の縦溝流路６８のうちの１つの断面を示す。

折たたみ構造１１８は、４つのしわ１２１ａ、１２１ｂ、１２１ｃ、１２１ｄを持つダーツが付けられた縦溝流路１２０を形成するために見られる。折たたまれた構造１１８は、対面シート６４に固定された平らな第１層または部分１２２を含む。第２層または部分１２４は、第１層または部分１２２に押し付けられて示される。第２層または部分１２４は、好ましくは、第１層または部分１２２の折たたまれた対向する外側面端部１２６、１２７から形成される。

さらに図５を参照すると、２つの折目またはしわ１２１ａ、１２１ｂは、ここでは全体的に、「上方の、内側に方向付けられた」折目またはしわと呼ばれる。「上方の」という用語はこの文脈で、折目１２０を図５の向きで見た場合に、折目１２０全体の上方部分にしわが載ることを示すことが意図される。「内側に方向付けられた」という用語は、各しわ１２１ａ、１２１ｂの折曲げ線またはしわの線が、他方に向かって方向付けられることを指すことが意図される。

図５では、しわ１２１ｃ、１２１ｄが、ここでは全体的に、「下方の、外側に方向付けられた」しわと呼ばれる。「下方の」という用語はこの文脈で、しわ１２１ｃ、１２１ｄが、図５の向きのしわ１２１ａ、１２１ｂのように頂部には配置されていないことを指す。「外側に方向付けられる」という用語は、しわ１２１ｃおよび１２１ｄの折曲げ線が、互いから背いて方向付けられることを示すことが意図される。

本明細書で使用される「上方」および「下方」という用語は、具体的には、図５の向きから見たときの折目１２０を指すことが意図される。すなわちそれらは、それと異なり折目１２０を使用するために実際の製品内で向きを決めるときの方向を示すものではない。

図５のこれらの特徴および再検討によって、本発明の図５による好ましい規則的な折りたたみ構造１１８は、少なくとも２つの「上方の、内側に方向付けられたしわ」を備えるものであることを理解することができる。これらの内側に方向付けられたしわは、独特であり、折曲げが隣接する縦溝流路上に大幅に侵入しない全体的な構造を設けることを助ける。

第２層または部分１２４に対して押し付けられた、第３層または部分１２８も見ることができる。第３の層または部分１２８は、第３の層１２８の対向する内側面端部１３０、１３１から折り曲げることによって形成される。

折りたたみ構造１１８を見る別の方法は、波形シート６６の交互の尾根および谷のジオメトリを参照することである。第１の層または部分１２２は、反転された尾根から形成される。第２層または部分１２４は、反転された尾根に向かって折り曲げられ、好ましい構造ではそれに対して折曲げられる、（尾根を反転させた後の）二重の峰に相当する。

図５に関連して説明した任意のダーツを好ましいやり方で形成する技術が、参照により本明細書に合体するＰＣＴ国際出願公開第ＷＯ０４／００７０５４号に記載されている。媒体を扱うその他の技術が、参照により本明細書に合体する、２００４年３月１７日出願のＰＣＴ国際出願公開第ＰＣＴ／ＵＳ２００４／０７９２７号に記載されている。

本明細書に記載される技術は、コイル状に巻くことによって形成されるのではなく単一フェーサの複数の細長片から形成される構造によってもたらされる、媒体梱包体の使用によく適合する。

媒体梱包体の対向する流れ端部または流れ面には、様々な定義を与えることができる。多くの構造では、端部は一般に平坦であり、互いに垂直である。

縦溝流路シール部（単一フェーサ・ビーズ、巻きビーズまたは積層用ビーズ）は、様々な材料から形成することができる。引用され合体される参考文献の様々なものにおいて、ホットメルトまたはポリウレタンシールが、様々な応用例に可能であるとして記載されている。これらは、本明細書に記載される応用例に使用可能である。

図６に、Ｚ型フィルタ媒体の細長片からＺ型フィルタ媒体梱包体を形成するステップを概略的に示す。図６を参照すると、細長片２００が、細長片２００に類似する細長片２０２の積層体２０１に追加されることを示している。細長片２００は、図４の細長片７６、７７のいずれかから切断して得られる。図６の２０５で、細長片２００、２０２に対応する各層の間で、単一フェーサ・ビーズまたはシール部と対向する端部に積層用ビーズ２０６の適用が示される。（その代わりに、頭部に反対のものとして、各層が積層の底部に加えられる。）

図６を参照すると、各細長片２００、２０２は、前端部（front edge）２０７および後端部（rear edge）２０８、および対向する側面端部（side edge）２０９ａ、２０９ｂを有する。
各細長片２００、２０２を含む、縦溝付き（通常は波形に加工された）シート／対面シートの組合せの入口および出口縦溝流路は、一般に前端部２０７、後端部２０８の間に延び、側面端部２０９ａ、２０９ｂと平行である。側面端部２０９ａ、２０９ｂは、媒体細長片２００の後端部および先端部（tail and lead ends）と呼ばれることがある。

媒体梱包体２０１が形成されている図６をさらに参照すると、対向する流れ面が２１０、２１１で示される。濾過時に、流れ面２１０、２１１のどちらを入口端面にし、どちらを出口端面にするかを選択することができる。いくつかの例では、積層用ビーズ２０６は、好ましくは、上流または入口面２１１付近に配置することができる。流れ面２１０、２１１は、対向する側面２２０、２２１の間を延びる。

図６で形成される積層された媒体梱包体２０１は、本明細書で「ブロック状に」積層された媒体梱包体と呼ばれることがある。「ブロック状に」という用語は、この文脈で、この構造が、全ての面が全ての隣接する壁面に対して９０°となる、長方形のブロックに形成されることを示す。図６Ａおよび残りの図のいくつかと関連して以下に説明されるように代替構造物が可能である。

いくつかの例では、図示の媒体梱包体２０１は、いずれかの断面が平行四辺形形状を有する、すなわち２つの対向する側面のいずれかが互いにほぼ平行に延びるものとして参照される。

図６に示すブロック状の積層構造が、参照により本明細書に合体する従来技術の米国特許第５，８２０，６４６号に記載されていることに留意されたい。積層構造が、２００３年３月２５日出願の米国特許第５，７７２，８８３号、同第５，７９２，２４７号、米国仮特許出願第６０／４５７，２５５号、および２００３年１２月８日出願の米国特許第１０／７３１，５６４号に記載されていることにも留意されたい。前記４つは全て、参照により本明細書に合体する。米国特許第１０／７３１，５０４号の図６の積層構造は、傾斜したまたは傾いた平行四辺形積層構造であることを留意されたい。

ＩＩＩ．積層されたＺ型フィルタ媒体梱包体を含むエアクリーナ構成物の例
Ａ．積層されたＺ型フィルタ媒体梱包体の側面端部のシール構成物
本明細書では上記のように、Ｚ型フィルタ媒体のための縦溝流路シール構成物が議論されている。一般に、縦溝流路シールは、縦溝流路付き（例えば、波形）シートと対面シート（シングルフェーサ・ビーズまたはシール）との間に提供されるシールであり、このシールは、Ｚ型フィルタの媒体梱包体（積層体または巻き付きビーズ）の細長片の間に提供される。

