JP6825415B2 - 硬貨鑑別装置及び現金処理装置 - Google Patents

硬貨鑑別装置及び現金処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6825415B2
JP6825415B2 JP2017031207A JP2017031207A JP6825415B2 JP 6825415 B2 JP6825415 B2 JP 6825415B2 JP 2017031207 A JP2017031207 A JP 2017031207A JP 2017031207 A JP2017031207 A JP 2017031207A JP 6825415 B2 JP6825415 B2 JP 6825415B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coin
transport
unit
antireflection
light source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017031207A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018136780A (ja
Inventor
拓家 西村
拓家 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2017031207A priority Critical patent/JP6825415B2/ja
Publication of JP2018136780A publication Critical patent/JP2018136780A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6825415B2 publication Critical patent/JP6825415B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、硬貨鑑別装置及び現金処理装置に関する。
近年、例えば小売店やスーパーマーケット等の流通施設及び商業施設において、キャッシュレジスター等の釣銭を出金し、売上金を入金する入出金機(現金処理装置の一例)が導入されている。このような入出金機には、処理される硬貨類の金種や真贋を識別するための硬貨鑑別装置が備えられている。
例えば、下記特許文献1には、硬貨に対して光を照射する光源と硬貨の画像データを取得するイメージセンサとを備え、取得された画像データに基づいて硬貨の鑑別を行う硬貨鑑別装置が開示されている。
特開2015−45955号公報
しかし、上記のような硬貨鑑別装置では、光源から照射された光が周辺の部品等に反射し、イメージセンサが硬貨の画像データを正常に取得できない場合があった。その結果、硬貨の鑑別精度が低下する恐れがあった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、硬貨の画像データをより高精度に取得することが可能な、新規かつ改良された硬貨鑑別装置及び現金処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、硬貨が搬送される搬送面が形成された搬送路と、前記搬送面と対向して配置され、前記硬貨を搬送する搬送ベルトを有する搬送部と、前記硬貨に対して光を照射する光源と、前記硬貨の画像データを取得するイメージセンサと、前記光源から照射される光の反射を防止する反射防止部と、を備え、前記イメージセンサは前記搬送路の開口部に設けられ、前記反射防止部は、前記搬送ベルトを挟んで前記イメージセンサと対向して配置される、硬貨鑑別装置が提供される。
上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、硬貨が搬送される搬送面が形成された搬送路と、前記搬送面と対向して配置され、前記硬貨を搬送する搬送ベルトを有する搬送部と、前記硬貨に対して光を照射する光源と、前記硬貨の画像データを取得するイメージセンサと、前記光源から照射される光の反射を防止する反射防止部と、を備え、前記反射防止部は、前記搬送部に設けられ、前記搬送部は、前記搬送路に対して離間する方向に開閉可能である、硬貨鑑別装置が提供される。
また、前記反射防止部の周囲に壁部が形成されてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、硬貨が搬送される搬送面が形成された搬送路と、前記搬送面と対向して配置され、前記硬貨を搬送する搬送ベルトを有する搬送部と、前記硬貨に対して光を照射する光源と、前記硬貨の画像データを取得するイメージセンサと、前記光源から照射される光の反射を防止する反射防止部と、を含み、前記イメージセンサは前記搬送路の開口部に設けられ、前記反射防止部は、前記搬送ベルトを挟んで前記イメージセンサと対向して配置される、硬貨鑑別装置を備える、現金処理装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、硬貨が搬送される搬送面が形成された搬送路と、前記搬送面と対向して配置され、前記硬貨を搬送する搬送ベルトを有する搬送部と、前記硬貨に対して光を照射する光源と、前記硬貨の画像データを取得するイメージセンサと、前記光源から照射される光の反射を防止する反射防止部と、を含み、前記反射防止部は、前記搬送部に設けられ、前記搬送部は、前記搬送路に対して離間する方向に開閉可能である、硬貨鑑別装置を備える、現金処理装置が提供される。

