JP2009279310A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】取りこぼしの損失を適度に抑制しながら、遊技性が低下してしまうことを防止する。
【解決手段】スロットマシン1は、持越役である2枚役フラグあるいは15枚役フラグを成立させたゲームでそれらのフラグに対応した役が入賞しなかった場合は、当該フラグを成立させたゲーム後の最大3ゲームだけ入賞しなかったフラグを持越可能とし、それらの小役フラグを同時に持越している状態においては、引込制御を実行する際に、持越期間の残存期間が短い小役フラグに対応する図柄を優先的に引き込んで停止表示させる(A3〜A6)。
【選択図】図6

Description

本発明は、ゲームの開始に応じて小役及びボーナス役を含む複数の役の中から内部当選役を決定するための抽選を実行して内部当選役のフラグを成立させるスロットマシンに関する。
現行のスロットマシンにおいては、小役の内部当選フラグは入賞の有無に関わらずそのゲームを終了した時点で消去され、ボーナス役の内部当選フラグは入賞するまで何ゲームでも持越されるように構成されている。このような構成は、ボーナス役に比べて小役は取りこぼしの損失が小さいので持越す必要はないという思想に基づいている。ところが、実際には何度も繰返して小役を取りこぼすと、1日単位で数十ないし数百枚(金額に換算すると数百ないし数千円)の損失となり、必ずしも損失が小さいとは言えない。このような事情から、小役の取りこぼしを補填する提案がなされている(例えば特許文献1参照)。
特開2004−8391号公報
しかしながら、小役の取りこぼしをすべて補填する構成では、遊技者の緊張感が薄れて興趣が低下してしまうという弊害が懸念される。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、取りこぼしの損失を適度に抑制しながら、遊技性が低下してしまうことを防止することが可能なスロットマシンを提供することにある。
請求項1に記載した発明は、複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を変動表示する図柄変動表示手段と、遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、複数の前記図柄表示領域に停止表示された図柄の組み合わせが入賞図柄である場合に、その入賞図柄に対応する数の遊技媒体数を遊技者に付与する遊技媒体付与手段と、ゲームの開始に応じて、複数種類の小役及びボーナス役の中から内部当選役を決定するための抽選を実行し、内部当選役のフラグを成立させる内部抽選手段と、前記内部抽選手段がボーナス役フラグを成立させたゲームで当該ボーナス役が入賞しなかったときは、当該ボーナス役が入賞するまで当該ボーナス役フラグを持越すボーナス役フラグ持越手段と、前記内部抽選手段が小役フラグを成立させたゲームで当該小役が入賞しなかったときは、予め定められた持越期間だけ当該小役フラグを持越す小役フラグ持越手段と、前記内部当選役のフラグに対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで停止表示させる引込制御を実行する表示制御手段と、を備えたスロットマシンであって、前記表示制御手段は、前記小役フラグ持越手段が複数種類の小役フラグを同時に持越している状態においては、前記引込制御を実行する際に、前記持越期間の残存期間が短い小役フラグに対応する図柄を優先的に引き込んで停止表示させるところに特徴を有する。
請求項2に記載した発明は、前記小役フラグ持越手段が複数種類の小役フラグを同時に持越している状態において優先的に入賞させる小役である優先小役を遊技者が指定するための優先小役指定手段を備え、前記表示制御手段は、前記引込制御を実行する際に、前記優先小役指定手段により指定された優先小役のフラグに対応する図柄を優先的に引き込んで停止表示させるところに特徴を有する。
請求項1に記載した発明によれば、内部抽選手段が小役フラグを成立させたゲームで当該小役が入賞しなかったときは、予め定められた持越期間だけ当該小役フラグを持越すように構成したので、遊技者は、持越期間内に小役を入賞させれば遊技媒体の払出しを受けることができる。これにより、小役の取りこぼしによる損失を適度に抑制することができる。また、複数種類の小役フラグを同時に持越している状態においては、引込制御を実行する際に、持越期間の残存期間が短い小役フラグに対応する図柄を優先的に引き込むように構成したので、遊技者は、持越期間の残存期間が短い小役の入賞を狙うようになる。これにより、遊技性が低下してしまうことを防止することができる。