図６を参照すると、様々な細長片（２００、２０１）の対向する側面端部２０９ａ、２０９ｂもまた、漏れに対してシールする必要がある。シールは、一般に、下記の２つの位置でされるべきである。
１）各細長片または層（２００、２０２）のシングルフェーサ・シートと縦溝流路付きシートの間
２）種々の各細長片または層（２００、２０２）の間

これらの位置でのシールが好まれる理由は、未濾過の空気が媒体梱包体２０１が使用されるエアクリーナ構成物の下流部分に到達するのを防ぐためである。

本明細書では、積層された媒体梱包体中の側面端部シールを供給するためのアプローチが提供される。これは、図６Ａを参照することにより理解され得る。

図６Ａを参照すると、互いに積層されたＺ型フィルタ媒体（縦溝付きシート／対面シートの組み合わせ）の細長片２５１を含むＺ型フィルタ媒体梱包体２５０が概略的に図示されている。上記述べられるように、細長片２５１の積層体の側面端部２５２、２５３に沿ったシールが望まれる。

側面端部２５２に端部部品２５５が図示され、側面端部２５３に類似の端部部品２５６が図示されている。端部部品２５５、２５６は、それに固定される様々な細長片２５１の側面端部を有する。したがって、端部部品２５５、２５６は、シングルフェーサの細長片２５１の側面端部シールを供給し得る。

好ましくは、端部部品２５５、２５６は、成形の間に、その中に埋め込まれた細長片２５１の関連する側面端部あるいは端部と適所に一体成形されてシールを提供する。通常、一体成形された端部部品２５５、２５６はポリウレタンにより一体成形される。通常および好ましくは、発泡ポリウレタンが使用される。代替手段は可能であるが、使用可能な発泡ポリウレタンの１つの形態は、３０ポンド／立方フィート（０.４８ｇ／ｃｃ）より大きくない成形密度で、通常は、１５ポンド／立方フィート（０.２４ｇ／ｃｃ）より大きくない成形密度で、ある場合には、１０ポンド／立方フィート（０.１６ｇ／ｃｃ）より大きくない成形密度で一体成形されたものである。代替手段は可能であるが、多くの例では、端部部品２５５、２５６は、３０より大きくないシェアＡ硬度で、通常は、２５より大きくないシェアＡ硬度で、しばしば、２０又はそれ未満、例えば、１２〜２０のシェアＡ硬度で一体成形される。より硬く、より緻密な材料を使用することはできるが、ある場合には、それらは、重さとコスト節約のために現在好まれていない。より柔らかく緻密でない材料は、一体成形工程で使用することができれば、好ましいかもしれない。

端部部品２５５、２５６に類似の端部部品（長方形を除く）が図６に示すブロック化され積層された構成物２０１に対して使用し得ることが注目される。しかしながら、図６Ａで図示された特定の例２５０は、ブロック化され積層された構成物であるよりはむしろ傾斜して積層された構成物である。この文脈で用語「傾いた」は、対向する入口流れ表面２６０、出口流れ表面２６１が、側面（または、上下）表面２６５、２６６に垂直に延びていないことを示すことを意味し、表面２６５、２６６は、Ｚ型フィルタ媒体の縦溝流路が延びる平らな表面に対応している。

通常および好ましくは、表面２６０、２６１は互いに平行であり、総合的な特徴において、それぞれは平らである。各表面２６０、２６１は、実際には、互いに段差のある独立の細長片の端部を含み、その結果、滑らかで完全に平らではないことが着目される。しかしながら、一般に、これらの媒体端部は、平らな表面を定めるだろう。したがって、媒体媒体梱包体２５０の積層体は、平行四辺形の形状を有するものとして記載し得る。

通常および好ましくは、媒体梱包体２５０が傾斜して積層された構成物である場合において、表面２６５、２６６のうちの１つと隣接する表面のうちの１つの間の鋭角Ａは、本明細書では鋭い傾斜角として呼ばれ、少なくとも３０°であり、通常は、３０°〜８０°の範囲内であるが、代替手段は可能である。いくつかの構成物では、約４０°〜８０°の範囲の角度、例えば６０°が使用される。図９〜１３と関連して本明細書の以下で記載される特定の実施例に対して、鋭角Ａは、通常は４０°〜８０°の範囲内であり、例えば、約５０°〜７０°の範囲内であり、特定の実施例では５５〜６５°の範囲内である。

更に図６Ａを参照すると、図示された媒体梱包体２５０に対して、端部部品２５５の端部２７０、２７１は、一般に互いに平行に延びており、端部部品２５６の対応する端部２７２、２７３も同様である。代替手段は可能である。

次に、注目が端部部品２５５中の隔離へこみ構成物（stand off indent arrangement）２７５を成形することに向けられる。類似の隔離へこみ構成物は、端部部品２５６中にも見いだせる。隔離へこみ構成物２７５は、図６Ａの端部部品を成形するために使用される方法からの人工産物である。特に、部品２５５を成形するために使用される鋳型は成形の間、鋳型の底部の上方で媒体端部と係合して支えるために浮き出した部分（突起）を含む位置を示している。同様に、かならずしも必要とされるものではないが、いくつかの成形作業では、領域２７６を形成する鋳型の一部は、鋳型領域２７８の一部に対して都合良く沈下しているまたは低くなっていることに注目される。この後者が実施される場合、領域２７６は領域２７８より厚くなるであろう。もちろん、さまざまな代替の隔離へこみ（スタンドオフ）パターンを使用することができる。

更に、図６Ａを参照すると、図７〜１４と関連して以下で説明されるような構成物中で使用するための実施例として、媒体梱包体２５０の入口端部が表面２６０によって表され、出口端部が表面２６１によって表されると仮定する。端部部品２５５は、間隔Ｘによって示されるように、表面２６０から引っ込んでいる。そのようなへこみ量は、通常は、少なくとも６ｍｍであり、普通は約６〜３０ｍｍであるが、代替手段が可能である。これは成形作業の間に引き起こされる。面２５２の領域２５２Ｘは、領域Ｘを通って延びている媒体梱包体２５０の一部を含んでおり、以下で説明されるように媒体梱包体２５０がプリフォームの上に設置されると、後で更に密封材によってシールされる。同様に、側面部品２５６は端部２５３Ｙでへこんでおり、端部２５３は２５３Ｙとして特定されたこの領域中でカバーされていない。（従って、媒体梱包体２５０は、成形された側面部分２５５、２５６から外方向に少なくとも６ｍｍ、通常は６〜３０ｍｍの距離Ｘで突き出ている入口流れ面２６０を持って配置されているということができる）

既に示されたように、端部部品２５５、２５６は、ポリウレタン発泡樹脂などの硬化樹脂中で上昇させる従来の成形技術を使用して適所に一体成形され得る。

Ｂ.実施例のエアクリーナ構成物：図７-９
図７〜９において、図１０〜１４と関連して以下に説明されるフィルタカートリッジ構成物（または、Ｚ型フィルタ媒体構造物）とともに使用可能であり、図１〜６Ａと関連して上記議論したような媒体梱包体を使用する、実施例のエアクリーナ構成物３００が図示される。図７〜９に図示されたものは一例であり、本開示の原理を使用するさまざまな異なる構成物が可能であることは注目される。エアクリーナ３００に関して、フィルタカートリッジは、点検可能なコンポーネントである、すなわち、使用後に交換のために取り外し可能である。

