JP4974298B2 - 蛇行補正機構、及びこれを備えた中間転写ユニット,画像形成装置 - Google Patents

蛇行補正機構、及びこれを備えた中間転写ユニット,画像形成装置 Download PDF

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本発明は、無端状ベルトの蛇行を補正する蛇行補正機構、これを備えた中間転写ユニット,画像形成装置に関する。
カラーのプリンタ,複写機,ファクシミリ等の画像形成装置において、中間転写ベルトを使用したものが知られている。このものは、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(BK)の4色のトナー像について、1個の感光ドラム上に1色のトナー像を形成してこれを中間転写ベルト上に転写する工程を4色について繰り返すことで、中間転写ベルト上で4色のトナー像を重ね合わせる。または、4個の感光ドラムを有するタンデム方式の場合は、各感光ドラム上にそれぞれ異なる色のトナー像を形成して、これらを順次に中間転写ベルト上に転写して中間転写ベルト上で重ね合わせる。いずれの場合も、中間転写ベルトは、無端状に形成されて複数のローラに張架されている。この中間転写ベルトが蛇行した場合には、転写される各色のトナー像の転写位置がずれて色ズレが発生する。
このような色ズレを防止するため、中間転写ベルトの蛇行を防止する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1では、ベルトが張架された蛇行補正用のローラの両端をそれぞれアームの先端で保持し、アームの中間に揺動中心を設けるとともに、アームの基端部に、板カム(周縁カム)の周縁を当接させる。この板カムを回転させることで、アームを揺動させ、ローラの端部を、張力付与方向に対してほぼ直交する方向に移動させて中間転写ベルト蛇行を補正するようにしている。
特開平06−56294号公報
しかしながら、上述の特許文献1によると、板カムの1回転によってローラの端部の移動量が最大となるため、例えば、板カムの制御可能な最小の回転角度に対して、ローラ端部の移動量が大きくなりがちで、移動量を細かく制御することが難しく、したがって、蛇行量の補正を細かく行うことが困難であるという問題があった。このような問題は、ベルトが中間転写ベルトである場合に限らず、例えば、感光体ベルト(感光ベルト)、転写ベルト、搬送ベルト等においても発生する。
そこで、本発明は、無端ベルトが張架されたローラの端部の移動量を細かく制御して、無端ベルトの蛇行の補正を高い精度で行うことができる蛇行補正機構、及びこれを備えた中間転写ユニット,画像形成装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る発明は、無端ベルトが張架された複数のローラのうち、1つのローラのローラ軸の一端部に取り付けられて前記ローラ軸の一端部を前記ローラ軸にほぼ直交する方向に移動させることにより、回転中の前記無端ベルトの蛇行を補正する蛇行補正機構に関する。この発明に係る蛇行補正機構は、(1)回転角が制御可能なモータと、(2)前記モータによって回転されるとともに外周部にカム面とガイド面とを有し前記ローラ軸とほぼ平行なカム軸の方向に移動可能な立体カムであって、前記カム面は前記立体カムの所定方向の回転に伴って前記カム軸からの距離が漸増する、少なくとも前記立体カムの1周分を越える螺旋状に形成され、前記ガイド面は前記カム面の前記カム軸の方向の一方の端部に立設されて前記カム面に沿って螺旋状に形成された前記立体カムと、(3)前記ローラ軸とほぼ平行な揺動支点によって揺動可能に支持された揺動アームであって、前記ローラ軸の一端部を回転可能に支持する軸受部と前記立体カムの前記カム面及び前記ガイド面に接離可能な当接部とを有する前記揺動アームと、(4)前記立体カムを付勢して前記揺動アームの前記当接部に前記ガイド面を押圧するカム付勢部材と、(5)前記揺動アームの前記当接部を前記カム面に押圧させる押圧手段と、を備える、ことを特徴としている。
請求項2に係る発明は、無端ベルトが張架された複数のローラのうち、1つのローラのローラ軸の一端部に取り付けられて前記ローラ軸の一端部を前記ローラ軸にほぼ直交する方向に移動させることにより、回転中の前記無端ベルトの蛇行を補正する蛇行補正機構に関する。この発明に係る蛇行補正機構は、(1)回転角が制御可能なモータと、(2)前記モータによって回転されるとともに外周部にカム面とガイド面とを有し前記ローラ軸とほぼ平行なカム軸の方向に移動可能な立体カムであって、前記カム面は前記立体カムの所定方向の回転に伴って前記カム軸からの距離が漸増する、少なくとも前記立体カムの1周分を越える螺旋状に形成され、前記ガイド面は前記カム面の前記カム軸の方向の一方の端部に立設されて前記カム面に沿って螺旋状に形成された前記立体カムと、(3)前記ローラ軸とほぼ平行な揺動支点によって揺動可能に支持された揺動アームであって、前記ローラ軸の一端部を回転可能に支持する軸受部と前記立体カムの前記カム面及び前記ガイド面に接離可能な当接部とを有する揺動アームと、(4)前記揺動アームを付勢して前記揺動アームの前記当接部を前記ガイド面に押圧するアーム付勢部材と、(5)前記揺動アームの前記当接部を前記カム面に押圧させる押圧手段と、を備える、ことを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る蛇行補正機構において、前記揺動支点が前記揺動アームにおける前記軸受部と前記当接部との間に配置されている、
ことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に係る蛇行補正機構において、前記押圧手段が、前記揺動アームを付勢して前記当接部を前記カム面に押圧させるばね部材である、ことを特徴としている。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の蛇行補正機構において、(1)2個の前記立体カムを、前記カム軸からのカム面の距離が近い小径部側が合わさるように結合し、(2)前記揺動アームの前記当接部を、一定の間隔で離れた上挟持部と下挟持部とを有する二股部に構成して前記押圧手段とし、(3)前記上挟持部を一方の前記立体カムの前記カム面に当接させ、前記下挟持部を他方の前記立体カムの前記カム面に当接させて、前記上挟持部と前記下挟持部とで前記カム面を挟み込む、ことを特徴としている。
請求項6に係る発明は、転写フレームと、転写フレームによって回転自在に支持された複数のローラと、前記複数のローラに張架された中間転写ベルトと、を備えた中間転写ユニットに関する。この発明に係る転写ユニットは、前記複数のローラのうち、1つのローラのローラ軸の一端部を前記ローラ軸にほぼ直交する方向に移動させることにより、回転中の前記中間転写ベルトの蛇行を補正する蛇行補正機構を備え、前記蛇行補正機構が請求項1乃至5のいずれか1項に係る蛇行補正機構である、ことを特徴としている。
請求項7に係る発明は、シートを給紙するシート給紙部と、前記シート給紙部から供給されたシートに画像を形成する画像形成部とを備えた画像形成装置に関する。この発明に係る画像形成装置は、前記画像形成部は、表面にトナー像が形成される像担持体と、前記像担持体表面に形成されたトナー像が転写されるとともに、転写されたトナー像をシートに転写する中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトの蛇行を補正する蛇行補正機構と、を備え、前記蛇行補正機構が請求項1乃至5のいずれか1項に係る蛇行補正機構である、ことを特徴としている。
請求項8に係る発明は、シートを給紙するシート給紙部と、前記シート給紙部から供給されたシートに画像を形成する画像形成部とを備えた画像形成装置に関する。この発明に係る画像形成装置は、前記画像形成部は、表面にトナー像が形成される像担持体と、前記像担持体表面に形成されたトナー像が転写されるシートを担持して搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトの蛇行を補正する蛇行補正機構と、を備え、前記蛇行補正機構が請求項1乃至5のいずれか1項に記載の蛇行補正機構である、ことを特徴としている。
本発明の蛇行補正機構によれば、立体カムは、カム面が立体カムの1周分を越えて螺旋状に形成されていて、例えば、カム面が1周分しか形成されていない従来技術の板カム(周縁カム)と比較した場合、同じ回転角に対して、リフト量を小さくすることができるので、ローラ軸の一端部の移動を細かく制御することができる。つまり、無端ベルトの蛇行を高い精度で補正することが可能となる。
本発明の中間転写ユニットによれば、無端ベルトとしての中間転写ベルトの蛇行を高い精度で補正することができるので、例えば、中間転写ベルトに複数色のトナー像が転写される場合、転写される複数色のトナー像の色ズレを抑制することができる。
本発明に画像形成装置によると、シート上に形成される複数色のトナー像の色ズレを抑制することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づき詳述する。なお、各図面において、同じ符号を付した部材等は、同じ構成のものであり、これらについての重複説明は適宜省略するものとする。また、各図面においては、説明に不要な部材等は適宜、図示を省略している。
<実施形態1>
図1〜図9を参照して、本発明に係る蛇行補正機構1、中間転写ユニット2、画像形成装置3について説明する。このうち、図1は、画像形成装置3の内部構成を正面側(画像形成装置3の使用時にユーザが位置する側)から見て模式的に示す図である。図2は、実施形態1の蛇行補正機構1を説明する図であり、(a)は正面図、(b)は上面図である。図3は、実施形態1の蛇行補正機構1を正面側の右斜め下方から見た斜視図である。図4は、立体カム51の斜視図である。図5は、実施形態2の蛇行補正機構1Aを説明する図であり、(a)は正面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。図6は、実施形態2の蛇行補正機構1Aを正面側の左斜め上方から見た斜視図である。図7は、実施形態2の揺動アーム91を説明する斜視図である。図8は、蛇行量検出装置80を説明する、中間転写ベルトの回転方向に直交する方向の断面図である。図9は、蛇行量検出装置80を説明する斜視図である。
