JP2014182752A - 検出装置及び媒体処理装置 - Google Patents

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一 利谷
Mamoru Kanbayashi
守 神林
Kazuhiro Hosokawa
和宏 細川
Satoru Iwasaki
悟 岩▲崎▼
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Abstract

【課題】媒体の検出精度を高めるようにする。
【解決手段】検出部30は、搬送ガイド21及び22における搬送路Wを挟んで互いに対向する位置に光学部31及び減衰部32を配置し、さらに信号処理部35を設けた。光学部31は、発光素子45から検出光E1を発光し、検出範囲Pにおける紙幣BLの有無に応じて、当該紙幣BLにより検出光E1が反射されて光強度が比較的高い反射検出光E2又は減衰部32により光強度が低減された反射検出光E2を受光素子46により受光し、その強度に応じた反射受光信号SRを生成する。信号処理部35は、反射受光信号SRを閾値T1と比較することにより、検出範囲Pに紙幣BLが有るか否かを精度良く表す反射検出信号DRを生成することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は検出装置及び媒体処理装置に関し、例えば紙幣等の媒体を投入して所望の取引を行う現金自動預払機(ATM)等に適用して好適なものである。
従来、金融機関等で使用される現金自動預払機等においては、顧客との取引内容に応じて、例えば顧客に紙幣や硬貨等の現金を入金させ、また顧客へ現金を出金するようになされている。
現金自動預払機としては、例えば顧客との間で紙幣の授受を行う接客部と、紙幣を搬送する搬送部と、投入された紙幣の金種及び真偽を鑑別する鑑別部と、投入された紙幣を一時的に保留する一時保留部と、金種ごとに紙幣を収納する紙幣カセットと、再使用すべきでない紙幣を収納するリジェクトカセットとを有するものが提案されている。
このうち搬送部には、紙幣を搬送するローラやベルト等に加えて、当該紙幣の搬送状況や搬送した枚数等を検出するべく、検出部が設けられているものがある(例えば、特許文献1参照)。
例えば図14(A)に示すように、従来の搬送部413には、搬送ガイド421及び422の間に搬送路Wが形成されている。また搬送部413には、紙幣の有無を検出する検出部430が設けられている。
検出部430は、検出光E1を発光する発光部445及び当該検出光E1を受光する受光部446により構成されている。発光部445は、搬送ガイド421に取り付けられており、受光部446は搬送ガイド422における発光部445と対向する位置に取り付けられている。
また、図14(B)に示すように、従来の搬送部513には、搬送ガイド521及び522の間に搬送路Wが形成されると共に検出部530が設けられている。検出部530は、搬送ガイド521に取り付けられ発光素子545及び受光素子546が組み合わされた光学部531と、搬送ガイド522における光学部531と対向する箇所に取り付けられ検出光E1を2回反射する反射部532とにより構成されている。
搬送部413及び513のいずれにおいても、検出光E1は、検出範囲Pに紙幣BLが無い場合には受光素子446又は546に到達して受光され、有る場合には検出光E1が遮断されて到達しない。
このため検出部430及び530は、受光部446及び546における検出光E1の受光結果を所定の閾値と比較して2値化することにより、ハイレベル又はローレベルにより検出範囲Pにおける紙幣BLの有無を表す検出信号を生成することができる。
特開2010−86441公報(第9図)
ところで近年では、国や地域によって、樹脂材料(例えばポリマー)を基材として構成された紙幣(以下これを樹脂紙幣と呼ぶ)が用いられている。このような樹脂紙幣のなかには、透明な樹脂材料を基材として用い、且つ紙を基材とした紙幣における「すかし」部分に相当する、何も印刷されていない透明な部分が形成されているものがある。
例えば図15(A)及び(B)に示すように、2組の検出部430A及び430Bが設けられた搬送部413(図14(A))において、透明部分RTが設けられた樹脂紙幣BLが搬送される場合を想定する。
この場合、印刷された部分のみが検出範囲Pを通過する検出部430Bでは、図15(D)に示すように、紙幣BLが検出範囲Pに有る期間は検出信号Dをハイレベルとして当該紙幣BLが有ることを検出できる。
しかしながら、印刷された部分に加えて透明部分RTも検出範囲Pを通過する検出部430Aでは、図15(C)に示すように、検出光E1が透明部分RTを通過するときに検出信号Dがローレベルとなる。このとき検出信号Dは、検出範囲Pに紙幣BLが有るにも拘わらずローレベルとなる期間があるため、当該紙幣BLが有ることを正しく表していない。
このように、検出光E1が遮光されたか否かに応じて紙幣BLの有無を判断する手法では、特に透明部分RTが存在するような紙幣BLについて、その有無を正しく検出できない場合がある、という問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、検出対象又は媒体の検出精度を高め得る検出装置及び媒体処理装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の検出装置においては、検出対象の有無を検出すべき検出位置へ向けて光又は音でなる検出波を発射する発射部と、発射部から発射された検出波の進行経路上における検出位置よりも遠方に配置され、検出波の強度を検出対象により反射される場合よりも減衰された状態で反射する減衰部と、検出波が検出対象又は他の物体により反射されてなる反射検出波を受け取る反射受取部と、反射受取部により受け取った反射検出波の強度を所定の閾値と比較した比較結果を基に、検出位置における検出対象の有無を判別する判別部とを設けるようにした。
また本発明の媒体処理装置においては、媒体を移動させる移動部と、媒体の有無を検出すべき検出位置へ向けて光又は音でなる検出波を発射する発射部と、発射部から発射された検出波の進行経路上における検出位置よりも遠方に配置され、検出波の強度を媒体により反射される場合よりも減衰された状態で反射する減衰部と、検出波が反射されてなる反射検出波を受け取る反射受取部と、反射受取部により受け取った反射検出波の強度を所定の閾値と比較した比較結果を基に、検出位置における媒体の有無を判別する判別部とを設けるようにした。
本発明では、検出対象又は媒体が検出位置にあるときには、これらにより検出波が反射されて強度が高い反射検出波が生成される一方、検出対象又は媒体が検出位置にないときには、検出波が減衰部により減衰され反射されて強度が低い反射検出波が生成される。このため本発明では、反射受取部によって受け取った反射検出波の強度が高い場合には、検出波が減衰部により減衰されていないことから検出位置に検出対象又は媒体があると判別でき、当該反射検出波の強度が低い場合には、検出波が減衰部により減衰されていることから検出位置に媒体が無いと判別できる。
