JP2009294164A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】Loopbackテストの際に電圧振幅マージン不足の半導体装置が次工程へと流出するのを防止する。
【解決手段】シリアライザ17は、テストモード期間にクロック信号CLK1に応じてパタン発生器20が出力するパラレルのテストパタン信号をシリアル信号に変換して出力バッファ16よりテスト治具側の外部ループバックパスへ出力する。CPU21は、遅延制御信号DLC1,DLC2によって一方の可変遅延素子VDL1,VDL2の遅延時間を制御する。入力バッファ10の出力であるテストパタン信号VRxとLSIテスタ等より印加される外部基準電圧Vrefとの差動信号VRx1がCDR12に印加され、クロック信号CLK2が生成される。両信号VRx,CLK2の一方の位相が変更されて、外部基準電圧Vrefの値毎にタイミングマージンがチェックされる。
【選択図】図2

Description

この発明は、数Gbpsで動作する高速IOバッファのテストを例えば100Mbpsの低速で動作するLSIテスタ等の外部機器を用いて実施可能なLoopback BIST(Built−in Seif Test)回路をその内部に搭載する半導体装置に関する。
PCI−Express(PCIe)又はSerial−ATA(SATA)等は、数Gbps(例えば3Gbps〜6Gbps)で動作する高速IOバッファである。この様な高速IOバッファをチップ内に搭載している半導体装置は、高速IOバッファ部の量産at−speedテストを、安価なLSIテスタ(例えば100MHzで動作可能な低速動作LSIテスタ)を用いても実施出来る様にするために、Loopback BIST回路を、そのチップ内に搭載している。
従来のLoopback BIST回路は、Tx側(出力バッファ側)にランダムな信号であるテストパタンを発生し得るパタンジェネレータを備え、Rx側(入力バッファ側)に発生したテストパタンに応じた期待値比較回路を内蔵している。
そして、タイミング方向のマージンチェックは、デバイス内蔵のCDR(Clock Data Recovery)が生成するクロックの位相を順次にずらして、当該クロックをLSIテスタのストローブの様に機能させることによって実施している。
特開2007−271496号公報 特開2003−78020号公報
従来のLoopback BIST回路は、出力バッファから外部のループバックパスを通して入力バッファに入力するテストパタンの電圧振幅を当該入力バッファの電源電圧の1/2の電圧値に固定した状態に於いてのタイミング方向のマージンテストしか実施できず、電圧振幅方向のマージンチェックをテストすることは出来ない。そのため、電圧振幅マージンが不足した半導体デバイスが、生産工程の次工程へ流出する可能性があり、この点を防止することが必要である。
この発明は、斯かる技術的問題点を克服すべく成されたものである。その目的は、テストパタンの電圧振幅が任意の電圧値である場合に於いてもタイミング方向のマージンテストを行えるLoopback BIST回路を備える半導体装置を提供することにある。
本発明の主題に係る半導体装置では、LSIテスタ等の外部機器からテストモード選択信号を受信してタイミングマージンチェックテストモードとなると、上記外部機器からパッドに或る値の外部基準電圧が印加され、CPUは第1及び第2可変遅延素子の一方の遅延時間を設定する。例えば、CDR回路の出力に接続された第2可変遅延素子の遅延時間が可変設定されるものとする。その後に、パタン発生器はパラレル信号のテストパタン信号を出力し、シリアライザは、第1クロック信号に応じて、パラレル信号のテストパタン信号をシリアル信号のテストパタン信号に変換する。変換後のテストパタン信号は出力バッファからテスト治具の配線から構成される外部ループバックパスへ出力され、外部ループバックパスを伝達した後に入力バッファに入力する。入力バッファより出力されるテストパタン信号の電圧は、入力バッファの電源電圧の1/2である。入力バッファより出力されるテストパタン信号は、第1差動バッファのプラス端子及び第2差動バッファのマイナス端子に入力される一方、上記の外部基準電圧の値は第1差動バッファのマイナス端子及び第2差動バッファのプラス端子に入力される。上記の外部基準電圧の値が入力バッファより出力されるテストパタン信号の電圧未満の場合には、セレクタは第1差動バッファの差動信号を選択する一方、外部基準電圧の値が入力バッファより出力されるテストパタン信号の電圧以上の場合には、セレクタは第2差動バッファの差動信号を選択する。CDR回路は、セレクタが出力する差動信号のエッジよりクロックを検出した上で、その位相を90度遅延させて、第2クロック信号を生成する。そして、第2可変遅延素子は、順次に第2クロック信号の位相を変更する。デシリアライザは、第2クロック信号に応じて、入力バッファより出力されるテストパタン信号を、再びパラレル信号のテストパタン信号に変換する。パタン比較器は、変換後のテストパタン信号と、比較用パタン信号とを比較して両パタン信号が所定の範囲内で一致するか否かを判断する。エラー計測器は、パタン比較器に於いて判断されたエラーの有無を記憶する。全ての外部基準電圧の値に関する第2クロック信号の各位相に対するエラーの有無がエラー計測器に記憶されると、CPUはエラー計測器より結果を読み出して外部機器に出力する。外部機器は、受信したエラー計測器の結果よりアイパタンをマッピングして、半導体装置の良否をアイパタンのアイ開口の寸法より判断する。