次に、図７を注目すると、ハウジング３０１を含むエアクリーナ３００が図示されている。ハウジング３０１は平面図で図示されている。ハウジング３０１は、一緒に固定された、分離可能なハウジング部３０２、３０３を含む。実施例では、ハウジング部３０２、３０３は、ボルト３０５によって一緒に固定されているが、クランプあるいは他の代替の取付構成物は、本明細書に開示されている選択された原理を適用することにより使用することができる。ハウジング３０１は成形されたプラスチックを含み得るが、代替手段は可能である。

更に、図９を参照すると、ボルト３０５は、エアクリーナハウジング３０１の側面３０６上に配置される。対向側面３０７に、分離蝶番構成物３０８が提供される。この文脈における「分離蝶番構成物」で、ハウジング部３０２、３０３のうちの１つが、蝶番構成物（通常は、つまみ（タブ）あるいは受け部（レシーバ））の第１部材を含み、ハウジング部３０２、３０３の残りの１つが蝶番構成物の第２部材を含み、２つの蝶番部材が内部で係合可能であることが意味される。蝶番部材は、ハウジング３０１を開くとき、ユーザが所望すれば取り外すことができるように形成されている。したがって、図７を参照すると、部位３０７の蝶番構成物が係合された後に、ハウジング部３０２、３０３は、３０５でボルトを取付けるために３０９でハウジング部３０２、３０を一緒にするように互いに向かって円弧Ｐ上で回転させることができる。

本明細書では、ハウジング３０１は、ときには、側部３０６、３０７、頂部３００ｔ、および底部３００ｂを有すると言う場合がある。

図示された実施例では、タブ構成物３０８ａは、ハウジング部３０３上に示され、ハウジング部３０２上の受け部構成物３０８ｂを通って突き出ている。複数のタブ３０８ａがカバー部３０３上に垂直に間隔をあけて配置され、複数の受け部３０８ｂがハウジング部３０２上に垂直に間隔をあけて配置されていることが理解される。いくつかの構成物では、タブが入口またはカバー部分のハウジング部３０２上に配置され、受け部がハウジング部３０３上に配置されている代替の組み合わせが使用されるだろう。これは、以下で議論するように、図１５と１６に示されている。

ハウジング部３０２は、その中に空気流れ取入口あるいは入口３１０を有する入口部を含む。使用時に、図示しないが、入口空気のための可撓性折りたたみ可能なベローは入口３１０の上方で適合するであるだろう。

また、入口３１０は、入口アダプター３１１を提供し、入口アダプター３１１は外側リム３１２、傾斜した表面３１３、交差しているグリッド３１４を含む。図７〜８の再検討から、ベローが、外側のリム３１２上に寄りかかるために、傾斜した表面３１３と係合して中心に配置されることによって、開口３１０の上方で容易に適合し得ることが理解されるだろう。フレーム構造あるいは表面グリッド３１４は、強さと、所望であれば、取り入れ口３１０中に大きい物が落下することに対する保護とを提供する。

ハウジング部３０３は、空気流れ出口３３０を含む出口部であり、出口部からろ過された空気は、エアクリーナハウジング３０１からでて下流のエンジン部品に向けられる。

図８を参照すると、ハウジング部３０２は周辺フランジ３２０を含み、ハウジング部３０３は周辺フランジ３２１を含んでいる。フランジ３２０と３２１は、以下に記載される、内部に受け入れられるフィルタカートリッジ４００（以下に図１０〜１３と関連して議論される）のためのハウジングシール構成物の対向する側面上に配置されるように構成されている。

図８において、図示されたエアクリーナ３００のハウジング部３０１の断面図は、示される一般的な向きで取り付けられるように構成されている。図８に示された比較的低い垂直方向の高低（起伏）は、トラックのフードの下の小さい空間に、例えば、エンジンまたは車のフレームの一部に、エアクリーナ３００を取り付けるために便利である。

図７を参照すると、車の所定位置にエアクリーナ３００を固定するための取付構成物が３３５で示される。取付構成物３３５は、エアクリーナハウジング３０１の側面部分に配置され、エアクリーナ３００によって取られた垂直方向の高低を最小にすることが注目される。

図８を参照すると、また、ハウジング部３０２に水噴出部と弁構成物３３８を含むことができる。水噴出部と弁構成物３３８は、通常、ハウジング３０１が設置されるときに、下向きを指し、内部に受け入れられたフィルタカートリッジ４００の上流となるように配置される。ハウジング部３０２の領域３３９において、ハウジング３０１は漏斗状の周辺部と操作を容易にするためのバルブ構成物３３８を提供する。

代替手段は可能であるが、図示された構成物に対するハウジング３００は、ハウジングの側部長さまたは幅Ｗ１の５０％未満、通常はハウジングの長さまたは幅Ｗ１の３５％未満である、フィルタカートリッジ４００と重なる断面高さＨ１（図８）を有す。（本明細書で、高さＨ１は、リング３１１と３１２と領域３３９を無視する。むしろＨ１の重点は、フィルタカートリッジ４００を重ね合わせるハウジング３０１の一部にある。）

代替手段は可能であるが、本開示に基づく原理を使用する構成物の特徴は、ハウジングシールのためのＨ１対Ｌ１の比較的低い比率である。またＨ１で表されるハウジングシールの垂直方向の高さは、構成物中でシールされた場合に、フィルタカートリッジ４００上の周辺シールが延びる総垂直距離である。この場合、以下で議論されるように、周辺シールは、一般に、空気流れ方向に垂直であり、総シール垂直方向高さＨ１は、ほぼフィルタカートリッジ側部に沿うシール高さと同じである。

シール長さＬ１は、図７に示される。これは、ハウジングシール部材によって占められるハウジング３０１の頭部と底部を横切る、ハウジング部３０２、３０３の間で延びる全長である。Ｌ１は頭部または底部のどちらかを横切る長さについて言及することを意味する。代替手段は可能であるが、本開示に基づく通常の構成物のためのＨ１対Ｌ１の比率は、０.３未満であり、普通は少なくとも０.１５、しばしば０.２５未満、０.２４またはそれ未満、例えば、０.１６〜０.２４である。

図８を参照すると、３４０で、フィルタカートリッジ４００の下流側部上でエアクリーナ３００内の圧力をモニターするために圧力取出し穴を提供するために使用することができる構造が示される。

Ｃ.積層されたＺ型フィルタ媒体梱包体と図７〜９のエアクリーナ中で使用可能な外側のプリフォームを含むフィルタカートリッジ
最初に図８を参照すると、エアクリーナ３００の断面図が示される。既に示されたように、エアクリーナ３００中で使用するための点検可能なフィルタカートリッジ４００が示される。この文脈で、用語「点検可能な」によって、フィルタカートリッジ４００はハウジング３０１の内部３０１ａから取り外して取り替えることができることが意味される。