本発明によれば、検出位置に検出対象又は媒体があるか否かに応じて、検出波及び反射検出波が減衰部により減衰されるか否かを相違させ、これにより反射検出波の強度を大きく相違させることができる。かくして本発明は、検出対象及び媒体の検出精度を高め得る検出装置及び媒体処理装置を実現できる。
現金自動預払機の外観構成を示す略線図である。 紙幣入出金機の構成を示す略線図である。 第1の実施の形態による搬送部の構成を示す略線図である。 光学部の構成を示す略線図である。 減衰部の構成を示す略線図である。 受発光面からの距離と反射受光信号の信号レベルとの関係を示す略線的斜視図である。 第1の実施の形態における検出信号の生成を示す略線図である。 第2の実施の形態による搬送部の構成を示す略線図である。 第3の実施の形態による搬送部の構成を示す略線図である。 第3の実施の形態における検出信号の生成(1)を示す略線図である。 第3の実施の形態における検出信号の生成(2)を示す略線図である。 他の実施の形態による接客部の構成を示す略線図である。 他の実施の形態による紙幣カセットの構成を示す略線図である。 従来の搬送部の構成を示す略線図である。 従来の検出信号の生成を示す略線図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.現金自動預払機の全体構成]
図1に外観を示すように、現金自動預払機1は、箱状の筐体2を中心に構成されており、例えば金融機関等に設置され、顧客との間で入金取引や出金取引等の現金に関する取引を行うようになされている。
筐体2は、その前側に顧客が対峙した状態で紙幣BLの投入やタッチパネルによる操作等をしやすい箇所、すなわち前面の上部から上面に渡る部分が斜めに切り落とされたような形状となっており、この部分に接客部3が設けられている。
接客部3は、顧客との間で現金や通帳等を直接やり取りすると共に、取引に関する情報の通知や操作指示の受付を行うようになされており、カード入出口4、入出金口5、操作表示部6、テンキー7、及びレシート発行口8が設けられている。
カード入出口4は、キャッシュカード等の各種カードが挿入または排出される部分である。カード入出口4の奥側には、各種カードに磁気記録された口座番号等の読み取りを行うカード処理部(図示せず)が設けられている。
入出金口5は、顧客が入金する紙幣BLが投入されると共に、顧客へ出金する紙幣BLが排出される部分である。また入出金口5は、シャッタを駆動することにより開放又は閉塞するようになされている。因みに紙幣BLは、例えば長方形の紙で構成されている。
操作表示部6は、取引に際して操作画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、取引の種類の選択、暗証番号や取引金額等を入力するタッチセンサとが一体化されたタッチパネルとなっている。
テンキー7は、「0」〜「9」の数字等の入力を受け付ける物理キーであり、暗証番号や取引金額等の入力操作時に用いられる。
レシート発行口8は、取引処理の終了時に取引内容等を印字したレシートを発行する部分である。因みにレシート発行口8の奥側には、レシートに取引内容等を印字するレシート処理部(図示せず)が設けられている。
以下では、現金自動預払機1のうち顧客が対峙する側を前側とし、その反対を後側とし、当該前側に対峙した顧客から見て左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び下側を定義して説明する。
筐体2内には、現金自動預払機1全体を統括制御する主制御部9や、紙幣に関する種々の処理を行う紙幣入出金機10等が設けられている。
主制御部9は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、図示しないROMやフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、入金取引や出金取引等の種々の処理を行うようになされている。
また主制御部9は、内部にRAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部を有しており、この記憶部に種々の情報を記憶させるようになされている。
因みに筐体2は、前面側やその後面側等の一部の側面が開閉可能な扉により構成されている。すなわち筐体2は、顧客との間で現金に関する取引を行う取引動作時には、図1に示したように各扉を閉塞することにより、紙幣入出金機10内に収納している紙幣を保護する。一方筐体2は、作業者等が保守作業を行う保守作業時には、必要に応じて各扉を開放することにより、内部の各部に対する作業を容易に行わせ得るようになされている。
紙幣入出金機10は、図2に側面図を示すように、内部に紙幣に関する種々の処理を行う複数の部分が組み込まれている。また紙幣入出金機10の各部分は、紙幣制御部11により制御されるようになされている。
紙幣制御部11は、主制御部9と同様、図示しないCPUを中心に構成されており、図示しないROMやフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、紙幣の搬送先を決定する処理等、種々の処理を行うようになされている。
また紙幣制御部11は、内部にRAM及びフラッシュメモリ等でなる記憶部を有しており、この記憶部に種々の情報を記憶させるようになされている。
紙幣制御部11は、例えば顧客が紙幣を入金する入金取引を行う場合、操作表示部6(図1)を介して所定の操作入力を受け付けた後、シャッタを開いて接客部12内に形成された収容空間12Aへ紙幣を投入させる。
接客部12は、収容空間12Aに紙幣が投入されると、シャッタを閉じて当該収容空間12A内から紙幣を1枚ずつ繰り出し、搬送部13へ受け渡す。搬送部13は、複数のローラやベルト等により構成されており、長方形の紙葉状に構成された紙幣を短辺方向に沿って進行させ、鑑別部14へ搬送する。
鑑別部14は、その内部で紙幣を搬送しながら、光学素子や磁気検出素子等を用いて当該紙幣の金種及び真偽、並びに損傷の程度等を鑑別し、その鑑別結果を紙幣制御部11へ通知する。これに応じて紙幣制御部11は、取得した鑑別結果に基づいて当該紙幣の搬送先を決定する。
このとき搬送部13は、鑑別部14において正常紙幣と鑑別された紙幣を一時保留部15へ搬送する等して一時的に保留させる一方、取引すべきでないと鑑別されたリジェクト紙幣を接客部12へ搬送して顧客に返却する。
その後紙幣制御部11は、操作表示部6を介して顧客に入金金額を確定させ、一時保留部15に保留している紙幣を搬送部13により鑑別部14へ搬送してその金種及び損傷の程度等を鑑別させ、その鑑別結果を取得する。
そして紙幣制御部11は、紙幣の損傷の程度が大きければ、これを再利用すべきでない紙幣として搬送部13によりリジェクトカセット16へ搬送して収納させ、損傷の程度が小さければ、これを再利用すべき紙幣として搬送部13により搬送させ、その金種に応じた紙幣カセット17に収納させるようになされている。
また紙幣制御部11は、例えば顧客が紙幣を出金する出金取引を行う場合、操作表示部6(図1)を介して所定の操作入力を受け付けた後、出金すべき金額に応じた紙幣を紙幣カセット17から繰り出させ、搬送部13により鑑別部14へ搬送させる。
