JP2009296856A - 電力変換装置のノイズ低減装置 - Google Patents

電力変換装置のノイズ低減装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009296856A
JP2009296856A JP2008150885A JP2008150885A JP2009296856A JP 2009296856 A JP2009296856 A JP 2009296856A JP 2008150885 A JP2008150885 A JP 2008150885A JP 2008150885 A JP2008150885 A JP 2008150885A JP 2009296856 A JP2009296856 A JP 2009296856A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leakage current
current
ground
power
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008150885A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5317032B2 (ja
Inventor
Hideaki Hara
英敬 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Elevator Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Elevator Co Ltd filed Critical Toshiba Elevator Co Ltd
Priority to JP2008150885A priority Critical patent/JP5317032B2/ja
Publication of JP2009296856A publication Critical patent/JP2009296856A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5317032B2 publication Critical patent/JP5317032B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Power Conversion In General (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Abstract

【課題】電力変換装置13において、交流電動機20から大地(アース)に流れる漏洩電流IRを低減する。
【解決手段】漏洩電流IRを漏洩電流検出器26で検出して、反転増幅回路27で反転増幅したのち、コンプリメンタリトランジスタペア30で検出された漏洩電流IR(x)を正成分と負成分に分けてNPN型とPNP型との各トランジスタ31、32で増幅したのち合成点34で信号合成して出力する。このコンプリメンタリトランジスタペアの合成点から出力された電流を漏洩電流IRに対する打消し電流IQとしてトランス51を介して漏洩電流IRのアースの流路に出力する。
また、コンプリメンタリトランジスタペアを構成する各トランジスタのベースに所定のバイアス電圧VBを印加する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、交流電源から供給される交流を整流器で直流に変換して、この直流をインバータで交流に変換して交流電動機に供給する電力変換装置に係わり、特に、交流電動機からアースに流れる漏洩電流を抑制する電力変換装置のノイズ低減装置に関する。
外部から供給された交流電力で電動機を駆動制御する方式として、この交流電力を何ら加工することなくそのまま電動機に入力する直入方式や、抵抗を介挿して電圧低下させる抵抗制御などがあるが、滑らかな速度制御を行うためには、古くは交流を直流へ変換して直流電動機を制御する方法が使われていた。
また、交流電動機の交流電源を用いた制御として、可変電圧制御、可変電圧可変周波数制御が可能となり、さらに、大電力用の半導体スイッチング素子の発展に伴い、電力変換装置が採用されている。
図5は、電力変換装置、及び後述するこの電力変換装置で駆動される交流電動機で生じる漏洩電流を抑制するノイズ抑制装置の概略構成を示す回路図である。
すなわち、この電力変換装置101においては、周知のように、交流電源102から供給される交流を整流器103で直流に変換して、この直流を平滑コンデンサ104でリップル成分を除去した後、インバータ105で交流に変換して交流電動機106に供給する。そして、直流を例えば三相交流に変換するインバータ105においては、前述した大電力用半導体素子で形成された6個のスイッチング素子107がブリッジ接続されている。