フィルタカートリッジ４００は、図１０〜１３に関連して以下に詳細に議論される。図８、また、フィルタカートリッジ４００は、上流（入口）面４０２と下流（出口）面４０３とを有する媒体梱包体４０１を含んでいる。一般に、濾過されるべき空気は、上流面４０２で媒体梱包体４０１に入り、下流の表面４０３から媒体梱包体４０１を出る。媒体梱包体４０１は、本明細書の記載に基づくＺ型フィルタ媒体を含む。したがって、媒体梱包体４０１は上流面４０２と下流面４０３の間に延びている縦溝流路を含む。縦溝流路は上記議論されたような縦溝流路シールによって入口と出口の縦溝流路に分割される。媒体梱包体４０１は、対面媒体に固定された縦溝流路付きシート材料（通常は折りたたまれたあるいは波形加工された）の積層体を含む。フィルタカートリッジ４００は、媒体梱包体４０１としての媒体を通る流れをろ過しないで、空気が上流面４０２から下流の表面４０３まで通過できないように構成されている。

図８のフィルタカートリッジ４００中に図示された特定の媒体梱包体４０１は、傾斜して積層されたＺ型フィルタ構成物である。すなわち、図８に示されているように、入口面（または、上流面）４０２面と出口面（または、下流面）４０３は、媒体梱包体４０１の頭部４０６と底部４０７に対して、および、入口面および出口面４０２、４０３と交差する平面に垂直に取られたフィルタカートリッジ４００の断面に対して一般に傾斜している。角度Ｄ、すなわち、入口面４０２と出口面４０３に対して傾斜することにより得られる鋭角は、通常は、３０°〜８０°の範囲中であり、しばしば４０°〜８０°の範囲内であり、通常は５０°〜７０°であるが、代替手段が可能である。図示される実施例において、角度Ｄは、５５°〜６５°であり、特に、６０°である（空気流れに垂直な平面に対する入口面４０２と出口面４０３の角度は、もちろん９０°−Ｄである）。本明細書に記載された原理は、ブロックされて積層された媒体梱包体に適用され得る。その媒体梱包体における入口面と出口面は、一般に互いに平行であり、媒体梱包体の頭部と底部に垂直であることが注目される。そのような例において、角度Ｄは９０°である。

更に図８を参照すると、傾斜して積層された媒体梱包体４０１を有する、図示された特定のフィルタカートリッジ４００は、底部側部４０７で配置された入口３１０に向かって最も遠い突起物の先端または端部４１０を有し、隣接する頭部側部４０６に隣接して配置された出口３３０に向かって最も遠い突起物の先端または端部４１１を有して配置される。フィルタカートリッジ４００は、いくつかの構成物では、これに対して逆さの方法で配置することができる。しかしながら、提示された特定の構成は、便利であり役に立つ。ハウジング４０１は、図８に示される形状に対して不適当な方法でフィルタカートリッジ４００を設置することを禁止する内部の特徴を提供することができる。このための突起部／受け部構成物の実施例が図１１Ａと１１とともに以下に議論される。また、ハウジング部３０３は、適切な向きでフィルタカートリッジ４００を受け取って係合するように対角線の受け部リップ４１２を含んでいる。

フィルタカートリッジ４００は図１０、１１、１１Ａ、１２、および１３に示される。

最初に、図１２を注目すると、図８のエアクリーナ３００中に設置されたときと一般的に同じ向きでフィルタカートリッジ４００の断面が示されている。一般に、フィルタカートリッジ４００は、外側のプリフォームあるいはシェル４２０内に配置された媒体梱包体４０１を含み、シェル４２０はプリフォームシェルと呼ばれる場合がある。この文脈の用語「プリフォーム」によって、シェル４２０が最初に成形され、次に、媒体梱包体４０１がその中に配置されることが意味される。プリフォームあるいはシェル４２０は、通常はガラスおよび／または雲母が充填されたポリプロピレンなどで成形されたプラスチックを含むが、さまざまな代替材料を使用することができる。シェルは、頭部４２０ｔと底部４２０ｂを有する。図１１を参照すると、シェルはまた、対向する側面４２０ｘ、４２０ｙを有する。

図１２に、媒体梱包体４０１が、密封材／接着剤４２１によってプリフォーム４２０中に固定されて示されている。図示された実施例に対して、密封材／接着剤４２１は、媒体梱包体４０１のまわりに延びている端面４０２に隣接して配置されており、媒体梱包体４０１に沿ってと入口面４０２からと出口面４０３に向かって約６〜３０ｍｍの距離だけ延びている。これは典型的な例であるが、代替手段は可能である。プリフォーム４２０は、端面４０２に隣接し媒体梱包体４０１の周りに密封材４２１を収容するために外側の拡張領域あるいはリップ４２５を提供している。リップ４２５は、図６の端部部品２５５、２５６（図６Ａ）によって覆われていない媒体梱包体４０１の一部に隣接して配置されている。

更に、一般に、プリフォーム４２０は、空気流れ入口端部４２６と空気流れ出口端部４２７を含んでいる。拡張領域あるいはリップ４２５は、空気流れ入口端部４２６に隣接して配置される。空気流れ出口端部４２７では、媒体梱包体４０１を支えるために端面４１１に隣接してグリッド４２８が提供されている。グリッド４２８は、図１０と１１とともに以下に詳細に議論する。

更に図１２を参照すると、フィルタカートリッジ４００はその上にハウジングシール構成物４３０を含んでいる。ハウジングシール構成物４３０は周辺シール構成物であり、この文脈中の用語「周辺」は、ハウジングシール構成物４３０がフィルタカートリッジ４００（または、シェル４２０）の周りに延びることを意味する。図示されたハウジングシール構成物４３０は、プリフォーム４２０上に配置されたシール部材４３１を含み、実施例では支持体４３２上に示されている。支持体４３２は、通常、シェル４２０からその周りの周辺の拡張部分中に外方向に突き出ているフランジを含み得る。フランジ４３２は、シェル４２０が成形されたプリフォームである場合、通常はシェル４２０の残りの部分と一体に成形され得るが、代替手段は可能である。

図１３を参照すると、例示の実施例に対して、支持体４３２は、角度Ｚで示されるように、一般に、シェル４２０の隣接する部分に垂直に突き出ている。これは、典型的な例であるが、代替手段は可能である。示された特定の構成物に対して、支持体４３２がシェル４２０の隣接する部分に垂直に一般的に延びている結果として、支持体４３２はまた一般的に媒体梱包体４０１を通過する空気流れの方向に垂直に延びている。これは、典型的な例であるが、代替手段は可能である。

また図１３によると、示された実施例に対して、支持体４３２は、支持体４３２Ａと横方向の拡張部分４３２Ｂを有し、一般に「Ｌ字」形状の断面形状を有する。これは、典型的な例であるが、代替手段は可能である。Ｌ字形状断面は、適所にシール部材４３１を固定するのを助ける。（用語「Ｌ字形状の」は、少なくとも１つの向きまたは少なくとも１つの見方において、断面が「Ｌ」の定義を示す場合に使用される。）

