JP5193712B2 - パワーモジュールのシール部構造 - Google Patents

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Description

この発明は、パワーモジュールのシール部構造に関する。
従来からパワーモジュールの中には、放熱効率の向上を図るために、基台部材に孔を設け、ここにセラミックス製の放熱部材を備えた半導体装置を、放熱部材を孔に挿入した状態で設け、基台部材の孔に冷媒を流して半導体装置を冷却する構造のものがある(特許文献1参照)。
特開2007−159250号公報
ところで、このようなパワーモジュールにおいては、流路となる孔を一つの部材で形成しているため、メインテナンス性が悪いという問題がある。ところが、メインテナンス性を良くするため、製造上の便宜からこのようなパワーモジュールを分割構造とした場合に、シール性を確保することが困難となるという問題がある。樹脂などで複雑な形状に形成されたパワーモジュールは、部位毎に厚さ寸法が異なるため、液冷反りや引けが発生した場合にはこの部位においてはシール面を確保できないという問題がある。
そこで、この発明は、冷却を必要とする半導体装置を備えたパワーモジュールにおいて、樹脂部分が冷却媒体のシール面となっている場合でもシール性に問題を生じないパワーモジュールのシール部構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載した発明は、ヒートシンク(例えば、実施形態におけるヒートシンク31)を備えた複数の半導体装置(例えば、実施形態におけるトランジスタ)を樹脂材料にて形成された樹脂モールド部(例えば、実施形態における樹脂モールド部33)で一体的に把持する半導体ユニット(例えば、実施形態における半導体ユニット32)と、前記半導体ユニットに取り付けられ、前記ヒートシンクを冷却する冷媒の流路を構成する流路ケース(例えば、実施形態における流路ケース41)とで構成されるパワーモジュール(例えば、実施形態におけるパワーコントロールユニット1)のシール部構造であって、前記樹脂モールド部に前記半導体ユニットの前記ヒートシンクの縁部を把持する把持部(例えば、実施形態における把持部39)を設け、前記把持部をこの把持部の周囲よりも薄肉に形成し、この把持部の直下に前記流路ケースとのシール面(例えば、実施形態におけるシール面28)を設定し、このシール面にシール材(例えば、実施形態におけるシール材S1)を配置したことを特徴とする。
このように構成することで、半導体ユニットの把持部をこの把持部の周囲よりも薄肉に形成してあることで、把持部のシール面に液冷反りや引けの発生を防止することが可能となる。
請求項2に記載した発明は、前記半導体ユニットの前記シール面に前記流路ケース側に固定された前記シール材を受け入れる凹部(例えば、実施形態における受け入れ凹部51)を設け、該凹部の開口面積を前記シール材との間に隙間を形成するように前記シール材のシール部よりも大きく形成し、前記凹部の底壁(例えば、実施形態における底壁52)に前記シール材を押圧する突起部(例えば、実施形態における突条部53)を設けたことを特徴とする。
このように構成することで、半導体ユニットと流路ケースとを締め付ける際の締め付け代を確保しシール材に十分な潰し代を持たせることができ、かつ突起部によりシール材の潰し代を大きくすることができる。
また、凹部を設けることで、平坦な面で形成した場合に比較してこの部位での放熱面積を増加できるため、均一な冷却を確保することができ、液冷反りや引けの発生を防止できる。
請求項3に記載した発明は、前記半導体ユニットを構成する前記樹脂モールド部で前記半導体装置を取り囲むようなケース(例えば、実施形態における樹脂ケース34)を構成し、このケース内にポッティング材が充填されていることを特徴とする。
このように構成することで、ケース内にポッティング材を充填するだけの簡単な作業でで樹脂モールド成形を行ないつつ、ケースの周囲とヒートシンクを把持する把持部との肉厚の差が大きくなることによる、液冷反りや引けの発生をシール面に及ばないようにした。
請求項4に記載した発明は、前記半導体ユニットには前記シール面の近傍であって、前記流路ケースに重合する部位に突起(例えば、実施形態における突条60,60)を設けたことを特徴とする。
このように構成することで、把持部とは異なり液冷反りや引けが発生し易い流路ケースに重合する部分に液冷反りや引けが発生したとしても、突起を設けることで、流路ケースとの接合時における面圧を確保できる。
