JP3239517B2 - 濾過エレメントの製造方法 - Google Patents
濾過エレメントの製造方法Info
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- wound filter
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- B01D—SEPARATION
- B01D46/00—Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
- B01D46/52—Particle separators, e.g. dust precipitators, using filters embodying folded corrugated or wound sheet material
- B01D46/521—Particle separators, e.g. dust precipitators, using filters embodying folded corrugated or wound sheet material using folded, pleated material
- B01D46/525—Particle separators, e.g. dust precipitators, using filters embodying folded corrugated or wound sheet material using folded, pleated material which comprises flutes
- B01D46/527—Particle separators, e.g. dust precipitators, using filters embodying folded corrugated or wound sheet material using folded, pleated material which comprises flutes in wound arrangement
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- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D25/00—Filters formed by clamping together several filtering elements or parts of such elements
- B01D25/001—Making filtering elements not provided for elsewhere
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- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
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- B01D25/22—Cell-type filters
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- B31C—MAKING WOUND ARTICLES, e.g. WOUND TUBES, OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
- B31C1/00—Making tubes or pipes by feeding at right angles to the winding mandrel centre line
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- B31C—MAKING WOUND ARTICLES, e.g. WOUND TUBES, OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
- B31C1/00—Making tubes or pipes by feeding at right angles to the winding mandrel centre line
- B31C1/08—Accessories of machines therefor not otherwise provided for
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，オイルフィルターや空
気清浄器等に用いられる，濾過エレメントの製造方法，
特に巻回濾紙の巻回方法に関する。
気清浄器等に用いられる，濾過エレメントの製造方法，
特に巻回濾紙の巻回方法に関する。
【０００２】
【従来技術】自動車には，エンジンへ供給する燃料から
ゴミを除去するための燃料フィルターが装着されてい
る。燃料フィルターは，図２２に示すごとく，燃料６を
供給する燃料供給ライン９０の途中に設けられている。
燃料フィルター９は，フィルターケース９１と，該フィ
ルターケース９１の上部に取り付けられた蓋体９２と，
上記フィルターケース９１の中に収納された濾過エレメ
ント１とを有する。
ゴミを除去するための燃料フィルターが装着されてい
る。燃料フィルターは，図２２に示すごとく，燃料６を
供給する燃料供給ライン９０の途中に設けられている。
燃料フィルター９は，フィルターケース９１と，該フィ
ルターケース９１の上部に取り付けられた蓋体９２と，
上記フィルターケース９１の中に収納された濾過エレメ
ント１とを有する。
【０００３】燃料６は，上記蓋体９２中央に設けた導入
口９２０より燃料フィルター９内に導入され，濾過エレ
メント１で濾過されて，フィルターケース９１の下部中
央に設けた導出口９３０より，図示略のエンジンに供給
される。該濾過エレメント１としては，例えば，図２４
〜図２６に示すごとく，コルゲート構造を有する多孔性
の巻回濾紙１０を，渦巻き状に巻回した円筒状のものが
ある（特公平２─１２６９０７号公報）。
口９２０より燃料フィルター９内に導入され，濾過エレ