以上説明したように本発明によれば、硬貨の画像データをより高精度に取得することが可能となる。
本発明の各実施形態に共通する入出金機1の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の比較例による硬貨鑑別装置210の構成を示す概略側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る硬貨鑑別装置110の構成を示す概略側面図である。 同実施形態に係る硬貨鑑別装置110の平面図である。 同実施形態に係る硬貨鑑別装置110を、硬貨の搬送方向における上流側から見た正面図である。 同実施形態に係る搬送部140が搬送路132に対して離間する方向に開かれた状態の硬貨鑑別装置110の概略側面図である。 本発明の第2の実施形態に係る硬貨鑑別装置110−2の構成を示す概略側面図である。 同実施形態に係る硬貨鑑別装置110−2を、硬貨の搬送方向における上流側から見た正面図である。 同実施形態に係る反射防止部167、及び壁部168を斜め下方向から見た説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<<1.入出金機の構成>>
まず、本発明の各実施形態に共通する入出金機1の構成について説明する。図1は、入出金機1の構成を示すブロック図である。なお、図1に示した入出金機1の外観は一例であり、一部の構成要素を省略したり、追加したり、或いは、変更したりしてもよい。
入出金機1は、例えば、小売店やスーパーマーケット等の流通施設及び商業施設において、キャッシュレジスター等の釣銭を出金し、売上金を入金する現金処理装置である。入出金機1は、例えば「釣銭出金取引」、「売上入金取引」、「計数取引」、「補充取引」、「抜き取り取引」、「精算集計取引」、「回収取引」、及び「精査取引」の取引に対応しているものとする。入出金機1が対応する各取引については後述する。なお、入出金機1が対応する取引処理については上述のものに限定されず他の取引に対応するようにしてもよい。また、入出金機1が対応する取引は上述の取引のうちの一部であってもよい。
入出金機1は、図1に示すように、紙幣投入口101、紙幣一時保留部102、紙幣鑑別装置103、万券カセット104、五千券カセット105、千券カセット106、売上回収カセット107、リジェクト部108、硬貨投入口109、硬貨鑑別装置110、硬貨一時保留部111、出金ホッパ112、硬貨出金箱113、硬貨返却箱114、硬貨回収庫115、カードリーダ部116、操作表示部117及び制御部118を備える現金処理装置である。
操作表示部117は、利用者による操作を誘導するための表示画面を表示する表示部と、オペレータが操作を行い、当該操作を検出するための検出部と、の機能を有する。表示部としての機能は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic
Light Emitting Diode)装置により実現される。また、操作検出部としての機能は、例えば、タッチパネルや操作ボタンにより実現される。
制御部118は、操作表示部117に入力された取引種類や釣銭出金取引における出金枚数等の情報、及び現金投入枚数等に基づき、入出金機1の各部が行う各処理を制御する。
制御部118は、操作表示部117やカードリーダ部116をオペレータインタフェースとして、オペレータからの操作受付やオペレータに対する認証処理等を実行することにより、オペレータに対して取引処理を提供する。また、制御部118は、オペレータとの取引内容に応じて現金(硬貨及び又は紙幣)の入出金の処理を行う。
上述の通り、制御部118は、上述の各取引に対応しているものとする。「釣銭出金取引」とは、釣銭準備金として収納している現金から釣銭の出金を行う取引である。また、「売上入金取引」は、釣銭及び売上金を含む現金(例えば、キャッシュレジスターに収納されていた現金)の入金を受付ける取引である。「計数取引」は、投入された現金の鑑別及び計数を行いその結果を出力する取引である。「補充取引」は、釣銭準備金の補充を受付ける取引である。「精算集計取引」は、取引履歴(釣銭出金取引及び売上入金取引等)に基づいて売上金を集計し、売上金を売上回収カセット107、及び硬貨回収庫115に移動させる取引である。「精査取引」は、収納している現金を全て排出後、再度投入を受付けて再鑑別・再計数の後収納する取引である。