本発明の主題によれば、CDR回路への入力電圧を可変な差動電圧としているので、各差動電圧のタイミングマージンをチェックすることが出来るため、電圧マージン不良品の検出が可能となる。
以下、この発明の主題の様々な具体化を、添付図面を基に、その効果・利点と共に、詳述する。
(実施の形態1)
図1は、半導体装置5の半導体チップ内に形成された高速IOバッファ(数Gbpsで動作)2の量産at−speedテストを、例えば100Mbpsの低速度で動作するLSIテスタ4を用いて実施する際の回路配置関係を模式的に示すブロック図である。ここでは、数Gbps(例えば3Gbps〜6Gbps)の高速度信号のタイミング方向のマージンテストを、半導体装置5側に設けるピン数をより少なくしつつも、安価なLSIテスタ4を用いて実施可能とするために、半導体装置5は、その半導体チップ内に形成されたLoopback BIST回路1を、搭載している。
Loopback BIST回路1は、全2重通信(Full Duplex)の構成を採用しており、その出力側はTxポートと称され、その入力側はRxポートと称される。そして、後述するLoopback BIST回路1のTx差動バッファ及びRx差動バッファには、電源電圧VDDが供給される。タイミング方向のマージンテスト(ジッタ測定テスト)時に於いてLoopback BIST回路1のTxポートから出力されたテストパタン信号は、テスト治具3内の回路配線より成る外部ループバックパスを伝送した後に、Loopback BIST回路1のRxポートに入力される。そのため、Txポートから出力されたテストパタン信号の電圧振幅及び位相は、外部ループバックパスの通過を通して、変動される。従って、RxポートよりLoopback BIST回路1内に入力したテストパタン信号の電圧振幅毎に、当該テストパタン信号のタイミング方向のマージンテスト(ジッタ測定テスト)を行う必要性がある。
LSIテスタ4は、テスト治具3を介して、Loopback BIST回路1に対して、後述する各種の低速信号SEL,TSEL,TSS(何れもその周波数は数百MHz。)を出力する。又、Loopback BIST回路1は、テスト治具3を介して、外部基準電圧信号Vrefの印加及び変更を要求する低速信号REQを、LSIテスタ4に出力する。その結果、LSIテスタ4は、DC信号である外部基準電圧信号Vrefを、テスト治具3を介して、信号REQを受信する毎に、その電圧値を段階的に変更しつつ、Loopback BIST回路1に印加する。更に、Loopback BIST回路1は、外部基準電圧信号Vrefの電圧値毎に行ったタイミング方向のマージンテストで得られたエラーの有無の結果(低速信号)ESを、テスト治具3を介して、LSIテスタ4に出力する。その結果、結果信号ESの内容を受けたLSIテスタ4は、エラー無しの場合にはPassと判断し、エラー発生の場合にはFailと判断することで、図5に示す様なアイパタンを作成する。そして、LSIテスタ4は、作成されたアイパタンのアイ開口(Passと判断された領域)の値(アイ開口の幅寸法)が予め決定された所望値以上を有するか否かを判定する。即ち、LSIテスタ4は、アイ開口値が所望値以上のアイパタンが得られている場合には半導体装置5は良品であると判定する一方、アイ開口値が所望値未満のアイパタンしか得られない場合には、半導体装置5は不良品であると判定する。
図2は、本実施の形態の核心部を成すLoopback BIST回路1の内部構成を示すブロック図である。図2に於いて、Rxバッファ(入力バッファ)10の出力信号と外部基準電圧信号Vrefとの差動信号を、CDR(Clock Data Recovery)回路12の入力信号とした点が、本実施の形態の特徴点である。図2中、参照記号PAD1〜PAD12は、Loopback BIST回路1の入出力ピンを成すパッドである。Loopback BIST回路1の各構成要素は、次の通りである。