続いて紙幣制御部11は、この紙幣を鑑別部14により鑑別させた上で、搬送部13により接客部12へ搬送して収容空間12A内に集積させ、入出金口5(図1)のシャッタを開いて顧客に取り出させる。
このように搬送部13は、紙幣制御部11の制御に基づき、紙幣入出金機10内の各部分の間で紙幣を搬送するようになされている。
[1−2.搬送部の構成]
次に、搬送部13に着目して説明する。ここでは、図3に示すように、ほぼ水平な搬送路Wに沿って紙幣BLを搬送する一部分に着目する。
搬送部13は、搬送ガイド21及び22を中心に構成されている。搬送ガイド21は、例えば樹脂材料により構成され、紙幣の紙面と対向する平面状の搬送面21Aを有している。
搬送ガイド22は、搬送ガイド21と同様、例えば樹脂材料により構成され、紙幣の紙面と対向する平面状の搬送面22Aを有している。また搬送ガイド22は、搬送面22Aを搬送ガイド21の搬送面21Aに対し例えば5[mm]の間隔を空けるように対向しており、当該搬送面21A及び22Aの間に紙幣の搬送路Wを形成している。
因みに搬送ガイド21及び22を構成する樹脂材料は、導電性を確保するべく、カーボン粒子が配合されている。このため搬送ガイド22は、外見上黒色となっている。
搬送ガイド22には、2個の駆動ローラ23が取り付けられている。駆動ローラ23は、扁平な円柱状に構成されており、中心軸を左右方向に、すなわち紙幣の搬送方向と直交する方向に向けるよう、搬送ガイド22に対し回転可能に取り付けられている。
また駆動ローラ23は、搬送ガイド22に対し搬送面22Aに穿設された孔部からその周側面の一部を搬送路W側に露出させている。さらに駆動ローラ23は、図示しないアクチュエータから駆動力が伝達されることにより、能動的に回転するようになされている。
一方、搬送ガイド21における駆動ローラ23と対向する箇所には、従動ローラ24が設けられている。従動ローラ24は、扁平な円柱状に構成されており、中心軸を左右方向に向けて、搬送ガイド21に対し自在に回転できるようになされている。
また従動ローラ24は、圧縮ばね25により駆動ローラ23に押し付けられている。このため従動ローラ24は、搬送路Wに沿って紙幣が搬送されてきた場合、当該紙幣を駆動ローラ23に押し付ける。駆動ローラ23は、回転力を紙幣に伝達することにより、当該紙幣を搬送路Wに沿って前後方向へ搬送する。
因みに搬送部13では、駆動ローラ23、従動ローラ24及び圧縮ばね25でなる搬送ユニットが搬送方向と直交する幅方向に複数配置されて搬送ラインユニットを構成すると共に、この搬送ラインユニットが搬送路Wに沿って複数配置されている。
かかる構成に加えて搬送部13には、検出対象及び媒体としての紙幣BLの有無を検出する検出部30が設けられている。検出部30は、紙幣BLの検出に利用する光の発光及び受光を行う光学部31と、光の強度を減衰させる減衰部32と、信号処理を行う信号処理部35とにより構成されている。
光学部31は、搬送ガイド21に取り付けられており、当該搬送ガイド21に形成された取付孔21Hからその一部を搬送路W側に露出させている。また減衰部32は、搬送ガイド22における光学部31と対向する位置に設けられている。
図4(A)は、光学部31の外観を表す斜視図であり、図4(B)はその側面図である。光学部31は、中空の直方体状に形成された筐体41を中心に構成されている。
筐体41は、内部に板状の基板42が取り付けられると共に、当該基板42とほぼ平行な一側面である受発光面41Sにレンズ43が埋め込まれ、さらに他の一側面に端子44が設けられている。端子44は、図示しない配線材により信号処理部35及び紙幣制御部11(図2)と電気的に接続されている。
基板42は、回路基板となっており、配線パターンが形成されると共に、レンズ43と対向する位置に発光素子45及び受光素子46が設けられている。発光素子45及び受光素子46は、基板42上の配線パターンにより端子44と電気的に接続されている。
また筐体41は、図3に示したように、受発光面41Sを搬送路Wに向けるようにして搬送ガイド21に取り付けられている。ここで、受発光面41Sから搬送ガイド21の搬送面21Aまでの距離L1は、例えば0.2[mm]となっている。
発射部としての発光素子45は、紙幣制御部11の制御に基づき、検出波としての検出光E1を発光する。この検出光E1は、例えば赤外光でなり、レンズ43により発散角が変換されて集光光となり、筐体41の外側を当該筐体41から離れるように進行する。
因みにレンズ43は、光学部31が搬送部13の搬送ガイド21(図3)に取り付けられた際に、搬送面21A及び22Aのほぼ中間に、すなわち検出光E1の光路と搬送路Wとが交差する箇所の近傍に、焦点が位置するように設計されている。
その後検出光E1は、紙幣入出金機10内における何れかの部品や紙幣BL等によって反射されることにより、反射検出波としての反射検出光E2となる。この反射検出光E2の一部は、レンズ43により発散角が変換された上で、筐体41内を進行する。
受光素子46は、レンズ43を介して筐体41内へ進行してきた反射検出光E2を受光し、当該反射検出光E2の光強度に応じた信号レベルの反射受光信号SRを生成して、これを端子44経由で信号処理部35へ供給する。
このように光学部31は、紙幣制御部11の制御に基づき、発光素子45から検出光E1を発光すると共に、受光素子46により反射検出光E2を受光してその強度に応じた反射受光信号SRを生成するようになされている。
減衰部32(図3)は、搬送ガイド22に設けられた孔部22Hから連通する減衰空間32Sを側部51及び底部52により囲んでいる。減衰空間32Sは、図5に示すように、搬送ガイド22を挟んで搬送路Wの反対側に位置しており、孔部22Hから連通する直方体状の空間となっている。
側部51は、減衰空間32Sの周側面を構成する4枚の平面として構成されている。底部52は、側部51の下端部分と連結されており、減衰空間32Sの下端を閉塞している。また側部51及び底部52は、搬送ガイド22と同一の樹脂材料により一体に形成されており、その表面が黒色となっているため、光の反射率が低く抑えられている。
このように減衰空間32Sは、側部51及び底部52により閉塞されており、孔部22H以外の方向からの光の入射及び出射を排除している。
因みに減衰部32の底部52は、搬送ガイド21に取り付けられた光学部31の受発光面41Sからの距離L3が例えば20〜30[mm]となっている。
検出部30では、光学部31から出射した検出光E1が搬送路Wにおいて紙幣BL等により遮断又は反射されなかった場合、当該検出光E1を減衰空間32S内へ進行させ、底部52において反射させることになる。
このため減衰部32は、当該減衰部32が省略されて搬送ガイド22の孔部22Hが閉塞されていた場合と比較して、検出光E1及び反射検出光E2の光強度を減衰させることができ、反射受光信号SRの信号レベルを低下させることができる。
信号処理部35は、図示しない比較回路等を内部に有しており、反射受光信号SRを閾値T1(詳しくは後述する)と比較し、その比較結果を「ハイレベル」又は「ローレベル」の2値により表した反射検出信号DRを生成するようになされている。
[1−3.光学部の特性及び検出部による紙幣の検出]