また、制御部118は、万券カセット104、五千券カセット105、千券カセット106、売上回収カセット107、リジェクト部108、及び出金ホッパ112で現金の収納(保持)が可能であるように、各構成要素で収納している現金の金種ごとの枚数及び総額を管理している。また、制御部118は、入出金機1内で収納している現金(上述の各構成要素で保持している現金)の合計金額について、更新あるいは算出(動作履歴から算出)することにより、保持可能であるものとする。さらに、入出金機1は、補充により、釣銭準備金として入金・収納された現金の合計額も保持可能であるものとする。さらにまた、入出金機1は、売上入金により入金された売上金の合計額も保持可能であるものとする。
紙幣投入口101は、オペレータが紙幣を入金するための投入口と、釣銭出金取引においてオペレータに紙幣を出金するための出金口と、売上入金取引の取消しにおいてオペレータに紙幣を返却したり、入金がリジェクトされた紙幣をオペレータに返却したりするための返却口と、を兼ねている。
紙幣一時保留部102は、入金計数時及び売上金作成時に一時的に紙幣を集積するものである。
紙幣鑑別装置103(紙幣鑑別部)は、投入された紙幣の真偽、金種、正損等を鑑別するものである。
万券カセット104、五千券カセット105及び千券カセット106は、それぞれ万券、五千券、千券を釣銭準備金として収納しておくものであり、それぞれがいわゆるリサイクルカセットで構成されているものとする。以下では、万券カセット104、五千券カセット105、及び千券カセット106を総称して単に「リサイクルカセット」とも呼ぶものとする。売上入金で正券と鑑別された紙幣は、リサイクルカセットに収納され、釣銭出金時にリサイクルカセットから出金される。また、入出金機1は、万券カセット104、五千券カセット105、千券カセット106の代わりに、入出金機1が取り扱うべき各種紙幣に対応したものを備えていてもよい。
売上回収カセット107は、精算集計時には万券カセット104、五千券カセット105、及び千券カセット106から、売上金を移動し、収納するものである。また、売上入金時には投入された紙幣を紙幣投入口101から直接収納するものである。
リジェクト部108は、売上入金時に紙幣一時保留部102からリサイクルカセットへ収納するときのリジェクト紙幣と、カセットから釣銭出金するときのリジェクト紙幣と、売上金作成でカセットから売上回収カセット107へ移動するときのリジェクト紙幣とを集積するものである。なお、リジェクト紙幣の詳細については後述する。
硬貨投入口109は、オペレータが硬貨を入金するための投入口である。
硬貨鑑別装置110(硬貨鑑別部)は、投入された硬貨の画像データを読み取り、硬貨の真偽、金種、正損等の鑑別を行うものである。なお、硬貨鑑別装置110の詳細な構成については後述する。
硬貨一時保留部111は、入金計数時に一時的に硬貨を集積するものである。
出金ホッパ112は、硬貨の釣銭準備金を収納しておくものである。
売上入金で正常と識別された硬貨は、出金ホッパ112に収納され、釣銭出金時に出金ホッパ112から出金される。
硬貨出金箱113は、釣銭出金時取引においてオペレータに硬貨を出金するための硬貨出金口である。入出金機1は、複数の種類の硬貨出金箱113に対応している。オペレータは用途や出金枚数に応じて選択した硬貨出金箱113を、入出金機1にセットすることが可能である。
硬貨返却箱114は、後述する計数取引及び売上入金取引の取消しにより硬貨を返却するものである。
硬貨回収庫115は、精算集計時に出金ホッパ112から売上金を移動し、収納するものである。
なお、万券カセット104、五千券カセット105、千券カセット106、売上回収カセット107、出金ホッパ112及び硬貨回収庫115は、セキュリティ性を高めるために、鍵を備えていてもよい。
カードリーダ部116は、取引開始時にレジカードやIDカード等に書き込まれた情報を読み込むものである。レジカードやIDカードに書き込まれる情報として、例えば、カードを使用するオペレータを識別するための名前等の情報や、行うことが可能な取引種類の情報がある。なお、本発明は係る例に限定されず、カードリーダ部に代えて、または加えて、指紋を認識する指紋認識部や、暗証番号を入力する暗証番号入力部が設けられていてもよい。
<<2.背景>>
以上、本発明の各実施形態に係る入出金機1(現金処理装置)の構成例を説明した。続いて、本発明の各実施形態の創作に至った背景について説明する。
本発明の実施形態の比較例として、本発明の各実施形態のいずれとも構成が異なる硬貨鑑別装置を有する入出金機が挙げられる。しかし、比較例による硬貨鑑別装置では、硬貨の鑑別精度が低下する恐れがあった。以下、図2を参照して、当該事項を具体的に説明する。
図2は、比較例による硬貨鑑別装置210の構成を示す概略側面図である。図2に示したように、比較例による硬貨鑑別装置210は、鑑別センサ231と、搬送路232と、搬送部240と、を備える。
鑑別センサ231は、搬送路232の開口部に配置され、図中矢印が示す搬送方向に搬送される硬貨Cの画像データを取得するものであり、コンタクトガラス236と、光源237と、レンズアレイ238と、イメージセンサ239とを有する。