ハウジングシール部材４３１は、通常は、その上に一体成形によってポスト（支持体）４３２に固定される。ハウジングシール部材４３１の材料は、通常は、フィルタカートリッジ４００が設置されるとき、ハウジング部３０２、３０３の間でピンチシールを形成するのに適切である可撓性材料であり得る。ハウジングシール部材４３１用の典型的な材料は、以下で議論するように、可塑性ポリマーであり得る。

更に図１２と１３を参照すると、示された実施例に対して、ハウジングシール構成物４３０は、端面４０２と４０３の間で拡張部分の方向に垂直な平面でセンタリングされているが、代替手段は可能である。したがって、示された実施例に対して、ハウジングシール構成物４３０の平面は、端面４０２、４０３に非垂直に延びている。図示された実施例おいて、ハウジングシール構成物４３０の平面と表面４０２、４０３の間の鋭角は９０°−Ｄである。代替手段は可能である。

一般に、ハウジングシール部材４３１は、ピンチシールを形成するために構成される。したがって、ハウジングシール部材４３１がそれぞれハウジング部３０２、３０３上のフランジ３２０と３２１の間にクランプされるまたは固定されるときに、シールが生じる。図７と図９のボルト３０５が適所に固定されると、シールが維持される。

図示された特別なハウジングシール部材４３１は、ハウジング部３０２、３０３を一緒に固定するためのボルトあるいは他の機構による圧縮力が構成物の側部上にのみにかかり、図８の長い上面５００と下面５０１に沿って延びていないような状況下での使用のために特に構成されている。これは、例えば、エアクリーナ３００を配置するための空間が限定されている場合が該当する。もちろん、シール部材４３１は他の応用に使用することができる。示された構成物に対して、圧縮力は、１つの側面のボルト３０５と対向する側面の蝶番構成物３０７による２つの側面で発生する。

シールを容易にするために、シール部材４３１は、少なくとも１つの可撓性リップ部材または拡張部分と中央領域とを含む、少なくとも１つの可撓性のリップ構成物５０８で形成されている。本明細書では、用語「可撓性のリップ部材あるいは拡張部分」またはその変形は、シール構成物の定義と関連して使用される場合、リップ部材が元の向きから曲げる（曲がる）ことができるようなシール部材の隣接する中央領域の一部に対して（図１３の鋭角Ｑで）延びるリップ部材または拡張部分（たとえば、圧力がかかると中央領域に向かって曲がることによって、拡張部分の方向に沿って可撓性のブレードとしてシールを発生する）を含むシール構成物について言及することを意味する。

示された実施例において、可撓性のリップ構成物５０８は、図１３の２つの可撓性のリップあるいは拡張部分５１０、５１１を含んでいる。これらのリップあるいは拡張部分５１０、５１１は、ハウジングシール部材４３１がハウジング部３０２、３０３の間で締め付けられた場合、中央領域５１５に向かって（角度Ｑを減らすために）それぞれ折りたたまれるかまたは向きをそらすことができる。通常は、フラップあるいは拡張部分５１０、５１１は、互いに６０°〜１４０°の範囲内の角度で、角度Ｔで延びるように配置されているが、代替手段は可能である。通常は、それぞれが鋭角Ｑで、隣接する中央領域５１５に対して、４０°〜６５°の範囲で延びているが、代替手段は可能である。通常は、可撓性リップ５１０、５１１の拡張部分の方向はシェル４２０から外方向に離れている。通常は、各フラップの拡張部分あるいは突起物５１０、５１１は、ハウジングシール部材４３１の中央領域５１５に最も近い部分から離れて（図１３でＮで示される）少なくとも２ｍｍ、通常は３〜５ｍｍの距離で延びている。これは、ハウジング部３０２、３０３の間の係合に対して良いシールを確実にするために、適切な曲がりを確実にするのを助けるだろう。拡張部分５１０、５１１の先端は通常は１０〜１８ｍｍ離れて配置されている。

図１３に示される特定の実施例に対して、ハウジングシール構成物は、一般に、リップ５１０、５１１とともに「Ｗ」の断面を有し、中央領域５１５から対向する側部にＷの外側のつばさを有する。この特定の断面、すなわち、一般にＷ形状の断面は、本開示に基づくプリフォームされたハウジングシール構成物に対して典型的であるが、代替手段は可能である。

ここで、図１４を注目すると、ハウジングシール構成物のための角度での例示の寸法が提供される。寸法と角度は以下の通りである。ＢＡ＝１２〜１６ｍｍ、例えば、１４ｍｍ、ＢＢ＝０.３ｍｍ半径、ＢＣ＝３〜５ｍｍ、ＢＤ＝０.４ｍｍ、ＢＥ＝７.２ｍｍ、ＢＦ＝６.３ｍｍ、ＢＧ＝５.７ｍｍ、ＢＨ＝４.２ｍｍ、ＢＩ＝０.４ｍｍ半径、ＢＪ＝５４.３°、ＢＫ＝１.２ｍｍ、ＢＬ＝２.０ｍｍ、ＢＭ＝２.８ｍｍ、ＢＮ＝１.５ｍｍ、ＢＯ＝２.０ｍｍ、ＢＰ＝３.５ｍｍ、ＢＱ＝９.０ｍｍ。図１４に示される対称から他の寸法を得ることができる。もちろん、代替の寸法は可能であり、提供されたものは単に通常の使用可能な例を示すものである。

上記において、適切な向きを確実にするためにフィルタカートリッジ４００とエアクリーナハウジング３０１の間で相互作用のための構成物が提供されることが述べられた。これに関する選別された特徴は、図１１Ａと１１Ｂで図示される。

図１１Ａを参照すると、プリフォームシェル４２０が示されている。プリフォームシェル４２０は頭部４２０ｔ、底部４２０ｂ、対向する側部４２０ｘ、４２０ｙを含んでいる（側部４２０ｘだけが見えている）。プリフォームシェル４２０はさらに、入口端部４２０ｆと出口端部４２０ｇを含んでいる。図１１Ａでは、側部６００が見えている。プリフォームシェル４２０は、その上に配置された突起部／受け部構成物６０２の第１部材６０１を含んでいる。示された実施例において、第１部材６０１は、側部６０４、６０５および中央部に頂部６０６を有する矢形状の受け部６０１ａを有し、受け部内部６０１iを有する矢形状の突起物として、側部６０４、６０５および中央部に頂部６０６は側部４２０ｘから外方向に突き出ている。矢の形状の受け部６０１ａは、プリフォームシェル４２０の入口端部４２０ｆに向けられた頂点６０６を有する側部４２０ｘから外側に突き出るように向けられている。示された実施例では、側部６０４，６０５は頂点６０６に対して同じ長さでない。側部６０５、６０６の間の角度は通常は２５°〜６０°であるが、代替手段は可能である。

