JP2009282583A - 硬貨取扱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動釣銭機内に入り込んだ異物が検知部に残留することで発生する障害を防止するための手段を提供する。
【解決手段】硬貨受入部1と回転円盤25と検知部34とを備え、硬貨受入部1の上部を覆う蓋材2を設け、蓋材2は硬貨投入口3と、硬貨投入口3から下方に向かって傾斜するガイド面4とを備えると共に、ガイド面4に異物を落下させる複数の異物除去穴4aを設け、かつガイド面4の下方に異物除去穴4aから落下した異物を集積する異物受け部5を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗のレジにおいて使用されるPOSレジスタに接続する硬貨取扱装置に関する。
従来の硬貨取扱装置は、顧客から受け取った硬貨を係員が硬貨投入口に投入すると、その硬貨は1枚ずつ入金搬送路へと繰出され、認識部へと搬送されてその金種および真偽が判別され、正当な硬貨はその金種に応じた選別孔から落下して金種別収納庫に収納されることにより、硬貨を金種ごとに収納している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−242663号公報(段落「0013」−段落「0014」、第3図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、いつでも釣銭としての硬貨の補充ができるように、硬貨投入口はいつでも開放された状態であって外部からの埃等の異物が入り易く、硬貨を投入したときに入金搬送路に異物が入り込んでしまう。特に異物が入金搬送路に設けられた硬貨を検知するためのセンサ部に異物が残留した場合は硬貨の検知を正確に行うことができないため、これらを防止するために硬貨取扱装置内の清掃等の保守点検を短い周期で実施する必要があるという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するための手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、上部が開放された硬貨受入部と、該硬貨受入部の底部側に配されていて前記硬貨受入部内の硬貨を繰出口から繰出す繰出部と、該繰出部によって繰出された硬貨を検知する検知部とを備えた硬貨取扱装置において、前記硬貨受入部の上部を覆う蓋材を設け、該蓋材は、硬貨を投入する硬貨投入口と、該硬貨投入口から下方に向かって傾斜するガイド面とを備えると共に、そのガイド面に異物を落下させる複数の異物除去穴を設け、かつ前記ガイド面の下方に前記異物除去穴から落下した異物を集積する異物受け部を備えることを特徴とする。
これにより、本発明は、硬貨と共に投入されてしまった異物は、異物除去穴から異物受け部へと落下するために、異物が繰出し円盤上に落ちてしまいその先の搬送路へと繰出されてしまうことを防止することができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明による硬貨取扱装置を自動釣銭機としての実施例で説明する。
図1は実施例1の硬貨受入部に取り付けられる蓋材を示す説明図であり、(a)は側断面図を示し、(b)は上方から見た様子を示す。図2は硬貨受入部を示す外観斜視図である。
図1、図2において、1は硬貨受入部であり、上部が開放されていると共に、その開放された上部に投入された硬貨を後述する入金搬送路27へと繰出すための回転円盤25(繰出部)を底部側に配して構成され、後述する自動釣銭機10の硬貨入出金部11に投入される硬貨を受入れるものである。本実施例では硬貨受入部1の上部の開口を覆うように蓋材2が取り付けられている。
蓋材2は、硬貨受入部1に対して着脱可能に構成されており、略長方形状で形成されて硬貨を立てた状態で所定枚数重ねて一括投入が可能な硬貨投入口3を有する。
硬貨投入口3は、その開口の大きさが投入される最小径の硬貨の径よりも小さい幅で形成されることで、立てた状態の硬貨のみが投入可能でかつ、横向きの状態にした硬貨は投入ができないようになっている。
