JP2009296025A - 中継装置 - Google Patents

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Shinichi Shiozawa
真一 塩沢
Keijiro Ito
恵二郎 伊藤
Takao Kuramochi
孝雄 倉持
Hirokazu Tago
博和 田子
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Abstract

【課題】複数系統の信号を中継する場合でも通信の信頼性を確保することができる中継装置を提供すること。
【解決手段】中継装置10は、送信装置100と、受信装置150とを備え、送信装置100は、主信号dを入力する第1系統の出力回路110と、主信号eを入力する第2系統の出力回路120とを備え、第1系統の出力回路110は、第1パイロット信号gを生成する第1パイロット信号生成回路111を備え、第2系統の出力回路120は、第2パイロット信号jを生成する第2パイロット信号生成回路121を備え、受信装置150は、第1パイロット信号g及び第2パイロット信号jの電力レベルを比較して電力レベルが大きい方のパイロット信号に基づいて主信号の電力レベル及び周波数帯域をそれぞれ自動調整するレベル比較回路160を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、携帯電話機の電波を中継する中継装置に関する。
従来、親局から送信された電波の受信が困難な地域に対して電波を中継するギャップフィラー装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に示されたものは、地上デジタル放送波の主信号と共に、放送中のチャンネル数に応じた電力でパイロット信号を送信することによって、夜間に放送を行っているチャンネル数が変動しても、中継装置の送信信号のレベルを一定にすることができるようになっている。
他方、前述のように主信号と共にパイロット信号を送信するものとしては、例えば、図4に示すような中継装置が知られている。
図4に示すように、従来の中継装置30は、送信装置300と受信装置350とを備えている。送信装置300は、入力端子311と、アンプ312と、第1局部発振器313と、ミキサ314と、アンプ315と、パイロット信号生成回路(P信号生成回路)316と、電力合成器317と、第2局部発振器318と、基準周波数発振器319と、ミキサ320と、アンプ321と、出力端子322とを備えている。
一方、受信装置350は、入力端子351と、アンプ352と、第3局部発振器353と、ミキサ354と、アンプ355と、可変利得アンプ356と、電力分配器357と、パイロット信号抽出回路(P信号抽出回路)358と、基準周波数発振器359と、第4局部発振器360と、ミキサ361と、アンプ362と、出力端子363とを備えている。
従来の中継装置30は、前述のように構成されているので、送信装置300で設定されたパイロット信号のレベル及び周波数に基づいて、受信装置350において、可変利得アンプ356の利得調整と、基準周波数発振器359の周波数調整とを行うことによって、送信装置300が送信した送信信号のレベル及び周波数を再現した信号を受信装置350の出力端子363から出力することができる。
特許第3867087号公報
しかしながら、従来の中継装置では、フェージングの影響により、パイロット信号に基づいた中継信号のレベル及び周波数の調整が困難となってしまい、通信の信頼性が低下するという課題があった。そこで、複数の送信出力系統を用意してダイバーシティ構成とすることでフェージングの影響を軽減することができるが、この場合、パイロット信号を1つの系統の送信信号にのみ重畳すると、パイロット信号を重畳した系統が故障したときや、例えばパイロット信号にフェージング障害が発生したときには、2系統とも影響を受けてしまい、通信の信頼性が低下するという課題があった。
本発明は、従来の課題を解決するためになされたものであり、複数系統の信号を中継する場合でも通信の信頼性を確保することができる中継装置を提供することを目的とする。