ところで光学部31では、発光素子45により発光された検出光E1(図4(B))がレンズ43により集光された上で筐体41外を進行し、何らかの反射物Jにより反射されて反射検出光E2となる。また光学部31では、反射検出光E2がレンズ43により集光された上で筐体41内を進行し、受光素子46により受光される。
このため光学部31では、反射物Jの反射面JSと筐体41の受発光面41Sとの距離Lに応じて、受光素子46により受光する反射検出光E2の強度が相違することになり、反射受光信号SRの信号レベルも変化することになる。また一般に、反射物Jの反射面JSは、その色や材質等によっても光の反射率が異なることが知られている。
図6は、このような距離Lと反射受光信号SRの信号レベルとの関係を特性曲線Qとして表したものである。この図6では、反射物Jとして透明な樹脂材料を基材とする紙幣BLを想定し、反射面JSの色及び材質ごとの特性曲線Qを表している。
特性曲線QKは、最も反射率が低いと考えられる黒色のインクを想定したものであり、全般的に信号レベルが低くなっている。特性曲線QRは、赤色のインクを想定したものであり、全般的に特性曲線QKよりも信号レベルが高くなっている。
特性曲線QWは、白色のインク又は紙を想定したものであり、全般的に特性曲線QRよりも信号レベルが高くなっている。特性曲線QTは、最も反射率が高いと考えられる透明な基材を想定したものであり、他のいずれの特性曲線Qよりも信号レベルが高くなっている。
また図6では、いずれの特性曲線Qにおいても、レンズ43の焦点距離に相当する距離LFの近傍において極大値となっており、全般的にガウス分布に類似した上に凸の曲線を描いている。
ところでレンズ43により集光される検出光E1の焦点は、上述したように、搬送面21A及び22Aのほぼ中間に位置している。すなわち、光学部31の受発光面41Sから搬送ガイド21の搬送面21Aまでの距離L1と、当該受発光面41Sから搬送ガイド22の搬送面22Aまでの距離L2と、距離LFとの間には、L1<LF<L2の関係が成立する。
また、搬送部13の搬送路W(図3)を紙幣BLが搬送されている場合、光学部31の受発光面41Sからこの紙幣BLまで距離Lも、L1<L<L2の関係を満たすことになる。
次に、信号レベルの閾値T1を規定することを検討する。この閾値T1の第1の条件としては、L1<L<L2を満たす範囲の距離Lにおいて、最も低い黒色のインクの特性曲線QKが当該閾値T1を上回ることとする。
このことは、搬送部13において、光学部31から出射された検出光E1が搬送路Wにおいて紙幣BLに反射された場合、当該検出光E1の反射箇所が黒色、赤色若しくは白色のインク、又は透明な基材のいずれであっても、反射受光信号SRの信号レベルが閾値T1以上となることを表している。
また閾値T1の第2の条件としては、受発光面41Sから減衰部32の底部52までの距離である距離L3において、最も高い透明の基材の特性曲線QTが当該閾値T1を下回ることとする。
このことは、搬送部13において、光学部31から出射された検出光E1が搬送路Wにおいて反射されずに減衰部32の底部52まで到達して反射された場合、反射受光信号SRの信号レベルが閾値T1未満となることを表している。
すなわち検出部30の光学部31によって生成される反射受光信号SRは、このような閾値T1を定義することにより、当該閾値T1以上であれば搬送路Wにおける検出光E1の光路上(以下これを検出範囲Pと呼ぶ)に紙幣BLが存在することを表し、当該閾値T1未満であれば、検出範囲Pに紙幣BLが存在しないことを表すことができる。
そこで信号処理部35は、検出部30から供給される反射受光信号SRをこの閾値T1と比較し、その大小をハイレベル又はローレベルにより表す反射検出信号DRを生成する。この反射検出信号DRは、反射受光信号SRを閾値T1により2値化した信号と見なすこともできる。
このようにして得られた反射検出信号DRは、検出範囲Pに紙幣BLが有るときには「ハイレベル」となり、当該検出範囲Pに紙幣BLが無いときには「ローレベル」となる。
例えば図7(A)に示すように、紙幣BLに赤色、透明及び黒色の領域があり、この紙幣BLが搬送路Wに沿って搬送され、検出範囲Pを通過する場合を想定する。
このとき検出部30から供給される反射受光信号SRは、図7(B)に示すように、検出範囲Pに位置する紙幣BLの領域に応じて信号レベルが逐次変化するアナログの波形となる。
信号処理部35は、この反射受光信号SRを閾値T1と比較することにより、図7(C)に示す反射検出信号DRを生成する。図7(B)及び(C)から、反射受光信号SRの信号レベルは、紙幣BLにおける赤色、透明及び黒色のいずれの部分においても閾値T1以上となっていることがわかる。
このように検出部30は、反射受光信号SRを閾値T1と比較して生成する反射検出信号DRにより、検出範囲Pに紙幣BLが有るか否かを判別することができる。
[1−4.動作及び効果]
以上の構成において、第1の実施の形態による現金自動預払機1の搬送部13は、検出部30の光学部31及び減衰部32を、搬送部13の搬送ガイド21及び22に、搬送路Wを挟んで互いに対向する位置に取り付けた。
光学部31は、搬送ガイド21側の発光素子45から搬送路Wへ向けて検出光E1を発光する。また光学部31は、この検出光E1が反射されてなる反射検出光E2を、同じく搬送ガイド21側の受光素子46により受光し、当該反射検出光E2の強度に応じた反射受光信号SRを生成する。
減衰部32は、減衰空間32S及び底部52により検出光E1及び反射検出光E2の光強度を減衰させる。
これにより検出部30は、検出光E1の光路のうち搬送路Wと重なる範囲である検出範囲Pに紙幣BLが有るときには、L1<L<L2を満たす距離L(図7)において検出光E1を反射させることができるため、反射検出光E2の強度を高めて反射受光信号SRの信号レベルを閾値T1以上とすることができる。
また検出部30は、検出範囲Pに紙幣BLが無いときには、検出光E1を減衰部32の底部52まで到達させて当該底部52において反射させることにより、反射検出光E2の強度を低減させて反射受光信号SRの信号レベルを閾値T1未満とすることができる。
従って検出部30の信号処理部35は、反射受光信号SRを閾値T1と比較することにより、検出範囲Pに紙幣BLが有るか否かを表す反射検出信号DRを生成することができる。
特に検出部30では、受光素子46によって反射検出光E2の光強度を検出することにより、従来のように検出光E1が遮断されたか否かを判別する手法では検出することが困難であった透明基材の部分についても、紙幣BLの有無を正しく検出することができる。
また検出部30では、減衰部32を設けたことにより、紙幣BLが検出範囲Pに無い場合の反射受光信号SRの信号レベルを格段に低下させることができ、特に検出範囲Pに最も反射率が低い黒色部分があるときにおける反射受光信号SRの信号レベルよりも低下させることができる。
また減衰部32は、本来導電性を確保するための黒色となっている材料により、搬送ガイド22と一体に形成されるため、別途塗装する必要なく、検出光E1の反射率を低減させることができる。
