JP2009295632A - コンデンサ搭載型インバータユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】ユニットを小型化し、耐振動性能を向上し、コンデンサの取付信頼性を高めるコンデンサ搭載型インバータユニットを提供する。
【解決手段】第1,2インバータと制御基板8とコンデンサユニットとを有し、各インバータを支持するウォータージャケットと、ウォータージャケットと共にコンデンサユニットと制御基板8とを収容するユニットケース31とを具備し、ユニットケース31内に制御基板8を柱状支持部で支持する支持フレーム60が収容されると共に、支持フレーム60がユニットケース31に締結され、かつユニットケース31に、支持フレーム60の柱状支持部が露出するように支持フレーム60とコンデンサユニットとを埋没させる樹脂材料が充填され、柱状支持部に固定された制御基板8と各インバータとを対向させてウォータージャケットとユニットケース31とを付き合わせて構成した。
【選択図】図14

Description

この発明は、コンデンサ搭載型インバータユニットに関する。
従来のコンデンサ搭載型インバータユニットの中には、インバータを一方のケースに、コンデンサを他方のケースに収容して、これら2つのケースの開口部を合わせるようにしてた構造のものがある。コンデンサが収容されたケース内には樹脂が充填されコンデンサが固定されている(特許文献1参照)。
特開2007−220794号公報
しかしながら、上記従来技術にあっては、例えば、ハイブリッド車両等のように高振動環境下に晒される環境で使用する場合にはケース自体の強度剛性を高める必要があり、そのためリブを設けたりケースの肉厚を増加したりすると、装置が大型化したり、重量が増加するという問題がある。とりわけ、比較的容量の大きいコンデンサを収容している部分は、振動に晒されると充填された樹脂とケース内面とが分離する虞があり、取り付け信頼性を高める要望がある。
そこで、この発明は、ユニット全体を大型化することなく、耐振動性能を向上させ、コンデンサの取り付け信頼性を高めることができるコンデンサ搭載型インバータユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載した発明は、複数相のスイッチング素子(例えば、実施形態におけるトランジスタUH,UL,VH,VL,WH,WL)を含むインバータ(例えば、実施形態における第1インバータ5、第2インバータ6)と、該インバータの制御基板(例えば、実施形態における制御基板8)と、平滑用コンデンサ(例えば、実施形態におけるコンデンサユニット12)とを有するコンデンサ搭載型のインバータユニットであって、前記インバータを支持する第1のケース(例えば、実施形態におけるウォータージャケット32)と、該第1のケースと共に前記平滑用コンデンサと前記制御基板とを収容する第2のケース(例えば、実施形態におけるユニットケース31)とを具備し、前記第2のケース内に前記制御基板を支持する支持フレーム(例えば、実施形態における支持フレーム60)が収容されると共に、該支持フレームが前記第2のケースに締結され、かつ前記第2のケース内に、前記支持フレームから突出する柱状支持部(例えば、実施形態における柱状支持部62)が露出するように該支持フレームと前記平滑用コンデンサとを埋没させる樹脂材料(例えば、実施形態における樹脂材料67)が充填され、前記柱状支持部に固定された前記制御基板と前記インバータとを対向させるように前記第1のケースと前記第2のケースとを付き合わせて構成したことを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記支持フレームは全属材料からなる板状のフレーム本体(例えば、実施形態におけるフレーム本体61)を備え、前記フレーム本体は前記平滑用コンデンサの前記インバータ対向側の面を覆うように配設されていることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、第2のケース内に樹脂により平滑用コンデンサを固定することにより、部品点数削減及び小型化が可能となる効果がある。この場合に制御基板を支持する支持フレームを平滑用コンデンサと共に樹脂内に埋設でき、支持フレーム自体が樹脂により抑えられることとなるため、薄肉、軽量の支持フレームを用いたとしても高い強度を保つことができる。そして、支持フレームを第2のケースに固定してあるため、振動環境に置かれた場合に、第2のケース内に充填された樹脂の第2のケースからの剥離を抑え、コンデンサの取り付け信頼性を高めることができる効果がある。したがって、耐振動性能を向上することができる。
