JP6115404B2 - 硬貨鑑別装置および自動取引装置 - Google Patents

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Description

本発明は、硬貨を鑑別する硬貨鑑別装置および自動取引装置に関する。
従来の硬貨鑑別装置は、自動取引装置に搭載された硬貨入出金機等で使用され、硬貨の金種の判別、硬貨の偽造や変造の判別等の硬貨の鑑別を行う目的で、イメージセンサを備えた硬貨読取部で硬貨の画像データ(イメージデータ)を読み取るようにしているものがある(例えば、特許文献1参照)。
この硬貨読取部は、金属プレートからなる硬貨搬送路に設けられた窓に取り付けられ、硬貨の搬送面となるコンタクトガラスと、コンタクトガラス上を搬送される硬貨を照射する光源部と、硬貨からの反射光を結像するレンズアレイと、結像を画像データとして読取るイメージセンサとから構成され、ベルトでコンタクトガラスに押し付けられながら、コンタクトガラスを通過する硬貨の画像データを読取るようにしている。このように構成された硬貨読取部を硬貨が通過する際に、硬貨の詰まりの発生を防止するため、硬貨搬送路とコンタクトガラスとの高さが同じ高さになるようにしている。
特開2009−15499号公報(段落「0009」〜段落「0011」、図1)
しかしながら、上述した従来の技術においては、硬貨搬送路に対して硬貨読取部が同じ高さであるため、搬送された硬貨の粉やベルトの削れ粉等の異物が硬貨読取部のコンタクトガラス面に残留し、硬貨の誤鑑別が行われてしまうという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、異物が硬貨読取部に残留することを防ぎ、硬貨の誤鑑別を抑制することを目的とする。
そのため、本発明は、硬貨を鑑別する硬貨鑑別装置において、搬送面と搬送ベルトとにより硬貨を挟持して搬送する搬送部と、前記搬送部で搬送される硬貨を読み取る硬貨読取部とを有し、前記硬貨読取部は、前記搬送面より前記搬送ベルトに接近し、前記搬送部は、前記硬貨の搬送方向における前記硬貨読取部の上流側に上流搬送部、下流側に下流搬送部を有し、前記硬貨読取部は、前記上流搬送部と前記下流搬送部との間に配置され、前記搬送面より前記搬送ベルトに接近している前記硬貨読取部の前記上流搬送部側の端部に、前記下流側に向かって徐々に前記搬送ベルトに接近する傾斜面が形成され、前記下流搬送部の前記硬貨読取部側の端部に、前記下流側に向かって徐々に前記搬送ベルトに接近する傾斜面が形成されていることを特徴とする。
このようにした本発明は、異物が硬貨読取部に残留することを防ぎ、硬貨の誤鑑別を抑制することができるという効果が得られる。
実施例における硬貨鑑別装置の構成を示す概略側面図 実施例における自動取引装置の構成を示すブロック図 実施例における硬貨処理部の構成を示すブロック図 実施例におけるコンタクトガラスの説明図 実施例における硬貨搬送の説明図
以下、図面を参照して本発明による硬貨鑑別装置および自動取引装置の実施例を説明する。
図2は実施例における自動取引装置の構成を示すブロック図である。
図2において、自動取引装置1は、硬貨の金種の判別、硬貨の偽造や変造の判別等の硬貨の鑑別を行う硬貨鑑別装置を備えたものであり、例えば銀行や郵便局等の金融機関の営業店やコンビニエンスストア等の店舗に設置され、顧客の操作を受け付けて現金の支払、現金の入金等の取引を行う現金自動預払機、駅等に設置される自動券売機等である。
この自動取引装置1は、例えば操作表示部2と、カード処理部3と、レシート処理部4と、音声案内部5と、通帳処理部6と、紙幣処理部7と、硬貨処理部8と、インターフェース部9と、記憶部10と、主制御部11とにより構成されたものである。