この減衰部32は、搬送路Wからの底部52までの距離を十分に確保することにより、検出光E1及び反射検出光E2が徐々に発散することに伴って、その光強度を低下させることができる。さらに減衰部32は、側部51及び底部52を黒色としたことにより、底部52における反射率を低減できると共に、側部51における検出光E1及び反射検出光E2の乱反射も抑えることができる。
換言すれば、光学部31では、検出範囲Pに何らかの物体が有る場合には、反射率が最も低い黒色部分であっても、ある程度高い強度の反射検出光E2を得ることができる。そこで検出部30では、検出範囲Pに何ら物体が無い場合に、減衰部32によって反射検出光E2の強度を大幅に低減させることにより、検出範囲Pに紙幣BLの黒色部分が有るときとの間で、反射検出光E2の強度を大きく相違させることができる。
これにより信号処理部35では、反射検出光E2の光強度に基づいた反射受光信号SRの信号レベルを単純に閾値Tと比較するだけで、検出範囲Pに紙幣BLが有るか否かを検出することができる。
また信号処理部35では、反射受光信号SRを閾値Tと比較することにより、紙幣BLが検出範囲Pに有るか否かが精度良く反映された反射検出信号DRを生成することができ、この反射検出信号DRを紙幣制御部11へ供給することにより、さらに種々の制御や処理を行わせることができる。
例えば紙幣制御部11は、反射検出信号DRに出現するローレベルからハイレベルへの立ち上がりエッジの出現回数を基に、搬送された紙幣BLの枚数を計数することや、反射検出信号DRにおけるハイレベルとなる時間の長さを基に、複数の紙幣BLが連なって搬送される重送が発生しているか否かを判別し、その判別結果に応じて紙幣BLの搬送先を切り換えるよう制御すること等も可能となる。
以上の構成によれば、第1の実施の形態による検出部30は、搬送ガイド21及び22における搬送路Wを挟んで互いに対向する位置に光学部31及び減衰部32を配置し、さらに信号処理部35を設けた。光学部31は、発光素子45から検出光E1を発光し、検出範囲Pにおける紙幣BLの有無に応じて、当該紙幣BLにより検出光E1が反射されて光強度が比較的高い反射検出光E2又は減衰部32により光強度が低減された反射検出光E2を受光素子46により受光し、その強度に応じた反射受光信号SRを生成する。信号処理部35は、反射受光信号SRを閾値T1と比較することにより、検出範囲Pに紙幣BLが有るか否かを精度良く表す反射検出信号DRを生成することができる。
[2.第2の実施の形態]
図3と対応する図8に示すように、第2の実施の形態による搬送部113は、第1の実施の形態による搬送部13と比較して、検出部30に代わる検出部130を有する点が相違するものの、他の部分については同様に構成されている。
検出部130は、検出部30と比較して、減衰部32に代わる減衰部132を有する点が相違するものの、光学部31及び信号処理部35については同様に構成されている。
減衰部132は、側部51に代わる側部151と、底部52に代わる底部152と、反射板153とにより構成されている。
側部151は、側部51を左右方向から見てL字状に折り曲げたような形状となっている。このため底部152は、側部151の前端部分に形成されている。因みに側部151及び底部152は、側部51及び底部52と同様に黒色となっている。
反射板153は、反射率の高い反射面153Sを有しており、この反射面153Sが検出光E1の光軸に対し約45度をなすように、減衰空間32S内における側部151の折り曲げられた箇所に取り付けられている。
このため減衰部132は、検出光E1及び反射検出光E2を反射板153の反射面153Sにおいて反射することにより、その進行方向を約90度変化させながら、第1の実施の形態と同様にその光強度を減衰させることができる。
因みに検出光E1の光路上における受発光面41Sから底部152までの距離は、第1の実施の形態と同様に距離L3となっている。
これにより第2の実施の形態による検出部130は、第1の実施の形態による検出部30と同様、検出範囲Pに紙幣BLが有るときには、反射検出光E2の強度を高めて反射受光信号SRの信号レベルを閾値T1以上とすることができる。
また検出部130は、検出範囲Pに紙幣BLが無いときには、検出光E1を減衰部132の底部152まで到達させて当該底部152において反射させることにより、第1の実施の形態と同様、反射検出光E2の強度を低減させて反射受光信号SRの信号レベルを閾値T1未満とすることができる。
従って信号処理部35は、この第2の実施の形態においても、反射受光信号SRを閾値T1と比較して生成する反射検出信号DRにより、検出範囲Pに紙幣BLが有るか否かを正しく判別することができる。
[3.第3の実施の形態]
図3と対応する図9に示すように、第3の実施の形態による搬送部213は、第1の実施の形態による搬送部13と比較して、検出部30に代わる検出部230を有する点が相違するものの、他の部分については同様に構成されている。
[3−1.検出部の構成]
第3の実施の形態による検出部230は、第1の実施の形態による検出部30と比較して、減衰部32及び信号処理部35に代わる減衰部232及び信号処理部235を有する点並びに通過受光部233が追加されている点が相違するものの、光学部31については同様に構成されている。
すなわち光学部31は、第1の実施の形態と同様、検出光E1を搬送路Wがある下方へ向けて発光し、反射検出光E2を受光してその光強度に応じた反射受光信号SRを生成する。
減衰部232は、側部51及び底部52に代わる側部251及び底部252により減衰空間232Sを囲むように構成されている。側部251は、側部51と同様に直方体の側面部分となっているものの、上下方向の長さが側部51よりも短くなっている。底部252は、側部251の下端部分と連結されており、光学部31の受発光面41Sからの距離がL3よりも短いL4となっている。
信号処理部235は、図示しない比較回路や論理演算回路等を内部に有している。この信号処理部235は、光学部31から反射受光信号SRを取得すると、これを閾値T1又はこれよりも高い閾値T2(図4)と比較し、その何れかに対する反射受光信号SRの大小を表す反射検出信号DRを生成する。因みに信号処理部235は、所定の設定作業により、反射受光信号SRの比較対象を閾値T1又はT2のいずれとするかが予め設定されている。
ここで図4を参照すると、検出範囲P、すなわちL1<L<L2を満たすような距離Lにおいて、特性曲線QT(透明)及び特性曲線QW(白色)は全般的に閾値T2よりも高いものの、特性曲線QR(赤色)は一部のみ閾値T2を上回るに止まり、特性曲線QK(黒色)は全般的に閾値T2を下回っている。また距離L4においては、全ての特性曲線Qが閾値T2を下回っている。
このため、反射受光信号SRを閾値T2と比較した場合の反射検出信号DRは、検出範囲Pに紙幣BLにおける透明基材の部分、白色の部分又は赤色の一部が有るときにはハイレベルとなり、検出範囲Pに紙幣BLにおける赤色の一部又は黒色の部分が有るとき、若しくは検出範囲Pに紙幣BLが無いときにはローレベルとなる。
このように反射検出信号DRは、反射受光信号SRを閾値T2と比較した場合、少なくとも検出範囲Pに紙幣BLにおける透明基材の部分が有るときにはハイレベルとなるものの、検出範囲Pに紙幣BLにおける各色の部分があるときには、ローレベルとなることがある。