図1を参照して、本発明に係る画像形成装置3の一例を説明する。同図に示す画像形成装置3は、電子写真方式の4色フルカラーのプリンタであり、タンデム方式、中間転写方式を採用している。
図1に示す画像形成装置3は、画像形成装置本体4内に、シート給紙部5と、画像形成部6と、定着部7と、シート再給紙部8とが設けられている。
シート給紙部5には、複数の給紙カセット10と、各給紙カセット10に対応して配設されたピックアップローラ11と、給送ローラ12と、リタードローラ13と、レジストローラ対14とが配設されている。各給紙カセット10内には、複数枚のシートPが積層状態で収納されていて、ピックアップローラ11により給紙される。給紙されたシートPは、給送ローラ12及びリタードローラ13によって、重送が防止されつつ、最上位のシートPは、停止中のレジストローラ対14のニップに先端部を当接させることで、斜行が矯正されるとともに一時停止される。一時停止されたシートPは、その後、中間転写ベルト(無端ベルト)15上のトナー像が中間転写ベルト15の矢印R15方向の回転に伴って2次転写部T2に搬送されるのと同期したレジストローラ対14の回転によって、2次転写部に供給される。
画像形成部6には、4個の画像形成ステーション16M,16C,16Y,16BKと、中間転写ユニット2とが配設されている。4個の画像形成ステーションは、中間転写ベルトの回転方向上流側から順に、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(BK)の各色の画像形成ステーション16M,16C,16Y,16BKが配設されている。これら4色の各画像形成ステーション16M,16C,16Y,16BKは、同様に構成されている。マゼンタの画像形成ステーション16Mを例に説明すると、感光ドラム(像担持体)17と、帯電器18と、露光装置20と、現像装置21と、クリーニング装置23とを有している。一方、中間転写ユニット2は、転写フレーム24と、この転写フレーム24によって回転可能に支持された複数のローラ、すなわち、駆動ローラ25,従動ローラ26,1次転写ローラ22,2次転写対向ローラ27,複数のテンションローラ等と、これらローラに張架された無端状の中間転写ベルト15とを備えている。中間転写ベルト15は、駆動ローラ25の矢印方向(図1中の時計回り)の回転により、矢印R15方向に回転する。また、中間転写ユニット2全体は、画像形成装置本体4に対して例えば、正面側から着脱自在に構成されている。
マゼンタの画像形成ステーション16Mにおいて、感光ドラム17は、駆動手段(不図示)によって所定のプロセススピード(周速度)で矢印方向(図1中の反時計回り)に回転駆動され、その表面(外周面)が帯電器18によって所定の極性・電位に一様に帯電される。帯電後の感光ドラム17表面は、露光装置20によって画像情報に応じた露光がなされ、露光部分の電荷が除去されて静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置21によってマゼンタのトナーが付着されてマゼンタのトナー像として現像される。マゼンタのトナー像は、1次転写ローラ22によって1次転写部T1において中間転写ベルト15上に転写される。トナー像転写後の感光ドラム17は、表面に残った転写残トナーがクリーニング装置23によって除去されて次の画像形成に供される。
同様にして、シアン,イエロー,ブラックの画像形成ステーション16C,16Y,16BKにおいて各感光ドラム17上に形成されたシアン,イエロー,ブラックのトナー像は、それぞれの1次転写部において、1次転写ローラ22によって中間転写ベルト15上のマゼンタのトナー像に順次に重ね合わされるようにして1次転写される。こうして中間転写ベルト15上で重ね合わされた4色のトナー像は、中間転写ベルト15の回転によって2次転写部T2に搬送される。これと並行して、レジストローラ14対が回転することでシートPが2次転写部T2に供給される。中間転写ベルト15上の4色のトナー像は、2次転写ローラ28によってシートP上に一括で2次転写される。2次転写後の中間転写ベルト15は、ベルトクリーナ30によって表面に残った転写残トナーが除去される。一方、トナー像転写後のシートPは、搬送ベルト31によって定着部7に搬送される。
定着部7には、定着ローラ32と、これに圧接されて定着ニップ部Nを構成する加圧ローラ33とを有する定着装置34が配設されている。定着装置34に搬送されたシートPは、定着ニップ部Nを通過する際に、加熱・加圧されて、表面にトナー像が定着される。トナー像定着後のシートPは、排紙ローラ対35によって排紙トレイ36上に排出される。これにより、1枚のシートPの片面に対する4色フルカラーの画像形成が終了する。