本発明の中継装置は、予め定められた周波数帯域の主信号を出力する複数の出力系統を有する送信装置と、前記主信号を受信する受信装置とを備えた中継装置であって、前記送信装置は、周波数が互いに異なる複数の副信号を生成する副信号生成手段と、前記主信号と前記複数の副信号とを合成して合成信号を出力する信号合成手段と、前記合成信号を前記複数の出力系統からそれぞれ出力する合成信号出力手段とを備え、前記受信装置は、前記合成信号を入力する合成信号入力手段と、入力した前記合成信号から前記複数の副信号をそれぞれ抽出する副信号抽出手段と、抽出した前記複数の副信号のいずれか1つの信号レベルに基づいて前記主信号の信号レベル及び信号周波数の少なくとも一方を調整する主信号調整手段とを備えた構成を有している。
この構成により、本発明の中継装置は、副信号生成手段が、周波数が互いに異なる複数の副信号を生成し、主信号調整手段が、複数の副信号のいずれか1つの信号レベルに基づいて主信号の信号レベル及び信号周波数の少なくとも一方を調整するので、複数系統の信号を中継する場合でも通信の信頼性を確保することができる。
なお、本発明の中継装置は、前記信号合成手段が、前記主信号の周波数帯域よりも低い周波数側及び高い周波数側の少なくとも一方において、前記主信号と前記複数の副信号とを合成するものであることが好ましい。
また、本発明の中継装置は、前記主信号調整手段が、前記複数の副信号のうち信号レベルが最も高い副信号に基づいて動作するものであることが好ましい。
さらに、本発明の中継装置は、前記送信装置が、前記受信装置において通信制御を行うための通信制御信号を生成する通信制御信号生成手段を備え、前記副信号生成手段は、前記通信制御信号の信号成分をそれぞれ含む複数の副信号を生成するものであり、前記受信装置が、受信した前記複数の副信号に含まれる前記通信制御信号の信号成分に基づいて通信制御を行う通信制御手段を備えた構成を有している。
この構成により、本発明の中継装置は、送信装置が送信した通信制御信号の信号成分に基づいて受信装置が通信制御を行うので、送信装置側から受信装置の通信制御を行うことができ、保守作業の作業性を向上させることができる。
本発明は、複数系統の信号を中継する場合でも通信の信頼性を確保することができるという効果を有する中継装置を提供することができるものである。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、本発明に係る中継装置を、携帯電話機の電波を中継するものに適用した例を挙げて説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
まず、本発明に係る中継装置の第1の実施の形態における構成について説明する。
図1に示すように、本実施の形態における中継装置10は、送信装置100と、受信装置150とを備えている。ここで、送信装置100は、例えば2GHz帯のW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access:広帯域符号分割多元接続)方式の変調波信号を入力するものであって、例えば基地局に相当するものである。また、受信装置150は、送信装置100からの信号を受信して、その受信信号を例えば端末装置や基地局に出力するものである。なお、図1において、送信装置100と受信装置150との間は、電波を介して信号を伝送するものとするが、送信装置100及び受信装置150において電波の送受信に関する構成の図示を省略している。また、図1において、パイロット信号をP信号と略記する。
送信装置100は、変調波信号を入力する入力端子101と、入力信号を増幅して増幅信号aを出力するアンプ102と、第1局部発振信号bを生成する第1局部発振器103と、第1局部発振信号bに基づいて増幅信号aを第1周波数信号cに周波数変換するミキサ104と、第1周波数信号cを増幅するアンプ105と、増幅された第1周波数信号cを主信号dと主信号eとに分配する電力分配器106と、第2局部発振信号fを生成する第2局部発振器107と、基準周波数の信号を出力する基準周波数発振器108と、主信号dを入力する第1系統の出力回路110と、主信号eを入力する第2系統の出力回路120とを備えている。