請求項2に記載した発明によれば、複数種類の小役フラグを同時に持越している状態において、優先的に入賞させる小役である優先小役を遊技者が指定するように構成したので、例えば目押しが苦手な小役のフラグに対応する図柄を優先的に引き込んで停止表示させることが可能となり、より一層取りこぼしによる損失を抑制することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図2は、スロットマシンの正面外観を概略的に示している。スロットマシン1の正面には表示窓2が設けられており、遊技者は表示窓2を通じて内部に設けられたリール3(本発明でいう図柄変動表示手段)の図柄を視認可能となっている。この場合、図柄は、図3に示すように、左リール3a、中リール3b及び右リール3cの各円周面に描かれている。この図柄は、各リール3a〜3cが停止した状態では、表示窓2の上段、中段及び下段に対応して表示される。すなわち、表示窓2により、各リール3図柄分づつで合計9図柄分の図柄表示領域が形成されている。表示窓2には、図2に示すように、合計5本(上段、中段、下段に対応した横3本及び対角線配置された2本)の入賞ライン(図2では破線にて示す)が施されていると共に、表示窓2の左方には有効化された入賞ラインを表示する有効ライン表示部4が設けられており、入賞図柄がいずれかの入賞ライン上に揃ったときに対応する入賞が発生する。
表示窓2の上方には、ボーナス中のメダル(本発明でいう遊技媒体)の払出し進捗状態などの情報や各種の演出画像などを表示する液晶表示部5、小役指定ボタン6(本発明でいう優先小役指定手段)及びスピーカ7が設けられている。表示窓2の下方には、クレジットメダルのベットを行うMAXBETボタン8、クレジットメダルの精算を行う精算ボタン9、メダルを投入するメダル投入口10が設けられており、これらの下方にはスタートレバー11(本発明でいうゲーム開始操作手段)、左ストップボタン12(本発明でいう停止操作手段)、中ストップボタン13(本発明でいう停止操作手段)及び右ストップボタン14(本発明でいう停止操作手段)が設けられている。表示窓2の右方には、メダルの払出枚数を表示する払出数表示部15及びメダルのクレジット枚数を表示するクレジット数表示部16が設けられている。また、スロットマシン1の正面最下部には受皿17が設けられ、スロットマシン1の正面最上部には装飾ランプ部18が設けられている。
スロットマシン1は、一連のゲーム開始操作、つまり、遊技者がメダルをメダル投入口10に投入した状態、またはMAXBETボタン8を操作することによりクレジットメダルを投入した状態でスタートレバー11を操作すると、内部抽選を実行するとともに各リール3a〜3cを始動させる(回転動作を開始させる)。そして、スロットマシン1は、各リール3a〜3cを始動させた後、各ストップボタン12〜14の操作に応じて各リール3a〜3cを停止させて1ゲームを終了する。
また、スロットマシン1は、内部抽選の結果が当選であった場合には、内部抽選により当選した内部当選役に対応した内部当選フラグ(ビッグボーナス役フラグ、レギュラーボーナス役フラグ、小役フラグ及びリプレイフラグ)をオンし(成立させ)、その内部当選フラグに基づいて所謂すべり制御(引込制御)を含む停止制御(各リール3a〜3cを内部当選フラグの種類に応じた入賞図柄またはハズレ図柄で停止させる制御)を実行し、その入賞図柄に応じた枚数のメダルが遊技媒体付与手段により受皿17に放出される。ここで、引込制御は、各ストップボタン12〜14の操作を検出した時点から最大で4図柄までの範囲にある図柄を入賞ライン上に引込んで停止させることが可能な制御である。
入賞図柄としては、図4に示すように、ビッグボーナス図柄、レギュラーボーナス図柄、小役図柄及びリプレイ図柄が設定されている。ビッグボーナス図柄としては、ビッグボーナス1(BIG1)図柄及びビッグボーナス2(BIG2)図柄の二種類が設定されており、レギュラーボーナス(REG)図柄としては、一種類が設定されている。ビッグボーナス1及びビッグボーナス2は、後述する遊技媒体付与手段によるメダルの払出枚数が上限値として予め定められている465枚を超えた時点で終了する。また、レギュラーボーナスは、遊技媒体付与手段によるメダルの払出枚数が上限値として予め定められている250枚を超えた時点で終了する。ビッグボーナス状態及びレギュラーボーナス状態は、小役の内部当選確率を大幅に高める状態であるため、遊技者は短期間で大量のメダルを獲得することが可能である。
