JP2009300663A - ベルト装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品精度がばらついても確実に無端ベルトの寄り補正することができるベルト装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】少なくとも駆動ローラ14、ステアリングローラ15、入口ローラ16と、該駆動ローラ14、ステアリングローラ15、入口ローラ16に巻き掛けられた中間転写ベルト10とを有し、駆動ローラ14の回転によって中間転写ベルト10が走行するベルト装置において、中間転写ベルト10が予め一端側にのみ寄るように設定し、その設定した無端ベルトの一端側にベルト寄り補正手段を設けている。
【選択図】図3

Description

本発明は、少なくとも3本以上のローラと、該ローラに巻き掛けられた無端ベルトとを有し、上記ローラの1つが駆動ローラであり、該ローラの回転によって前記無端ベルトが走行するベルト装置及び画像形成装置に関するものである。
複数のローラに巻き掛けられて走行駆動される無端ベルト、特に幅広の無端ベルトを用いたベルト装置は知られており、複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置においてもシート搬送装置、感光体ベルトユニット、定着装置等に用いられている。かかるベルト装置ではベルトに寄りが生ずると、画像の位置ズレ等の不具合を招くおそれがあり、このため、ベルトの寄りは規制或いは補正する必要がある。
具体的には、寄りを規制する場合はベルト裏面における幅方向の両端部にテープを貼ってガイドリブを形成し、それをローラ端部や溝で規制したりベルト端面を直接ローラ端部に設けたツバを設け直接規制したりするベルト寄り補正手段がある。
また、特許文献1にはベルト寄りをメカ的に検知及び補正する方法が開示されている。この特許文献1に記載されている方法によれば、ベルト端面に直接接触しべルトが実際寄って来たことを検知する部材(検知部材)から変位部材を介してステアリングローラをステアリングし、寄りを補正するようにしている。
特許文献1で提案しているベルト寄り補正方法は従来より実施されている光学センサーで寄りを検知しモータでローラをステアリングする方式や上記したベルトの端部に寄り補正ガイドテープを貼った方式と比較してコスト面等において優位である。
しかしながら、特許文献1ではステアリングローラが制御したい方向とは反対方向にベルトが寄って行くようになると都合が悪い。このため、ステアリングローラの片側は予め傾けておき、ベルトを意図する方向に寄らせることで装置は成立っているが、部品精度のばらつきによっては意図する方向にベルトが寄らないことも起こり得る。
特開2006−162659号公報
本発明は、上記した従来の問題を解消し、部品精度がばらついても確実に無端ベルトの寄り補正することができるベルト装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、少なくとも3本以上のローラと、該ローラに巻き掛けられた無端ベルトとを有し、上記ローラの1つが駆動ローラであり、該ローラの回転によって前記無端ベルトが走行するベルト装置において、前記無端ベルトが予め一端側にのみ寄るように設定し、その設定した無端ベルトの一端側にベルト寄り補正手段を設けたことを特徴とするベルト装置を提案する。
なお、本発明のベルト装置において、前記ベルト寄り補正手段によって作動されるローラが前記無端ベルトの巻き付け角が最大の従動ローラであると有利である。
さらに、本発明のベルト装置において、前記ローラの位置を調整して前記無端ベルトが予め一端側にのみ寄るように設定するとともに、その調整するローラと前記ベルト寄り補正手段によって作動されるローラとが異なるローラであると有利である。
さらにまた、本発明のベルト装置において、前記ベルト寄り補正手段がローラに前記無端ベルトの寄りを検知する検知部材を設け、該検知部材の外径を取り付けたローラの外径より小さくすると有利である。
また、上記目的を達成するため、本発明は、請求項1ないし4の何れか1つに記載のベルト装置を中間転写ベルト装置に用いることを特徴とする画像形成装置を提案する。
また、上記目的を達成するため、本発明は、請求項1ないし4の何れか1つに記載のベルト装置を定着ベルト装置に用いることを特徴とする画像形成装置を提案する。
また、上記目的を達成するため、本発明は、請求項1ないし4の何れか1つに記載のベルト装置を転写材搬送ベルト装置に用いることを特徴とする画像形成装置を提案する。
なお、本発明の画像形成装置において、印刷ジョブ終了により停止した前記ベルト装置の無端ベルトを通常の回転とは逆方向に回転させると有利である。