コンタクトガラス236は、光透過部材で構成され、後述する搬送部240が有する搬送ベルト245により搬送される硬貨Cが接触するものである。
光源237は、後述する搬送ベルト245により搬送され、コンタクトガラス236上を通過する硬貨Cにコンタクトガラス236を介して光を照射する発光部であり、例えば図中矢印が示す搬送方向と略直交する方向に複数配列されたライン光源である。
レンズアレイ238は、光源237により硬貨Cに照射された光のうち硬貨Cからの反射光を、コンタクトガラス236を介して入光し、結像するレンズであり、例えば図中矢印が示す搬送方向と略直交する方向に複数配列されたライン状のレンズである。
イメージセンサ239は、レンズアレイ238により生成された結像を画像データとして取得する受光センサであり、例えば図中矢印が示す搬送方向と略直交する方向に複数配列されたラインセンサである。
搬送路232は、硬貨Cが搬送される通路であり、硬貨Cを摺動可能に支持する搬送面232aが上部に形成されている。
搬送部240は、図2に示すように、ローラ241〜243、搬送ベルト245、及び、ローラ241〜243を支持する支持部249を有する。ローラ241〜243が駆動(回転)することにより搬送ベルト245が移動(回転)し、硬貨Cを搬送面232a及びコンタクトガラス236に押し付けながら搬送する。
以上のように説明した比較例に係る硬貨鑑別装置210は、イメージセンサ239により取得される画像データに基づいて、硬貨Cの到来検知と、硬貨Cの真偽、金種、正損等の鑑別を行う。
しかし、光源237から照射された光が、光を反射しやすい材質で形成された周辺部品(例えば支持部249等)に反射し、反射光の影響により到来検知が正常に行えず、鑑別精度が低下する恐れがあった。例えば、硬貨がコンタクトガラス236上を通過してない場合にも、周辺部品に反射した光の影響により、誤って硬貨が到来したと検知してしまったり、硬貨Cがコンタクトガラス236上を通過している場合に、硬貨の到来を検知できない場合があった。
硬貨の到来検知のために、スポットセンサを設けることも考えられるが、係る場合であっても、イメージセンサ239により取得される画像データに反射光が影響を及ぼすため、硬貨の鑑別精度が低下する恐れがあった。
そこで、本件発明者は、上記事情を一着眼点にして本発明の実施形態を創作するに至った。本発明の各実施形態による硬貨鑑別装置は、光源から照射される光の反射を防止する反射防止部を備えることで、硬貨の画像データをより高精度に取得することが可能である。以下、本発明の実施形態による入出金機1において、上記の効果を実現するための硬貨鑑別装置の構成を詳細に説明する。
<<3.各実施形態の詳細な説明>>
<3−1.第1の実施形態>
(構成)
まず、本発明の第1の実施形態に係る硬貨鑑別装置110(図1に示した硬貨鑑別装置110)の構成例について説明する。図3は、本発明の第1の実施形態に係る硬貨鑑別装置110の構成を示す概略側面図であり、図4は、硬貨鑑別装置110の平面図であり、図5は、硬貨鑑別装置110を、硬貨の搬送方向における上流側から見た正面図である。
図3〜図5に示すように、本実施形態による硬貨鑑別装置110は、鑑別センサ131と、搬送路132と、搬送部140と、を備える。本実施形態による硬貨鑑別装置110は、一部において図2を参照して説明した比較例による硬貨鑑別装置210と同様の構成を有するため、適宜省略しながら説明を行う。
鑑別センサ131は、搬送路132の開口部に配置され、図3中の矢印が示す搬送方向に搬送される硬貨Cの画像データを取得するものであり、コンタクトガラス136と、光源137と、レンズアレイ138と、イメージセンサ139とを有する。コンタクトガラス136、光源137、レンズアレイ138、及びイメージセンサ139の構成は、図2を参照して説明したコンタクトガラス236、光源237、レンズアレイ238、及びイメージセンサ239の構成と同様であるため、ここでの説明は省略する。
搬送路132は、図3中の矢印が示す搬送方向における鑑別センサ131の上流側(例えば硬貨投入口109側)と下流側(例えば硬貨一時保留部111側)に配置され、硬貨Cが搬送される通路である。図3に示すように、搬送路132には、硬貨Cを摺動可能に支持し、硬貨Cが搬送される搬送面132aが形成されている。また、図5に示すように搬送路132の上部には、硬貨Cの移動を規制する搬送基準部133が形成される。
搬送部140は、図3に示すように、ローラ141〜143、搬送ベルト145、反射防止部147及び、ローラ141〜143と反射防止部147とを支持する支持部149を有する。
搬送ベルト145は、搬送路132の搬送面132a及び鑑別センサ131のコンタクトガラス136とそれぞれ所定の間隔を保持して対向して配置され、移動することにより硬貨Cを搬送面132a及びコンタクトガラス136に押し付けながら搬送する。搬送ベルト145は、例えば無端状のベルトであり、ローラ141〜143が駆動(回転)することにより移動(回転)可能に構成されている。なお、ローラ141〜143は、全てが駆動してもよいし、一部だけが駆動してもよい。