ここで、図１１Ｂを注目する。図１１Ｂは、図７の線１１Ｂ−１１Ｂに沿って一般的に取られたハウジング出口部３０３の断面である。内部３０３ｉにおいて、ハウジング出口部３０３は突起部／受け部構成物６０２の第２部材６１０を有する側壁３０３ｓを含む。第２部材６１０は矢形状であり、対向する側部６１６と６１７および中央部に頂点６１８を含んでいる。第２部材６１０は、使用中にハウジング入口部に向かって頂点６１８で示すように向けられた側壁３０３上の突起部である。（側部６１７と側部６１８と間の角度は、通常は２５°〜６０°であるが、代替手段は可能である。通常の応用では、角度は受け部６０１の側面の間の角度と同じになるだろう。）

一般的な用語において、プリフォームシェル４２０の側部に配置された突起部／受け部構成物６０２の第１部材６０１は、受け部であり、適切に設置された場合、滑走してハウジング上の矢形状の突起物を中に受け入れるような大きさと形状にされた受け部である。また、好ましくは、受け部６０１は矢形状であるが、代替手段は可能である。

もちろん、使用中に、プリフォームシェル４２０は、突起部４３２上に配置されたシール部材として構成されており、通常および好ましくは、ハウジングシール構成物は、既に議論したのと類似のものであるが、代替手段は可能である。また、通常および好ましくは、上で議論したような媒体梱包体は、使用中に、プリフォームシェル４２０内に配置されるであろう。

Ｄ. 実施例の寸法
図１４のシール構成物は使用可能であり、例えばフィルタカートリッジでは、以下のような数字で特徴付けられるような寸法を有する。図１１を参照すると、ＥＡ＝２８３.６ｍｍ、ＥＢ＝６４１.０ｍｍ，ＥＣ＝２.０ｍｍである。図１１Ａを参照すると、ＣＡ＝２.２ｍｍ，ＣＢ＝１０.４ｍｍ半径，ＣＣ＝７７.６ｍｍ，ＣＤ＝２.０ｍｍ，ＣＥ＝１０９.８ｍｍ，ＣＦ＝５５.２ｍｍ，ＣＧ＝１９.３ｍｍ，ＣＨ＝７１.６ｍｍ，ＣＩ＝２２０.２ｍｍ，ＣＪ＝６３.４ｍｍ，ＣＫ＝３０°である。図１１Ｂを参照すると、ＤＡ＝４５ｍｍ，ＤＢ＝８.８ｍｍ半径，ＤＣ＝２３.１ｍｍ，ＤＤ＝２５２ｍｍである。

もちろん、図１４のシール構成物はさまざまな代替のエアクリーナ構成物において代替のサイズで使用され得る。

Ｅ. 実施例の端部グリッド
ここで、図１０を注目する。図１０はフィルタカートリッジ４００の端部を示す図である。特に、図１０は、出口端部４２７の図である。図１０では、グリッド４２８が見えている。グリッド４２８のためにさまざまな構成物を使用することができ、その基本的な目的は、端部４２７で媒体梱包体４０１の支持体を提供することである。示された特定のグリッド４２８は、複数の平行な垂直支柱５４０と水平支柱５４１を含む。中央領域において、グリッド４２８は、装飾的な出所を示す印（しるし）５４４を提供する。

図１１では、フィルタカートリッジ４００の底面が示される。

Ｆ.代替のハウジング構成物：図１５、１６
図１５と１６に、代替のハウジング構成物が示される。特徴の多くは同じであり、同じ参照番号は同じであり、または同様の特徴が見いだされる。図１５のエアクリーナは、分離蝶番構成物に関して図７のエアクリーナと異なっている。図１５と１６のエアクリーナについて図１６を参照すると、分離蝶番構成物３０８は、ハウジング部３０２上のタブ３０８ａとハウジング部３０３上の受け部３０８ｂに配置されている。

他の意味では、図１５と１６の構成物は、図７の構成物と同じであり、本明細書に記載されたフィルタカートリッジ４００と共に使用することができる。

図７のハウジングと図１５と１６のハウジングの間の選択は、表面アクセスのために利用可能な空間に一部依存するであろう。少なくとも最初の実施例の応用に対して、図１５と１６の構成物は好ましいことが見出された。

Ｇ. 一般的な概要
一般に、本開示の１つの態様に基づくと、Ｚ型フィルタ媒体と、入口端部および出口端部を有するプリフォームシェルと、プリフォームシェル上に配置された周辺ハウジングシール部材とを含む媒体梱包体を含むＺ型フィルタ媒体構造物として提供される。ハウジングシール部材は、中央領域と、中央領域に配置され、中央領域に向かって曲がり、使用中にハウジング部に対してシールを形成する、少なくとも１個の可撓性リップ部材とを含む。通常および好ましくは、ハウジングシール部材は、中央領域の対向する側部上に第１および第２可撓性リップ部材を含んでいる。いくつかの構成物では、ハウジングシール部材はＷ形状の断面を有する。

通常は、第１および第２の拡張部分またはリップ部材は、互いに対して６０°〜１４０°の範囲内の角度で媒体梱包体から離れて延びている。ハウジング部材は、通常は、適所に成形され、プリフォームシェルから外方向に延びている突起物上に固定されている。

ハウジングシール部材は、郵便番号７６０６３、テキサス州、マンスフィールドのソルベイ・エンジニアリング・プロダクツから利用可能なネクスプレイン（Nexprene）１０５４Ａを含み得るが、代替材料を使用することができる。プリフォームシェルは、ガラス／雲母を充填したプロピレンを含み得るが、代替手段は可能である。

プリフォームシェル上の支持体は、通常は、ハウジングシール部材を適所に固定するためにＬ字形状の断面を有する。

フィルタカートリッジ中の媒体梱包体は、端面の間で延びる端面と側面とを有する。１組の対向側部は、例えば、ポリウレタンから作られた、適所に成形された側部部品中に埋め込まれる。通常および好ましくは、媒体梱包体の入口表面に隣接して、側部部品は、少なくとも６ｍｍ、通常は６〜３０ｍｍの距離で面より凹んでいる。

媒体梱包体は、さまざまな形状を有し得る。説明された実施例は、ブロックが積層された形状で傾斜した積層形状である。傾斜した積層形状が作られて使用されるとき、通常は、頭部と底部に対して３０〜８０°の範囲内の最初の角度を有する。

同様の範囲の角度は、通常はプリフォームシェルの端部に提供される。

媒体梱包体は、郵便番号５３２２６、ウィスコンシン州、ウォーワトサのボスティック・インク（Bostik Inc.)から利用可能であるボスティック・フィンドリ（Bostik Findley）Ｈ９３８９などの熱溶融接着剤を有するプリフォームシェルで固定され得るが、代替手段は可能である。

本開示のもう一つの態様によると、２つのハウジング部の間に配置され、通常はハウジング部の間ではさまれているハウジングシール部材によってシールされている、本明細書で一般的に特徴付けられたようなカートリッジを有し、入口部と出口部とを有するハウジングを含むエアクリーナ構成物が提供される。そのようなハウジングの実施例は、例えば、ハウジングの側部部分のみ配置されたボルトのような閉鎖構成物を有するものを提供する。図示された特定のハウジングは、ハウジング部を分離するためにまたはハウジング部を互いに移動するために分離蝶番構成物を利用する。