さらに、本発明の画像形成装置において、前記無端ベルトの逆方向の回転がベルト1周より長いと有利である。
さらにまた、本発明の画像形成装置において、前記無端ベルトの逆方向の回転がベルト周長の整数倍にならない回転量にすると有利である。
本発明によれば、ベルトが巻き掛けられるローラのばらつきやその取り付けのばらつき等を考慮してベルトを寄り方向を設定しているため、確実に寄りを検知し、寄り補正装置を作動できるため、安定性、信頼性を向上させることができる。しかも、ベルト寄りを検知する部材を確実に動かすことができるので、ベルト寄り補正を安定して実施することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面に従って説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一例であるカラー複写機を示す概略図である。このカラー複写機は、中央に複写機本体100、その下部にテーブル状に構成された給紙部200が配置され、複写機本体100の上方にスキャナ300、スキャナ300の上方に原稿自動搬送装置400を配置した構成となっている。
複写機本体100には、複数のローラ14、15、16に巻き掛けられた可撓性を有する無端ベルトにより構成された像担持体としての中間転写ベルト10が設けられている。この中間転写ベルト10は、複数のローラ14,15,16のうちローラ15が図示していない駆動装置によって回転駆動される駆動ローラで構成され、該ローラ15により中間転写ベルト10が矢印で示す時計方向に走行駆動され、他のローラ14,16が従動回転する。このように走行する中間転写ベルト10の上部走行辺には、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの作像ユニット18が横に並べるようにして配置されている。すなわち、ローラ14とローラ15間の走行辺上に、4つの画像形成手段18を配置してタンデム画像形成装置20を構成している。
4個の作像ユニット18は、中間転写ベルト10に接する潜像担持体としての感光体ドラム40を具備している。この感光体ドラム40の周りには、帯電装置、現像装置、クリーニング装置、除電装置等が配置され、さらに感光体ドラム40が中間転写ベルト10に接する位置における中間転写ベルト10の内側には転写装置62が設けられている。本実施形態の場合、4個の作像ユニット8は同一構造に構成されているが、現像装置のトナーの色がブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色に分けられている。また、各作像ユニット18の上方には光変調されたレーザ光を各感光体ドラム表面に照射する露光装置21が配置され、このレーザ光は帯電装置と現像装置の間で感光体ドラムに照射する。露光装置21は、各作像ユニット18毎に設けてもよいが、共通の露光装置21を用いればコストの点で有利である。
一方、中間転写ベルト10を挟んでタンデム画像形成装置20と反対の側には、2次転写装置22が設けられている。2次転写装置22は、ローラ23間に、無端ベルトである2次転写ベルト24を巻き掛け、該ベルトが中間転写ベルト10を介してローラ16に押し当てられるように配置されている。
図1において、2次転写装置22の左横には、シート上に担持された転写画像を定着するための定着装置25が設けられている。本実施形態の定着装置25は、加圧ローラ27と、該加圧ローラ27に押し当てた無端ベルトである定着ベルト26とを具備している。
上述した2次転写装置22には、画像転写後のシートをこの定着装置25へと搬送するシート搬送機能も備えてなる。もちろん、2次転写装置22として、非接触のチャージャを配置してもよく、そのような場合は、転写後のシートを定着装置25まで搬送するシート搬送装置を、別途設ける必要が生ずる。
なお、図示例では、このような2次転写装置22及び定着装置25の下に、上述したタンデム画像形成装置20と平行に、シートの両面に画像を記録すべくシートを反転するシート反転装置28を備えている。
さて、かく構成のカラー複写機を用いてコピーをとるときは、原稿自動搬送装置400の原稿台30上に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押さえる。