基準周波数発振器108は、例えば、OCXO(Oven Controlled Xtal Oscillator:温度制御型水晶発振器)やルビジウム原子発振器等のような高安定化が図られた発振器で構成される。また、第1局部発振器103及び第2局部発振器107は、それぞれ、基準周波数発振器108が生成した基準周波数信号に基づいて所定周波数の局部発振周波数信号を生成するようになっている。具体的には、基準周波数発振器108は、例えば周波数5MHzの基準周波数信号を生成するようになっている。また、第1局部発振器103は、例えば2GHz程度の第1局部発振信号bを生成してミキサ104に出力するようになっている。また、第2局部発振器107は、例えば2GHz程度の第2局部発振信号fを生成し、後述するミキサ113及び123に出力するようになっている。
第1系統の出力回路110は、第1パイロット信号gを生成する第1パイロット信号生成回路111と、主信号dと第1パイロット信号gとを合成して第1合成信号hを出力する第1電力合成器112と、第2局部発振信号fに基づいて第1合成信号hを第2周波数信号iに周波数変換するミキサ113と、第2周波数信号iを増幅するアンプ114と、増幅した第2周波数信号iを出力する出力端子115とを備えている。
第1パイロット信号生成回路111は、基準周波数発振器108が生成した基準周波数信号に基づき、主信号dに重畳するよう、例えば連続周波数(Continuous Wave)の第1パイロット信号gを生成するようになっている。第1電力合成器112は、電力分配器106が出力する主信号dと、第1パイロット信号生成回路111が生成した第1パイロット信号gとを予め定められた伝送帯域規格内において合成し、第1合成信号hとしてミキサ113に出力するようになっている。
第2系統の出力回路120は、第2パイロット信号jを生成する第2パイロット信号生成回路121と、主信号eと第2パイロット信号jとを合成して第2合成信号kを出力する第2電力合成器122と、第2局部発振信号fに基づいて第2合成信号kを第3周波数信号mに周波数変換するミキサ123と、第3周波数信号mを増幅するアンプ124と、増幅した第3周波数信号mを出力する出力端子125とを備えている。
第2パイロット信号生成回路121は、基準周波数発振器108が生成した基準周波数信号に基づき、主信号eに重畳するよう、例えば連続周波数の第2パイロット信号jを生成するようになっている。第2電力合成器122は、電力分配器106が出力する主信号eと、第2パイロット信号生成回路121が生成した第2パイロット信号jとを予め定められた伝送帯域規格内において合成し、第2合成信号kとしてミキサ123に出力するようになっている。
なお、第1パイロット信号g及び第2パイロット信号jは、本発明に係る複数の副信号に対応する。
受信装置150は、受信信号を入力する入力端子151と、受信信号を増幅して増幅信号nを出力するアンプ152と、第3局部発振信号pを生成する第3局部発振器153と、第3局部発振信号pに基づいて増幅信号nを第3周波数信号qに周波数変換するミキサ154と、第3周波数信号qを増幅して増幅信号rを出力するアンプ155と、後述する主信号tの信号レベルが一定になるよう増幅信号rを増幅して出力する可変利得アンプ156とを備えている。
また、受信装置150は、増幅信号rを主信号sと主信号tとに分配する電力分配器157と、主信号sをそれぞれ入力する第1パイロット信号抽出回路158及び第2パイロット信号抽出回路159と、レベルを比較するレベル比較回路160と、基準周波数の信号を出力する基準周波数発振器161と、第4局部発振信号uを生成する第4局部発振器162と、第4局部発振信号uに基づいて主信号tを第4周波数信号vに周波数変換するミキサ163と、第4周波数信号vを増幅するアンプ164と、増幅した第4周波数信号vを出力する出力端子165とを備えている。
第1パイロット信号抽出回路158は、電力分配器157が出力する主信号sから第1パイロット信号gを抽出し、抽出した第1パイロット信号gをレベル比較回路160に出力するようになっている。同様に、第2パイロット信号抽出回路159は、電力分配器157が出力する主信号sから第2パイロット信号jを抽出し、抽出した第2パイロット信号jをレベル比較回路160に出力するようになっている。
レベル比較回路160は、第1パイロット信号gの電力レベルと第2パイロット信号jの電力レベルとを比較するようになっている。また、レベル比較回路160は、比較結果に基づいて、可変利得アンプ156の自動利得制御(AGC)と、基準周波数発振器161の自動周波数制御(AFC)とを行うための制御信号を生成するようになっている。
次に、本実施の形態における中継装置10の動作について説明する。