なお、蓋材2が硬貨受入部1に対して着脱可能であることから、大量の硬貨を投入するときは、硬貨受入部1から蓋材2を取り外しておくことで、硬貨投入に掛かる時間を短縮するような運用が可能となる。
4はガイド面であり、硬貨投入口3から下方に向かって傾斜し、回転円盤25上方へと延びる傾斜面であって、投入された硬貨がその斜面を転がり回転円盤25上に落下するようにすることで、硬貨を硬貨投入口3から回転円盤25へと案内する。
ガイド面4には、硬貨と共に投入された異物を落とすための、例えば円状に形成された異物除去穴4aが複数設けられている。
5は異物受け部であり、ガイド面4の下方を覆うように構成されており、異物除去穴4aから落下した異物を受止めて集積する。
なお、ガイド面4は蓋材2から取り外し可能となっており、蓋材2を硬貨受入部1から取り外してから、ガイド面4を蓋材2から取り外すことで異物受け部5に集積した異物が除去できるようになる。
また、硬貨投入口3の幅を立てた状態の硬貨のみが通る幅とすることによって、硬貨上に異物が乗っかってしまうことを防止している。
図3は実施例1の自動釣銭機を示す外観斜視図である。
図3において、10は自動釣銭機であり、紙幣および硬貨の入出金処理を行うものである。
この自動釣銭機10はPOSレジスタ35と相互に通信可能に接続されていて、POSレジスタ35によって紙幣および硬貨の入出金管理が行なわれる。
また、自動釣銭機10は、硬貨の入出金を行うための硬貨入出金部11と、紙幣の入出金を行うための紙幣入出金部12とによって構成されている。
14は硬貨出金口であり、出金する硬貨を蓄積する出金口である。硬貨の釣銭が必要なときは硬貨入出金部11内に収納された硬貨をこの硬貨出金口14に払い出す。
15は硬貨リジェクト口であり、硬貨投入口3に投入された硬貨を硬貨入出金部11内に引き込み鑑別した結果、1円、5円、10円、50円、100円、500円硬貨のいずれでもないと判断したリジェクト硬貨を返却する返却口である。
16は紙幣入出金口であり、入金する紙幣を投入する紙幣投入口および出金する紙幣を蓄積する出金口である。この紙幣入出金口16に投入された紙幣は紙幣入出金部12内に引き込まれて金種別に振り分けて図示しない紙幣収納庫に収納される。
17は紙幣回収カセットであり、紙幣入出金部12内の紙幣収納庫に収納した紙幣を一括して回収する場合や出金時に異常な紙幣を検出した場合にその紙幣を収納するカセットである。
18は表示操作部であり、液晶ディスプレイ等の表示部とその表示部上に配されたタッチパネル等の操作部とからなり、操作者への操作案内を表示する他、操作者による入力操作等を受け付ける。
図4は実施例1の自動釣銭機を示すブロック図である。
図4において、20は制御部であり、記憶部21に格納された制御プログラムに従って自動釣銭機10の各部を制御して各種処理を遂行する。
21は記憶部であり、制御プログラムを格納する他、制御部20による処理結果を記憶する。
22、23、24はI/Oポートであり、制御部20からの各種指示を自動釣銭機10の各部に送信する。
I/Oポート22は、表示操作部18と接続して、制御部20からの画面表示等の動作指示等を表示操作部18に伝える他、顧客の操作によるタッチパネルの入力信号を制御部20に伝える。
I/Oポート23は、硬貨入出金部11が備えるモータやソレノイド等の駆動源や各種センサ等に接続し、制御部20からの硬貨の入出金に関する動作指示を硬貨入出金部11に伝える。
I/Oポート24は、紙幣入出金部12が備えるモータやソレノイド等の駆動源や各種センサ等に接続し、制御部20からの紙幣の入出金に関する動作指示を紙幣入出金部12に伝える。
なお、記憶部21には、硬貨入出金部11と紙幣入出金部12とが備える駆動源の制御等の手順を実行するファームウェアが格納されている。
図5は硬貨入出金部を示す概略構成図であり、(a)は上断面を示し、(b)は側断面を示す。
図5において、25は回転円盤であり、回転によって硬貨投入口3に投入された硬貨を分離して入金搬送路27に繰出す。