そして、図示していないスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動して後、他方コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ300を駆動し、第1走行体33及び第2走行体34を走行する。そして、第1走行体33で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射光をさらに反射して第2走行体34に向け、第2走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読み取りセンサ36に入れ、原稿内容を読み取る。
また、図示していないスタートスイッチを押すと、中間転写ベルト10が回転走行し、同時に、個々の画像形成手段18でその感光体40を回転して各感光体40上にそれぞれ、ブラック・イエロ・マゼンタ・シアンの単色画像を形成する。そして、中間転写ベルト10の走行とともに、それらの単色画像を順次転写して中間転写ベルト10上に合成カラー画像を形成する。
一方、図示していないスタートスイッチを押すと、給紙部200の給紙ローラ42の1つを選択回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つからシートを繰り出し、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬送して複写機本体100内の給紙路48に導き、レジストローラ49に突き当てて止める。
または、手差し給紙を選択した場合には給紙ローラ50を回転して手差しトレイ51上のシートを繰り出し、分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。
そして、中間転写ベルト10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写ベルト10と2次転写装置22との間にシートを送り込み、2次転写装置22で転写してシート上に一括してフルカラー画像を記録する。
画像転写後のシートは、2次転写装置22で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で熱と圧力とを加えて転写画像を定着した後、切換爪55で切り換えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57上にスタックする。または、切換爪55で切り換えてシート反転装置28に入れ、そこで反転して再び転写位置へと導き、裏面にも画像を記録して後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。
一方、画像転写後の中間転写ベルト10は、中間転写体クリーニング装置17で、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去し、タンデム画像形成装置20による再度の画像形成に備える。
ところで、上記画像形成装置において、中間転写ベルト10が幅広の無端ベルトで構成されている。そして、この中間転写ベルト10にベルト寄りが発生すると、画像の位置ズレを招き画像品質を劣化させる。
このとき、中間転写ベルト10のベルト寄りを補正する手段を設けるが、このベルトが寄る方向を予め設定すれば、補正の制御が行い易くなる。
本発明者はベルトの寄りについて種々研究したところ、張架したローラが3本以上設置したベルト装置において、寄り補正をステアリングローラで実施した場合には、張架ローラ間の幾何学的関係が重要となることを見出した。そして、一般的にベルトが寄る原因は基準となるローラに対する各ローラの幾何学的傾き(平行度のずれ)に依存し、図2に示すように、駆動ローラに対してベルトの進入前と巻き付き後にローラの傾きにより角度差が発生するため、ベルトが寄って行くことが判った。
そこで、本発明ではベルト寄りを制御したい方向に対してベルトが逆方向に寄っていかないように設定し、ベルト寄り補正を確実に行うしようとするものであり、図1の中間転写ベルト10のように3本のローラ14,15,16に巻き掛けられているものを例に取り説明する。
図3ないし図5において、3本のローラが駆動ローラ14、ステアリングローラ15、入口ローラ16であり、駆動ローラ14を他の2本のローラ15,16の基準としている。この基準となる駆動ローラ14に対して入口ローラ16を、奥側を支点として手前側を「−X」の方向にずらしてローラ軸線をねじらしたとする。このときの中間転写ベルト10の搬送方向は時計回りとすると、ステアリングローラ15においてベルトは手前方向に寄りが発生する。
逆に、駆動ローラ14に対して入口ローラ16を、手前側を「+X」の方向にずらしてローラ軸線をねじらしたときには中間転写ベルト10の搬送方向は時計回りとすると、ステアリングローラ15においてベルトは奥方向に寄りが発生する。このように、入口ローラ16の位置を調整して中間転写ベルト10の寄り方向を設定しており、入口ローラ16が寄りを調整するローラとして構成されている。