反射防止部147は、図3、図5に示すように、搬送ベルト145を挟んで鑑別センサ131のイメージセンサ139と対向して配置され、鑑別センサ131の光源137から照射される光の反射を防止する。反射防止部147は、光を反射し難く、光を吸収しやすい材質で形成されることが望ましい。例えば、反射防止部147は、黒色の紙であってもよい。
支持部149は、シャフトによりローラ141〜143を回転可能な状態で支持する。また、支持部149は、反射防止部147を支持する。本実施形態において、反射防止部147は支持部149と一体に形成されて、搬送部140に設けられる。
上記のように構成された硬貨鑑別装置110は、硬貨Cが搬送される搬送面132aが形成された搬送路132と、搬送面132aと対向して配置され、硬貨Cを搬送する搬送ベルト145を有する搬送部140と、硬貨Cに対して光を照射する光源137と、硬貨Cの画像データを取得するイメージセンサ139と、光源137から照射される光の反射を防止する反射防止部147とを備える。
なお、上述した搬送部140は、搬送路132に対して離間する方向に開閉可能であってもよい。図6は、搬送部140が搬送路132に対して離間する方向に開かれた状態の硬貨鑑別装置110の概略側面図である。図6に示すように、搬送部140が開かれた場合、搬送ベルト145、及び反射防止部147も搬送路132に対して離間する方向に開かれる。
(動作)
以上、本実施形態に係る硬貨鑑別装置110の構成を説明した。続いて、本実施形態に係る硬貨鑑別装置110の動作について説明する。
上記のように構成された硬貨鑑別装置110は、ローラ141〜143が駆動することで搬送ベルト145が回転して硬貨Cを搬送する。さらに、硬貨Cがコンタクトガラス136上を通過する際にイメージセンサ139により取得された硬貨Cの画像データに基づいて、硬貨Cの鑑別が行われる。
(効果)
以上、本発明の第1の実施形態の構成と動作について説明した。続いて、本実施形態に係る硬貨鑑別装置110が奏する効果について説明する。
本実施形態に係る硬貨鑑別装置110は、反射防止部147を備えることにより、光源137から照射される光の反射が防止され、イメージセンサ139は、反射光の影響を受け難くなり、硬貨Cの画像データをより高精度に取得することが可能である。また、その結果、硬貨鑑別装置110による硬貨Cの鑑別精度が向上する。
また、反射防止部147が支持部149と一体に形成されて搬送部140に設けられ、かつ搬送部140が搬送路132に対して離間する方向に開閉可能であることにより、反射防止部147も搬送路132に対して離間する方向に開かれる。係る構成により、搬送された硬貨の粉塵や、ベルトの削れ粉等の異物がコンタクトガラス136に残留した場合や、硬貨のジャムが発生した場合等に、搬送部140を開くことで、コンタクトガラス136の清掃やジャム硬貨の除去等を容易に行うことが可能となる。
<3−2.第2の実施形態>
(構成)
以上、本発明の第2の実施形態について説明した。続いて、本発明の第2の実施形態に係る硬貨鑑別装置110−2(図1に示した硬貨鑑別装置110)の構成例について説明する。図7は、本発明の第2の実施形態に係る硬貨鑑別装置110−2の構成を示す概略側面図であり、図8は、硬貨鑑別装置110−2を、硬貨の搬送方向における上流側から見た正面図である。
図7、図8に示すように、本実施形態による硬貨鑑別装置110−2は、鑑別センサ131と、搬送路132と、搬送部160と、を備える。なお、図7、図8に示す各構成のうち、図3〜図5に示した各構成と実質的に同様の構成については同一の符号を付してあるため、説明を省略する。
搬送部160は、図7に示すように、ローラ141〜143、搬送ベルト145、反射防止部167、壁部168、及び、ローラ141〜143と壁部168とを支持する支持部169を有する。ローラ141〜143、及び、搬送ベルト145の構成は、図3〜図5を参照して説明したローラ141〜143、及び、搬送ベルト145の構成と同様であるため、ここでの説明は省略する。
反射防止部167は、図3〜図5を参照して説明した反射防止部147と同様に、搬送ベルト145を挟んで鑑別センサ131のイメージセンサ139と対向して配置され、鑑別センサ131の光源137から照射される光の反射を防止する。
本実施形態に係る反射防止部167の周囲には、壁部168が形成される。図9は、反射防止部167、及び壁部168を斜め下方向から見た説明図である。図9に示すように、反射防止部167の周囲に壁部168が枡形状に形成される。具体的には、反射防止部167の表面よりも壁部168が搬送路132に向かって突出した形状となっている。
支持部169は、ローラ141〜143を回転可能な状態で支持する。また、支持部149は、壁部168を支持する。本実施形態において、反射防止部167、及び壁部168は支持部169と一体に形成されて、搬送部160に設けられる。なお、搬送部160は、第1の実施形態に係る搬送部140と同様に、搬送路132に対して離間する方向に開閉可能であってもよい。