このブリッジ接続された6個のスイッチング素子107を、このインバータ105の図示しないインバータ駆動回路から出力される各PWM(パルス幅変調)信号によって順次導通していくことによって直流を三相交流に変換する。各PWM信号の送信時間間隔及びパルス幅を変更することによって、このインバータ105から出力される三相交流の周波数及び振幅を任意に設定可能である。したがって、この三相交流が供給される交流電動機106の速度及びトルクを連続的に変化させることが可能である。
しかしながら、インバータ105から出力される三相交流の波形は、各PWM信号の印加時間だけ導通する(値を有する)パルス波形の集合である。一方、交流電動機106においては、巻線と、大地(アース)108に接地されたフレームのとの間に浮遊容量Cが存在する。前記三相交流波形のパルスにおける電圧変化率dv/dtによって、この交流電動機106と大地(アース)108との間に浮遊容量Cを介した電流路が形成され、交流電動機106から大地(アース)108に対して漏洩電流IRが流れる。
この漏洩電流IRは、交流電動機106のフレームから電力変換装置101のアース端子110、アース線109a、大地(アース)108、アース線109bを経由して交流電源102の接地点(交流電源がY結線の場合は中性点)に対して流入または流出するように極性に応じて流れる。この漏洩電流IRは漏電ブレーカの誤動作や感電事故の原因となる。
そこで、この漏洩電流IRを低減させるためのノイズ低減装置が電力変換装置101に取付けられている。このノイズ低減装置においては、交流電動機106から大地(アース)108に流れる漏洩電流IRを交流電源102の電力線111に取付けた漏洩電流検出器112で検出して、この検出した漏洩電流IRを、オペレーションアンプ113が組込まれた反転増幅回路114で正負の極性を反転して増幅する。
この反転増幅回路114で反転増幅した漏洩電流IRを、NPN型トランジスタ115とPNP型トランジスタ116とを直列接続したコンプリメンタリトランジスタペア117と称される両極性増幅器の各トランジスタ115、116の各ベースにそれぞれ印加する。
NPN型のトランジスタ115のコレクタとPNP型のトランジスタ116のコレクタとには、直流電源部118から一定電圧の正負の直流電圧+VD、―VDが印加される。この直流電源部118においては、交流電源102の三相の電力線111における二相から抽出した単相電力を降圧トランス119で低圧して、整流器120で直流に変換する。この整流器120の出力端子間には電圧レベル調整用のコンデンサ121、122が接続されている。また、交流電源102の三相の電力線111の相互間には、中点電位を得るためのコンデンサ回路123が接続され、このコンデンサ回路123の中点電位が電圧レベル調整用のコンデンサ121、122の中央点に印加される。したがって、NPN型のトランジスタ115のコレクタには一定の正電圧+VDが印加され、PNP型のトランジスタ116のコレクタには同一レベルの負電圧―VDが印加される。
このコンプリメンタリトランジスタペア117のNPN型トランジスタ115は検出した漏洩電流IRの正成分を増幅する。またPNP型トランジスタ116は検出した漏洩電流IRの負成分を増幅する。各トランジスタ115、116の増幅された正成分と負成分とを各トランジスタのエミッタ端子同士の接続点である合成点124で信号合成する。この信号合成された電流を、前記交流電動機106で発生した漏洩電流IRに対する打消し電流IQとして、電力変換装置101のアース端子110へ印加することによって、結果的に交流電動機106で発生して大地(アースライン)108へ流れる漏洩電流IRを抑制できる。
この漏洩電流IRを交流電源102の電力線111に取付けた漏洩電流検出器112で検出して、この検出した漏洩電流IRを用いて、コンプリメンタリトランジスタペア117で打消し電流IQを作成して、漏洩電流IRの電流路に加える基本技術は、例えば、特許文献1、特許文献2に開示されている。
特許第3044650号公報 特開2003−111491号公報
しかしながら図5に示す従来の電力変換装置のノイズ低減装置においても、まだ改良すべき次のような課題があった。
先ず、反転増幅回路114で反転増幅された漏洩電流IRを増幅するコンプリメンタリトランジスタペア117で作成されて、電力変換装置101のアース端子110に印加される打消し電流IRの帰還経路を検証する。この打消し電流IRの電流供給源は直流電源部118である。この直流電源部118は、交流電源102の接地点(交流電源102がY結線の場合、図5に示すように、コンデンサ回路123の中性点)に、電源コモンとして接続されている。したがって、電力変換装置101のアース端子110は、コンプリメンタリトランジスタペア117、電圧調整用のコンデンサ121,122、コンデンサ回路123、交流電源102、アース線109bを介して大地(アース)108に接続されていることになる。
一方、この電力変換装置101のアース端子110は、アース線109aを介して直接大地(アース)108に接続されている。その結果、アース端子110と大地(アース)108との間に2つの電流経路が形成されることになる。
本来、大地(アース)108(接地点)と電力変換装置101のアース端子110とが同電位であれば、大地(アース)108とアース端子110間には電位差は発生しないが、実際にはアース線109a、109bのケーブル類のインピーダンスや漏洩電流に起因して大地(アース)108とアース端子110間には電位差が発生する。電位差があると電流が流れる。