なお、回転円盤25によって繰出される硬貨は繰出口を通過するようになっており、この繰出口は硬貨2枚の厚みよりも小さく、かつ硬貨1枚の厚みより大きい大きさで開口するように形成され、これによって硬貨が重なった状態で繰出口を通過することを防止するようにしている。
26は硬貨センサであり、回転円盤25上に落下する硬貨を検知する発光部と受光部を有する光学式等のセンサであり、投入された硬貨によって発光部の光が遮られることで硬貨の検知を行う。なお、硬貨センサ26で硬貨を検知することで、回転円盤25が回転するように設定されているものとする。
27は入金搬送路であり、搬送面28上をモータとプーリ等によって駆動される無端状の搬送ベルト29によって硬貨を押さえながら搬送するように構成される。
搬送面28は、その搬送方向に沿って金種ごとの硬貨の径に合う大きさに開く複数の選別孔30を設けている。
31a〜31fは金種別収納庫であり、硬貨を金種ごとに収納する収納庫であり、選別孔30の大きさに応じて1円、50円、5円、100円、10円、500円の硬貨がそれぞれの収納庫に落下し、入金された硬貨を金種ごとに収納する。
32は出金搬送路であり、金種別収納庫31a〜31fの下方に設けられ、モータとプーリ等によって駆動される無端状のベルトを有しており、金種別収納庫31a〜31fから落下した硬貨を硬貨出金口14に搬送する。
33は入金リジェクト部であり、図示しない硬貨の真偽を鑑別する鑑別部で鑑別したリジェクト硬貨を収納し、前記硬貨リジェクト口15を取り付けていることで収納したリジェクト硬貨の係員による取り出しが可能となる。
34は検知部であり、入金搬送路27に配された光学式のセンサであって、回転円盤25によって繰出された硬貨を検知する。
上述した構成において、投入される硬貨に異物が含まれていた場合の異物の除去について説明する。
硬貨投入口3に投入された硬貨は、ガイド面4を転がり落ちて回転円盤25上に落下する。
制御部20は、硬貨センサ26によって硬貨を検知すると、回転円盤25を回転させる。
回転円盤25が回転することで、回転円盤25上にある硬貨は入金搬送路27に繰出され、その入金搬送路27によって搬送される。
入金搬送路27の選別孔30の内、その径に合った選別孔30で落下してその下方に配された金種別収納庫31a〜31fの何れか1つに収納される。
一方、投入された硬貨と共に異物が投入されてしまったとき、その異物はガイド面4に設けられた異物除去穴4aから落下して異物受け部5に集積する。
そして、自動釣銭機10を取扱う係員は、蓋材2を硬貨受入部1から取り外し、その蓋材2からガイド面4を取り外して異物受け部5に集積した異物を除去する。
以上説明したように、本実施例では、硬貨受入部に着脱可能な蓋材を装着することで、蓋材の投入口に設けた異物除去穴によって硬貨と共に異物が投入されてしまった場合でも、その異物が異物除去穴から落下して異物受け部に集積するので、異物が検知部に残留することで、硬貨の繰出しの有無が検知できなくなる等の障害の発生を防止できる。
また、異物が入金搬送路に入り込んでしまうことによる障害の発生を防止することで、入金搬送路における清掃等の保守点検の頻度を低減できる。
図6は実施例2の蓋材を示す説明図であり、(a)は斜視図、(b)は側断面図を示している。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
なお、本実施例の蓋材40には上記実施例1の構成に加えセンサ遮蔽部41と、板バネ等によってなるバネ材42を取り付けている。
図6において、センサ遮蔽部41は、L字型に形成されて硬貨受入部1内へ硬貨センサ26を遮光する位置に伸びる遮蔽材(センサ被検知部材)41aと、蓋材40の上方に伸びる略S字状のレバー41bとが連結されて構成され、バネ材42によって上方への付勢力が作用し、押し上げられている状態となっている。
このように構成することにより、センサ遮蔽部41の遮蔽材41aは、硬貨センサ26の光軸から離れた位置、つまり遮光しない位置に退避し、係員によりレバー41bが押下されたときにバネ材42が撓み、レバー41bの押下に連動して遮蔽材41aが下降する。