本実施形態に係る硬貨鑑別装置110−2の動作は、第1の実施形態に係る硬貨鑑別装置110の動作と同様であるため、説明を省略する。
(効果)
以上、本発明の第2の実施形態について説明した。本実施形態に係る硬貨鑑別装置110−2は、第1の実施形態に係る硬貨鑑別装置110が奏する効果に加え、以下の効果を奏する。
本実施形態に係る硬貨鑑別装置110−2は、反射防止部167の周囲に枡形状に形成された壁部168を備えることで、搬送部160を開いてコンタクトガラス136の清掃やジャム硬貨の除去等を行う際に、作業員が反射防止部167に触れることを防止する。そのため、係る構成により、反射防止部167が汚れたり、傷ついたりすることを抑制することが可能である。
<<4.むすび>>
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、硬貨の画像データをより高精度に取得し、硬貨の鑑別精度を向上させることが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、反射防止部と支持部とが一体に形成される例を説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、反射防止部は、支持部に対して着脱可能な構成であってもよい。
また、上記実施形態では、硬貨鑑別装置が、イメージセンサと光源とを有する鑑別センサを備える例を説明したが、本技術は係る例に限定されない。例えば、イメージセンサと光源は独立に配置されて、硬貨鑑別装置に備えられてもよい。
また、上記では、本発明の実施形態に係る硬貨鑑別装置が入出金機に備えられる例を説明したが、本発明は係る例に限定されない。例えば、上述した硬貨鑑別装置は、自動取引装置等の他の現金処理装置に備えられてもよい。
1 入出金機
110 硬貨鑑別装置
131 鑑別センサ
132 搬送路
132a 搬送面
136 コンタクトガラス
137 光源
138 レンズアレイ
139 イメージセンサ
140,160 搬送部
141〜143 ローラ
145 搬送ベルト
147,167 反射防止部
149,169 支持部
168 壁部

Claims (5)

  1. 硬貨が搬送される搬送面が形成された搬送路と、
    前記搬送面と対向して配置され、前記硬貨を搬送する搬送ベルトを有する搬送部と、
    前記硬貨に対して光を照射する光源と、
    前記硬貨の画像データを取得するイメージセンサと、
    前記光源から照射される光の反射を防止する反射防止部と、
    を備え
    前記イメージセンサは前記搬送路の開口部に設けられ、
    前記反射防止部は、前記搬送ベルトを挟んで前記イメージセンサと対向して配置される、硬貨鑑別装置。
  2. 硬貨が搬送される搬送面が形成された搬送路と、
    前記搬送面と対向して配置され、前記硬貨を搬送する搬送ベルトを有する搬送部と、
    前記硬貨に対して光を照射する光源と、
    前記硬貨の画像データを取得するイメージセンサと、
    前記光源から照射される光の反射を防止する反射防止部と、
    を備え、
    前記反射防止部は、前記搬送部に設けられ、
    前記搬送部は、前記搬送路に対して離間する方向に開閉可能である硬貨鑑別装置。
  3. 前記反射防止部の周囲に壁部が形成された、請求項1または2に記載の硬貨鑑別装置。
  4. 硬貨が搬送される搬送面が形成された搬送路と、
    前記搬送面と対向して配置され、前記硬貨を搬送する搬送ベルトを有する搬送部と、
    前記硬貨に対して光を照射する光源と、
    前記硬貨の画像データを取得するイメージセンサと、
    前記光源から照射される光の反射を防止する反射防止部と、
    を含み、
    前記イメージセンサは前記搬送路の開口部に設けられ、
    前記反射防止部は、前記搬送ベルトを挟んで前記イメージセンサと対向して配置される、硬貨鑑別装置を備える、現金処理装置。
  5. 硬貨が搬送される搬送面が形成された搬送路と、
    前記搬送面と対向して配置され、前記硬貨を搬送する搬送ベルトを有する搬送部と、
    前記硬貨に対して光を照射する光源と、
    前記硬貨の画像データを取得するイメージセンサと、
    前記光源から照射される光の反射を防止する反射防止部と、
    を含み、
    前記反射防止部は、前記搬送部に設けられ、
    前記搬送部は、前記搬送路に対して離間する方向に開閉可能である、硬貨鑑別装置を備える、現金処理装置。