なお、裏面にも画像形成を行う場合には、シート再給紙部8に配設されたフラッパ37,38、反転パス40等によって表裏反転されたシートPは、再給紙パス41等を介して、再度、画像形成部6に供給され、上述と同様にして、裏面にトナー像が転写され、その後、定着された後、排紙トレイ36上に排出される。以上で、画像形成装置3についての説明を終了する。
本発明に係る蛇行補正機構1は、中間転写ベルト15が張架された従動ローラ26に取り付けられていて、中間転写ベルト15の蛇行を補正するものである。ここで、上述のように、中間転写ベルト15は、中間転写ユニット2の構成要素であり、転写フレーム24によって回転自在に支持された複数のローラに掛け渡されている。この複数のローラのうちの1つのローラである従動ローラ26のローラ軸42の一方の端部に、蛇行補正機構1が取り付けられている。
図2,図3に示すように、蛇行補正機構1は、モータ50と、立体カム51と、揺動アーム52と、カム付勢部材としての圧縮ばね53と、押圧手段としての引っ張りばね54とを備えている。
モータ50は、その出力軸(カム軸)55が従動ローラ26のローラ軸42とほぼ平行になるように、転写フレーム24によって支持されている。モータ50としては、入力されるパルス数に応じた回転角が得られるステップモータを使用することができる。また、サーボモータを使用することもできる。モータ50の出力軸55には、立体カム51が取り付けられている。
立体カム51は、円錐台の外周面(外周部)を階段状にしたような外観形状となっている。立体カム51の外周面には、所定の幅のカム面56が螺旋状に形成されている。ここで、所定の幅とは、後述する揺動アーム52のコロ(当接部)70が外れることなく有効に転動することができる幅をいう。立体カム51における、出力軸55の方向の2つの端面近傍のうち、小さい方の端面がある側を小径部57、大きい方の端面がある側を大径部58とすると、カム面56は、小径部56から大径部57にかけて、出力軸55からの距離が漸増するような螺旋状に形成されている。また、カム面56には、小径部56側の端縁60と大径部57側の端縁61とがあるが、大径部57側の端縁60には、カム面56に対してほぼ垂直にガイド面62が立設されている。このガイド面62は、カム面56に沿ってカム面56と同様に螺旋状に形成されている。図4に示すように、本実施形態では、カム面56及びガイド面62は、立体カム51のほぼ3周分にわたって形成されている。カム面56のうち、最も小径部57側に位置する端部を始端部63、最も大径部58側に位置する端部を終端部64とし、さらに、出力軸55の中心から始端部63までの距離をd1,出力軸55の中心から終端部64までの距離をd2とすると、カム面56は3周することで、すなわち1080度(=360度×3)回転することで、リフト量がd2−d1だけ増加することになる。また、本実施形態では、カム面は、1周目56aと2周目56bとが、また2周目56bと3周目56cとが、出力軸55に対して直交する方向から見た場合に、隣接しているように見える。つまり、1周目56aと2周目56bとは段差を形成してガイド面62によって連結されている。2周目56bと3周目56cとについても同様である。段差としてのガイド面62の高さ、すなわち、ガイド面52の半径方向の高さは、ガイド面62が後述する圧縮ばね53によって揺動アーム52のコロ70に押圧された際に、コロ70がガイド面62から外れない程度の高さに設定されている。本実施形態においては、立体カム51は、モータ50の出力軸55に対して、モータ50側に大径部58を対面させた向きで、出力軸55に沿った方向に移動可能で、周方向に回転不能に取り付けられている。すなわち、立体カム51は、出力軸55の回転に伴って同方向に回転し、また、軸方向に移動することができるようになっている。
揺動アーム52は、図2(a)に示すように、板状に形成されていて、揺動自在に支持されている。揺動アーム52は、上下方向の寸法に対して左右方向の寸法が長い長方形状の板状に形成されている。揺動アーム52の上下方向及び左右方向のほぼ中心には、前後方向に軸(揺動支点)65が貫通されている。この軸65は、基端側を転写フレーム24によって支持されていて、上述のローラ軸42とほぼ平行に配置され、先端側が揺動アーム52を貫通するとともに、抜け止め(不図示)が取り付けられていて、揺動アーム52が不用に前後方向に移動しないようにしている。この軸65は、揺動アーム52の揺動中心となっている。
揺動アーム52の一方の端部(図2中では左端部)は、ローラ軸42の一端部66を回転自在に支持する軸受部68となっている。つまり、ローラ軸42の一端部66は、揺動アーム52一方の端部を後方から前方に貫通していて、抜け止め67が装着されている。これにより、揺動アーム52が上述の軸65を中心に揺動すると、ローラ軸42の一端部66がほぼ上下方向、すなわち中間転写ベルト15に対する張力付与方向に対してほぼ直交する方向に上下動(昇降)する。なお、ローラ軸42の他端部は、通常の軸受(不図示)によって回転自在に支持されていて、ローラ軸42の一端部66が昇降するとローラ軸42が傾斜することになるが、このときの傾斜角度がほぼ上下に1度ずつであって、この傾斜角度に対してローラ軸42の長さが十分に長いので(例えば、350mm程度)実質的には支障はない。