遮蔽材41aは、下降することで硬貨センサ26の光を遮る位置に移動し、これによって制御部20は回転円盤25を回転させるための制御を行うようになる。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1の効果に加えて、センサ遮蔽部を設けて、係員がそのセンサ遮蔽部のレバーを押下して、遮蔽材を下降させることで強制的に回転円盤を回転させることが可能となる。即ち、回転円盤の回転指令を硬貨の有無に関わらず出力することになるので、硬貨を投入したにもかかわらず硬貨センサによる検知がうまくいかずに回転円盤が回転せずに、硬貨が回転円盤上に残ったままとなってしまうことを防止することができる。
上記各実施例と同様の部分は同一の符号を付してその説明を省略するものとし、上記各実施例に対して傾斜部を設けた点が相違する。
図7は実施例3の蓋材を示す説明図であり、(a)は上方から見た斜視図、(b)は側断面図を示している。
なお、本実施例の硬貨投入口60は、上記実施例1の硬貨投入口3のような立てた状態の硬貨の投入だけに限定するように開口しているものではなく、硬貨を横向きにして投入できる程度の広さで開口しているものとなっている。
図7において、45は傾斜部であり、ガイド面4と、そのガイド面4の硬貨が滑り落ちる方向に対する左右両側で所定の角度で傾斜をなすように上方に曲折する補助ガイド面47とによって形成されており、例えば1枚の板材を曲折することでこのようなガイド面4と補助ガイド面47とを形成している。
また傾斜部45は、上記実施例1において説明した異物除去穴4aを複数備えているものとする。
本実施例の異物受け部50は、補助ガイド面47の異物除去穴4aから落下した異物を集積できるように、傾斜部45の大きさに合わせた大きさに形成される。
上記の構成の作用について説明する。
図8は硬貨が滑り落ちる様子を示す説明図であり、(a)は硬貨が傾斜部から傾斜面へと滑り落ちる様子を示し、(b)は硬貨がガイド面から滑り落ちる様子を示している。
硬貨投入口60に投入された硬貨は、ガイド面4に沿って滑り落ちる。
このとき補助ガイド面47側に投入されてしまった硬貨については、図8(a)に示すように補助ガイド面47に沿ってガイド面4へと滑り落ちていく。
滑り落ちてガイド面4に達した硬貨は、図8(b)に示すように補助ガイド面47に寄りかかるように傾いてガイド面4に沿って滑り落ちていく。
ここで、硬貨と共に投入されてしまった異物は、異物除去穴4aから落下してその下方に配されている異物受け部50に集積する。
また異物が硬貨上に乗ったまま投入された場合は、硬貨が補助ガイド面47に寄りかかるように傾くことから、異物は硬貨からガイド面4および補助ガイド面47に落ちて異物除去穴4aを通って異物受け部50に集積される。
以上説明したように、本実施例においては、上記実施例1の効果に加えて、ガイド面と補助ガイド面とからなる傾斜部を形成したことによって、硬貨が投入される開口が広くなるので、その分より多くの硬貨をまとめて投入することができるという効果が得られる。
また、補助ガイド面を設けたことによって、硬貨を横向きにして投入してもその硬貨は補助ガイド面に寄りかかった状態で傾くので、硬貨の上に異物が乗っていても、その異物は傾いた硬貨から傾斜部の上に落ちてさらに異物除去穴から異物受け部に落下するようになり、硬貨の投入する向きを規制する必要が無くなるという効果が得られる。
上記各実施例と同様の部分は同一の符号を付して省略する。
図9は実施例4の蓋材を示す説明図であり、(a)は斜視図を示し、(b)は側面図を示している。
図9において、6はスペーサであり、環状に形成されると共に硬貨受入部1の上部全周に亘って脱着可能に取り付けられるように形成され、蓋材2と硬貨受入部1との間に取り付けるものであって、これによりセンサ遮蔽部41の遮蔽材41aやガイド面4を回転円盤25から離して回転円盤25上方の空間を広くするためのものである。