打消し電流IQの電源コモンに接続されている電圧調整用のコンデンサ121,122、コンデンサ回路123の各コンデンサは、打消し電流IQに対してインピーダンスを最も低くなるように容量が決定されるため、打消し対象の漏洩電流IRに起因する電位差の変動に対してもインピーダンスが低くなってしまい、上述した、コンプリメンタリトランジスタペア117、各コンデンサ121,122、コンデンサ回路123を経由する「打消し電流IQの帰還経路」にも交流電動機106で発生した漏洩電流IRの一部が流れることになる。
ノイズ低減装置は、漏洩電流検出器112にて両電流経路を流れる漏洩電流IRを検出して、この漏洩電流IRに対応する打消し電流IQを作成してアース端子110へ印加しているので、アース線109aに流れる漏洩電流IRに対しては、過剰抑制になり、結果として、交流電動機106で発生した漏洩電流IRを高い精度で抑制することができなかった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、漏洩電流の経路を増やすことなく、交流電動機で発生した漏洩電流に対して、漏洩電流波形に正確に対応する波形を有する打消し電流を得て、結果として発生する漏洩電流を高い精度で抑制できる電力変換装置のノイズ低減装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、交流電源から供給される交流を整流器で直流に変換して、この直流をインバータで交流に変換して交流電動機に供給する電力変換装置における前記交流電動機からアースに流れる漏洩電流を抑制する電力変換装置のノイズ低減装置において、
漏洩電流を交流電源の整流器への電力線から検出する漏洩電流検出器と、漏洩電流検出器で検出された漏洩電流を反転増幅する反転増幅回路と、反転増幅回路で反転増幅された漏洩電流を正成分と負成分に分けて増幅したのち合成点で信号合成して出力するコンプリメンタリトランジスタペアと、このコンプリメンタリトランジスタペアの合成点から出力された電流を漏洩電流に対する打消し電流として漏洩電流のアースの流路にトランスを介して出力する出力回路とを備えている。
このように構成された電力変換装置のノイズ低減装置においては、コンプリメンタリトランジスタペアの合成点から出力された打消し電流をトランスを介して漏洩電流のアース流路に出力している。トランスの一次巻線に打消し電流が流れ、打消し電流はノイズ低減装置の電源内へ帰還するので、トランスの二次巻線が介在するアース流路に流れる交流電動機で生じた漏洩電流が打消し電流の帰還路に流れることはない。
また、別の発明は、交流電源から供給される交流を整流器で直流に変換して、この直流をインバータで交流に変換して交流電動機に供給する電力変換装置における交流電動機からアースに流れる漏洩電流を抑制する電力変換装置のノイズ低減装置において、
漏洩電流を交流電源の整流器への電力線から検出する漏洩電流検出器と、漏洩電流検出器で検出された漏洩電流を反転増幅する反転増幅回路と、反転増幅回路で反転増幅された漏洩電流を正成分と負成分に分けて増幅したのち合成点で信号合成して出力するコンプリメンタリトランジスタペアと、コンプリメンタリトランジスタペアの合成点から出力された電流を漏洩電流に対する打消し電流として漏洩電流のアースの流路にトランスを介して出力する出力回路と、コンプリメンタリトランジスタペアを構成する各トランジスタのベースに所定のバイアス電圧を印加するバイアス回路とを備えている。
このように構成された電力変換装置のノイズ低減装置においては、コンプリメンタリトランジスタペアを構成する各トランジスタのベースに所定のバイアス電圧が印加されている。一般的に、トランジスタの増幅特性においては、図3(a)に示すように、ベース電圧VBEが一定の順方向電圧V0未満の場合は増幅動作を行わない。
したがって、コンプリメンタリトランジスタペアにおいては、直列接続された2つのトランジスタで、図3(b)の上段に示すような正負の両極性を有した入力信号を増幅すると、図3(b)の下段に示す増幅信号に示すように、増幅信号の0v(ボルト)ラインを横切る部分のトランジスタの非動作区間(順方向電圧V0未満)に起因するクロスオーバー歪みが生じる。
そこで、各トランジスタのベースに所定のバイアス電圧を印加することによって、トランジスタの動作点電圧が上昇するので、クロスオーバー歪みが解消され、漏洩電流波形に対してより忠実な打ち消電流を作成できる。
さらに別の発明においては、トランスは注入トランスを採用している。
本発明においては、コンプリメンタリトランジスタペアの合成点から出力された打消し電流をトランスを介して漏洩電流のアース流路に出力しているので、交流電動機で生じた漏洩電流が打消し電流の帰還路に流れることはない。したがって、漏洩電流の経路を増やすことなく、交流電動機で発生した漏洩電流に対して、この漏洩電流波形に正確に対応する波形を有する打消し電流を得て、結果として発生する漏洩電流をより高い精度で抑制できる。