まず、送信装置100において、アンプ102は、入力端子101が入力した変調波信号を増幅し、増幅信号aをミキサ104に出力する。
ミキサ104は、第1局部発振信号bに基づいて増幅信号aを周波数変換し、第1周波数信号cを出力する。例えば、増幅信号aの周波数をFa、第1局部発振信号bの周波数をFb、第1周波数信号cの周波数をFcとするとき、ミキサ104は、Fa±Fb=Fcとなる第1周波数信号cをアンプ105に出力する。
アンプ105は、第1周波数信号cを増幅して電力分配器106に出力する。電力分配器106は、第1周波数信号cを2つの主信号d及びeに分け、それぞれ、第1系統の出力回路110及び第2系統の出力回路120に出力する。
第1系統の出力回路110において、第1パイロット信号生成回路111は、基準周波数発振器108から基準周波数信号を入力し、この基準周波数信号に基づいて主信号dに重畳させる第1パイロット信号gを生成する。
第1電力合成器112は、電力分配器106からの主信号dと、第1パイロット信号生成回路111が生成した第1パイロット信号gとを合成し、合成信号hをミキサ113に出力する。
ミキサ113は、第2局部発振信号fに基づいて合成信号hを周波数変換し、第2周波数信号iを出力する。例えば、合成信号hの周波数をFh、第2局部発振信号fの周波数をFf、第2周波数信号iの周波数をFiとするとき、ミキサ113は、Fh±Ff=Fiとなる第2周波数信号iをアンプ114に出力する。アンプ114は、第2周波数信号iを増幅して出力端子115に出力する。
一方、第2系統の出力回路120において、第2パイロット信号生成回路121は、基準周波数発振器108から基準周波数信号を入力し、この基準周波数信号に基づいて主信号eに重畳させる第2パイロット信号jを生成する。
第2電力合成器122は、電力分配器106からの主信号eと、第2パイロット信号生成回路121が生成した第2パイロット信号jとを合成し、合成信号kをミキサ123に出力する。
ミキサ123は、前述のミキサ113と同様に、第2局部発振信号fに基づいて合成信号kを周波数変換し、第2周波数信号mをアンプ124に出力する。アンプ124は、第2周波数信号mを増幅して出力端子125に出力する。
ここで、送信装置100における主信号及びパイロット信号について図2(a)及び(b)を用いて説明する。図2(a)及び(b)は、それぞれ、第1系統の出力回路110及び第2系統の出力回路120の出力波形例を示している。
図2(a)に示すように、第1系統の出力回路110からは、予め定められた伝送帯域規格f〜fにおいて、周波数f〜fの帯域幅及び電力レベルAを有する主信号dと、中心周波数f及び電力レベルAの第1パイロット信号gとが重畳されて出力される。この例では、第1パイロット信号gは、その中心周波数fが主信号dの帯域幅よりも高い周波数側に重畳されている。
一方、図2(b)に示すように、第2系統の出力回路120からは、予め定められた伝送帯域規格f〜fにおいて、周波数f〜fの帯域幅及び電力レベルAを有する主信号eと、中心周波数f及び電力レベルAの第2パイロット信号jとが重畳されて出力される。この例では、第2パイロット信号jは、その中心周波数fが主信号eの帯域幅よりも低い周波数側に重畳されている。なお、本実施の形態では、前述のように主信号d及びeの周波数帯域及び電力レベルは同じとしているが、説明を分かりやすくするため両者を異なる符号で示している。
また、図2(a)及び図2(b)に示すように、第1パイロット信号g又は第2パイロット信号jの電力レベルAは、主信号dの電力レベルAよりも低い値(例えばマイナス20dB)に設定されている。なお、前述の説明では、第1パイロット信号gの電力レベルと第2パイロット信号jの電力レベルとを一致させた例を挙げて説明したが、互いに異なる電力レベルとしてもよい。また、第1パイロット信号g及び第2パイロット信号jを同じ周波数帯域側に設ける構成としてもよい。
次に、受信装置150の動作について図1、図2(c)及び(d)を用いて説明する。
図2(c)は、入力端子151における信号の一例を示しており、伝送の影響により、送信時に対して各信号の周波数は僅かにずれ、電力レベルも低下していることを示している。すなわち、入力端子151が入力する信号は、伝送帯域規格f〜fにおいて、周波数f13〜f14の帯域幅及び電力レベルA10を有する主信号dと、中心周波数f15及び電力レベルA11を有する第1パイロット信号gと、中心周波数f16及び電力レベルA12を有する第2パイロット信号jとが合成されたものである。なお、送信装置100における生成時の第1パイロット信号g及び第2パイロット信号jの中心周波数及び電力レベルの絶対値は、受信装置150側では既知であるとする。