請求項1に記載した発明によれば、半導体ユニットの把持部をこの把持部の周囲よりも薄肉に形成してあることで、把持部のシール面に液冷反りや引けの発生を防止することが可能となるため、把持部の下面と把持部直下の流路ケースとのシール面でのシール材のシール性に問題を生じさせない効果がある。
請求項2に記載した発明によれば、半導体ユニットと流路ケースとを締め付ける際の締め付け代を確保しシール材に十分な潰し代を持たせることができ、かつ突起部によりシール材の潰し代を大きくすることができるため、シール性能を高めることができる効果がある。また、凹部を設けることで、平坦な面で形成した場合に比較してこの部位での放熱面積を増加できるため、均一な冷却を確保することができ、液冷反りや引けの発生を防止できるため、この点でもシール性能を高めることができる効果がある。
請求項3に記載した発明によれば、ケース内にポッティング材を充填するだけの簡単な作業で樹脂モールド成形を行ないつつ、ケースの周囲とヒートシンクを把持する把持部との肉厚の差が大きくなることによる、液冷反りや引けの発生をシール面に及ばないようにできる効果がある。
請求項4に記載した発明によれば、把持部とは異なり液冷反りや引けが発生し易い流路ケースに重合する部分に液冷反りや引けが発生したとしても、突起を設けることで、流路ケースとの接合時における面圧を確保できるため、半導体ユニットと流路ケースとに確実な締め付け力を付与することができる効果がある。
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1はハイブリッド車両用のパワーコントロールユニット(PCU)1を含む回路の概略構成を示している。このハイブリッド車両はエンジン(図示せず)と、エンジンの機械的出力により駆動される発電機(GEN)2と、発電機2の発電出力により充電される高圧系のバッテリ(BAT)3と、バッテリ3の放電出力と発電機2の発電出力の少なくとも一方を用いて駆動輪(図示せず)を駆動するモータ(MOT)4を備えている。
パワーコントロールユニット1は、バッテリ3から供給される電力により昇圧回路として機能するコンバータ(DC/DCCONV)7を介してモータ4を駆動すると共にモータ4を回生作動させた際の電力を降圧回路として機能するコンバータ7を介してバッテリ3に供給する第1インバータ(Tr/M PDU)5と、発電機2により発生する電力を降圧回路として機能するコンバータ7を介してバッテリ3に供給し、あるいは発電機2により発生する電力でモータ4を駆動する第2インバータ(GEN PDU)6を備えている。
これらコンバータ7、第1インバータ5及び第2インバータ6は、制御基板(ECU)8からの制御指令によりゲートドライブ基板(GDCB)9を介して駆動制御される。
第1インバータ5は、例えば、トランジスタのスイッチング素子(例えば、IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor)を複数用いブリッジ接続してなるブリッジ回路5aと平滑コンデンサ5bとを具備するパルス幅変調(PWM)によるPWMインバータであって、この第1インバータ5にはモータ4とコンバータ7が接続されている。
コンバータ7と第1インバータ5との間には第1インバータ5と同様の構成を備えた第2インバータ6が正極側端子Ptと負極側端子Ntに接続され、この第2インバータ6に発電機2が接続されている。この第2インバータ6は、第1インバータ5と同様に、トランジスタのスイッチング素子を複数用いブリッジ接続してなるブリッジ回路6aと平滑コンデンサ6bとを具備するパルス幅変調(PWM)によるPWMインバータであって、この第2インバータ6には発電機2とコンバータ7が接続されている。この第2インバータ6は発電機2の出力電圧をコンバータ7により降圧してバッテリ3に充電を行ったり、第1インバータ5を経由してモータ4を駆動する。
第1インバータ5、第2インバータ6は、各相毎に対をなすハイ側,ロー側U相トランジスタUH,UL及びハイ側,ロー側V相トランジスタVH,VL及びハイ側,ロー側W相トランジスタWH,WLをブリッジ接続してなるブリッジ回路5a,6aと、平滑コンデンサ5b,6bとを備えている。各トランジスタUH,VH,WHはコンバータ7の正極側端子Ptに接続されてハイサイドアームを構成し、各トランジスタUL,VL,WLはコンバータ7の負極側端子Ntに接続されローサイドアームを構成しており、各相毎に対をなす各トランジスタUH,UL及びVH,VL及びWH,WLはコンバータ7に対して直列に接続されている。トランジスタUH,UL,VH,VL,WH,WLのコレクタ−エミッタ間には、エミッタからコレクタに向けて順方向となるようにして、ダイオードDUH,DUL,DVH,DVL,DWH,DWLが各々接続されている。