操作表示部2は、自動取引装置1の前面に設けられ、ディスプレイ等の表示部2a、タッチパネル等の位置信号検出手段からなる入力部2bが組み合わされて構成されたものである。この操作表示部2の表示部2aに取引を選択するための取引選択画面、顧客の希望等を問い合わせる画面、顧客の操作を促す誘導画面や操作を受け付けるための操作ボタン等を表示するとともに入力部2bにより顧客の操作を受け付ける。
カード処理部3は、金融機関等により発行され、金融機関毎の識別コード、顧客の口座番号、氏名等が記録されたキャッシュカードから記憶されている情報を読取るものである。
このカード処理部3は、自動取引装置1の前面に設けられたカード挿入返却口より挿入されたキャッシュカードの磁気ストライプ等に記録された情報を読取り、また挿入されたICカードのICチップ等との間で情報の送受信を行う通信部を備え、ICチップ等に記録された情報を読取ることや処理を依頼することができるようになっている。
レシート処理部4は、顧客の操作を受け付けて行った取引の内容をレシートに印刷し、そのレシートを図示しないレシート排出口から放出して顧客へ発行するものである。なお、レシート処理部4は、乗車券や入場券等のチケットを顧客へ発行するものであっても良い。
音声案内部5は、後述する記憶部に予め記憶された音声データに基づいて顧客の操作を誘導するための音声案内文言等を出力するものである。
通帳処理部6は、自動取引装置1の前面に設けられた通帳挿入返却口より挿入された通帳の磁気ストライプ等から記録された情報を読取り、また通帳に顧客の操作を受け付けて行った取引の内容を印刷し、その通帳を通帳挿入返却口から放出して顧客へ返却するものである。
紙幣処理部7は、顧客の操作により自動取引装置1の前面に設けられた紙幣入出金口に投入された紙幣の真偽を鑑別、計数して図示しない一時貯留部に貯留し、顧客により入金額が確認されると貯留した紙幣を一時貯留部から繰出して金種別の保管金庫に収納する入金処理および顧客の操作により指定された金額の紙幣を金種別の保管金庫から繰出し、紙幣入出金口へ搬送して顧客へ支払う出金処理を行うものである。
硬貨処理部8は、顧客の操作により自動取引装置1の前面に設けられた硬貨入出金口に投入された硬貨の金種や真偽等を鑑別する硬貨鑑別装置を備え、その硬貨鑑別装置により硬貨を鑑別・計数して図示しない一時貯留部に貯留し、顧客により入金額が確認されると貯留した硬貨を一時貯留部から繰出して金種別の保管金庫に収納する入金処理および顧客の操作により指定された金額の硬貨を金種別の保管金庫から繰出し、硬貨入出金口へ搬送して顧客へ支払う出金処理を行うものである。
インターフェース部9は、通信回線で相互に通信可能に接続された図示しないホストコンピュータとの間で各種取引の許可を得るための情報や暗証番号や生体情報による本人確認を行うための情報等を送受信する通信制御を行うものである。
記憶部10は、半導体メモリや磁気ディスク等で構成されたものである。この記憶部10は自動取引装置1全体の動作を制御するための制御プログラム(ソフトウェア)や各種取引に必要な情報、操作表示部2の表示部2aに表示するための画像情報等、および紙幣処理部7のそれぞれの保管金庫に収納された金種別の紙幣の枚数、硬貨処理部8のそれぞれの保管金庫に収納された金種別の硬貨の枚数をカウンタとして記憶する。
主制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等で構成され、記憶部10に記憶された制御プログラムに基づいて上述した操作表示部2、カード処理部3、レシート処理部4、音声案内部5、通帳処理部6、紙幣処理部7、硬貨処理部8、インターフェース部9、および記憶部10等を含む自動取引装置1全体の動作を制御するものである。
図3は実施例における硬貨処理部の構成を示すブロック図である。
図3において、硬貨処理部8は、接客部21と、搬送部22と、鑑別部23と、収納部24と、記憶部25と、制御部26とにより構成されている。
接客部21は、顧客の操作により投入された入金硬貨を貯留し、また保管金庫としての収納部24から搬送した出金硬貨を貯留して顧客に受け渡す硬貨入出金口を備えたものである。