パタン発生器20は、そのレベルが“1”にあるテストスタート信号TSSの受信に応じて、テストモード期間中、Nビットのパラレル信号であるテストパタン信号(数GHzの周波数を有するテストパタン信号)を発生・出力する。テストモード選択信号TSELは、タイミングマージンテスト、即ち、テストパタン信号のジッタ測定テストの開始を示す信号であり、そのレベルが“1”にある期間中、テストモードを実行することを指令する。従って、セレクタ19は、テストモード選択信号TSELのレベルが“1”にある期間中、パタン発生器20から出力されるテストパタン信号を選択・出力する。それに対して、テストモード選択信号TSELのレベルが“0”にある期間中は、通常動作時であり、セレクタ19は、高速IOバッファ2から入力された通常入力データIDを選択・出力する。尚、以下では、通常動作時に於ける本回路1内の各素子の記載は割愛し、ジッタ測定テスト期間であるテストモード期間に於ける本回路1内の各素子の構成・動作を記載することとする。
PLL回路18は、LSIテスタ4より入力される数百MHzの低速のクロック信号を逓倍することで、位相同期された高速(周波数は数GHz。)の第1クロック信号CLK1を生成する。シリアライザ17は、PLL回路18が出力する第1クロック信号CLK1の立ち上がりタイミングに応じて、セレクタ19から出力されるNビットのパラレル信号をシリアル信号に変換し、変換後のシリアル信号を差動バッファであるTxバッファ(出力バッファ)16へ出力する。その結果、出力バッファ16は、テストモード期間中で且つテストスタート信号TSSのレベルが“1”にある期間中、シリアル信号であるテストパタン信号を既述した外部ループバックパスへ出力する。尚、PLL回路18が出力する第1クロック信号CLK1はジッタを有しており、第1クロック信号CLK1のジッタは、シリアライザ17内部のフリップフロップ(図示せず。)を経由して、シリアライザ17から出力されるシリアル信号のテストパタン信号に重畳される。
差動バッファである入力バッファ10は、上記外部ループバックパスを通過して来たテストパタン信号を受信して、そのタイミングマージンが最も大きくなる、電圧振幅の中心値である電圧VDD/2を有するRx出力信号VRxを出力する。
パッドPD5は、図1のLSIテスタ4から出力される、DC信号である外部基準電圧信号Vrefを受信する。LSIテスタ4は、外部基準電圧信号Vrefが或るレベルにあるときのテストパタン信号のタイミングマージンチェックテストが終了する毎に、Loopback BIST回路1内のCPU21からパッドPD10を介して出力される、タイミングマージンチェックテスト終了を伝え且つ外部基準電圧信号Vrefの変更を要求するクロックREQの受信に応じて、外部基準電圧信号Vrefのレベルを変更する。
第1及び第2差動バッファDA1,DA2は、Rx出力信号VRxと外部基準電圧信号Vrefとの差分値を与える基準電圧の差動信号を求めて、当該差動信号をセレクタ11へ出力する。
セレクタ11のセレクト信号SELのレベル設定は、LSIテスタ4に於いて、次の通りに設定される。即ち、図5の(a)に示す様に、設定された外部基準電圧信号VrefがRx出力信号VRxの電圧値VDD/2よりも小さい場合には、LSIテスタ4は、セレクト信号SELのレベルを“1”に設定する。他方、図5の(b)に示す様に、設定された外部基準電圧信号VrefがRx出力信号VRxの電圧値VDD/2以上の場合には、LSIテスタ4は、セレクト信号SELのレベルを“0”に設定する。その結果、セレクタ11は、レベルが“1”のセレクト信号SELの印加に応じて、第1差動バッファDA1が出力する差動信号を、基準電圧の差動信号VRx1に設定する。この場合には、基準電圧の差動信号VRx1の電圧振幅値が電圧値VDD/2に対してマイナスとなる範囲に於けるタイミングマージンチェックテストが実施されることとなる。逆に、レベルが“0”のセレクト信号SELの印加に応じて、セレクタ11は、第2差動バッファDA2が出力する差動信号を、基準電圧の差動信号VRx1に設定する。この場合には、基準電圧の差動信号VRx1の電圧振幅値が電圧値VDD/2に対して0又はプラスとなる範囲に於けるタイミングマージンチェックテストが実施されることとなる。
尚、通常動作時には於いては、パッドPD5にはグランド電位が常に印加され、パッドPD6にはレベルが“1”の電圧が印加され、VRx=VRx1となる。
CDR回路12は、図3に示す様に、ジッタを有する基準電圧の差動信号VRx1のデータ列からエッジを検出し、検出されたエッジのタイミングを基準としてその位相を90度シフトすることで、高速(その周波数は数GHz。)の第2クロック信号CLK2を生成・出力する。従って、第2クロック信号CLK2もまた、ジッタを含んでいる。
第1可変遅延素子(第1位相変更部)VDL1(VDL:Variable Delay Line)は、本回路1内のCPU21からcode化されて出力される第1遅延制御信号DLC1の入力に応じて、その遅延時間を変更可能な遅延素子である。即ち、第1可変遅延素子VDL1は、第1遅延制御信号DLC1の入力毎に変更される遅延時間だけ、入力バッファ10から入力されるテストパタン信号の位相を変更する。その際、CPU21は、第1遅延制御信号DLC1の出力回数をその内部のカウンタ22で計測しており、第1遅延制御信号DLC1が出力される毎にカウンタ22のカウント値を1ずつインクリメントし、カウント値がカウンタ22内に設定された上限値に達すると、第1遅延制御信号DLC1の出力を停止すると共に、カウンタ22のカウント値を0にリセットする。この時点が、後述するVDLcodeインクリメントの終了時点に相当する。