メント１で濾過されて，フィルターケース９１の下部中
央に設けた導出口９３０より，図示略のエンジンに供給
される。該濾過エレメント１としては，例えば，図２４
〜図２６に示すごとく，コルゲート構造を有する多孔性
の巻回濾紙１０を，渦巻き状に巻回した円筒状のものが
ある（特公平２─１２６９０７号公報）。
【０００４】巻回濾紙１０は，平板１５と波板１３の２
層構造をなしている。波板１３の山部１３９と平板１５
との間には，空洞状の濾過部１４が形成されている。波
板１３の谷部１３１と平板１５とは，シール剤２により
接着されている。一方，波板１３における濾過部１４以
外の空隙，即ち上記谷部１３１の背面側と平板１５との
間には，浄化部１６が形成されている。
層構造をなしている。波板１３の山部１３９と平板１５
との間には，空洞状の濾過部１４が形成されている。波
板１３の谷部１３１と平板１５とは，シール剤２により
接着されている。一方，波板１３における濾過部１４以
外の空隙，即ち上記谷部１３１の背面側と平板１５との
間には，浄化部１６が形成されている。
【０００５】濾過部１４においては，図２２，図２３，
図２６に示すごとく，流入側７１が開口している。一
方，その流出側７９は，波板１３の山部１３９が押しつ
ぶされて平板１５と接合されることにより，閉塞されて
いる。浄化部１６においては，流入側７１がシール剤２
により閉塞されている。一方，その流出側７９は開口し
ている。
図２６に示すごとく，流入側７１が開口している。一
方，その流出側７９は，波板１３の山部１３９が押しつ
ぶされて平板１５と接合されることにより，閉塞されて
いる。浄化部１６においては，流入側７１がシール剤２
により閉塞されている。一方，その流出側７９は開口し
ている。
【０００６】この濾過エレメント１においては，燃料６
が流入側７１から濾過部１４に流入し，燃料６は，多孔
性の巻回濾紙１０を通り抜けて，濾過部１４から浄化部
１６へ通過する。このとき，濾過部１４側の巻回濾紙１
０の表面に，燃料６中に混入しているゴミが捕獲され
る。上記濾過エレメント１は，自動車の燃料フィルター
の他に，空気清浄器等の各種フィルターにも用いられて
いる。
が流入側７１から濾過部１４に流入し，燃料６は，多孔
性の巻回濾紙１０を通り抜けて，濾過部１４から浄化部
１６へ通過する。このとき，濾過部１４側の巻回濾紙１
０の表面に，燃料６中に混入しているゴミが捕獲され
る。上記濾過エレメント１は，自動車の燃料フィルター
の他に，空気清浄器等の各種フィルターにも用いられて
いる。
【０００７】次に，上記濾過エレメントの製造方法につ
いて，図２７を用いて説明する。まず，波板１３の谷部
１３１と平板１５とを接着し，次いで，流出側７９の波
板１３の山部１３９を押しつぶし，コルゲート構造を有
する長尺状の巻回濾紙１０を得る。次に，流入側７１に
おける巻回濾紙１０の内表面に，巻始端部１７から長手
方向に沿って，シール剤２を細幅状に塗布する。その
後，巻回濾紙１０の巻始端部１７から長手方向に沿って
巻終端部１９まで巻回する。
いて，図２７を用いて説明する。まず，波板１３の谷部
１３１と平板１５とを接着し，次いで，流出側７９の波
板１３の山部１３９を押しつぶし，コルゲート構造を有
する長尺状の巻回濾紙１０を得る。次に，流入側７１に
おける巻回濾紙１０の内表面に，巻始端部１７から長手
方向に沿って，シール剤２を細幅状に塗布する。その
後，巻回濾紙１０の巻始端部１７から長手方向に沿って
巻終端部１９まで巻回する。
【０００８】
【解決しようとする課題】しかしながら，従来，上記巻
回操作は手作業で行っていた。そのため，多くの人手と
時間を要し，また，巻回の操作に慣れるまでに熟練が必
要である。そこで，図２８に示すごとく，軸方向に２分
割された棒状の巻取爪３０を用いて，巻回濾紙１０を巻
回することが考えられる。この方法においては，巻回濾
紙１０の巻始端部１７を，上記巻取爪３０により挟持す
る。次いで，流入側７１にシール剤２を細幅状に塗布す
る。その後，巻取爪３０を回転させることにより，巻回
濾紙１０を巻回する。
回操作は手作業で行っていた。そのため，多くの人手と
時間を要し，また，巻回の操作に慣れるまでに熟練が必
要である。そこで，図２８に示すごとく，軸方向に２分
割された棒状の巻取爪３０を用いて，巻回濾紙１０を巻
回することが考えられる。この方法においては，巻回濾
紙１０の巻始端部１７を，上記巻取爪３０により挟持す
る。次いで，流入側７１にシール剤２を細幅状に塗布す
る。その後，巻取爪３０を回転させることにより，巻回
濾紙１０を巻回する。
【０００９】しかし，この場合，図２８に示すごとく，
巻取爪３０にシール剤２が付着してしまう。そのため，
巻回後に巻回濾紙１０から巻取爪３０を取り外すことが
できない。本発明は，かかる従来の問題点に鑑み，巻取
爪にシール剤が付着せず，容易に巻回濾紙を巻回するこ
とができる濾過エレメントの製造方法を提供しようとす
るものである。
巻取爪３０にシール剤２が付着してしまう。そのため，
巻回後に巻回濾紙１０から巻取爪３０を取り外すことが
できない。本発明は，かかる従来の問題点に鑑み，巻取
爪にシール剤が付着せず，容易に巻回濾紙を巻回するこ
とができる濾過エレメントの製造方法を提供しようとす
るものである。
【００１０】
【課題の解決手段】本発明は，幅方向に濾過用の濾過部
を有し，該濾過部の流入側が開口し，流出側が閉塞され
ている長尺状の巻回濾紙を巻回するに当たり，該巻回濾
紙の表面に予めその長手方向に沿って細幅状にシール剤
を塗布しておき，次いで上記巻回濾紙の長手方向に巻き
取る濾過エレメントの製造方法であって，上記巻き取り
時には巻回濾紙の巻始端部を巻取爪により挟持して巻き
取りを行い，かつ上記シール剤は巻回濾紙を巻き取る際
に上記巻取爪に接触しない位置に塗布してあることを特
徴とする濾過エレメントの製造方法にある。
を有し，該濾過部の流入側が開口し，流出側が閉塞され
ている長尺状の巻回濾紙を巻回するに当たり，該巻回濾
紙の表面に予めその長手方向に沿って細幅状にシール剤
を塗布しておき，次いで上記巻回濾紙の長手方向に巻き
取る濾過エレメントの製造方法であって，上記巻き取り