搬送部22は、接客部21に貯留された硬貨を収納部24へ、また収納部24に保管された硬貨を接客部21へ搬送するものであり、金属プレート等で形成された搬送面と、その搬送面に対向配置された移動(回転)可能な搬送ベルトとにより硬貨搬送路を形成し、移動する搬送ベルトにより硬貨を搬送面に押し付けながら搬送する。
鑑別部23は、搬送部22により搬送される硬貨の画像データを読取り、硬貨の金種の判別、硬貨の偽造や変造の判別等の硬貨の鑑別を行うものである。この鑑別部23は、硬貨鑑別装置を構成するものであり、硬貨鑑別装置の詳細な構成は後述する。
収納部24は、入金された硬貨や出金するための硬貨を収納する保管金庫を備えたものであり、鑑別部23で鑑別され、搬送部22により搬送された入金硬貨を保管金庫に収納し、また保管金庫に収納された硬貨を繰出し機構で取り出して搬送部22へ送り出す。
記憶部25は、半導体メモリ等で構成されたものである。この記憶部25は硬貨処理部8全体の動作を制御するための制御プログラム(ソフトウェア)や各種情報を記憶するものである。
制御部26は、CPU等で構成され、記憶部25に記憶された制御プログラムに基づいて上述した接客部21、搬送部22、鑑別部23、収納部24、および記憶部25等を含む硬貨処理部8全体の動作を制御するものである。
図1は実施例における硬貨鑑別装置の構成を示す概略側面図である。
図1において、硬貨鑑別装置としての鑑別部23は、図3に示す搬送部22の一部を構成する搬送部としての鑑別搬送部22aと硬貨読取部としての鑑別センサ31とにより構成されている。
鑑別搬送部22aは、鑑別する硬貨30を図中矢印Aが示す硬貨搬送方向に搬送する硬貨搬送路であり、上流搬送部32と、下流搬送部33と、搬送ベルト35と、駆動プーリ40と、アイドルプーリ41と、調整プーリ42と、テンションローラ43とから構成されている。
上流搬送部32は、図中矢印Aが示す硬貨搬送方向における鑑別センサ31の上流側(例えば、入金口側)に配置された硬貨搬送路であり、硬貨30を摺動可能に支持する搬送面32aが形成されている。
下流搬送部33は、図中矢印Aが示す硬貨搬送方向における鑑別センサ31の下流側(例えば、保管金庫側)に配置された硬貨搬送路であり、硬貨30を摺動可能に支持する搬送面33aが形成されている。
搬送ベルト35は、上流搬送部32、下流搬送部33および鑑別センサ31とそれぞれ所定の間隔を保持して対向配置され、移動することにより硬貨30を上流搬送部32、下流搬送部33および鑑別センサ31に押し付けながら搬送するものである。
搬送ベルト35は、無端状のベルトであり、モータ等の駆動手段に接続された駆動プーリ40と、従動するアイドルプーリ41と、張りを調整するための調整プーリ42と、硬貨30を硬貨搬送路に押し付けるためのテンションローラ43(43a、43b)とに張架され、駆動プーリ40が回転することにより移動(回転)可能に構成されている。
テンションローラ43は、鑑別センサ31を挟んで図中矢印Aが示す硬貨搬送方向における上流側にテンションローラ43a、下流側にテンションローラ43bが配置され、搬送ベルト35を上流搬送部32、下流搬送部33および鑑別センサ31側に押圧する。
従って、硬貨30は、テンションローラ43(43a、43b)により押圧された搬送ベルト35により上流搬送部32、下流搬送部33および鑑別センサ31側に押し付けられながら搬送される。
調整プーリ42は、図中矢印Aが示す硬貨搬送方向と略直交する方向に移動可能に取り付けられ、搬送ベルト35の張りを調整し、搬送ベルト35の硬貨30への押圧力を適正な押圧力に調整することができるようになっている。
鑑別センサ31は、鑑別搬送部22aの上流搬送部32と下流搬送部33との間の開口部に配置され、鑑別搬送部22aにより図中矢印Aが示す硬貨搬送方向に搬送される硬貨30の画像データを読取るものであり、コンタクトガラス36と、光源37と、レンズアレイ38と、イメージセンサ39とから構成されている。