ここで、コンバータ7から第1インバータ5のトランジスタWH間のバス及びこれに接続される第1インバータ5(コンバータ7)の正極側端子Ptから第2インバータ6のトランジスタWH間のバスがPOutバスバー20として構成されている。また、コンバータ7から第1インバータ5のトランジスタWL間のバス及びこれに接続される第1インバータ5(コンバータ7)の負極側端子Ntから第2インバータ6のトランジスタWL間のバスがNバスバー21として構成されている。
また、第1インバータ5からモータ4のU相、V相、W相の各コイルに接続される3本のバスがOutバスTrU22、OutバスTrV23、OutバスTrW24を構成し、第2インバータ6から発電機2のU相、V相、W相の各コイルに接続される3本のバスがOutバスGENU25、OutバスGENV26、OutバスGENW27を構成している。
図2に示すのはパワーモジュール30であって、ここでは第1インバータ5のハイ側U相トランジスタUHとロー側U相トランジスタULとをユニット化したものである。尚、第1インバータ5のV相、W相のハイ側とロー側トランジスタ、第2インバータ6の各相のハイ側とロー側トランジスタについても同様の構成であるのでこのパワーモジュール30を例にして説明する。
図3〜図4に示すように、パワーモジュール30はヒートシンク31を備えた半導体装置であるハイ側U相トランジスタUHとロー側U相トランジスタULとを樹脂材料にて一体的に把持する半導体ユニット32を備えている。半導体ユニット32は樹脂モールド部33とヒートシンク31とで構成されている。樹脂モールド部33はヒートシンク31を把持する樹脂ケース34とこの樹脂ケース34内にポッティングにより樹脂が充填されたポッティング部35とで一体構成されている。
樹脂ケース34には出力端子が露出しており、この出力端子は図2において左側からOutバスTrU22、Nバスバー21、POutバスバー20の取付端子22t,21t,20tとして設けられている。尚、19は取付端子22t,21t,20tの孔を示している。
樹脂ケース34は半導体装置であるハイ側U相トランジスタUHとロー側U相トランジスタULを取り囲むようにして設けられ、これらを載置したヒートシンク31の縁部を把持している。樹脂ケース34の周壁36はヒートシンク31の配置面よりも高く肉厚に形成され、この周壁36の内周面に内側に延びる上壁部37と下壁部38とが上下方向で重なり合う位置に設けられ、これら上壁部37と下壁部38との間にヒートシンク31を上下で把持する把持部39が形成されている。ここで、上壁部37と下壁部38との肉厚は周壁36の肉厚に対して十分に小さく設定され、樹脂成形を行った場合に液冷反りや引けが生じないような厚さ寸法に成形されている。また、樹脂ケース34の周壁36の下面と、下壁部38直下の下面は面一に形成され、下壁部38の下面はシール面28として設定されている。
ヒートシンク31はアルミニウム製の部材であって、下面には下側に向けて突出する複数のピン状のフィン40が一体形成されている。
樹脂ケース34の周壁36で囲まれ内側部分にはポッティング材が充填されたポッティング部35が形成され、ハイ側U相トランジスタUHとロー側U相トランジスタULが外部に露出しないようになっている。
パワーモジュール30は樹脂ケース34の下側から取り付けられてヒートシンク31を冷却し冷媒の流路を形成する流路ケース41を備えている。
流路ケース41は樹脂ケース34の下側に空間部を形成するための凹部42を備え、周囲に壁部45を備えている。流路ケース41の凹部42内はヒートシンク31のフィン40を収容して冷媒の流路を形成し、冷媒の流路には、ハイ側U相トランジスタUHとロー側U相トランジスタULとの配置方向に沿って流れる冷媒の入口ポート43と出口ポート44が流路ケース41の壁部45に下側にオフセットした状態で接続されている。尚、47は入口ポート43、出口ポート44に接続される配管、48は壁部45に形成された通路を示す。
流路ケース41の壁部45の上面は、樹脂ケース34の周壁36の下面と下壁部38の下面(シール面28)とに接合され、両者に設けた取付孔29に図示しないボルトを挿通して固定されている(図2参照)。
ここで、流路ケース41の壁部45の上面であって、樹脂ケース34の下壁部38のシール面28に対応する部分に断面角形で角形の凹部46が形成され、この凹部46に断面円形状のシール材S1が配置されている。