時には巻回濾紙の巻始端部を巻取爪により挟持して巻き
取りを行い，かつ上記シール剤は巻回濾紙を巻き取る際
に上記巻取爪に接触しない位置に塗布してあることを特
徴とする濾過エレメントの製造方法にある。
【００１１】本発明において最も注目すべきことは，巻
取爪により巻回濾紙の巻始端部を挟持すると共に，巻回
濾紙を巻回する際に巻取爪に接触しない位置に，シール
剤を塗布することである。上記巻回濾紙は長尺状であ
り，その短い辺の方向を幅方向と言い，長い辺を長手方
向という。巻回濾紙には，上記幅方向に沿って，流体が
流入する濾過部が設けられている。
取爪により巻回濾紙の巻始端部を挟持すると共に，巻回
濾紙を巻回する際に巻取爪に接触しない位置に，シール
剤を塗布することである。上記巻回濾紙は長尺状であ
り，その短い辺の方向を幅方向と言い，長い辺を長手方
向という。巻回濾紙には，上記幅方向に沿って，流体が
流入する濾過部が設けられている。
【００１２】本発明において，上記巻取爪は，例えば軸
方向に沿って２分割された棒状の巻取棒を用いる。該巻
取棒は，巻回濾紙を挟持するための挟持面をそれぞれ有
している。巻取爪には，巻回濾紙の流入側から流出側ま
での巻始端部全体を挟持する全挟持タイプ，流入側を除
く巻始端部を挟持する流出側挟持タイプ，中央部を除く
両側を挟持する両側挟持タイプ等がある。
方向に沿って２分割された棒状の巻取棒を用いる。該巻
取棒は，巻回濾紙を挟持するための挟持面をそれぞれ有
している。巻取爪には，巻回濾紙の流入側から流出側ま
での巻始端部全体を挟持する全挟持タイプ，流入側を除
く巻始端部を挟持する流出側挟持タイプ，中央部を除く
両側を挟持する両側挟持タイプ等がある。
【００１３】上記シール剤は，巻始端部から巻終端部ま
で一時停止することなく連続的に塗布されることが好ま
しい。これにより，一時停止することなく，短時間で巻
回濾紙を巻取ることができる。上記シール剤としては，
ホットメルト接着剤，エポキシ接着剤等がある。
で一時停止することなく連続的に塗布されることが好ま
しい。これにより，一時停止することなく，短時間で巻
回濾紙を巻取ることができる。上記シール剤としては，
ホットメルト接着剤，エポキシ接着剤等がある。
【００１４】上記巻回濾紙は，多孔性の濾材であり，濾
紙，不織布，合成繊維織物等，任意である。本発明によ
り作製された濾過エレメントは，車両の燃料フィルタ
ー，空気清浄器等に設けられ，流体の濾過機能を有す
る。上記流体としては，濾過エレメントにより浄化され
るべき，燃料等の液体，或いは空気等の気体などであ
る。
紙，不織布，合成繊維織物等，任意である。本発明によ
り作製された濾過エレメントは，車両の燃料フィルタ
ー，空気清浄器等に設けられ，流体の濾過機能を有す
る。上記流体としては，濾過エレメントにより浄化され
るべき，燃料等の液体，或いは空気等の気体などであ
る。
【００１５】
【作用及び効果】本発明においては，巻取爪により巻回
濾紙の巻始端部を挟持すると共に，巻回濾紙を巻回する
際に，巻取爪に接触しない位置にシール剤を塗布してい
る。そのため，巻回濾紙を巻回するときに，巻取爪にシ
ール剤が付着することがない。そのため，巻取作業が容
易となり，生産効率が向上する。以上のごとく，本発明
によれば，巻取爪にシール剤が付着せず，容易に巻回濾
紙を巻回することができる濾過エレメントの製造方法を
提供することができる。
濾紙の巻始端部を挟持すると共に，巻回濾紙を巻回する
際に，巻取爪に接触しない位置にシール剤を塗布してい
る。そのため，巻回濾紙を巻回するときに，巻取爪にシ
ール剤が付着することがない。そのため，巻取作業が容
易となり，生産効率が向上する。以上のごとく，本発明
によれば，巻取爪にシール剤が付着せず，容易に巻回濾
紙を巻回することができる濾過エレメントの製造方法を
提供することができる。
【００１６】
実施例１ 本発明の実施例について，図１〜図４を用いて説明す
る。本例は，巻回濾紙１０を渦巻き状に巻回することに
より，濾過エレメント１を製造する方法である。巻回濾
紙１０は，図１に示すごとく，平板１５と波板１３の２
層により，コルゲート構造を形成している。波板１３の
山部１３９と平板１５との間には，空洞状の濾過部１４
が形成されている。波板１３の谷部１３１の背面側と平
板１５との間の空隙には，浄化部１６が形成されている
（図２５参照）。
る。本例は，巻回濾紙１０を渦巻き状に巻回することに
より，濾過エレメント１を製造する方法である。巻回濾
紙１０は，図１に示すごとく，平板１５と波板１３の２
層により，コルゲート構造を形成している。波板１３の
山部１３９と平板１５との間には，空洞状の濾過部１４
が形成されている。波板１３の谷部１３１の背面側と平
板１５との間の空隙には，浄化部１６が形成されている
（図２５参照）。
【００１７】濾過エレメント１は，図４に示すごとく，
円筒状であり，その一端は流体の流入側７１，その他端
は流出側７９となる。上記流入側７１においては，濾過
部１４が開口し，浄化部１６が非多孔性のシール剤２に
より閉塞されている（図２５参照）。流出側７９におい
ては，濾過部１４が閉塞され，浄化部１６は開口してい
る（図２６参照）。上記シール剤２としては，非多孔性
のホットメルト接着剤を用いる。上記巻回濾紙１０とし
ては，多孔性の濾紙を用いる。
円筒状であり，その一端は流体の流入側７１，その他端
は流出側７９となる。上記流入側７１においては，濾過
部１４が開口し，浄化部１６が非多孔性のシール剤２に
より閉塞されている（図２５参照）。流出側７９におい
ては，濾過部１４が閉塞され，浄化部１６は開口してい
る（図２６参照）。上記シール剤２としては，非多孔性
のホットメルト接着剤を用いる。上記巻回濾紙１０とし
ては，多孔性の濾紙を用いる。
【００１８】次に，上記濾過エレメントの製造方法につ
いて，図１〜図４を用いて説明する。まず，図１に示す
ごとく，平板１５と波板１３の谷部１３１とを接着し，
コルゲート構造を有する巻回濾紙１０を得る。次いで，
流出側７９の波板１３の山部１３９を，平板１５の表面
に対して押しつぶす。次に，巻取爪３０により，巻回濾
紙１０の巻始端部１７を挟持する。