コンタクトガラス36は、上流搬送部32と下流搬送部33との間に配置され、硬貨搬送路の搬送面を形成する光透過部材で構成され、搬送ベルト35により搬送される硬貨が接触するものである。
このコンタクトガラス36は、図中矢印Aが示す硬貨搬送方向における上流側である上流搬送部32側の端部に、上流側から下流側に向けて徐々に搬送ベルト35に接近するように傾斜面36aが形成され、また図中矢印Aが示す硬貨搬送方向における下流側である下流搬送部33側の端部に、上流側から下流側に向けて徐々に搬送ベルト35から離間するように傾斜面36cが形成されている。さらに、傾斜面36aの端部と傾斜面36cの端部との間には、搬送ベルト35と略平行するように搬送面36bが形成され、搬送面36bは、上流搬送部32の搬送面32aおよび下流搬送部33の搬送面33aより、搬送ベルト35に接近するように形成されている。
このように、コンタクトガラス36の図中矢印Aが示す硬貨搬送方向における中央部の搬送面36bは、上流搬送部32の搬送面32aおよび下流搬送部33の搬送面33aより搬送ベルト35に接近する(高くなる)ように形成されている。
光源37は、搬送ベルト35により搬送され、コンタクトガラス36の搬送面36bを通過する硬貨30にコンタクトガラス36(搬送面36b)を介して光を照射する発光部であり、例えば図中矢印Aが示す硬貨搬送方向と略直交する方向に複数配列されたライン光源である。
レンズアレイ38は、光源37により硬貨30に照射された光のうち硬貨30からの反射光を、コンタクトガラス36の搬送面36bを介して入光し、結像するレンズであり、例えば図中矢印Aが示す硬貨搬送方向と略直交する方向に複数配列されたライン状のレンズである。
イメージセンサ39は、レンズアレイ38により生成された結像を画像データとして読取るセンサであり、例えば図中矢印Aが示す硬貨搬送方向と略直交する方向に複数配列されたラインセンサである。
このように構成された硬貨鑑別装置としての鑑別部23は、上流搬送部32の搬送面32aおよび下流搬送部33の搬送面33aと搬送ベルト35とにより硬貨30を挟持して搬送する搬送部としての鑑別搬送部22aと、鑑別搬送部22aで搬送される硬貨30を読み取る硬貨読取部としての鑑別センサ31とを備え、鑑別センサ31のコンタクトガラス36は、搬送面32aおよび搬送面33aより搬送ベルト35に接近するように配置されている。
図4は実施例におけるコンタクトガラスの説明図である。
図4において、コンタクトガラス36、上流搬送部32および下流搬送部33は、上流搬送部32の搬送面32aおよび下流搬送部33の搬送面33aと、搬送ベルト35との距離と、鑑別センサ31のコンタクトガラス36の搬送面36bと搬送ベルト35との距離の差T(コンタクトガラス36の搬送面36bと、上流搬送部32の搬送面32aおよび下流搬送部33の搬送面33aとの間に搬送ベルト35方向の高さの差T)を保持するように、配置されている。
このように、上流搬送部32の搬送面32aおよび下流搬送部33の搬送面33aと、搬送ベルト35との距離と、鑑別センサ31のコンタクトガラス36の搬送面36bと搬送ベルト35との距離の差Tを保持するのは、搬送されてきた硬貨の粉や搬送ベルト35の削れ粉等の異物がコンタクトガラス36の搬送面36bに残留することを防止するためである。
一方、この距離の差Tが大きくなるように、コンタクトガラス36、上流搬送部32および下流搬送部33を配置すると、搬送される硬貨が高さの差Tによる段差を乗り越えるときの硬貨の挙動により、鑑別センサ31が読み取る硬貨の画像データにムラが発生してしまう。
このため、距離の差Tは、鑑別センサ31のレンズアレイの被写界深度に対して十分に小さいことが好ましく、0.1mm以下、さらに0.05mm程度とすることがより好ましい。