請求項2に記載した発明によれば、支持フレームの金属材料からなるフレーム本体を平滑用コンデンサのインバータ対向側の面を覆うように配設したため、コンデンサから放射される電気的ノイズを遮断して、支持フレームの柱状支持部に固定された制御基板がノイズに晒されるのを防止できる効果がある。
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1はハイブリッド車両用のパワーコントロールユニット(PCU)1を含む回路構成を示している。このハイブリッド車両はエンジン(図示せず)と、エンジンの機械的出力により駆動される発電機(GEN)2と、発電機2の発電出力により充電される高圧系のバッテリ(BAT)3と、バッテリ3の放電出力と発電機2の発電出力の少なくとも一方を用いて駆動輪(図示せず)を駆動するモータ(MOT)4を備えている。
パワーコントロールユニット1は、バッテリ3から供給される電力により昇圧回路として機能するコンバータ7を介してモータ4を駆動すると共にモータ4を回生作動させた際の電力を降圧回路として機能するコンバータ7を介してバッテリ3に供給する第1インバータ(Tr/M PDU)5と、発電機2により発生する電力を降圧回路として機能するコンバータ7を介してバッテリ3に供給し、あるいは発電機2により発生する電力でモータ4を駆動する第2インバータ(GEN PDU)6を備えている。
これらコンバータ7、第1インバータ5及び第2インバータ6は、制御基板(ECU)8からの制御指令によりゲートドライブ基板(GDCB)9を介して駆動制御される。
第1インバータ5は、例えば、トランジスタのスイッチング素子(例えば、IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor)を複数用いブリッジ接続してなるブリッジ回路5aと平滑コンデンサ5bとを具備するパルス幅変調(PWM)によるPWMインバータであって、この第1インバータ5にはモータ4とコンバータ7が接続されている。コンバータ7は、リアクトル7aと2つのトランジスタのスイッチング素子(例えば、IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor)からなるチョッパ回路7bとを備え、第1インバータ5の入力側に設けた電圧変換装置であって、このチョッパ回路7bの下流側に2次平滑コンデンサ7c、リアクトル7aの上流側に1次平滑コンデンサ7dが各々並列接続されている。
コンバータ7と第1インバータ5との間には第1インバータ5と同様の構成を備えた第2インバータ6が正極側端子Ptと負極側端子Ntに接続され、この第2インバータ6に発電機2が接続されている。この第2インバータ6は、第1インバータ5と同様に、トランジスタのスイッチング素子を複数用いブリッジ接続してなるブリッジ回路6aと平滑コンデンサ6bとを具備するパルス幅変調(PWM)によるPWMインバータであって、この第2インバータ6には発電機2とコンバータ7が接続されている。この第2インバータ6は発電機2の出力電圧をコンバータ7により降圧してバッテリ3に充電を行ったり、第1インバータ5を経由してモータ4を駆動する。
第1インバータ5、第2インバータ6は、各相毎に対をなすハイ側,ロー側U相トランジスタUH,UL及びハイ側,ロー側V相トランジスタVH,VL及びハイ側,ロー側W相トランジスタWH,WLをブリッジ接続してなるブリッジ回路5a,6aと、平滑コンデンサ5b,6bとを備えている。各トランジスタUH,VH,WHはコンバータ7の正極側端子Ptに接続されてハイサイドアームを構成し、各トランジスタUL,VL,WLはコンバータ7の負極側端子Ntに接続されローサイドアームを構成しており、各相毎に対をなす各トランジスタUH,UL及びVH,VL及びWH,WLはコンバータ7に対して直列に接続されている。トランジスタUH,UL,VH,VL,WH,WLのコレクタ−エミッタ間には、エミッタからコレクタに向けて順方向となるようにして、ダイオードDUH,DUL,DVH,DVL,DWH,DWLが各々接続されている。
コンバータ7のリアクトル7aは、一端がバッテリ3に接続されてバッテリ電圧が印加されるものであり、チョッパ回路7bはこのリアクトル7aの他端に接続される第1及び第2のスイッチング素子である第1トランジスタS1及び第2トランジスタS2から構成されている。トランジスタS1,S2のコレクタ−エミッタ間には、エミッタからコレクタに向けて順方向となるようにして、各々ダイオードDS1,DS2が接続されている。
そして、リアクトル7aの一端はバッテリ3の正極側端子に接続され、リアクトル7aの他端は、第1トランジスタS1のコレクタ及び第2トランジスタS2のエミッタに接続されている。第1トランジスタS1のエミッタはバッテリ3の負極側端子及びコンバータ7の負極側端子Ntに接続されている。また、第2トランジスタS2のコレクタはコンバータ7の正極側端子Ptに接続されている。