同様に、第2可変遅延素子(第1位相変更部)VDL2も、CPU21からcode化されて出力される第2遅延制御信号DLC2の入力に応じて、その遅延時間を変更可能な遅延素子である。即ち、第2可変遅延素子VDL2は、第2遅延制御信号DLC2の入力毎に変更される遅延時間だけ、CDR12から入力される第2クロック信号CLK2の位相を変更する。その際、CPU21は、第2遅延制御信号DLC2の出力回数をその内部のカウンタ22で計測しており、第2遅延制御信号DLC2が出力される毎にカウンタ22のカウント値を1ずつインクリメントし、カウント値がカウンタ22内に設定された上限値に達すると、第2遅延制御信号DLC2の出力を停止すると共に、カウンタ22のカウント値を0にリセットする。この時点が、後述するVDLcodeインクリメントの終了時点に相当する。
或る外部基準電圧信号Vrefに於けるテストパタン信号のタイミングマージンチェックテストの実行時に於いては、上記の第1可変遅延素子VDL1及び第2可変遅延素子VDL2の内の何れか一方が動作される。従って、第2遅延制御信号DLC2が出力されて第2クロック信号CLK2の位相が第2可変遅延素子VDL2によって順次に変更されている場合には、CPU21は、第1遅延制御信号DLC1を出力しない。この様に、CPU21は、第1及び第2遅延制御信号DLC1,DLC2の何れか一方を出力することで、テストパタン信号(入力バッファ10の出力信号VRx)と第2クロック信号CLK2のとの相対的な位相関係を任意に変更している。尚、第1及び第2可変遅延素子VDL1,VDL2は、何れも、例えば、それぞれが既知の遅延値を有する複数個のバッファが直列接続されることで構成されている。
デシリアライザ13は、第2クロック信号CLK2の入力タイミングに応じて、入力バッファ10より入力されるシリアルデータのテストパタン信号を、Nビットのパラレルデータとしてのテストパタン信号ODに変換して出力する。ここで、図4は、デシリアライザ13の入力部の構成を示すブロック図である。図4に示す様に、デシリアライザ13の入力部は、シリアルに接続された2個のフリップフロップFF1,FF2より成るシフトレジスタを有している。従って、デシリアライザ13の入力部は、第2クロック信号CLK2の立ち上がりタイミングに応じて、上記シフトレジスタの動作により入力データをキャプチャする。よって、第1及び第2可変遅延素子VDL1,VDL2が遅延動作を行わない通常動作モードにおいては、デシリアライザ13の入力部は、最も大きなタイミングマージンが得られるポイントで、入力データ信号をキャプチャする。これに対して、第1及び第2可変遅延素子VDL1,VDL2の一方が遅延動作を行うテストモード期間に於いては、遅延時間が長くなる程にないしは位相変動量が大きくなる程に、デシリアライザ13の入力部が入力したテストパタン信号をキャプチャした時点でのタイミングマージンは、より小さくなる。このため、正常にテストパタン信号をキャプチャ出来るか否かは、入力バッファ10の出力信号VRxのジッタ特性及び第2クロック信号CLK2のジッタ特性に依存する。従って、高速の第1及び第2クロック信号CLK1,CLK2を生成するPLL回路18及びCDR回路12のジッタ特性が規格外であるときには、正常なシステム動作を保証することが出来ないため、その様なPLL回路18及びCDR回路12は不良品として扱われる。
パタン比較器14は、テストスタート信号TSSが“1”レベルにある期間中、比較処理とその比較結果の出力処理とを実行する。即ち、パタン比較器14は、パタン発生器20が発生するテストパタン信号と同等の比較用パタン信号を予め記憶している。そして、パタン比較器14は、デシリアライザ13より入力した位相変更後のテストパタン信号ODと上記比較用パタン信号とのパタン比較を行い、両パタン信号が所望の範囲内で合致しているか否かを判定する。若し両パタン信号が所望の範囲内で合致している場合には、パタン比較器14は、当該差動信号VRx1の値及び当該位相の値(一方の遅延制御信号DLC1,DLC2のcode値)に於いてはエラー無しとの結果を、例えばメモリより成るエラー計測器15に保持する。それに対して、両パタン信号が所望の範囲内で合致していない場合には、パタン比較器14は、当該差動信号VRx1の値及び当該位相の値(一方の遅延制御信号DLC1,DLC2のcode値)に於いてはエラー有りの結果を、エラー計測器15に保持する。
エラー計測器15は、テストモード選択信号TSELのレベルが“1”から“0”に移行するタイミングに応じてCPU21が出力する読出し制御信号RCSの制御の下で、入力電圧毎(各外部基準電圧Vref毎)のタイミング方向に於けるエラー計測収集結果信号ESを、LSIテスタ4へ出力する。