以下、本発明の各実施形態を図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係わる電力変換装置のノイズ低減装置の概略構成を示す回路図である。
三相Y結線構造の交流電源11から出力された三相交流は三相の電力線12を介して電力変換装置13の整流器14へ供給される。この整流回路14は各(+)側、(−)側の合計6個のダイオード15をブリッジ接続して構成されており、この三相交流を直流に変換し、この直流を平滑コンデンサ16を介してインバータ17に供給する。
このインバータ17は、各(+)側、(−)側の各3相分の合計6個の前述した大電力用半導体素子で形成されたスイッチング素子18をブリッジ接続して構成されており、入力された直流を三相交流に変換して、三相の電力線19を介して交流電動機20に供給する。交流電動機20に入力された三相交流は各相の巻線21に供給される。
インバータ17においては、接続された6個のスイッチング素子18を、このインバータ17の図示しないインバータ駆動回路から出力される各PWM(パルス幅変調)信号によって順次導通していくことによって直流を三相交流に変換する。そして、インバータ17から出力される三相交流の波形は、各PWM信号の印加時間だけ導通するパルス波形の集合である。一方、交流電動機20においては、巻線21と、アース端子23を介して大地(アース)に接地されたフレームのとの間に容量Cの浮遊容量22が存在する。したがって、前述したように、三相交流波形のパルスにおける電圧変化率dv/dtによって、この交流電動機20とアースとの間に浮遊容量22を介した電流路が形成され、交流電動機20からアースに対して漏洩電流IRが流れる。
この漏洩電流IRは交流電動機20のフレームから、アース線50a、電力変換装置13のアース端子23、アース線50b、大地(アース)52、アース線50cを経由して交流電源11の接地点(交流電源がY結線の場合は中性点24)に対して流入または流出するように極性に応じて流れる。
なお、交流電動機20のフレームと電力変換装置13のアース端子23とを接続するアース線50aに、発生した漏洩電流IRを打消すための打消し電流IQをこのアース線50aに流れる漏洩電流IRに印加するためのトランス51の二次巻線51bが介挿されている。
次に、この発生した漏洩電流IRを打消すための打消し電流IQを作成して、この打消し電流IQをトランス51を介してアース線50aへ印加することによって、発生した漏洩電流IRを打消し、結果的に漏洩電流IRの発生を抑制するノイズ低減装置25の構成及び動作を説明する。
交流電動機20で発生した漏洩電流IRを検出する漏洩電流検出器26が交流電源11の三相の電力線12に取付けられている。この周知技術を採用した漏洩電流検出器26で検出された電圧信号レベルに変換された漏洩電流IR(v)は、反転増幅回路27へ入力される。この反転増幅回路27は、入力抵抗27aと、オペレーションアンプ27bと帰還抵抗27cとで構成されおり、入力された漏洩電流IR(v)の正負の極性を反転して増幅する。帰還抵抗27cの抵抗値を調整することによって、オペレーションアンプ27bから出力される反転増幅された漏洩電流IR(v)が例えば最大10v(ボルト)に制限されている。
この反転増幅回路27で反転増幅された漏洩電流IR(v)はコンプリメンタリトランジスタペア30を構成するNPN型のトランジスタ31及びPNP型のトランジスタ32の各ベースに印加される。
NPN型のトランジスタ31のコレクタとPNP型のトランジスタ32のコレクタには、それぞれ、直流電源部36から一定電圧の正負の直流電圧+VD、―VDが印加される。この直流電源部36においては、交流電源11の三相の電力線12における二相から抽出した単相電力を降圧トランス37で低圧して、整流器38で直流に変換する。この整流器38の出力端子間には電圧レベル調整用のコンデンサ39a、39bが接続されている。また、交流電源11の三相の電力線12の相互間には、中点電位を得るためのコンデンサ回路40が接続され、このコンデンサ回路40の中点電位が電圧レベル調整用のコンデンサ39a、39bの中央点に印加される。したがって、NPN型のトランジスタ31のコレクタには一定の正電圧+VDが印加され、PNP型のトランジスタ32のコレクタには同一レベルの負電圧―VDが印加される。
コンプリメンタリトランジスタペア30を構成するNPN型のトランジスタ31とPNP型のトランジスタ32の各エミッタは合成点34で接続されている。
したがって、このコンプリメンタリトランジスタペア30のNPN型トランジスタ315は反転増幅された漏洩電流IRの正成分を増幅する。またPNP型トランジスタ32は反転増幅された漏洩電流IRの負成分を増幅する。各トランジスタ31、32の増幅された正成分と負成分とを各トランジスタ31、32のエミッタ端子同士の接続点である合成点34で信号合成する。この信号合成された電流を、前記交流電動機20で発生した漏洩電流IRに対する打消し電流IQとして、アース線50aに介挿したトランス51の一次巻線51aの一端に送出する。このトランス51の一次巻線51aの他端は、直流電源部36の電圧調整用抵抗39a、39bの中央点に接続されている。