ここで、コンバータ7のトランジスタS2から第1インバータ5のトランジスタWH間のバス及びこれに接続される第1インバータ5(コンバータ7)の正極側端子Ptから第2インバータ6のトランジスタWH間のバスがPOutバスバー20として構成されている。また、コンバータ7のトランジスタS1から第1インバータ5のトランジスタWL間のバス及びこれに接続される第1インバータ5(コンバータ7)の負極側端子Ntから第2インバータ6のトランジスタWL間のバスがNバスバー21として構成されている。
また、第1インバータ5からモータ4のU相、V相、W相の各コイルに接続される3本のバスがOutバスTrU22、OutバスTrV23、OutバスTrW24を構成し、第2インバータ6から発電機2のU相、V相、W相の各コイルに接続される3本のバスがOutバスGENU25、OutバスGENV26、OutバスGENW27を構成し、リアクトル7aからコンバータ7の第1トランジスタS1と第2トランジスタS2との間に接続されるバスがPINバスバー28を構成している。
OutバスTrU22、OutバスTrV23、OutバスTrW24、OutバスGENU25、OutバスGENV26、OutバスGENW27の各々には制御基板8に信号を送る電流センサ30が接続されている。そして、第1インバータ5、第2インバータ6、コンバータ7の各トランジスタのゲートにゲートドライブ基板9からの信号線が接続されている。
図2〜図10はパワーコントロールユニット1のハードウエア構成を示している。パワーコントロールユニット1は、例えばハイブリッド車両のエンジンルームに搭載されるもので、図2に示すように、上部には全体を覆うアルミダイキャスト製のユニットケース31が設けられ、下部にウォータージャケット32が設けられている。ユニットケース31の開口部とウォータージャケット32の周縁とが後述するベースフレーム50を挟み込んで付き合わされ、両者がボルトBにより固定されている。ウォータージャケット32には冷媒の流入口33が設けられ(図5参照)、ウォータージャケット32の前面に冷媒の流出口34が設けられている。この流入口33と流出口34が冷却装置COのポンプ等の機器類に接続されている。
図3はユニットケース31及びウォータージャケット32を鎖線で示した全体構成図である。同図に示すように、ユニットケース31内には下から順にリアクトル7a、ウォータージャケット32、7つのパワーモジュール40a〜40g(図6参照)を固定したベースフレーム50、複数のバスバー20〜28(図1参照)を一体としたバスバープレートコンポーネント29、シールドプレート11、ゲートドライブ基板9、制御基板8、コンデンサユニット12が配置されている。
図4に示すように、基板35上にはリアクトル7aが設置され、このリアクトル7aの上方に、アルミニウム製のウォータージャケット32が配置されている。
図5に示すように、ウォータージャケット32の上面のコーナ部には凹部36が形成され、この凹部36にリアクトル7aから延びるPINバスバー28用の端子と、Nバスバー21用の端子が引き出されている。ウォータージャケット32の上面には凹部36の残りの部分に、蛇行する凹溝37が形成されている。凹溝37はまずU字状に曲がった後に凹部36の手前まで折り返すような経路を形成している。経路の始端底部には流入口33が形成され、経路の終端はケースの流出口34に連通している。このウォータージャケット32の蛇行する凹溝37はベースフレーム50に装着されたパワーモジュール40a〜40g(図6参照)の各ヒートシンク41(図7参照)に対応して、このヒートシンク41を受け入れるようになっている。
図6はパワーモジュール40a〜40gをベースフレーム50に装着した斜視図、図7はべースフレーム50を下側から見た斜視図である。
図6、図7に示すように、ウォータージャケット32の上方には、アルミダイキャスト製のベースフレーム50が配置されている。このベースフレーム50には開口部51が7つ形成され、この開口部51に7個のパワーモジュール40a〜40gが樹脂により固定されてモジュールユニットMUを構成している。ここで、パワーモジュール40a〜40gをベースフレーム50に固定する樹脂で樹脂部55が形成され、この樹脂部55が縦壁56を形成し、ウォータージャケット32との間に冷媒流路57を形成している。
各パワーモジュール40a〜40gはヒートシンク41一体型のもので、前述した回路構成におけるコンバータ7の第1トランジスタS1と第2トランジスタS2を実装した1個のパワーモジュール40aと、第2インバータ6において、各々ハイサイド側とローサイド側とで対となったトランジスタUH,UL、トランジスタVH,VL、トランジスタWH,WLの3個のパワーモジュール40b,40c,40dと、第1インバータ5において、各々ハイサイド側とローサイド側とで対となったトランジスタUH,UL、トランジスタVH,VL、トランジスタWH,WLの3個のパワーモジュール40e,40f,40gとが図6の手前側から奥側へ順に装着されている。図7に示すように、ヒートシンク41のフィン42は冷媒が流れる冷媒流路57に沿う方向に放熱面が配置されている。