従って、ステアリングローラ15がベルト10を前側に寄せて制御(寄り補正)を行うのか、奥側方向にベルトを寄せるように制御するのかによって前述の入口ローラ16のねじれ方向は重要となる。
次に、ステアリングローラ15に用いた寄りを補正するベルト寄り補正手段の具体例について説明する。これは、ベルトが軸方向に変位することに伴ってステアリングローラ15に傾きを付与し、ベルトの寄りを補正するものである。
図6及び図7において、中間転写ベルト10の内周片端に寄りガイド72が設けられており、この寄りガイド72のベルト内側には、ステアリングローラ15と同径の短コロであるベルト移動検知部材73が配され、さらに内側のスプリング74を用いて寄りガイド72に常に当接させられている。ベルト移動検知部材73と一体に形成され軸方向に変位可能なローラ軸変位部材75は、不図示の本体フレームに固定された案内部材76に、その錐面(傾斜部)を接触させており、中間転写ベルト10が図において左方向に寄り始めると、スプリング74の作用に抗してベルト移動検知部材73と共に変位し、案内部材76を錐面が滑動することで、ステアリングローラ15は、水平線(点線で示す)に近づく方向に持ち上げられる。すると、中間転写ベルト10の軸方向へ寄る力が弱まり、やがて釣り合い状態にてベルトの寄りは収束する。なお、ステアリングローラ15にクリーニング装置17を一体化する構成をとる場合など、ステアリングローラ15を作動させる際に大きい寄り力が必要となることがある。その場合、寄り力が大きいままステアリングローラ15が停止して、寄りガイド72で規制された状態となる問題が懸念される。そこで、ステアリングローラ15の作動を補助するスプリング77を追加することで弱い寄り力においてもステアリングローラ15が可動できるようにして、寄り耐久性に優れた寄り補正を実現してもよい。
かかるベルト寄り補正手段を用いた場合、ステアリングローラ15の位置において中間転写ベルト10がベルト移動検知部材73を設けた側に予め寄るように設定すれば、寄り補正の制御が安定かつ確実に行うことができる。
そこで、ステアリングローラ15の制御方向に中間転写ベルト10ベルトが寄るように予め入口ローラ16のねじれ許容方向を規制するように設定する。このとき、部品や設置のばらつき等を考慮してステアリングローラ15で制御する方向に中間転写ベルト10が寄るように設計する。
次に、ベルト寄り補正手段を設けるステアリングローラについて考察した。
例えば、図1に中間転写ベルト装置の場合、駆動ローラ14、従動ローラ15(ステアリングローラ15)、入口ローラ16の3本のローラである。ステアリングローラは軸線を傾けるため、駆動装置と駆動連結されている駆動ローラ14は好ましくない。よって、ステアリングローラは従動ローラ15と入口ローラ16の何れかになる。
図8及び図9はローラとベルトの巻き付け量(巻き付け角)と寄り量の関係を示している。図9のグラフから明らかなように、ベルトのローラに対する巻き付け角度が大きい場合,ベルトの寄りをコントロールし易くなる。これはローラに巻きついている時間が長いことで変位量が多くなるためである。
よって、図8(a)に示すローラと、図8(b)に示すローラではステアリングローラ15に最適なのはベルトの巻き付け量(巻き付け角θ)が大きいローラとなる。
ところで、ベルト寄り補正手段としてはベルト寄りをベルト端面にベルト移動検知部材73が接触して検知する方式を採用することもできる。この方式においては, ベルト端面が確実にベルト移動検知部材73に接触させることで、より検知の精度を上げることができ、より安定した装置を得ることができる。
そこで、かかるベルト寄り補正手段の場合、図10に示すようにベルト移動検知部材73のボス部73aの外径Cをステアリングローラ15の外径Bより小さくすることで、ベルト10はベルト移動検知部材73のA面にその端部を確実に接触させることができるようになる。もし、外径CがBと同じ若しくは大きい場合はベルトが検知部材のA面ではなく,外径Cで示す箇所で擦れ合うようになるため、ベルト10の寄り量を正しく検知できなくなり、ステアリングローラ15を必要な角度まで回動することが難しくなる。
ところで、ベルト寄りをその端面にベルト移動検知部材73を接触させて検知する方式においては、中間転写ベルト10の端面に常にストレスが掛かっていることになる。
特に、マシン印刷ジョブが終了し停止している間も常にストレスが掛かっているとベルト材質によっては永久ひずみの原因となることがある。
そこで、印刷ジョブ終了後、中間転写ベルト10を逆回転させることでベルトをわずかにベルト移動検知部材73から離すことができる。