揺動アーム52の他方の端部(図2中では右端部)には、当接部となるコロ70が回転自在に支持されている。コロ70は、上述の立体カム51のカム面56に対してはほぼ上方から、またガイド面62に対しては前側から押圧されるようになっている。本実施形態では、上述の出力軸55の中心は、ローラ軸42の中心とコロ70の回転中心との中間に位置するように構成されている。すなわち、立体カム51の回転によってコロ70がカム面56に倣って転動したときに、コロ70の回転中心の上下方向の移動量がそのまま、ローラ軸42の中心の上下方向の移動量と等しくなるようになっている。ただし、上下方向の移動方向は逆になる。
カム付勢部材として圧縮ばね53は、モータ50の出力軸55におけるモータ50と立体カム51との間に介装されている。立体カム51は、この圧縮ばね53によって、出力軸55の先端側に向けて付勢されている。これにより、立体カム51のガイド面62が揺動アーム52のコロ70の側面に押圧されている。つまり、付勢されたガイド面62がコロ70を押圧することにより、コロ70がカム面62から外れないようになっている。
押圧手段としての引っ張りばね54は、本実施形態では、基端側(上端側)が転写フレーム24の一部(不図示)に取り付けられ、先端側(下端側)が揺動アーム52の左端側でかつ上端側に取り付けられている。これにより、揺動アーム52は、軸65を中心に、軸受部68のある左端側が上方に付勢され、その結果、コロ70のある右端側が下方に付勢されて、コロ70がカム面56に適度な押圧力で押圧されている。
上述構成の蛇行補正機構1は、従動ローラ26がホームポジションに配置された状態、すなわち従動ローラ26のローラ軸42が水平に配置された状態において、立体カム51がホームポジションに配置され、ホームポジションの配置された立体カム51のカム面56に揺動アーム52のコロ70が当接するようになっている。ここで、立体カム51のホームポジションは、カム面56の始端部63にコロ70が当接した状態から、立体カム51が図2(b)中の矢印方向(反時計回り)に1.5回転した状態とする。つまり、全部で3周分ある螺旋状のカム面56において、2周目56bの中間地点にコロ70が当接した状態を、立体カム51のホームポジションとする。この状態から、図2(b)中の矢印方向(時計回り)に立体カム51が回転すると、カム面56におけるコロ70の当接部分の、出力軸55からの距離が減少することになり、軸65を中心に揺動アーム52の右端側が下降して、左端側が上昇し、ローラ軸42の一端部66が上昇する。この逆に、図2(b)中の矢印方向(反時計回り)に立体カム51が回転すると、カム面56におけるコロ70の当接部分の、出力軸55からの距離が増加することになり、軸65を中心に揺動アーム52の右端側が上昇して、左端側が下降し、ローラ軸42の一端部66が下降する。モータ50の正逆回転を次に説明する蛇行量検出装置80の出力に基づいて、適宜に繰り返すことにより、ローラ軸の端部を昇降させて、中間転写ベルト15の蛇行を抑制することができる。
図8,図9を参照して、蛇行量検出装置80について説明する。なお、これらの図においては、中間転写ベルト15は、簡略化して図示している。蛇行量検出装置80は、中間転写ベルト15のベルト幅方向の端部近傍において、転写フレーム24に支持された傾斜軸81と、この傾斜軸81によって回転自在に支持された傾斜コロと82、この傾斜コロ82と一体のフィルムエンコーダ83と、このフィルムエンコーダ83のスリット84を検出するフォトインタラプタとを備えている。傾斜軸81の中心は、中間転写ベルト15の回転方向(図9中の矢印R15方向)に直交する仮想平面上において、中間転写ベルト15に対して45度傾斜した状態で設定されている。また、傾斜コロ82は、円錐台状に形成されていて、中心には、傾斜軸81が貫通される透孔が形成されている。傾斜コロ82における1つの母線は、図8に示すように、最も上方に位置した状態において、中間転写ベルト15に対して平行となる。傾斜コロ82の下面には、円形のフィルムエンコーダ83が取り付けられている。フィルムエンコーダ83の外周側は、傾斜コロ82の下面から外側に突出されていて、この突出部分には、周方向に多数のスリット(切欠)84が等間隔で設けられている。フォトインタラプタ85は、フィルムエンコーダ83の突出部分を挟むようにして一方側に発光部86を有し、他方側に受光部87を有している。傾斜コロ82の回転に伴って、これら発光部86及び受光部87に対応する位置にスリット84がきたときには、発光部86から発光された光は、スリット84を通過して受光部87に到達する。一方、スリット84でない部分が対応する位置にきたときには、発光部86からの光は、受光部87に到達しない。フォトインタラプタ85によって、単位時間当たりのスリット84の数を計数することにより、傾斜コロ82の回転数を検出することができる。