したがって、コンプリメンタリトランジスタペア30で作成された打消し電流IQはトランス51を介して、アース線50aを流れる漏洩電流IRに加算(信号合成)される。その結果、交流電動機20で発生して、アース線50a、電力変換装置13のアース端子23、アース線50bを介して大地(アース)52へ流れる漏洩電流IRは、この打消し電流IQで打消され、結果として、交流電動機20で発生する漏洩電流IRを抑制できる。
したがって、合成点34、トランス51は、コンプリメンタリトランジスタペア30から出力された打消し電流IQをアースの流路に出力する出力回路を構成する。
この場合、コンプリメンタリトランジスタペア30から出力された打消し電流IQはトランス51の一次巻線51aを経由して、ノイズ低減装置25内の直流電源部36に帰還する。したがって、トランス51の二次巻線51bを流れる漏洩電流IRが打消し電流IQの発生回路であるトランジスタ31、32、コンデンサ39a、39bの経路に流入することはない。すなわち、漏洩電流IRが二つの経路を経て大地(アース)52に流入することはないので、アース線50bに流れる漏洩電流IRに対して高い打消し機能を有する打消し電流IQを作成でき、結果として、交流電動機20で発生した漏洩電流IRをより一層高い精度で抑制することができる。
(第2実施形態)
図2は本発明の第2実施形態に係わる電力変換装置のノイズ低減装置の概略構成を示す回路図である。図1に示す第1実施形態に係わる電力変換装置のノイズ低減装置と同一部分には同一符号を伏して重複する部分の詳細説明を省略する。
この第2実施形態の電力変換装置のノイズ低減装置においては、図2に示すように、図1の第1実施形態のノイズ低減装置25内における反転増幅された漏洩電流IRを正成分と負成分に分けて増幅したのち合成点34で信号合成して、トランス51へ出力するコンプリメンタリトランジスタペア30を構成する各トランジスタ31、32の各ベースに所定のバイアス電圧を印加する一対のバイアス回路28、29が組込まれている。その他は、図1に示す第1実施形態のノイズ低減装置と同じである。
図2において、反転増幅回路27で反転増幅された漏洩電流IR(v)は正側バイアス回路28及び負側バイアス回路29を介して、コンプリメンタリトランジスタペア30を構成するNPN型のトランジスタ31及びPNP型のトランジスタ32の各ベースに印加される。
正側バイアス回路28においては、+Vcの制御電源と反転増幅回路27の出力端子との間に分圧抵抗28a、28bが接続され、分圧抵抗28a、28bの中間点が抵抗28cを介して、NPN型のトランジスタ31のベースに接続されている。
同様に、負側バイアス回路29においては、―Vcの制御電源と反転増幅回路27の出力端子との間に分圧抵抗29a、29bが接続され、分圧抵抗29a、29bの中間点が抵抗29cを介して、PNP型のトランジスタ32のベースに接続されている。さらに、正側バイアス回路28における分圧抵抗28a、28bの中間点と、負側バイアス回路29の分圧抵抗29a、29bの中間点との間には、各トランジスタ31、32のべースに印加されているバイアス電圧を微調整するための可変抵抗33が接続されている。
コンプリメンタリトランジスタペア30を構成するNPN型のトランジスタ31とPNP型のトランジスタ32の各エミッタは合成点34で接続されている。この合成点34は、前記交流電動機20のフレームと電力変換装置13のアース端子23とを接続するアース線50aに、二次巻線51bが介挿されたトランス51の一次巻線51aの一端に接続されている。このこのトランス51の一次巻線51aの他端は、直流電源部36の電圧調整用抵抗39a、39bの中央点に接続されている。なお、この合成点34と制御電源のコモン間には抵抗35が介挿されている。
NPN型のトランジスタ31のコレクタとPNP型のトランジスタ32のコレクタには、第1実施形態と同様に、それぞれ、直流電源部36から一定電圧の正負の直流電圧+VD、―VDが印加されている。
次に、このように構成された第2実施形態の電力変換装置の事前調整手順と、稼働後における動作を説明する。
反転増幅回路27から出力される漏洩電流IR(v)が零(0)の状態時に、正側バイアス回路28のトランジスタ31のベースに印加されるバイアス電圧VBは、分圧抵抗28a、28bの分圧比にて定まる。同様に、負側バイアス回路29のトランジスタ32のベースに印加されるバイアス電圧VBは、分圧抵抗29a、29bの分圧比にて定まる。トランジスタ31、32の増幅特性が等しい場合は、エミッタ電流は等しいので、合成点34にて両者が打消しあい、合成点34から漏洩電流IRに対する打消し電流IQが出力されるここはない。
なお、トランジスタ31、32の増幅特性が異なる場合や、各バイアス回路28、29の特性が異なる場合は、エミッタ電流は等しくならない。この場合、合成点34からの漏洩電流IRが零(0)になるように、可変抵抗33で各バイアス電圧VBを最適値に調整する。