アンプ152は、入力端子151が入力した信号を増幅し、増幅信号nとしてミキサ154に出力する。
ミキサ154は、第3局部発振信号pに基づいて増幅信号nを周波数変換し、第3周波数信号qを出力する。例えば、増幅信号nの周波数をFn、第3局部発振信号pの周波数をFp、第3周波数信号qの周波数をFqとするとき、ミキサ154は、Fn±Fp=Fqとなる第3周波数信号qをアンプ155に出力する。
アンプ155は、第3周波数信号qを増幅して可変利得アンプ156に出力する。電力分配器157は、可変利得アンプ156の出力信号を2つの主信号tと主信号sとに分け、主信号tをミキサ163に、主信号sを第1パイロット信号抽出回路158及び第2パイロット信号抽出回路159に出力する。
第1パイロット信号抽出回路158は、主信号sから第1パイロット信号gを抽出してレベル比較回路160に出力する。同様に、第2パイロット信号抽出回路159は、主信号sから第2パイロット信号jを抽出してレベル比較回路160に出力する。
レベル比較回路160は、第1パイロット信号gの電力レベルと第2パイロット信号jの電力レベルとを比較する。また、レベル比較回路160は、比較結果に基づいて可変利得アンプ156の利得と、基準周波数発振器161の周波数とを設定する。
例えば、受信装置150が図2(c)に示した信号を入力した場合、第2パイロット信号jの方が第1パイロット信号gよりも電力レベルが大きいので、レベル比較回路160は、第2パイロット信号jの受信後の電力レベルA12が、既知である送信時の電力レベルAとなるよう、可変利得アンプ156の利得を上げるための制御信号を可変利得アンプ156に出力する。また、レベル比較回路160は、第2パイロット信号jの受信後の中心周波数f16が、既知である送信時の中心周波数fとなるよう、基準周波数発振器161の周波数を変更するための制御信号を基準周波数発振器161に出力する。なお、レベル比較回路160が、電力レベル及び周波数のいずれかを調整する制御信号を出力する構成とし、受信装置150において可変利得アンプ156又は基準周波数発振器161を制御する構成としてもよい。
ミキサ163は、第4局部発振信号uに基づいて主信号tを周波数変換し、第4周波数信号vをアンプ164に出力する。例えば、ミキサ163は、送信装置100の入力端子101が入力した変調信号の周波数に等しい周波数の信号を第4周波数信号vとしてアンプ164に出力する。アンプ164は、第4周波数信号vを増幅して出力端子165に出力する。
出力端子165から出力される信号は、例えば図2(d)に示すようなものとなる。すなわち、出力端子165が出力する信号は、伝送帯域規格f〜fにおいて、周波数f〜fの帯域幅及び電力レベルAを有する主信号dと、中心周波数f及び電力レベルA13の第1パイロット信号gと、中心周波数f及び電力レベルAの第2パイロット信号jとが合成されたものである。出力端子165から出力される主信号dにより、送信装置100の入力端子101に入力された変調信号が再現される。なお、受信装置150において、主信号dの帯域幅及び電力レベルを独自に設定する構成としてもよい。
以上のように、本実施の形態における中継装置10によれば、第1パイロット信号生成回路111及び第2パイロット信号生成回路121は、それぞれ、第1パイロット信号g及び第2パイロット信号jを生成し、レベル比較回路160は、第1パイロット信号g及び第2パイロット信号jのうち電力レベルが大きい方のパイロット信号に基づいて主信号の電力レベル及び周波数帯域を自動調整する構成としたので、複数系統の信号を中継する場合でも通信の信頼性を確保することができる。
なお、前述の実施の形態において、送信装置100の出力系統を2つとして説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、送信装置100が3つ以上の出力系統を有するものでも同様の効果が得られる。
また、前述の実施の形態において、送信装置100が、周波数帯域及び電力レベルがそれぞれ同じ主信号を2つの出力系統で送信する構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、2つの出力系統において主信号の周波数帯域や電力レベルがそれぞれ互いに異なっていても同様の効果が得られる。