また減衰部232の底部252には、所定の検出孔が穿設されている。この検出孔には、通過受取部としての通過受光部233が取り付けられている。このため検出光E1は、底部252に照射された際、その一部がこの検出孔から下方へ通過することになる。
通過受光部233は、内部に受光素子261が設けられている。この受光素子261は、底部252の検出孔を通過した検出光E1を受光し、その光強度に応じた信号レベルの通過受光信号STを生成して、これを信号処理部235へ供給する。
信号処理部235は、通過受光部233からの通過受光信号STを所定の閾値と比較し、その信号レベルが当該閾値よりも高いか否かをハイレベル又はローレベルとして表す遮断検出信号DSを生成する。
因みに遮断検出信号DSは、反射検出信号DRとの整合性を考慮して信号レベルが反転されており、通過受光信号STの信号レベルが閾値よりも高いときにはローレベルとなり、通過受光信号STの信号レベルが閾値よりも低いときにはハイレベルとなる。
例えば、光学部31からの検出光E1の光路上に遮蔽物が無い場合、すなわち検出範囲Pに紙幣BLが無い場合及び検出範囲Pに紙幣BLにおける透明基材の部分が位置している場合、通過受光信号STの信号レベルが比較的高くなり、遮断検出信号DSはローレベルとなる。
一方、光学部31からの検出光E1の光路上に遮蔽物が有る場合、すなわち検出範囲Pに紙幣BLの印刷された部分が位置している場合、通過受光信号STの信号レベルが比較的低くなり、遮断検出信号DSはハイレベルとなる。
このように遮断検出信号DSは、少なくとも検出範囲Pに紙幣BLの印刷された部分が有ればハイレベルとなり、検出範囲Pに紙幣BLが無い場合及び紙幣BLの透明基材の部分が有る場合にはローレベルとなる。
さらに信号処理部235は、反射検出信号DRと遮断検出信号DSとの論理和を演算することにより統合検出信号DUを生成する。
例えば、図7と対応する図10(A)に示すように、紙幣BLに赤色、透明及び黒色の領域があり、この紙幣BLが搬送路Wに沿って搬送され、検出範囲Pを通過する場合を想定する。またこの場合、信号処理部235における反射受光信号SRの比較対象が閾値T1に設定されているものとする。
このとき光学部31が生成する反射受光信号SRは、図7(B)と同様の図10(B)に示すようなアナログの波形となる。
信号処理部235は、この反射受光信号SRを閾値T1と比較することにより、図7(C)と同様の図10(C)に示す反射検出信号DRを生成する。図10(B)及び(C)から、反射受光信号SRの信号レベルは、紙幣BLにおける赤色、透明及び黒色のいずれの部分においても閾値T1以上となっていることがわかる。
また信号処理部235は、通過受光部233から供給される通過受光信号STを所定の閾値と比較することにより、図10(D)に示す遮断検出信号DSを生成する。この図10(D)から、通過受光信号STの信号レベルは、紙幣BLにおける赤色及び黒色の部分では閾値以上となる一方、透明基材の部分では閾値未満となっていることがわかる。
続いて信号処理部235は、反射検出信号DR及び遮断検出信号DSの論理和を演算することにより、図10(E)に示すような統合検出信号DUを生成する。この場合、反射検出信号DRが紙幣BLにおける全ての部分でハイレベルであったため、統合検出信号DUも紙幣BLにおける全ての部分でハイレベルとなっている。
次に、図10と対応する図11に示すように、信号処理部235における反射受光信号SRの比較対象が閾値T2に設定されている場合を想定する。このとき光学部31が生成する反射受光信号SRは、図10(B)と対応する図11(B)に示すような波形となる。
信号処理部235は、この反射受光信号SRを閾値T2と比較することにより、図10(C)と対応する図11(C)に示す反射検出信号DRを生成する。図11(B)及び(C)から、反射受光信号SRの信号レベルは、紙幣BLにおける透明の部分においては完全に閾値T2以上となっているものの、赤色の部分の一部及び黒色の部分の全部が閾値T2未満となっていることがわかる。
このため反射検出信号DRは、紙幣BLにおける透明の部分では完全にハイレベルとなっているものの、赤色の部分では一部のみがハイレベルとなり、その他の部分はローレベルとなっている。
また信号処理部235は、通過受光部233から供給される通過受光信号STを所定の閾値と比較することにより、図10(D)と同様の図11(D)に示す遮断検出信号DSを生成する。因みに通過受光信号STの信号レベルは、信号処理部235における反射受光信号SRの比較対象が閾値T1又はT2のいずれであるかに影響を受けないため、紙幣BLにおける赤色及び黒色の部分では閾値以上となる一方、透明基材の部分では閾値未満となる。このため遮断検出信号DSは、図10(D)と同等となっている。
続いて信号処理部235は、反射検出信号DR及び遮断検出信号DSの論理和を演算することにより、図11(E)に示すような統合検出信号DUを生成する。この場合、反射検出信号DRでは紙幣BLにおける少なくとも透明の部分がハイレベルであり、遮断検出信号DSでは赤色及び黒色の部分がハイレベルである。このため両者の論理和である統合検出信号DUは、紙幣BLにおける全ての部分でハイレベルとなる。
このように検出部230は、反射検出信号DR及び遮断検出信号DSを基に生成する統合検出信号DUにより、検出範囲Pに紙幣BLが有るか否かを判別することができる。
[3−2.動作及び効果]
以上の構成において、第3の実施の形態による検出部230は、第1の実施の形態と同様の光学部31に加え、減衰部32よりも上下方向の長さが短い減衰部232と、検出光E1を受光する通過受光部233と、信号処理部35に代わる信号処理部235を設けた。
通過受光部233は、検出光E1の光強度に応じた通過受光信号STを生成して信号処理部235へ供給する。
信号処理部235は、光学部31から供給される反射受光信号SRの信号レベルを閾値T1又はT2と比較することにより反射検出信号DRを生成すると共に、通過受光信号STの信号レベルに応じた遮断検出信号DSを生成し、両者の論理和を演算することにより統合検出信号DUを生成し、これを基に検出範囲Pにおける紙幣BLの有無を検出する。
従って信号処理部235は、反射検出光E2を基に紙幣BLの透明部分を高精度に検出できる反射検出信号DRと、検出光E1を基に紙幣BLの透明でない部分を高精度に検出できる遮断検出信号DSとの双方を適切に組み合わせた統合検出信号DUを基に、紙幣BLにおける全ての部分を精度良く判別することができる。
特に減衰部232では、側部251における上下方向の長さを側部51よりも短縮し、光学部31の受発光面41Sから底部252までの距離L4が第1の実施の形態における距離L3よりも短縮されている。これにより減衰部232では、通過受光部233により生成する通過受光信号STの信号レベルやS/N比を高めることができる。
しかしながらこの場合、図6からわかるように、受発光面41Sから距離L4の位置にある通過受光部233の表面に設けられたレンズや底部252等による反射検出光E2の光強度が閾値T1を超えてしまう場合があり、反射検出信号DRのみでは紙幣BLが無いことを正しく検出できない恐れがある。