また、搬送面36bと傾斜面36aとがなす傾斜角度α(搬送面36bと平行して形成された底面36dと傾斜面36aとがなす角度α)、および搬送面36bと傾斜面36cとがなす傾斜角度α(搬送面36bと平行して形成された底面36dと傾斜面36cとがなす角度α)は、上流搬送部32とコンタクトガラス36との間およびコンタクトガラス36と下流搬送部33との間で、硬貨の詰まりを防止するため、30度以下にすることが好ましく、さらに18度以下にすることがより好ましい。
さらに、本実施例では、コンタクトガラス36の傾斜面36aに対向する上流搬送部32に傾斜面を形成し、コンタクトガラス36の傾斜面36cに対向する下流搬送部33に傾斜面を形成するようにしている。
なお、本実施例では、コンタクトガラス36に傾斜面36cを形成するようにしたが、傾斜面36cを形成しない構成としても良い。また、コンタクトガラス36の傾斜面36aに対向する上流搬送部32にも傾斜面を形成するようにしたが、その傾斜面を形成しない構成としても良い。
上述した構成の作用について説明する。
図5は実施例における硬貨搬送の説明図であり、搬送ベルト35が移動することにより、図中矢印Aが示す方向へ硬貨30が搬送される動作を表している。
上流搬送部32から鑑別センサ31へ硬貨30が搬送されると、図5(a)に示すように、硬貨30の先端部がコンタクトガラス36の傾斜面36aに当接し、さらに搬送されることにより硬貨30の先端部が搬送面36bに乗り上げる。
先端部が搬送面36bに乗り上げた硬貨30がさらに搬送されることにより、図5(b)に示すように、硬貨30の底面が搬送面36bに密着した状態になって、硬貨30が搬送される。このとき、鑑別センサ31により搬送される硬貨30の画像データが読み取られる。
さらに、底面が搬送面36bに密着した硬貨30が搬送されると、硬貨30の先端部が下流搬送部33へと搬送される。なお、このとき、硬貨30の先端部は下流搬送部33に形成された傾斜面に当接することにより案内されて硬貨の詰まりが防止される。
このように、本実施例では、上流搬送部32の搬送面32aおよび下流搬送部33の搬送面33aと、搬送ベルト35との距離と、鑑別センサ31のコンタクトガラス36の搬送面36bと搬送ベルト35との距離の差Tを保持するようにしたことにより、搬送される硬貨30の底面がコンタクトガラス36の搬送面36bに密着した状態になり、搬送されてきた硬貨の粉や搬送ベルト35の削れ粉等の異物が搬送される硬貨30とともに移動し、コンタクトガラス36の搬送面36bに残留、堆積することを防止することができる。
以上説明したように、本実施例では、上流搬送部の搬送面および下流搬送部の搬送面と、搬送ベルトとの距離と、鑑別センサのコンタクトガラスの搬送面3と搬送ベルトとの距離に、所定の距離の差を保持するようにしたことにより、異物が鑑別センサのコンタクトガラスに残留することを防ぎ、硬貨の誤鑑別を抑制することができるという効果が得られる。
なお、本実施例では、自動取引装置を現金自動預払機や自動券売機等として説明したが、それに限られることなく、硬貨鑑別装置を有する硬貨処理部を備えた現金処理機や現金出納機等としても良い。
1 自動取引装置
2 操作表示部
3 カード処理部
4 レシート処理部
5 音声案内部
6 通帳処理部
7 紙幣処理部
8 硬貨処理部
9 インターフェース部
10、25 記憶部
11 主制御部
21 接客部
22 搬送部
22a 鑑別搬送部
23 鑑別部
24 収納部
26 制御部
31 鑑別センサ
32 上流搬送部
33 下流搬送部
35 搬送ベルト
40 駆動プーリ
41 アイドルプーリ
42 調整プーリ
43 テンションローラ

Claims (6)

  1. 硬貨を鑑別する硬貨鑑別装置において、
    搬送面と搬送ベルトとにより硬貨を挟持して搬送する搬送部と、
    前記搬送部で搬送される硬貨を読み取る硬貨読取部とを有し、
    前記硬貨読取部は、前記搬送面より前記搬送ベルトに接近し