また、前述の実施の形態において、主信号の周波数帯域外にパイロット信号を重畳する例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、主信号の周波数帯域内にパイロット信号成分を含める構成としてもよい。
(第2の実施の形態)
次に、本発明に係る中継装置の第2の実施の形態について説明する。
図3に示すように、本実施の形態における中継装置20は、送信装置200と、受信装置250とを備えている。なお、本実施の形態における中継装置20は、第1の実施の形態における中継装置10(図1参照)に対し一部の構成が異なるものであり、中継装置10の説明と重複する説明は省略する。
まず、送信装置200は、制御信号を生成する制御信号生成回路201と、第1パイロット信号生成回路202と、第1電力合成器203と、第2パイロット信号生成回路204と、第2電力合成器205とを備えている。
制御信号生成回路201は、受信装置250において通信制御を行うための通信制御信号を生成するようになっている。ここで、通信制御とは、受信装置250において、例えば、出力端子165から出力する主信号の電力レベルの変更や、出力端子165からの信号出力の停止、受信状態の監視時において異常を知らせるためのアラーム信号の送信等に関する制御をいう。
第1パイロット信号生成回路202は、制御信号生成回路201が生成した通信制御信号の信号成分を含む第1パイロット信号wを第1電力合成器203に出力するようになっている。
第1電力合成器203は、電力分配器106が出力する主信号dと、通信制御信号成分を含む第1パイロット信号wとを予め定められた伝送帯域規格内において合成し、第1合成信号hとしてミキサ113に出力するようになっている。
第2パイロット信号生成回路204は、制御信号生成回路201が生成した通信制御信号の信号成分を含む第2パイロット信号yを第2電力合成器205に出力するようになっている。
第2電力合成器205は、電力分配器106が出力する主信号eと、通信制御信号成分を含む第2パイロット信号yとを予め定められた伝送帯域規格内において合成し、第2合成信号kとしてミキサ123に出力するようになっている。
次に、受信装置250は、レベル比較回路251と、通信制御を行う通信制御回路252とを備えている。
レベル比較回路251は、第1パイロット信号wの電力レベルと第2パイロット信号yの電力レベルとを比較するようになっている。また、レベル比較回路251は、比較結果に基づいて、可変利得アンプ156の自動利得制御と、基準周波数発振器161の自動周波数制御とを行うようになっている。さらに、レベル比較回路251は、第1パイロット信号w及び第2パイロット信号yのうち、例えば電力レベルが大きい方のパイロット信号から通信制御信号成分を抽出し、通信制御回路252に出力するようになっている。
通信制御回路252は、通信制御信号成分が示す通信制御を行うようになっている。例えば、通信制御回路252は、受信状態の監視時において、受信した主信号の信号レベルが閾値以下になったとき、異常を知らせるためのアラーム信号を生成し、送信装置200に送信するようになっている。なお、生成したアラーム信号を送信装置200に送信する構成図は省略する。
本実施の形態における中継装置20は、前述のように構成されているので、受信装置250において、レベル比較回路251は、可変利得アンプ156の自動利得制御と、基準周波数発振器161の自動周波数制御とを行うと共に、第1パイロット信号w及び第2パイロット信号yのいずれかから通信制御信号成分を抽出して、通信制御回路252に出力する。そして、通信制御回路252は、通信制御信号成分に基づいて通信制御を行う。
したがって、本実施の形態における中継装置20は、受信装置250が例えば山間部のような比較的僻地に設置されている場合でも、受信装置250における通信制御を送信装置200側から行うことができ、保守作業の作業性を向上させることができる。