次に、この電力変換装置13の稼働時の動作を説明する。交流電動機20で発生した漏洩電流IRは漏洩電流検出器26で検出されて、反転増幅回路27で反転増幅される。反転増幅された漏洩電流IR(v)は、すでにバイアス電圧VBが印加状態の各トランジスタ31、32の各ベースに印加される。NPN型のトランジスタ31は漏洩電流IR(v)の正成分を増幅し合成点34へ出力する。また、PNP型のトランジスタ32は漏洩電流IR(v)の負成分を増幅し合成点34へ出力する。そして、この合成点34で正成分と負成分が信号合成され、正成分と負成分とが含まれる漏洩電流IRを打消すための打消し電流IQとして、アース線51aに介挿したトランス51の一次巻線51aの一端に送出する。このトランス51の一次巻線51aの他端は、直流電源部36の電圧調整用抵抗39a、39bの中央点に接続されている。
したがって、コンプリメンタリトランジスタペア30で作成された打消し電流IQはトランス51を介して、アース線50aを流れる漏洩電流IRに加算(信号合成)される。その結果、第1実施形態と同様に、漏洩電流IRが二つの経路を経て大地(アース)52に流入することはないので、アース線50bに流れる漏洩電流IRに対して高い打消し機能を有する打消し電流IQを作成でき、結果として、交流電動機20で発生した漏洩電流IRをより一層高い精度で抑制することができる。
したがって、合成点34、トランス51は、コンプリメンタリトランジスタペア30から出力された打消し電流IQをアースの流路に出力する出力回路を構成する。
この場合、各トランジスタ31、32のベースに印加される、検出された漏洩電流IR(v)のレベルは、前記バイアス電圧VB分だけかさ上げされることになる。
したがって、印加されるバイアス電圧VBがトランジスタ31、32の図3(a)に示す増幅特性における順方向電圧V0未満の場合は、クロスオーバー歪みは残る(C級動作状態)が、打消し電流IQのトランジスタにおける電力効率は最も良い状態にすることができる。
また、印加されるバイアス電圧VBが前述した順方向電圧V0に一致する場合は、打消し電流IQのクロスオーバー歪みは発生しないが、打消し電流IQの立上がり時に若干の歪みが残る(B級動作状態)。
さらに、印加されるバイアス電圧VBが前述した順方向電圧V0以上の場合は、トランジスタの電力効率は多少犠牲にしつつも打消し電流IQのクロスオーバー歪みをなくすことが可能でかつ入出力の直線性が比較的良好となる(AB級動作状態)。
このように、本発明の第2実施形態の電力変換装置13のノイズ低減装置25においては、コンプリメンタリトランジスタペア30から出力された打消し電流IQをトランス51を介して、アースの流路に出力しているので、第1実施形態と同様に、交流電動機20で発生した漏洩電流IRをより一層高い精度で抑制することができる。
さらに、検出した漏洩電流を増幅する各トランジスタ31、32のベースにバイアス電圧を印加しているので、打消し電流IQのクロスオーバー歪みを低減でき、発生する漏洩電流IRを高い精度で抑制できる。
(第3実施形態)
図4は本発明の第3実施形態に係わる電力変換装置のノイズ低減装置の概略構成を示す回路図である。図2に示す第2実施形態に係わる電力変換装置のノイズ低減装置と同一部分には同一符号を伏して重複する部分の詳細説明を省略する。
この第3実施形態の電力変換装置のノイズ低減装置25においては、図2に示す第2実施形態における、一次巻線51aと二次巻線51とで構成された一般のトランス51に代えて、注入トランス53を採用している。
この注入トランス53は、図示するように、環状に巻回された一次巻線のみで構成されており、注入トランス53の中心に、交流電動機20のフレームと電力変換装置13のアース端子23とを接続するアース線50aが貫通している。
このような注入トランス53を採用した場合においても、コンプリメンタリトランジスタペア30で作成された打消し電流IQは注入トランス53を介して、アース線50aを流れる漏洩電流IRに加算(信号合成)される。その結果、交流電動機20で発生して、アース線50a、電力変換装置13のアース端子23、アース線50bを介して大地(アース)52へ流れる漏洩電流IRは、この打消し電流IQで打消され、結果として、交流電動機20で発生する漏洩電流IRを抑制できる。
さらに、注入トランス53を採用することによって、この注入トランス53の二次側となるアース線50bに二次巻線に起因するインダクタンス成分が付加されることがないので、アース線としての本来の機能を維持した状態で、発生する漏洩電流を抑制できる。
本発明の第1実施形態に係わる電力変換装置のノイズ低減装置の概略構成を示す回路図 本発明の第2実施形態に係わる電力変換装置のノイズ低減装置の概略構成を示す回路図 トランジスタの増幅特性及びクロスオーバー歪みを示す図 本発明の第3実施形態に係わる電力変換装置のノイズ低減装置の概略構成を示す回路図 従来の電力変換装置のノイズ低減装置の概略構成を示す回路図
符号の説明
11…交流電源、12,19…電力線、13…電力変換装置、14,38…整流器、15…平滑コンデンサ、17…インバータ、18…スイッチング素子、20…交流電動機、21…巻線、22…浮遊容量、23…アース端子、24…中性点、25…ノイズ低減装置、26…漏洩電流検出器、27…反転増幅回路、28…正側バイアス回路、29…負側バイアス回路、30…コンプリメンタリトランジスタペア、31…NPN型のトランジスタ、32…PNP型のトランジスタ、33…可変抵抗、34…合成点、36…直流電源部、37…降圧トランス、40…コンデンサ回路、50a,50b,50c…アース線、51…トランス、52…大地(アース)、53…注入トランス