本開示のもう一つの態様によると、Ｚ型フィルタ媒体とプリフォームシェルを有する媒体梱包体を含むエアフィルタ用のＺ型フィルタ媒体構造物が提供される。プリフォームシェルは、頭部、底部、および対向する複数の側部を有する。プリフォームシェルは、その側部から外方向に突き出ている突起部／受け部構成物の第１部材を含んでいる。Ｚ型フィルタ媒体構造物は使用のためにハウジングに設置される場合、突起部／受け部構成物の第１部材は、好ましくは、そこに矢形状のハウジング突起物を受け取るための寸法に調整された受け部である。（受け部は、突起物の周り／上を滑走する。）媒体梱包体は、プリフォームシェルの入口端部と出口端部の間を流れる空気は、媒体梱包体を通る流れがろ過されないで通過することができないようにプリフォームシェル内に配置される。周辺ハウジングシール部材は、プリフォームシェル上に配置される。

通常は、突起部／受け部構成物の第１部材は、プリフォームシェルの側壁から外方向に突き出ている矢形状の受け部であり、プリフォームシェルの入口端部に頂部が向けられている。通常および好ましくは、ハウジングシール部材は、既に本明細書で記載されたように、使用中に、中央領域に向かって曲がってハウジング部に対してシールを形成するように構成された、少なくとも１つの可撓性リップ部材の中央領域を有する。

本開示のさらなる別の態様に基づいて、入口部および出口部を有するハウジングを含むエアクリーナが提供される。この出口部は、頂点が入口部に向けられた矢形状の突起物を有する側壁を有する。Ｚ型フィルタ媒体構造物は、ハウジング内に配置された受け部を持って、プリフォームシェルの受け部内に受け入れられたハウジング側壁の矢形状の突起物をもって、上記説明されている。

本発明に基づく構成物で使用可能なＺ型フィルタ媒体の部分概略斜視視図である。 図１に示す媒体の一部の拡大概略断面図である。 様々な波形に加工された媒体の例を示す概略図である。 本発明に基づく媒体を製造する工程の概略図である。 本発明に基づく構成物で使用可能な媒体の縦溝流路の用のオプションの端部ダーツを示す断面図である。 ブロック状の積層されたＺ型フィルタ媒体梱包体を製造するステップを示す概略図である。 その上に側部部品を有する、傾斜して積層されたＺ型フィルタ媒体梱包体の構成物の概略斜視図である。 本発明に基づくフィルタカートリッジを含むエアクリーナ構成物の平面図である。 図７で示されたエアクリーナの線８−８に沿って得られる概略断面図である。 図７のエアクリーナ構成物の図７の文字Ｘ方向に得られる概要側面図である。 図７〜９のエアクリーナで使用可能なフィルタカートリッジの出口または出口端部の端面図である。 図８〜１０のエアクリーナで使用される フィルタカートリッジの底面図である。 図１１で示されたフィルタカートリッジ用のプリフォームシェルであって、通常の使用で上方向に向けられた上面を持って配向された、すなわち図８の断面に示されているのと同じ方向に向けられたプリフォームシェルの側面図である。 使用中に図１１のカートリッジを配置することができる、エアクリーナハウジングの出口断面あるいは一部の拡大断面図であり、図１１Ｂは、図７の断面線１１Ｂ−１１Ｂに対応する配向を有する図である。 図１１に示されるカートリッジの断面線１２-１２に沿って得られた概略断面図であり、図１２の断面は、図１２の底部に向かって示されたカートリッジの底部に配向されて示される図である。 図１２の一部の部分拡大図である。 図１３で示されるシール部材の拡大断面図である。 図７のエアクリーナ構成物に対する代替のエアクリーナ構成物の平面図である。 図１５の一部の部分拡大図である。

Claims (25)