    前記搬送部は、前記硬貨の搬送方向における前記硬貨読取部の上流側に上流搬送部、下流側に下流搬送部を有し、
    前記硬貨読取部は、前記上流搬送部と前記下流搬送部との間に配置され、
    前記搬送面より前記搬送ベルトに接近している前記硬貨読取部の前記上流搬送部側の端部に、前記下流側に向かって徐々に前記搬送ベルトに接近する傾斜面が形成され、
    前記下流搬送部の前記硬貨読取部側の端部に、前記下流側に向かって徐々に前記搬送ベルトに接近する傾斜面が形成されていることを特徴とする硬貨鑑別装置。
  2. 請求項1に記載の硬貨鑑別装置において、
    前記上流搬送部の前記硬貨読取部側の端部に、前記下流側に向かって徐々に前記搬送ベルトから離間する傾斜面が形成されている
    ことを特徴とする硬貨鑑別装置。
  3. 硬貨を鑑別する硬貨鑑別装置において、
    搬送面と搬送ベルトとにより硬貨を挟持して搬送する搬送部と、
    前記搬送部で搬送される硬貨を読み取る硬貨読取部とを有し、
    前記硬貨読取部は、前記搬送面より前記搬送ベルトに接近し、
    前記搬送部は、前記硬貨の搬送方向における前記硬貨読取部の上流側に上流搬送部、下流側に下流搬送部を有し、
    前記硬貨読取部は、前記上流搬送部と前記下流搬送部との間に配置され、
    前記搬送面より前記搬送ベルトに接近している前記硬貨読取部の前記上流搬送部側の端部に、前記下流側に向かって徐々に前記搬送ベルトに接近する傾斜面が形成され、
    前記搬送面より前記搬送ベルトに接近している前記硬貨読取部の前記下流搬送部側の端部に、前記下流側に向かって徐々に前記搬送ベルトから離間する傾斜面が形成されていることを特徴とする硬貨鑑別装置。
  4. 硬貨を鑑別する硬貨鑑別装置を有する自動取引装置において、
    搬送面と搬送ベルトとにより硬貨を挟持して搬送する搬送部と、
    前記搬送部で搬送される硬貨を読み取る硬貨読取部とを有し、
    前記硬貨読取部は、前記搬送面より前記搬送ベルトに接近し
    前記搬送部は、前記硬貨の搬送方向における前記硬貨読取部の上流側に上流搬送部、下流側に下流搬送部を有し、
    前記硬貨読取部は、前記上流搬送部と前記下流搬送部との間に配置され、
    前記搬送面より前記搬送ベルトに接近している前記硬貨読取部の前記上流搬送部側の端部に、前記下流側に向かって徐々に前記搬送ベルトに接近する傾斜面が形成され、
    前記下流搬送部の前記硬貨読取部側の端部に、前記下流側に向かって徐々に前記搬送ベルトに接近する傾斜面が形成されている硬貨鑑別装置を有することを特徴とする自動取引装置。
  5. 請求項4に記載の自動取引装置において、
    前記上流搬送部の前記硬貨読取部側の端部に、前記下流側に向かって徐々に前記搬送ベルトに離間する傾斜面が形成されている硬貨鑑別装置を有することを特徴とする自動取引装置。
  6. 硬貨を鑑別する硬貨鑑別装置を有する自動取引装置において、
    搬送面と搬送ベルトとにより硬貨を挟持して搬送する搬送部と、
    前記搬送部で搬送される硬貨を読み取る硬貨読取部とを有し、
    前記硬貨読取部は、前記搬送面より前記搬送ベルトに接近し、
    前記搬送部は、前記硬貨の搬送方向における前記硬貨読取部の上流側に上流搬送部、下流側に下流搬送部を有し、
    前記硬貨読取部は、前記上流搬送部と前記下流搬送部との間に配置され、
    前記搬送面より前記搬送ベルトに接近している前記硬貨読取部の前記上流搬送部側の端部に、前記下流側に向かって徐々に前記搬送ベルトに接近する傾斜面が形成され、
    前記搬送面より前記搬送ベルトに接近している前記硬貨読取部の前記下流搬送部側の端部に、前記下流側に向かって徐々に前記搬送ベルトから離間する傾斜面が形成されている
    硬貨鑑別装置を有することを特徴とする自動取引装置。
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