以下では、図2のLoopback BIST回路1に於けるタイミングマージンチェックテストの処理内容を、その処理手順を示す図6のフローチャートに基づいて記載する。
先ず、ステップS1では、LSIテスタ4(図1)は、外部基準電圧Vref毎のタイミングマージンチェックテストを行うテストモードの選択を行う。その結果、LSIテスタ4は、テスト治具3を介して、パッドPD7に、“0”レベルから“1”レベルに立ち上がったテストモード選択信号TSELを入力する。これにより、テストモード選択信号TSELが“1”レベルにある期間中、セレクタ19は、端子1を選択し続ける。又、“1”レベルのテストモード選択信号TSELの受信に応じて、CPU21は、本回路1の動作が通常動作からタイミングマージンチェックテストモードに切り替わったことを認識する。
次のステップS2では、外部基準電圧Vrefの設定処理が行われる。即ち、本回路1の動作モードがテストモードに移行したことに応じて、CPU21は、パッドPD10及びテスト治具3を介して、LSIテスタ4に対して、外部基準電圧Vrefの発生・出力を要求する信号REQを出力する。この信号REQの要求に応じて、LSIテスタ4は、外部基準電圧Vrefを初期値に設定した上で、初期値の外部基準電圧Vrefを、テスト治具3を介して、パッドPD5に印加する。この場合、LSIテスタ4は、外部基準電圧Vrefの初期値を入力バッファ10の出力信号VRxの電圧値VDD/2に設定した上で、その後は信号REQの受信毎に上下方向に変更することとしても良い。或いは、LSIテスタ4は、所定の最小値(<VDD/2)を外部基準電圧Vrefの初期値に設定した上で、それ以後は、信号REQの受信毎に、外部基準電圧Vrefの値をその所定の最大値(>VDD/2)に向けて段階的に変更する様にしても良い。或いは、LSIテスタ4は、所定の最大値を外部基準電圧Vrefの初期値に設定した上で、それ以後は、信号REQの受信毎に、外部基準電圧Vrefの値をその所定の最小値に向けて段階的に変更する様にしても良い。その上で、LSIテスタ4は、設定した外部基準電圧Vrefの値と、入力バッファ10の出力信号VRxの電圧値VDD/2との大小関係に応じて、選択信号SELのレベルを“0”又は“1”に設定した上で、テスト治具3を介して、選択信号SELをパッドPD6に印加する。例えば、外部基準電圧Vrefの初期値が所定の最小値に設定されている場合には、LSIテスタ4は、そのレベルが“1”である選択信号SELを出力する。この場合には、セレクタ11は、第1差動バッファDA1の出力信号を差動信号VRx1として選択・出力する。その後、LSIテスタ4は、外部基準電圧Vrefを出力・印加したことを本回路1側に伝えるための信号(図示せず。)を、テスト治具3を介して、CPU21へ出力する。
次のステップS3では、CPU21は、VDLcodeの設定を行う。即ち、CPU21は、第1及び第2遅延制御信号DLC1,DLC2の何れか一方の信号のcode値を初期値に設定し、第1及び第2可変遅延素子VDL1,VDL2の内で対応する可変遅延素子で発生させる遅延時間を設定する。その上で、CPU21内部のリセット済みのカウンタ22は、そのカウント値を1にカウントする。
次のステップS4に於いて、テストパタンの走行及び比較処理が実行される。先ず、CPU21は、LSIテスタ4側にテストスタートを促すために、テスト治具3を介して、テストスタート信号出力要求信号TSSREQを、LSIテスタ4に出力する。この要求信号TSSREQの受信に応じて、LSIテスタ4は、テスト治具3を介して、そのレベルを“0”から“1”に立ち上げたテスタスタート信号TSSをパッドPD8に印加する。そして、テスタスタート信号TSSが“1”レベルにある期間中、パタン発生器20は、既述したNビットのパラレル信号であるテストパタン信号を発生し、セレクタ19はテストパタン信号を選択し、シリアライザ17は入力したパラレルのテストパタン信号をシリアル信号であるテストパタン信号に変換する。変換後のシリアルのテストパタン信号は、出力バッファ16から、テスト治具3内に配線された外部ループバックパスへ出力され、外部ループバックパスを通って来たテストパタン信号は、入力バッファ10に入力される。今、外部基準電圧信号Vrefの電圧値が入力バッファ10の出力信号の電圧値VDD/2よりも小さい場合には、選択信号SELのレベルは“1”に設定されており、第1差動バッファDA1の出力がセレクタ11によって差動信号VRx1として選択され、CDR回路12に入力される。又、第2可変遅延素子VDL2が、第2遅延制御信号DLC2が与えるcode値に応じた遅延時間を発生させているものとすると、CDR回路12が出力する第2クロック信号CLK2の位相は、CDR回路12に於いて差動信号VRx1の立ち上がりエッジに同期したクロックが生成されてその位相が90度遅延されているので、更に遅延される。その後、位相が遅延されたパラレル信号としてのテストパタン信号が、デシリアライザ13から出力される。
パタン比較器4は、受信したテストパタン信号と上記の比較用パタン信号との比較処理を行い、エラーの有無を示すエラー計測結果をエラー計測器15に保持すると共に、当該VDLcode値でのエラー計測が終了したことを伝達するエラー計測完了信号EESをCPU21へ出力する(ステップS5)。そして、CPU21は、テスト治具3を介して、エラー計測が終了したことを伝達する信号TSSENDをLSIテスタ4に出力し、LSIテスタ4は、信号TSSENDの受信に応じて、テストスタート信号TSSのレベルを“0”に変更する。
次のステップS6では、エラー計測完了信号EESの受信に応じて、CPU21は、或る外部基準電圧信号Vrefでのタイミングマージンチェックテストが完了したか否かを判定する。即ち、上記の例では、CPU21は、カウンタ22のカウント値が上限値に至っているか否かを判断し、上限値に至っていない場合には、或る外部基準電圧信号Vrefでのタイミングマージンチェックテストはまだ完了していないと判定して、第2遅延制御信号のcode値をインクリメントすると共に、カウンタ22のカウント値をもインクリメントする。そして、既述したステップS4及びS6が繰り返される。他方、カウンタ22のカウント値が上限値に至っている場合には、CPU21は、或る外部基準電圧信号Vrefでのタイミングマージンチェックテストは完了したものと判定して、カウンタ22のカウント値及び可変制御している方の遅延制御信号のcode値をリセットする。この時点で、例えば、図5の(a)に於いて矢印及び破線で示す様に、VDD/2よりも小さい或る外部基準電圧信号Vrefに於けるタイミング方向に於けるエラーの有無の結果が得られる。その後、CPU21は、外部基準電圧信号Vrefの電圧値を1ステップだけ変更する様に要求する信号REQを、テスト治具3を介して、LSIテスタ4へ出力する。
ステップS7では、外部基準電圧信号Vrefが変更後の値が最終値に到達したか否かが判定される。即ち、CPU21は、テスト治具3を介して、外部基準電圧信号Vrefの更なる変更を要求する信号REQを、LSIテスタ4へ出力する。斯かる信号REQを受信して、LSIテスタ4は、現在の外部基準電圧信号Vrefの電圧値が最終値でないことを確認した場合には、外部基準電圧信号Vrefの電圧値を所定の値だけ変更した上で、テスト治具3を介して、変更後の新たな外部基準電圧信号VrefをパッドPD5に印加する(ステップS2)。以降、同様のステップS3〜S6が繰り返される。その結果、例えば、図5の(b)に於いて矢印及び破線で示す様に、VDD/2よりも大きな或る外部基準電圧信号Vrefに於けるタイミング方向に於けるエラーの有無の結果が得られる。
他方、LSIテスタ4は、現在の外部基準電圧信号Vrefの値が変更後の最終値に達していることを確認した場合には、各外部基準電圧信号Vrefの電圧値に於けるタイミングマージンチェックテストは完了したものと判断し、テストモード選択信号TSELのレベルを“1”から“0”に変更する。斯かるレベル変更を受信したCPU22は、各外部基準電圧信号Vrefの電圧値に於けるタイミングマージンチェックテストが既に完了したことを認識する。
その結果、CPU21は、読出し制御信号RCSを出力して、エラー計測器15から、全ての計測結果を、即ち、入力電圧毎のエラー計測収集結果信号ESを読み出して、テスト治具3を介して、同信号ESをLSIテスタ4へ送信する(ステップS8)。その際に、CPU21は、LSIテスタ4に対して、可変遅延素子VDL1,VDL2のcode設定回数の情報を、上記信号ESと共に、送信する。この情報に基づいて、LSIテスタ4は、受信した信号ESの中から、入力電圧毎のエラー計測結果を各々識別することが可能となる。その結果、入力電圧毎のエラー計測収集結果信号ESを受信したLSIテスタ4は、既述した様なアイパタン(図5参照。)を作成して、アイパタンのアイ開口の寸法が所望値以上ある場合にのみ、タイミングマージンチェックテストを行った半導体装置5を良品であると、判定する。
以上に記載した本実施の形態の構成・動作によれば、CDR回路12への入力電圧を電圧振幅の中心値VDD/2にだけ固定することなく可変としているので、ある電圧限定のタイミングマージンのチェックだけでなく、CDR回路12への入力電圧毎にタイミングマージンのチェックを行えることが可能となる。その結果、図5に例示した様なアイパタンを作成して半導体装置5の良否を判定すると言うテストの実行が可能となり、電圧マージンが過不足である不良品の検出が可能になる。
尚、差動バッファDA1,DA2からの信号は、差動データである信号VRxとDC信号である外部基準電圧信号Vrefとの差分信号であるため、その波形タイミング幅を伸縮するが、CDR回路12は差動信号VRx1の立ち上がりエッジだけを使用するので、その影響は無い。