以上のように、本実施の形態における中継装置20によれば、第1パイロット信号生成回路202及び第2パイロット信号生成回路204は、それぞれ、通信制御信号成分を含む第1パイロット信号w及び第2パイロット信号yを生成し、レベル比較回路251は、第1パイロット信号w及び第2パイロット信号yのうち電力レベルが大きい方のパイロット信号に基づいて主信号の電力レベル及び周波数帯域の自動調整と、通信制御信号成分の抽出とを行い、通信制御回路252は、通信制御信号成分に基づいて通信制御を行う構成としたので、複数系統の信号を中継する場合でも通信の信頼性を確保することができると共に、通信制御を行うことによって保守作業の作業性を向上させることができる。
以上のように、本発明に係る中継装置は、複数系統の信号を中継する場合でも通信の信頼性を確保することができるという効果を有し、携帯電話機の電波や放送波等を中継する中継装置等として有用である。
本発明に係る中継装置の第1の実施の形態における構成を示すブロック図 本発明に係る中継装置の第1の実施の形態における主信号及びパイロット信号の一例を示す図 (a)送信装置において、第1系統の出力回路の出力波形例を示す図 (b)送信装置において、第2系統の出力回路の出力波形例を示す図 (c)受信装置において、入力端子における信号波形例を示す図 (d)受信装置において、出力端子における信号波形例を示す図 本発明に係る中継装置の第2の実施の形態における構成を示すブロック図 従来の中継装置の構成を示すブロック図
符号の説明
10、20 中継装置
100、200 送信装置
101 送信装置の入力端子
102、105、114、124、152、155、164 アンプ
103 第1局部発振器
104、113、123、154、163 ミキサ
106、157 電力分配器
107 第2局部発振器
108、161 基準周波数発振器
110 第1系統の出力回路
111、202 第1パイロット信号生成回路(副信号生成手段)
112、203 第1電力合成器(信号合成手段)
115、125 送信装置の出力端子(合成信号出力手段)
120 第2系統の出力回路
121、204 第2パイロット信号生成回路(副信号生成手段)
122、205 第2電力合成器(信号合成手段)
150、250 受信装置
151 受信装置の入力端子(合成信号入力手段)
153 第3局部発振器
156 可変利得アンプ
158 第1パイロット信号抽出回路(副信号抽出手段)
159 第2パイロット信号抽出回路(副信号抽出手段)
160、251 レベル比較回路(主信号調整手段)
162 第4局部発振器
165 受信装置の出力端子
201 制御信号生成回路(通信制御信号生成手段)
252 通信制御回路(通信制御手段)

Claims (4)

  1. 予め定められた周波数帯域の主信号を出力する複数の出力系統を有する送信装置と、前記主信号を受信する受信装置とを備えた中継装置であって、
    前記送信装置は、周波数が互いに異なる複数の副信号を生成する副信号生成手段と、前記主信号と前記複数の副信号とを合成して合成信号を出力する信号合成手段と、前記合成信号を前記複数の出力系統からそれぞれ出力する合成信号出力手段とを備え、
    前記受信装置は、前記合成信号を入力する合成信号入力手段と、入力した前記合成信号から前記複数の副信号をそれぞれ抽出する副信号抽出手段と、抽出した前記複数の副信号のいずれか1つの信号レベルに基づいて前記主信号の信号レベル及び信号周波数の少なくとも一方を調整する主信号調整手段とを備えたことを特徴とする中継装置。
  2. 前記信号合成手段は、前記主信号の周波数帯域よりも低い周波数側及び高い周波数側の少なくとも一方において、前記主信号と前記複数の副信号とを合成するものであることを特徴とする請求項1に記載の中継装置。
  3. 前記主信号調整手段は、前記複数の副信号のうち信号レベルが最も高い副信号に基づいて動作するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の中継装置。
  4. 前記送信装置は、前記受信装置において通信制御を行うための通信制御信号を生成する通信制御信号生成手段を備え、
    前記副信号生成手段は、前記通信制御信号の信号成分をそれぞれ含む複数の副信号を生成するものであり、
    前記受信装置は、受信した前記複数の副信号に含まれる前記通信制御信号の信号成分に基づいて通信制御を行う通信制御手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の中継装置。
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