図8に示すように、べースフレーム50の上部には、各々板状のPOutバスバー20、Nバスバー21、3枚のOutバスTr(U,V,W)22,23,24と3枚のOutバスGEN(U,V,W)25,26,27、PINバスバー28を樹脂モールドで一体化したバスバープレートコンポーネント29が配置されている。このバスバープレートコンポーネント29の上部に、図9に示すように、更にこれを覆うようにシールドプレート11が配置されている。
図10に示すように、シールドプレート11の上方にはベースフレーム50に突出して設けた固定用ボス52にゲートドライブ基板9が固定され、ゲートドライブ基板9の上部に制御基板8が配置されている。ここで、制御基板8はユニットケース31(図3参照)側に固定されている。
そして、図3に示すように、制御基板8の上部にはユニットケース31の内部に装着されるコンデンサユニット12が配置されている。
ここで、図11、図12に示すように、ユニットケース31はアルミダイキャスト製の箱形の部材であって、ユニットケース31の内部には、底壁58にコンデンサユニット12が載置されている。コンデンサユニット12は第1インバータ5の平滑コンデンサ5b、第2インバータ6の平滑コンデンサ6b、コンバータ7の1次平滑コンデンサ7d及び2次平滑コンデンサ7cをユニット化したものであり、ユニットケース31の奥側(図2の手前側)にはPOutバスバー20とNバスバー21とPINバスバー28の接続端が設けられている。コンデンサユニット12の上部には樹脂シート59が載置され、この樹脂シート59上にアルミダイキャスト製の支持フレーム60が配置されている。支持フレーム60は板状のフレーム本体61とこのフレーム本体61から突出する円中継状の柱状支持部62とで構成されている。
フレーム本体61は三角形の開口部63を複数備えた部材であって、開口部63の頂点部分に柱状支持部62を立設して備えている。柱状支持部62の頂部には取付孔64が形成されている。フレーム本体61の4隅にはビス65が装着され、ユニットケース31の内面に形成された4つの取付座66に図13に示すように締結固定されるようになっている。
ここで、支持フレーム60はコンデンサユニット12に対して一定の間隔d(図16参照)を隔てた状態でユニットケース31に取り付けられており、図13に示すように、コンデンサユニット12及び支持フレーム60を収容した状態で、図14に示すように、ユニットケース31内に支持フレーム60の柱状支持部62の上半部が露出するように支持フレーム60とコンデンサユニット12を埋没させポッティングにより樹脂材料67が充填されている。ポッティングに際しては、バキューム圧をかけて樹脂材料67内のエアー抜きを行う。
図14に示すように、柱状支持部62の上部に制御基板8が載置され、柱状支持部62の頂部を制御基板8の挿通孔68に合わせ、この挿通孔68にボルト69を挿通し、柱状支持部62の取付孔64にボルト69を締め付けて、柱状支持部62に制御基板8が締め付け固定される。
その結果、図15、図16に制御基板8を省略して示すように、ユニットケース31内にはコンデンサユニット12とコンデンサユニット12よりも上方に間隔dを隔て、ユニットケース31の取付座66に固定された支持フレーム60が樹脂材料67の内部に埋没した状態となる。尚、図15に示すように樹脂材料67はユニットケース31の底壁58とコンデンサユニット12との間にも回り込ませることが望ましい。
このように構成されたユニットケース31が図2に示すようにボルトBを用いてウォータージャケット32に締め付け固定されている。
上記実施形態によれば、ユニットケース31内に樹脂材料67によりコンデンサユニット12を固定することにより、特別な部材を用いて固定した場合に比較して、部品点数を削減でき、かつ小型化が可能となる。この場合に制御基板8を支持する支持フレーム60をコンデンサユニット12と共に樹脂材料67内に埋設でき、支持フレーム60自体が樹脂により抑えられることとなるため、薄肉、軽量の支持フレーム60を用いたとしても高い強度を保つことができる。
そして、支持フレーム60をユニットケース31に固定してあるため、振動環境に置かれた場合に、ユニットケース31内に充填された樹脂材料67のユニットケース31からの剥離を抑え、コンデンサユニット12の取り付け信頼性を高めることができる。したがって、耐振動性能を向上することができる。