そこで信号処理部235は、閾値T1よりも高い閾値T2を設定することにより、距離L4において全ての特性曲線Qが当該閾値T2以下となるようにした。
しかしながらこれに伴い、信号レベルが比較的低い赤色や黒色の特性曲線Qが閾値T2を下回ってしまうため、反射受光信号SRに基づく反射検出信号DRのみからでは、検出範囲Pにおける紙幣BLの有無を正しく検出できなくなる。
そこで信号処理部235は、通過受光信号STに基づく遮断検出信号DSを反射検出信号DRと組み合わせて統合検出信号DUを生成することにより、両者がほぼ相補的な関係にあることを絶妙に利用して、紙幣BLの有無を精度良く検出することができる。
このとき信号処理部235は、反射検出信号DR及び遮断検出信号DSの論理和を算出するだけで統合検出信号DUを生成することができるため、演算回路を極めて簡素に構成することができる。
また検出部230では、反射検出光E2を生成するために照射された検出光E1を通過受光部233により受光するため、通過受光部233のために別途発光部を設ける必要が無く、小型且つ簡素に構成することができる。
その他の点においても、第3の実施の形態による検出部230は、第1の実施の形態による検出部30と同様の作用効果を奏し得る。
以上の構成によれば、第3の実施の形態による検出部230は、搬送ガイド21及び22における搬送路Wを挟んで互いに対向する位置に、光学部31と、減衰部232及び通過受光部233とをそれぞれ設け、さらに信号処理部235を設けた。検出部230は、光学部31の発光素子45から検出光E1を発光し、少なくとも検出範囲Pに紙幣BLの透明部分があるときには、反射検出光E2の光強度が高いことを表す反射受光信号SRを受光素子46により生成し、検出範囲Pに紙幣BLにおける有色の部分があるときには、検出光E1が遮光されたことを表す通過受光信号STを通過受光部233により生成する。信号処理部235は、反射受光信号SRに基づいた反射検出信号DRと、通過受光信号STに基づいた遮断検出信号DSとの論理和を演算して統合検出信号DUを生成することにより、検出範囲Pに紙幣BLが有るか否かを正しく検出することができる。
[4.他の実施の形態]
なお上述した第1の実施の形態においては、検出部30において検出光E1を照射し、これが反射されてなる反射検出光E2の光強度を基に、検出範囲Pに紙幣BLがあるか否かを検出するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えば超音波を発射する発射器と、この超音波が紙幣BLにより反射されてなる反射超音波を受け取りその強度に応じた受信信号を生成する受波器とにより構成される検出部等、種々の光又は音でなる検出波の反射を利用する検出部により検出範囲Pにおける紙幣BLの有無を検出するようにしても良い。第2及び第3の実施の形態についても同様である。
また上述した第1の実施の形態においては、減衰部32において検出光E1の進行方向である上下方向に比較的長く形成された減衰空間32Sと、黒色の底部52とにより検出光E1及び反射検出光E2の光強度を減衰させるようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えば底部52につや消し仕上げを施し、或いは減衰空間32S内に光の透過率を低減させる光学フィルタを設ける等、種々の手法により検出光E1及び反射検出光E2の光強度を減衰させるようにしても良い。また上述したように検出波として超音波を用いる場合には、減衰空間32S内に吸音材を設けることにより超音波の強度を減衰させるようにしても良い。第2及び第3の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、図6においてL1<L<L2を満たす距離Lの範囲において最も低い特性曲線QK(黒色)よりも低く、距離L3において最も高い特性曲線QT(透明)よりも高い信号レベルの値を閾値T1とする場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えば減衰部32の側部51及び底部52が黒色である場合に、距離L3に関しては特性曲線QK(黒色)よりも高い値を閾値T1としても良く、或いは紙幣BLに黒色のインクが印刷されていないことが判明している場合に、L1<L<L2を満たす距離Lの範囲に関し、紙幣BLに使用されている最も反射率が低い色の特性曲線Qよりも低い値を閾値T1としても良い。この場合、閾値Tの採り得る値の範囲を拡大し、設計の自由度を高めることができる。
さらに上述した第1の実施の形態においては、検出部30の光学部31により生成した反射受光信号SRを基に、判別部としての信号処理部35において当該反射受光信号SRと閾値T1とを比較して2値化された反射検出信号DRを生成し、これを基に検出範囲Pにおける紙幣BLの有無を判別するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えば紙幣制御部11を判別部として機能させ、光学部31から供給される反射受光信号SRをこの紙幣制御部11において閾値T1と比較して反射検出信号DRを生成しても良い。第2及び第3の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、光学部31内に発光素子45及び受光素子46の双方を設けることにより一体化するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えば発光素子45及び受光素子46を互いに独立した部品として構成し、両者を引き離して設置するようにしても良い。この場合、発光素子45から発光された検出光E1が紙幣BLにより反射されてなる反射検出光E2を受光素子46により受光できれば良い。第2及び第3の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、レンズ43を用いて検出光E1及び反射検出光E2の発散角を変換することにより、検出光E1及び反射検出光E2の強度分布を最適化して図6に示したような特性を得るようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えば発光素子45そのものによる検出光E1の強度分布が適切である場合には、レンズ43を省略するようにしても良い。
さらに上述した第3の実施の形態においては、第1の実施の形態と同様、減衰部232内における検出光E1及び反射検出光E2の光路を上下方向に沿った直線状とするようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えば第2の実施の形態と同様に、減衰部232内に反射板153を設け、検出光E1及び反射検出光E2の光路を折れ線状に折り曲げるようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、搬送部13に検出部30を設けるようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えば図12に示すように、接客部12に代わる接客部312に検出部30を設けるようにしても良く、或いは図13に示すように、紙幣カセット17に代わる紙幣カセット317に検出部30を設けるようにしても良い。これらの場合、紙幣BLの有無を検出したい範囲に合わせて距離L1、L2及びL3を定め、場合によってはレンズ43(図4)の光学特性を最適化し、適切に閾値T1を選定することが望ましい。第2及び第3の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、顧客との間で現金に関する取引処理を行う現金自動預払機1において、媒体としての紙幣BLを搬送する搬送部13に本発明を適用するようにした場合について述べた。