Claims (3)

  1. 交流電源から供給される交流を整流器で直流に変換して、この直流をインバータで交流に変換して交流電動機に供給する電力変換装置における前記交流電動機からアースに流れる漏洩電流を抑制する電力変換装置のノイズ低減装置において、
    前記漏洩電流を前記交流電源の前記整流器への電力線から検出する漏洩電流検出器と、
    この漏洩電流検出器で検出された漏洩電流を反転増幅する反転増幅回路と、
    この反転増幅回路で反転増幅された漏洩電流を正成分と負成分に分けて増幅したのち合成点で信号合成して出力するコンプリメンタリトランジスタペアと、
    このコンプリメンタリトランジスタペアの合成点から出力された電流を前記漏洩電流に対する打消し電流として前記漏洩電流のアースの流路にトランスを介して出力する出力回路と
    を備えたことを特徴とする電力変換装置のノイズ低減装置。
  2. 交流電源から供給される交流を整流器で直流に変換して、この直流をインバータで交流に変換して交流電動機に供給する電力変換装置における前記交流電動機からアースに流れる漏洩電流を抑制する電力変換装置のノイズ低減装置において、
    前記漏洩電流を前記交流電源の前記整流器への電力線から検出する漏洩電流検出器と、
    この漏洩電流検出器で検出された漏洩電流を反転増幅する反転増幅回路と、
    この反転増幅回路で反転増幅された漏洩電流を正成分と負成分に分けて増幅したのち合成点で信号合成して出力するコンプリメンタリトランジスタペアと、
    このコンプリメンタリトランジスタペアの合成点から出力された電流を前記漏洩電流に対する打消し電流として前記漏洩電流のアースの流路にトランスを介して出力する出力回路と、
    前記コンプリメンタリトランジスタペアを構成する各トランジスタのベースに所定のバイアス電圧を印加するバイアス回路と
    を備えたことを特徴とする電力変換装置のノイズ低減装置。
  3. 前記トランスは注入トランスであることを特徴とする請求項1又は2記載の電力変換装置のノイズ低減装置。
JP2008150885A 2008-06-09 2008-06-09 電力変換装置のノイズ低減装置 Expired - Fee Related JP5317032B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008150885A JP5317032B2 (ja) 2008-06-09 2008-06-09 電力変換装置のノイズ低減装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008150885A JP5317032B2 (ja) 2008-06-09 2008-06-09 電力変換装置のノイズ低減装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009296856A true JP2009296856A (ja) 2009-12-17
JP5317032B2 JP5317032B2 (ja) 2013-10-16

Family

ID=41544437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008150885A Expired - Fee Related JP5317032B2 (ja) 2008-06-09 2008-06-09 電力変換装置のノイズ低減装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5317032B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012090470A (ja) * 2010-10-21 2012-05-10 Fuji Electric Co Ltd ノイズ低減装置およびこれを備えた電力変換装置
JP2013055797A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Fuji Electric Co Ltd ノイズ低減装置およびこれを備えた電力変換装置
CN110247543A (zh) * 2019-06-21 2019-09-17 秦皇岛尼特智能科技有限公司 一种加强消防总线中传导骚扰抗扰度的电路
CN111162664A (zh) * 2018-11-08 2020-05-15 中车永济电机有限公司 直驱永磁电力机车变流器电流偏置抑制方法及设备

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05175889A (ja) * 1991-12-20 1993-07-13 Toyo Commun Equip Co Ltd 大地帰路信号の受信方法及び装置