いて，図１〜図４を用いて説明する。まず，図１に示す
ごとく，平板１５と波板１３の谷部１３１とを接着し，
コルゲート構造を有する巻回濾紙１０を得る。次いで，
流出側７９の波板１３の山部１３９を，平板１５の表面
に対して押しつぶす。次に，巻取爪３０により，巻回濾
紙１０の巻始端部１７を挟持する。
【００１９】上記巻取爪３０は，図２に示すごとく，巻
始端部１７の幅方向の全体を挟持する全挟持タイプであ
る。巻取爪３０は，２本の巻取棒３１，３２からなる。
該巻取棒３１，３２は，平面状の挟持面３１０，３２０
を有すると共に，円柱を軸方向に２分割した形状をして
いる。この巻取爪３０により巻回濾紙１０を挟持するに
あたっては，上記挟持面３１０，３２０により，巻回濾
紙１０の巻始端部１７を挟持する。
始端部１７の幅方向の全体を挟持する全挟持タイプであ
る。巻取爪３０は，２本の巻取棒３１，３２からなる。
該巻取棒３１，３２は，平面状の挟持面３１０，３２０
を有すると共に，円柱を軸方向に２分割した形状をして
いる。この巻取爪３０により巻回濾紙１０を挟持するに
あたっては，上記挟持面３１０，３２０により，巻回濾
紙１０の巻始端部１７を挟持する。
【００２０】次に，図１，図３に示すごとく，流入側７
１における巻回濾紙１０の内表面に，上記巻取爪３０に
接触しない位置から長手方向前方に沿ってシール剤２を
細幅状に塗布しながら，巻取爪３０により巻回濾紙１０
を巻回する。その後，図４に示すごとく，巻取爪３０を
巻回濾紙１０から除去し，この除去により生じた筒状空
洞部分に対して，その流入側７１にシール剤２０を塗布
する。これにより濾過エレメント１が形成される。
１における巻回濾紙１０の内表面に，上記巻取爪３０に
接触しない位置から長手方向前方に沿ってシール剤２を
細幅状に塗布しながら，巻取爪３０により巻回濾紙１０
を巻回する。その後，図４に示すごとく，巻取爪３０を
巻回濾紙１０から除去し，この除去により生じた筒状空
洞部分に対して，その流入側７１にシール剤２０を塗布
する。これにより濾過エレメント１が形成される。
【００２１】次に，本例の作用効果につき説明する。本
例においては，図１に示すごとく，巻取爪３０により巻
回濾紙１０の巻始端部１７を挟持すると共に，巻回濾紙
１０を巻回する際に内側となる内表面における，巻取爪
３０に接触しない位置に，シール剤２を塗布している。
例においては，図１に示すごとく，巻取爪３０により巻
回濾紙１０の巻始端部１７を挟持すると共に，巻回濾紙
１０を巻回する際に内側となる内表面における，巻取爪
３０に接触しない位置に，シール剤２を塗布している。
【００２２】そのため，巻回濾紙１０を巻回する際に，
巻取爪３０にシール剤２が付着することがない。それ
故，生産効率が良く，コスト低下を図ることができる。
また，本例においては，上記シール剤２及びシール剤２
０が，すべての浄化部１６の流入側７１を閉塞してい
る。そのため，巻回濾紙１０の表面全体で流体を効率良
く濾過することができる。
巻取爪３０にシール剤２が付着することがない。それ
故，生産効率が良く，コスト低下を図ることができる。
また，本例においては，上記シール剤２及びシール剤２
０が，すべての浄化部１６の流入側７１を閉塞してい
る。そのため，巻回濾紙１０の表面全体で流体を効率良
く濾過することができる。
【００２３】実施例２ 本例においては，図５に示すごとく，巻回濾紙１０の流
入側７１を除く巻始端部１７を挟持する流出側挟持タイ
プの巻取爪３３を用いるものである。巻取爪３３は，実
施例１と同様に２本の巻取棒３４，３５からなる。
入側７１を除く巻始端部１７を挟持する流出側挟持タイ
プの巻取爪３３を用いるものである。巻取爪３３は，実
施例１と同様に２本の巻取棒３４，３５からなる。
【００２４】本例の濾過エレメントを製造するに当たっ
ては，上記巻取爪３３により，巻回濾紙１０の流入側７
１を除く巻始端部１７を挟持する。上記巻取爪３３によ
り巻回濾紙１０を挟持するにあたっては，挟持面３４
０，３５０を向かい合わせて，巻取棒３４，３５によ
り，巻回濾紙１０の巻始端部１７の約半分を挟持する。
ては，上記巻取爪３３により，巻回濾紙１０の流入側７
１を除く巻始端部１７を挟持する。上記巻取爪３３によ
り巻回濾紙１０を挟持するにあたっては，挟持面３４
０，３５０を向かい合わせて，巻取棒３４，３５によ
り，巻回濾紙１０の巻始端部１７の約半分を挟持する。
【００２５】次に，流入側７１における巻回濾紙１０の
内表面に，シール剤２を，巻始端部１７から長手方向に
沿って巻終端部１９まで，細幅状に塗布しながら，巻取
爪３３により巻回する。その後，巻取爪３３を巻回濾紙
１０から除去する。その他は，実施例１と同様である。
内表面に，シール剤２を，巻始端部１７から長手方向に
沿って巻終端部１９まで，細幅状に塗布しながら，巻取
爪３３により巻回する。その後，巻取爪３３を巻回濾紙
１０から除去する。その他は，実施例１と同様である。
【００２６】本例においては，流出側挟持タイプの巻取
爪３３により，巻回濾紙１０の流入側７１を除く巻始端
部１７を挟持しているため，流入側７１において，巻始
端部１７から巻終端部１９までの全長にわたって，シー
ル剤２を塗布することができる。それゆえ，実施例１の
ように巻回後にシール剤を塗布する必要がない。その
他，本例においても，実施例１と同様の効果を得ること
ができる。
爪３３により，巻回濾紙１０の流入側７１を除く巻始端
部１７を挟持しているため，流入側７１において，巻始
端部１７から巻終端部１９までの全長にわたって，シー
ル剤２を塗布することができる。それゆえ，実施例１の
ように巻回後にシール剤を塗布する必要がない。その
他，本例においても，実施例１と同様の効果を得ること
ができる。
【００２７】実施例３ 本例においては，図６〜図９に示すごとく，巻回濾紙１
０の中央部を除く両側を挟持する両側挟持タイプの巻取
爪３６を用いている。巻取爪３６は，４本の巻取棒３
７，３８，３９，４０からなる。上記濾過エレメントを
製造するに当たっては，まず，挟持面３７０，３８０を
向かい合わせた巻取棒３７，３８により巻始端部１７の
流出側７９を，一方挟持面３９０，４００を向かい合わ
せた巻取棒３９，４０により巻始端部１７の流入側７１
を，各々挟持する。
０の中央部を除く両側を挟持する両側挟持タイプの巻取
爪３６を用いている。巻取爪３６は，４本の巻取棒３
７，３８，３９，４０からなる。上記濾過エレメントを
製造するに当たっては，まず，挟持面３７０，３８０を
向かい合わせた巻取棒３７，３８により巻始端部１７の
流出側７９を，一方挟持面３９０，４００を向かい合わ
せた巻取棒３９，４０により巻始端部１７の流入側７１
を，各々挟持する。
【００２８】次に，シール剤２を，図６に示すごとく，
巻回濾紙１０の内表面における，巻始端部１７の中央
に，巻取爪３６に接触させることなく，長手方向に沿っ
て，細幅状に塗布する。シール剤２の塗布の長さは，巻
始端部１７から，巻回濾紙１０を巻取爪３６により半回
転させたときに僅かに巻始端部１７から露出するまでの
長さである。次に，図７に示すごとく，巻回濾紙１０
を，両側の上記巻取爪３６により，巻始端部１７から長
手方向に沿って，半回転分巻回する。これにより，シー
ル剤２が僅かに巻始端部１７から露出する。
巻回濾紙１０の内表面における，巻始端部１７の中央
に，巻取爪３６に接触させることなく，長手方向に沿っ
て，細幅状に塗布する。シール剤２の塗布の長さは，巻
始端部１７から，巻回濾紙１０を巻取爪３６により半回
転させたときに僅かに巻始端部１７から露出するまでの
長さである。次に，図７に示すごとく，巻回濾紙１０
を，両側の上記巻取爪３６により，巻始端部１７から長
手方向に沿って，半回転分巻回する。これにより，シー
ル剤２が僅かに巻始端部１７から露出する。
【００２９】次に，図８に示すごとく，シール剤２０
を，両側の巻取爪３６の間に塗布し，次いで上記シール
剤２と接触させる。更に続いて，シール剤２０を流入側
７１方向に曲げつつ，流入側７１の長手方向に沿って巻
終端部１９まで，塗布しながら，実施例１と同様に巻回
し，その後巻取爪３６を巻回濾紙１０から除去する。こ
れにより，図９の断面図に示すごとき，濾過エレメント
１が形成される。巻始端部１７の近くには，当部に塗布
したシール剤２が中央付近に位置している。その他は，
実施例１と同様である。
を，両側の巻取爪３６の間に塗布し，次いで上記シール
剤２と接触させる。更に続いて，シール剤２０を流入側
７１方向に曲げつつ，流入側７１の長手方向に沿って巻
終端部１９まで，塗布しながら，実施例１と同様に巻回
し，その後巻取爪３６を巻回濾紙１０から除去する。こ
れにより，図９の断面図に示すごとき，濾過エレメント
１が形成される。巻始端部１７の近くには，当部に塗布
したシール剤２が中央付近に位置している。その他は，
実施例１と同様である。
【００３０】本例においては，両側挟持タイプの巻取爪
３６を用いて，巻回濾紙１０の中央部を除く巻始端部１
７を挟持しており，巻取棒３７，３９の間にある巻回濾
紙１０をシール剤２で閉塞し，巻取棒３８，４０の間を
シール剤２０で封鎖している（図９参照）。そのため，
実施例１のように巻回後に巻取爪を巻回濾紙１０から除
去した後に，シール剤を塗布する必要がない。本例にお
いても，実施例１と同様の効果を得ることができる。
３６を用いて，巻回濾紙１０の中央部を除く巻始端部１
７を挟持しており，巻取棒３７，３９の間にある巻回濾
紙１０をシール剤２で閉塞し，巻取棒３８，４０の間を
シール剤２０で封鎖している（図９参照）。そのため，
実施例１のように巻回後に巻取爪を巻回濾紙１０から除
去した後に，シール剤を塗布する必要がない。本例にお
いても，実施例１と同様の効果を得ることができる。
【００３１】実施例４ 本例においては，図１０に示すごとく，巻取爪３６によ
り巻回濾紙１０の中央部を除く両側を挟持する。そし
て，この状態で，シール剤２を，巻始端部１７の中央部
から巻回濾紙１０の流入側７１の方へ徐々に近づけて塗
布する。
り巻回濾紙１０の中央部を除く両側を挟持する。そし
て，この状態で，シール剤２を，巻始端部１７の中央部
から巻回濾紙１０の流入側７１の方へ徐々に近づけて塗
布する。
【００３２】そして，更に流入側７１の近くにおいて，
該流入側に沿って続けて巻終端部まで塗布する。上記の
中央部の塗布長さＬ１は，巻取爪３６の約１回転分に相
当している。次に，巻取爪３６を回転させて巻回濾紙１
０を完全に巻き取る。その後，巻取爪３６を巻回濾紙１
０から除去する。その他は，実施例３と同様である。
該流入側に沿って続けて巻終端部まで塗布する。上記の
中央部の塗布長さＬ１は，巻取爪３６の約１回転分に相
当している。次に，巻取爪３６を回転させて巻回濾紙１
０を完全に巻き取る。その後，巻取爪３６を巻回濾紙１
０から除去する。その他は，実施例３と同様である。
【００３３】本例においては，シール剤２を巻始端部１
７から巻終端部まで一時停止することなく塗布してい
る。そのため，実施例３のように巻き取り途中でシール
剤の塗布位置を変える必要がない。それ故，一時停止す
ることなく巻回濾紙１０を巻始端部１７から巻終端部ま
で巻回することができる。従って，本例によれば，短時
間で濾過エレメントを作製することができる。その他，
実施例３と同様の効果を得ることができる。
７から巻終端部まで一時停止することなく塗布してい
る。そのため，実施例３のように巻き取り途中でシール
剤の塗布位置を変える必要がない。それ故，一時停止す
ることなく巻回濾紙１０を巻始端部１７から巻終端部ま
で巻回することができる。従って，本例によれば，短時
間で濾過エレメントを作製することができる。その他，
実施例３と同様の効果を得ることができる。
【００３４】実施例５ 本例においては，図１１〜図１３に示すごとく，巻回濾
紙１０の幅方向の中央に未隔離部５が設けられた巻回濾
紙１０を用いている。未隔離部５とは，図１２に示すご
とく，平板１５と波板１３の谷部１３１とが接着してい
ない部分のことである。上記巻回濾紙１０を巻回するに
あたっては，図１１に示すごとく，実施例１で用いた全
挟持タイプの巻取爪３０を用いている。
紙１０の幅方向の中央に未隔離部５が設けられた巻回濾
紙１０を用いている。未隔離部５とは，図１２に示すご
とく，平板１５と波板１３の谷部１３１とが接着してい
ない部分のことである。上記巻回濾紙１０を巻回するに
あたっては，図１１に示すごとく，実施例１で用いた全
挟持タイプの巻取爪３０を用いている。
【００３５】上記濾過エレメントの製造に当たっては，
上記巻取爪３０により，巻回濾紙１０の巻始端部１７を
挟持し，巻回濾紙１０を半回転させる。次に，シール剤
２により，巻始端部１７の未隔離部５を塞ぎ，次いでシ
ール剤２を流入側７１方向に曲げて塗布する。更に続け
て，シール剤２を，流入側７１に，長手方向に沿って巻
終端部１９まで塗布しながら，長手方向に沿って巻終端
部１９まで巻回する。
上記巻取爪３０により，巻回濾紙１０の巻始端部１７を
挟持し，巻回濾紙１０を半回転させる。次に，シール剤
２により，巻始端部１７の未隔離部５を塞ぎ，次いでシ
ール剤２を流入側７１方向に曲げて塗布する。更に続け
て，シール剤２を，流入側７１に，長手方向に沿って巻
終端部１９まで塗布しながら，長手方向に沿って巻終端
部１９まで巻回する。
【００３６】その後，巻取爪３０を巻回濾紙１０から除
去し，図１３に示すごとく，除去した部分の隙間の流入
側７１にシール剤２０を塗布する。また，未隔離部５を
含む巻終端部１９全体にシール剤２００を塗布する。こ
れにより濾過エレメント１が形成される。その他，実施
例１と同様である。
去し，図１３に示すごとく，除去した部分の隙間の流入
側７１にシール剤２０を塗布する。また，未隔離部５を
含む巻終端部１９全体にシール剤２００を塗布する。こ
れにより濾過エレメント１が形成される。その他，実施
例１と同様である。
【００３７】本例においては，巻回濾紙１０に未隔離部
５を設けている。そのため，流体を濾過する際には，流
体が，未隔離部５を介して，濾過部１４と他の濾過部１
４とを自由に移動することができる。それ故，濾過エレ
メント１は，流体中に含まれるゴミによる目詰まりの発
生を防止することができる。また，未隔離部５の面積分
だけ，濾過面積が増える。また，シール剤２００は，巻
終端部１９の未隔離部５を塞いでいる。そのため，流体
が未隔離部５から逃げることを防ぐことができる。本例
においても，実施例１と同様の効果を得ることができ
る。
５を設けている。そのため，流体を濾過する際には，流
体が，未隔離部５を介して，濾過部１４と他の濾過部１
４とを自由に移動することができる。それ故，濾過エレ
メント１は，流体中に含まれるゴミによる目詰まりの発
生を防止することができる。また，未隔離部５の面積分
だけ，濾過面積が増える。また，シール剤２００は，巻
終端部１９の未隔離部５を塞いでいる。そのため，流体
が未隔離部５から逃げることを防ぐことができる。本例
においても，実施例１と同様の効果を得ることができ
る。
【００３８】実施例６ 本例にかかる濾過エレメント１においては，図１４〜図
１７に示すごとく，巻回濾紙１０に，実施例５と同様の
未隔離部５を有する。上記巻回濾紙１０を巻回するに当
たっては，実施例２と同様の流出側挟持タイプの巻取爪
３３を用いている。
１７に示すごとく，巻回濾紙１０に，実施例５と同様の
未隔離部５を有する。上記巻回濾紙１０を巻回するに当
たっては，実施例２と同様の流出側挟持タイプの巻取爪
３３を用いている。
【００３９】上記濾過エレメントの製造に当たっては，
図１４に示すごとく，巻回濾紙１０の巻始端部１７を，
巻取爪３３により挟持する。次に，シール剤２を，巻始
端部１７から長手方向に沿って巻取爪３３により半回転
するまでの長さまで，塗布する。次いで，シール剤２
を，さらに巻回濾紙１０の中央方向に曲げて，未隔離部
５の真上まで，塗布する。次に，図１５に示すごとく，
巻取爪３３により巻回濾紙１０を半回転させる。これに
より，未隔離部５の真上にシール剤２が，巻回された巻
始端部１７から僅かに露出する。
図１４に示すごとく，巻回濾紙１０の巻始端部１７を，
巻取爪３３により挟持する。次に，シール剤２を，巻始
端部１７から長手方向に沿って巻取爪３３により半回転
するまでの長さまで，塗布する。次いで，シール剤２
を，さらに巻回濾紙１０の中央方向に曲げて，未隔離部
５の真上まで，塗布する。次に，図１５に示すごとく，
巻取爪３３により巻回濾紙１０を半回転させる。これに
より，未隔離部５の真上にシール剤２が，巻回された巻
始端部１７から僅かに露出する。
【００４０】次に，図１６に示すごとく，巻回濾紙１０
の巻き返し端部の流入側７１から長手方向に沿って巻始
端部１７まで，シール剤２０を塗布する。次いで，該シ
ール剤２０を，一旦巻回濾紙１０の中央方向に曲げて，
未隔離部５の真上に塗布した後，再度流入側７１方向に
曲げて塗布する。
の巻き返し端部の流入側７１から長手方向に沿って巻始
端部１７まで，シール剤２０を塗布する。次いで，該シ
ール剤２０を，一旦巻回濾紙１０の中央方向に曲げて，
未隔離部５の真上に塗布した後，再度流入側７１方向に
曲げて塗布する。
【００４１】更に，続いてシール剤２０を流入側７１に
長手方向に沿って巻終端部１９まで塗布しながら，巻取
爪３３により，巻回濾紙１０を巻回する。その後，巻取
爪３３を巻回濾紙１０から除去し，図１７に示すごと
く，未隔離部５を含む巻終端部１９全体にシール剤２０
０を塗布する。これにより濾過エレメント１が形成され
る。その他，実施例５と同様である。本例においても，
実施例５と同様の効果を得ることができる。
長手方向に沿って巻終端部１９まで塗布しながら，巻取
爪３３により，巻回濾紙１０を巻回する。その後，巻取
爪３３を巻回濾紙１０から除去し，図１７に示すごと
く，未隔離部５を含む巻終端部１９全体にシール剤２０
０を塗布する。これにより濾過エレメント１が形成され
る。その他，実施例５と同様である。本例においても，
実施例５と同様の効果を得ることができる。
【００４２】実施例７ 本例においては，図１８に示すごとく，実施例２と同様
の流出側挟持タイプの巻取爪３３を用いて，巻回濾紙１
０の巻始端部１７を挟持する。また，巻回濾紙１０の流
入側７１に，シール剤２を，巻始端部１７から長手方向
に沿って巻取爪３３の半回転分の長さまで塗布する。
の流出側挟持タイプの巻取爪３３を用いて，巻回濾紙１
０の巻始端部１７を挟持する。また，巻回濾紙１０の流
入側７１に，シール剤２を，巻始端部１７から長手方向
に沿って巻取爪３３の半回転分の長さまで塗布する。