中間転写ベルト15のベルト幅方向の端縁には、裏面に向けて、断面形状が三角形の凸部88が形成されている。この凸部88は、傾斜コロ82の母線に接触して、傾斜コロ82を回転させる。中間転写ベルト15が蛇行すると、凸部88の位置が、母線に沿って移動する。例えば、中間転写ベルト15が矢印a方向に蛇行すると、凸部88が母線のうちの、傾斜コロ82の大径側の部分に接触するため、傾斜コロ82の回転数が少なくなる。一方、この逆に、中間転写ベルト15が矢印b方向に蛇行すると、凸部88が母線のうちの、傾斜コロ82の小径側で接触するため、傾斜コロ82の回転数が多くなる。したがって、フォトインタラプタ85によって、傾斜コロ82の回転数を検出することで、中間転写ベルト15の蛇行量及び矢印a方向又は矢印b方向への蛇行速度を検出することができる。
蛇行量検出装置80の検出結果は、図2(a)に示す制御手段90に伝達される。制御手段90は、記憶手段(不図示)を有していて、この記憶手段には、予め蛇行量検出装置80の検出結果と、これに対応するモータ50の回転角との関係が、テーブルとして格納されている。制御手段90は、蛇行量検出装置80の検出結果に基づいて、上述のテーブル内のデータと比較して、モータ50の回転角を制御し、立体カム51を回転させる。これにより、揺動アーム52を介して、ローラ軸42の移動が制御される。このローラ軸42の制御により、中間転写ベルト15の蛇行が抑制されることになる。この際、立体カム51の3周分で、所定のリフト量を実現するようになっているので、例えば、従来技術の板カム(周縁カム)と比較した場合、同じ回転角に対して、リフト量を小さくすることができるので、ローラ軸42の一端部66の移動を細かく制御することができる。つまり、中間転写ベルト15の蛇行を高い精度で補正することが可能となる。なお、上述では、立体カム51の3周分で所定のリフト量を実現するようにしているが、原理的には、少なくとも立体カム51の1周分を越えるようにすれば、効果を奏することができる。
<実施形態2>
図5,図6,図7を参照して、蛇行補正機構1Aの実施形態2について説明する。同図に示すように、蛇行補正機構1Aは、モータ50と、2個の立体カム51と、揺動アーム91と、押圧手段としての揺動アーム91の二股部(当接部)92とを備えている。
モータ50については、上述実施形態1と同様である。すなわち、モータ50は、その出力軸55が従動ローラ26のローラ軸42とほぼ平行になるように、転写フレーム24によって支持されている。モータ50としては、ステップモータを使用することができる。
立体カム51A,51Bは、2個のものがそれぞれの小径部57を合わせるようにして接合された状態で、モータ50の出力軸55に、軸方向移動可能でかつ周方向移動不能に取り付けられている。各立体カム51A,51Bの形状については、実施形態1の立体カム51と同様であるため詳細な説明は省略するが、それぞれ螺旋状のカム面56及びガイド面62を有している。
揺動アーム91は、左右方向に長いほぼ板状に形成されていて、左右方向のほぼ中央部に実施形態1と同様、転写フレーム24から前方に突出された軸65によって揺動自在に支持されている。左端側には、従動ローラ26のローラ軸42の一端部66を回転自在に支持する軸受部が形成されている。揺動アーム91の右端側には、押圧手段としての二股部92が形成されている。二股部92は、右方に延びる板状の上挟持部93と下挟持部94とによって構成されている。上挟持部93と下挟持部94とは相互に平行に形成されるとともに、前後方向の位置が、揺動アーム91の前後方向の中心C(図5(b)の一点鎖線参照)から前後に振り分けられるように配置されている。上挟持部93は、モータに近い側の立体カム51Aのカム面56とガイド面62に接触し、下挟持部94は、モータから遠い側の立体カム51Bのガム面56とガイド面62とに接触するようになっている。
また、上挟持部93と下挟持部94との高さ方向の間隔は一定に設定されている。この間隔は、上挟持部93が立体カム51Aのカム面56のうち、出力軸55からの距離が最も遠い部分に接触したときに、下挟持部94が立体カム51Bのカム面56のうち、出力軸55からの距離が最も近い部分に接触することになる。また、この逆に、上挟持部93が立体カム51Aのカム面56のうち、出力軸55からの距離が最も近い部分に接触したときに、下挟持部94が立体カム51Bのカム面56のうち、出力軸55からの距離が最も遠い部分に接触することになる。このように、上挟持部93と下挟持部94とによって構成された二股部92を有する揺動アーム91は、上挟持部93と下挟持部94とのうちの一方が常時カム面56に接触することになり、いわゆる確動カムを構成している。このため、実施形態1では必要であった、揺動アーム52を立体カム51のカム面56に付勢するための押圧手段としての引っ張りばね54が不用となる。つまり二股部92が押圧手段として作用する。