小役図柄としては、例えばメダルの払出枚数が15枚で固定されている15枚役図柄(サン図柄)、メダルの払出枚数が10枚で固定されている10枚役図柄(オレンジ図柄)及びメダルの払出枚数が2枚で固定されている2枚役図柄(チェリー単独図柄)の三種類が設定されている。これらの小役が入賞したときには、当選した小役に対応する数のメダルが遊技媒体付与手段により受皿17に払出される。また、リプレイ図柄が入賞したときには、遊技者は、メダルを投入することなく再度ゲームを実施することが可能である。
スロットマシン1は、前扉が開放された状態で特定の従業員が後述する設定値操作部を操作することにより、上記したビッグボーナス及びレギュラーボーナスの当選確率を複数段階(例えば1〜6の6段階)で設定可能となっており、数値(設定値)が大きい程、ビッグボーナス及びレギュラーボーナスの当選確率が大きく設定される。ビッグボーナス及びレギュラーボーナス以外の小役及びリプレイの当選確率は、設定値による差がなく、全ての設定値に共通する当選確率が設定されている。なお、小役及びリプレイについてもビッグボーナス及びレギュラーボーナスと同様に、当選確率を複数段階で設定可能としても良い。
ビッグボーナス役フラグ及びレギュラーボーナス役フラグは、ビッグボーナス役及びレギュラーボーナス役が入賞するまで何ゲームでも持ち越されるようになっている。また、何れか一方の内部当選フラグが成立している状態ではビッグボーナス役及びレギュラーボーナス役を抽選の対象から除外するので、2つ以上のビッグボーナス役フラグ及びレギュラーボーナス役フラグが重複して成立することはない。なお、ビッグボーナス役フラグ又はレギュラーボーナス役フラグを持越している状態であっても小役及びリプレイ役の抽選は実行するので、何れかのボーナス役フラグと小役及びリプレイ役の内部当選フラグとが重複して成立することはある。
2枚役及び15枚役は、通常状態(非ボーナス状態)では、内部当選フラグが成立したゲームで入賞しなかったとき(取りこぼしたとき)、その内部当選フラグを持越すことが可能な小役である。2枚役の内部当選フラグである2枚役フラグ、及び15枚役の内部当選フラグである15枚役フラグを持越すことが可能な持越期間は、リプレイゲームを除いた3ゲームである。すなわち、2枚役及び15枚役は、2枚役フラグあるいは15枚役フラグが成立したゲームを含めて4ゲームにわたり入賞する機会がある。このとき、2枚役あるいは15枚役の持越期間における残りゲーム数(残存期間に相当)は、2枚役持越カウンタあるいは15枚役持越カウンタによってカウントされる。なお、10枚役フラグは持越不可能なフラグであり、入賞したか否かに関わらずそのゲームが終了した時点で消去される。また、2枚役及び15枚役を持越しているゲームにおいても10枚役は抽選対象となるため、2枚役フラグ及び15枚役フラグと、10枚役フラグとが同時に成立することがある。
2枚役フラグを持越しているゲーム(2枚役フラグが成立したゲーム後の最大3ゲーム)では、2枚役を内部抽選の対象から除外するので、2枚役フラグが二つ以上重複して成立することはない。同様に、15枚役フラグを持越しているゲーム(15枚役フラグが成立したゲーム後の最大3ゲーム)では、15枚役を内部抽選の対象から除外するので、15枚役フラグが二つ以上重複して成立することはない。
一方、2枚役フラグと15枚役フラグとは、重複して成立することが可能である。すなわち、2枚役フラグが成立している状態で15枚役フラグが成立することは可能であり、逆に15枚役フラグが成立している状態で2枚役フラグが成立することも可能である。このように、2枚役フラグと15枚役フラグとが重複して成立しているとき、小役指定ボタン6の操作により、2枚役及び15枚役のうち何れか一方を優先して引き込む小役すなわち優先小役として指定することが可能である。遊技者は、2枚役及び15枚役のうち目押しに自信がない方の小役を優先小役として設定することにより、その小役の取りこぼしを高い確率で回避することが可能である。例えば、2枚役の目押しが苦手な場合は、2枚役を優先小役として設定することで、2枚役を15枚役よりも優先して引き込むことが可能となる。優先小役は、遊技者が小役指定ボタン6を操作する毎に、「2枚役を優先小役とする」→「15枚役を優先小役とする」→「優先小役を指定しない」の三つの状態が順次切り替わる。
図2は、スロットマシン1の電気的な構成を機能ブロック図として示している。制御部19(本発明でいう内部抽選手段、遊技媒体付与手段、ボーナス役フラグ持越手段、小役フラグ持越手段および表示制御手段)は、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェースなどを備えたマイクロコンピュータにより構成されており、スタートレバー11、左ストップボタン12、中ストップボタン13、右ストップボタン14、小役指定ボタン6、MAXBETボタン8及び精算ボタン9から各操作信号が入力される。また、制御部19は、メダル投入口10に投入されたメダルの真贋及び数量を判定する投入メダル検知部20から投入メダル検知信号が入力されると共に、設定値操作部21から当選確率などの各設定信号が入力される。さらに、制御部19は、各リール3a〜3cに対応する各リール用モータ22a〜22cを駆動するリール駆動部23、各リール3a〜3cに設けられた基準位置片の通過を検知する各センサ24a〜24cからの検知信号に基づいて基準位置を検知する基準位置検知部25、スピーカ7を駆動する音声出力部26、受皿17にメダルを放出するメダル払出部27、液晶表示部5、有効ライン表示部4、払出数表示部15、クレジット数表示部16及び装飾ランプ部18と接続している。
制御部19は、上記した各入力信号及びROMに記憶した制御プログラムに基づいて、リール駆動部23、音声出力部26、メダル払出部27、液晶表示部5、有効ライン表示部4、払出数表示部15、クレジット数表示部16及び装飾ランプ部18の動作を制御すると共に、アウト信号(1メダルの投入毎または1クレジットメダルの投入毎に1パルス出力)、セーフ信号(1メダルの払出毎に1パルス出力)、ゲーム信号(1ゲーム開始毎に1パルス出力)、ビッグボーナス信号(ビッグボーナス期間中にレベル信号出力)及びレギュラーボーナス信号(レギュラーボーナス期間中にレベル信号出力)を生成し、図示しない信号出力端子から外部に出力する。信号出力端子から出力される各信号は、遊技場内に設置される管理装置に入力され、各スロットマシン1の稼動状況を管理するために利用される。
次に、上記構成の作用について説明する。
制御部19は、本発明に関連して図柄引込処理、及び入賞判定処理を実行している。
遊技者がスロットマシン1にメダルを投入してからスタートレバー11を操作すると、制御部19は、0〜65535の範囲で発生する内部当選役を決定するための乱数のうちいずれか1つを抽出して当選乱数テーブルと照合することにより当選役フラグをオンしてから左ストップボタン12、中ストップボタン13、右ストップボタン14の操作に応じて図柄引込処理を実行する。
図6は、制御部19による図柄引込処理を示すフローチャートである。制御部19は、左ストップボタン12、中ストップボタン13あるいは右ストップボタン14のいずれかがオンされたか(操作されたか)を判断している(A1)。
遊技者がストップボタン12〜14のいずれかをオンすると、制御部19は、各ストップボタン12〜14のいずれかがオンされたと判定し(A1:YES)、内部当選フラグを参照し(A2)、内部当選フラグが2つ以上かを判定する(A3)。この場合、内部当選フラグ(ハズレフラグを含む)は1つであるので(A3:NO)、内部当選フラグに対応する停止テーブルを参照して停止位置を決定し(A7)、決定した停止位置までリール3を引き込んで停止させてから(A6)、リターンする。この停止テーブルとは、内部当選フラグ毎に停止可能なリール3の停止位置を記憶しているテーブルである。
図7は、制御部19による入賞判定処理を示すフローチャートである。制御部19は、図柄引込処理の結果、3つのリール3a、3b及び3cが停止したときは(B1:YES)、ボーナスに入賞したか(B2)、リプレイに入賞したか(B5)、小役に入賞したか(B8)、10枚フラグがオンしているか(B12)を判定するようになる。ボーナスフラグがオンしていることに応じてボーナスが入賞した場合は(B2:YES)、ボーナスゲームフラグをオンし(B3)、すべての当選フラグをオフしてから(B4)、リターンする。リプレイフラグがオンしていることに応じてリプレイが入賞した場合は(B5:YES)、内部的なメダルを3枚投入し(B6)、リプレイフラグをオフしてから(B7)、リターンする。いずれかの小役フラグがオンしていることに応じて小役が入賞した場合は(B8:YES)、入賞した小役に応じて規定枚数のメダルを払出し(B9)、入賞した小役フラグをオフしてから(B10)、小役持越処理へ移行する(B11)。
図8は、制御部19による小役持越処理を示すフローチャートである。制御部19は、2枚役フラグがオンしているか(C1)、15枚フラグがオンしているか(C6)を判断している。この場合、いずれのフラグもオフしているので(C1:NO、C6:NO)、リターンする。
さて、小役に入賞しなかった場合は(B8:NO)、10枚フラグがオンしているかを判断し(B12)、オンしていた場合は(B12:YES)、従来と同様に、小役フラグをオフする(B13)。つまり、10枚役フラグのオン状態で10枚役に入賞しなかった場合は、10枚役フラグが次のゲームに持越されることはない。
これに対して、小役に入賞しなかった場合において(B8:NO)、10枚フラグがオンしていないとき(B12:NO)、つまり、持越役である2枚役フラグあるいは15枚役フラグがオンしている可能性がある場合は、小役持越処理を実行する(B11)。
制御部19は、図8の小役持越処理において、2枚役フラグ或いは15枚役フラグのいずれもオンしていない場合は(C1:NO、C6:NO)、何もすることなくリターンする。
しかしながら、小役持越処理の対象である2枚役フラグと15枚役フラグのいずれかがオンしていた場合は、次のようにして小役を持越すものの、両方のフラグに対応する動作は同じであることから、説明の簡単化のために2枚役フラグについて説明する。つまり、2枚役フラグがオンした状態で2枚役に入賞しなかった場合について説明する。
制御部19は、2枚役フラグがオンしていることから(C1:YES)、2枚役持越カウンタが「3」であるかを判定する(C2)。この2枚役持越カウンタは持越ゲーム数をカウントするためのものであり、初期値は0となっている。従って、2枚役持越カウンタは0であることから(C2:NO)、2枚役持越カウンタをインクリメントしてから(C3)、リターンする。これにより、2枚役持越カウンタは「1」となる。
ここで、制御部19は、2枚役あるいは15枚役が内部当選したゲーム(2枚役フラグあるいは15枚役フラグが成立したゲーム)、及び2枚役フラグあるいは15枚役フラグを持越しているゲームにおいては、2枚役図柄(チェリー単独図柄)あるいは15枚役図柄(サン図柄)を表示すると共に、対応するフラグの持越期間の残りゲーム数を表示する。
図5(a)に示す例では、2枚役フラグの持越期間の残りゲーム数は「3」であることが示されている。この場合、15枚役を持越していないことから、15枚役の残りゲーム数の表示領域には「−」が表示されている。
従って、遊技者は、2枚役フラグが持越され、その持越期間の残りゲーム数は「3」であることが分るので、2枚役を狙うようになる。
ゲームの結果、最初の持越ゲームで2枚役に入賞した場合は、制御部19は、図7の入賞判定処理において、小役入賞したと判定し(B8:YES)、2枚のメダルを払出してから(B9)、2枚役フラグをオフする(B10)。この場合、小役持越処理を実行するにしても、2枚役フラグはオフしているので、何も実行することはなくリターンする。
これに対して、最初の持越ゲームで2枚役に入賞しなかった場合は(B8:NO)、図8の小役持越処理において、2枚役持越カウンタをインクリメントする(C3)。これにより、2枚役持越カウンタは「2」となる。
2回目の持越ゲームにおいても2枚役が入賞しなかった場合は、小役持越処理において2枚役持越カウンタは「3」となり(C3)、さらに3回目の持越ゲームにおいても2枚役が入賞しなかった場合は、2枚役持越カウンタが「3」となっていることから(C2:YES)、2枚役フラグをオフし(C4)、2枚役持越カウンタを「0」にリセットしてから(C5)、リターンする。
従って、次のゲームにおいて、小役持越処理が行われるにしても、2枚役フラグはオフしているので、何も実行されることはない。従って、遊技者は、持越期間において2枚役を入賞することができなかった場合は、2枚役を取りこぼしたことになる。
以上のような動作は、15枚フラグがオンしている場合も同様に行われる(C6〜C10)。
ところで、2つ以上の内部当選フラグが同時にオンしている場合は、制御部19は、次のように処理する。
即ち、制御部19は、図6の図柄引込処理において、内部当選フラグが2つ以上となった場合は(A3:YES)、優先フラグ、すなわち優先して引き込む内部当選フラグを決定する(A4)。
制御部19は、以下の条件1、2および3に基づいて優先フラグを決定するようになっている。
条件1:通常状態では、リプレイ>ボーナス>小役の順で優先フラグを決定する。リプレイ役フラグは全ての内部当選フラグの中で最優先されるフラグであり、リプレイ役フラグが成立したゲームでは必ずリプレイ役のみが入賞する。
条件2:2枚役フラグあるいは15枚役フラグを持越している状態で10枚役フラグが成立した場合には、15枚役>10枚役あるいは10枚役>2枚役の順で優先フラグを決定する。すなわち、入賞時の払出枚数が多い方を優先フラグとして決定する。
条件3:2枚役フラグ及び15枚役フラグを重複して持越している状態では、持越期間の残りゲーム数が少ない小役フラグを優先して優先フラグを決定する。ただし、小役指定ボタン6の操作により何れか一方が優先小役として指定されている場合には、持越期間の残りゲーム数に関わらず、その優先小役として指定されている小役フラグを優先フラグとして決定する。
制御部19は、上記の条件1、2及び3に基づいてステップA4で優先フラグを決定すると、優先フラグに対応する停止テーブルを参照して図柄の停止位置を決定する(A5)。
図5(b)に示すように、2枚役の残りゲーム数が3、15枚役の残りゲーム数が2の場合は、15枚役フラグを優先フラグに決定し、15枚役が入賞するように引込制御を実行する。
一方、遊技者によっては、例えば目押しが苦手な小役のフラグを優先フラグに設定したい場合があり、このような場合は、小役指定ボタン6を操作して所望の優先小役を指定する。
制御部19は、小役指定ボタン6の操作により遊技者が優先小役を指定した場合は、図5(c)に示すように、指定された優先小役に対応して優先マークM1を表示する。図5(c)では、遊技者が指定した優先小役は2枚役であることが示されている。なお、優先フラグとして決定された内部当選フラグに対応する図柄が引込範囲内に存在しないため、その図柄を入賞ライン上に引き込むことができない場合には、条件1〜3に従って次に優先される内部当選フラグに対応する図柄を入賞ライン上に引き込む制御を実行する。例えば、2枚役フラグと15枚役フラグとが同時に成立しており、2枚役フラグが優先フラグとして決定されたゲームにおいて、左リール3aの1番〜3番(図3参照)が表示窓2に表示されているときに左ストップボタン12が操作されたときは、その図柄の位置から4図柄以内(引込範囲内)に2枚役の図柄が存在しない。従って、15枚役フラグに対応する図柄(1番の図柄)を表示窓2内に停止させることになる。
以上に説明したように、本実施形態によれば、スロットマシン1は、持越役である2枚役フラグあるいは15枚役フラグを成立させたゲームでそれらのフラグに対応した役が入賞しなかった場合は、当該フラグを成立させたゲーム後の最大3ゲームだけ入賞しなかったフラグを持越可能とすると共に、それらの小役フラグを同時に持越している状態においては、引込制御を実行する際に、持越期間の残存期間が短い小役フラグに対応する図柄を優先的に引き込んで停止表示させるように構成されているので、持越役である2枚役あるいは15枚役を取りこぼしたとしても、遊技者は3ゲームを消化するまでの持越期間において2枚役あるいは15枚役の入賞を狙うようになり、2枚役あるいは15枚役の取りこぼしによる損失を適度に抑制しながら,遊技性が低下してしまうことを防止することができる。
また、2枚役フラグおよび15枚役フラグが重複して持越されているとき、持越期間の残りゲーム数が短い小役フラグに対応する図柄を優先的に引き込むように構成したので、2枚役あるいは15枚役の取りこぼしによる損失の抑制効果を高めることができる。
さらに、2枚役フラグおよび15枚役フラグが重複して持越されているとき、優先して引き込む図柄を遊技者が指定可能に構成したので、例えば目押しが苦手な小役のフラグに対応する図柄であっても、より一層取りこぼしによる損失を抑制することができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
持越し可能な小役の種類は上記した実施形態の例に限定されることなく、様々な種類を設定しても良い。また、持越し可能な期間を任意に設定しても良い。さらに、小役の種類毎に異なる持越し可能な期間を設定しても良い。
小役を持越しているときはその小役の抽選を実行しないようにしたが、抽選を実行するようにしても良い。その場合、持越している小役が再度内部当選したときには、再当選回数を蓄積(ストック)し、その蓄積した回数分だけ入賞可能としても良い。
小役の持越し可能ゲーム数にリプレイゲームを含めないようにしたが、リプレイゲームを含めるようにしても良い。
三種類以上の小役フラグを持越し可能としても良い。その場合、引込制御の優先順位を三段階以上で設定できるようにしても良い。
取りこぼしの発生状況に応じて優先小役を自動的に設定しても良い。すなわち、取りこぼしの発生回数を小役毎に計数し、その取りこぼし回数が多い順に引込制御の優先順位を設定しても良い。その場合、引込制御の優先順位を遊技者に対して表示しても良い。
本発明の一実施形態におけるスロットマシンの電気的構成を示す機能ブロック図 スロットマシンの正面図 各リールの図柄配列を示す図 内部当選役を示す図 遊技データが表示される態様を示す図 図柄引込処理のフローチャート 入賞判定処理のフローチャート 小役持越処理のフローチャート
符号の説明
図面中、1はスロットマシン、3はリール(図柄変動表示手段)、6は小役指定ボタン(優先小役指定手段)、11はスタートレバー(ゲーム開始操作手段)、12は左ストップボタン(停止操作手段)、13は中ストップボタン(停止操作手段)、14は右ストップボタン(停止操作手段)、19は制御部(内部抽選手段、遊技媒体付与手段、ボーナス役フラグ持越手段、小役フラグ持越手段、表示制御手段)である。

Claims (2)

  1. 複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を変動表示する図柄変動表示手段と、
    遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
    前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
    複数の前記図柄表示領域に停止表示された図柄の組み合わせが入賞図柄である場合に、その入賞図柄に対応する数の遊技媒体数を遊技者に付与する遊技媒体付与手段と、
    ゲームの開始に応じて、複数種類の小役及びボーナス役の中から内部当選役を決定するための抽選を実行し、内部当選役のフラグを成立させる内部抽選手段と、
    前記内部抽選手段がボーナス役フラグを成立させたゲームで当該ボーナス役が入賞しなかったときは、当該ボーナス役が入賞するまで当該ボーナス役フラグを持越すボーナス役フラグ持越手段と、
    前記内部抽選手段が小役フラグを成立させたゲームで当該小役が入賞しなかったときは、予め定められた持越期間だけ当該小役フラグを持越す小役フラグ持越手段と、
    前記内部当選役のフラグに対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで停止表示させる引込制御を実行する表示制御手段と、を備えたスロットマシンであって、
    前記表示制御手段は、前記小役フラグ持越手段が複数種類の小役フラグを同時に持越している状態においては、前記引込制御を実行する際に、前記持越期間の残存期間が短い小役フラグに対応する図柄を優先的に引き込んで停止表示させることを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記小役フラグ持越手段が複数種類の小役フラグを同時に持越している状態において優先的に入賞させる小役である優先小役を遊技者が指定するための優先小役指定手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記引込制御を実行する際に、前記優先小役指定手段により指定された優先小役のフラグに対応する図柄を優先的に引き込んで停止表示させることを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
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