【００４３】そして，ここで，一旦シール剤２を巻回濾
紙１０の中央方向に曲げて，未隔離部５の真上まで，塗
布する。次に，再度シール剤２を流入側７１方向に曲げ
て，巻終端部まで連続的に塗布する。その他は，実施例
６と同様である。
紙１０の中央方向に曲げて，未隔離部５の真上まで，塗
布する。次に，再度シール剤２を流入側７１方向に曲げ
て，巻終端部まで連続的に塗布する。その他は，実施例
６と同様である。
【００４４】本例においては，シール剤２を巻始端部１
７から巻終端部まで一時停止することなく連続的に塗布
している。そのため，実施例６のように巻取り途中にシ
ール剤２の塗布位置を変えることなく，巻回濾紙１０を
巻始端部１７から巻終端部まで巻回することができる。
従って，短時間で濾過エレメントを作製することができ
る。その他は，実施例６と同様の効果を得ることができ
る。
７から巻終端部まで一時停止することなく連続的に塗布
している。そのため，実施例６のように巻取り途中にシ
ール剤２の塗布位置を変えることなく，巻回濾紙１０を
巻始端部１７から巻終端部まで巻回することができる。
従って，短時間で濾過エレメントを作製することができ
る。その他は，実施例６と同様の効果を得ることができ
る。
【００４５】実施例８ 本例にかかる濾過エレメント１は，図１９，図２０に示
すごとく，巻回濾紙１０に，実施例５と同様の未隔離部
５を有する。上記巻回濾紙１０を巻回する際には，実施
例３と同様の両側挟持タイプの巻取爪３６を用いる。
すごとく，巻回濾紙１０に，実施例５と同様の未隔離部
５を有する。上記巻回濾紙１０を巻回する際には，実施
例３と同様の両側挟持タイプの巻取爪３６を用いる。
【００４６】上記濾過エレメント１の製造に当たって
は，図１９に示すごとく，巻回濾紙１０の巻始端部１７
を，巻取爪３６により挟持する。次に，シール剤２を，
巻始端部１７の中央から長手方向に沿って巻取爪３６が
半回転する長さまで，塗布する。次に，図２０に示すご
とく，巻取爪３６により巻回濾紙１０を半回転させる。
これにより，未隔離部５の真上にシール剤２が，巻き返
された巻始端部１７から，僅かに露出する。
は，図１９に示すごとく，巻回濾紙１０の巻始端部１７
を，巻取爪３６により挟持する。次に，シール剤２を，
巻始端部１７の中央から長手方向に沿って巻取爪３６が
半回転する長さまで，塗布する。次に，図２０に示すご
とく，巻取爪３６により巻回濾紙１０を半回転させる。
これにより，未隔離部５の真上にシール剤２が，巻き返
された巻始端部１７から，僅かに露出する。
【００４７】次いで，シール剤２０を，両側の巻取爪３
６の間の巻回濾紙１０上に塗布し，予め塗布されたシー
ル剤２と接触させる。さらに続いて，シール剤２０を流
入側７１方向に曲げて塗布し，その後，流入側７１に長
手方向に沿って巻終端部１９まで，塗布しながら上記巻
取爪３６により，巻回濾紙１０を巻回する。
６の間の巻回濾紙１０上に塗布し，予め塗布されたシー
ル剤２と接触させる。さらに続いて，シール剤２０を流
入側７１方向に曲げて塗布し，その後，流入側７１に長
手方向に沿って巻終端部１９まで，塗布しながら上記巻
取爪３６により，巻回濾紙１０を巻回する。
【００４８】その後，巻取爪３６を巻回濾紙１０から除
去し，未隔離部５を含む巻終端部１９全体にシール剤２
００を塗布する（図１７参照）。これにより濾過エレメ
ント１が形成される。その他，実施例５と同様である。
本例においても，実施例５と同様の効果を得ることがで
きる。
去し，未隔離部５を含む巻終端部１９全体にシール剤２
００を塗布する（図１７参照）。これにより濾過エレメ
ント１が形成される。その他，実施例５と同様である。
本例においても，実施例５と同様の効果を得ることがで
きる。
【００４９】実施例９ 本例においては，図２１に示すごとく，巻取爪３６によ
り巻回濾紙１０の未隔離部５を除く両側を挟持する。そ
して，この状態で，シール剤２を巻始端部１７から未隔
離部５の上面に塗布していき，途中から巻回濾紙１０の
流入側７１の方へ徐々に近づけて塗布し，更に流入側７
１の近くにおいて，該流入側に沿って巻終端部まで塗布
する。
り巻回濾紙１０の未隔離部５を除く両側を挟持する。そ
して，この状態で，シール剤２を巻始端部１７から未隔
離部５の上面に塗布していき，途中から巻回濾紙１０の
流入側７１の方へ徐々に近づけて塗布し，更に流入側７
１の近くにおいて，該流入側に沿って巻終端部まで塗布
する。
【００５０】上記の未隔離部５の上面における塗布長さ
は，巻取爪３６の約１回転分に相当する。次に，巻取爪
３６を回転させて巻回濾紙１０を完全に巻き取る。その
後，巻取爪３６を巻回濾紙１０から除去する。その他
は，実施例８と同様である。
は，巻取爪３６の約１回転分に相当する。次に，巻取爪
３６を回転させて巻回濾紙１０を完全に巻き取る。その
後，巻取爪３６を巻回濾紙１０から除去する。その他
は，実施例８と同様である。
【００５１】本例においては，シール剤２を巻始端部１
７から巻終端部まで一時停止することなく連続的に塗布
している。そのため，巻回濾紙１０を巻始端部１７から
巻終端部まで一時停止することなく巻き取ることができ
る。従って，本例によれば，短時間で濾過エレメントを
作製することができる。その他は，実施例８と同様の効
果を得ることができる。
７から巻終端部まで一時停止することなく連続的に塗布
している。そのため，巻回濾紙１０を巻始端部１７から
巻終端部まで一時停止することなく巻き取ることができ
る。従って，本例によれば，短時間で濾過エレメントを
作製することができる。その他は，実施例８と同様の効
果を得ることができる。
【図１】実施例１における，巻回濾紙を巻回する方法を
示す説明図。
示す説明図。
【図２】実施例１における，巻取爪の斜視図。
【図３】図１に続く，巻回濾紙を巻回する方法を示す説
明図。
明図。
【図４】実施例１により作製された濾過エレメントの斜
視図。
視図。
【図５】実施例２における，巻回濾紙を巻回する方法を
示す説明図。
示す説明図。
【図６】実施例３における，巻回濾紙を巻回する方法を
示す説明図。
示す説明図。
【図７】図６に続く，巻回濾紙を巻回する方法を示す説