本実施形態の蛇行補正機構1Aにおいても、上述の実施形態1と同様の作用効果を奏することができる。すなわち、立体カム51A,51Bは、従来技術の板カム(周縁カム)と比較して、同じ回転角に対して、リフト量を小さくすることができるので、ローラ軸42の一端部66の移動を細かく制御することができる。つまり、中間転写ベルト15の蛇行を高い精度で補正することが可能となる。
上述の実施形態1においては、立体カム51を軸方向に移動可能に構成し、揺動アーム52を軸方向移動不能に構成したが、この逆にすることも可能である。図2(a)に二点鎖線に示すように、軸65を前側に延長し、ストッパ95を設け、このストッパ95と揺動アーム52との間に揺動アーム付勢部材としての圧縮ばね96を介装する。これにより、揺動アーム52全体を後方に付勢することができる。一方、立体カム51は、モータ50の出力軸55に固定して軸方向移動不能にする。また、圧縮ばね53は、省略する。これにより、実施形態1とほぼ同等の作用効果を奏することができる。なお、実施形態2においても、同様に、立体カム51A,51Bを軸方向に移動不能に構成し、揺動アーム91を軸方向に移動可能に構成することが可能である。
上述の実施形態1,2においては、揺動アーム52,91の揺動中心となる軸65を軸受部68とコロ70又は二股部92との間に設定していたが、これに代えて、揺動アーム52,91を左方に延長して、軸受部68よりも左側に揺動中心となる軸を配置したり、また、この逆に、揺動アーム52,91を右方に延長して、コロ70又は二股部92よりも右側に揺動中心となる軸を配置したりすることも可能である。ただし、揺動アーム52を使用する場合には、引っ張りばね54の位置を適宜に変更して、コロ70がカム面56に押圧されるようにするものとする。
以上の説明では、本発明に係る蛇行補正機構1,1Aを、中間転写ベルト15に適用する場合を例に説明したが、本発明に係る蛇行補正機構1,1Aは、これに限定されず、例えば、タンデム方式の4色の画像形成装置3において、表面にシートPを担持して各色の画像形成ステーションに搬送する搬送ベルト(不図示)や、単色の画像形成装置3において表面にシートPを担持して搬送する搬送ベルト、ベルト状に形成された感光体ベルト等に対しても適用することができる。
また、以上の説明では、本発明に係る蛇行補正機構1,1Aを、電子写真方式、タンデム方式、中間転写方式の4色フルカラーの画像形成装置3に適用した場合を例に説明したが、本発明に係る蛇行補正機構1,1Aは、これに限定されるものではなく、インクジェット方式の画像形成装置等、無端状のベルトを有する種々の画像形成装置に対して適用することができる。
本発明は、中間転写ベルト15や画像形成装置3に限らず、一般的な無端状のベルトの蛇行を補正するのに広く使用することができる。
画像形成装置3の内部構成を正面側(画像形成装置3の使用時にユーザが位置する側)から見て模式的に示す図である。 実施形態1の蛇行補正機構1を説明する図であり、(a)は正面図、(b)は上面図である。 実施形態1の蛇行補正機構1を正面側の右斜め下方から見た斜視図である。 立体カムの斜視図である。 実施形態2の蛇行補正機構1を説明する図であり、(a)は正面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。 実施形態2の蛇行補正機構1を正面側の左斜め上方から見た斜視図である。 実施形態2の揺動アームを説明する斜視図である。 蛇行量検出装置を説明する、中間転写ベルト15の回転方向に直交する方向の断面図である。 蛇行量検出装置を説明する斜視図である。
符号の説明
1,1A……蛇行補正機構、2……中間転写ユニット、3……画像形成装置、4……画像形成装置本体、5……シート給紙部、6……画像形成部、7……定着部、8……シート再給紙部、15……中間転写ベルト(無端ベルト)、17……感光ドラム(像担持体)、24……転写フレーム、26……従動ローラ(ローラ)、42……ローラ軸、50……モータ、51,51A,51B……立体カム、52,91……揺動アーム、53……圧縮ばね(カム付勢部材)、54……引っ張りばね(ばね部材,押圧手段)、56……カム面、62……ガイド面、65……軸(揺動支点)、57……小径部、66……ローラ軸の一端部、68……軸受部、70……コロ(当接部)、92……二股部(押圧手段、当接部)、93……上挟持部、94……上挟持部、96……圧縮ばね(揺動アーム付勢部材)、P……シート

Claims (8)

  1. 無端ベルトが張架された複数のローラのうち、1つのローラのローラ軸の一端部に取り付けられて前記ローラ軸の一端部を前記ローラ軸にほぼ直交する方向に移動させることにより、回転中の前記無端ベルトの蛇行を補正する蛇行補正機構において、
    回転角が制御可能なモータと、
    前記モータによって回転されるとともに外周部にカム面とガイド面とを有し前記ローラ軸とほぼ平行なカム軸の方向に移動可能な立体カムであって、前記カム面は前記立体カムの所定方向の回転に伴って前記カム軸からの距離が漸増する、少なくとも前記立体カムの1周分を越える螺旋状に形成され、前記ガイド面は前記カム面の前記カム軸の方向の一方の端部に立設されて前記カム面に沿って螺旋状に形成された前記立体カムと、