しかしながらこれに限らず、例えば金融機関等の窓口において窓口担当の職員に使用される紙幣処理装置(いわゆるテラーマシン)等、紙幣BLを取り扱う種々の装置において、紙幣BLの有無を検知する箇所に本発明を適用するようにしても良い。さらには、例えば証券や金券等のような紙葉状の媒体以外にも、通帳やキャッシュカードのような形状の媒体を含め、種々の媒体を検知する箇所に本発明を適用するようにしても良い。或いは、種々の金券や証券等、或いは切符や葉書等の種々の紙葉状の媒体を取り扱う種々の装置において、これらの媒体の有無を検知する箇所に本発明を適用するようにしても良い。第2及び第3の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、発射部としての発光素子45と、減衰部としての減衰部32と、反射受取部としての受光素子46と、判別部としての信号処理部35とによって検出装置としての検出部30を構成する場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる発射部と、減衰部と、反射受取部と、判別部とによって検出装置を構成するようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、移動部としての搬送部13と、発射部としての発光素子45と、減衰部としての減衰部32と、反射受取部としての受光素子46と、判別部としての信号処理部35とによって媒体処理装置としての紙幣入出金機10を構成する場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる移動部と、発射部と、減衰部と、反射受取部と、判別部とによって媒体処理装置を構成するようにしても良い。
本発明は、種々の検出範囲における種々の媒体の有無を検出する種々の装置でも利用できる。
1……現金自動預払機、10……紙幣入出金機、11……紙幣制御部、12……接客部、13、113、213……搬送部、17……紙幣カセット、21、22……搬送ガイド、30、130、230……検出部、31……光学部、32、132、232……減衰部、32S、132S、232S……減衰空間、35、235……信号処理部、41……筐体、41S……受発光面、43……レンズ、45……発光素子、46……受光素子、52、152、252……底部、153……反射板、153S……反射面、233……通過受光部、261……受光素子、BL……紙幣、DR……反射検出信号、DS……遮断検出信号、DU……統合検出信号、E1……検出光、E2……反射検出光、L、L1、L2、L3、L4……距離、P……検出範囲、Q、QK、QR、QT、QW……特性曲線、SR……反射受光信号、ST……通過受光信号、T、T1、T2……閾値、W……搬送路。

Claims (10)

  1. 検出対象の有無を検出すべき検出位置へ向けて光又は音でなる検出波を発射する発射部と、
    上記発射部から発射された上記検出波の進行経路上における上記検出位置よりも遠方に配置され、上記検出波の強度を上記検出対象により反射される場合よりも減衰された状態で反射する減衰部と、
    上記検出波が上記検出対象又は他の物体により反射されてなる反射検出波を受け取る反射受取部と、
    上記反射受取部により受け取った上記反射検出波の強度を所定の閾値と比較した比較結果を基に、上記検出位置における上記検出対象の有無を判別する判別部と
    を具えることを特徴とする検出装置。
  2. 上記閾値は、
    上記検出対象が上記検出位置にあるときに上記検出波を最も低い反射率で反射した場合の上記反射受取部における上記反射検出波の強度よりも低く、且つ上記検出波が上記減衰部により減衰された状態で反射されたときの上記反射受取部における上記反射検出波の強度よりも高い
    ことを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  3. 上記発射部から発射された上記検出波の進行経路上における上記検出位置よりも遠方に配置され、上記検出対象により遮断されずに通過した上記検出波を受け取る通過受取部
    をさらに具え、
    上記閾値は、
    上記検出対象が上記検出位置において上記検出波を通過させる場合の上記反射受取部における上記反射検出波の強度よりも低く、
    上記判別部は、
    上記反射受取部により受け取った上記反射検出波の強度を所定の閾値と比較した反射比較結果と、上記通過受取部により受け取った上記検出波の強度を所定の通過閾値と比較した通過比較結果との論理和を基に、上記検出位置における上記検出対象の有無を判別する
    ことを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  4. 上記検出波は、光である
    ことを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  5. 上記減衰部は、
    上記検出波を反射する反射面が黒色である
    ことを特徴とする請求項4に記載の検出装置。
  6. 上記検出波は、超音波である
    ことを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  7. 上記減衰部は、
    吸音材により上記検出波の強度を減衰させる
    ことを特徴とする請求項6に記載の検出装置。
  8. 上記減衰部は、
    上記検出波を進行経路に沿って所定距離以上進行させることによりその強度を減衰させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  9. 上記減衰部は、
    所定の方向変換器により上記検出波の進行方向を変換しながら、上記検出波を所定距離以上進行させてその強度を減衰させる
    ことを特徴とする請求項8に記載の検出装置。
  10. 媒体を移動させる移動部と、
    上記媒体の有無を検出すべき検出位置へ向けて光又は音でなる検出波を発射する発射部と、
    上記発射部から発射された上記検出波の進行経路上における上記検出位置よりも遠方に配置され、上記検出波の強度を上記媒体により反射される場合よりも減衰された状態で反射する減衰部と、
    上記検出波が反射されてなる反射検出波を受け取る反射受取部と、
    上記反射受取部により受け取った上記反射検出波の強度を所定の閾値と比較した比較結果を基に、上記検出位置における上記媒体の有無を判別する判別部と
    を具えることを特徴とする媒体処理装置。
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