明図。
明図。
【図８】図７に続く，巻回濾紙を巻回する方法を示す説
明図。
明図。
【図９】実施例３により作製された濾過エレメントの要
部断面図。
部断面図。
【図１０】実施例４における，巻回濾紙を巻回する方法
を示す説明図。
を示す説明図。
【図１１】実施例５における，巻回濾紙を巻回する方法
を示す説明図。
を示す説明図。
【図１２】実施例５における，巻回濾紙の要部斜視図。
【図１３】実施例５により作製された濾過エレメントの
斜視図。
斜視図。
【図１４】実施例６における，巻回濾紙を巻回する方法
を示す説明図。
を示す説明図。
【図１５】図１４に続く，巻回濾紙を巻回する方法を示
す説明図。
す説明図。
【図１６】図１５に続く，巻回濾紙を巻回する方法を示
す説明図。
す説明図。
【図１７】実施例６により作製された濾過エレメントの
斜視図。
斜視図。
【図１８】実施例７における，巻回濾紙を巻回する方法
を示す説明図。
を示す説明図。
【図１９】実施例８における，巻回濾紙を巻回する方法
を示す説明図。
を示す説明図。
【図２０】図１９に続く，巻回濾紙を巻回する方法を示
す説明図。
す説明図。
【図２１】実施例９における，巻回濾紙を巻回する方法
を示す説明図。
を示す説明図。
【図２２】従来例にかかる，濾過エレメントを内蔵した
燃料フィルターの半分切断断面図。
燃料フィルターの半分切断断面図。
【図２３】従来例の濾過エレメントの作用を説明する説
明図。
明図。
【図２４】従来例の濾過エレメントの流入側の平面図。
【図２５】従来例の濾過エレメントの流入側の要部拡大
平面図。
平面図。
【図２６】従来例にかかる，巻回濾紙の要部斜視図。
【図２７】従来例における，巻回濾紙の巻回方法を示す
説明図。
説明図。
【図２８】従来例における，巻回濾紙の他の巻回方法を
示す説明図。
示す説明図。
１．．．濾過エレメント， １０．．．巻回濾紙， １４．．．濾過部， １６．．．浄化部， １７．．．巻始端部， ２，２０，２００．．．シール剤， ３０，３３，３６．．．巻取爪， ５．．．未隔離部， ７１．．．流入側， ７９．．．流出側，
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 吉光 愛知県刈谷市昭和町１丁目１番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−244318（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−179111（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−161713（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−223420（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−95912（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−5412（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−126907（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B01D 39/00 - 39/20 B01D 46/00 - 46/54
Claims (1)
- 【請求項１】 幅方向に濾過用の濾過部を有し，該濾過
部の流入側が開口し，流出側が閉塞されている長尺状の
巻回濾紙を巻回するに当たり，該巻回濾紙の表面に予め
その長手方向に沿って細幅状にシール剤を塗布してお
き，次いで上記巻回濾紙の長手方向に巻き取る濾過エレ
メントの製造方法であって，上記巻き取り時には巻回濾
紙の巻始端部を巻取爪により挟持して巻き取りを行い，
かつ上記シール剤は巻回濾紙を巻き取る際に上記巻取爪
に接触しない位置に塗布してあることを特徴とする濾過
エレメントの製造方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04998493A JP3239517B2 (ja) | 1992-06-17 | 1993-02-15 | 濾過エレメントの製造方法 |
| US08/077,525 US5435870A (en) | 1992-06-17 | 1993-06-16 | Filter element and manufacture method thereof |
| US08/417,762 US5543007A (en) | 1992-06-17 | 1995-04-06 | Filter element manufacturing method |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4-184505 | 1992-06-17 | ||
| JP18450592 | 1992-06-17 | ||
| JP04998493A JP3239517B2 (ja) | 1992-06-17 | 1993-02-15 | 濾過エレメントの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0663322A JPH0663322A (ja) | 1994-03-08 |
| JP3239517B2 true JP3239517B2 (ja) | 2001-12-17 |
Family
ID=26390414
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04998493A Expired - Lifetime JP3239517B2 (ja) | 1992-06-17 | 1993-02-15 | 濾過エレメントの製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (2) | US5435870A (ja) |
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