上記した中間転写ベルト装置では、中間転写ベルト10の回転方向で寄り方向が決まるので,逆回転させると中間転写ベルト10は通常回転時とは異なる方向へ寄るような移動をすることができる。
もし、各ローラ間の平衡が保たれてベルト寄りが収まった状態だったとしても中間転写ベルト10の移動しようとする方向は逆になる。逆回転させても中間転写ベルト10がベルト移動検知部材73から離間しなくてもベルト移動検知部材73からのストレスは低減するので、中間転写ベルト10の耐久性を向上させることができる。
このとき、ベルトの逆転量はベルト1周以上が望ましいが(確実にストレスを解消させるため)、1周長さの整数倍にしないことが肝心となる。すなわちベルト1周長さの整数倍逆転させると、ベルト移動検知部材73に対して中間転写ベルト10の同じ部分が接触して停止していることになるため,わずかなストレスでも同一箇所に対して与えるより中間転写ベルト10の停止位置をランダムになるようにしてストレス箇所を分散させる狙いがある。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明のベルト装置は中間転写ベルト装置に限らず、定着ベルトを用いる定着装置や搬送ベルトを用いる転写材搬送装置等のベルト装置に適用することができる。
本発明が適用される画像形成装置の一形態を示す概略構成図である。 ベルト寄りを示す説明図である。 本発明のベルト寄りの設定を説明する説明図である。 図3のベルト装置の平面図である。 図3のベルト装置の斜視図である。 ベルト寄り補正手段の一例を示す側面図である。 図6のベルト寄り補正手段の一例を示す斜視図である。 (a),(b)はベルトの巻き付け角が異なるローラを示す説明図である。 ベルトの巻き付け角とベルト寄り量の関係を示すグラフである。 ベルト寄り補正手段の他の実施形態を示す断面説明図である。
符号の説明
10 中間転写ベルト
14 駆動ローラ
15 ステアリングローラ
16 入口ローラ
73 ベルト移動検知部材

Claims (10)

  1. 少なくとも3本以上のローラと、該ローラに巻き掛けられた無端ベルトとを有し、上記ローラの1つが駆動ローラであり、該ローラの回転によって前記無端ベルトが走行するベルト装置において、
    前記無端ベルトが予め一端側にのみ寄るように設定し、その設定した無端ベルトの一端側にベルト寄り補正手段を設けたことを特徴とするベルト装置。
  2. 請求項1に記載のベルト装置において、前記ベルト寄り補正手段によって作動されるローラが前記無端ベルトの巻き付け角が最大の従動ローラであることを特徴とするベルト装置。
  3. 請求項1または2に記載のベルト装置において、前記ローラの位置を調整して前記無端ベルトが予め一端側にのみ寄るように設定するとともに、その調整するローラと前記ベルト寄り補正手段によって作動されるローラとが異なるローラであることを特徴とするベルト装置。
  4. 請求項1または3に記載のベルト装置において、前記ベルト寄り補正手段がローラに前記無端ベルトの寄りを検知する検知部材を設け、該検知部材の外径を取り付けたローラの外径より小さくしたことを特徴とするベルト装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか1つに記載のベルト装置を中間転写ベルト装置に用いることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1ないし4の何れか1つに記載のベルト装置を定着ベルト装置に用いることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1ないし4の何れか1つに記載のベルト装置を転写材搬送ベルト装置に用いることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項5ないし7の何れか1つに記載の画像形成装置において、印刷ジョブ終了により停止した前記ベルト装置の無端ベルトを通常の回転とは逆方向に回転させることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8に記載の画像形成装置において、前記無端ベルトの逆方向の回転がベルト1周より長いことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項8または9に記載の画像形成装置において、前記無端ベルトの逆方向の回転がベルト周長の整数倍にならない回転量にすることを特徴とする画像形成装置。
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