JP2017031207A 2017-02-22 2017-02-22 硬貨鑑別装置及び現金処理装置 Active JP6825415B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017031207A JP6825415B2 (ja) 2017-02-22 2017-02-22 硬貨鑑別装置及び現金処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017031207A JP6825415B2 (ja) 2017-02-22 2017-02-22 硬貨鑑別装置及び現金処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018136780A JP2018136780A (ja) 2018-08-30
JP6825415B2 true JP6825415B2 (ja) 2021-02-03

Family

ID=63365594

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017031207A Active JP6825415B2 (ja) 2017-02-22 2017-02-22 硬貨鑑別装置及び現金処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6825415B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09288755A (ja) * 1996-04-22 1997-11-04 Oki Electric Ind Co Ltd 硬貨の表面模様読み取り装置
JP3945397B2 (ja) * 2002-12-10 2007-07-18 松下電器産業株式会社 模様識別装置
JP2012212222A (ja) * 2011-03-30 2012-11-01 Fujifilm Corp 被写体識別装置、及び硬貨識別装置
JP6242570B2 (ja) * 2012-09-06 2017-12-06 株式会社東芝 画像読取装置、及び紙葉類処理装置
JP6561657B2 (ja) * 2015-07-29 2019-08-21 沖電気工業株式会社 紙葉類処理装置及び紙葉類鑑別装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018136780A (ja) 2018-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101413893B1 (ko) 지폐 입출금기
JP5332515B2 (ja) 自動取引装置
KR101467273B1 (ko) 지엽류 처리 장치, 지엽류 구분 장치 및 지엽류 구분 시스템
TWI383338B (zh) 紙幣分離收集機構
EP2827306B1 (en) Valuable media processing device
US20050056519A1 (en) Bill handling machine
JP2003281603A (ja) 紙幣取扱装置
JP4877275B2 (ja) 硬貨取扱装置
WO2013099406A1 (ja) 紙幣取扱装置及び現金自動取引装置
JP6230840B2 (ja) 自動取引装置、自動取引システム及び紙幣交換取引方法
US11210888B1 (en) Cash counter recycling apparatus and methods
RU2273052C2 (ru) Система и способ для отслеживания денежных знаков посредством автоматизированной банковской машины
CN105528827B (zh) 纸张类处理装置
JP6004928B2 (ja) 紙葉類取扱装置および紙葉類の取扱方法
JP6245029B2 (ja) 媒体取引装置
JP6825415B2 (ja) 硬貨鑑別装置及び現金処理装置
KR20130094391A (ko) 매체 인식 장치 및 금융기기
JP2012003519A (ja) 紙幣取扱装置
CN1279794B (zh) 具有自审核能力的自动银行业务机系统以及自审核方法
KR102029383B1 (ko) 매체 처리 장치 및 이를 구비하는 금융기기
JP2015135560A (ja) 入出金装置
JP6099551B2 (ja) 紙葉類取扱装置
JP2013140620A (ja) 自動取引装置
JP2013023308A (ja) 紙葉類取扱装置、および、現金自動取扱装置
JP6115404B2 (ja) 硬貨鑑別装置および自動取引装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20190327

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190328

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200929

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6825415

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150