1. エアクリーナハウジング中に取り外し可能に設置するエアフィルタカートリッジであって、
   （ａ）入口流れ面と出口流れ面との間に延びている縦溝流路で対向する入口流れ面と出口流れ面とを画定するように、対面媒体に固定された縦溝流路付き媒体を含む複数のフィルタ媒体を有する媒体梱包体であって、
   （ｉ）前記フィルタ媒体を通過する流れをろ過しないで、空気が前記入口流れ面から前記出口流れ面まで通過することができないように構成されている前記媒体梱包体と、
   （ｂ）ハウジングシール部材と、
   を有し、
   （ｃ）前記エアフィルタカートリッジは、対向する第１側面と第２側面とを含み、
   （ｉ）使用中に、第１突起部／受け部構成物の第１部材が、前記ハウジングシール部材から間隔をあけて配置されている前記エアフィルタカートリッジの第１側面上に配置され、前記エアクリーナハウジング中に配置された前記第１突起部／受け部構成物の第２部材と係合するように向けられており、
   （ii）使用中に、第２突起部／受け部構成物の第１部材が、前記ハウジングシール部材から間隔をあけて配置されている前記エアフィルタカートリッジの第２側面上に配置され、前記エアクリーナハウジング中に配置されて前記第２突起／受け入れ構成物の第２部材と係合するように向けられていることを特徴とするエアフィルタカートリッジ。
2. （ａ）前記エアフィルタカートリッジの前記第１側面上の前記第１突起部／受け部構成物の第１部材は、中央部に頂点と対向する複数の側面とを持つ形状であり、
   （ｂ）前記エアフィルタカートリッジの前記第２側面上の前記第２突起部／受け部構成物の第１部材は、中央部に頂点と対向する複数の側面とを持つ形状であることを特徴とする請求項１に記載のエアフィルタカートリッジ。
3. （ａ）対向する第１側面と第２側面とを有するプリフォームを含み、
   （ｉ）前記プリフォームの第１側面は、前記プリフォームの一部として、一体成形された前記第１突起部／受け部構成物の第１部材を含み、
   （ii）前記プリフォームの第２側面は、前記プリフォームの一部として、一体成形された前記第２突起部／受け部構成物の第１部材を含むことを特徴とする請求項１に記載のエアフィルタカートリッジ。
4. （ａ）前記プリフォームは、前記媒体梱包体を囲んでいることを特徴とする請求項３に記載のエアフィルタカートリッジ。
5. （ａ）前記プリフォームは、前記媒体梱包体を完全に含んでいることを特徴とする請求項４に記載のエアフィルタカートリッジ。
6. （ａ）前記プリフォームの前記第１側面上の前記第１突起部／受け部構成物の第１部材は、中央部に頂点と対向する側面とを持つ形状を有し、
   （ｂ）前記プリフォームの前記第２側面上の前記第２突起部／受け部構成物の第１部材は、中央部に頂点と対向する複数の側面とを持つ形状であることを特徴とする請求項３乃至５のうちのいずれか１項に記載のエアフィルタカートリッジ。
7. （ａ）前記第１突起部／受け部構成物の第１部材の前記頂点は、前記フィルタカートリッジの端部に向かいかつ前記ハウジングシール部材に向かうように向けられており、
   （ｂ）前記第２突起部／受け部構成物の第１部材の前記頂点は、前記フィルタカートリッジの端部に向かいかつ前記ハウジングシール部材に向かうように向けられていることを特徴とする請求項６に記載のエアフィルタカートリッジ。
8. （ａ）前記第１突起部／受け部構成物の第１部材は、２５°〜６０°の範囲内の角度を持つ対向する複数の側面を有し、
   （ｂ）前記第２突起部／受け部構成物の第１部材は、２５°〜６０°の範囲内の角度を持つ対向する複数の側面を有することを特徴とする請求項１乃至７のいずれか１項に記載のエアフィルタカートリッジ。
9. （ａ）前記エアフィルタカートリッジは、前記エアフィルタカートリッジの端部を横切って延びているグリッドを含むことを特徴とする請求項１乃至８のいずれか１項に記載のエアフィルタカートリッジ。
10. （ａ）前記ハウジングシール部材は、周辺シール部材を含むことを特徴とする請求項１乃至９のいずれか１項に記載のエアフィルタカートリッジ。
11. （ａ）前記媒体梱包体は、対面シートに固定された縦溝流路付きシートの細長片の積層体を含むことを特徴とする請求項１乃至１０のいずれか１項に記載のエアフィルタカートリッジ。
12. （ａ）前記媒体梱包体は、傾斜して積層された媒体梱包体であることを特徴とする請求項１乃至１１のいずれか１項に記載のエアフィルタカートリッジ。
13. （ａ）前記媒体梱包体は、ブロック化されて積層された媒体梱包体であることを特徴とする請求項１乃至１２のいずれか１項に記載のエアフィルタカートリッジ。
14. （ａ）前記第１突起部／受け部構成物の第１部材が受け部部材であり、
    （ｂ）前記第２突起部／受け部構成物の第１部材が受け部部材であることを特徴とする請求項１乃至１３のいずれか１項に記載のエアフィルタカートリッジ。
15. （ａ）前記ハウジングシール部材は、中央領域と、少なくとも１個の可撓性リップ部材とを含み、前記可撓性リップ部材は、前記エアクリーナハウジングに対してシールを形成する場合に前記中央領域に向かって曲がるように配置されかつ構成されていることを特徴とする請求項１乃至１４のいずれか１項に記載のエアフィルタカートリッジ。
16. 取り外し可能で取替え可能なエアカートリッジと、ハウジングとを有し、
    （ａ）前記エアカートリッジは、媒体梱包体と、ハウジングシール部材と、対向する第１側面部および第２側面とを含み、
    （ｉ）前記媒体梱包体は、入口流れ面と出口流れ面との間に延びている縦溝流路で入口流れ面と出口流れ面とを画定するように、対面媒体に固定された縦溝流路付き媒体を含み、（Ａ）前記媒体梱包体は、前記フィルタ媒体を通過する流れをろ過しないで、空気が前記入口流れ面から前記出口流れ面まで通過することができないように配置されており、
    （ii）第１突起部／受け部構成物の第１部材が、前記ハウジングシール部材から間隔をあけて配置されている前記エアフィルタカートリッジの前記第１側面上に配置されており、
    （iii）第２突起部／受け部構成物の第１部材が、前記ハウジングシール部材から間隔をあけて配置されている前記エアフィルタカートリッジの前記第２側面上に配置されており、
    （ｂ）前記ハウジングは、入口および出口と、内部と、対向する第１側面および第２側面とを有し、
    （i）前記ハウジングの前記第１側面は、前記第１突起部／受け部構成物の第２部材をその上に持つ内部を有し、
    （ii）前記ハウジングの前記第２側面は、前記第２突起部／受け部構成物の第２部材をその上に持つ内部を有し、
    （ｃ）前記エアフィルタカートリッジは、前記ハウジングの内部に取り外し可能に配置され、
    （i）前記入口および出口の間にあって、
    （ii）前記ハウジングシール部材が、前記ハウジングに対してシールされた状態であり、
    （iii）前記エアフィルタカートリッジの前記第１側面上の前記第１突起部／受け部構成物の第１部材が、前記ハウジングの前記第１側面上の前記第１突起部／受け部構成物の第２部材と係合している状態であり、
    （iv）前記エアフィルタカートリッジの前記第２側面上の前記第２突起部／受け部構成物の第１部材が、前記ハウジングの前記第２側面上の前記第２突起部／受け部構成物の第２部材と係合している状態であることを特徴とするエアクリーナ。
17. （ａ）前記第１突起部／受け部構成物の第１部材は、中央部に頂点と対向する複数の側面とを有し、
    （ｂ）前記第１突起部／受け部構成物の第２部材は、中央部に頂点と対向する複数の側面とを有し、
    （ｃ）前記第２突起部／受け部構成物の第１部材は、中央部に頂点と対向する複数の側面とを有し、
    （ｄ）前記第２突起部／受け部構成物の第２部材は、中央に頂点と対向する複数の側面とを有することを特徴とする請求項１６に記載のエアクリーナ。
18. （ａ）前記エアフィルタカートリッジは、対向する第１側面と第２側面とを有するプリフォームを含み、
    （i）前記プリフォームの前記第１側面は、前記プリフォームの一部として、一体成形された前記第１突起部／受け部構成物の第１部材を含み、
    （ii）前記プリフォームの前記第２側面は、前記プリフォームの一部として、一体成形された前記第２突起部／受け部構成物の第１部材を含むことを特徴とする請求項１６または請求項１７に記載のエアクリーナ。
19. （ａ）前記第１突起部／受け部構成物の第１部材は、前記フィルタカートリッジの端部および前記ハウジングシール部材に向かっている頂点を有し、
    （ｂ）前記第２突起部／受け部構成物の第１部材は、前記フィルタカートリッジの端部および前記ハウジングシール部材に向かっている頂点を有することを特徴とする請求項１６乃至請求項１８のいずれか１項に記載のエアクリーナ。
20. （ａ）前記第１突起部／受け部構成物の第１部材は、２５°〜６０°の範囲内の間の角度を持つ２つの側面を有し、
    （ｂ）前記第２突起部／受け部構成物の第１部材は、２５°〜６０°の範囲内の間の角度を持つ２つの側面を有することを特徴とする請求項１６乃至請求項１９のいずれか１項に記載のエアクリーナ。
21. （ａ）前記エアフィルタカートリッジは、前記エアフィルタカートリッジの端部を横切って延びているグリッドを含むことを特徴とする請求項１６乃至請求項２０のいずれか１項に記載のエアクリーナ。
22. （ａ）前記プリフォームは、前記媒体梱包体を囲んでいることを特徴とする請求項１６乃至請求項２１のいずれか１項に記載のエアクリーナ。
23. （ａ）前記プリフォームは、前記媒体梱包体を完全に含んでいることを特徴とする請求項２２に記載のエアクリーナ。
24. （ａ）前記ハウジングシール部材は中央領域と、少なくとも１個の可撓性リップ部材とを含み、前記可撓性リップ部材は、前記中央領域に向かって曲がるように配置されかつ構成されていることを特徴とする請求項１６乃至請求項２３のうちのいずれか１項に記載のエアクリーナ。
25. （ａ）前記第１突起部／受け部構成物の第１部材は、受け部部材であり、
    （ｂ）前記第２突起部／受け部構成物の第１部材は、受け部部材であることを特徴とする請求項１６乃至請求項２４のうちのいずれか１項に記載のエアクリーナ。

Images