又、本実施の形態に於ける各構成要素DA1,DA2,11から成る回路部を、「入力バッファ10より出力されるテストパタン信号VRxと、外部より印加される外部基準電圧信号Vrefとの差分信号VRx1を求める差分バッファ部」と定義する。又、両可変遅延素子VDL1,VDL2を、「入力バッファ10より出力されるテストパタン信号VRxと第2クロック信号CLK2との間の相対的な位相関係を順次に変更する位相変更部」と総称する。
(実施の形態2)
図7は、本実施の形態に係るLoopback BIST回路1の内部構成を示すブロック図である。図7に於いて、図2と同一参照符号の構成要素は、同一又は相当のものを示す。本実施の形態に於いても、基本的に図1を援用する。但し、図1に於ける信号Vref,信号REQ及び信号SELは不要と成る。本実施の形態の特徴点は、図2に於ける外部基準電圧信号Vrefに代えて、Loopback BIST回路1の内部に、基準電圧信号を可変的に発生し得るCode毎基準電圧発生器30を設けた点にある。従って、セレクタ11の選択信号SELは、CPU21によって生成され、且つ、そのレベル変更(“0”→“1”)はCPU21内部のカウンタ22のカウント値に応じて実行される。
図8は、Code毎基準電圧発生器30の構成例を示す図である。同基準発生器30はラダー抵抗体より成り、図7のCPU21が出力する基準電圧code選択信号CSELのcode値に応じた電圧を、基準電圧信号として、第1及び第2差動バッファDA1,DA2に出力する。その際、基準電圧code選択信号CSELのcode値は、CPU21のカウンタ22によってカウントされている。尚、通常動作時に於いては、CPU21はcode値0を与える基準電圧code選択信号CSELを出力するので、Code毎基準電圧発生器30の出力信号のレベルは常にグランドレベルにあり、パッドPD6のレベルは“1”に保持されるため、その結果、VRx=VRx1となる。
しかも、基準電圧code選択信号CSELは、図7のエラー計測器15にも印加される。その結果、エラー計測器(メモリ等)15は、基準電圧code選択信号CSELのcode値毎に、タイミングマージンチェックテストのパタン比較結果を保持する。
図9は、図7のLoopback BIST回路1が基準電圧値毎にタイミングマージンチェックテストを行う動作を示すタイミングチャートである。図9の動作手順が図6のそれと相違する点は、ステップS7及びS8にある。即ち、図9のステップS7では、CPU21は、その内部のカウンタ22がカウントしている信号CSELのcode値が上限値に達しているか否かを判断し、code値が上限値に達しているときにはタイミングマージンチェックテストを終了する。そして、ステップS8に於いて、CPU21は、エラー計測器15より、code値毎のエラー計測収集結果信号ESを出力すると共に、各code値と基準電圧値との対応関係を示す情報データを、LSIテスタ4に出力する。
図7のLoopback BIST回路1によれば、図2のパッド(外部端子)PD5,PD6,PD10が不要となるので、半導体装置5のピン数の増加を回避することが出来ると言う利点が得られる。
(実施の形態2の変形例)
図7に示す様に、エラー計測器15は、パッドPD9から信号ESをLSIテスタ4に対して出力する代わりに、code値毎のエラー計測収集結果信号ES1をCPU21自体に出力することとしても良い。この場合には、CPU21内部の判定部23が、LSIテスタ4に代わって、code値毎のエラー計測収集結果信号ES1に基づき図5に示す様なアイパタンを作成した上で、得られたアイ開口の幅寸法に基づき当該半導体装置5の良否を判定することとなる。
この場合には、印加基準電圧毎のテスト結果を外部機器(LSIテスタ等)で処理する必要性がなくなり、半導体装置5自体が各基準電圧(code)毎にタイミングマージンのマッピングを行うことが可能となる。
(付記)
以上、本発明の実施の形態を詳細に開示し記述したが、以上の記述は本発明の適用可能な局面を例示したものであって、本発明はこれに限定されるものではない。即ち、記述した局面に対する様々な修正や変形例を、この発明の範囲から逸脱することの無い範囲内で考えることが可能である。
この発明は、例えば、PCIe又はSATA等のSerDes系高速IPを搭載する製品に適用して好適である。