したがって、この実施形態によれば、半導体ユニット32の樹脂ケース34の把持部39を構成する上壁部37や下壁部38が樹脂ケース34の周壁36に比較して薄肉に形成されている。したがって、これら上壁部37や下壁部38、特に下壁部38の下面、つまりシール面28に液冷反りや引けが生ずることはなく、把持部39のシール面28とこれに対応する流路ケース41との間のシール材S1のシール性に問題を生じさせることはない。
また、半導体ユニット23の樹脂モールド部33は樹脂ケース34とポッティング部35とで構成され、ヒートシンク31を把持部39で把持して箱形となった樹脂ケース34内にポッティング材を充填して樹脂モールド部33が形成されるため、樹脂ケース34内にポッティング材を充填するだけの簡単な作業で成形を行ないつつ、樹脂ケース34の周囲とヒートシンク31を把持する把持部39との肉厚の差が大きくなることによる、液冷反りや引けの発生をシール面に及ばないようにできる。
ここで、図1に示したパワーコントロールユニット1の第1インバータ5(或いは第2インバータ6)のブリッジ回路5aには、U相以外にV相、W相のパワーモジュール30が更に設けられて全部で3個のパワーモジュール30が設けてあるので、図5に示すように、この3個のパワーモジュール30を共通する長尺の樹脂モールド部33’に装着して、各パワーモジュール30にそれぞれシール材S1を配置して長尺の流路ケース41’(入口ポート43、出口ポート44のみを示す)に装着してもよい。
また、図6に示すように、共通する樹脂モールド部33’に3個分をまとめてシールするシール材S1’を設けてもよい。
次に、図7〜図9に基づいてこの発明の第2実施形態を説明する。この実施形態において基本的な構成は第1実施形態と同様であるので同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
図7,図8に示すように、この実施形態のパワーモジュール30’は、流路ケース41の壁部45の上面であって、樹脂ケース34の下壁部38の下面の直下に位置する部分に、断面角形で角形の凹部50が形成されると共に、ここに角断面の角リングシールS2が配置されている。そして、この凹部50に対応して、半導体ユニット32の樹脂モールド部33の把持部39の下壁部38に角シールリングS2の上部を受け入れる受け入れ凹部51を設けたものである。この受け入れ凹部51の開口面積は角シールリングS2との間に隙間を形成するように、角シールリングS2の上下面であるシール面よりも大きく形成されている。また、この受け入れ凹部51の底壁52の中央部には円錐形状の突条部53が下側に向かって突出している。尚、54は凹部50の底壁を示す。
具体的には、図8に示すように、角シールリングS2のシール部を構成する幅寸法をW、凹部50の幅寸法A、受け入れ凹部51の幅寸法B、突条部53の高さ寸法Cとした場合に、B>AでA>Wとなっている。
ここで、角シールリングS2の潰れ代は半導体ユニット32に流路ケース41を固定した場合に、受け入れ凹部51と凹部50と各底壁間52,54の寸法と、自然状態での角シールリングS2の高さ寸法Hとの差で決定されるため、角シールリングS2の高さ寸法Hを潰れ代分だけ大きく設定してある。
また、C=0.2mm〜0.8mmであり、図9に示すように、半導体ユニット32に流路ケース41を固定した場合に、突条部53の寸法分(C)だけ突条部53によって角シールリングS2が押圧され、角シールリングS2に更に潰れ代を付与するようになっている。ここで、突条部53は先端が細くなっているため、角シールリングS2をずれなく押圧することができる。
この第2実施形態によれば、半導体ユニット32と流路ケース41とを締め付ける際の締め付け代を確保し角リングシールS2に十分な潰し代を持たせることができ、かつ突条部53により角リングシールS2の潰し代を大きくすることができる。
また、樹脂モールド部33に角シールリングS2の受け入れ凹部51を設けることで、平坦な面で形成した場合に比較してこの部位での放熱面積、つまり樹脂モールド部33の樹脂ケース34を成形する際の放熱面積を増加できるため、均一な冷却を確保することができ、樹脂ケースの34の製造時においてこの部分での液冷反りや引けの発生を防止できる。よって、液冷反りや引けの生じていない平坦なシール面(ここでは、受け入れ凹部51の底壁52)を確保でき、角シールリングS2のシール性を損なうことはない。
ここで、この第2実施形態においても、第1実施形態の図5に示したのと同じように3個のパワーモジュール30’を共通する長尺の樹脂モールド部33に装着して、各パワーモジュール30’にそれぞれ角シールリングS2を配置してもよい。また、図6に示したのと同じように共通する樹脂モールド部33に3個分をまとめてシールする角シールリングを設けてもよい。