JPH11220898A (ja) * 1998-01-30 1999-08-10 Daikin Ind Ltd 電気機器の漏洩電流軽減装置
JP2000092861A (ja) * 1998-09-08 2000-03-31 Toshiba Corp 電力変換装置
JP2006333647A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Denso Corp 車載用高電圧モータ装置用コモンモードノイズキャンセル回路装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05175889A (ja) * 1991-12-20 1993-07-13 Toyo Commun Equip Co Ltd 大地帰路信号の受信方法及び装置
JPH11220898A (ja) * 1998-01-30 1999-08-10 Daikin Ind Ltd 電気機器の漏洩電流軽減装置
JP2000092861A (ja) * 1998-09-08 2000-03-31 Toshiba Corp 電力変換装置
JP2006333647A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Denso Corp 車載用高電圧モータ装置用コモンモードノイズキャンセル回路装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012090470A (ja) * 2010-10-21 2012-05-10 Fuji Electric Co Ltd ノイズ低減装置およびこれを備えた電力変換装置
JP2013055797A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Fuji Electric Co Ltd ノイズ低減装置およびこれを備えた電力変換装置
CN111162664A (zh) * 2018-11-08 2020-05-15 中车永济电机有限公司 直驱永磁电力机车变流器电流偏置抑制方法及设备
CN111162664B (zh) * 2018-11-08 2021-08-03 中车永济电机有限公司 直驱永磁电力机车变流器电流偏置抑制方法及设备
CN110247543A (zh) * 2019-06-21 2019-09-17 秦皇岛尼特智能科技有限公司 一种加强消防总线中传导骚扰抗扰度的电路

Also Published As

Publication number Publication date
JP5317032B2 (ja) 2013-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2863833B2 (ja) アクティブコモンモードキャンセラ
JP3428588B2 (ja) コモンモード電流を低減するための能動フィルタ
JP5263663B2 (ja) 伝導性ノイズフィルタ
US11088614B2 (en) Conductive noise suppressor, power converter, and motor device
KR102147028B1 (ko) 전력 변환 장치
US20110317455A1 (en) Leakage current reduction apparatus
JP5317032B2 (ja) 電力変換装置のノイズ低減装置
JP2005524377A (ja) 能動コモンモードemiフィルタ
JP6803478B1 (ja) 電力変換装置
JP3912096B2 (ja) 電力変換装置のノイズ低減装置
JP5810765B2 (ja) ノイズ低減装置およびこれを備えた電力変換装置
KR100983684B1 (ko) 전압 발생 회로
JP4238638B2 (ja) 電力変換装置のノイズ低減装置
JP3277166B2 (ja) 電力変換装置
JP3656705B2 (ja) 電圧形インバータ
JP2011135684A (ja) コモンモードノイズ低減装置
JP5334014B2 (ja) 電力変換装置のノイズ低減装置
JP3468262B2 (ja) 三相電圧形インバータ
JP5707846B2 (ja) 電力変換装置
JP3395114B1 (ja) 複合型交流電源装置
JP5327831B2 (ja) 電力変換装置のノイズ低減装置
WO2023073984A1 (ja) コモンモードフィルタ
JP3464930B2 (ja) 電力変換システム
JPH088786B2 (ja) 直流無整流子モータの駆動装置
JP2006187068A (ja) 電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120911

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120912

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130701

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees