JP2009279730A - ワーク保持具およびワーク加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークに対する加工工具による圧力分布が均等でない場合や、変形の大きい薄肉レンズ等のワークの高負荷加工においても、簡単に低コストで高精度な加工面を得る。
【解決手段】ベース4の中に台座5を嵌合させ、台座5のレンズ受け面5aにレンズ受け材2を介して被加工レンズ1のレンズ当接面1aを保持する構成のワーク保持具H1において、レンズ当接面1aに接するレンズ受け材2のレンズ受け面2aの曲率R2が、レンズ当接面1aの曲率R1よりも大きくなるようにレンズ受け面5aの曲率を設定し、無負荷状態で、レンズ受け面2aの中心部2bで被加工レンズ1のレンズ当接面1aが選択的に当接する中当たり状態となるようにした。加工圧力による被加工レンズ1の変形M1と反対方向に変形M2が生じるように力が働くため、工具皿10の加工圧力による変形は相殺され、被加工面1bに高い形状精度が得られる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ワーク保持具およびワーク加工方法に関し、たとえば、光学素子等のワークの研磨や研削加工等に適用して有効な技術に関する。
たとえば、レンズ等の光学素子の製造工程では、レンズに精密な光学機能面を形成する等の目的で、研磨や研削加工が行われている。なお、以下では、簡単のため、研磨および研削を総称して研磨と記すこととする。
ところで、このような研磨や研削加工においてレンズ等の光学素子を保持する保持具として、非特許文献1に記載されているような、円筒状のベース部材にレンズを嵌め込む嵌め込み式の保持具が知られている。この参考技術の保持具の構成を図5、図6を用いて説明する。
図5に示す研磨用の光学素子保持具11は、円筒状のベース12、ベース12内に固定された台座13、及びこの台座13に貼り付けられたレンズ受け材14が一体に構成されている。具体的にはベース12は研磨する被加工レンズ15の外径よりやや大きい内径をもつ円筒状をしており、このベース12に硬質体からなる台座13が固定されている。
この台座13の一方の保持面は、前記被加工レンズ15が嵌め込まれた際に当接する当該被加工レンズ15のレンズ受け面15aの曲率と同様な曲率の形状をしており、もう一方の背面は図示しない揺動軸(いわゆる、かんざし)で支持するためのかんざし受けの座グリ16が設けられている。また、座グリ16に配置するかんざしには、このかんざしを介して光学素子保持具11の全体に荷重を伝達するための図示しない加工機が接続されている。
一方、レンズ受け面15aの曲率と同様な曲率の台座13の保持面には、レンズ受け材14として、レンズ受け面15aを保護するために弾性体からなる弾性体シート14aが接着剤等で貼り付けられている。
また、保持具の他の構成として、図6に示すように上述の円筒状のベース12とベース12内に固定される台座13とを一体化してベース12とし、Oリング14bをレンズ受け材14としてベース12とレンズ受け面15aとの間に介在させたものもある。
以下、上記構成の保持具を用いてレンズを研磨する場合について説明する。
まず、研磨する被加工レンズ15をベース12内に嵌め込み、ベース12内のレンズ受け材14に接触させた状態で図示しない砥石に当接させる。
次に、加工機を作動させ、かんざしを介して荷重を光学素子保持具11に伝達させる。これによって光学素子保持具11のベース12内のレンズ受け材14に接触している被加工レンズ15が砥石に押し付けられる。
そして、図示しない駆動装置によって砥石を回転させながら被加工レンズ15と砥石を相対運動をさせると、砥石の回転に従動してベース12と共に被加工レンズ15が回転し、砥石と被加工レンズ15との相対速度の差によって被加工面15bは研磨される。
この時、図5に示すように弾性体シート14aをレンズ受け材としている場合、レンズ受け面15a全体に被加工レンズ15を砥石に押し付けるための力が加わる。また図6に示すようにOリング14bをレンズ受け材としている場合、レンズ受け面15aに被加工レンズ15を砥石に押し付けるための力が輪帯状に加わる。
上述の参考技術のように被加工レンズ15等の光学部品の被加工面と加工工具の加工面とを接触させ、光学部品の被加工面に圧力を加えながら相対移動することにより研磨を行う場合、光学部品の被加工面には不均等な圧力が加わり、この影響で光学部品の中央部近傍で面精度の悪化、いわゆるニュートンクセが生じやすくなる、という技術的課題がある。
図7、図8、図9を用いてこの面精度の悪化が発生する理由を説明する。
図7および図8は、近年、カメラレンズ等の量産加工で用いられている下軸揺動型の球心研磨の模式図である。光学素子保持具11に保持された被加工レンズ15を研磨する場合、光学素子保持具11を介して図示しない研磨機上軸から荷重Wを被加工レンズ15の被加工面15bに負荷し、砥石20を回転させつつ砥石軸の角度をθ1からθ2の間で変化させるように揺動する。
図7は砥石軸角度がθ1で、被加工レンズ15の被加工面15bの全面に砥石20が接して圧力がかかっている。このときの被加工面15b上で頂角αの輪帯Aでの圧力は、レンズ中心の圧力P1とすると球心方向の分力P1cosαとなる。
図8は砥石軸角度がθ2(>θ1)の場合であるが、レンズの被加工面15bの一部が砥石20からはみ出しているため接触面15cの面積は小さくなり、中心での圧力はP2(>P1)となる。このとき輪帯Aでの圧力は前記接触面15cではP2cosαとなるが、接触面15c以外の領域ではゼロとなるため輪帯Aでの圧力はこれらの和となる。
さらに被加工レンズ15の被加工面15bには、砥石20と被加工レンズ15の相対運動から生じるモーメントにより発生する圧力、および砥石20の外周エッジ部15dの近傍に生じる応力集中による局部的圧力等がかかり、被加工面15bに働く力はこれらの総和ΣPとなる。
図9は上記した種々の圧力をグラフ化したものである。このように被加工レンズ15の被加工面15bに働く圧力は均等ではなくレンズ中心点の近傍で大きな値となる。
図7で示した保持具においては弾性体シート14aにより被加工レンズ15を保持しているため、被加工レンズ15は中心付近で変形し易くなり、特に中心厚さの小さい薄肉レンズでは変形が大きくなる。
また、図8で示した保持具においてはOリング14bにより被加工レンズ15を保持しているため中心点近傍の変形はさらに大きく(起こりやすく)なる。
勿論、被加工レンズ15の被加工面15bの曲率、砥石20の揺動速度および揺動角度等の加工条件によって圧力分布は異なってくるが、中心点近傍で大きな値となることは同様である。
一方、プレストンの式としてよく知られているように、レンズの加工量は圧力、相対速度、滞留時間の関数となるため、圧力の分布が均等でなくても、加工条件の設定や、圧力、相対速度、滞留時間の各々の値を制御して加工量を制御することにより高精度な加工ができる。
しかし、圧力の分布があればレンズの変形は発生し、加工中に被加工レンズ15は変形したまま加工が行われ、加工が終了すると変形が元に戻るためこの変形量だけ面精度が悪化する。
この面精度の悪化の対策として、たとえば、被加工レンズに対する砥石の押圧力を小さくして被加工レンズの変形を抑制しながら加工することで、研磨面の面精度を向上させることも考えられるが、加工所要時間が長くなり、生産性の低下、すなわち製造コストの増大を招く。
なお、ここでいう面精度の悪化とはいわゆるニュートンクセと言われるもので、その良品のレベルは例えばニュートン本数0.5本以下(約150nm以下)程度である。
上述のニュートン本数とは、評価対象のレンズとは逆の凹凸を有し、設計通りの表面形状を有する原器(レンズ)に当該評価対象のレンズを重ね合わせた時に観察されるニュートンリングの状態(本数)である。
日本オプトメカトロニクス協会、1987年発行「JOEM光学素子加工技術‘87、1−5研削・研磨」第146頁〜第148頁。
本発明の目的は、ワークに対する加工工具による圧力分布が均等でない場合や、変形の大きい薄肉レンズ等のワークの高負荷加工においても、簡単に低コストで高精度な加工面を得ることができる技術を提供することにある。
本発明の第1の観点は、ワークの被加工面と反対側の被保持面に当接するワーク保持面を備えた台座部と、前記ワークの外周部を保持する枠部とを含むワーク保持具であって、
前記台座部における前記ワーク保持面の中央部が、前記ワークの前記被保持面に対して選択的に当接する形状を呈するワーク保持具を提供する。
本発明の第2の観点は、ワークの被加工面と反対側の被保持面をワーク保持具のワーク保持面にて保持し、前記被加工面に加工工具を相対的に摺動させて加工を行うワーク加工方法であって、
前記ワーク保持具における前記ワーク保持面の中央部が、前記ワークの前記被保持面に対して選択的に当接する状態で前記ワークを前記ワーク保持具に保持する第1工程と、
前記ワーク保持具に保持された前記ワークに対して相対的に前記加工工具を押圧して摺動させることで加工を行う第2工程と、
を含むワーク加工方法を提供する。
本発明によれば、ワークに対する加工工具による圧力分布が均等でない場合や、変形の大きい薄肉レンズ等のワークの高負荷加工においても、簡単に低コストで高精度な加工面を得ることができる技術を提供することができる。
本実施の形態の第1態様では、光学素子保持具に交換可能に装着した弾性体シートのレンズ受け面と被加工レンズの当接面を中当たりとすることにより、被加工レンズはその外周側が上方に湾曲しようするため、加工圧力の分布による変形と相殺しクセのない研磨面を得る。
本実施の形態の第2態様では、光学素子保持具の台座を金属等の硬質部材で構成し、これに段差を設けることにより、弾性体シートのレンズ受け面と被加工レンズの当接面を中当たりを実現し、加工圧力によるレンズ中心部の変形を抑えるとともに、さらに弾性体シートによりレンズ外周部は上側に湾曲する余地があるため変形が大きい薄肉レンズであってもクセのない研磨面を得る。
本実施の形態の第3態様では、光学素子保持具の台座に設ける段差部を着脱自在とすることにより種々の形状の段差を簡単に作ることができる構成とする。被加工レンズにかかる圧力分布は加工機の機差により1台毎に異なるため同じレンズ形状であっても変形量は同一ではない。このため機械毎に最適な形状の段差を得る必要があることに対応するためである。
また、レンズ形状によっても変形量は異なるため被加工レンズの形状に最適な段差が必要であり、上述の第3態様によれば、段差部の交換によって、簡単に最適な形状の段差を実現することが可能である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施の形態であるワーク加工方法を実施するワーク保持具の構成の一例を示す断面図である。
ワーク保持具H1は、円筒状のベース4(枠部)、ベース4内に固定された台座5及びこの台座5のレンズ受け面5a(ワーク保持面)に貼り付けられたレンズ受け材2が一体となって構成されている。具体的にはベース4は研磨する被加工レンズ1(ワーク)の外径よりやや大きい内径をもつ円筒状をしており、このベース4に、剛性の大きな硬質体からなる台座5が固定されている。
この台座5のレンズ受け面5aは、被加工レンズ1が嵌め込まれた際に当接する当該被加工レンズ1のレンズ当接面1a(被保持面)の曲率R1(第1曲率半径)より大きな曲率を有する形状を呈しており、さらに、レンズ当接面1aを保護するために弾性体からなるシートがレンズ受け材2として接着剤等で貼り付けられている。
このとき弾性体シートからなるレンズ受け材2のレンズ受け面2aの曲率R2(第2曲率半径)は、台座5のレンズ受け面5aの曲率を反映して、レンズ当接面1aの曲率R1より大きく構成されている。
すなわち、本実施の形態1のワーク保持具H1の場合、台座5のレンズ受け面5aの曲率は、レンズ受け材2の厚さを見込んで、曲率R2>曲率R1となるように設定されている。
このワーク保持具H1は、被加工レンズ1を保持した状態で、後述する研磨装置Kの側の上軸122に背面が固定されて支持され、被加工レンズ1の被加工面1bは、砥石スピンドル115に支持された工具皿10の加工作用面10aに対向する姿勢となる。
本実施の形態1では、被加工レンズ1をワーク保持具H1に保持したとき、無負荷状態では、被加工レンズ1のレンズ当接面1aはレンズ受け材2のレンズ受け面2aの中心部2bで最初に(選択的に)接触する、いわゆる中当たり状態となっている(第1工程)。
そして、被加工レンズ1の被加工面1bが工具皿10の加工作用面10aに押圧されて加工が開始されると加工荷重によりレンズ受け材2の変形および被加工レンズ1の変形により、被加工レンズ1のレンズ当接面1aは、レンズ受け材2のレンズ受け面2aに対して全面で密着する。この密着状態で、工具皿10の加工作用面10aによる被加工レンズ1の被加工面1bの研磨が行われる(第2工程)。
本実施の形態1のワーク保持具H1によれば、被加工レンズ1のレンズ当接面1aが、台座5に支持されたレンズ受け材2のレンズ受け面2aの中心部2bに対して中当たり状態となっていることにより、加工圧力による被加工レンズ1の変形M1と反対方向に変形M2が生じるように力が働くため、工具皿10の加工圧力による変形は相殺され、たとえば、被加工レンズ1が薄肉レンズであっても、また、高負荷(圧力)加工においても、研磨加工後に、ニュートンクセのない高い形状精度のレンズを得ることができる。
すなわち、本実施の形態1のワーク保持具H1によれば、ワークとしての被加工レンズ1に対する工具皿10等の加工工具による圧力分布が均等でない場合でも高精度な加工面を得ることができる。特に変形の大きい薄肉レンズ等の被加工レンズ1の高負荷加工においても、簡単に低コストで高精度な加工面を得ることが可能となる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の他の実施の形態であるワーク加工方法を実施するワーク保持具の構成の一例を示す断面図である。
本実施の形態2のワーク保持具H2では、台座5のレンズ受け面5aは被加工レンズ1のレンズ当接面1aの曲率R1と同様の曲率とし、このレンズ受け面5aの中央部に凸状の突起段差6(段差部)を設け、さらに、この突起段差6を有するレンズ受け面5aの全体を覆うように、弾性体シートからなるレンズ受け材2を接着剤等で貼り付けた構成となっている。
本実施の形態2のワーク保持具H2の場合には、突起段差6は台座5と一体に硬質部材で設けられているため、無負荷状態では、ワーク保持具H2に保持される被加工レンズ1のレンズ当接面1aは、やはり、台座5のレンズ受け面5aの中心部2bに選択的に接する中当たり状態となる。
このため、加工圧力による被加工レンズ1の変形M1と反対方向に変形M2が生じるように力が働くため、工具皿10の加工圧力による変形は相殺され、被加工レンズ1の中心部の変形を直接的に防止することができる。
また、このワーク保持具H2の場合には、台座5のレンズ受け面5aの中央における突起段差6の存在により、被加工レンズ1の外周部はレンズ受け材2の弾性により、台座5のレンズ受け面5aの曲率による制限を超えて、変形M2方向へも変形可能であるため、工具皿10から被加工レンズ1に作用する加工圧力の調整により、変形M2の量を制御して、被加工レンズ1の被加工面1bの研磨形状の制御が可能なる、という利点もある。
この実施の形態2のワーク保持具H2の場合には、被加工レンズ1が、工具皿10の加工圧力による変形が大きなレンズであっても、変形を抑えて高精度の研磨面、すなわち被加工面1bの形状精度を得ることができる。
(実施の形態3)
図3は、本発明のさらに他の実施の形態であるワーク加工方法を実施するワーク保持具の構成の一例を示す断面図である。
本実施の形態3のワーク保持具H3では、台座5のレンズ受け面5aの中央部に着脱可能な突起部材7(段差部)を設けた点が、上述の実施の形態2と異なっている。
すなわち、ワーク保持具H3に備えられた突起部材7は、先端側に段差7aが設けられ、後端側にネジ部7bが設けられた構成となっている。そして、台座5のレンズ受け面5aの中央部に設けられたネジ穴に、突起部材7のネジ部7bを螺合することにより、突起部材7が台座5に固定される。他の構成は上述の実施の形態2と同様である。
このため、台座5の突起部材7の段差により、ワーク保持具H3に保持される被加工レンズ1のレンズ当接面1aは、レンズ受け材2の中心部2bで選択的に当接する中当たり状態となる。
本実施の形態3のワーク保持具H3によれば、台座5に対して突起部材7がネジ部7bで交換可能に装着されていることにより、被加工レンズ1の種類や加工条件等に応じて、段差7aの形状を簡単に変更できるため、後述する研磨装置Kの機差や、被加工レンズ1の形状に応じて最適な段差形状(換言すれば、中当たり状態)を得ることができる利点がある。
(実施の形態4)
図4は、上述の各実施の形態に例示したワーク保持具H1からワーク保持具H3の各々を使用する研磨装置の代表的な一例を示す斜視図である。
この研磨装置Kでは、一例として、被加工レンズ1の被加工面1b、および工具皿10の加工作用面10aが球面の場合を例に採って説明する。
この図4の研磨装置Kにおいて、本実施の形態のワーク保持具H1(ワーク保持具H2)(ワーク保持具H3)は保持具121に相当する。また、台座5の背面は後述の上軸122に固定され、工具皿10の背面は、砥石スピンドル115に固定される。
図4に例示されるように、本実施の形態1の研磨装置Kは、装置本体150と、この装置本体150の上部に設けた揺動板151と、揺動板151の下方に設けた例えば上部が開口し、下辺部161bが円弧状に形成され、かつ、半円状の両側板162を備えた砥石用揺動体161と、この砥石用揺動体161の下辺部161bを一体で支持するハウジング171とを有している。
前記ハウジング171には、砥石モータ116と、この砥石モータ116により回転駆動される砥石スピンドル115が取り付けられ、さらに砥石スピンドル115の上端に球面研磨用の工具皿10が取り付けられている。前記砥石スピンドル115は球心104を通る軸線の回りに回転するように設定されている。
前記ハウジング171は、さらに、前記砥石モータ116に隣接する位置に、Y軸方向に沿って配置した揺動モータ112を備えている。
一方、前記装置本体150からは、前記砥石用揺動体161を一対の軸受163によって支持する平行配置の一対の支持アーム164が突出形成されており、さらに、一対の支持アーム164の下側には、前記ハウジング171を揺動させるための円弧状揺動ギヤ部181を備えた固定突出体180を設けている。
そして、前記揺動モータ112の原動軸に取り付けた歯車114と前記円弧状揺動ギヤ部181とを噛合させ、揺動モータ112により回転する歯車114と円弧状揺動ギヤ部181との噛み合いにより、前記ハウジング171、砥石用揺動体161を、前記球心104を揺動中心として図4に示す矢印方向(Y軸の回り)に揺動させるようになっている。
前記装置本体150の上部に設けた揺動板151の突出端には、Z軸方向に沿ってシリンダ120、このシリンダ120の伸縮するロッド120aに連結した上軸122、この上軸122の下端部に取り付けた保持具121が配置され、さらに保持具121により被加工レンズ1を保持するようになっている。即ち、被加工レンズ1は、光学素子を上下方向で変位させる変位機構としてのシリンダ120の動作により保持具121に支持されつつZ軸方向に変位(上下動)可能で、前記工具皿10に所望の押圧力で押圧可能となっている。
また、前記揺動板151の基部は、装置本体150上に固定配置した軸受箱体191によりX軸(揺動板151の基部の揺動中心を通るX軸方向の軸線は前記球心104を通るように設定している)の回りを揺動可能に支持され、軸受箱体191に連結したX軸揺動モータ190により駆動されるようになっている。即ち、被加工レンズ1は、揺動板151、上軸122、保持具121を介して支持されつつX軸の回りに揺動可能となっている。
本実施の形態4の研磨装置Kは、さらに、全体の制御を行う制御装置106と、前記揺動モータ112に接続した砥石揺動制御部107と、前記砥石モータ116の回転数制御用のインバータ108とを具備している。前記制御装置106は、前記X軸揺動モータ190及びシリンダ120の駆動制御をも行うようになっている。
次に、本実施の形態4の研磨装置Kによる、上述のワーク保持具H1、ワーク保持具H2、ワーク保持具H3を用いた被加工レンズ1の研磨方法について説明する。
前記工具皿10は、砥石モータ116により駆動される砥石スピンドル115を介して回転駆動される。また、前記揺動モータ112の回転により歯車114が円弧状揺動ギヤ部181と噛み合いつつ回転し、これにより、前記ハウジング171、砥石用揺動体161とともに工具皿10は球心104を中心にY軸の回りを揺動する。
一方、被加工レンズ1を保持した保持具121は、シリンダ120のロッド120aの伸動作によりZ軸に沿って下方に変位し、被加工レンズ1を工具皿10に一定押圧力にて押圧接触させる。
さらに、保持具121により保持された被加工レンズ1は、X軸揺動モータ190により駆動される前記揺動板151の揺動に連動して、工具皿10に接触しつつ被加工面1b(光学機能面)の曲率中心(すなわち、被加工面1bの球心)を工具皿10の加工作用面10aの球心104に一致させてX軸の回りを揺動する。
このようにして、前記球心104を中心として、前記工具皿10がY軸の回りを揺動し、被加工レンズ1がX軸の回りを揺動して、被加工レンズ1の研磨面である被加工面1bと加工作用面10aとの相対的な摺動動作により、被加工面1bの所望の球面研磨が実行される。
この研磨装置Kによれば、保持具121として、上述のワーク保持具H1、ワーク保持具H2、ワーク保持具H3の何れかを使用することで、ワーク保持具H1からH3の各々に対応した、上述の効果を得ることができる。
以上説明したように、本発明の上述の各実施の形態によれば、たとえば、カメラレンズの量産加工のように、被加工レンズ1に対して高速高負荷の研磨加工を行う場合、薄肉レンズのように変形しやすい形状の光学素子であってもクセのない高精度な研磨面を得ることができる、という効果が得られる。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
たとえば、ワークとしては光学素子に限らず、一般の精密研磨の必要な製品にも適用できる。
また、研磨装置に関しても、被加工レンズの被加工面と工具皿の加工作用面とを相対的に摺動動作させて研磨加工を行う他の構成の装置であってもよい。
(付記1) レンズ等の光学素子を保持して研削研磨する保持具において、前記光学素子が挿脱可能な枠部と、この枠部に挿入した状態の前記光学素子の一面に当接して光学素子を保持する光学素子保持面の形状が、前記光学素子の当接面と中当たり状態となるように形成したことを特徴とする光学素子保持具。
(付記2) レンズ等の光学素子を保持して研削研磨する保持具であって、前記光学素子が挿脱可能な枠部と前記光学素子を保持するための中央部に段差を設けた台座とからなり、この台座の光学素子保持面側にシート状弾性体を装着してなることを特徴とする光学素子保持具。
(付記3) 光学素子を保持するための前記台座の中央部に設けた段差が着脱可能であることを特徴とする付記2記載の光学素子保持具。
本発明の一実施の形態であるワーク加工方法を実施するワーク保持具の構成の一例を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態であるワーク加工方法を実施するワーク保持具の構成の一例を示す断面図である。 本発明のさらに他の実施の形態であるワーク加工方法を実施するワーク保持具の構成の一例を示す断面図である。 本発明の各実施の形態のワーク保持具を使用する研磨装置の代表的な一例を示す斜視図である。 本発明の参考技術の保持具の構成を示す断面図である。 本発明の参考技術の保持具の構成を示す断面図である。 参考技術の保持具における被加工レンズの面精度の悪化の発生理由を説明する概念図である。 参考技術の保持具における被加工レンズの面精度の悪化の発生理由を説明する概念図である。 参考技術の保持具における加工圧の分布を示す線図である。
符号の説明
1 被加工レンズ
1a レンズ当接面
1b 被加工面
2 レンズ受け材
2a レンズ受け面
2b 中心部
4 ベース
5 台座
5a レンズ受け面
6 突起段差
7 突起部材
7a 段差
7b ネジ部
10 工具皿
10a 加工作用面
11 光学素子保持具
12 ベース
13 台座
14 レンズ受け材
14a 弾性体シート
14b Oリング
15 被加工レンズ
15a レンズ受け面
15b 被加工面
15c 接触面
15d 外周エッジ部
16 座グリ
20 砥石
104 球心
106 制御装置
107 砥石揺動制御部
108 インバータ
112 揺動モータ
114 歯車
115 砥石スピンドル
116 砥石モータ
120 シリンダ
120a ロッド
121 保持具
122 上軸
150 装置本体
151 揺動板
161 砥石用揺動体
161b 下辺部
162 両側板
163 軸受
164 支持アーム
171 ハウジング
180 固定突出体
181 円弧状揺動ギヤ部
190 X軸揺動モータ
191 軸受箱体
H1 ワーク保持具
H2 ワーク保持具
H3 ワーク保持具
K 研磨装置
M1 変形
M2 変形
R1 被加工レンズ1のレンズ当接面1aの曲率
R2 レンズ受け材2のレンズ受け面2aの曲率

Claims (8)

  1. ワークの被加工面と反対側の被保持面に当接するワーク保持面を備えた台座部と、前記ワークの外周部を保持する枠部とを含むワーク保持具であって、
    前記台座部における前記ワーク保持面の中央部が、前記ワークの前記被保持面に対して選択的に当接する形状を呈することを特徴とするワーク保持具。
  2. 請求項1記載のワーク保持具において、
    前記ワークの前記被保持面の第1曲率半径よりも、前記台座部の前記ワーク保持面の第2曲率半径を大きくすることで、前記台座部における前記ワーク保持面の中央部が、前記ワークの前記被保持面に対して選択的に当接するようにしたことを特徴とするワーク保持具。
  3. 請求項1記載のワーク保持具において、
    前記台座部の前記中央部に段差部を形成することにより、前記台座部における前記ワーク保持面の中央部が、前記ワークの前記被保持面に対して選択的に当接するようにしたことを特徴とするワーク保持具。
  4. 請求項3記載のワーク保持具において、
    前記段差部が前記台座部に対して着脱可能に装着されていることを特徴とするワーク保持具。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のワーク保持具において、
    前記台座部の前記ワーク保持面にシート状弾性体が装着されていることを特徴とするワーク保持具。
  6. ワークの被加工面と反対側の被保持面をワーク保持具のワーク保持面にて保持し、前記被加工面に加工工具を相対的に摺動させて加工を行うワーク加工方法であって、
    前記ワーク保持具における前記ワーク保持面の中央部が、前記ワークの前記被保持面に対して選択的に当接する状態で前記ワークを前記ワーク保持具に保持する第1工程と、
    前記ワーク保持具に保持された前記ワークに対して相対的に前記加工工具を押圧して摺動させることで加工を行う第2工程と、
    を含むことを特徴とするワーク加工方法。
  7. 請求項6記載のワーク加工方法において、
    前記第1工程では、前記ワークの前記被保持面の第1曲率半径と前記ワーク保持具における前記ワーク保持面の第2曲率半径との相違により、前記ワーク保持具における前記ワーク保持面の中央部が、前記ワークの前記被保持面に対して選択的に当接する状態で前記ワークを前記ワーク保持具に保持することを特徴とするワーク加工方法。
  8. 請求項6記載のワーク加工方法において、
    前記第1工程では、前記ワーク保持具における前記ワーク保持面の中央部に段差部を突設することで、前記ワーク保持具における前記ワーク保持面の中央部が、前記ワークの前記被保持面に対して選択的に当接する状態で前記ワークを前記ワーク保持具に保持することを特徴とするワーク加工方法。
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