本発明の実施の形態1に係る半導体装置のタイミングマージンチェックテストを行う際の回路配置を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る半導体装置内のLoopback BIST回路の構成を示すブロック図である。 CDR回路の動作を示すタイミングチャートである。 デシリアライザの入力部の構成を示すブロック図である。 アイパタン結果を示す図である。 本発明の実施の形態1に於けるタイミングマージンチェックテストの手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る半導体装置内のLoopback BIST回路の構成を示すブロック図である。 Code毎基準電圧発生器の内部構成例を示す図である。 本発明の実施の形態2に於けるタイミングマージンチェックテストの手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 Loopback BIST回路、2 高速IOバッファ、3 テスト治具、4 LSIテスタ、5 半導体装置、10 入力バッファ、DA1,DA2 差動バッファ、11 セレクタ、12 CDR回路、13 デシリアライザ、14 パタン比較器、15 エラー計測器、16 出力バッファ、17 シリアライザ、18 PLL回路、20 パタン発生器、21 CPU、23 判定部、30 Code毎基準電圧発生器、VDL1,VDL2 可変遅延素子。

Claims (3)

  1. パラレル信号であるテストパタン信号を発生するパタン発生器と、
    第1クロック信号を生成するクロック生成回路と、
    前記第1クロック信号に応じて前記パラレル信号のテストパタン信号をシリアル信号のテストパタン信号に変換するシリアライザと、
    前記シリアル信号のテストパタン信号を外部ループバックパスへ出力する出力バッファと、
    前記外部ループバックパスを伝送して来たテストパタン信号を受信する入力バッファと、
    前記入力バッファより出力されるテストパタン信号と、外部より印加される外部基準電圧信号との差分信号を求める差分バッファ部と、
    前記差分信号のエッジに基づき第2クロック信号を生成するCDR回路と、
    前記入力バッファより出力されるテストパタン信号と前記第2クロック信号との間の相対的な位相関係を順次に変更する位相変更部と、
    前記第2クロック信号に応じて前記入力バッファより出力されるテストパタン信号をパラレル信号のテストパタン信号に変換するデシリアライザと、
    前記デシリアライザが出力するテストパタン信号と比較用パタン信号とを比較してエラーの有無を検出するパタン比較器と、
    前記外部基準電圧信号の値に対する前記相対的な位相関係毎の前記エラーの有無を記憶するエラー計測器とを備え、
    外部より前記外部基準電圧信号が変更されて入力される毎に且つ前記入力バッファより出力されるテストパタン信号と前記第2クロック信号との間の前記相対的な位相関係が設定される毎に、前記パタン発生器は前記テストパタン信号を発生することを特徴とする、
    半導体装置。
  2. パラレル信号であるテストパタン信号を発生するパタン発生器と、
    第1クロック信号を生成するクロック生成回路と、
    前記第1クロック信号に応じて前記パラレル信号のテストパタン信号をシリアル信号のテストパタン信号に変換するシリアライザと、
    前記シリアル信号のテストパタン信号を外部ループバックパスへ出力する出力バッファと、
    前記外部ループバックパスを伝送して来たテストパタン信号を受信する入力バッファと、
    基準電圧code選択信号を生成する基準電圧code選択信号生成部と、
    前記基準電圧code選択信号が与える各codeに対応した基準電圧を有する信号を発生するcode毎基準電圧発生器と、
    前記入力バッファより出力されるテストパタン信号と、前記code毎基準電圧発生器より出力される基準電圧信号との差分信号を求める差分バッファ部と、
    前記差分信号のエッジに基づき第2クロック信号を生成するCDR回路と、
    前記入力バッファより出力されるテストパタン信号と前記第2クロック信号との間の相対的な位相関係を順次に変更する位相変更部と、
    前記第2クロック信号に応じて前記入力バッファより出力されるテストパタン信号をパラレル信号のテストパタン信号に変換するデシリアライザと、
    前記デシリアライザが出力するテストパタン信号と比較用パタン信号とを比較してエラーの有無を検出するパタン比較器と、
    前記基準電圧code選択信号が与える各codeに対する前記相対的な位相関係毎の前記エラーの有無を記憶するエラー計測器とを備え、
    前記基準電圧code選択信号のcodeが設定される毎に且つ前記入力バッファより出力されるテストパタン信号と前記第2クロック信号との間の前記相対的な位相関係が設定される毎に、前記パタン発生器は前記テストパタン信号を発生することを特徴とする、
    半導体装置。
  3. 請求項2記載の半導体装置であって、
    前記エラー計測器が出力する前記エラーの有無に基づきアイパタンを作成し、前記アイパタンのアイ開口の寸法が所定の値以上の場合に前記半導体装置を良品と判定する判定部を更に備えることを特徴とする、
    半導体装置。
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