また、支持フレーム60の金属材料からなるフレーム本体61をコンデンサユニット12の第1インバータ5、第2インバータ6対向側の面を覆うように配設したため、コンデンサユニット12から放射される電気的ノイズを遮断して、支持フレーム60の柱状支持部62に固定された制御基板8がノイズに晒されるのを防止できる。この場合には支持フレーム60のフレーム本体61の開口部63は、ノイズの種類に応じて、その大きさが設定される。
また、制御基板8はゲートドライブ基板9と共にシールドプレート11(図9参照)により、第1インバータ5、第2インバータ6等からの電気的ノイズからも保護される。
ここで、支持フレーム60とコンデンサユニット12に樹脂材料67をバキューム圧をかけながらポッティングする場合に、支持フレーム60のフレーム本体61の開口部63からエアーが抜けるので、気泡が樹脂材料67内に残存することによる取付強度の低下を防止できる。
そして、図17に示すように、冷熱サイクルによって各部の線膨張係数が異なるため、樹脂材料67とユニットケース31の内面等の境界面で樹脂材料67に剥離が生じた場合であっても、支持フレーム60がビス65を介して物理的にユニットケース31の取付座66に固定され、剥離した樹脂材料67のユニットケース31からの抜けを防止できるため、コンデンサユニット12が脱落することはない。
尚、この発明は上述した実施形態に限られるものではなく、図18に示すように、支持フレーム60のフレーム本体の開口部63を閉塞したフレーム本体61’としてもよい。この場合には樹脂材料67をポッティングする際にユニットケース31を傾ける等の手段を用いて、フレーム本体61’の周縁部とユニットケース31との隙間からエアー抜きを行うことができる。尚、図18において前述した実施形態と同一部分には同一符号を付す。
また、ハイブリッド車両に適用する場合を例に説明したが、電気自動車のコンデンサ搭載型インバータユニットに適用できる。
この発明の実施形態のパワーコントロールユニットを含む回路図である。 この発明のパワーコントロールユニットの斜視図である。 図2の内部構造を示す斜視図である。 リアクトルの斜視図である。 リアクトル上にウォータージャケットを載置した斜視図である。 ウォータージャケット上にモジュールユニットを載置した斜視図である。 図3からウォータージャケットを外し下から見た斜視図である。 モジュールユニット上にバスバープレートコンポーネントを載置した斜視図である。 モジュールユニット上にシールドプレートを載置し斜視図である。 シールドプレート上にゲートドライブ基板、制御基板を載置した斜視図である。 ユニットケースの分解斜視図である。 コンデンサユニット及び支持フレームの配置状態を示す斜視図である。 コンデンサユニット及び支持フレームの収納状態を示す斜視図である。 ポッティング後のユニットケース及び制御基板の取付状態斜視図である。 図14のA−A線に沿う断面図である。 図15の部分拡大断面図である。 樹脂材料が剥離した状態を示す図15に相当する断面図である。 支持フレームの他の実施形態を示す斜視図である。
符号の説明
5 第1インバータ
6 第2インバータ
8 制御基板
12 コンデンサユニット(平滑用コンデンサ)
32 ウォータージャケット(第1のケース)
31 ユニットケース(第2のケース)
60 支持フレーム
61 フレーム本体
62 柱状支持部材
67 樹脂材料
UH,VH,WH,UL,VL,WL トランジスタ(スイッチング素子)

Claims (2)

  1. 複数相のスイッチング素子を含むインバータと、該インバータの制御基板と、平滑用コンデンサとを有するコンデンサ搭載型のインバータユニットであって、
    前記インバータを支持する第1のケースと、
    該第1のケースと共に前記平滑用コンデンサと前記制御基板とを収容する第2のケースとを具備し、
    前記第2のケース内に前記制御基板を支持する支持フレームが収容されると共に、該支持フレームが前記第2のケースに締結され、かつ前記第2のケース内に、前記支持フレームから突出する柱状支持部が露出するように該支持フレームと前記平滑用コンデンサとを埋没させる樹脂材料が充填され、
    前記柱状支持部に固定された前記制御基板と前記インバータとを対向させるように前記第1のケースと前記第2のケースとを付き合わせて構成したことを特徴とするコンデンサ搭載型インバータユニット。
  2. 前記支持フレームは全属材料からなる板状のフレーム本体と柱状支持部を備え、前記フレーム本体は前記平滑用コンデンサの前記インバータ対向側の面を覆うように配設されていることを特徴とする請求項1記載のコンデンサ搭載型インバータユニット。
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