    前記ローラ軸とほぼ平行な揺動支点によって揺動可能に支持された揺動アームであって、前記ローラ軸の一端部を回転可能に支持する軸受部と前記立体カムの前記カム面及び前記ガイド面に接離可能な当接部とを有する前記揺動アームと、
    前記立体カムを付勢して前記揺動アームの前記当接部に前記ガイド面を押圧するカム付勢部材と、
    前記揺動アームの前記当接部を前記カム面に押圧させる押圧手段と、を備える、
    ことを特徴とする蛇行補正機構。
  2. 無端ベルトが張架された複数のローラのうち、1つのローラのローラ軸の一端部に取り付けられて前記ローラ軸の一端部を前記ローラ軸にほぼ直交する方向に移動させることにより、回転中の前記無端ベルトの蛇行を補正する蛇行補正機構において、
    回転角が制御可能なモータと、
    前記モータによって回転されるとともに外周部にカム面とガイド面とを有し前記ローラ軸とほぼ平行なカム軸の方向に移動可能な立体カムであって、前記カム面は前記立体カムの所定方向の回転に伴って前記カム軸からの距離が漸増する、少なくとも前記立体カムの1周分を越える螺旋状に形成され、前記ガイド面は前記カム面の前記カム軸の方向の一方の端部に立設されて前記カム面に沿って螺旋状に形成された前記立体カムと、
    前記ローラ軸とほぼ平行な揺動支点によって揺動可能に支持された揺動アームであって、前記ローラ軸の一端部を回転可能に支持する軸受部と前記立体カムの前記カム面及び前記ガイド面に接離可能な当接部とを有する揺動アームと、
    前記揺動アームを付勢して前記揺動アームの前記当接部を前記ガイド面に押圧するアーム付勢部材と、
    前記揺動アームの前記当接部を前記カム面に押圧させる押圧手段と、を備える、
    ことを特徴とする蛇行補正機構。
  3. 前記揺動支点が前記揺動アームにおける前記軸受部と前記当接部との間に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の蛇行補正機構。
  4. 前記押圧手段が、前記揺動アームを付勢して前記当接部を前記カム面に押圧させるばね部材である、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の蛇行補正機構。
  5. 2個の前記立体カムを、前記カム軸からのカム面の距離が近い小径部側が合わさるように結合し、前記揺動アームの前記当接部を、一定の間隔で離れた上挟持部と下挟持部とを有する二股部に構成して前記押圧手段とし、前記上挟持部を一方の前記立体カムの前記カム面に当接させ、前記下挟持部を他方の前記立体カムの前記カム面に当接させて、前記上挟持部と前記下挟持部とで前記カム面を挟み込む、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の蛇行補正機構。
  6. 転写フレームと、転写フレームによって回転自在に支持された複数のローラと、前記複数のローラに張架された中間転写ベルトと、を備えた中間転写ユニットにおいて、
    前記複数のローラのうち、1つのローラのローラ軸の一端部を前記ローラ軸にほぼ直交する方向に移動させることにより、回転中の前記中間転写ベルトの蛇行を補正する蛇行補正機構を備え、
    前記蛇行補正機構が請求項1乃至5のいずれか1項に記載の蛇行補正機構である、
    ことを特徴とする中間転写ユニット。
  7. シートを給紙するシート給紙部と、前記シート給紙部から供給されたシートに画像を形成する画像形成部とを備えた画像形成装置において、
    前記画像形成部は、
    表面にトナー像が形成される像担持体と、
    前記像担持体表面に形成されたトナー像が転写されるとともに、転写されたトナー像をシートに転写する中間転写ベルトと、
    前記中間転写ベルトの蛇行を補正する蛇行補正機構と、を備え、
    前記蛇行補正機構が請求項1乃至5のいずれか1項に記載の蛇行補正機構である、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. シートを給紙するシート給紙部と、前記シート給紙部から供給されたシートに画像を形成する画像形成部とを備えた画像形成装置において、
    前記画像形成部は、
    表面にトナー像が形成される像担持体と、
    前記像担持体表面に形成されたトナー像が転写されるシートを担持して搬送する搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトの蛇行を補正する蛇行補正機構と、を備え、
    前記蛇行補正機構が請求項1乃至5のいずれか1項に記載の蛇行補正機構である、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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