このようなスペーサ6を介して蓋材2を硬貨受入部1に取り付けることによって、回転円盤25上方の空間が広くなるので、投入される硬貨を受入れる容量を確保することができ、釣銭補充等によって大量の硬貨が投入された際にその硬貨が回転円盤25上に落下する途中で詰まって落ちなくなってしまう等の障害が発生するのを防止し、大量の硬貨が投入されても確実に回転円盤25上へと落下させることができる。
以上説明したように、本実施例は上記各実施例の効果に加えて、スペーサを介して蓋材を硬貨受入部に取り付けることで複数枚の硬貨が投入されても、硬貨詰まりが起きることなく、それらの硬貨を確実に繰出し円盤に落下させることができ、業務効率を向上させることができるという効果が得られる。
なお、上記各実施例においては、POSレジスタと接続する自動釣銭機を例に説明したが、これに限るものではなく、銀行等の金融機関で使用される窓口端末(自動テラー現金預払機)等の金融機関の係員が窓口取引で用い、現金を取扱う端末に適用してもよい。
更には硬貨以外にメダル等を取扱うの処理機に適用しても上述した各実施例の効果と同様の効果を得ることができる。
実施例1の硬貨受入部に取り付けられる蓋材を示す説明図 硬貨受入部を示す外観斜視図 実施例1の自動釣銭機を示す外観斜視図 実施例1の自動釣銭機を示すブロック図 硬貨入出金部を示す概略構成図 実施例2の蓋材を示す説明図 実施例3の蓋材を示す説明図 硬貨が滑り落ちる様子を示す説明図 実施例4の蓋材を示す説明図
符号の説明
1 硬貨受入部
2、40 蓋材
3、60 硬貨投入口
4 ガイド面
4a 異物除去穴
5、50 異物受け部
6 スペーサ
10 自動釣銭機
11 硬貨入出金部
12 紙幣入出金部
14 硬貨出金口
15 硬貨リジェクト口
16 紙幣入出金口
17 紙幣回収カセット
18 表示操作部
20 制御部
21 記憶部
22、23、24 I/Oポート
25 回転円盤
26 硬貨センサ
27 入金搬送路
28 搬送面
29 搬送ベルト
30 選別孔
31a〜31f 金種別収納庫
32 出金搬送路
33 入金リジェクト部
34 検知部
35 POSレジスタ
41 センサ遮蔽部
41a 遮蔽材
41b レバー
42 バネ材
45 傾斜部
47 補助ガイド面

Claims (6)

  1. 上部が開放された硬貨受入部と、該硬貨受入部の底部側に配されていて前記硬貨受入部内の硬貨を繰出口から繰出す繰出部と、該繰出部によって繰出された硬貨を検知する検知部とを備えた硬貨取扱装置において、
    前記硬貨受入部の上部を覆う蓋材を設け、
    該蓋材は、硬貨を投入する硬貨投入口と、該硬貨投入口から下方に向かって傾斜するガイド面とを備えると共に、そのガイド面に異物を落下させる複数の異物除去穴を設け、かつ前記ガイド面の下方に前記異物除去穴から落下した異物を集積する異物受け部を備えることを特徴とする硬貨取扱装置。
  2. 請求項1に記載の硬貨取扱装置において、
    前記硬貨投入口は、取扱う最小径の硬貨の径よりも小さい幅としたことを特徴とする硬貨取扱装置。
  3. 請求項1に記載の硬貨取扱装置において、
    前記ガイド面の両側に所定の傾斜をなすように上方に曲折させた補助ガイド面を設けたことを特徴とする硬貨取扱装置。
  4. 請求項1、請求項2または請求項3に記載の硬貨取扱装置において、
    前記蓋材を、前記硬貨受入部の上部の全周に亘るスペーサを介して前記硬貨受入部に取り付けたことを特徴とする硬貨取扱装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の硬貨取扱装置において、
    前記硬貨投入部に投入された硬貨を検知するためのセンサを有し、
    前記硬貨投入部近傍に前記センサを作動させるセンサ被検知部材を設けたことを特徴とする硬貨取扱装置。
  6. 請求項5に記載の硬貨取扱装置において、
    前記センサ被検知部材は、前記硬貨受入部内に設けると共に、前記蓋材にレバーを備え、
    前記レバーが押下されたとき、前記センサ被検知部材が前記センサを検知させることを特徴とする硬貨取扱装置。
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