次に、この発明の第3実施形態を図10、図11に基づいて説明する。この実施形態において基本的な構成は第2実施形態と同様であるので同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
この実施形態は第2実施形態のパワーモジュール30’’の半導体ユニット32の樹脂モールド部33に改良を加えたものである。樹脂モールド部33の樹脂ケース34の周壁36の下面であって、角シールリングS2の配置部位の近傍、具体的には角リングシールS2の配置部位の外側に、内側と外側に2条の連続した突条60,60が形成されている。ここで、この突条60,60は、この突条60,60の形成部位にひけが生じていた場合であっても流路ケース41に締め付けられた際に適切な締め付け力を付与できるような高さ寸法に設定されている。尚、この突条60,60は連続していない複数の突起であってもよい。
したがって、この実施形態によれば、把持部39の下壁部38よりも肉厚が大きいため樹脂ケース34の周壁36の下部に液冷反りや引けが生じていたとしても、この2条の突条60,60により半導体ユニット32と流路ケース41との接合時において締め付け代を確保して面圧を確保できるため、半導体ユニット32と流路ケース41とに確実な締め付け力を付与して角シールリングS2のシール機能に悪影響を与えることはない。
尚、この発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、ハイブリッド車両用以外のパワーユニットである電気自動車や燃料電池車両のような高出力を必要とするパワーユニットにも適用できる。また、2つのインバータを用いた場合について説明したが、インバータが一つのパワードライブユニットにも適用できることは勿論である。更に、発電機2とモータ4を備えた、インバータを2つ備えたハイブリッド車両を例にして説明したが、モータと発電機を兼用し単一のインバータを備えたハイブリッド車両等に適用できる。
この発明の第1実施形態のパワーコントロールユニットの回路図である。 この発明のパワーモジュールの斜視図である。 図2のA−A線に沿う断面図である。 図3の半導体ユニットの下面図である。 第1実施形態の他の態様を示す半導体ユニットの下面図である。 第1実施形態の別の態様を示す半導体ユニットの下面図である。 第2実施形態の図3に相当する断面図である。 図7の要部拡大図である。 図8の取付状態を示す断面図である。 第2実施形態の図2に相当する断面図である。 第2実施形態の図4に相当する下面図である。
符号の説明
1 パワーコントロールユニット(パワーモジュール)
28 シール面
31 ヒートシンク
32 半導体ユニット
34 樹脂ケース(ケース)
39 把持部
41 流路ケース
51 受け入れ凹部(凹部)
52 底壁
53 突条部(突起部)
60 突条(突起)
S1 シール材

Claims (4)

  1. ヒートシンクを備えた複数の半導体装置を樹脂材料にて形成された樹脂モールド部で一体的に把持する半導体ユニットと、前記半導体ユニットに取り付けられ、前記ヒートシンクを冷却する冷媒の流路を構成する流路ケースとで構成されるパワーモジュールのシール部構造であって、前記樹脂モールド部に前記半導体ユニットの前記ヒートシンクの縁部を把持する把持部を設け、前記把持部をこの把持部の周囲よりも薄肉に形成し、この把持部の直下に前記流路ケースとのシール面を設定し、このシール面にシール材を配置したことを特徴とするパワーモジュールのシール部構造。
  2. 前記半導体ユニットの前記シール面に前記流路ケース側に固定された前記シール材を受け入れる凹部を設け、該凹部の開口面積を前記シール材との間に隙間を形成するように前記シール材のシール部よりも大きく形成し、前記凹部の底壁に前記シール材を押圧する突起部を設けたことを特徴とする請求項1記載のパワーモジュールのシール部構造。
  3. 前記半導体ユニットを構成する前記樹脂モールド部で前記半導体装置を取り囲むようなケースを構成し、このケース内にポッティング材が充填されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパワーモジュールのシール部構造。
  4. 前記半導体ユニットには前記シール面の近傍であって、前記流路ケースに重合する部位に突起を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のパワーモジュールのシール部構造。
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